JP2002254185A - エアーバッグ用脆弱部の形成方法および装置 - Google Patents

エアーバッグ用脆弱部の形成方法および装置

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JP2002254185A
JP2002254185A JP2001054174A JP2001054174A JP2002254185A JP 2002254185 A JP2002254185 A JP 2002254185A JP 2001054174 A JP2001054174 A JP 2001054174A JP 2001054174 A JP2001054174 A JP 2001054174A JP 2002254185 A JP2002254185 A JP 2002254185A
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laser
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assist gas
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Tokuaki Shigematsu
徳昭 重松
Takeshi Nakamura
中村  剛
Keiki Tonai
啓輝 藤内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アシストガスのガス圧によって脆弱部に穿孔さ
れる貫通孔の直径が拡張することを防止して、精度良く
効率的にレーザビームによる穿孔作業を遂行することに
ある。 【解決手段】インパネ16の裏面30aに向かってレー
ザビームを照射することにより該インパネ16に対して
貫通孔加工を施す際、レーザビーム照射部位に対し、常
時、レーザ加工方向の上流側から且つレーザビームと別
位置からアシストガスを供給するガス供給用管体36を
配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを用
いて、自動車に装着されるエアーバッグシステムの脆弱
部を形成するエアーバッグ用脆弱部の形成方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車両等において、エアー
バッグシステムが普及するに至り、このエアーバッグシ
ステムには、衝撃吸収装置用空気袋として機能するエア
ーバッグが設けられている。前記エアーバッグは、折り
畳まれて収納容器内に収納され、センサによって車両の
衝突が検出されたとき、ガス発生器から供給されるガス
によって瞬時に膨張することにより、運転者あるいは乗
客の衝撃を吸収するクッションとして機能するものであ
る。
【0003】また、前記エアーバッグは、例えば、ステ
アリングホイールカバーまたはインストルメントパネル
等の内装部品中に隠された状態で取着され、該エアーバ
ッグが膨張することによりエアーバッグ展開用のドアパ
ネルが強制的に開かれて収納容器の外部に露呈する。
【0004】この場合、前記ドアパネルの開放を確実に
するために、内装カバーのドアパネルには、例えば、
溝、小孔等からなる所定の加工パターンによって脆弱部
が形成されている。
【0005】ところで、前記脆弱部を形成する方法とし
て、例えば、特開平8−282420号公報には、エア
ーバッグ展開用開口部の自動車用内装カバーのドアパネ
ルに対しレーザビームによって部分的に溝を形成するこ
とにより、後加工によって脆弱部を形成する方法が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術に係る特開平8−282420号公報に開示さ
れた技術的思想では、レーザ衝突エリアに形成される刻
み線に向かって、例えば、窒素またはアルゴン等のアシ
ストガスを供給する自由流れガスシステムが設けられ、
レーザビームによって穿孔される貫通孔の直径が前記ア
シストガスのガス圧によって拡張され、予め設定された
直径よりも大なる直径を有する貫通孔が形成されるとい
う不具合がある。
【0007】すなわち、前記アシストガスは、レーザビ
ームの照射部位における焦げおよび局部燃焼を防止する
機能を営むものであるが、アシストガスのガス圧がレー
ザビームの照射部位に作用することによりインストルメ
ントパネルの裏面側から穿孔された貫通孔の口径が大き
くなり、インストルメントパネルの表面側から前記貫通
孔が目視できるために外観品質が劣るという不具合があ
る。
【0008】この場合、レーザビームによって穿孔され
る貫通孔の直径を小さくするために、アシストガスのガ
ス圧を降下させることが考えられるが、レーザ加工時に
発生する燃焼ガスを効果的に吹き飛ばすことができず、
残留する燃焼ガスにレーザ光が吸収されてしまい、均一
で効率的なレーザ加工ができないという他の問題が発生
する。
【0009】また、エアーバッグ脆弱部の形成装置とし
ては、ロボットのアームにレーザビーム発振器を装着す
る構成が考えられるが、前記レーザビーム発振器は、精
密部品の集合体からなり、しかも、重量物であることか
らロボットのアームにレーザビーム発振器を装着するこ
とに困難を伴う。さらに、レーザビームを検知するため
のセンサを保持するブラケットが必要になるとともに、
被加工物がインストルメントパネル等の複雑な形状物で
ある場合には、加工位置が制限され、加工精度が劣化す
るという不具合がある。
【0010】本発明は、前記の不具合を考慮してなされ
たものであり、アシストガスのガス圧によって脆弱部に
穿孔される貫通孔の直径が拡張することを防止して、精
度良く効率的にレーザビームによる穿孔作業を遂行する
ことが可能なエアーバッグ用脆弱部の形成方法および装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、エアーバッグ用脆弱部を複数の貫通孔
によって形成する方法において、ワークの裏面に向かっ
てレーザビームを照射することにより該ワークに対して
貫通孔加工を施す際、レーザビーム照射部位に対し、常
時、レーザ加工方向の上流側から且つレーザビームと別
位置からアシストガスを供給することを特徴とする。
【0012】本発明によれば、レーザビーム照射部位に
対し、常時、レーザ加工方向の上流側から且つレーザビ
ームと別位置からアシストガスが供給されるため、レー
ザビームの照射部位に対してガス圧が直接的に作用する
ことがなく、レーザビームによって穿孔される貫通孔の
直径が拡張することが阻止される。この結果、外観品質
が良好なエアーバッグが得られる。
【0013】また、本発明は、基台部側に固定され、ワ
ークに対してレーザビームを照射するレーザヘッドと、
前記レーザヘッドと所定間隔対向して設けられ、ワーク
を通過したレーザビームを検出するセンサが配設された
レーザデティクタと、前記レーザヘッドとレーザデティ
クタとの間にワークを臨ませ、前記ワークをレーザヘッ
ドおよびレーザデティクタに対し加工部位に沿って変位
させる変位機構と、前記レーザヘッドを中心として所定
の方向に回動自在に設けられ、レーザビーム照射部位に
対し、常時、レーザ加工方向の上流側から且つレーザビ
ームと別位置からアシストガスを供給するアシストガス
供給手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、レーザヘッドを中心とし
て所定の方向に回動自在なアシストガス供給手段を設
け、所望の加工パターンに対応させて前記アシストガス
供給手段を所定角度回動させることにより、常時、レー
ザ加工方向の上流側から且つレーザビームと別位置から
アシストガスを供給することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るエアーバッグ用脆弱
部の形成方法について、これを実施する装置との関連で
好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【0016】図1乃至4において、参照数字10は、本
発明の実施の形態に係るエアーバッグ用脆弱部の形成方
法を実施するレーザ加工装置を示す。なお、図1は、レ
ーザ加工装置10の正面図、図2は、レーザ加工装置1
0の一部省略左側面図、図3は、レーザ加工装置10の
一部省略平面図、図4は、図1のIV−IV線に沿った
横断面図である。
【0017】このレーザ加工装置10は、基台部12に
固定され、ヘッド部(レーザヘッド)14からワークで
あるインストルメントパネル16(以下、インパネ16
という)(図6参照)に対してレーザビームを照射する
ことにより、所定の加工パターンに沿って複数の貫通し
た小孔を穿孔するレーザビーム発振部18と、後述する
シリンダ20を介してヘッド部14に沿って進退自在
(図2の矢印X方向)に設けられ、前記レーザビームの
照射部位に対してアシストガスを供給するアシストガス
ユニット(アシストガス供給手段)22とを含む。
【0018】さらに、レーザ加工装置10は、前記基台
部12に固定されたコ字状の支柱24の中央部に支持さ
れ、前記アシストガスユニット22および後述する回動
機構26をヘッド部14の軸線方向に沿って進退動作さ
せるシリンダ20と、前記ヘッド部14の軸芯を回動中
心としてアシストガスユニット22を所定方向に向かっ
て回動させる回動機構26と、インパネ16に穿孔され
た貫通孔を通過したレーザビームを検知する図示しない
センサが配設され、図示しないシリンダの駆動作用下に
レーザビーム発振部18に向かって接近または離間自在
に設けられたレーザデティクタ28(図5および図6参
照)とを備える。
【0019】なお、前記インパネ16は、図7に示され
るように、レーザビームが照射される側を裏面30aと
し、レーザデティクタ28と対峙する側が表面30bと
なるように保持される。また、前記インパネ16は、例
えば、図示しない複数のアクチュエータまたはロボット
の駆動作用下にXYZの3軸方向に沿って変位自在に設
けられ、脆弱部の加工パターンにしたがってインパネ1
6を所定のピッチだけ変位させて穿孔位置を位置決めし
ている。
【0020】アシストガスユニット22は、略ドーナツ
状に形成され、内部にガス通路およびガス吸引通路が形
成されたユニット本体32と、噴出口34がヘッド部1
4側に向かって設けられ、インパネ16のレーザビーム
照射部位に対して所定のガス圧からなるアシストガスを
噴出するガス供給用管体36と、吸引口38がヘッド部
14を間にして噴出口34と対峙するように設けられ、
インパネ16のレーザビーム照射部位に対して噴出され
たアシストガスを吸引する複数のガス吸引用管体40と
を有する。
【0021】なお、前記ガス供給用管体36およびガス
吸引用管体40は、可撓性チューブ等によって撓曲自在
に形成されると好適であり、単数あるいは複数個設ける
とよい。
【0022】前記ユニット本体32は、図4に示される
ように、後述するシリンダ20の連結プレート42に連
結されて該ユニット本体32を支持する円筒状部材44
と、環状のベアリング部材46を介して前記円筒状部材
44の周方向に沿って回動自在に設けられた環状体48
とから構成され、さらに、ユニット本体32の外周部に
は、ガス通路およびガス吸引通路にそれぞれ連通する複
数のチューブ50a、50bをガイドする複数のガイド
片51が所定角度離間して周方向に沿って連結されてい
る。
【0023】前記シリンダは、図2および図3に示され
るように、両ロッドタイプの一組のピストンロッド52
a、52bが略平行に配設され、前記ピストンロッド5
2a、52bの両端部には一組の支持ブロック54a、
54bがそれぞれ連結される。前記支持ブロック54b
には、連結プレート42を介してアシストガスユニット
22が一体的に連結される。従って、アシストガスユニ
ット22は、シリンダ20の駆動作用下に、基台部12
に固定されたレーザビーム発振部18のヘッド部14に
沿って矢印X方向に所定距離だけ変位自在に設けられて
いる。
【0024】回動機構26は、図4に示されるように、
回転駆動源56と、前記回転駆動源56の回転軸56a
に連結された小径な第1ギヤ58と、前記第1ギヤ58
の歯部に噛合する歯部が形成された大径な第2ギヤ60
とを有する。前記第2ギヤ60は、ユニット本体32の
環状体48に連結され、一体的に回動するように設けら
れている。従って、回転駆動源56の回転駆動力は、第
1および第2ギヤ58、60を介してユニット本体32
に伝達され、前記ユニット本体32を構成する環状体4
8がベアリング部材46の転動作用下に周方向に沿って
回動する。
【0025】本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置
10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0026】先ず、初期位置では、図5に示されるよう
に、アシストガスユニット22に付設されたガス供給用
管体36およびガス吸引用管体40とレーザデティクタ
28との離間距離が大きく設定された状態にあり、噴出
口34および吸引口38とレーザデティクタとの間にイ
ンパネ16をセットする。前記インパネ16をセットし
た後、シリンダ20を駆動させて連結プレート42の変
位作用下に回転駆動源56およびアシストガスユニット
22をそれぞれ一体的にインパネ16側に向かって接近
させるとともに、図示しないシリンダを駆動させレーザ
デティクタ28をインパネ16側に向かって接近させる
(図6参照)。
【0027】この場合、レーザビームの照射部位に対し
てアシストガスを噴出するガス供給用管体36の噴出口
34は、所望の加工パターンに対応して複数の貫通孔が
順次形成される加工方向の上流側に臨む位置となり、こ
れとは反対にガス吸引用管体40の吸引口38は、前記
加工方向の下流側に臨む位置となる(図7参照)。
【0028】換言すると、ガス供給用管体36の噴出口
34は、インパネ16に未だ貫通孔が穿孔されておら
ず、次にレーザビームが照射されて貫通孔が穿孔される
予定の加工部位側に臨むように設けられ、ガス吸引用管
体40の吸引口38は、レーザビームを間にして前記噴
出口34の反対側に臨むように設けられる。
【0029】そこで、レーザビーム発振部18を付勢
し、ヘッド部14からワークであるインパネ16の裏面
30aに向かってレーザビームが照射されることによ
り、前記インパネ16に対するレーザ加工が施される。
【0030】ヘッド部14から照射されたレーザビーム
によってインパネ16の裏面30a側から徐々に穿孔が
開始されて、インパネ16の裏面30aと表面30bと
が貫通するに至る。その際、インパネ16の貫通孔を通
過したレーザビームがレーザデティクタ28の図示しな
いセンサによって検知され、前記センサから導出される
検出信号に基づいて図示しないコントローラがレーザビ
ーム発振部18に対してレーザビームの照射を停止する
信号を入力することにより、前記インパネ16に対する
1個の貫通孔の穿孔加工が終了する。
【0031】続いて、脆弱部の加工パターンに対応して
次に穿孔すべき位置にインパネ16を所定のピッチだけ
変位させて位置決めし、穿孔加工を連続して遂行するこ
とにより、脆弱部が形成される。
【0032】本実施の形態では、図7に示されるよう
に、インパネ16に対してレーザビームを照射して穿孔
する際、加工方向の上流側に配置され且つレーザビーム
の照射位置とは異なる位置に設けられたガス供給用管体
36の噴出口34からアシストガスが噴出され、前記噴
射されたアシストガスは、矢印A方向に沿って既に穿孔
された貫通孔の壁面62に当接した後にレーザビームの
照射部位側に向かって流通するため、レーザビームの照
射部位に対してガス圧が直接的に作用することがなく、
穿孔される貫通孔の直径が拡張することを防止すること
ができる。従って、インパネ16の表面30b側から見
た場合に目視できないような小さな貫通孔を精度良く且
つ効率的にレーザ加工することができる。
【0033】なお、レーザビームの照射部位に噴射され
たアシストガスは、加工方向の下流側に配置された複数
のガス吸引用管体40の吸引口38から吸引され、環境
の清浄性を保持することができる。
【0034】これに対して、図8に示されるように、加
工方向の下流側にガス供給用管体36の噴出口34が配
置された比較例では、噴出口34から噴射されたアシス
トガスのガス圧が矢印B方向に沿って流通することによ
りレーザビームの照射部位に直接的に作用し、穿孔され
る貫通孔の直径を拡張させるおそれがある。
【0035】なお、図8に示される比較例では、加工方
向の下流側の斜め方向から図8中の右下に向かってアシ
ストガスを噴射しているが、加工方向の下流側の横方向
からアシストガスを噴射した場合にも、前記と同様の不
具合があることは勿論である。
【0036】本実施の形態では、レーザビーム発振部1
8のヘッド部14を固定し、前記ヘッド部14を回転中
心としてガス供給用管体36を周方向に沿って所定角度
だけ回動させることができる。従って、本実施の形態で
は、脆弱部の加工パターンに対応してガス供給用管体3
6を周方向に沿って所定角度だけ回動させることによ
り、ガス供給用管体36の噴出口34が、常に、レーザ
ビームによる加工方向の上流側に臨むようにセットする
ことができる。従って、アシストガスのガス圧の影響に
よって穿孔される貫通孔の直径が拡張されることを阻止
し、エアーバッグの外観品質を向上させ、しかも精度良
く効率的にレーザビームによる穿孔作業を遂行すること
ができる。
【0037】また、本実施の形態では、レーザビームを
照射するヘッド部14を回転中心としてガス供給用管体
36を含むアシストガスユニット22全体が回動するよ
うに設けることにより、ワーク側を回動させることがな
く、脆弱部の種々の加工パターンに対応することがで
き、汎用性を向上させることができる。
【0038】さらに、本実施の形態では、常時、加工方
向の上流側からアシストガスをレーザビームの照射部位
に対して供給することにより、燃焼ガスを効果的に吹き
飛ばすことができ、加工品質が均一なレーザ加工を施す
ことができる。
【0039】さらにまた、本実施の形態では、ガス供給
用管体36と反対側である加工方向の下流側にガス吸引
用管体40を配置することにより、吹き飛ばされた燃焼
ガスを効果的に回収することができるという利点があ
る。
【0040】なお、常時とはいえ、加工工程の途中であ
ってもレーザ照射を行わないときは、アシストガスを供
給させる必要がない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0042】すなわち、アシストガスのガス圧の影響に
よって穿孔される貫通孔の直径が拡張されることを阻止
し、エアーバッグの外観品質を向上させ、しかも精度良
く効率的にレーザビームによる穿孔作業を遂行すること
ができる。
【0043】また、レーザビームを照射するレーザヘッ
ドを回転中心としてアシストガス供給手段が所定方向に
回動自在に設けられることにより、ワーク側を回動させ
ることがなく、脆弱部の種々の加工パターンに対応する
ことができ、汎用性を向上させることができる。
【0044】さらに、常時、加工方向の上流側からアシ
ストガスをレーザビームの照射部位に対して供給するこ
とにより、燃焼ガスを効果的に吹き飛ばすことができ、
加工品質が均一なレーザ加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に形態に係るエアーバッグ用脆弱
部の形成方法を実施するレーザ加工装置の正面図であ
る。
【図2】図1に示すレーザ加工装置の左側面図である。
【図3】図1に示すレーザ加工装置の平面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った横断面図である。
【図5】図1に示すレーザ加工装置の初期位置を示す動
作説明図である。
【図6】図5の初期位置の状態において、インストルメ
ントパネルをセットした後、アシストガスユニットおよ
びレーザデティクタをそれぞれインストルメントパネル
側に向かって接近させた状態の動作説明図である。
【図7】図1に示すレーザ加工装置によってインストル
メントパネルの裏面側からレーザビームを照射して貫通
孔を形成した状態の縦断面図である。
【図8】比較例に係る貫通孔を形成した状態の縦断面図
である。
【符号の説明】
10…レーザ加工装置 14…ヘッド部 16…インストルメントパネル 18…レーザビー
ム発振部 20…シリンダ 22…アシストガ
スユニット 24…支柱 26…回動機構 28…レーザデティクタ 30a…裏面 30b…表面 32…ユニット本
体 34…噴出口 36…ガス供給用
管体 38…吸引口 40…ガス吸引用
管体 42…連結プレート 56…回転駆動源 58、60…ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤内 啓輝 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D054 BB09 FF17 4E068 AF02 CC01 CH07 CJ01 DA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーバッグ用脆弱部を複数の貫通孔によ
    って形成する方法において、 ワークの裏面に向かってレーザビームを照射することに
    より該ワークに対して貫通孔加工を施す際、レーザビー
    ム照射部位に対し、常時、レーザ加工方向の上流側から
    且つレーザビームと別位置からアシストガスを供給する
    ことを特徴とするエアーバッグ用脆弱部の形成方法。
  2. 【請求項2】基台部側に固定され、ワークに対してレー
    ザビームを照射するレーザヘッドと、 前記レーザヘッドと所定間隔対向して設けられ、ワーク
    を通過したレーザビームを検出するセンサが配設された
    レーザデティクタと、 前記レーザヘッドとレーザデティクタとの間にワークを
    臨ませ、前記ワークをレーザヘッドおよびレーザデティ
    クタに対し加工部位に沿って変位させる変位機構と、 前記レーザヘッドを中心として所定の方向に回動自在に
    設けられ、レーザビーム照射部位に対し、常時、レーザ
    加工方向の上流側から且つレーザビームと別位置からア
    シストガスを供給するアシストガス供給手段と、 を備えることを特徴とするエアーバッグ用脆弱部の形成
    装置。
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