JP2002252205A - 半導体製造装置のパーティクル除去装置及びパーティクルの除去方法 - Google Patents
半導体製造装置のパーティクル除去装置及びパーティクルの除去方法Info
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Abstract
基板に付着しないようにした装置を提供する。 【解決手段】 半導体製造装置の処理室のガス排気口を
導電性部材で形成し、この導電性部材に負電圧を印加す
ることで、処理室内の帯電したパーティクルを除去する
ことを特徴とする。
Description
パーティクル除去装置及びパーティクルの除去方法に係
わり、特に、プロセス中に発生するパーティクルのウェ
ハ上への落下を防止した半導体製造装置のパーティクル
除去装置及びパーティクルの除去方法に関する。
いたプロセスで発生するパーティクルは、歩留まりや装
置の稼働率を下げる大きな要因になる。パーティクル
は、プロセス装置内に付着した反応生成物が剥離した
り、プラズマ中で反応生成物が成長して発生する。この
ようなパーティクルが基板に落下することを防止するた
め、特開平5−29272号公報や特開平7−5803
3号公報に記載されたように、プロセス終了後の基板を
覆うカバーを取り付けた装置が提案されている。図9
(a)は、従来のプラズマエッチング装置を示す図であ
り、図9において、2100は処理室であり、この処理
室2100内に加工用上部電極2200と加工用下部電
極2300とが設けられ、加工用上部電極2200は接
地され、又、加工用下部電極2300には高周波電源2
400が接続されている。
900により絶縁された状態で静電チャック電極270
0が設けられ、この静電チャック電極2700に電源2
600から電圧を印加することで半導体基板3000を
固定するようにしている。又、処理室2100にはガス
の導入口3100とガスの排出口3200とが設けられ
ている。又、半導体基板3000上にパーティクルが付
着しないようにカバー3600が設けられている。
ッチングプロセスでの一般的な装置稼働サイクルを図9
(b)に示す。これは1枚の基板を処理するサイクルを
表している。搬送口3800から基板3000が処理室
2100内に搬送されると、プロセスガスを導入口31
00から供給し、処理室2100内の圧力が規定値とな
ったところで電源2400から高周波電圧を印加し、プ
ラズマを発生させて基板3000をエッチングする。同
時に、基板3000を静電チャックにより固定する。エ
ッチング終了後、高周波電圧、プロセスガス供給、静電
チャックを同時に停止する。数秒後、プロセスガスの速
やかな排出を目的として、エッチングに寄与しない不活
性ガスをパージガスとして一定時間供給する。処理が終
了した基板3000は、搬送口3800より処理室21
00外へ搬送される。
ルが基板3000に付着するのを防止するために、基板
3000の上にカバー3600が設けられているが、発
明者らの実験によると、プラズマを用いた半導体製造プ
ロセスにおいて、パーティクルが基板上へ落下するタイ
ミングは、半導体製造装置の稼働状態と密接な関係があ
ることがわかった。即ち、上述した従来のものは、基板
3000をカバーするタイミングについて一切考慮され
ておらず、パーティクルの基板への付着を十分に防止で
きないという重大な欠点があった。
した従来技術の欠点を改良し、特に、基板上に設けられ
たカバーを基板の加工状態に合わせてタイミング良く制
御することでプラズマを利用した半導体装置内で発生す
るパーティクルが基板上に付着しないようにした新規な
半導体製造装置のパーティクル除去装置及びパーティク
ルの除去方法を提供するものである。また、本発明の他
の目的は、パーティクルが正帯電しているという特長を
利用して、カバー等を使用せずにパーティクルが基板上
に付着しないようにした新規な半導体製造装置のパーテ
ィクル除去装置及びパーティクルの除去方法を提供する
ものである。
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる半
導体製造装置のパーティクル除去装置の第1態様は、エ
ッチング処理室と、この処理室内に設置された上部電極
と下部電極とからなる一対の加工電極と、加工される基
板を前記下部電極上に固定するサセプタとを備え、プロ
セスガスを前記エッチング処理室内に導入し、前記加工
電極に所定の電圧を印加することで、プラズマ化して前
記サセプタ上の基板を加工する半導体製造装置におい
て、前記処理室のガス排気口を導電性部材で形成し、こ
の導電性部材に負電圧を印加することで、前記処理室内
の帯電したパーティクルを除去することを特徴とするも
のであり、又、第2態様は、エッチング処理室と、この
処理室内に設置された上部電極と下部電極とからなる一
対の加工電極と、加工される基板を前記下部電極上に固
定するサセプタとを備え、プロセスガスを前記エッチン
グ処理室内に導入し、前記加工電極に所定の電圧を印加
することで、プラズマ化して前記サセプタ上の基板を加
工する半導体製造装置において、前記基板周辺部にパー
ティクルを除去するためのパーティクル除去電極を設
け、この電極に前記下部電極のセルフバイアス電圧と同
等の負電圧を印加すると共に、前記負電圧は、前記基板
搬送中に印加されることを特徴とするものであり、又、
第3態様は、前記パーティクルの発生を検出するための
レーザ装置を設け、前記レーザ装置のレーザ光を前記上
部電極近傍に照射して、前記処理室内のパーティクルの
発生を検出すると共に、前記検出結果に基づき前記パー
ティクル除去電極に負電圧を印加するための第3の制御
手段を設けたことを特徴とするものであり、又、第4態
様は、前記パーティクル除去電極は、導電性の板体で形
成したことを特徴とするものであり、又、第5態様は、
前記パーティクル除去電極は、導電性を有する格子状を
なした電極であることを特徴とするものであり、又、第
6態様は、前記負電圧は、エッチング終了後に印加され
ることを特徴とするものである。
ティクル除去方法の態様は、エッチング処理室と、この
処理室内に設置された上部電極と下部電極とからなる一
対の加工電極と、加工される基板を前記下部電極上に固
定するサセプタとを備え、プロセスガスを前記エッチン
グ処理室内に導入し、前記加工電極に所定の電圧を印加
することで、プラズマ化して前記サセプタ上の基板を加
工する半導体製造装置において、前記処理室内にパーテ
ィクル除去用のパーティクル除去電極を設け、前記基板
のエッチング終了後、パーティクル除去電極に負電圧で
前記加工電極の下部電極に現れるセルフバイアスと同等
の電位を印加し、前記パーティクル除去電極へ負電圧を
印加した後、処理室内のエッチングガスを排気すること
を特徴とするものである。
パーティクル除去装置は、上部電極と下部電極間に高周
波電圧を印加して処理室内をプラズマ化することで前記
処理室内の基板を加工すると共に、前記基板を覆うカバ
ーを設け、このカバーを閉状態にすることで前記基板を
覆い、処理室内のパーティクルが前記基板に付着するこ
とを防止した半導体製造装置において、前記カバーの駆
動タイミングを制御する第1の制御手段を設け、この制
御手段が前記高周波電圧の印加を停止する直前に前記カ
バーを開状態から閉状態に制御することを特徴とするも
のであり、又、前記半導体製造装置に設けられた基板の
搬送装置の搬送動作に同期させて前記カバーを閉状態か
ら開状態に制御することを特徴とするものである。従っ
て、パーティクルが発生する直前にカバーを駆動して基
板を覆うから、パーティクルの基板への付着を効果的に
防止する。更に、カバーに適当な電位を付与すること
で、カバーが集塵作用を有するようになるから、より効
果的にパーティクルの基板への付着を防止できる。
明する。図21に、プラズマ中でのパーティクルの振る
舞いを捉えた写真を、装置の模式図に挿入した図を示
す。この図の右端がプロセス装置の中央付近に相当し、
左端がプロセス装置の壁付近に相当する。パーティクル
は、図21の上部電極近傍のシース領域にトラップさ
れ、プラズマが切れた瞬間に、アフターグロープラズマ
のポテンシャルを感じて、上部電極付近では、外側の壁
の方向へと飛んでいくが、チャンバの中央付近では、プ
ラズマの外側に沿って、下方へと落下し、下部電極すな
わちウェハ近傍では、負の電位を持つセルフバイアス電
圧によって、ウェハ方向へと飛んでいくことがわかる。
これらの結果から、パーティクルは正に帯電しており、
このことを利用して、パーティクルを静電誘導的に除去
する手法が本発明の根拠となっている。
パーティクルの数と、そのときの装置の稼働状態との関
係の例を図9(b)に示す。なお、図9(a)に示す装
置は、平行平板型の加工用電極を備えた従来のエッチン
グ装置である。図9(b)は、1枚の基板を処理するサ
イクルを表している。搬送口から基板が処理室内に搬送
されると、プロセスガスを供給し、処理室内の圧力が規
定値となったところで高周波電圧を印加し、プラズマを
発生させて基板をエッチングする。この時、基板は下部
加工電極上のサセプタに固定される。エッチング終了
後、高周波電圧、プロセスガス、基板の静電吸着を同時
に停止する。数秒後、プロセスガスの速やかな排出を目
的として、エッチングに寄与しない不活性ガスをパージ
ガスとして一定時間供給するため、処理室内の圧力が上
昇する。処理が終了した基板は、搬送口より処理室外へ
搬送される。図中、楕円で表したパーティクルPの数
は、エッチング装置の処理室にレーザ光を導入して基板
上空を照射し、レーザ光を横切ったパーティクルからの
散乱光をCCDカメラで撮影し、同時にエッチング装置
の稼働状態を示す信号を取り込んで得られた結果であ
り、基板25枚を処理した場合の積算値である。
クルP発生は装置の稼働状態に明確に対応している。即
ち、エッチング中はパーティクルがほとんど発生してい
ないが、エッチング終了時に一時に多くのパーティクル
が発生し、また、パージガスの導入時にパーティクルの
発生する頻度が高い。パーティクルからの散乱光が捉え
られた画像を詳細に調べると、エッチング終了時のパー
ティクルの飛跡は基板に向かう傾向があり、パージガス
導入時は排気口方向へ向かう傾向があった。以上のこと
から、エッチング中は浮遊していたパーティクルが、エ
ッチング終了時に高周波電源が停止したために落下し、
プロセスガスの粘性流が小さいために、完全に除電され
ていない基板に向かって飛来すると考えられる。しか
し、エッチング終了の数秒後にはパージガスが導入さ
れ、パーティクルはパージガスとともに排気口に向かう
と考えられる。
バーをする、または、処理室内のパーティクルが正に帯
電していることを利用し、導電性の板やグリッドなどに
負の電位を与えることで、発生したパーティクルをトラ
ップ、または排気口方向へ移動させ、基板上に到達する
ことを防止するものである。
の制御方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1(a)は、本発明に係わる半導体製造装置の具
体例の構造を示す図であって、これらの図には、上部電
極2200と下部電極2300間に高周波電圧を印加し
て処理室2100内をプラズマ化することで基板300
0を加工すると共に、前記基板3000を覆うカバー3
600を設け、このカバー3600を閉状態にすること
で前記基板3000を覆い、パーティクルが前記基板3
000に付着するのを防止した半導体製造装置4000
において、
御する第1の制御手段200を設け、この制御手段20
0が前記高周波電圧の印加を停止する直前に前記カバー
3600を開状態から閉状態に制御する半導体製造装置
4000が示され、又、前記半導体製造装置4000に
設けられた基板の搬送装置1600の搬送動作に同期さ
せて前記カバー3600を閉状態から開状態に制御する
ことを特徴とする半導体製造装置4000が示されてい
る。
グ装置の全体の構成を示すブロック図であり、カバー3
600の駆動装置400、処理室内へエッチングガスを
供給するエッチングガス供給装置1200、エッチング
ガスを排出するためのパージガスを供給するパージガス
供給装置1300、処理室内の真空度を調整するための
真空度調整装置1400、処理室内のガスを排出するた
めのガス排出装置1500、基板の搬送をする基板搬送
装置1600、プラズマ生成用の高周波電源装置240
0、基板を固定するための静電チャック用の直流電源2
600をマイクロコンピュータ又はシーケンサ等の制御
装置1700で制御し、基板3000に所定の加工が施
されるように構成している。なお、第1の制御手段20
0、第2の制御手段300は制御装置1700内に含ま
れている。このように、本発明に用いられる半導体製造
装置は、カバー3600の制御を除く構成は従来の構成
と同じである。
生するパーティクルPの数と、エッチング装置の稼働状
態との関係を示すものである。図中、楕円で表したパー
ティクルPの数は、エッチング装置の処理室2100に
レーザ光を導入して基板3000上空を照射し、レーザ
光を横切ったパーティクルPの散乱光をCCDカメラで
撮影し、同時にエッチング装置の稼働状態を示す信号を
取り込んで得られた結果であり、基板25枚を処理した
場合の積算値である。エッチング中のパーティクルPの
発生は、装置の稼働状態に明確に対応している。即ち、
エッチング中はパーティクルがほとんど発生していない
が、エッチング終了時に多くのパーティクルが発生し、
また、パージガスの導入時にパーティクルの発生する頻
度が高い。
れた画像を詳細に調べると、エッチング終了時のパーテ
ィクルの飛跡は基板に向かう傾向があり、パージガス導
入時は排気口方向へ向かう傾向があった。以上のことか
ら、エッチング中は浮遊していたパーティクルが、エッ
チング終了時に高周波電源が停止したために落下し、プ
ロセスガスの粘性流が小さいために、完全に除電されて
いない基板に向かって飛来すると考えられる。しかし、
エッチング終了の数秒後にはパージガスが導入され、パ
ーティクルはパージガスとともに排気口に向かうと考え
られる。
たものである。下記の具体例1乃至具体例16は、すべ
て高周波電源を使用した、RFプラズマCVD装置、R
Fプラズマエッチング装置、RFプラズマスパッタリン
グ装置において、共通に適用可能である。ここでは、特
に明記しない限り、RFプラズマエッチング装置につい
て説明をするが、その他のRFプロセス装置について
も、同様である。
カバー動作タイミングのフローを図3(a)に示す。高
周波電圧を停止する直前t1に基板3000を覆うカバ
ー3600を閉じ、高周波電圧が停止した瞬間に 基板
3000に向かって落下するパーティクルをカバー36
00で受け止める。カバー3600はパーティクル発生
頻度の高いパージガス導入の間は閉じ、パージガスの導
入の停止後、処理の終了した基板が処理室2100外へ
搬送される直前t2にカバーを開く。このように、多く
のパーティクルPが基板に落下している間、カバー36
00は閉状態にあるから、確実に基板3000を覆い、
パーティクルPが付着するのを防止する。カバーの形状
は一枚の板状であっても、カメラのシャッターのような
複数の羽根状でもよい。また、本発明を適用する半導体
製造装置は、従来例のようなプラズマエッチング装置に
限らず、プラズマCVD装置などプラズマを用いて加工
する装置に適用できる。なお、カバーを開くタイミング
としては、図3(b)のように、処理の終了した基板が
処理室2100外へ搬送される直後t21でもよい。
あるカバー動作タイミングのフローを図4に示す。高周
波電圧を停止する直前t1に基板3000を覆うカバー
3600を閉じ、高周波電圧が停止した瞬間に基板に向
かって落下するパーティクルPをカバー3600で受け
止める。処理の終了した基板3000が処理室2100
外へ搬送された後、次の基板が処理室内に搬送される直
前t3にカバーを開く。こうして、カバーを動作させる
ことにより落下するパーティクルが基板に付着すること
を防止する。
あるカバー動作タイミングのフローを図5に示す。高周
波電圧を印加する直前t4に基板を覆うカバーを開き、
高周波電圧が停止する直前t1にカバーを閉じる。エッ
チング処理をしていないときはカバー3600を閉める
ことで、上部加工電極2200や処理室2100内壁か
ら剥離し落下するパーティクルをカバーで受け止め、パ
ーティクルが基板に付着することを防止する。なお、上
記のように構成する他、カバー3600が閉状態になっ
たことを検出する検出手段を設け、この検出手段の検出
結果により、高周波電源2400をオフにするように構
成してもよい。
あるカバー電位変化タイミングのフローを図6(a)に
示す。本発明の第1から第3までの具体例に加え、更
に、高周波電圧の印加を停止する直前t5からパージガ
スの導入の開始から数秒間の時間t6まで、カバー36
00に電位を与える。パーティクルは、高周波電圧の印
加を停止した直後にも、静電チャックの残留電荷で帯電
した基板に向かって落下することから、カバーの電位は
下部電極2300のセルフバイアス電位と同等か、符号
が一致して、且つ、絶対値がセルフバイアス電位より大
きい値を選ぶとよい。高周波電圧の印加を停止した直後
に発生するパーティクルは、カバー3600に向かって
落下し吸着する。パージガスを導入後に発生するパーテ
ィクルは、パージガスに流され排気口2200に向かっ
て落下するので、基板上に付着しない。カバー3600
の材質に関しては、処理室2100内壁と同じ伝導性の
ある材質、例えば、アルミ合金でもよく、又、発生する
パーティクルを減らすために金属電極の表面を酸化アル
ミニウムや酸化シリコンで覆ってもよい。なお、図6
(b)に示したように、パージガスが導入される直前t
61で、電位を付与するように構成しても良い。
あるカバー電位変化タイミングのフローを図7に示す。
本発明の第2と第3の具体例(図4、5)において、高
周波電圧の印加を停止する直前t7から処理の終わった
基板を処理室から搬出終了する時間t8まで、カバーに
電位を与える。カバーの電位は、下部電極2300のセ
ルフバイアス電位と同等か、符号が一致して絶対値がセ
ルフバイアス電位より大きい値を選ぶとよい。高周波電
圧の印加を停止した直後から搬送口が開くまで発生する
パーティクルはカバーに集塵され、基板上に付着しな
い。
あるカバー電位変化タイミングのフローを図8に示す。
本発明の第2、第3の具体例(図4、5)において、カ
バーを閉じはじめてからカバーを開くまで、カバーに電
位を与える。高周波電圧の印加中はカバー3600と下
部加工電極2300とを同電位にすることで、基板30
00とカバー3600の間では放電せず、基板の損傷や
カバーと基板の間でのパーティクルの発生を防止するこ
とができる。そして、高周波電圧の印加を停止した後
は、カバーの電位はセルフバイアス電位と同等か、符号
が一致して絶対値がセルフバイアス電位より大きい電位
を与える。なお、第1の具体例に、この具体例を適用し
ても良い。
用いられているエッチング装置の代表的な稼働状態の1
サイクルを図10に示す。エッチングは、基板と対向す
る上部電極兼ガス吹き出し板から塩素などの反応性の高
いプロセスガスを処理室内に導入し、一定圧力となった
ところで電極間に電圧を印加しプロセスガスをプラズマ
化してなされる。エッチングが終了すれば、高周波電圧
の印加とプロセスガスの導入を同時に停止し、数秒後に
反応性の低いハロゲンガスなどをパージガスとして導入
する。図11に示した本発明の第7の具体例のエッチン
グ装置では、エッチング終了時に、プロセスガスの供給
を停止する。この時、パーティクルは、正に帯電してい
ることがわかっており、これを利用し、処理室2100
内の上部電極2200と下部電極2300間に設けた導
電性のパーティクル除去電極11に負電位を与えること
によって、パーティクルを強制的に除去する。パーティ
クル除去電極11の形状については、プロセスに影響を
与えない限り、板又は格子状等の既存のどのような形状
を用いてもよい。高周波電圧の停止した瞬間に落下する
多数のパーティクルは、パーティクル除去電極11にト
ラップされ、基板3000への到達が防止される。な
お、エッチングの終了に同期して、電極11に負電位を
与える負電源410の電源制御手段420を設けるよう
に構成しても良い。
を用いて、パーティクルをトラップする機能を組み込ん
だエッチング装置である。半導体製造装置において、処
理中に発生する堆積物をチャンバ壁に付着させないため
の防着シールド板12がしばしば使用される。この防着
シールド板12は、加工電極2200、2300と処理
室2100側壁との間に設けられ、堆積物をこの防着シ
ールド板12に意図的に堆積させ、防着シールド板12
を交換することで、チャンバ内の清掃回数を低減するこ
とができるようにしたものである。防着シールド12は
導電性の金属などで作成されている場合が多く、この防
着シールド12をチャンバと電気的に絶縁状態にし、エ
ッチング終了時にプロセスガスの供給を停止し、防着シ
ールド12に負電位を与える。高周波電圧の停止した瞬
間に落下する多数の正帯電しているパーティクルは、負
電位を持っている防着シールド板12の電位ポテンシャ
ルによって引き寄せられ、最終的に防着シールド板12
の壁面にトラップされ、基板3000への到達が防止さ
れる。
るグリッド13を用いて、パーティクルをトラップする
機能を組み込んだエッチング装置である。即ち、グリッ
ド13を、加工電極2200、2300と処理室210
0側壁との間に設け、グリッド13をチャンバと電気的
に絶縁するように設置し、エッチング終了時にプロセス
ガスの供給を停止し、グリッド13に負電位を与える。
高周波電圧の停止した瞬間に落下する多数の正帯電して
いるパーティクルは、負電位を持っているグリッド13
の電位ポテンシャルによって引き寄せられ、最終的にク
リッド13にトラップされ、基板への到達が防止され
る。
部に設けたガス排気口14を導電性部材、例えば、金属
で形成し、このガス排気口14を電気的に絶縁状態にす
ることによって、パーティクルを排気口に導き、更に、
強制的に排気することで、パーティクルが基板上に落下
しないようにしたエッチング装置である。即ち、エッチ
ング終了時にプロセスガスの供給を停止すると、排気口
14に負電位が与えられ、これによって、高周波電圧の
停止した瞬間に落下する多数の正に帯電しているパーテ
ィクルは、負電位を持っている排気口14の電位ポテン
シャルによって引き寄せられ、最終的に排気され、基板
への到達が防止されるものである。
14近傍に導電性を有するグリッド13を設け、このグ
リッド13でパーティクルをトラップするようにしたエ
ッチング装置である。即ち、グリッド13をチャンバと
電気的に絶縁するように排気口14の前に設置し、エッ
チング終了時にプロセスガスの供給を停止し、グリッド
13に負電位を与える。高周波電圧の停止した瞬間に落
下する多数の正帯電しているパーティクルは、負電位を
持っているグリッド13の電位ポテンシャルによって引
き寄せられ、最終的にクリッド13にトラップされる
か、叉は排気口14から排気され、基板への到達が防止
される。
体例を示す。導電性を有するグリッド13を上部電極2
200と下部電極2300の間に設置し、電気的に浮い
た状態にしておく。こうすることで、プロセス中、即
ち、放電中は、グリッド13は、プラズマのポテンシャ
ルに追随し、フローティング状態となる。プロセス終了
時に、グリッド13に負電位を与えると、パーティクル
は、負電位を持っている電位ポテンシャルによって引き
寄せられるから、基板への到達が防止されるものであ
る。そして、この状態で半導体基板3000を搬送させ
る。
体例を示す。本具体例では、半導体基板3000に対し
て、充分に大きいプラズマPZを発生させるようにした
ものである。プラズマPZは、上部電極2200と下部
電極2300の直径に応じて生成されるので、図17の
場合、基板3000よりも、かなり外側までプラズマが
生成されることになる。このように、プラズマPZを基
板3000よりも大きくはみ出させることによって、パ
ーティクルはプラズマPZの周辺部に沿って落下し、基
板3000上へパーティクルが落下することを防ぐこと
ができる。
体例を示す。本具体例では、基板3000を囲むように
ドーナツ状の電極15を下部電極2300上に配置し、
電極15にセルフバイアス電圧よりも絶対値が大きい負
の電圧を引加する。この場合、印加する電圧は直流電圧
でよい。また、電圧をかける時期は、プロセスが終了し
て、プラズマ電源が切れた時におこなう。また、カソー
ド電極すなわち下部電極2300に印加する電圧に対し
て、負の一定バイアスを加えて、セルフバイアス電圧と
同じ変動をさせても良い。こうすることによって、正電
荷を持つパーティクルは、電極15へ誘導され、パーテ
ィクルが基板3000上へ落下することを防ぐことがで
きる。
体例を示す。この具体例では、処理室2100内に、パ
ーティクルの発生をモニタするためのレーザー装置を導
入したものである。ここで、レーザー光を通す場所は、
アノード電極、即ち、上部電極2200の近傍であり、
このように構成することで、上部電極2200付近で、
プラズマのシース付近にトラップされているパーティク
ルを早期に発見することができる。そして、パーティク
ルの発生を探知した後、電極15に負電圧を印加してパ
ーティクルを集塵し、基板3000上へのパーティクル
の落下を防止することができる。
体例を示す。この具体例では、上部電極2200と下部
電極2300との間にパーティクル除去電極15を設け
ると共に、パーティクル除去電極15近傍の処理室側壁
にゲートバルブ17を設置し、更にその外側には、真空
ポンプなどの排気系を接続する。そして、電極15に
は、負電圧がかけられるようにする。プロセスが終了
し、カソード電極、即ち、下部電極2300への電圧印
加がきれた時、電極15に負電圧を印加する。それによ
って、パーティクルは、ゲートバルブ17の方へと引き
寄せられる。このとき、同時にゲートバルブ17を開
き、パーティクルを排気することによって、基板300
0上へのパーティクルの落下を防ぐことができる。な
お、図19において、符号450は、処理室内のパーテ
ィクルの発生の検出結果に基づき、パーティクル除去電
極15に負電圧を印加するための第3の制御手段であ
る。上記の具体例1から具体例16は、すべて高周波電
源を使用した、RFプラズマCVD装置、RFプラズマ
エッチング装置、RFプラズマスパッタリング装置にお
いて、共通に適用可能であった。これに対して、下記の
具体例17から具体例32は、直流電源を使用した、D
CプラズマCVD装置、DCプラズマエッチング装置、
DCプラズマスパッタリング装置において、共通に適用
可能である。
例のカバー動作タイミングのフローを図22に示す。直
流電圧を停止する直前t11に基板3000を覆うカバ
ー3600を閉じ、直流電圧が停止した瞬間に基板30
00に向かって落下するパーティクルをカバー3600
で受け止める。カバー3600はパーティクル発生頻度
の高いパージガス導入の間は閉じ、パージガスの導入の
停止後、処理の終了した基板が処理室2100外へ搬送
される直前t12にカバーを開く。このように、多くの
パーティクルPが基板に落下している間、カバー360
0は閉状態にあるから、確実に基板3000を覆い、パ
ーティクルPが付着するのを防止する。カバーの形状は
一枚の板状であっても、カメラのシャッターのような複
数の羽根状でもよい。
例であるカバー動作タイミングのフローを図23に示
す。直流電圧を停止する直前t11に基板3000を覆
うカバー3600を閉じ、直流電圧が停止した瞬間に基
板に向かって落下するパーティクルPをカバー3600
で受け止める。処理の終了した基板3000が処理室2
100外へ搬送された後、次の基板が処理室内に搬送さ
れる直前t13にカバーを開く。こうして、カバーを動
作させることにより落下するパーティクルが基板に付着
することを防止する。
例であるカバー動作タイミングのフローを図24に示
す。直流電圧を印加する直前t14に基板を覆うカバー
を開き、直流電圧が停止する直前t11にカバーを閉じ
る。エッチング処理をしていないときはカバー3600
を閉めることで、上部加工電極2200や処理室210
0内壁から剥離し落下するパーティクルをカバーで受け
止め、パーティクルが基板に付着することを防止する。
なお、上記のように構成する他、カバー3600が閉状
態になったことを検出する検出手段を設け、この検出手
段の検出結果により、直流電源2400をオフにするよ
うに構成してもよい。
例であるカバー電位変化タイミングのフローを図25に
示す。本発明の第17から第19までの具体例に加え、
更に、直流電圧の印加を停止する直前t15からパージ
ガスの導入の開始から数秒間の時間t16まで、カバー
3600に電位を与える。直流電圧の印加を停止した直
後に発生するパーティクルは、カバー3600に向かっ
て落下しカバーに吸着される。パージガスを導入後に発
生するパーティクルは、パージガスに流され排気口32
00に向かって落下するので、基板上に付着しない。カ
バー3600の材質に関しては、処理室2100内壁と
同じ伝導性のある材質、例えば、アルミ合金でもよく、
又、発生するパーティクルを減らすために金属電極の表
面を酸化アルミニウムや酸化シリコンで覆ってもよい。
例であるカバー電位変化タイミングのフローを図26に
示す。本発明の第18と第19の具体例(図23、図2
4)において、直流電圧の印加を停止する直前t17か
ら処理の終わった基板を処理室から搬出終了する時間t
18まで、カバーに電位を与える。直流電圧の印加を停
止した直後から搬送口が開くまで発生するパーティクル
はカバーに集塵され、基板上に付着しない。
例であるカバー電位変化タイミングのフローを図27に
示す。本発明の第18、第19の具体例(図23、図2
4)において、カバーを閉じはじめてからカバーを開く
まで、カバーに電位を与える。直流電圧の印加中はカバ
ー3600と下部加工電極2300とを同電位にするこ
とで基板3000とカバー3600の間では放電せず、
基板の損傷やカバーと基板の間でのパーティクルの発生
を防止することができる。そして、直流電圧の印加を停
止した後は、カバーに負電位を与える。なお、この具体
例を、第17の具体例に適用しても良い。
で用いられているDCプラズマプロセス装置の断面構造
の概略図を図28に示す。図29に示した第23の具体
例のDCプラズマプロセス装置では、DCプラズマプロ
セス終了時に、パーティクルは正に帯電していることが
わかっており、これを利用し、パーティクル除去電極1
1に負電位を与えることによって、パーティクルを除去
する。パーティクル除去電極11の形状については、D
Cプラズマプロセスに影響を与えない限り、既存のどの
ような形状を用いてもよい。直流電圧の停止した瞬間に
落下する多数のパーティクルは、パーティクル除去電極
11にトラップされ、基板3000への到達が防止され
る。
ドを用いて、パーティクルをトラップするように構成し
たDCプラズマプロセス装置である。即ち、処理中に発
生する堆積物をチャンバ壁に付着させないための防着シ
ールド12がしばしば使用される。この防着シールドに
堆積物を意図的に堆積させ、防着シールド12を交換す
ることで、チャンバ内の清掃回数を低減することができ
るようにしたものである。防着シールド12は導電性の
金属などで作成されている場合が多く、この防着シール
ド12をチャンバと電気的に絶縁状態にし、DCプラズ
マプロセス終了時に防着シールド12に負電位を与え
る。直流電圧の停止した瞬間に落下する多数の正帯電し
ているパーティクルは、負電位を持っている防着シール
ド12の電位ポテンシャルによって引き寄せられ、最終
的に防着シールド12の壁面にトラップされ、基板30
00への到達が防止される。
するグリッド13を用いて、パーティクルをトラップす
るように構成したDCプラズマプロセス装置である。即
ち、グリッド13をチャンバに対して電気的に絶縁する
ように設置し、エッチング終了時に、グリッド13に負
電位を与える。直流電圧の停止した瞬間に落下する多数
の正帯電しているパーティクルは、負電位を持っている
グリッド13の電位ポテンシャルによって引き寄せら
れ、最終的にクリッド13にトラップされ、基板300
0への到達が防止される。
14をチャンバから電気的に絶縁状態にすることによっ
て、パーティクルを強制的に排気するようにしたDCプ
ラズマプロセス装置である。即ち、このパーティクル除
去装置では、DCプラズマプロセス終了時に排気口14
に負電位を与えることによって、直流電圧の停止した瞬
間に落下する多数の正帯電しているパーティクルを、負
電位を持っている排気口14に引き寄せ、最終的に排気
し、基板3000への到達を防止するものである。
14近傍に導電性を有するグリッド13を設け、パーテ
ィクルをトラップするように構成したDCプラズマプロ
セス装置である。即ち、このパーティクル除去装置で
は、グリッド13をチャンバと電気的に絶縁するように
排気口14の前に設置し、DCプラズマプロセス終了時
に、グリッド13に負電位を与える。直流電圧の停止し
た瞬間に落下する多数の正帯電しているパーティクル
は、負電位を持っているグリッド13の電位ポテンシャ
ルによって引き寄せられ、最終的にクリッド13にトラ
ップされるか、叉は排気口14から排気され、基板30
00への到達が防止される。
体例を示す。グリッド13を上部電極2200と下部電
極2300の間に設置し、電気的に浮いた状態にしてお
く。こうすることで、プロセス中、即ち、放電中は、グ
リッド13は、プラズマのポテンシャルに追随し、フロ
ーティング状態となる。プロセス終了時に、グリッド1
3を電源4400に接続して、グリッド13と上部電極
2200の間で放電させる。この時、電源4400は、
下部電極2300に接続されない。この状態で半導体基
板3000を搬送させる。こうすることで、パーティク
ルは、上部電極2200とグリッド13の間にトラップ
されたまま、落下してこない。また、もし落下したとし
ても、プラズマのポテンシャルによって、プラズマ周辺
部へ飛んでいき、基板周辺へ落下するから、基板上へは
落下しない。
体例を示す。この具体例では、半導体基板3000に対
して、充分に大きいプラズマPZを発生させる。プラズ
マPZは、上部電極2200と下部電極2300の直径
に応じて生成されるので、図35の場合、基板3000
よりも、かなり外側までプラズマが生成されることにな
る。このように、プラズマPZを基板3000よりも大
きくはみ出させることによって、パーティクルはプラズ
マの周辺部に沿って落下し、基板3000上へパーティ
クルが落下することを防ぐことができる。
体例を示す。この具体例では、基板3000の周囲にド
ーナツ状の電極15を配置し、電極15に負電圧を引加
する。また、負電圧をかける時期は、プロセスが終了し
て、プラズマ電源が切れた時におこなう。このように構
成することによって、正電荷を持つパーティクルは、電
極15へと誘導され、基板3000上へ落下することを
防ぐことができる。
体例を示す。この具体例では、処理室2100内に、パ
ーティクル検出用のレーザー光を導入する。ここで、レ
ーザー光を通す場所は、上部電極2200の近傍であ
り、このように構成すことによって、上部電極2200
付近でトラップされているパーティクルを早期に発見す
ることができる。そして、パーティクルの発生を探知し
た後、電極15に負電圧を印加してパーティクルを集塵
し、基板3000上へのパーティクルの落下を防止す
る。
体例を示す。この具体例では、上部電極2200の外側
にゲートバルブ17を設置し、更に、その外側には、真
空ポンプなどの排気系を接続する。ゲートバルブ17の
前には、電極15を設置し、負電圧がかけられるように
する。プロセスが終了し、下部電極2300への電圧印
加がきれた時、電極15に負電圧を印加する。この為、
パーティクルは、ゲートバルブ17の方へと引き寄せら
れる。このとき、同時にゲートバルブ17を開き、パー
ティクルを排気することによって、基板3000上への
パーティクルの落下を防ぐことができる。
付着するパーティクルを減らすことができる。また、パ
ーティクルの荷電状態に基づいた発明であるから、効率
のよいパーティクルの付着防止が可能になる。
去装置のブロック図である。
す図である。
ミングを示す図である。
ミングを示す図である。
ミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
図、(b)は、エッチング装置の稼働状態とパーティク
ル発生数との関係を示す図である。
示す図である。
る。
よび写真である。
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
印加タイミングを示す図である。
印加タイミングを示す図である。
印加タイミングを示す図である。
示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 エッチング処理室と、この処理室内に設
置された上部電極と下部電極とからなる一対の加工電極
と、加工される基板を前記下部電極上に固定するサセプ
タとを備え、プロセスガスを前記エッチング処理室内に
導入し、前記加工電極に所定の電圧を印加することで、
プラズマ化して前記サセプタ上の基板を加工する半導体
製造装置において、 前記処理室のガス排気口を導電性部材で形成し、この導
電性部材に負電圧を印加することで、前記処理室内の帯
電したパーティクルを除去することを特徴とする半導体
製造装置のパーティクル除去装置。 - 【請求項2】 エッチング処理室と、この処理室内に設
置された上部電極と下部電極とからなる一対の加工電極
と、加工される基板を前記下部電極上に固定するサセプ
タとを備え、プロセスガスを前記エッチング処理室内に
導入し、前記加工電極に所定の電圧を印加することで、
プラズマ化して前記サセプタ上の基板を加工する半導体
製造装置において、 前記基板周辺部にパーティクルを除去するためのパーテ
ィクル除去電極を設け、この電極に前記下部電極のセル
フバイアス電圧と同等の負電圧を印加すると共に、前記
負電圧は、前記基板搬送中に印加されることを特徴とす
る半導体製造装置のパーティクル除去装置。 - 【請求項3】 前記パーティクルの発生を検出するため
のレーザ装置を設け、前記レーザ装置のレーザ光を前記
上部電極近傍に照射して、前記処理室内のパーティクル
の発生を検出すると共に、前記検出結果に基づき前記パ
ーティクル除去電極に負電圧を印加するための第3の制
御手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の半導
体製造装置のパーティクル除去装置。 - 【請求項4】 前記パーティクル除去電極は、導電性の
板体で形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載
の半導体製造装置のパーティクル除去装置。 - 【請求項5】 前記パーティクル除去電極は、導電性を
有する格子状をなした電極であることを特徴とする請求
項2又は3に記載の半導体製造装置のパーティクル除去
装置。 - 【請求項6】 前記負電圧は、エッチング終了後に印加
されることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載
の半導体製造装置のパーティクル除去装置。 - 【請求項7】 エッチング処理室と、この処理室内に設
置された上部電極と下部電極とからなる一対の加工電極
と、加工される基板を前記下部電極上に固定するサセプ
タとを備え、プロセスガスを前記エッチング処理室内に
導入し、前記加工電極に所定の電圧を印加することで、
プラズマ化して前記サセプタ上の基板を加工する半導体
製造装置において、 前記処理室内にパーティクル除去用のパーティクル除去
電極を設け、前記基板のエッチング終了後、パーティク
ル除去電極に負電圧で前記加工電極の下部電極に現れる
セルフバイアスと同等の電位を印加し、前記パーティク
ル除去電極へ負電圧を印加した後、処理室内のエッチン
グガスを排気することを特徴とする半導体製造装置のパ
ーティクルの除去方法。
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JP2002048264A JP3784727B2 (ja) | 1998-04-13 | 2002-02-25 | 半導体製造装置のパーティクル除去装置 |
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KR100755119B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2007-09-04 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 플라즈마 식각장치의 파티클 제거방법 |
JP2010103443A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理装置の真空排気方法及び基板処理装置 |
KR101173574B1 (ko) | 2006-02-10 | 2012-08-13 | 주성엔지니어링(주) | 기판처리방법 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048264A patent/JP3784727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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