JP2002252083A - 有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス装置並びに電子機器 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス装置並びに電子機器

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JP2002252083A
JP2002252083A JP2002002627A JP2002002627A JP2002252083A JP 2002252083 A JP2002252083 A JP 2002252083A JP 2002002627 A JP2002002627 A JP 2002002627A JP 2002002627 A JP2002002627 A JP 2002002627A JP 2002252083 A JP2002252083 A JP 2002252083A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット方式で基板上に有機EL材料を
吐出、塗布し有機EL層を形成する有機EL装置の製造
において、有効光学領域画素間および各画素内で有機E
L薄膜の膜厚を均一にする。 【解決手段】表示画素領域の周囲に、表示画素42と同
じ形状、同ピッチのダミーバンク43群を設け、表示画
素領域の周辺にも有機EL材料インク組成物41を塗布
し、有機EL薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】有機エレクトロルミネッセン
ス(本明細書を通じてELと記す)装置およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年液晶ディスプレイに替わる自発発光
型ディスプレイとして有機物を用いた発光素子の開発が
加速している。有機物を発光材料として用いた有機エレ
クトロルミネッセンス(本明細書を通じてELと記す)
素子としては、Appl.Phys.Lett.51
(12)、21 September 1987の91
3ページから示されているように低分子の有機EL材料
(発光材料)を蒸着法で成膜する方法と、 Appl.
Phys.Lett.71(1)、7 July199
7の34ページから示されているように高分子の有機E
L材料を塗布する方法が主に報告されている。
【0003】カラー化の手段としては低分子系材料の場
合、マスク越しに異なる発光材料を所望の画素上に蒸着
し形成する方法が行われている。一方、高分子系材料に
ついては、インクジェット法を用いた微細パターニング
によるカラー化が注目されている。インクジェット法に
よる有機EL素子の形成としては以下の公知例が知られ
ている。特開平7−235378、特開平10−123
77、特開平10−153967、特開平11−403
58、特開平11−54270、特開平11−3399
57、US006087196である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット法は、
直径がμmオーダーの液滴を高解像度で吐出、塗布する
ことができるため、有機EL材料の高精細パターニング
が可能である。しかしながら、基板上に塗布された微小
液体の乾燥は極めて速く、さらに、基板上の塗布領域に
おける端(上端、下端、右端、左端)では、画素領域に
塗布された微小液体から蒸発した溶媒分子分圧が低いた
め、一般的に速く乾きはじめる。また、TFT素子によ
るアクティブ駆動を行う場合、TFT素子領域や、配線
等の形状、配置の関係上、画素配置がX,Y方向ともに
等間隔にできない場合があり、各画素上に塗布された液
滴の周囲で局所的な蒸発溶媒分子分圧差が生じる。この
ような画素上に塗布された有機材料液体の乾燥時間の差
は、画素内、画素間での有機薄膜の膜厚ムラを引き起こ
す。このような膜厚ムラは、輝度ムラ、発光色ムラ等の
表示ムラの原因となってしまう。
【0005】そこで本発明の目的とするところは、電極
上に有機EL材料を吐出、塗布し有機EL層を形成する
有機EL装置の製造において、画素領域に塗布された有
機EL材料溶液の周囲の環境、乾燥を均一にし、有効光
学領域における各画素間および画素内で輝度、発光色の
ムラの無い、均一な有機EL装置ならびに有機EL装置
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機エレクト
ロルミネッセンス材料を含む組成物を複数の電極上に塗
布することにより各電極上に有機エレクトロルミネッセ
ンス層をそれぞれ形成する有機エレクトロルミネッセン
ス装置の製造方法において、前記複数の電極によって形
成される有効光学有効光学領域が設けられ、有機エレク
トロルミネッセンス材料を含む組成物の塗布領域を前記
有効光学領域より大きくすることを特徴とする。
【0007】上記製造方法により、有効光学領域におい
て、有効光学領域内に塗布された有機EL材料液体の周
囲の環境、乾燥を均一にし、各画素間及び画素内での膜
厚を均一にすることができる。なお、有機エレクトロル
ミネッセンス層とは、発光に寄与する層を指し、正孔注
入層や発光層、電子注入層などを含む。また、有効光学
領域とは、例えば有機EL装置が表示装置である場合は
有効光学領域、また有機EL装置が照明装置である場合
は照明に寄与する領域を示す。
【0008】本発明の有機EL装置の製造方法は、好ま
しくは、前記有効光学領域の周囲にも塗布領域を設ける
ことを特徴とする。
【0009】上記製造方法により、有効光学領域におい
て、端の画素内液滴の乾燥が、内側の画素内液滴の乾燥
より極端に速くなることを抑えることができ、有効光学
画素間での膜厚を均一にすることができる。
【0010】また、本発明の有機EL装置の製造方法
は、好ましくは、前記有効光学領域の周囲に設けた塗布
領域がダミー領域であり、該ダミー領域にも有機EL材
料溶液を塗布して有機EL薄膜層を形成することを特徴
とする。
【0011】尚、前記ダミー領域に、前記電極と同一材
料からなる層を形成し、前記層上に、前記有機エレクト
ロルミネッセンス材料を含む組成物を塗布することが好
ましい。
【0012】上記製造方法により、有効光学領域の端の
画素においても、塗布された有機EL材料液体の周囲の
環境を均一にし、有効光学領域の端の画素内液滴の乾燥
が、内側の画素内液滴の乾燥より極端に速くなることを
抑えることができ、有効光学における各画素間での有機
EL薄膜層の膜厚を均一にすることができる。
【0013】更に、本発明の有機EL装置の製造方法
は、好ましくは、基板上に2以上の前記有効光学領域か
らなる有効光学領域群を設け、各有効光学領域の周囲に
ダミー領域をそれぞれ設けるとともに、前記有効光学領
域群の周囲にも別のダミー領域を設けることを特徴とす
る。
【0014】ここでダミー領域とは、表示や照明に関係
しない領域である。したがって、ダミー領域に形成され
る有機EL層は、発光しなくてもよいが、表示や照明に
影響を与えない程度であれば発光してもよい。
【0015】上記製造方法によれば、1つの基板に2以
上の有効光学領域を設け、最終工程において各有効光学
領域を切り離して2以上の有機EL装置を製造する場合
にも、有効光学領域の端の画素に塗布された有機EL材
料液体の周囲の環境を、他の画素と同様に均一にし、端
の画素内液滴の乾燥が、内側の画素内液滴の乾燥より極
端に速くなることを抑えることができ、画素間での有機
EL薄膜層の膜厚を均一にすることができる。これによ
り、各画素間および各画素内で輝度、発光色のムラの無
い複数個の有機EL装置を1つの基板から一度に製造す
ることができる。
【0016】また、本発明の有機EL装置の製造方法
は、好ましくは、前記有機エレクトロルミネッセンス材
料を含む組成物を塗布する場合において、塗布開始時に
はダミー領域に塗布してから有効光学領域に塗布を行
い、塗布終了時には有効光学領域に塗布した後にダミー
領域に塗布して終わることを特徴とする。
【0017】上記製造方法によれば、有機エレクトロル
ミネッセンス材料溶液の塗布を、ダミー領域から開始
し、ダミー領域で終了するので、その間の有効光学領域
における塗布を安定して行うことができる。
【0018】また、本発明の有機EL装置の製造方法
は、好ましくは、全塗布領域内における個々の塗布領域
が等間隔にあることを特徴とする。
【0019】上記製造方法により、有効光学領域におい
て、有効光学領域内に塗布された有機EL材料液体の周
囲の環境、乾燥を均一にし、各画素間及び画素内での有
機EL薄膜層の膜厚を均一にすることができる。
【0020】また、本発明の有機EL装置の製造方法
は、好ましくは、隣接する前記電極を等間隔で配置する
ことを特徴とする。上記製造方法により、有効光学領域
において、有効光学領域内に塗布された有機EL材料液
体の周囲の環境、乾燥を均一にし、有効光学画素間及び
各画素内での有機EL薄膜層の膜厚を均一にすることが
できる。
【0021】本発明の有機EL装置の製造方法は、複数
の電極と、前記各電極上に有機エレクトロルミネッセン
ス層とを含む有効光学領域、を有する有機エレクトロル
ミネッセンス装置の製造方法であって、前記有効光学領
域となるべき領域と、前記有効光学領域となるべき領域
外とに、前記エレクトロルミネッセンス層を形成するこ
とを特徴とする。
【0022】また本発明の有機EL装置の製造方法は、
複数の電極と、前記各電極上に有機エレクトロルミネッ
センス層とを含む有効光学領域、を有する有機エレクト
ロルミネッセンス装置の製造方法であって、前記有効光
学領域となるべき領域における、前記電極が形成されて
いない領域に有機エレクトロルミネッセンス層を形成す
ることを特徴とする。
【0023】更に、本発明によれば、上記方法により製
造される有機EL装置が提供される。かかる有機EL装
置では、有効光学領域における各画素間および画素内で
輝度、発光色のムラの無い、均一なEL表示が実現され
る。
【0024】次に本発明の有機EL装置は、好ましく
は、複数の電極を有し、前記複数の電極上にそれぞれ有
機EL層が形成されてなる有機エレクトロルミネッセン
ス装置であって、前記複数の電極によって形成された有
効光学領域と、前記有効光学領域の周囲に、前記有機エ
レクトロルミネッセンス層が形成されてなるダミー領域
を含むことを特徴とする。
【0025】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記複数の電極の間にバンク層を有してなり、前記
ダミー領域において、前記有機EL層は前記バンク層と
同一材料からなる層の上方に配置されてなることを特徴
とする。
【0026】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記バンク層は、無機物バンク層及び有機物バンク
層とを含み、前記ダミー領域において、前記有機EL層
は前記無機物バンク層と同一材料からなる層の上方に配
置されてなることを特徴とする。
【0027】また、前記ダミー領域に形成された前記有
機エレクトロルミネッセンス層の間に、前記バンク層が
形成されてなることが好ましい。
【0028】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記ダミー領域において、前記有機EL層は前記有
機物バンク層と同一材料からなる層の上方に配置されて
なることを特徴とする。
【0029】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記ダミー領域において、前記有機EL層は前記電
極と同一材料からなる層の上方に配置されてなることを
特徴とする。
【0030】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記有効光学領域及び前記ダミー領域において、隣
接する前記有機EL層の間隔が等しいことを特徴とす
る。
【0031】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記ダミー領域に形成された有機エレクトロルミネ
ッセンス層の間には、前記バンク層が形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0032】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記有効光学領域及び前記ダミー領域において、隣
接する前記有機エレクトロルミネッセンス層の間隔が等
しいことを特徴とする。
【0033】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、前記有効光学領域と前記ダミー領域との、前記基板
の上方の断面構造がほぼ等しいことを特徴とする。
【0034】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、複数の電極と、前記各電極上に有機エレクトロルミ
ネッセンス層とを含む有効光学領域、を有する有機エレ
クトロルミネッセンス装置であって、前記有効光学領域
となるべき領域と、前記有効光学領域となるべき領域外
とに、前記エレクトロルミネッセンス層が形成されてな
ることを特徴とする。
【0035】また本発明の有機EL装置は、好ましく
は、複数の電極と、前記各電極上に有機エレクトロルミ
ネッセンス層とを含む有効光学領域、を有する有機エレ
クトロルミネッセンス装置であって、前記有効光学領域
となるべき領域における、前記電極が形成されていない
領域に有機エレクトロルミネッセンス層が形成されてな
ることを特徴とする。
【0036】また本発明によれば、上記の有機EL装置
を具備してなる電子機器が提供される。かかる電子機器
によれば、各画素間および画素内で輝度、発光色のムラ
の無い、均一なEL表示や照明が実現される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。なお、有機EL装置を表示装置として
用いた例を示す。
【0038】インクジェット方式による有機EL装置の
製造方法とは、画素を形成する有機物からなる正孔注入
層材料ならびに発光材料を溶媒に溶解または分散させた
インク組成物を、インクジェットヘッドから吐出させて
透明電極上にパターニング塗布し、正孔注入/輸送層な
らびに発光層を形成する方法である。吐出されたインク
滴を精度よく所定の画素領域にパターニング塗布する為
に、画素領域を仕切る隔壁(以下バンク)を設けるのが
通常である。
【0039】図1はインクジェット方式による有機EL
表示の製造に用いられる基板構造の一例の断面図を示し
たものである。ガラス基板10上に薄膜トランジスタ
(TFT)11を有する回路素子部11’が形成され、
この回路素子部11’上にITOからなる透明電極12
がパターンニングされている。更に、透明電極12を区
画する領域にSiO2バンク13と撥インク性あるいは
撥インク化された有機物からなる有機物バンク14とが
積層されている。バンクの形状つまり画素の開口形は、
円形、楕円、四角、いずれの形状でも構わないが、イン
ク組成物には表面張力があるため、四角形の角部は丸み
を帯びているほうが好ましい。有機物バンク14の材料
は、耐熱性、撥液性、インク溶剤耐性、下地基板との密
着性にすぐれたものであれば、特に限定されるものでは
ない。有機物バンク14は、元来撥液性を備えた材料、
例えば、フッ素系樹脂でなくても、通常用いられる、ア
クリル樹脂やポリイミド樹脂等の有機樹脂をパターン形
成し、CF4プラズマ処理等により表面を撥液化しても
よい。バンクは、上述したような無機物と有機物とが積
層されてなるものに限らないが、例えば透明電極14が
ITOからなる場合は、透明電極14との密着性を上げ
るために、SiO2バンク13がある方が好ましい。有
機物バンク14の高さは、1〜2μm程度あれば十分で
ある。
【0040】次に、図2を参照して、インクジェット方
式による有機EL装置の製造方法の一例を各工程の断面
構造に沿って説明する。
【0041】図2(A)において、バンク構造を有する
画素基板にインクジェット方式により有機EL材料を含
む溶液(インク組成物)をパターン塗布し、有機EL薄
膜を形成する。有機EL材料インク組成物15をインク
ジェットヘッド16から吐出し、同図(B)に示すよう
に着弾させ、パターン塗布する。塗布後、真空およびま
たは熱処理あるいは窒素ガスなどのフローにより溶媒を
除去し、有機EL薄膜層17を形成する(同図
(C))。この有機EL薄膜層17は、例えば正孔注入
層及び発光層からなる積層膜である。
【0042】この際、有効光学領域(表示に関係する画
素が形成された領域)の端の表示画素では周囲にインク
滴が塗布されていないため、インク溶媒分子分圧が内側
の画素上より低くなって溶媒が速く乾燥し、例えば、図
2(C)に示したような、膜厚差が表示画素間で生じて
しまう場合がある。
【0043】そこで、各画素に塗布された液滴を均一に
乾燥するためには、有効光学領域の周囲にもインク組成
物を吐出、塗布し、有効光学領域に塗布された各液滴に
対して同じ環境をつくることが好ましい。より同じ環境
を構築するためには、インクジェットによる有機材料の
塗布領域を有効光学領域より大きくし、例えば、有効光
学領域の周囲に表示画素と同じ形状のバンク構造を有す
るダミー領域(表示に関係しないダミー画素が形成され
た領域)を設置することがより好ましい。
【0044】また、有効光学領域の画素間におけるイン
ク組成物の乾燥をより均一にするためには有効光学領域
での個々の塗布領域が等間隔であることが望ましい。そ
のためには画素も等間隔で配置されていることが好まし
い。TFTや配線等の設置により各画素間隔が、X方向
とY方向で異なる設計になる場合は、間隔のより広い画
素間に、塗布領域の間隔が等しくなるようにインク滴を
吐出すればよい。該画素間に画素部と同じ形状のバンク
構造を形成したダミー画素を設置できればより好まし
い。画素の形状は、円、正方形のような点対称の形状で
なくても、長方形、トラック形、楕円形でもよい。長方
形、トラック形のような画素が、X方向とY方向で異な
る間隔で配置されている場合は、画素部と同じ形状をも
たなくても、画素間隔の広い領域に、塗布領域が同間隔
になるように塗布領域を形成しても効果はある。
【0045】尚、本発明は、有機EL装置の表示用途だ
けでなく、有機EL素子を発光源として用いる発光装
置、照明装置に適用することができる。
【0046】以下、実施例を参照して本発明を更に、具
体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるもので
はない。
【0047】(実施例1)本実施例に用いた基板は、直
径30μm径の円形画素が、X、Y方向ともに70.5
μmピッチで配置された2インチTFT基板である。こ
のTFT基板は、ガラス基板25と、このガラス基板上
に形成されたTFT26を有する回路素子部26’とか
ら構成されている。図3(A)にTFT基板右端側の一
部の断面図(X方向)を示す。回路素子部26’上にI
TOからなる透明電極27が形成され、この透明電極2
7を仕切るようにSiO2バンク28及びポリイミドバ
ンク29の2層からなるバンクが回路素子部26’上に
形成されている。SiO2バンク28はTEOS(tetra
ethylorthosilicate)をCVDで150nm形成しフォ
トエッチングでパターン形成される。更にその上に感光
性ポリイミドを塗布し、露光、現像により、膜厚2μm
のポリイミドバンク29が形成される。なお、このバン
クを形成する材料は、非感光性材料を用いてもよい。
【0048】また、図3において、透明電極27が形成
されている領域が有効光学領域Aであり、SiO2バン
ク28及びポリイミドバンク29により透明電極27が
区画されていない領域がダミー領域Bである。
【0049】インクジェット塗布前に、大気圧プラズマ
処理によりポリイミドバンク29を撥インク処理する。
大気圧プラズマ処理の条件は、大気圧下で、パワー30
0W、電極−基板間距離1mm、酸素プラズマ処理で
は、酸素ガス流量100ml/min、ヘリウムガス流
量10l/min、テーブル搬送速度10mm/sで行
い、続けてCF4プラズマ処理では、 CF4ガス流量1
00ml/min、ヘリウムガス流量10l/min、
テーブル搬送速度3mm/sの往復で行う。
【0050】正孔注入層材料としてバイエル社のバイト
ロン(登録商標)を用い、極性溶剤であるイソプロピル
アルコール,N−メチルピロリドン,1,3−ジメチル
ー2−イミダゾリジノンで分散させたインク組成物30
を調製し、X,Y方向とも70.5μmピッチでインク
ジェットヘッド(エプソン製MJ−930C)から吐
出、塗布する。その際、表示画素の周囲に上下、左右3
0ラインずつ余計に同じピッチで吐出する。図3(B)
に正孔注入層材料インク組成物30をパターン塗布した
後の、基板右端側の一部の断面図を示す。有効光学領域
Aでは、正孔注入層材料インク組成物30が透明電極2
7上に塗布され、一方ダミー領域Bでは、正孔注入層材
料インク組成物30がポリイミドバンク29上に塗布さ
れている。次に、真空中(1torr(133.3P
a))、室温、20分という条件で溶媒を除去し、その
後、窒素中、200℃(ホットプレート上)、10分の
熱処理により、図3(C)に示すように正孔注入層31
を形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一な
正孔注入層31を形成することができる。
【0051】次に、発光層として、赤色、緑色、青色に
発光するポリフルオレン系材料を用いて、赤色発光層用
インク組成物32、緑色発光層用インク組成物33、青
色発光層用インク組成物34を3種類調製する。インク
溶媒としては、シクロヘキシルベンゼンを用いた。図3
(C)に示すように、これらのインク組成物32、3
3、34をインクジェットヘッドから吐出させ、X方向
に211.5μmピッチ、Y方向には70.5μmピッ
チでパターン塗布した。その際、ダミー領域Bに上下、
左右21ラインずつ余計に同じピッチで吐出する。
【0052】次に、N2雰囲気中、ホットプレート上8
0℃、5分での熱処理により発光層35,36,37が
形成される。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一な
発光層35、36、37を形成することができる。
【0053】発光層形成後、図3(D)に示すように、
陰極38として、2nmのLiF層、20nmのCa層
及び200nmのAl層を真空加熱蒸着で積層形成し、
最後にエポキシ樹脂39により封止を行う。
【0054】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
た。
【0055】(実施例2)本実施例では、図4に示すよ
うに、実施例1と同様に、有効光学領域Aの周囲にダミ
ー領域Bを配置したTFT基板を用いた。このTFT基
板は、ガラス基板25と、このガラス基板25上に形成
されたTFT26を有する回路素子部26’とから構成
されている。また回路素子部26’上にITOからなる
透明電極27が形成され、更にこの透明電極27を仕切
るようにSiO2バンク28及びポリイミドバンク29
の2層からなるバンクが回路素子部26’上に形成され
ている。このようにして、有効光学領域Aに表示画素4
2が形成されている。
【0056】また、ダミー領域Bには、SiO2バンク
から延びるSiO2膜28’が設けられるとともに、こ
のSiO2膜28’上に表示画素42と同じ形状、同ピ
ッチでポリイミドバンク40が設けられてなるダミー画
素43が形成されている。図4(A)に基板右端側の一
部の断面図を示す。
【0057】実施例1と同じ、正孔注入層用インク組成
物41を70.5μmピッチで、表示画素42ならびに
ダミー画素43にパターニング塗布した様子を図4
(B)に示す。実施例1と同様に乾燥、熱処理して形成
された表示画素42の正孔注入層の膜厚は均一であっ
た。
【0058】次に、実施例1同様にポリフルオレン系材
料からなる発光層インク組成物を表示画素42ならびに
ダミー画素43にパターニング塗布し、乾燥により形成
された発光層膜厚は、表示画素42内で均一であった。
陰極形成、封止を行いできあがった有機EL装置は、表
示画素42を含む有効光学領域Aで輝度ムラ、色ムラの
ない表示の均一なものであった。
【0059】(実施例3)本実施例では、実施例1と同
様に、有効光学領域Aの周囲にダミー領域Bを配置した
TFT基板を用いた。図5(A)に示すように、このT
FT基板は、ガラス基板25と、このガラス基板25上
に形成されたTFT26を有する回路素子部26’とか
ら構成されている。また回路素子部26’上にITOか
らなる透明電極27が形成され、更にこの透明電極27
を仕切るようにSiO2バンク28及びポリイミドバン
ク29の2層からなるバンクが回路素子部26’上に形
成されている。このようにして、有効光学領域Aに表示
画素42が形成されている。また、ダミー領域Bにおけ
る回路素子部26’上には、表示画素42と同じ形状、
同ピッチでポリイミドバンク29のみが形成されなるダ
ミー画素44が設けられている。図5(A)は基板右端
側の一部の断面図である。
【0060】次に、実施例1と同様に、大気圧プラズマ
処理によりポリイミドバンク29を撥インク処理する。
【0061】次に、図5(B)に示すように、実施例1
と同様に、正孔注入層材料を含むインク組成物30を、
X,Y方向とも70.5μmピッチで表示画素42なら
びにダミー画素44にパターニング塗布する。有効光学
領域Aでは、正孔注入層材料インク組成物30が透明電
極27上に塗布され、一方ダミー領域Bでは、正孔注入
層材料インク組成物30が回路素子部26’上に塗布さ
れている。
【0062】次に、真空中(1torr(133.3P
a))、室温、20分という条件で溶媒を除去し、その
後、窒素中、200℃(ホットプレート上)、10分の
熱処理により、図5(C)に示すような正孔注入層31
が形成される。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一
な正孔注入層31を形成することができる。
【0063】次に、実施例1と同様に、赤色発光層用イ
ンク組成物32、緑色発光層用インク組成物33、青色
発光層用インク組成物34を3種類調製し、図5(C)
に示すように、これらのインク組成物32、33、34
をインクジェットヘッドから吐出させ、それぞれX方向
に211.5μmピッチ、Y方向には70.5μmピッ
チでパターン塗布する。その際、ダミー領域Bに上下、
左右21ラインずつ余計に同じピッチで吐出することが
好ましい。
【0064】次に、N2雰囲気中、ホットプレート上8
0℃、5分での熱処理により発光層35,36,37を
形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一な発
光層35、36、37を形成することができる。
【0065】発光層形成後、図5(D)に示すように、
陰極38として、2nmのLiF層、20nmのCa層
及び200nmのAl層を真空加熱蒸着で積層形成し、
最後にエポキシ樹脂39により封止を行う。
【0066】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
る。
【0067】(実施例4)本実施例では、実施例1と同
様に、有効光学領域Aの周囲にダミー領域Bを配置した
TFT基板を用いた。図6(A)に示すように、このT
FT基板は、ガラス基板25と、このガラス基板25上
に形成されたTFT26を有する回路素子部26’とか
ら構成されている。また回路素子部26’上にITOか
らなる透明電極27が形成され、更にこの透明電極27
を仕切るようにSiO2バンク28及びポリイミドバン
ク29の2層からなるバンクが形成されている。このよ
うにして、有効光学領域Aに表示画素42が形成されて
いる。
【0068】また、ダミー領域Bにおける回路素子部2
6’上には、表示画素42と同じ形状、同ピッチでSi
2バンク28とポリイミドバンク29とが積層される
ことによりダミー画素45が設けられている。図6
(A)は基板右端側の一部の断面図である。
【0069】次に、実施例1と同様に、大気圧プラズマ
処理によりポリイミドバンク29を撥インク処理し、更
に図6(B)に示すように、正孔注入層材料を含むイン
ク組成物30を表示画素42ならびにダミー画素45に
パターニング塗布する。有効光学領域Aでは、正孔注入
層材料インク組成物30が透明電極27上に塗布され、
一方ダミー領域Bでは、正孔注入層材料インク組成物3
0が回路素子部26’上に塗布される。
【0070】次に、実施例1と同じ条件で正孔注入層材
料インク組成物30の溶媒を除去し、更に実施例1同じ
条件で熱処理を行い、図6(C)に示すような正孔注入
層31を形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚の
均一な正孔注入層31を形成することができる。
【0071】次に、実施例1と同様に、赤色発光層用イ
ンク組成物32、緑色発光層用インク組成物33、青色
発光層用インク組成物34を調製し、図6(C)に示す
ように、各インク組成物32、33、34をインクジェ
ットヘッドから吐出させてパターン塗布する。その際、
ダミー領域Bに上下、左右21ラインずつ余計に同じピ
ッチで吐出する。
【0072】次に、N2雰囲気中、ホットプレート上8
0℃、5分での熱処理により発光層35,36,37を
形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一な発
光層35、36、37を形成することができる。
【0073】発光層形成後、図6(D)に示すように、
陰極38として、2nmのLiF層、20nmのCa層
及び200nmのAl層を真空加熱蒸着で積層形成し、
最後にエポキシ樹脂39により封止を行う。
【0074】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
る。
【0075】(実施例5)本実施例では、実施例1と同
様に、有効光学領域Aの周囲にダミー領域Bを配置した
TFT基板を用いた。図7(A)に示すように、このT
FT基板は、ガラス基板25と、このガラス基板25上
に形成されたTFT26を有する回路素子部26’とか
ら構成されている。また回路素子部26’上にITOか
らなる透明電極27が形成され、更にこの透明電極27
を仕切るようにSiO2バンク28及びポリイミドバン
ク29の2層からなるバンクが回路素子部26’上に形
成されている。このようにして、有効光学領域Aに表示
画素42が形成されている。また、ダミー領域Bにおけ
る回路素子部26’上には、表示画素42と同じ形状、
同ピッチでSiO2バンク28とポリイミドバンク29
とが積層されることによりダミー画素46が設けられて
いる。尚、ダミー領域Bにおける回路素子部26’には
TFT26が設けられていない。図7(A)に基板右端
側の一部の断面図を示す。
【0076】次に、実施例1と同様に、大気圧プラズマ
処理によりポリイミドバンク29を撥インク処理し、更
に図7(B)に示すように、正孔注入層材料を含むイン
ク組成物30を表示画素42ならびにダミー画素46に
パターニング塗布する。有効光学領域Aでは、正孔注入
層材料インク組成物30が透明電極27上に塗布され、
一方ダミー領域Bでは、正孔注入層材料インク組成物3
0が回路素子部26’上に塗布されている。
【0077】次に、実施例1と同じ条件で正孔注入層材
料インク組成物30の溶媒を除去し、更に実施例1と同
じ条件で熱処理を行い、図7(C)に示すような正孔注
入層31を形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚
の均一な正孔注入層31を形成することができる。
【0078】次に、実施例1と同様に、赤色発光層用イ
ンク組成物32、緑色発光層用インク組成物33、青色
発光層用インク組成物34を調製し、図7(C)に示す
ように、各インク組成物32、33、34をインクジェ
ットヘッドから吐出させてパターン塗布する。その際、
ダミー領域Bに上下、左右21ラインずつ余計に同じピ
ッチで吐出することが好ましい。
【0079】次に、N2雰囲気中、ホットプレート上8
0℃、5分での熱処理により発光層35,36,37を
形成する。有効光学領域Aにおいては、膜厚の均一な発
光層35、36、37を形成することができる。
【0080】発光層形成後、図7(D)に示すように、
陰極38として、2nmのLiF層、20nmのCa層
及び200nmのAl層を真空加熱蒸着で積層形成し、
最後にエポキシ樹脂39により封止を行う。
【0081】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
る。
【0082】また、ダミー画素46は、透明電極27
と、この透明電極27を区画するSiO2バンク28及
びポリイミドバンク29が設けられて構成されており、
TFT26が設けられない点を除いて表示画素42と同
じ構成なので、ダミー画素46に塗布した正孔注入層材
料インク組成物30を、表示画素42に塗布した場合と
同じ条件で乾燥させることができ、これにより有効光学
領域Aには、膜厚がより均一な正孔注入層31を形成す
ることができ、輝度ムラ、色ムラのない均一な表示の有
機EL装置を得ることができる。
【0083】(実施例6)本実施例に用いた基板の表示
画素領域とダミー画素領域の一部を図8(A)に示す。
図8(A)は基板の平面図であり、ここではTFT素子
は示してない。直径60μmの円形画素50が横(X)
方向に80μmピッチで、縦(Y)方向に240μmピッ
チで配列されている。縦方向ラインの表示画素間には、
80μmピッチで60μm径のダミーバンク画素51が
有り、有効光学領域の周囲には、同じ形状のダミー画素
52が、上下、左右、30ライン分、同じく80μmピ
ッチで形成されている。表示画素は、これまで同様、S
iO2バンク53とポリイミドバンク54との積層バン
クで区画されてなり、画素径、ピッチ以外の基本的な断
面構造は、実施例1または2と同様である。
【0084】実施例1同様の正孔注入層材料インク組成
物55を表示画素50ならびにダミー画素51,52
に、すべて80μmピッチでパターン塗布した様子を図
8(B)に示す。実施例1同様に正孔注入層を形成し、
発光層においても、実施例1と同じ、発光層組成物を3
種類56,57,58をそれぞれ縦80μmピッチ、横
240μmピッチでパターン塗布し、乾燥により発光層
を積層成膜した。発光層インク組成物のパターン塗布の
様子を図8(C)に示す。陰極形成、封止を行いできあ
がった有機EL装置は、有効光学領域で輝度ムラ、色ム
ラのない表示の均一なものであった。
【0085】(実施例7)本実施例に用いた基板の有効
光学領域とダミー領域の一部を図9(A)に示す。図9
(A)は基板の平面図であり、ここではTFT素子は示
してない。横幅50μm、縦幅200μmの長方(角は
丸み)形画素60が横(X)方向に80μmピッチで、
縦(Y)方向に290μmピッチで配列されている。横方
向の画素間間隔は30μm、縦方向の画素間間隔は90
μmである。表示画素60…の周囲には、同じ形状のダ
ミー画素61が、上下、左右、30ライン分、同じく8
0μm、290μmピッチで形成されている。表示画素
60は、これまで同様、SiO262,ポリイミド63
の積層バンクにより区画されてなり、画素径、ピッチ以
外の基本的な断面構造は、実施例1または2と同様であ
る。
【0086】実施例1同様の正孔注入層材料インク組成
物64を表示画素60ならびにダミー画素61にすべて
パターン塗布し、更に、縦方向の画素間の中央にも図9
(B)に示すように組成物64をパターン塗布した。乾
燥後、形成された画素内の正孔注入層は均一膜厚を示し
たが、縦方向の画素間の中央に塗布しなかった場合は、
画素の縦方向の両端で、極端に膜厚が厚くなってしまっ
た。
【0087】正孔注入層を形成後、発光層においても、
実施例1と同じ、発光層組成物を3種類65、66、6
7、それぞれ縦240μmピッチ、横290μmピッチ
でパターン塗布し、正孔注入層の場合と同様、縦方向の
画素間の中央にも図9(C)に示すように発光層用イン
ク組成物65、66、67、をパターン塗布した。これ
により乾燥後られた発光層の膜厚は画素内、画素間で均
一であった。陰極形成、封止を行いできあがった有機E
L装置は、有効光学領域で輝度ムラ、色ムラのない表示
の均一なものであった。
【0088】(実施例8)図10(A)に、本実施例に
用いる基板の平面図を示す。図10(B)は図10
(A)のMM’線に沿う部分断面図である。図10
(A)及び図10(B)に示すように、この基板101
は、正孔注入層及び発光層の形成前の基板であり、ガラ
ス基板102上に形成された回路素子部103と、回路
素子部103上に形成された発光素子部104とから構
成されている。発光素子部104には、後述する表示画
素とダミー画素とが設けられており、更に発光素子部1
04は、表示画素群からなる有効光学領域Aと、有効光
学領域Aの周囲に配置されたダミー画素群からなるダミ
ー領域Bとに区画されている。
【0089】回路素子部103は、ガラス基板102上
に形成された複数のTFT素子105…と、このTFT
素子105…を覆う第1,第2層間絶縁膜106,10
7とから構成されている。TFT素子105…はマトリ
ックス状に配置されており、各TFT素子105…には
ITOからなる透明電極108…が接続されている。透
明電極108…は第2層間絶縁膜107上に形成される
と共に、TFT素子105…に対応する位置に配置され
ている。なお透明電極108は、平面視において略円
形、矩形、あるいは四角が円弧状の矩形などの形状で形
成されていればよい。
【0090】尚、TFT素子105と透明電極108
は、発光素子部104の有効光学領域Aに対応する位置
のみに形成されている。
【0091】次に、発光素子部104の有効光学領域A
には、SiO2バンク109とポリイミドバンク110
とが積層されている。SiO2バンク109及びポリイ
ミドバンク110は、透明電極108…の間に設けられ
ており、これにより透明電極108を囲む開口部111
が設けられている。
【0092】また、発光素子部104のダミー領域Bに
は、第2層間絶縁膜107上に形成されたSiO2薄膜
109’と、SiO2薄膜109’上に形成されたポリ
イミドバンク110’とが備えられている。ダミー領域
Bのポリイミドバンク110’により、表示画素領域A
の表示画素111とほぼ同一形状のダミー画素111’
が設けられている。
【0093】ダミー領域Bに設けられるダミー画素11
1’の数については、図10(A)の図示X方向に沿う
幅X’の間に、R・G・Bの3つのダミー画素からなる
組が10組以上設けることが好ましい。また、図10
(A)の図示Y方向に沿う幅Y’の間に、R・G・Bの
多数のダミー画素からなる列が10列以上設けることが
好ましい。さらに好ましくは、幅X'と幅Y'の大きさが
等しくなるようにダミー画素を配置する。こうすること
により、ダミー領域Bとの境界付近にある画素における
組成物インクの乾燥条件を、有効光学領域Aの中央付近
の画素における乾燥条件に、より一致させることができ
る。幅X'と幅Y'の大きさが等しくなるようにするに
は、例えば、各画素(表示画素、ダミー画素のいずれ
も)をX方向に70.5μmピッチ、Y方向に211.
5μmピッチで形成した場合、幅X'の間に、Y方向に
平行に30ライン(R、G、Bの3つのダミー画素から
なる組が10組分のライン)、且つ、幅Y'の間に、X
方向に平行なラインが10ライン、のダミー画素が形成
されればよい。これによって、Y方向のピッチは、X方
向のピッチの3倍であるため、幅X'と幅Y'の大きさが
ほぼ等しくなる。ダミー画素の数はこれに限らないが、
ダミー画素111’の数が過剰になると、表示に関係し
ない額縁が大きくなり、すなわち表示モジュールが大き
くなるので好ましくない。
【0094】この基板101に対して、実施例1と同様
に大気圧プラズマ処理を施してポリイミドバンク11
0,110’を撥インク処理し、正孔注入層材料を含む
インク組成物をインクジェットヘッドから吐出させて表
示画素111ならびにダミー画素111’にパターニン
グ塗布する。表示画素111では、正孔注入層材料イン
ク組成物が透明電極108上に塗布され、一方ダミー1
11’では、正孔注入層材料インク組成物がSiO2
膜109’上に塗布される。
【0095】尚、正孔注入層材料を含むインク組成物を
インクジェットヘッドにより吐出させる際には、例え
ば、表示素子部104幅方向(図示X方向)と同程度の
幅のノズル列を有するインクジェットヘッドを用意し、
このインクジェットヘッドを、図10(A)の下側から
図中矢印Y方向に沿って基板101上に移動させながら
行うことが好ましい。これにより、インク組成物の吐出
順序が、図中下側のダミー領域B、有効光学領域A、図
中上側のダミー領域Bの順となり、インク組成物の吐出
を、ダミー領域Bから始めてダミー領域Bで終了させる
ことができる。ダミー領域Bで組成物インクを吐出させ
てから有効光学領域Aで吐出するため、有効光学領域A
でのインク組成物を均一に乾燥することができる。
【0096】次に、実施例1と同じ条件で正孔注入層材
料インク組成物の溶媒を除去し、更に実施例1同じ条件
で熱処理を行い、図11(A)に示すような正孔注入層
131を形成する。
【0097】有効光学領域Aの外側にはダミー画素11
1’が設けられており、このダミー画素111’に対し
ても表示画素111と同様に組成物インクの吐出、乾燥
を行うので、ダミー領域Bとの境界付近にある表示画素
111における組成物インクの乾燥条件を、有効光学領
域Aの中央付近の表示画素111における乾燥条件にほ
ぼ一致させることができ、これによりダミー領域Bとの
境界付近にある表示画素111でも均一な膜厚の正孔注
入層131を形成することができる。従って有効光学領
域Aの全体に渡って、膜厚の均一な正孔注入層131を
形成することができる。
【0098】次に、実施例1と同様に、赤色、緑色、青
色の発光層用インク組成物をインクジェットヘッドから
吐出させて表示画素111ならびにダミー画素111’
にパターン塗布し、N2雰囲気中、ホットプレート上8
0℃、5分での熱処理により発光層135,136,1
37を形成する。有効光学領域Aにおいては、正孔注入
層131の場合と同様にして、膜厚の均一な発光層13
5、136、137を形成することができる。
【0099】尚、発光層の形成の際には、正孔注入層の
場合と同様にしてインクジェットヘッドを図10(A)
の下側から図中矢印Y方向に沿って基板101上に移動
させながら行い、インク組成物の吐出順序を、図中下側
のダミー領域B、有効光学領域A、図中上側のダミー領
域Bの順とし、これによりインク組成物の吐出をダミー
領域Bから始めてダミー領域Bで終了させるようにする
ことが好ましい。これにより、有効光学領域Aの全体に
おいて、発光層を含むインク組成物の乾燥を均一に行う
ことができた。
【0100】発光層形成後、図11(B)に示すよう
に、陰極138として、2nmのLiF層、20nmの
Ca層及び200nmのAl層を真空加熱蒸着で積層形
成し、最後にエポキシ樹脂139により封止を行う。
【0101】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
る。
【0102】(実施例9)図12に、本実施例に用いる
基板の平面図を示す。図12に示すように、この基板2
01は、ガラス基板202上に形成された図示略の回路
素子部と、この回路素子部上に形成された複数の発光素
子部204…とを主体として構成されている。図12の
基板201には、16個の発光素子部204…が4列4
行のマトリックス状に配置されている。各発光素子部2
04には、実施例8と同様な図示略の表示画素及びダミ
ー画素が設けられており、更に各発光素子部204…
は、表示画素群からなる有効光学領域Aと、有効光学領
域Aの周囲に配置されたダミー画素群からなるダミー領
域Bとに区画されている。
【0103】有効光学領域Aにおける表示画素と、ダミ
ー領域Bにおけるダミー画素の構成は、実施例8におい
て説明した表示画素111及びダミー画素111’の構
成と同じである。また、図示略の回路素子部の構成も、
実施例8の回路素子部103の構成と同じである。
【0104】このようにして基板201には、複数の有
効光学領域A…からなる有効光学領域群Cが形成されて
いる。
【0105】この基板201は最終的に、図中一点鎖線
に沿って切り離され、16枚の小さな基板に切り分けら
れる。これにより、1つの基板から複数の有機EL装置
を同時に製造することができる。
【0106】更に基板201には、有効光学領域群Cの
周囲に別のダミー領域Dが形成されている。
【0107】ダミー領域Dに設けられるダミー画素の数
は、図12の図示X方向に沿う幅X’の間には、R・G
・Bの3つのダミー画素からなる組を10組以上設ける
ことが好ましい。また、図12の図示Y方向に沿う幅
Y’の間には、R・G・Bの多数のダミー画素からなる
列を10列以上設けることが好ましい。
【0108】この基板201に対して、実施例8と同様
にしてポリイミドバンクを撥インク処理し、更に正孔注
入層材料を含むインク組成物をインクジェットヘッドか
ら吐出させて表示画素ならびにダミー画素にパターニン
グ塗布する。
【0109】尚、正孔注入層材料を含むインク組成物を
インクジェットヘッドにより吐出させる際には、例え
ば、1つの表示素子部204幅方向(図示X方向)と同
程度の幅のノズル列を有するインクジェットヘッドを用
意し、このインクジェットヘッドを、図12の図中下側
から表示素子部204上を図中矢印Y方向に沿って図中
上側まで移動させながら行うことが好ましい。インクジ
ェットヘッドの幅は、これに限らず、一つの表示素子部
204の幅の整数倍であればよい。
【0110】このときのインクジェットヘッドの軌跡
は、例えば図13(A)に示すように、インクジェット
ヘッドHを図中上側に移動させた後に斜め下側まで空走
し、再度上側に向けて移動させるジグザグな軌跡や、図
13(B)に示すように上側に移動してから横方向にス
ライド(空走)し、次に下側に移動させるつづら折れ状
の軌跡であっても良い。
【0111】上記の場合はいずれも、インク組成物の吐
出順序が、ダミー領域D、B、有効光学領域A、ダミー
領域B、D、ダミー領域D、B、有効光学領域A、…、
ダミー領域B、Dの順となり、インク組成物の吐出を、
ダミー領域Dから始めてダミー領域Dで終了させること
ができる。
【0112】また、実施例8のように、有効光学領域群
Cの幅方向(図示X方向)と同程度の幅のノズル列を有
するインクジェットヘッドを用意し、このインクジェッ
トヘッドを、図12の図中下側から表示素子部204上
を図中矢印Y方向に沿って図中上側まで移動させながら
行ってもよい。この場合のインク組成物の吐出順序は、
ダミー領域D、B、有効光学領域A、ダミー領域B、D
の順となり、インク組成物の吐出を、ダミー領域Dから
始めてダミー領域Dで終了させることができる。
【0113】従っていずれの場合も、ダミー領域Dでイ
ンク組成物を吐出させてから有効光学領域Aで吐出する
ため、有効光学領域Aの全体において、インク組成物の
乾燥を均一に行うことができた。
【0114】また、インクジェットヘッドがジグザグな
軌跡やつづら折れ状の軌跡をとる場合は、空走の後に必
ずダミー領域Dで吐出することになるので、空走中にイ
ンクジェットヘッドに充填されたインクの状態が変化し
た場合でも、ダミー領域Dで予備吐出してから有効光学
領域Aで吐出することになり、有効光学領域Aでの吐出
を安定して行うことができる。
【0115】次に、実施例1と同様にして正孔注入層材
料インク組成物の溶媒の除去、熱処理を行い、正孔注入
層131を形成する。
【0116】有効光学領域Aの外側にはダミー領域Bの
ダミー画素が設けられ、更にその外側には別のダミー領
域Dのダミー画素が設けられているので、ダミー領域B
との境界付近にある表示画素における組成物インクの乾
燥条件を、有効光学領域Aの中央付近の表示画素におけ
る乾燥条件にほぼ一致させることができ、これによりダ
ミー領域Bとの境界付近にある表示画素でも均一な厚さ
の正孔注入層を形成することができる。従って有効光学
領域Aの全体に渡って、膜厚の均一な正孔注入層を形成
することができる。
【0117】特に、ダミー領域Dが有効光学領域群Cの
周囲に設けられているので、1つの基板から多数の表示
装置を製造する場合でも、膜厚の均一な正孔注入層を形
成できる。
【0118】次に、実施例1と同様に、赤色、緑色、青
色の発光層用インク組成物をインクジェットヘッドから
吐出させて有効光学領域ならびにダミー領域にパターン
塗布して熱処理することでR・G・Bの発光層を形成す
る。有効光学領域Aにおいては、正孔注入層の場合と同
様に、膜厚の均一な発光層を形成できる。
【0119】尚、発光層の形成の際には、正孔注入層の
場合と同様にしてインクジェットヘッドを図13(A)
または図13(B)に示すように移動させながら行うこ
とで、インク組成物の吐出順序を正孔注入層の場合と同
様とし、これによりインク組成物の吐出をダミー領域D
から始めてダミー領域Dで終了させるようにできる。こ
れにより、有効光学領域Aの全体において、インク組成
物の乾燥を均一に行うことができた。
【0120】発光層形成後、陰極として、2nmのLi
F層、20nmのCa層及び200nmのAl層を真空
加熱蒸着で積層形成し、最後にエポキシ樹脂により封止
を行う。
【0121】こうして、有効光学領域Aで輝度ムラ、色
ムラのない均一な表示の有機EL装置を得ることができ
る。
【0122】なお、ここでは有機EL層として高分子材
料を用いたが、低分子材料を用いてもよい。低分子材料
を用いた場合は、図14のようにマスク71を用いた蒸
着法によって形成することが好ましい。このとき、有効
光学領域Eに対応する領域及び有効光学領域Eに対応す
る領域外(ダミー領域Fに対応する領域)が開口したマ
スクを用いて、材料を成膜することで本発明が実現でき
る。蒸着法を用いた場合も、ダミー領域を設けることに
よって、有効光学領域全体において均一な有機EL層を
形成することが可能になる。
【0123】(実施例10)次に、前記の第1〜第9の
実施例により製造された有機EL装置のいずれかを備え
た電子機器の具体例について説明する。
【0124】図15(A)は、携帯電話の一例を示した
斜視図である。図15(A)において、符号600は携
帯電話本体を示し、符号601は前記の有機EL装置の
いずれかを用いた表示部を示している。
【0125】図15(B)は、ワープロ、パソコンなど
の携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図
15(B)において、符号700は情報処理装置、符号
701はキーボードなどの入力部、符号703は情報処
理装置本体、符号702は前記の有機EL装置のいずれ
かを用いた表示部を示している。
【0126】図15(C)は、腕時計型電子機器の一例
を示した斜視図である。図15(C)において、符号8
00は時計本体を示し、符号801は前記の有機EL装
置のいずれかを用いた表示部を示している。
【0127】図15(A)〜(C)に示すそれぞれの電
子機器は、前記の有機EL装置のいずれかを用いた表示
部を備えたものであり、先の実施例1〜9で製造した有
機EL装置の特徴を有するので、いずれの有機EL装置
を用いても表示品質に優れた効果を有する電子機器とな
る。
【0128】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンクジェット方式で基板上に有機EL材料を吐出、塗布
し有機EL層を形成する有機EL装置の製造において、
表示画素領域の周囲に、ダミー吐出、塗布領域を導入
し、有効光学領域において、塗布液滴を、同間隔で配置
することにより、画素領域に塗布された有機EL材料溶
液の乾燥を均一にし、有効光学領域画素間或いは各画素
内で輝度、発光色のムラの無い、均一な表示装置ならび
に表示装置の製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インクジェット方式による有機EL装置の製
造方法の一例を示す断面図。
【図2】 本発明に関わるインクジェット方式による有
機EL装置の製造方法の一例を示す断面図。
【図3】 実施例1の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図4】 実施例2の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図5】 実施例3の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図6】 実施例4の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図7】 実施例5の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図8】 実施例6の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図9】 実施例7の有機EL装置の製造方法を説明す
る工程図。
【図10】 実施例8の有機EL装置の製造方法を説明
する図であって、(A)は正孔注入層形成前の基板の平
面図であり、(B)は(A)のMM’線に沿う部分断面
図である。
【図11】 実施例8の有機EL装置の製造方法を説明
する工程図。
【図12】 実施例9の有機EL装置の製造方法を説明
する図であって、正孔注入層形成前の基板の平面図であ
る。
【図13】 実施例9の有機EL装置の製造方法を説明
する図であって、インクジェットヘッドの軌跡を示す模
式図である。
【図14】 実施例9の有機EL装置の他の製造方法を
説明する図である。
【図15】 実施例10の電子機器を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、25、102、202 ガラス基板 11 薄膜トランジスタ(TFT) 12、27、108 透明電極 13、28、53、62、109 SiO2バンク 14、29,40、54、63、110、110’有機
物(ポリイミド)バンク 15 有機EL材料インク組成物 16 インクジェットヘッド 17 有機EL薄膜層 17 発光層用インク組成物 26 薄膜トランジスタ(TFT) 30、41,55、64 正孔注入層材料インク組成物 31 正孔注入層 32、56,65 赤色発光材料インク組成物 33、57,66 緑色発光材料インク組成物 34、58,67 青色発光材料インク組成物 35 赤色発光層 36 緑発光層 37 青色発光層 38 陰極 42 表示画素 43、44 ダミー画素 50 表示画素 51 表示画素領域内ダミー画素 52 表示画素領域外ダミー画素 60 表示画素 61 表示画素領域外ダミー画素 101、201 基板 103 回路素子部 104,204 表示素子部 105 TFT素子 109’ SiO2薄膜 111 表示画素 111’ダミー画素 131 正孔注入層 135,136,137 発光層 A 有効光学領域 B、D ダミー領域 C 有効光学領域群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 Z Fターム(参考) 3K007 AB11 AB18 DB03 FA01 5C094 AA03 AA08 AA43 AA48 AA55 BA03 BA12 BA27 CA19 CA24 DA13 EA04 FA01 FB01 FB20 GB10 5G435 AA01 AA04 AA17 BB05 CC09 CC12 HH01 HH20 KK05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機エレクトロルミネッセンス材料を含
    む組成物を複数の電極上に塗布することにより各電極上
    に、有機エレクトロルミネッセンス層をそれぞれ形成す
    る有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法におい
    て、 前記複数の電極が形成される有効光学領域が設けられ、
    有機エレクトロルミネッセンス材料を含む組成物の塗布
    領域を前記有効光学領域より大きくすることを特徴とす
    る有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記有効光学領域の周囲に塗布領域を設
    けることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロル
    ミネッセンス装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記有効光学領域の周囲に設けた塗布領
    域がダミー領域であり、該ダミー領域にも有機エレクト
    ロルミネッセンス材料を含む組成物を塗布して有機エレ
    クトロルミネッセンス層を形成することを特徴とする請
    求項1又は2記載の有機エレクトロルミネッセンス装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ダミー領域に、前記電極と同一材料
    からなる層を形成し、前記層上に、前記有機エレクトロ
    ルミネッセンス材料を含む組成物を塗布することを特徴
    とする請求項3に記載の有機エレクトロルミネッセンス
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に2以上の前記有効光学領域から
    なる有効光学領域群を設け、各有効光学領域の周囲にダ
    ミー領域をそれぞれ設けるとともに、前記有効光学領域
    群の周囲に別のダミー領域を設けることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の有機エレクトロルミネ
    ッセンス装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記有機エレクトロルミネッセンス材料
    を含む組成物を塗布する場合において、塗布開始時には
    ダミー領域に塗布してから有効光学領域に塗布を行い、
    塗布終了時には有効光学領域に塗布した後にダミー領域
    に塗布して終わることを特徴とする請求項3または請求
    項4に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 全塗布領域内における個々の塗布領域が
    等間隔にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    かに記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 隣接する前記電極を等間隔で配置するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の有機エレクトロルミネ
    ッセンス装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 複数の電極と、前記各電極上に有機エレ
    クトロルミネッセンス層とを含む有効光学領域、を有す
    る有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法であっ
    て、 前記有効光学領域となるべき領域と、前記有効光学領域
    となるべき領域外とに、前記エレクトロルミネッセンス
    層を形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッ
    センス装置の製造方法。
  10. 【請求項10】複数の電極と、前記各電極上に有機エレ
    クトロルミネッセンス層とを含む有効光学領域、を有す
    る有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法であっ
    て、 前記有効光学領域となるべき領域における、前記電極が
    形成されていない領域に有機エレクトロルミネッセンス
    層を形成することを特徴とする有機エレクトロルミネッ
    センス装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至8のいずれかに記載の有
    機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法により製造
    される有機エレクトロルミネッセンス装置。
  12. 【請求項12】 複数の電極を有し、前記複数の電極上
    にそれぞれ有機エレクトロルミネッセンス層が形成され
    てなる有機エレクトロルミネッセンス装置であって、 前記複数の電極が形成された有効光学領域と、 前記有効光学領域の周囲に、前記有機エレクトロルミネ
    ッセンス層が形成されてなるダミー領域を含むことを特
    徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  13. 【請求項13】前記複数の電極の間にバンク層を有して
    なり、 前記ダミー領域において、前記有機エレクトロルミネッ
    センス層は前記バンク層と同一材料からなる層の上方に
    配置されてなることを特徴とする請求項12に記載の有
    機エレクトロルミネッセンス装置。
  14. 【請求項14】前記バンク層は、無機物バンク層及び有
    機物バンク層とを含み、前記ダミー領域において、前記
    有機エレクトロルミネッセンス層は前記無機物バンク層
    と同一材料からなる層の上方に配置されてなることを特
    徴とする請求項13に記載の有機エレクトロルミネッセ
    ンス装置。
  15. 【請求項15】前記ダミー領域に形成された前記有機エ
    レクトロルミネッセンス層の間に、前記バンク層が形成
    されてなることを特徴とする請求項14に記載の有機エ
    レクトロルミネッセンス装置。
  16. 【請求項16】前記ダミー領域において、前記有機エレ
    クトロルミネッセンス層は前記有機物バンク層と同一材
    料からなる層の上方に配置されてなることを特徴とする
    請求項13に記載の有機エレクトロルミネッセンス装
    置。
  17. 【請求項17】前記ダミー領域において、前記有機エレ
    クトロルミネッセンス層は前記電極と同一材料からなる
    層の上方に配置されてなることを特徴とする請求項12
    に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  18. 【請求項18】前記ダミー領域に形成された有機エレク
    トロルミネッセンス層の間には、前記バンク層が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項17に記載の有機エレ
    クトロルミネッセンス装置。
  19. 【請求項19】前記有効光学領域及び前記ダミー領域に
    おいて、隣接する前記有機エレクトロルミネッセンス層
    の間隔が等しいことを特徴とする請求項12から18の
    いずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  20. 【請求項20】前記有効光学領域と前記ダミー領域と
    の、前記基板の上方の断面構造がほぼ等しいことを特徴
    とする請求項12に記載の有機エレクトロルミネッセン
    ス装置。
  21. 【請求項21】 複数の電極と、前記各電極上に有機エ
    レクトロルミネッセンス層とを含む有効光学領域、を有
    する有機エレクトロルミネッセンス装置であって、 前記有効光学領域となるべき領域と、前記有効光学領域
    となるべき領域外とに、前記エレクトロルミネッセンス
    層が形成されてなることを特徴とする有機エレクトロル
    ミネッセンス装置。
  22. 【請求項22】複数の電極と、前記各電極上に有機エレ
    クトロルミネッセンス層とを含む有効光学領域、を有す
    る有機エレクトロルミネッセンス装置であって、 前記有効光学領域となるべき領域における、前記電極が
    形成されていない領域に有機エレクトロルミネッセンス
    層が形成されてなることを特徴とする有機エレクトロル
    ミネッセンス装置。
  23. 【請求項23】 請求項12ないし請求項20,21、
    22のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス
    装置を具備してなることを特徴とする電子機器。
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