JP2002249896A - 液処理装置、液処理方法 - Google Patents

液処理装置、液処理方法

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JP2002249896A
JP2002249896A JP2001051121A JP2001051121A JP2002249896A JP 2002249896 A JP2002249896 A JP 2002249896A JP 2001051121 A JP2001051121 A JP 2001051121A JP 2001051121 A JP2001051121 A JP 2001051121A JP 2002249896 A JP2002249896 A JP 2002249896A
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JP2001051121A
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Yasushi Yagi
靖司 八木
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液相処理のため被処理体に電気を供給する電
気接点のコンタクトを確実にし、またこの電気接点を処
理液から確実にシールすることが可能な液処理装置およ
び液処理方法を提供すること。 【解決手段】 被処理体保持部に設けられたコンタクト
部材に電気的接触する被処理体の周縁部のシール状態
を、被処理体保持部が処理槽上から移送機構により退避
されるまで維持する。この退避のあと、被処理体の処理
面を洗浄する。よって、処理液への洗浄液の混入に留意
することなく、処理槽とは異なる洗浄機構により十分に
処理面および被処理体保持部を洗浄することができる。
また、この洗浄機構は、処理槽とは別の場所に設置する
ことができるので、洗浄を行う雰囲気を処理液ミストが
存在しない空間とすることが容易になる。これにより、
シール状態の開放によっても被処理体保持部に設けられ
たコンタクト部材およびシール部材への汚染が大きく軽
減され、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体に液相で
の処理を行う液処理装置および液処理方法に係り、特
に、液相処理のため被処理体に電気を供給する電気接点
の接触を確実にし、またこの電気接点を処理液から確実
にシールするのに適する液処理装置および液処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスや液晶デバイス製造
プロセスにおける液処理工程は、近年、半導体デバイス
や液晶デバイスの製造で必要とされる加工の微細化に伴
い、気相状態での反応プロセスに代わりより頻繁に用い
られるようになってきている。
【0003】液処理工程の一例として被処理体たるウエ
ハ面に銅メッキを施す工程を説明する。被処理ウエハ面
に銅メッキする場合、その面には、電界メッキのカソー
ドとなりメッキ形成の種(シード)となる導電性の種付
け層があらかじめ形成される。
【0004】種付け層が形成された被処理ウエハ面は、
例えば硫酸銅をベースとするメッキ液に接触するように
メッキ液槽に漬けられ、ウエハ外周の複数の点からは、
種付け層へ電気導体(カソードコンタクト、以下、適
宜、単にコンタクトという。)の接触を行ない電解メッ
キのための電気が供給される。
【0005】また、ウエハ周縁部のコンタクトとの接触
部位は、メッキ液の侵入を防止するように例えばゴム製
のシール部材でシールされる。これにより、コンタクト
はメッキ液により腐食されるのが防止される。メッキ液
槽には、メッキ液に浸漬されて例えばりんを含む銅のア
ノード電極が配設される。
【0006】これらの構成を用い、カソード、アノード
間に電気を供給することにより、当初種付け層であった
カソードに銅を還元析出させ、銅をメッキとして種付け
層上に形成するものである。
【0007】以上のような構成を有するメッキ処理装置
において、カソードコンタクトによりウエハ周縁部への
電気的接触を確実にし、また、シール部材によってカソ
ードコンタクトのシール性を確保することは、重要な技
術課題である。
【0008】カソードコンタクトによるウエハ周縁部へ
の電気的接触が確実でないと、その接触の電気抵抗が増
大し、ウエハ面上のメッキ形成膜厚の均一性が劣化し歩
留まりに影響するからである。接触抵抗の増大がメッキ
形成膜厚の均一性劣化になるのは、カソードコンタクト
の接触抵抗が大きいほどメッキ処理中のその電気の流れ
が減少し、この減少に応じて、そのコンタクトを通る電
気によってウエハ面上に形成されるメッキ量も減少する
からである。
【0009】このような電気的接触の劣化は、摩耗など
の機械的劣化のほか、コンタクトの表面がメッキ液によ
り変質することによっても発生する。上述のように、メ
ッキ液が腐蝕性を有することがこのような変質をもたら
す原因である。したがって、シール部材によってカソー
ドコンタクトのシール性を確保することが重要になる。
【0010】しかしながら、メッキ処理中においてシー
ル性を確保しても、メッキ処理を終えたウエハをメッキ
液槽から搬出するときに上記シール部材とウエハとのシ
ール状態が解かれるとき問題がある。すなわち、シール
部材接触部位に存在する残留メッキ液が、シール部材と
ウエハとの隔離に伴い表面張力により液膜を形成するの
でこれが壊れて飛沫が空中に飛散する。この飛沫はすぐ
近くに存在するコンタクトに付着し得るので、メッキ液
成分の残留量によってはコンタクトの腐蝕劣化が生じ得
る。
【0011】また、同様の場合に、シール部材の表面に
メッキ液が残留すると、その析出物がシール部材表面で
非弾力体としてはたらき、シール不良が発生し得る。こ
のようなシール不良は、コンタクトへのメッキ液侵入の
原因になりコンタクトの接触抵抗を変化させる要因にな
る。
【0012】このような事情を考慮した、コンタクトお
よびシール部材にメッキ液の汚染が生じないようにする
一応の策として次のようなものがある。例えば、ウエハ
のシール状態を解く前にウエハ処理面をメッキ処理装置
内で純水等で洗浄する方法である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によれば、シ
ール状態を解くとき発生する飛沫に含まれるメッキ液成
分がごくわずかとなりコンタクトおよびシール部材のメ
ッキ液汚染は軽減される。しかしながら、メッキ処理装
置内で洗浄を行うためメッキ液槽に洗浄液が混ざり込み
メッキ液の組成管理上は適切でない。したがって、この
ような洗浄はあまり念入りに行うことができない。
【0014】この不都合をなくすため、メッキ処理装置
内で上記洗浄を行うときにはメッキ液槽からメッキ液を
すべて抜いてから行う方法も考えられる。これによれ
ば、被処理ウエハ面を十分に洗浄することができるが、
ウエハ一枚処理ごとにメッキ液槽からメッキ液を抜いて
洗浄後に再び満たすことが必要になるので生産性が非常
に悪化し、実用的ではない。
【0015】また、そもそもメッキ処理装置内で被処理
ウエハの洗浄を行う場合には、メッキ液のミストが存在
する雰囲気下で洗浄するのでどうしても洗浄効果に一定
に限界がある。
【0016】以上説明したように、現状のメッキ処理装
置は、カソードコンタクトによるウエハ周縁部への電気
的接触の不良、およびシール部材によるカソードコンタ
クトのシール性確保の不良がなおも発生し得る構成であ
る。
【0017】本発明は、上記のような事情を考慮してな
されたもので、液相処理のため被処理体に電気を供給す
る電気接点のコンタクトを確実にし、またこの電気接点
を処理液から確実にシールすることが可能な液処理装置
および液処理方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る液処理装置は、処理液を収容し得、前
記収容された処理液に浸漬状態となる第1の電極を具備
する処理槽と、被処理体を保持してその処理面を前記処
理液に接触させる被処理体保持部と、前記被処理体保持
部に設けられ、前記処理液に接触させられた前記処理面
の導電層を第2の電極とすべく前記被処理体の周縁部に
電気的接触するコンタクト部材と、前記被処理体保持部
に設けられ、前記電気的接触された前記被処理体の周縁
部を前記処理面に接触する前記処理液からシールするシ
ール部材と、前記被処理体を保持した前記被処理体保持
部を、前記シールされた被処理体周縁部をシール状態の
ままにして、前記処理槽から退避および前記処理槽に移
動させる被処理体保持部の移送機構と、前記退避させら
れた被処理体保持部を、そこに保持された前記被処理体
の処理面を含めて洗浄する洗浄機構とを有することを特
徴とする(請求項1)。
【0019】すなわち、被処理体保持部に設けられたコ
ンタクト部材に電気的接触する被処理体の周縁部のシー
ル状態は、被処理体保持部が処理槽上から移送機構によ
り退避されるまで維持される。そして、被処理体保持部
の処理槽上からの退避のあと、これを被処理体の処理面
を含めて洗浄する。
【0020】よって、処理液への洗浄液の混入を気にす
ることなく、処理槽とは異なる洗浄機構により十分に処
理面および被処理体保持部を洗浄することができる。ま
た、この洗浄機構は、処理槽とは別の場所に設置するこ
とができるので、洗浄を行う雰囲気を処理液ミストが存
在しない空間とすることが容易になる。したがって、処
理面および被処理体保持部に対するメッキ液成分除去と
いう洗浄の効果が十分に発揮される。
【0021】これにより、シール状態の開放によっても
被処理体保持部に設けられたコンタクト部材およびシー
ル部材への汚染が大きく軽減される。したがって、液相
処理のため被処理体に電気を供給する電気接点のコンタ
クトを確実にし、またこの電気接点を処理液から確実に
シールすることが可能になる。
【0022】また、本発明に係る液処理方法は、処理液
を収容し得、前記収容された処理液に浸漬状態となる第
1の電極を具備する処理槽と、被処理体を保持してその
処理面を前記処理液に接触させる被処理体保持部と、前
記被処理体保持部に設けられ、前記処理液に接触させら
れた前記処理面の導電層を第2の電極とすべく前記被処
理体の周縁部に電気的接触するコンタクト部材と、前記
被処理体保持部に設けられ、前記電気的接触された前記
被処理体の周縁部を前記処理面に接触する前記処理液か
らシールするシール部材と、前記被処理体を保持した前
記被処理体保持部を、前記シールされた被処理体周縁部
をシール状態のままにして、前記処理槽から退避および
前記処理槽に移動させる被処理体保持部の移送機構と、
前記退避させられた被処理体保持部を、そこに保持され
た前記被処理体の処理面を含めて洗浄する洗浄機構とを
有する液処理装置を用いる液処理方法である。ここで、
処理すべき被処理体の周縁部と前記コンタクト部材で電
気的接触を取り、かつ、前記電気的接触された被処理体
周縁部のシール状態を前記シール部材で確立するよう
に、前記処理すべき被処理体を前記被処理体保持部に保
持させるステップと、前記保持された被処理体の処理面
を前記処理槽に収容された処理液に接触させ、かつ、前
記コンタクト部材と前記第1の電極との間に電気を供給
して、前記処理面を処理するステップと、前記処理の後
の被処理体を保持した前記被処理体保持部を前記シール
状態のまま前記移送機構により前記洗浄機構に退避する
ステップと、前記退避された被処理体保持部を、そこに
保持された前記被処理体の処理面を含めて洗浄するステ
ップとを有することを特徴とする(請求項6)。
【0023】すなわち、被処理体保持部に設けられたコ
ンタクト部材に電気的接触する被処理体の周縁部のシー
ル状態は、被処理体保持部が処理槽上から移送機構によ
り退避されるまで維持される。そして、被処理体保持部
の処理槽上からの退避のあと、これを被処理体の処理面
を含めて洗浄する。
【0024】したがって、上記の説明と同様にして、液
相処理のため被処理体に電気を供給する電気接点のコン
タクトを確実にし、またこの電気接点を処理液から確実
にシールすることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の液処理装置において、前記洗浄機構
は、さらに、前記被処理体保持部が被処理体を保持して
いないときに前記コンタクト部材と前記シール部材とを
洗浄する(請求項2)。
【0026】これによれば、処理槽において、シールさ
れたコンタクト部材またはシール部材に処理液が雰囲気
中にミストとして達した場合の汚染をも除去することが
できる。したがって、一層、液相処理のため被処理体に
電気を供給する電気接点のコンタクトを確実にし、また
この電気接点を処理液から確実にシールすることが可能
になる。
【0027】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載の液処理装置において、前記被処理体保持部に保
持させるべき被処理体を搬送する被処理体搬送機構をさ
らに有し、前記被処理体搬送機構は、前記保持させるべ
き被処理体の前記被処理体保持部への受け渡しを、前記
被処理体保持部が前記処理槽より前記洗浄機構に近い場
所にあるときに行う(請求項3)。
【0028】これによれば、被処理体保持部の待機場所
を、処理液ミストの雰囲気中とは異なる場所とすること
ができる。したがって、被処理体保持部に設けられたコ
ンタクト部材およびシール部材の処理液による汚染をな
おも小さくすることができる。よって、一層、液相処理
のため被処理体に電気を供給する電気接点のコンタクト
を確実にし、またこの電気接点を処理液から確実にシー
ルすることが可能になる。
【0029】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載の液処理装置において、前記洗浄された被処理体
を搬送する被処理体搬送機構をさらに有し、前記被処理
体搬送機構は、前記洗浄された被処理体の前記被処理体
保持部からの受け取りを、前記被処理体保持部が前記処
理槽より前記洗浄機構に近い場所にあるときに行う(請
求項4)。
【0030】これによれば、洗浄後に、洗浄機構に位置
する被処理体保持機構から直接被処理体を搬出すること
ができ、したがって、合理的に次工程に被処理体を受け
渡すことができる。
【0031】また、好ましい実施の形態として、請求項
4記載の液処理装置において、前記洗浄された被処理体
の周縁部をエッチング洗浄する第2の洗浄機構をさらに
有し、前記洗浄機構により洗浄された被処理体の、前記
被処理体保持部から前記第2の洗浄機構への移動は前記
被処理体搬送機構によりなされ、前記第2の洗浄機構
は、この第2の洗浄機構と前記処理槽との間に前記洗浄
機構が位置するように配置される(請求項5)。
【0032】これによれば、第2の洗浄機構への被処理
体の移動を処理槽とは離れた場所で行うことが可能にな
り、また、上記の、「洗浄後に、洗浄機構に位置する被
処理体保持機構から直接被処理体を搬出することができ
ること」とあいまって、洗浄後の被処理体をできる限り
処理槽から遠ざけることができる。したがって、被処理
体自体への処理液ミストによる汚染が軽減され、第2の
洗浄機構による洗浄負担を減らすことができる。
【0033】また、好ましい実施の形態として、請求項
6記載の液処理方法において、前記処理すべき被処理体
を前記被処理体保持部に保持させる前または前記洗浄機
構に退避させられた前記被処理体保持部を洗浄した後、
前記コンタクト部材と前記シール部材とを前記洗浄機構
により洗浄するステップをさらに有する(請求項7)。
これによれば、請求項2の説明と同様にして、その作用
・効果が発揮される。
【0034】また、好ましい実施の形態として、請求項
6記載の液処理方法において、前記処理すべき被処理体
を前記被処理体保持部に保持させるステップは、前記被
処理体保持部が前記処理槽より前記洗浄機構に近い場所
にあるときに行う(請求項8)。これによれば、請求項
3の説明と同様にして、その作用・効果が発揮される。
【0035】また、好ましい実施の形態として、請求項
6記載の液処理方法において、前記被処理体保持部が前
記処理槽より前記洗浄機構に近い場所にあるときに、前
記洗浄された被処理体を前記被処理体保持部から被処理
体搬送機構が受け取るステップをさらに有する(請求項
9)。これによれば、請求項4の説明と同様にして、そ
の作用・効果が発揮される。
【0036】以下、本発明の実施形態を図面を参照しな
がら説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施形態たる液処理装
置の処理槽付近を模式的に示す正面断面図である。同図
は、液処理装置として、被処理体としての半導体ウエハ
面上に配線や配線間のビアをメッキにより形成するメッ
キ処理装置を例示し、メッキ液槽(処理槽に相当す
る。)付近のメッキ処理部を示すものである。図1に示
すように、このメッキ処理部10は、全体が密閉構造の
ハウジング12で覆われている。このハウジング12
は、合成樹脂等の耐メッキ液性の材料で構成されてい
る。
【0038】ハウジング12の内部は上下2段、すなわ
ち下段に位置する第1の処理部と上段に位置する第2の
処理部とに分かれた構造になっている。この第1の処理
部と第2の処理部は、排気口22を内蔵したセパレータ
23により仕切られている。このセパレータ23の中央
には、ウエハ保持部17に保持されたウエハ21が第1
の処理部と第2の処理部との間を行き来できるように貫
通孔が設けられている。
【0039】また、第1の処理部と第2の処理部との境
界のやや上部から後述するガイドレール15までに当た
るハウジング12には、ウエハ保持部17をその駆動部
14とともにメッキ処理部10内に移動、またはメッキ
処理部10内から退避するためのゲートバルブ18が設
けられている。このゲートバルブ18が閉じるとメッキ
処理部10内はその外側の空間とは隔絶された空間とな
るので、メッキ処理部10から外側の空間内への汚れの
拡散が防止される。
【0040】第1の処理部の内部には処理槽としてのメ
ッキ液槽24が配設されている。このメッキ液槽24
は、その外側に同心的に配設された外槽25が付帯され
ている。メッキ液でメッキ液槽24を満たしたときに、
後述するメッキ位置(IV)にあるウエハ21の被メッ
キ面がメッキ液液面よりも低くなるようにメッキ液槽2
4が固定されている。
【0041】メッキ液槽24は有底のほぼ円筒形に形成
されており、メッキ液槽24の開口面はほぼ水平に維持
されている。メッキ液槽24の内部には、メッキ液槽2
4の底面側から上面に向けてメッキ液を噴出させる噴出
管29がメッキ液槽24の底面のほぼ中心からメッキ液
槽24の深さ方向ほぼ中間付近まで突出している。噴出
管29の周囲には、ほぼ円盤状の第1の電極としてのア
ノード電極27がメッキ液槽24と同心的に配設されて
おり、このアノード電極27を例えば硫酸銅を含んだメ
ッキ液中に溶解させることによりメッキ液中の銅イオン
濃度を一定に保っている。
【0042】また、このアノード電極27にはリード線
が外槽25の外部にある図示しない外部電源まで延設さ
れており、この電源を投入することによりアノード電極
27とウエハ21との間に電界を形成するようになって
いる。
【0043】噴出管29の端部外周とメッキ液槽24と
の間には、メッキ液槽24を上下に仕切り分ける隔膜2
6がアノード電極27の上方に設けられており、隔膜2
6で仕切られたメッキ液槽24の上側(以下「メッキ液
槽の上側」という。)には噴出管29から第1の処理液
としてのメッキ液が供給され、隔膜26で仕切られたメ
ッキ液槽24の下側(以下「メッキ液槽の下側」とい
う。)には、後述する循環配管28から第2の処理液と
してのメッキ液が供給されるようになっている。また、
この隔膜26はイオンを透過するが、アノード電極27
を溶解させたときに生じる不純物およびウエハ21の被
メッキ面にメッキ処理中に発生する例えば酸素および水
素のような泡を透過させないように構成されている。
【0044】メッキ液槽24の底面の中心から偏心した
位置には循環配管28、30が設けられており、この循
環配管28、30の間には図示しないポンプが配設され
ている。このポンプを作動させてメッキ液槽24の下側
にメッキ液を循環させるようになっている。
【0045】外槽25は、メッキ液槽24と同様に有底
の略円筒形に形成されており、外槽25の開口面はほぼ
水平に維持されている。外槽25の底部には排出口が2
箇所設けられており、この排出口には配管32が接続さ
れている。この配管32と噴出管29との間にはポンプ
31が配設されている。なお、配管32には、メッキ液
を収容した図示省略のタンクがポンプとバルブを介して
接続されており、そのポンプを作動させてそのバルブを
開くことによりタンク内のメッキ液をメッキ液槽24に
供給できるようになっている。
【0046】一方、第2の処理部の内部には、ウエハ2
1を保持する被処理体保持部としてのウエハ保持部17
がメッキ液槽24の中心の真上に配設されている。ま
た、ウエハ保持部17は、ウエハ保持部17ごとウエハ
21をほぼ水平面内で回転させることができ、かつ、ウ
エハ保持部17を上下動させる駆動部14に懸設されて
いる。
【0047】駆動部14は、合成樹脂等の耐メッキ液性
の材料で形成されたカバーで覆われており、メッキ液の
蒸発したミスト、飛散したミストが、駆動部14内に浸
入するのを防止している。また、駆動部14は、ほぼ水
平に配置されメッキ処理部10外に延長されたガイドレ
ール(被処理体保持部の移送機構に相当する。)15に
図上左方に移動可能に配設されており、これにより、駆
動部14およびウエハ保持部17は、ウエハ保持部17
に保持されたウエハ21とともに、メッキ処理部10内
に移動、およびメッキ処理部10から退避することがで
きる。
【0048】駆動部14によるウエハ保持部17の上下
動は、具体的には、ウエハ保持部17に載置されたウエ
ハ21が、初期位置(I)と、後述するスピンドライを
行うためのスピンドライ位置(II)と、ウエハ21の
被メッキ面にメッキ層を形成するためのメッキ処理位置
(III)との間を昇降するように行われる。また、初
期位置(I)はメッキ液槽24内にメッキ液を一杯にし
たときのメッキ液液面より上方にあり、スピンドライ位
置(II)およびメッキ位置(III)はメッキ液液面
より下方にある。
【0049】ウエハ保持部17は、ほぼ円筒形に形成さ
れており、1枚のウエハ21をウエハ保持部17内側に
ほぼ水平に保持できるようになっている。ウエハ保持部
17底面には、ほぼ円状の開口が形成されており、ウエ
ハ保持部17内側に保持されたウエハ21の、第2の電
極として機能する被メッキ面にメッキ層を形成すること
ができるようになっている。
【0050】ウエハ保持部17に保持されるウエハ21
の被メッキ面には、別の装置によりあらかじめ銅の薄
膜、いわゆるシード層が形成されており、後述するカソ
ードコンタクト部材に印加された電圧がウエハ21の被
メッキ面にも印加されるようになっている。
【0051】また、ウエハ保持部17には、ウエハ押圧
機構19、コンタクト・シール押さえ20が備えられて
いる。ウエハ押圧機構19によりウエハ保持部17に載
置されたウエハ21の裏面を押圧し、ウエハ21とコン
タクトとの電気的接触を確実にするようになっている。
ウエハ押圧機構19は、ウエハ21の外周寄りを周方向
にまんべんなく押圧可能なように配設され、ウエハ保持
部17とは独立に上下動するようになっている。
【0052】コンタクト・シール押さえ20は、後述す
るカソードコンタクト部材およびシール部材をウエハ保
持部17に押さえつけ固定するためのものである。コン
タクト・シール押さえ20は、ウエハ保持部17の周方
向に一致するように配設されている。
【0053】次に、この実施形態のメッキ処理装置にお
ける洗浄部(洗浄機構に相当する)の構成について図2
を参照して説明する。同図は、この実施形態のメッキ処
理装置における洗浄部を模式的に示す正面断面図であ
り、すでに説明した構成には同一番号を付してある。
【0054】図2に示すように、この洗浄部40は、全
体が密閉構造のハウジング33で覆われている。ハウジ
ング33の側壁やや上方には、ガイドレール15までの
高さに相当して、ウエハ保持部17をその駆動部14と
ともに洗浄部40内に移動、または洗浄部40内から移
動するためのゲートバルブ34が設けられている。この
ゲートバルブ34が閉じると洗浄部40内はその外側の
空間とは隔絶された空間となり、外側の空間からの汚れ
を防止できる。また、洗浄をする場合の噴出された洗浄
液および洗浄液を洗浄対象から除去するための噴出ガス
を外部に拡散させないようにすることができる。
【0055】なお、図示では省略したが、ゲートバルブ
35のほかに、ハウジング33にはウエハ21をウエハ
保持部17に搬入・搬出するためにゲートバルブが紙面
と平行の壁面に設けられている。
【0056】ガイドレール15は、洗浄部40の外部に
延長されており、すなわち、図1に示したガイドレール
15と一体的に構成されて、この洗浄部40とメッキ処
理部10との間で、駆動部14、ウエハ保持部17、お
よびウエハ保持部17に保持されたウエハ21は、同時
に移動することができる。
【0057】駆動部14は、この洗浄部40内において
もウエハ保持部17を昇降させる。具体的には、ウエハ
保持部17にウエハ21を搬入・搬出するための搬入・
搬出位置(I)と、ウエハ21の被メッキ面およびウエ
ハ保持部17を洗浄するための洗浄位置(III)の間
を昇降する。また、洗浄・乾燥を行う場合にウエハ保持
部17を水平方向に回転することもできる。
【0058】搬入・搬出位置(I)は、メッキ処理部1
0における初期位置(I)とほぼ同一高さ、洗浄位置
(III)は、メッキ処理部10におけるメッキ処理位
置(III)とほぼ同一高さである。このような高さ設
定にすることによりウエハ保持部17がメッキ処理部1
0においてメッキ処理のため下降している状態を、洗浄
部40において再現し、ウエハ保持部17だけでなくウ
エハ保持部17の駆動部17からの駆動軸をも洗浄する
ことができる。
【0059】ハウジング33の内壁面には、洗浄液噴出
/ガス噴出ノズル35が、ウエハ保持部17および駆動
部14を噴出対象とするように多数配設される。また、
ハウジング33の底面には、主にウエハ保持部17に保
持されたウエハ21の被メッキ面に効率的に洗浄液およ
びガスが噴出されるように洗浄液噴出/ガス噴出ノズル
36が配設される。
【0060】なお、洗浄液としては、例えば、純水を用
いることができ、乾燥用のガスとしては、例えば、窒素
ガス等の不活性ガスを用いることができる。
【0061】ハウジング33の底面ほぼ中央には、洗浄
液を回収し噴出されたガスを排出するための排出管37
が設けられている。
【0062】次に、この実施形態におけるウエハ保持部
17へのウエハ21の載置状態の詳細について図3を参
照して説明する。同図は、ウエハ保持部17へのウエハ
21の載置状態を説明するための模式的な正面断面図で
ある。図3においてすでに説明した構成部材には同一番
号を付してある。
【0063】図3に示すように、ウエハ保持部17は、
側部材17aと底部材17bとで構成され、それらの内
側には、ウエハ21の被メッキ面に電圧を印加するため
の、カソードコンタクト部材42が配設されている。こ
のカソードコンタクト部材42は、導電性の材料から形
成されており、ウエハ保持部17の周方向にリング状に
形成された部分と、この部分から突起して形成された接
点部分とから構成されている。
【0064】接点部分は、リング状部分に少なくとも1
箇所以上一体的に形成されている。また、ウエハ周方向
すべての接点部分の数は、6ないし180とするのが好
ましい。この理由は、例えば直径が30cmのウエハ2
1でも180箇所を上回ると、製作上、加工の不備が発
生しやすいからであり、また、上記範囲を下回ると、ウ
エハ21の被メッキ面のメッキ電流分布が均一になり難
くなるからである。
【0065】また、カソードコンタクト部材42は、リ
ード線が接続されており、図示しない外部電源からリー
ド線を介して電圧を印加できるようになっている。
【0066】コンタクト部材42とのウエハ21の接触
部位は、シール部材41によりメッキ液の侵入を防止す
べくシールされる。シール部材41は、ウエハ保持部1
7の周方向にリング状に配設され、かつウエハ21に対
向する方向にリング状に突起している。また、シール部
材41は、弾力性のある例えばゴムからなり、ウエハ2
1裏面がウエハ押圧機構19により下方向に押圧される
ことにより弾性変形してウエハ21の被メッキ面との間
のシール性を確保する。
【0067】以上説明したようなメッキ処理装置によれ
ば、ウエハ保持部17に設けられたコンタクト部材42
に電気的接触するウエハ21の周縁部のシール状態は、
ウエハ保持部17がメッキ液槽24からガイドレール1
5により洗浄部40に移動してもそのまま維持される。
そして、ウエハ保持部17のメッキ液槽24から洗浄部
40への退避のあと、これをウエハ21の被メッキ面を
含めて洗浄する。
【0068】よって、メッキ液への洗浄液の混入に留意
することなく、メッキ液槽24とは異なる洗浄部40に
より十分にウエハ21の被メッキ面およびウエハ保持部
17を洗浄することができる。また、この洗浄部40
は、メッキ液槽24とは別の場所に設置され、洗浄を行
う雰囲気にメッキ液ミストが存在しない空間である。し
たがって、被メッキ面およびウエハ保持部17に対する
メッキ液成分除去という洗浄の効果が十分に発揮され
る。
【0069】これにより、シール状態の開放によっても
ウエハ保持部17に設けられたコンタクト部材42およ
びシール部材41への汚染が大きく軽減される。したが
って、液相処理のためウエハ21に電気を供給する電気
接点のコンタクトを確実にし、またこの電気接点をメッ
キ液から確実にシールすることが可能になる。
【0070】また、上記のように構成されたメッキ処理
装置では、ウエハ保持部17に保持させるべきウエハ2
1の受け渡しを、洗浄部40において行うことができ
る。すなわち、ウエハ保持部21がウエハ21を受け取
るため待機する場合には、ウエハ保持部17をメッキ液
ミストが存在しない雰囲気に置くことができる。
【0071】したがって、ウエハ保持部17に設けられ
たコンタクト部材42およびシール部材41のメッキ液
による汚染をなおも小さくすることができる。よって、
一層、液相処理のためウエハ21に電気を供給する電気
接点のコンタクトを確実にし、またこの電気接点をメッ
キ液から確実にシールすることが可能になる。
【0072】なお、このメッキ処理装置では、洗浄部4
0による洗浄は、ウエハ保持部17がウエハ21を保持
していないときに、さらに、洗浄液噴出/ガス噴出ノズ
ル36により、コンタクト部材42、シール部材41に
対して行ってもよい。
【0073】これによれば、例えば、メッキ処理部10
において、シールされたコンタクト部材42またはシー
ル部材41にメッキ液が雰囲気中にミストとして達した
場合の汚染をも洗浄・除去することができる。したがっ
て、一層、液相処理のためウエハ21に電気を供給する
電気接点のコンタクトを確実にし、またこの電気接点を
メッキ液から確実にシールすることが可能になる。
【0074】次に、以上構成を述べた、本発明の実施形
態たるメッキ処理装置の動作について図4をも参照して
説明する。図4は、本発明の実施形態たるメッキ処理装
置の動作フローを示す流れ図である。
【0075】まず、洗浄部40の側壁に設けられたゲー
トバルブが開き、未処理のウエハを搬有したアーム(被
処理体搬送機構に相当する。)が伸長してウエハを搬入
・搬出位置(I)に待機しているウエハ保持部17に載
置する。ここで、詳細には、ウエハ保持部17は、図3
に示すようにコンタクト部材42の接点上に載置するよ
うにウエハ21を受け取る(ステップ81)。
【0076】ウエハ21をコンタクト部材42上に載置
した後、アームが退避してゲートバルブが閉じるととも
に、ウエハ保持部17に備えられたウエハ押圧機構19
によりウエハ21の裏面を押圧する(ステップ82)。
この押圧によりシール部材41の突起部が確実に弾性変
形して圧縮応力を生じ接触するウエハ21に反発するの
で、メッキ液がウエハ保持部17内側へ侵入するのを防
止できる。すなわち、これにより、ウエハ21とコンタ
クト部材42との接触とそのシール状態とが確立する。
【0077】次に、ゲートバルブ34が開き、ガイドレ
ール15により、ウエハ21を保持したウエハ保持部1
7と駆動部14とがメッキ処理部10方向に移動する
(ステップ83)。この際、メッキ処理部10では、ゲ
ートバルブ18が開き、移動してくる、ウエハ21を保
持したウエハ保持部17と駆動部14とを受け入れ、こ
れをメッキ液槽24の直上に位置させる。このときウエ
ハ保持部17は初期位置(I)にある。なお、メッキ処
理部10のメッキ液槽24はメッキ液が満たされてい
る。
【0078】その後、ゲートバルブ18が閉じられ、ウ
エハ21の上記シール状態に維持しながら、ウエハ保持
部17が駆動部14の駆動で下降して、ウエハ21をメ
ッキ位置(III)に位置させる。この後、アノード電
極27とカソードコンタクト部材42との間に電圧が印
加され、ウエハ21の被メッキ面に例えば銅のメッキ処
理がなされる(ステップ84)。なお、このメッキ処理
中においては、ウエハ保持部17が駆動部14により回
転しメッキ液流に起因するウエハ21の処理不均一性を
改善する。
【0079】ウエハ21の被メッキ面に十分な厚さのメ
ッキ層を形成した後、電圧の印加を停止する。そして、
所定量のメッキ液を図示しないタンクに戻し、メッキ液
槽24内のメッキ液液面を低下させる。メッキ液液面を
低下させた後、ウエハ保持部17が駆動部14の駆動で
上昇して、ウエハ21をスピンドライ位置(II)に位
置させる。
【0080】この状態でウエハ保持部17が駆動部14
の駆動でほぼ水平面内で回転してスピンドライを行いウ
エハ21のメッキ形成面に付着している余分なメッキ液
を取り除く(ステップ85)。
【0081】十分にスピンドライを行った後、ウエハ保
持部17が駆動部14の駆動で上昇して、ウエハ21を
初期位置(I)に位置させる(ステップ86)。そし
て、ゲートバルブ18が開き、メッキ形成されたウエハ
21を保持したウエハ保持部17と駆動部14とが、ガ
イドレール15に沿ってメッキ液槽24から洗浄部40
方向に退避する(ステップ87)。このとき、洗浄部4
0では、ゲートバルブ34が開き、メッキ形成されたウ
エハ21を保持したウエハ保持部17と駆動部14とを
受け入れる。受け入れられたとき、洗浄部40内でウエ
ハ保持部17は搬入・搬出位置(I)にあり、コンタク
ト部材42のシール状態は維持されたままである。
【0082】次に、ゲートバルブ34が閉じられ、洗浄
部40内でウエハ保持部17が下降し洗浄位置(II
I)に位置する(ステップ88)。そして、洗浄液噴出
/ガス噴出ノズル35、36から洗浄液を噴出し、ウエ
ハ21の被メッキ面、ウエハ保持部17、駆動部14を
十分に洗浄する(ステップ89)。このとき、ウエハ保
持部17が回転することによりウエハ21の被メッキ面
の洗浄効果を向上することができる。
【0083】洗浄が終了したら、次に、洗浄液噴出/ガ
ス噴出ノズル35、36から乾燥するためのガスを噴出
し、ウエハ21の被メッキ面、ウエハ保持部17、駆動
部14を十分に乾燥する(ステップ90)。このとき、
ウエハ保持部17が回転するすることによるスピンドラ
イを併用してもよい。
【0084】乾燥が終了したら、駆動部14がウエハ保
持部17を搬入・搬出位置(I)に昇動する。この状態
で、洗浄部40の側壁に設けられたゲートバルブが開
き、メッキ形成後のウエハ21を、ゲートバルブを通し
て伸張されたアーム(被処理体搬送機構に相当する。)
に受け渡す(ステップ91)。したがって、この時点で
ウエハ21へのシール状態が開放される。よって、十分
洗浄後のシール状態の開放によってウエハ保持部17に
設けられたコンタクト部材42およびシール部材41へ
の汚染は大きく軽減される。したがって、液相処理のた
めウエハ21に電気を供給する電気接点のコンタクトを
確実にし、またこの電気接点をメッキ液から確実にシー
ルすることが可能になる。
【0085】なお、図4において、ステップ92からス
テップ95は、オプションとして設けることができるス
テップである。すなわち、上記でも述べたように、ウエ
ハ保持部17がウエハ21を保持していないときに、洗
浄液噴出/ガス噴出ノズル36により、コンタクト部材
42、シール部材41の洗浄をさらに行うものである。
【0086】これによれば、例えば、メッキ液処理部1
0において、シールされたコンタクト部材42またはシ
ール部材41にメッキ液が雰囲気中にミストとして達し
た場合の汚染をも洗浄・除去することができる。
【0087】動作を説明すると、まず、ウエハ21をウ
エハ保持部17から搬出したあと、ウエハ保持部17
は、洗浄部40内で駆動部14により洗浄位置(II
I)に下降する(ステップ92)。そして、洗浄液噴出
/ガス噴出ノズル36から洗浄液を噴出させコンタクト
部材42、シール部材41を洗浄する(ステップ9
3)。このとき、洗浄効果を向上するためウエハ保持部
17を駆動部14により回転することができる。
【0088】洗浄が十分されたら、洗浄液噴出/ガス噴
出ノズル36から乾燥するためのガスを噴出し、ウエハ
保持部17に設けられたコンタクト部材42、シール部
材41を十分に乾燥する(ステップ94)。このとき、
ウエハ保持部17が回転するすることによるスピンドラ
イを併用してもよい。
【0089】乾燥が終了したら、駆動部14によりウエ
ハ保持部17を上昇させ、搬入・搬出位置(I)に位置
させる。これにより次の未処理ウエハの受け取りが可能
な状態となる。
【0090】なお、このステップ92からステップ95
は、毎回行うようにせず、ウエハを複数枚処理するごと
にまびいて行うようにしてもよい。この理由は、ウエハ
21の被メッキ面、ウエハ保持部17、駆動部14に比
較して、ウエハ保持部17の内部に位置するコンタクト
部材42、シール部材41のメッキ液ミストによる汚染
は小さいと考えられるからである。
【0091】次に、上記で説明したようなメッキ処理装
置に第2の洗浄機構としての第2洗浄部を加えて、かつ
これらの処理をシステム化した装置の実施形態を、図5
を参照して説明する。
【0092】同図は、本発明に係る液処理装置としての
メッキ処理装置をシステム化した実施形態の模式的な平
面図であり、半導体ウエハ(被処理体)にメッキ処理
し、これを洗浄し、さらにウエハの周縁部をエッチング
洗浄(べべルエッチング)するためのシステムであり、
すでに説明した構成要素には同一番号を付してある。
【0093】べべルエッチングとは、メッキ処理のため
あらかじめ形成されたウエハ上の種付け層(シード層)
のうち、ウエハ周縁部のものについてメッキ処理後に除
去する工程である。上記のように、メッキ処理では、ウ
エハ周縁部でコンタクト部材との電気的接触が必要であ
り、コンタクト部材付近はメッキ液からシールされる。
したがって、ウエハ周縁部ではメッキが形成されない。
このようなメッキが重畳形成されない導電層は、メッキ
形成後のウエハの搬送途中において搬送機構との接触に
より容易に剥離し装置を汚染する。このような汚染を防
止するため、メッキ形成後にエッチング除去するもので
ある。
【0094】なお、通常のべべルエッチング工程では、
同時に、ウエハ裏面へのメッキ液質による汚染を洗浄す
ることも行われる場合がある。メッキ処理は、メッキ液
のミストが存在する雰囲気での処理であり、ウエハ裏面
にメッキ液質による汚染が発生し得るからである。
【0095】構成を説明するに、同図に示すように、こ
のシステムは、ウエハ56を出し入れしたり運搬するキ
ャリアステーション52とウエハ56に実際に処理を施
すプロセスステーション53とからなっている。
【0096】キャリアステーション52は、ウエハ56
を収容する載置台54と、載置台54上に載置されたキ
ャリアカセット55にアクセスしてその中に収容された
ウエハ56を取り出したり処理が完了したウエハ56を
収容したりするサブアーム57とから構成されている。
【0097】キャリアカセット55内には、複数枚、例
えば25枚のウエハ56が、等間隔に水平に保った状態
で垂直方向に収容されるようになっている。載置台54
上には、図中上下方向に例えば4個のキャリアカセット
55が配設されている。
【0098】サブアーム57は、図中上下方向に配設さ
れたレール上を移動するとともに鉛直方向すなわち図中
紙面に垂直な方向に昇降可能かつ水平面内で回転可能な
構造を備えており、載置台54上に載置されたキャリア
カセット55内にアクセスして未処理のウエハ56をキ
ャリアカセット55から取り出したり、処理が完了した
ウエハ56をキャリアカセット55内に収納するように
なっている。
【0099】また、このサブアーム57は、中継台64
を介し後述するプロセスステーション53との間でも処
理前後のウエハ56を受け渡すようになっている。
【0100】プロセスステーション53は、直方体また
は立方体の外観を備えており、その周囲全体は耐腐蝕性
の材料、例えば樹脂や表面を樹脂でコーティングした金
属板などでできたハウジング58で覆われている。
【0101】ハウジング58内には、処理空間が形成さ
れその底部には底板59が取り付けられている。
【0102】処理空間には、複数の処理装置として、メ
ッキ処理部10a、10b、洗浄部40a、40b、第
2洗浄部50a、50bが例えば処理空間内の、次に説
明するメインアーム65を挟むようにそれぞれ配設され
ている。なお、これらの処理装置10a、10b、40
a、40b、50a、50bのほかに、これらの垂直方
向上方に(すなわち2段構成にして)別の処理装置(例
えば、形成されたメッキ層をアニールするアニール装置
など)を設けるようにすることもできる。また、このメ
インアーム65は、被処理体搬送機構に相当する。
【0103】処理空間のメッキ処理部10a、10b
は、図1に示したメッキ処理部と同様な構成を有するも
のであり、洗浄部40a、40bは、図2に示した洗浄
部と同様な構成を有するものである。メッキ処理部10
aと洗浄部40aとは、すでに説明のようにガイドレー
ル15で接続され、これは、メッキ処理部10bと洗浄
部40bとの関係としても同じである。
【0104】底板59のほぼ中央には、ウエハを搬送す
るためのメインアーム65が配設されている。このメイ
ンアーム65は、昇降可能かつ水平面内で回転可能にな
っており、さらにほぼ水平面内を伸縮移動するウエハ保
持部材を備えており、このウエハ保持部材の伸縮移動に
よりメインアーム95の周囲に配設された処理装置40
a、40b、50a、50bに対して処理前後のウエハ
を出し入れできるようになっている。なお、キャリアス
テーション52との間では中継台64を介して処理前後
のウエハを搬入または搬出できるようになっている。
【0105】ちなみに、処理装置が2段構成になってい
る場合は、メインアーム65は、垂直方向に移動して上
側の処理装置へも出入りできるようになっており、下段
の処理装置から上段側の処理装置へウエハを運んだり、
その逆に上側の処理装置から下段側の処理装置へウエハ
を運ぶこともできる。
【0106】さらに、このメインアーム65の機能とし
て、上記のウエハ保持部材は、例えば真空吸着によりウ
エハを保持し、真空吸着されたウエハを水平面内で自転
させることができる。
【0107】また、このメインアーム65は、保持した
ウエハを上下反転させる機能を備えており、一の処理装
置から他の処理装置へウエハを搬送する間にウエハを上
下反転できる構造を備えている。なお、このウエハ反転
機能は、メインアーム65の必須機能ではない。
【0108】なお、メッキ処理部10a、10b、洗浄
部40a、40b、第2洗浄部50a、50bを備える
場合のシステムとしてのウエハの処理手順は、まず、キ
ャリアカセット55から未処理のウエハを処理空間に搬
送し、これを洗浄部40aか洗浄部40bのいずれかへ
搬入する。洗浄部40a、40bでは、すでに図4にお
いて説明のようにして、一連の動作をメッキ処理部10
a、10bとともに行う。
【0109】この処理が終了したら、洗浄部40a、4
0bからメインアーム65がウエハを受け取り、第2洗
浄部50aか同50bに移動・搬入してウエハをべべル
エッチングする。第2洗浄部50aまたは同50bでの
べべルエッチングを終了したらメインアーム65によ
り、中継台64を介してキャリアステーション52側に
処理後ウエハを戻す。
【0110】構成の説明を続けるに、プロセスステーシ
ョン53のハウジング58のうちキャリアステーション
52に対面する位置に配設されたハウジング58aに
は、開口部が設けられる。開口部は、中継台64に対応
するものであり、キャリアカセット55からサブアーム
57が取り出した未処理のウエハをプロセスステーショ
ン53内に搬入する際に用いられる。搬入の際開口部が
開かれ、未処理のウエハを保持したサブアーム57が処
理空間内にウエハ保持部材を伸ばしてアクセスし、中継
台54上にウエハを置く。この中継台にメインアーム6
5がアクセスし、中継台64上に載置されたウエハを保
持してメッキ処理ユニットなどの処理ユニット内まで運
ぶ。
【0111】なお、ハウジング58aの開口部は、第2
洗浄部50a、50bに直接対応する位置にも設けるこ
とができる。こうすることにより、これらの処理がなさ
れたウエハをメインアーム65を介さずにキャリアステ
ーション52側に取り出すこともできる。
【0112】図6は、図5に示したシステムを正面図と
して示したものである。図6において、すでに説明した
要素には同一番号を付してあり、符号70は、プロセス
ステーション53の天板である。
【0113】図5、図6に示すようなシステム化装置で
は、メインアーム65によるウエハの搬入・搬出はメッ
キ処理部10a、10bに対しては直接行うことがな
く、しかも、洗浄部40a、40bと第2洗浄部50
a、50bとが隣接しているので、各装置間のウエハの
搬送は最短で合理的に行うことができる。
【0114】また、ウエハは、洗浄部40a、40bを
介してウエハ保持部に保持されてからメッキ処理部10
a、10bに送られ処理されて、洗浄部40a、40b
に戻るので、ウエハの裏面がメッキ液のミストが存在す
る雰囲気にさらされる機会が非常に小さくなる。したが
って、ウエハ裏面に対するメッキ液質による汚染もほと
んどなくなり、よって、べべルエッチング工程における
ウエハの裏面洗浄の負担を減少することができるという
効果がある。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
被処理体保持部に設けられたコンタクト部材に電気的接
触する被処理体の周縁部のシール状態は、被処理体保持
部が処理槽から移送機構により退避されても維持され
る。よって、処理液への洗浄液の混入に留意することな
く、処理槽とは異なる洗浄機構により十分に処理面およ
び被処理体保持部を洗浄することができ、また、この洗
浄機構は、処理槽とは別の場所に設置することができる
ので、洗浄を行う雰囲気を処理液ミストが存在しない空
間とすることが容易になる。したがって、処理面および
被処理体保持部に対するメッキ液成分除去という洗浄の
効果が十分に発揮され、シール状態の開放によっても被
処理体保持部に設けられたコンタクト部材およびシール
部材への汚染が大きく軽減される。よって、液相処理の
ため被処理体に電気を供給する電気接点のコンタクトを
確実にし、またこの電気接点を処理液から確実にシール
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態たる液処理装置の処理槽付
近を模式的に示す正面断面図。
【図2】図1に示す実施形態のメッキ処理装置における
洗浄部を模式的に示す正面断面図。
【図3】図1、図2におけるウエハ保持部17へのウエ
ハ21の載置状態を説明するための模式的な正面断面
図。
【図4】図1、図2、図3に示した本発明の実施形態た
るメッキ処理装置の動作フローを示す流れ図。
【図5】本発明に係る液処理装置としてのメッキ処理装
置をシステム化した実施形態の模式的な平面図。
【図6】図5に示したシステムを正面図として示した
図。
【符号の説明】
10、10a、10b…メッキ処理部 12…ハウジン
グ 14…駆動部 15…ガイドレール 17…ウエハ
保持部 17a…側部材 17b…底部材 18…ゲー
トバルブ 19…ウエハ押圧機構19 20…コンタク
ト・シール押さえ 21…ウエハ 22…排気口 23
…セパレータ 24…メッキ液槽 25…外槽 27…
アノード電極 28、30…循環配管 29…噴出管
31…ポンプ 32…配管 33…ハウジング 34…
ゲートバルブ 35、36…洗浄液噴出/ガス噴出ノズ
ル 37…排出管 40、40a、40b…洗浄部 5
0a、50b…第2洗浄部 52…キャリアステーショ
ン 53…プロセスステーション 54…載置台 55
…キャリアカセット 56…ウエハ 57…サブアーム
58…ハウジング 58a…ハウジング 59…底板
64…中継台 65…メインアーム 70…天板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液を収容し得、前記収容された処理
    液に浸漬状態となる第1の電極を具備する処理槽と、 被処理体を保持してその処理面を前記処理液に接触させ
    る被処理体保持部と、 前記被処理体保持部に設けられ、前記処理液に接触させ
    られた前記処理面の導電層を第2の電極とすべく前記被
    処理体の周縁部に電気的接触するコンタクト部材と、 前記被処理体保持部に設けられ、前記電気的接触された
    前記被処理体の周縁部を前記処理面に接触する前記処理
    液からシールするシール部材と、 前記被処理体を保持した前記被処理体保持部を、前記シ
    ールされた被処理体周縁部をシール状態のままにして、
    前記処理槽から退避および前記処理槽に移動させる被処
    理体保持部の移送機構と、 前記退避させられた被処理体保持部を、そこに保持され
    た前記被処理体の処理面を含めて洗浄する洗浄機構とを
    有することを特徴とする液処理装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄機構は、さらに、前記被処理体
    保持部が被処理体を保持していないときに前記コンタク
    ト部材と前記シール部材とを洗浄することを特徴とする
    請求項1記載の液処理装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理体保持部に保持させるべき被
    処理体を搬送する被処理体搬送機構をさらに有し、前記
    被処理体搬送機構は、前記保持させるべき被処理体の前
    記被処理体保持部への受け渡しを、前記被処理体保持部
    が前記処理槽より前記洗浄機構に近い場所にあるときに
    行うことを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄された被処理体を搬送する被処
    理体搬送機構をさらに有し、前記被処理体搬送機構は、
    前記洗浄された被処理体の前記被処理体保持部からの受
    け取りを、前記被処理体保持部が前記処理槽より前記洗
    浄機構に近い場所にあるときに行うことを特徴とする請
    求項1記載の液処理装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄された被処理体の周縁部をエッ
    チング洗浄する第2の洗浄機構をさらに有し、前記洗浄
    機構により洗浄された被処理体の、前記被処理体保持部
    から前記第2の洗浄機構への移動は前記被処理体搬送機
    構によりなされ、前記第2の洗浄機構は、この第2の洗
    浄機構と前記処理槽との間に前記洗浄機構が位置するよ
    うに配置されることを特徴とする請求項4記載の液処理
    装置。
  6. 【請求項6】 処理液を収容し得、前記収容された処理
    液に浸漬状態となる第1の電極を具備する処理槽と、被
    処理体を保持してその処理面を前記処理液に接触させる
    被処理体保持部と、前記被処理体保持部に設けられ、前
    記処理液に接触させられた前記処理面の導電層を第2の
    電極とすべく前記被処理体の周縁部に電気的接触するコ
    ンタクト部材と、前記被処理体保持部に設けられ、前記
    電気的接触された前記被処理体の周縁部を前記処理面に
    接触する前記処理液からシールするシール部材と、前記
    被処理体を保持した前記被処理体保持部を、前記シール
    された被処理体周縁部をシール状態のままにして、前記
    処理槽から退避および前記処理槽に移動させる被処理体
    保持部の移送機構と、前記退避させられた被処理体保持
    部を、そこに保持された前記被処理体の処理面を含めて
    洗浄する洗浄機構とを有する液処理装置を用いる液処理
    方法であって、 処理すべき被処理体の周縁部と前記コンタクト部材で電
    気的接触を取り、かつ、前記電気的接触された被処理体
    周縁部のシール状態を前記シール部材で確立するよう
    に、前記処理すべき被処理体を前記被処理体保持部に保
    持させるステップと、 前記保持された被処理体の処理面を前記処理槽に収容さ
    れた処理液に接触させ、かつ、前記コンタクト部材と前
    記第1の電極との間に電気を供給して、前記処理面を処
    理するステップと、 前記処理の後の被処理体を保持した前記被処理体保持部
    を前記シール状態のまま前記移送機構により前記洗浄機
    構に退避するステップと、 前記退避された被処理体保持部を、そこに保持された前
    記被処理体の処理面を含めて洗浄するステップとを有す
    ることを特徴とする液処理方法。
  7. 【請求項7】 前記処理すべき被処理体を前記被処理体
    保持部に保持させる前または前記洗浄機構に退避させら
    れた前記被処理体保持部を洗浄した後、前記コンタクト
    部材と前記シール部材とを前記洗浄機構により洗浄する
    ステップをさらに有することを特徴とする請求項6記載
    の液処理方法。
  8. 【請求項8】 前記処理すべき被処理体を前記被処理体
    保持部に保持させるステップは、前記被処理体保持部が
    前記処理槽より前記洗浄機構に近い場所にあるときに行
    うことを特徴とする請求項6記載の液処理方法。
  9. 【請求項9】 前記被処理体保持部が前記処理槽より前
    記洗浄機構に近い場所にあるときに、前記洗浄された被
    処理体を前記被処理体保持部から被処理体搬送機構が受
    け取るステップをさらに有することを特徴とする請求項
    6記載の液処理方法。
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