JP2002249690A - 水系インクの製造法 - Google Patents
水系インクの製造法Info
- Publication number
- JP2002249690A JP2002249690A JP2001050634A JP2001050634A JP2002249690A JP 2002249690 A JP2002249690 A JP 2002249690A JP 2001050634 A JP2001050634 A JP 2001050634A JP 2001050634 A JP2001050634 A JP 2001050634A JP 2002249690 A JP2002249690 A JP 2002249690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispersion
- pigment
- aqueous ink
- water
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
インクを効率よく製造しうる水系インクの製造法を提供
すること。 【解決手段】分散媒と、顔料と、水不溶性ポリマーとを
混合した後、1.0×105 Pa以上の剪断応力で顔料
及び水不溶性ポリマーを分散媒中に分散させる分散工程
を含む、顔料含有ポリマー粒子の水分散体を含有する水
系インクの製造法。
Description
法に関する。更に詳しくは、インクジェット記録用水系
インク等に好適に使用しうる水系インクの製造法に関す
る。
容易であり、記録部材として普通紙を使用することがで
きるので、近年広く用いられている。
ノズルにインクが目詰まりするのを防止するために、水
溶性染料及び多価アルコールが用いられている。しか
し、このインクには、耐水性や耐光性に劣り、特に熱ジ
ェット方式のインクとして使用した場合には、ヒーター
面の熱により染料が酸化され、インクがヒーター面に焦
げつきやすく、吐出性が低下するという欠点がある。
提案されている。顔料インクには、界面活性剤や水溶性
ポリマーにより顔料を水中へ分散させた顔料分散型イン
クと、水不溶性ポリマーのポリマー粒子に顔料を含有さ
せ、水中に分散させた顔料内包型インクが提案されてい
る。
合には、前記欠点がかなり改善されるものの、耐水性及
び耐光性が不十分であるという欠点がある。
光性に優れる反面、顔料分散型インクと対比してポリマ
ーの添加量が多く、しかも顔料の表面がポリマーで覆わ
れているため、顔料の分散が困難という欠点がある。
利用して行なわれており、撹拌機によるミキシングは、
通常、10Pa程度の低剪断応力で行なわれている。し
かし、このような低剪断応力では、分散不良を生じた
り、インク特性が悪くなるという欠点がある。
ンドミル、ボールミル等の分散機によるメディアを用い
た分散方法も提案されている。しかし、この分散方法
は、メディアとベッセルやメディア同士の衝突によって
発生する無機不純物量が多く、吐出速度が低下する等の
欠点があるため、機能面から好ましくない。
イザーを用いた顔料インクの製造法が提案されている。
例えば、特公平8−30158号公報には、分散剤及び
顔料を少なくとも含む混合物を複数のオリフィスを有す
るチャンバーを通過させ、処理液同士を衝突させて微粒
子化する顔料インクの製造法が提案されている。
は、顔料含有ポリマー粒子の水分散体に関する記載がな
いので、この分散体を分散させるのに必要な剪断応力値
の記載もなく、低剪断応力で分散させると分散工程に長
時間を要し、また分散安定性や濾過性が良好な分散体が
得られないおそれがある。また、処理液同士を衝突させ
るため、チャンバーが磨耗しやすく、耐久性に劣るとい
う欠点がある。
は、顔料及び分散剤を少なくとも含む混合液を、変角部
を少なくとも2カ所有する1本の流路のチャンバーに通
過させ、混合物を壁に衝突させてその衝突エネルギー及
び混合物と流路内壁面との摩擦効果を利用した高圧ホモ
ジナイザーによる顔料インクの製造法が提案されてい
る。
は、顔料含有ポリマー粒子の水分散体に関する記載がな
いので、この分散体を分散させるのに必要な剪断応力値
の記載もなく、低剪断応力で分散させると分散工程に長
時間を要し、また分散安定性や濾過性が良好な分散体が
得られないおそれがある。
性、濾過性及び印字特性に優れた水系インクを効率よく
製造しうる水系インクの製造法を提供することを課題と
する。
料と、水不溶性ポリマーとを混合した後、1.0×10
5 Pa以上の剪断応力で顔料及び水不溶性ポリマーを分
散媒中に分散させる分散工程を含む、顔料含有ポリマー
粒子の水分散体を含有する水系インクの製造法に関す
る。
いずれであってもよい。また、必要により、この顔料と
体質顔料とを併用することもできる。
属酸化物、金属硫化物、金属塩化物等が挙げられる。こ
れらの中では、特に黒色系インクでは、カーボンブラッ
クが好ましい。カーボンブラックとしては、ファーネス
ブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、チ
ャンネルブラック等が挙げられる。
料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソイン
ドリノン顔料、ジオキサジン顔料、ペリレン顔料、ペリ
ノン顔料、チオインジゴ顔料、アンソラキノン顔料、キ
ノフタノン顔料等が挙げられる。
ム、タルク等が挙げられる。
もよく、あるいは水と有機溶媒とを併用してもよい。
トン系溶媒、エーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、
脂肪族炭化水素系溶媒及びハロゲン化脂肪族炭化水素系
溶媒が好ましい。
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、第3
級ブタノール、イソブタノール、ジアセトンアルコール
等が挙げられる。
エチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等が挙げられる。
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が挙げられる。
ン、トルエン等が挙げられる。
ン、ヘキサン、シクロヘキサン等が挙げられる。
は、塩化メチレン、1,1,1 −トリクロロエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2 −ジクロロエタン等が挙げら
れる。
ール、アセトン及びメチルエチルケトンが好ましい。
ビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ポリウレ
タン系ポリマー等が挙げられる。これらの水不溶性ポリ
マーの中では、水不溶性ビニル系ポリマーが好ましい。
水不溶性ビニル系ポリマーとしては、スチレン、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル及び(メ
タ)アクリル酸アミドからなる群より選ばれた1種以上
のモノマーの重合体が挙げられる。
出性、プリンタヘッドの焦げ付きの防止、印刷後のイン
クの耐久性及び溶液又は分散液の安定性の観点から、3
000〜200000、好ましくは10000〜100
000であることが望ましい。
し、さらに中和剤で中和されていることが分散安定性の
観点から好ましい。
又は塩基を使用することができる。酸としては、塩酸、
硫酸等の無機酸、及び酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハ
ク酸、グリコール酸、グルコン酸、グリセリン酸、ポリ
エチレングリコール酸等の有機酸が挙げられる。塩基と
しては、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の3級
アミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等が挙げられる。
れないが、通常、顔料含有ポリマー粒子の水分散体の液
性が中性、例えば、pH4.5〜10となるように調整
することが好ましい。
出安定性の観点から、顔料100質量部に対して、5〜
400質量部、好ましくは10〜150質量部であるこ
とが望ましい。
から、顔料と水不溶性ポリマーとの合計量100質量部
に対して、100〜2000質量部、好ましくは150
〜1000質量部であることが望ましい。
と、水不溶性ポリマーとを混合する。これらの成分の混
合の程度には特に限定がなく、これらの成分が単に混ざ
り合っていてもよく、あるいは均一な組成となるように
混合されていてもよい。
常の混合撹拌装置を用いることができる。混合撹拌装置
の中では、ディスパー等の高速撹拌混合装置が好まし
い。
ーとの混合物は、分散工程に供される。この分散工程で
は、1.0×105 Pa以上の剪断応力で顔料及び水不
溶性ポリマーを分散媒中に分散させる。
しては、 ロールミル、ニーダー、エクストルーダ等の混練
機、 ウルトラディスパー〔浅田鉄鋼(株)製、商品
名〕、エバラマイルダー〔荏原製作所(株)製、商品
名〕、TKホモミクサー、TKパイプラインミクサー、
TKホモジェッター、TKホモミックラインフロー〔以
上、特殊機化工業(株)製、商品名〕、クリアミックス
〔エム・テクニック(株)製、商品名〕等のローター型
高速剪断分散機、 フィルミックス〔特殊機化工業(株)製、商品名〕等
の攪拌羽根型高速剪断分散機、 高圧ホモゲナイザー〔(株)イズミフードマシナリ
製、商品名〕、ミニラボ8.3H型〔ラニー(Rannie)
社製、商品名〕に代表されるホモバルブ式の高圧ホモジ
ナイザー、 マイクロフルイダイザー〔マイクロフルイディクス
(Microfluidics) 社製、商品名〕、ナノマイザー〔ナノ
マイザー(株)製、商品名〕、アルティマイザー〔スギ
ノマシン(株)製、商品名〕、ジーナスPY〔白水化学
(株)製、商品名〕、DeBEE2000〔日本ビーイ
ーイー(株)製、商品名〕等のチャンバー式の高圧ホモ
ジナイザー等が挙げられる。
容易に得られる観点から、高圧ホモジナイザーが好まし
く、チャンバー式の高圧ホモジナイザーがより好まし
い。
複数の流路をもつチャンバーを有する高圧ホモジナイザ
ーと、単一の流路をもつチャンバーを有する高圧ホモジ
ナイザーとがある。これらの中では、単一の流路をもつ
チャンバーを有する高圧ホモジナイザーは、チャンバー
の耐久性の観点から好ましい。
特性に優れた水系インクを効率よく製造する観点から、
1.0×105 Pa以上とされるが、より迅速に分散さ
せるためには1.5×105 Pa以上であることが好ま
しく、5×105 Pa〜1×107 Paであることがよ
り好ましい。なお、剪断応力は、1×107 Pa以下で
あることが、分散機の部材の摩耗を抑制し、長期間の使
用に耐えられるようにする観点から好ましい。
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の製造法に
用いられる分散機に使用される単一の流路をもつチャン
バーの一実施態様を示す概略説明図である。
ように、高圧下で間隙の狭いオリフィス1に通過させる
ことにより、混合物とオリフィス1の流路内壁面との剪
断応力により、混合物を微粒子化させることができる。
更に、チャンバーの流路内における混合物の流動方向が
強制的に変化させられるので、混合物と壁面との衝突に
よる衝撃力で微粒子化させるという効果もある。
機に使用されるホモバルブ式の高圧ホモジナイザーのホ
モバルブ部における一実施態様を示す概略説明図であ
る。
方向に導入し、狭小なクリアランス2を通過させる際の
剪断応力により、混合物を微粒化させることができる。
機が3本ロールミルである場合の一実施態様を示す概略
説明図である。
本のロール3a −ロール3b 間及びロール3b−ロール
3c 間に混合物5をかみこませることにより、剪断応力
を付与するとともに、圧縮応力も付与することにより、
混合物が微粒子化される。処理後には、混合物は、スク
レーバ4でロール3cから剥離することができる。
羽根型の高速剪断分散機の一実施態様を示す概略説明図
である。
内に入れた後、モーター6の回転力をシャフト7を介し
て撹拌羽根8に伝達することによって発生する遠心力に
より、混合物10を膜状態で攪拌容器9の内壁に沿って
旋回させ、撹拌羽根8と攪拌容器9の内壁との間におけ
る剪断によって混合物10を微粒化させることができ
る。
ター型の高速剪断分散機の一実施態様を示す概略説明図
である。
は、混合物(図示せず)を高速回転するローター11と
静止状態のステーター12との間のクリアランスを通過
させる際の剪断応力によって混合物を微粒化させること
ができる。
は、式(I): τ=μ・ u/y (I) 〔式中、μは混合物の粘度(Pa・s)、uは流速(m
/s)、yは移動面に対する垂直方向の距離(m)を示
す〕にしたがって求めることができる。
ナイザーには、チャンバー内のオリフィスを通過する混
合物の平均流速の2倍、ホモバルブ式の高圧ホモジナイ
ザーの場合には、ホモバルブのクリアランスを通過する
混合物の平均流速の2倍に相当する。
場合には、回転体(ローター)の先端速度に相当し、ロ
ールミルの場合には、相対するロールの周速度の差に相
当する。
チャンバー式の高圧ホモジナイザーの場合には、オリフ
ィス径の0.5倍、ホモバルブ式の高圧ホモジナイザー
の場合には、ホモバルブのクリアランスの0.5倍に相
当する。
(y)は、高速剪断分散機の場合には、攪拌羽根又はロ
ーターの先端から固定部分(ステーター又は槽の内壁)
までの距離に相当し、3本ロールミルの場合には、相対
するロール間のクリアランスに相当する。
に基づいて求められる。高圧ホモジナイザーは、分散条
件として処理圧力を用いることがあるが、処理圧力が同
じでもオリフィスの間隔等の他の条件によっても剪断応
力が変化するので、分散条件として処理圧力よりも剪断
応力を用いることがよい。
上の剪断応力で顔料及び水不溶性ポリマーを分散媒中に
分散させることにより、顔料及び水不溶性ポリマーが微
細化され、所望の平均粒子径を有する顔料含有ポリマー
粒子の水分散体を得ることができる。
は、分散安定性及び印字特性の観点から、0.05〜1
μmが好ましく、0.05〜0.2μmがより好まし
い。
は、コールターカウンターN4(コールター社)によっ
て測定したときの値である(以下同じ)。
有機溶媒が含まれている場合には、減圧蒸留等により、
有機溶媒を除去して水系とすることができる。
に、必要に応じて湿潤剤、分散剤、消泡剤、キレート
剤、防黴剤等の添加剤を適量で添加することにより、水
系インクを得ることができる。
性、濾過性及び印字特性に優れたものである。
部、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート
〔新中村化学(株)製、商品名:NKエステルM−40
G〕30質量部、及びスチレン−アクリロニトリル共重
合マクロマー〔東亜合成(株)製、商品名:AN−6、
スチレン含量:70重量%、数平均分子量:6000、
重合性官能基:メタクリロイルオキシ基〕10質量部か
らなる共重合体(以下、ポリマーAという)を得た。得
られたポリマーAの重量平均分子量は、12000であ
った。
50重量%)1800g、カーボンブラック〔キャボッ
ト(Cabot)社製、商品名:モナーク880〕1100
g、50%グルコン酸水溶液790g及びイオン交換水
7300gをディスパーで25℃、60分間混合し、イ
オン交換水(分散媒)と顔料とポリマーの混合物を得
た。
エチルケトン及び一部の水を除去し、固形分濃度が25
%の脱溶媒物を得た。得られた脱溶媒物の粘度は、25
mPa・sec(25℃)であった。
ナイザー〔マイクロフルイディクス(Microfluidics)社
製、商品名:マイクロフルイダイザーM―210C、Z
型チャンバー〕を用い、以下の条件で剪断応力1.8×
105 Paで分散させ、水分散体を得た。
ス チャンバーオリフィス径:250μm 処理液平均流速:440m/s
μmの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布もシャー
プで、凝集物もなく長期間(25℃、3カ月間)にわた
って安定な分散性を示した。
ンブランフィルター〔アセチルセルロース膜、外径:
2.5cm、富士写真フイルム(株)製〕で濾過したと
ころ、フィルター1枚で分散体200gを濾過すること
ができ、濾過性は良好であった。
リン5質量部、尿素10質量部、アセチレングリコール
・ポリエチレンオキサイド付加物〔川研ファインケミカ
ル(株)製、商品名:アセチレノールEH〕1質量部及び
イオン交換水44質量部を混合し、得られた混合液を平
均孔径0.5μmのメンブランフィルターで濾過し、粗
大粒子を除去し、水系インクを得た。
ンター(ヒューレット・パッカード社製、商品名:Desk
Jet-720C)を用いて印字特性として印字物のヨレ及び印
字物のかすれを以下の評価方法にしたがって調べた。そ
の結果、安定した吐出が可能でノズルの目詰まりがない
ことから、印字特性が良好であった。
合を目視で観察した。
で観察した。
モジナイザー(Microfluidics 社製、商品名:マイクロ
フルイダイザーM―140K、Z型チャンバー)を用い
て、以下の条件で剪断応力5.1×105 Paで分散し
た。
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布もシャープ
で、凝集物もなく、長期間にわたって安定な分散性を示
した。
して平均孔径が5μmのメンブランフィルターで濾過し
たところ、フィルター1枚で分散体280gを濾過する
ことができ、濾過性は良好であった。
して水系インクを調製し、印字特性を評価した。その結
果、その結果、安定した吐出が可能でノズルの目詰まり
がないことから、印字特性が良好であった。
モジナイザー〔ラニー(Rannie)社製、商品名:ミニラ
ボ8.3H型〕を用いて、以下の条件で剪断応力3.3
×107 Paで分散した。
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布もシャープ
で、凝集物もなく、長期間にわたって安定な分散性を示
した。
して平均孔径が5μmのメンブランフィルターで濾過し
たところ、フィルター1枚で分散体320gを濾過する
ことができ、濾過性は良好であった。
して水系インクを調製し、印字特性を評価した。その結
果、安定した吐出が可能でノズルの目詰まりがないこと
から、印字特性が良好であった。
量:50重量%)300g、カーボンブラック〔キャボ
ット(Cabot)社製、商品名:モナーク880〕225g
及びメチルエチルケトン305gをビーカー内で手混ぜ
により混合し、顔料とポリマーの混合物を得た。混合物
の粘度は、2000mPa・s(25℃)であった。
ケカンパニー(株)製、商品名:NR−84A〕を用い
て、以下の条件で剪断応力1.2×106 Paで分散し
た。
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布もシャープ
で、凝集物もなく、長期間にわたって安定な分散性を示
した。
メチルエチルケトンを除去し、顔料含有ポリマー粒子濃
度を25%に調整した後、実施例1と同様に平均孔径5
μmのメンブランフィルターで濾過したところ、フィル
ター1枚で分散体180gを濾過することができ、濾過
性は良好であった。
して水系インクを調製し、印字特性を評価した。その結
果、安定した吐出が可能でノズルの目詰まりがないこと
から、印字特性が良好であった。
モジナイザー〔マイクロフルイディクス(Microfluidic
s )社製、商品名:マイクロフルイダイザーM―210
C、Z型チャンバー〕を用いて、以下の条件で剪断応力
8.8×104Paで分散した。
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布がシャープ
でなく、しかも目視可能な凝集物が多量に存在してい
た。
散機〔特殊機化(株)製、商品名:フィルミックス〕を
用いて、下記条件にて剪断応力6.3×102Paで分
散した。
0分間
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布がシャープ
ではなく、しかも目視可能な凝集物が多量に存在してい
た。
孔径が5μmのメンブランフィルターで濾過したが、分
散体5gを濾過したところで目詰まりが生じたことか
ら、水系インクを調製することができなかった。
機(エム・テクニック社製、商品名:クレアミックス)
を用いて、以下の条件で剪断応力1.9×10 3 Paで
分散させた。
mの顔料含有ポリマー粒子を有し、粒径分布がシャープ
ではなく、しかも目視可能な凝集物が多量に存在してい
た。
孔径が5μmのメンブランフィルターで濾過したが、分
散体15gを濾過したところで目詰まりが生じたことか
ら、水系インクを調製することができなかった。
濾過性及び印字特性及に優れた水系インクを効率よく製
造することができる。
圧ホモジナイザーのチャンバーの一実施態様を示す概略
説明図である。
圧ホモジナイザーの一実施態様を示す概略説明図であ
る。
一実施態様を示す概略説明図である。
剪断分散機の一実施態様を示す概略説明図である。
剪断分散機の一実施態様を示す概略説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 分散媒と、顔料と、水不溶性ポリマーと
を混合した後、1.0×105 Pa以上の剪断応力で顔
料及び水不溶性ポリマーを分散媒中に分散させる分散工
程を含む、顔料含有ポリマー粒子の水分散体を含有する
水系インクの製造法。 - 【請求項2】 高圧ホモジナイザーを用いて分散させる
請求項1記載の水系インクの製造法。 - 【請求項3】 高圧ホモジナイザーが、単一の流路をも
つチャンバーを有する高圧ホモジナイザーである請求項
2記載の水系インクの製造法。 - 【請求項4】 水系インクに含まれている顔料含有ポリ
マー粒子の平均粒子径が0.05〜1μmである請求項
1〜3いずれか記載の水系インクの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050634A JP3828372B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 水系インクの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050634A JP3828372B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 水系インクの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002249690A true JP2002249690A (ja) | 2002-09-06 |
JP3828372B2 JP3828372B2 (ja) | 2006-10-04 |
Family
ID=18911563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001050634A Expired - Fee Related JP3828372B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 水系インクの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3828372B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005041992A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Dainippon Ink & Chem Inc | 顔料分散液の製造方法 |
JP2005194326A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 水系インクの製造法 |
JP2005194322A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 顔料分散体の製造法 |
US7294659B2 (en) | 2003-04-07 | 2007-11-13 | Seiko Epson Corporation | Aqueous ink composition |
JP2008255170A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Kao Corp | インクジェット記録用水系インク |
JP2015113438A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 花王株式会社 | 水系顔料分散体の製造方法 |
WO2021075333A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | Dic株式会社 | 顔料組成物の製造方法 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001050634A patent/JP3828372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8110617B2 (en) | 2003-04-07 | 2012-02-07 | Seiko Epson Corporation | Aqueous ink composition and method of manufacturing the same |
US7981947B2 (en) | 2003-04-07 | 2011-07-19 | Seiko Epson Corporation | Aqueous ink composition and method of manufacturing the same |
US7294659B2 (en) | 2003-04-07 | 2007-11-13 | Seiko Epson Corporation | Aqueous ink composition |
JP4608854B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2011-01-12 | Dic株式会社 | 顔料分散液の製造方法 |
JP2005041992A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Dainippon Ink & Chem Inc | 顔料分散液の製造方法 |
JP4549670B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-09-22 | 花王株式会社 | 水系インクの製造法 |
JP2005194326A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 水系インクの製造法 |
JP4520143B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-08-04 | 花王株式会社 | 顔料分散体の製造法 |
JP2005194322A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 顔料分散体の製造法 |
JP2008255170A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Kao Corp | インクジェット記録用水系インク |
JP2015113438A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 花王株式会社 | 水系顔料分散体の製造方法 |
WO2021075333A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | Dic株式会社 | 顔料組成物の製造方法 |
JPWO2021075333A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-12-23 | Dic株式会社 | 顔料組成物の製造方法 |
JP7115645B2 (ja) | 2019-10-18 | 2022-08-09 | Dic株式会社 | 顔料組成物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3828372B2 (ja) | 2006-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3396739B2 (ja) | インキジェットインキ及びその製造方法 | |
US5746817A (en) | Ink jet ink composition | |
JP4081693B2 (ja) | インクジェット記録用水性インク及びその製造方法 | |
JP4221626B2 (ja) | 水性インク組成物 | |
JP3981396B2 (ja) | 水系顔料分散体の製造方法 | |
DE19818253A1 (de) | Pigmentierte Tintenstrahltinten, die Aldehyde enthalten | |
JP3828372B2 (ja) | 水系インクの製造法 | |
JPH09176544A (ja) | ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドのブロックコポリマーを含有するインキジェットインキ | |
JP3684400B2 (ja) | 水性顔料分散液の製造方法 | |
JP2001226619A (ja) | インクジェットインキ | |
JP2009226764A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP3390153B2 (ja) | インクジェット記録用インキ組成物およびその製造方法 | |
JP5930176B2 (ja) | インクジェット記録用インク | |
JP2007238949A (ja) | インクジェット記録用水性インク及びその製造方法 | |
JPH08209045A (ja) | インクジェット記録用インクの製造方法 | |
JP5451057B2 (ja) | インクジェット記録用水分散体の製造方法 | |
JP2001247800A (ja) | 水系インクの製造法 | |
JPH1133377A (ja) | 水性顔料微粒子分散液の製法 | |
JP2012236954A (ja) | インクジェット用ブラックインク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法 | |
JPH1067954A (ja) | 液体インクジェットインク | |
JP2001002964A (ja) | 水性インク | |
JP5129434B2 (ja) | インクジェット用顔料分散液及びそれを用いたインクジェット用インク | |
JP2002121446A (ja) | インク組成物 | |
JP4549670B2 (ja) | 水系インクの製造法 | |
EP1803783A1 (en) | Water-based inks for ink-jet printing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060706 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3828372 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |