JP2002249651A - ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法 - Google Patents
ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法Info
- Publication number
- JP2002249651A JP2002249651A JP2001050606A JP2001050606A JP2002249651A JP 2002249651 A JP2002249651 A JP 2002249651A JP 2001050606 A JP2001050606 A JP 2001050606A JP 2001050606 A JP2001050606 A JP 2001050606A JP 2002249651 A JP2002249651 A JP 2002249651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- preform
- polyester composition
- weight
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
- B29C2949/081—Specified dimensions, e.g. values or ranges
- B29C2949/0811—Wall thickness
- B29C2949/0817—Wall thickness of the body
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
- B29C2949/0861—Other specified values, e.g. values or ranges
- B29C2949/0872—Weight
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
しかも生産性、経済性に優れたポリエステル組成物製ボ
トルおよびその製造方法を提供すること。 【解決手段】ポリエステル組成物製ボトルは、ポリエチ
レンテレフタレート(A)5〜95重量部と非晶性ポリ
エステル(B)95〜5重量部からなるポリエステル組
成物から形成され、極限粘度が0.5〜1.5dl/gの
プリフォームを延伸して得られたボトルであって下記
(i)ないし(iv)を充たす; (i) XB/xP≧3.5 (ii) YB/yP≧2.3 (iii)(XB/xP)/(YB/yP)≧1.3 (iv) 0.031≧wP・tP/S≧0.010g/cm (xPはプリフォーム胴部の中心半径、XBはボトル胴部
の中心半径、yPはプリフォームの延伸部の長さ、YBは
ボトルの延伸部の長さ、wPは口栓部を除くプリフォー
ムの重量、SBは口栓部を除くボトルの内表面積、tPは
プリフォーム胴部の厚さ)
Description
械的強度および外観が優れたポリエステル組成物製ボト
ルおよびその製造方法に関する。
しては、いわゆるPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)が知られている。ポリエチレンテレフタレートは機
械的強度および透明性に優れ、かつ溶融成形性、延伸性
といった成形加工性も良好であり、さらに軽量でもある
ため、例えば清涼飲料用の容器、または調味料、洗剤、
化粧品用の容器などの素材として広く利用されている。
またポリエチレンテレフタレート製容器の需要は年々増
大している。
いわゆるスパークリング飲料の容器では、内部に高圧の
炭酸ガスなどの内部充填ガスが充填されるため、この内
部充填ガスの漏出を防止するため非常に高いガスバリア
性を有していることが必要になる。しかしながらポリエ
チレンテレフタレートは必ずしも高いガスバリア性を有
しているとはいえない。そこでこのような非常に高いガ
スバリア性の要求される用途においてポリエチレンテレ
フタレート製容器を使用するには、容器の肉厚を厚くす
るなどの方法によりガスバリア性を確保しなければなら
ずコスト的に不利である。
性などのポリエチレンテレフタレートの優れた特性を損
なうことなく、薄肉で、高いガスバリア性を有するスパ
ークリング飲料の容器として好適なポリエチレンテレフ
タレート製容器が求められており、種々のポリエチレン
テレフタレート樹脂組成物からなるボトルが提案されて
いる。
は、ポリエチレンテレフタレートに共重合ポリエステル
を混合した樹脂組成物を二軸延伸成形してなるボトル
は、ガスバリア性、耐熱性、耐衝撃性、透明性などに優
れていることが記載されている。しかしこの公報には上
述した優れた特性のボトルを生産性を落とすことなくし
かも経済的に成形することについては言及されていな
い。
チレンテレフタレートと共重合ポリエステルとからなる
ポリエステル樹脂組成物を特定の延伸指数で高延伸する
ことにより、ガスバリア性が向上したボトルが得られる
ことが記載されている。しかしこの公報に記載されたボ
トルは、成形機の種類によっては生産性を向上させにく
い場合がある。また近年、ポリエステル(特にポリエチ
レンテレフタレート)製ボトルは小型化する傾向にある
ため高延伸倍率でボトルを成形する場合、ボトル形成用
プリフォームを小型化、厚肉化する必要がある。このよ
うな小型で厚肉のプリフォームを使用すると、例えばペ
タロイドボトルのように複雑な底部形状のボトルを成形
しにくかったり、プリフォームを射出成形する際の冷却
時間が長くなり成形サイクルが長くなったり、ブロー成
形時の再加熱時間が長くなるためボトルの生産性が劣る
という問題点がある。
る問題点に鑑みなされたものであって、ガスバリア性、
機械的物性および外観に優れ、しかも生産性、経済性に
優れたボトルを提供することを目的としている。
ルは、結晶性ポリエチレンテレフタレート(A)と非晶
性ポリエステル(B)とが(A)5〜95重量部、
(B)95〜5重量部の割合(但し、(A)と(B)と
の合計は100重量部)でブレンドされてなるポリエス
テル組成物から形成され、極限粘度が0.5〜1.5dl
/gの範囲にあるプリフォームが、下記(i)ないし
(iv)で示される要件を充たすように延伸されてなるこ
とを特徴としている; (i) XB/xP≧3.5 (ii) YB/yP≧2.3 (iii)(XB/xP)/(YB/yP)≧1.3 (iv) 0.031≧wP・tP/SB≧0.010g/c
m (但し、xPはプリフォーム胴部の中心半径(mm)、
XBはボトル胴部の中心半径(mm)、yPはプリフォー
ムの延伸部の長さ(mm)、YBはボトルの延伸部の長
さ(mm)、wPは口栓部を除くプリフォームの重量
(g)、SBは口栓部を除くボトルの内表面積(c
m2)、tPはプリフォーム胴部の厚さ(cm)であ
る。)。
の製造方法は、ポリエチレンテレフタレート(A)と非
晶性ポリエステル(B)とが(A)5〜95重量部、
(B)95〜5重量部の割合(但し、(A)と(B)と
の合計は100重量部)でブレンドされてなるポリエス
テル組成物から形成され、極限粘度が0.5〜1.5dl
/gの範囲にあるプリフォームを、上記(i)ないし
(iv)で示される要件を充たすようにブロー成形してボ
トルとすることを特徴としている。
およびその製造方法では、プリフォームおよびボトル
は、3層以上の多層構造を有していてもよい。本発明に
係るポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法で
は、プリフォームのプリフォーム胴部の厚さが2.5〜
6.0mmの範囲にあることが好ましく、ボトルの内容
量が300〜3000mlの範囲にあることが好まし
い。
組成物製ボトルおよびその製造方法について具体的に説
明する。本発明に係るポリエステル組成物製ボトルは、
ポリエチレンテレフタレート(A)と非晶性ポリエステ
ル(B)とがブレンドされてなるポリエステル組成物か
ら形成されたプリフォームが延伸されたボトルである。
れるポリエチレンテレフタレート(A)および非晶性ポ
リエステル(B)について説明する。(A)ポリエチレンテレフタレート 本発明で用いられるポリエチレンテレフタレート(A)
は、ジカルボン酸またはそのエステル誘導体から導かれ
るジカルボン酸単位と、ジオールまたはそのエステル誘
導体から導かれるジオール単位とからなり、上記ジカル
ボン酸単位は、該単位の合計を100モル%としたと
き、テレフタル酸単位を80モル%以上、好ましくは8
5〜100モル%の量で含有し、上記ジオール単位は、
該単位の合計を100モル%としたとき、エチレングリ
コール単位を80モル%以上、好ましくは85〜100
モル%の量で含有している。
レフタル酸単位以外の他のジカルボン酸単位が含まれて
いてもよく、このような他のジカルボン酸単位の例とし
て具体的には、フタル酸(オルソフタル酸)、イソフタ
ル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジ
カルボン酸、2,5-ナフタレンジカルボン酸、ジフェニル
ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、1,3-
ビスカルボキシメトキシベンゼンなどの芳香族ジカルボ
ン酸類;コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸類;シクロへキサンジカルボン酸などの脂環
族ジカルボン酸類などから誘導される繰り返し単位が挙
げられる。
チレンテレフタレート(A)中に2種以上含まれていて
もよい。これら他のジカルボン酸単位としては、イソフ
タル酸単位が好ましい。ポリエチレンテレフタレート
(A)にはエチレングリコール単位以外の他のジオール
単位が含まれていてもよく、このような他のジオール単
位の例として具体的には、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラメチレングリコール、トリ
メチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリコール
などの脂肪族グリコール類;シクロヘキサンジメタノー
ルなどの脂環族グリコール類;1,3-ビス(2-ヒドロキシ
エトキシ)ベンゼン、1,2-ビス(2-ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼンなどの芳香族基を含むグリコール類;ビスフェノー
ル類、ハイドロキノン、2,2-ビス(4-β-ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパンなどの芳香族ジオール類など
誘導される繰り返し単位が挙げられる。
レフタレート(A)中に2種以上含まれていてもよい。
これら他のジオール単位としては、ジエチレングリコー
ル単位、シクロヘキサンジメタノール単位などが好まし
い。ポリエチレンテレフタレート(A)は、本発明の目
的を損なわない範囲であれば、3個以上のカルボキシル
基を有する多官能カルボン酸、または3個以上のヒドロ
キシ基を有する多官能アルコールから導かれる繰り返し
単位を含有していてもよく、例えばトリメシン酸、無水
ピロメリット酸などの多官能カルボン酸類、グリセリ
ン、1,1,1-トリメチロールエタン、1,1,1-トリメチロー
ルプロパン、1,1,1-トリメチロールメタン、ペンタエリ
スリトールなどの多官能アルコール類から導かれる繰り
返し単位を含有していてもよい。上記多官能カルボンか
ら導かれる繰り返し単位は、例えば全ジカルボン酸単位
を100モル部としたときに3モル部以下、好ましくは
1モル部以下、より好ましくは0.5モル部以下の量で
含有することができ、上記多官能アルコールから導かれ
る繰り返し単位は、全ジオール単位を100モル部とし
たときに3モル部以下、好ましくは1モル部以下、より
好ましくは0.5モル部以下の量で含有することができ
る。
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールなどのポリグリコー
ル類から導かれる繰り返し単位を含有してもよい。ポリ
エチレンテレフタレート(A)は、実質上線状であり、
このことは該ポリエチレンテレフタレート(A)が、o-
クロロフェノールに溶解することによって確認される。
5℃、o-クロロフェノール中で測定される極限粘度が、
0.5〜1.0dl/g、好ましくは0.6〜0.95dl
/gであることが望ましい。またポリエチレンテレフタ
レート(A)は示差走査型熱量計(DSC、昇温速度1
0℃/分)で融点が観測され、その融点は、通常210
〜265℃、好ましくは220〜260℃であり、ガラ
ス転移温度(Tg)は、通常50〜120℃、好ましく
は60〜100℃である。
(A)は、従来公知の方法、例えばテレフタル酸または
そのエステル誘導体と、エチレングリコールまたはその
エステル誘導体とを原料とし、エステル化またはエステ
ル交換反応、液相重縮合反応、次いで必要に応じ固相重
合反応させることにより製造することができる。(B)非晶性ポリエステル 本発明で用いられる非晶性ポリエステル(B)は、ジカ
ルボン酸またはそのエステル誘導体から誘導されるジカ
ルボン酸単位と、ジオールまたはそのエステル誘導体か
ら誘導されるジオール単位とから形成され、パーキンエ
ルマーのVII型の示差熱測定装置にて10℃/分で昇温
した際に融点が観測されないポリエステルである。
ルボン酸単位の例として具体的には、テレフタル酸、フ
タル酸(オルソフタル酸)、イソフタル酸、2,6-ナフタ
レンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボン酸、2,5-
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸、1,3-ビスカルボキシメ
トキシベンゼンなどの芳香族ジカルボン酸類、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸類;
シクロへキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸
類などから導かれる繰り返し単位が挙げられる。
エステル(B)中に2種以上含まれていてもよい。非晶
性ポリエステル(B)を形成するジオール単位の例とし
て具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、トリメチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレ
ングリコールなどの脂肪族グリコール類;シクロヘキサ
ンジメタノールなどの脂環族グリコール類;1,3-ビス
(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,2-ビス(2-ヒド
ロキシエトキシ)ベンゼン、1,4-ビス(2-ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼンなどの芳香族基を含むグリコール類;
ビスフェノール類、ハイドロキノン、2,2-ビス(4-β-
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンなどの芳香族ジ
オール類などから導かれる繰り返し単位が挙げられる。
テル(B)中に2種以上含まれていてもよい。非晶性ポ
リエステル(B)は、全ジカルボン酸単位の合計を10
0モル%としたとき、イソフタル酸単位を20〜100
モル%、好ましくは50〜98モル%、より好ましくは
60〜95モル%の量で含有していることが望ましく、
特にイソフタル酸単位を20〜100モル%、好ましく
は50〜98モル%、より好ましくは60〜95モル%
の量で含有し、テレフタル酸単位を0〜80モル%、好
ましくは2〜50モル%、より好ましくは5〜40モル
%の量で含有していることが望ましい。
ール単位の合計を100モル%としたとき、エチレング
リコール単位を50〜100モル%、好ましくは60〜
99.9モル%、より好ましくは70〜98モル%の量
で含有していることが望ましく、特にエチレングリコー
ル単位を50〜100モル%、好ましくは60〜99.
9モル%、より好ましくは70〜98モル%の量で含有
し、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼン単位を
0〜50モル%、好ましくは0.1〜40モル%、より
好ましくは2〜30モル%の量で含有していることが望
ましい。
の目的を損なわない範囲であれば、3個以上のカルボキ
シル基を有する多官能カルボン酸、または3個以上のヒ
ドロキシ基を有する多官能アルコールから導かれる繰り
返し単位を含有していてもよく、例えばトリメシン酸、
無水ピロメリット酸などの多官能カルボン酸類;グリセ
リン、1,1,1-トリメチロールエタン、1,1,1-トリメチロ
ールプロパン、1,1,1-トリメチロールメタン、ペンタエ
リスリトールなどの多官能アルコール類から導かれる繰
り返し単位を含有していてもよい。上記多官能カルボン
から導かれる繰り返し単位は、例えば全ジカルボン酸単
位を100モル部としたときに3モル部以下、好ましく
は1モル部以下、より好ましくは0.5モル部以下の量
で含有することができ、上記多官能アルコールから導か
れる繰り返し単位は、全ジオール単位を100モル部と
したときに3モル部以下、好ましくは1モル部以下、よ
り好ましくは0.5モル部以下の量で含有することがで
きる。
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコールなどのポリグリコール類から導か
れる繰り返し単位を有していてもよい。非晶性ポリエス
テル(B)は、実質上線状であり、このことは該非晶性
ポリエステル(B)が、o-クロロフェノールに溶解する
ことによって確認される。
クロロフェノール中で測定される極限粘度が、0.5〜
1.0dl/g、好ましくは0.6〜0.95dl/gで
あることが望ましい。このような非晶性ポリエステル
(B)は、従来公知の方法、例えばジカルボン酸または
そのエステル誘導体と、ジオールまたはそのエステル誘
導体とを原料とし、エステル化またはエステル交換反
応、液相重縮合反応、次いで必要に応じ固相重合反応さ
せることにより製造することができる。
チレンテレフタレート(A)と上記非晶性ポリエステル
(B)とからなり、(A)と(B)との合計を100重
量%としたとき、ポリエチレンテレフタレート(A)を
5〜95重量部、好ましくは50〜95重量部、より好
ましくは70〜95重量部の量で、上記非晶性ポリエス
テル(B)を、95〜5重量%、好ましくは50〜5重
量%、より好ましくは30〜5重量部の量でブレンドし
て得られる。
非晶性ポリエステル(B)の配合量を上記のような範囲
内の量にすることによって、ポリエチレンテレフタレー
ト(B)が有する透明性および機械的物性を損なうこと
なくガスバリア性を向上させたポリエステル組成物が得
られる。ポリエステル組成物を製造するには、ポリエチ
レンテレフタレート(A)と非晶性ポリエステル(B)
とを、例えばヘンシェルミキサー、Vブレンダー、リボ
ンブレンダー、タンブラーブレンダーなどで混合する方
法、さらには混合後一軸押出機、二軸押出機、ニーダ
ー、バンバリーミキサーなどで溶融混合し、ペレット化
あるいは粉砕する方法を採用することができる。また上
記溶融混合品を必要に応じて、結晶化してもよい。さら
にポリエチレンテレフタレート(A)と非晶性ポリエス
テル(B)を二軸押出機などで溶融混合した後に必要に
応じて結晶化した組成物に、ポリエチレンテレフタレー
ト(A)を混合してもよい。
は、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、滑剤、離型
剤、顔料分散剤、顔料または染料など、通常、ポリエス
テルに添加して用いられる各種配合剤を、本発明の目的
を損なわない範囲で添加することができる。ポリエステル組成物製ボトル 本発明に係るポリエステル組成物製ボトルは、上記ポリ
エステル組成物から形成されたプリフォームが延伸され
てなるボトルである。
トルおよび該ボトルの製造に用いられるプリフォームを
図1に基づいて説明する。図1は、本発明に係るポリエ
ステル組成物製ボトルおよび該ボトルの製造に用いられ
るプリフォームの一例を示す概略断面図であり、ポリエ
ステル組成物製ボトルおよびプリフォームは重ねて描い
ており、またボトルの断面図の半分は省略している。
例を示しており、このポリエステル組成物製ボトル1
は、口栓部2、ボトル上肩部3、ボトル胴部4、ボトル
下肩部5およびボトル底部6とからなっている。図中1
1は、上記ポリエステル組成物製ボトル1を製造する際
に用いられるプリフォームの一例を示しており、このプ
リフォーム11は、口栓部2、プリフォーム胴部14お
よびプリフォーム底部16とからなっている。
部の一端を示す仮想直線であり、10はポリエステル組
成物製ボトル1およびプリフォーム11の中心線を示
す。図中xPはプリフォーム11の中心半径であり、プ
リフォーム底部16と仮想直線9の中間の位置におけ
る、中心線10からプリフォーム胴部14の肉厚の中心
までの長さである。
の中心半径であり、ボトル底部6と仮想直線9の中間の
位置における、中心線10からボトル胴部4の肉厚の中
心までの長さである。図中yPはプリフォーム11の延
伸部(ボトルに成形する際に延伸される部分)の長さで
あり、仮想直線9からプリフォーム底部16の肉厚の中
心までの中心線10に沿った長さである。
形した際に延伸された部分)の長さであり、仮想直線9
からボトル底部6の肉厚の中心までの中心線10に沿っ
た長さである。またポリエステル組成物製ボトル1の内
容積は、口栓部2の内容積を除いたポリエステル組成物
製ボトル1の内容積であり、具体的には仮想直線9から
下の内容積を意味する。
(SB)は、口栓部2の内表面積を除いたポリエステル
組成物製ボトル1の内表面積であり、具体的には仮想直
線9から下の内表面積を意味する。ポリエステル組成物
製ボトル1の内表面積(口栓部の内表面積を除く。)
(SB)は、ポリエステル組成物製ボトル1を分割し、
三次元測定機で内表面形状を検出して微小部分に分割
し、この微小部分の面積を積算する微小分割法によって
測定することができる。なおポリエステル組成物製ボト
ル1が簡単な形状を有している場合には、ポリエステル
組成物製ボトル1の胴部を円筒と仮定し、ポリエステル
組成物製ボトル1の下部および上部をそれぞれ半球とし
て仮定し、近似値として内表面積を求めることもでき
る。
積は、水などの液体を入れることにより容易に測定でき
る。本発明に係るポリエステル組成物製ボトルおよびこ
のボトルを形成するためのプリフォームは、上記ポリエ
ステル組成物から形成されている。このポリエステル組
成物製ボトルおよびプリフォームは単層でもよく、上記
ポリエステル組成物を中間層とする3層以上の多層構造
を有する多層ボトルおよび多層プリフォームであっても
よい。なお、本明細書において中間層とは、ポリエステ
ル組成物製ボトルまたはプリフォームの壁部の内壁面を
構成する最内層と、ポリエステル組成物製ボトルまたは
プリフォームの壁部の外壁面を構成する最外層との間に
挟まれた層を意味する。
トルまたは多層プリフォームの、外層、内層を形成する
樹脂としては、上記ポリエチレンテレフタレート
(A)、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソ
フタレートなどが好ましい。本発明に係るポリエステル
組成物製ボトルの内容量は、通常300〜3000ml
の範囲にあり、300〜1500mlの範囲にあること
が好ましい。
胴部の肉厚は、通常0.2〜0.6mmの範囲にあり、
0.25〜0.55mmの範囲にあることが好ましい。本
発明に係るポリエステル組成物製ボトルを形成するため
のプリフォームのプリフォーム胴部の厚みは、通常2.
5〜6mmの範囲にあり、2.7〜5.5mmの範囲にあ
ることが好ましく、特に2.7〜5.2mmの範囲にある
ことが好ましい。
る多層プリフォームである場合、この多層プリフォーム
の全肉厚に対する中間層の厚みの割合は、成形工程上可
能であれば1〜99%の範囲で取ることができる。また
プリフォームの25℃、o-クロロフェノール中で測定さ
れる極限粘度(IV)は、通常0.5〜1.5dl/gの
範囲にあり、0.7〜1.2dl/gの範囲にあることが
好ましく、特に0.75〜1.0dl/gの範囲にあるこ
とが好ましい。
リフォームの任意の部分から採取し試料を用いて測定さ
れる。具体的には、試料1.5gを採取し、試料/o-ク
ロロフェノール=0.08g/mlとなるようにo-クロ
ロフェノールを添加し、オートクレーブにて160℃で
溶解する。得られた溶液を冷却後溶液の極限粘度(I
V)をアトランティック型粘度計を用いて25℃にて測
定する。
と、ポリエステル組成物製ボトルの賦型性が良好であ
り、ブロー成形時に金型形状通りのボトルが成形し易く
なり、ボトル下肩部に白化が発生し難くなる傾向があ
る。またプリフォームの厚みが上記範囲内にあると、充
分な延伸倍率がとれるため得られるポリエステル組成物
製ボトルはガスバリア性やクリープ特性が優れる傾向が
ある。さらにプリフォームの厚みが上記範囲内にある
と、射出成形サイクルが長くなることがなくプリフォー
ムの生産性に優れ、ブロー成形時の再加熱時間が長くな
ることがなく、ボトル生産性にも優れる。
は、下記(i)ないし(iv)で示す要件を充たしてい
る。 (i)XB/xP(横延伸倍率)は、XB/xP≧3.5、
好ましくは5.5≧XB/xP≧3.5、より好ましくは
5.0≧XB/xP≧3.5である。 (ii)YB/yP(縦延伸倍率)は、YB/yP≧2.3、
好ましくは4.5≧YB/yP≧2.3、より好ましくは
4.0≧YB/yP≧2.4である。 (iii)(XB/xP)/(YB/yP)は、(XB/xP)
/(YB/yP)≧1.3、好ましくは3.0≧(XB/
xP)/(YB/yP)≧1.3、より好ましくは2.5≧
(XB/xP)/(YB/yP)≧1.3である。 (iv)wP・tP/SBは、0.031≧wP・tP/SB≧
0.010g/cm、好ましくは0.031≧wP・tP/
SB≧0.015g/cm、より好ましくは0.030≧
wP・tP/SB≧0.017g/cmである。(但し、x
Pはプリフォーム胴部の中心半径(mm)、XBはボトル
胴部の中心半径(mm)、yPはプリフォームの延伸部
の長さ(mm)、YBはボトルの延伸部の長さ(m
m)、wPは口栓部を除くプリフォームの重量(g)、
SBは口栓部を除くボトルの内表面積(cm2)、tPは
プリフォーム胴部の厚さ(cm)である。)。
し、(i)の要件を充たすと、ポリエステル組成物製ボ
トルは、保存時のクリープ特性が良好であり、かつ生産
性に優れる。上記YB/yPはボトルの縦延伸倍率を示
し、(ii)の要件を充たすと、ポリエステル組成物製ボ
トルは、ボトル胴部の延伸が充分でありガスバリア性に
優れ、かつ生産性に優れる。
の横延伸倍率と縦延伸倍率との比を示し、(iii)の要
件を充たすと、ポリエステル組成物製ボトルはクリープ
特性に優れる。上記wP・tP/SBはボトルの生産性、
ガスバリア性および外観の指標であり、(iv)の要件を
充たすと、ポリエステル組成物製ボトルは生産性に優
れ、かつガスバリア性に優れる。またボトル底部が成形
が充分にでき、底部の白化が発生することがない。
は上記ポリエステル樹脂組成物からなり、かつ上記
(i)ないし(iv)で示す要件を充たしているのでガス
バリア性、クリープ特性が良好であり、透明性などの外
観に優れている。また、プリフォームの射出成形サイク
ルやブロー成形時の再加熱時間が長くなることがなくボ
トルの生産性に優れ、ボトル胴部の肉厚を薄くすること
ができるので経済性にも優れている。
法について説明する。まず上記ポリエステル樹脂組成物
から上述したようなプリフォームを製造する。該プリフ
ォームは、従来公知の方法、例えば押出成形または射出
成形により製造することができる。プリフォームが多層
プリフォームである場合は、多層成形用射出成形機を用
ることにより製造することができる。
使用する樹脂により異なるが、例えば270〜320
℃、好ましくは270〜310℃である。得られたプリ
フォームは必要に応じてブロー成形する前にプリフォー
ムの口栓部を加熱することにより結晶化してもよい。上
述したような本発明に係るポリエステル組成物製ボトル
は、上記のプリフォームを延伸適性温度まで加熱し、次
いで該プリフォームを所望形状の金型中に保持した後空
気を吹き込み、金型に着装することにより製造すること
ができる。
外線ヒーターなどを用いて延伸適正温度まで加熱し、ブ
ロー成形する。ブロー成形時の加熱温度は、通常80〜
130℃、特に90〜120℃であることが好ましい。
ブロー金型温度は通常20〜170℃、特に20〜16
0℃であることが好ましい。また、必要に応じ一旦必要
なボトル容量よりも大型のボトルを成形し、加熱オーブ
ンにて該ボトルを収縮させ、収縮したボトルを再びブロ
ー成形してボトル成形する、いわゆる2段ブロー成形法
を採用することもできる。
示す要件を充たすように行われる。本発明ではブロー成
形時の延伸倍率を制御することによって上記(i)〜
(iv)で示す要件を充たすようにしてもよく、またプリ
フォームの形状、肉厚、重量を制御することによっても
上記(i)〜(iv)で示す要件を充たすようにすること
ができる。
物製ボトルの製造方法によると、クリープ特性などの機
械的物性、ガスバリア性および透明性などの外観に優れ
たポリエステル組成物ボトルが得られ、かつこのような
優れた特性のボトルを生産性よく経済的に製造すること
ができる。
ルは、クリープ特性などの機械的物性、ガスバリア性お
よび透明性などの外観に優れているので、特にスパーク
リング炭酸飲料用のボトルに好適である。また本発明に
係るポリエステル組成物製ボトルの製造方法は、このよ
うな優れた特性のボトルを生産性よく経済的に製造する
ことができる。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお下
記実施例においては、以下の樹脂を使用した。ポリエチ
レンテレフタレート:o-クロロフェノール中25℃で測
定した極限粘度(IV)が0.85dl/gのポリエチ
レンテレフタレート。
00モル%に対してイソフタル酸単位を90モル%、テ
レフタル酸単位を10モル%の割合で含有し、ジオール
単位100モル%に対してエチレングリコール成分単位
を85モル%、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼン単位を15モル%の割合で含有し、さらにジカルボ
ン酸単位100モル部に対して、トリメチロールプロパ
ン単位を0.3モル部含有する共重合ポリエステル。こ
の共重合ポリエステルは、o-クロロフェノール中25℃
で測定した極限粘度(IV)が0.85dl/gであ
り、パーキンエルマーのVII型の示差熱測定装置にて1
0℃/分で昇温した際に融点が観測されなかった。
下のように測定した。ボトル物性 (ボトルの炭酸ガスバリア性)ボトル内にボトル容積の
4倍の体積の炭酸ガスが溶解した炭酸水を封入し、密栓
する(このときのボトル内圧は23℃で5kg/cm2
程度)。これを23±1℃の雰囲気に保管し、保管開始
からボトル内圧が17.5%低下するまでの期間(シェ
ルライフ)を炭酸ガスバリア性の指標とした。 (クリープ特性)ボトルを30℃、RH90%の雰囲気
下に24時間保存後、ボトル内にボトル容積の4倍の体
積の炭酸ガスが溶解した炭酸水を封入し密栓した。この
ボトルについて仮想直線9とボトル底部との中間部にお
けるボトルの直径を測定した。次にこのボトルを38
℃、RH90%の雰囲気下に24時間保存後、同様にボ
トル直径を測定し、各ボトルで保存前後の直径の伸び率
を比較した。 (ボトル外観)成形したボトルの外観を目視検査し、下
記の基準で評価を実施した。 ○:ボトル胴部、ボトル底部共に充分賦型されており、
ボトル胴部、ボトル下肩部およびボトル底部共に白化の
発生がない △1:ボトル胴部、ボトル下肩部およびボトル底部共に
充分賦型されているが、ボトル下肩部に白化が発生した △2:ボトル胴部、ボトル下肩部およびボトル底部共に
白化が発生していないものの、ボトル下肩部の賦型が充
分でなかった。 △3:ボトル胴部の延伸が充分でなく、ボトル胴部に流
れ模様が形成された。 ×:ボトル下肩部の賦型が充分でなく、また、ボトル下
肩部に白化が発生した。
レートおよび共重合ポリエステルを表1に示す割合で混
合してポリエステル組成物を調製し、得られたポリエス
テル組成物に対して150ppmのステアリン酸マグネ
シウムを配合して、名機製作所(株)製成形機M−70
Bで成形し、ボトル形成用のプリフォームを製造した。
この時の成形温度は270℃であった。また得られたプ
リフォームの口栓部の重量は5gであった。
B-01成形機で二軸延伸成形してボトルを得た。この時の
延伸温度は110℃であった。得られたボトルの内容積
(口栓部の内容積を除く)は500mlであり、内表面
積(口栓部の内表面を除く)は420cm2であった。
得られたボトルについて各種物性を測定した結果を表1
に示す。
ト 50重量部および共重合ポリエステル 50重量部
を混合してマスターバッチを調製し、次いで該マスター
バッチとポリエチレンテレフタレートとを種々の割合で
混合して、ポリエチレンテレフタレートと共重合ポリエ
ステルとが表2に示す割合で含まれるポリエステル組成
物を調製した。
物を名機製作所(株)製成形機 M−70Bで成形し、
ボトル形成用のプリフォームを製造した。この時の成形
温度は270℃であった。また得られたプリフォームの
口栓部の重量は5gであった。次に上記プリフォームを
CORPOPLAST社製 LB-01成形機で二軸延伸成形してボトル
を得た。この時の延伸温度は100〜110℃であっ
た。
を除く)は500mlであり、内表面積(口栓部の内表
面を除く)は400cm2であった。得られたボトルに
ついて各種物性を測定した結果を表2に示す。
のと同様のマスターバッチ10重量%とポリエチレンテ
レフタレート 90重量%とを混合して得られたポリエ
ステル組成物を、名機製作所(株)製成形機 M−70
Bで成形し、ボトル形成用プリフォームを製造した。こ
の時の成形温度は270℃であった。また得られたプリ
フォームの口栓部の重量は5gであった。
B−01成形機で二軸延伸成形してボトルを得た。この時
の延伸温度は115℃であった。得られたボトルの内容
積(口栓部の内容積を除く)は500mlであり、内表
面積(口栓部の内表面を除く)は400cm2であっ
た。得られたボトルについて各種物性を測定した結果を
表3に示す。
のと同様のマスターバッチ10重量%と、ポリエチレン
テレフタレート 90重量%とを混合して得られたポリ
エステル組成物を、名機製作所(株)製成形機 M−7
0Bで成形し、ボトル形成用プリフォームを製造した。
この時の成形温度は270℃であった。得られたプリフ
ォームの口栓部の重量は5gであった。
B−01成形機で二軸延伸成形してボトルを得た。この時
の延伸温度は100℃であった。得られたボトルの内容
積(口栓部の内容積を除く)は650mlであり、内表
面積(口栓部の内表面を除く)は600cm2であっ
た。得られたボトルについて各種物性を測定した結果を
表3に示す。
よび該ボトルを製造しうるプリフォームの一例を示す概
略断面図である。 1 … ボトル 2 … 口栓部 4 … ボトル胴部 11 … プリフォーム 14 … プリフォーム胴部 16 … プリフォーム底部
Claims (8)
- 【請求項1】ポリエチレンテレフタレート(A)と非晶
性ポリエステル(B)とが(A)5〜95重量部、
(B)95〜5重量部の割合(但し、(A)と(B)と
の合計は100重量部)でブレンドされてなるポリエス
テル組成物から形成され、極限粘度が0.5〜1.5dl
/gの範囲にあるプリフォームが、下記(i)ないし
(iv)で示される要件を充たすように延伸されてなるこ
とを特徴とするポリエステル組成物製ボトル; (i) XB/xP≧3.5 (ii) YB/yP≧2.3 (iii)(XB/xP)/(YB/yP)≧1.3 (iv) 0.031≧wP・tP/SB≧0.010g/c
m (但し、xPはプリフォーム胴部の中心半径(mm)、
XBはボトル胴部の中心半径(mm)、yPはプリフォー
ムの延伸部の長さ(mm)、YBはボトルの延伸部の長
さ(mm)、wPは口栓部を除くプリフォームの重量
(g)、SBは口栓部を除くボトルの内表面積(c
m2)、tPはプリフォーム胴部の厚さ(cm)であ
る。)。 - 【請求項2】上記プリフォームおよびボトルが3層以上
の多層構造を有する請求項1に記載のポリエステル組成
物製ボトル。 - 【請求項3】上記プリフォームのプリフォーム胴部の厚
さが2.5〜6.0mmの範囲にある請求項1または2に
記載のポリエステル組成物製ボトル。 - 【請求項4】上記ボトルの内容量が300〜3000m
lの範囲にある請求項1ないし3のいずれか1項に記載
のポリエステル組成物製ボトル。 - 【請求項5】ポリエチレンテレフタレート(A)と非晶
性ポリエステル(B)とが(A)5〜95重量部、
(B)95〜5重量部の割合(但し、(A)と(B)と
の合計は100重量部)でブレンドされてなるポリエス
テル組成物から形成され、極限粘度が0.5〜1.5dl
/gの範囲にあるプリフォームを、下記(i)ないし
(iv)で示される要件を充たすようにブロー成形してボ
トルとすることを特徴とするポリエステル組成物製ボト
ルの製造方法; (i) XB/xP≧3.5 (ii) YB/yP≧2.3 (iii)(XB/xP)/(YB/yP)≧1.3 (iv) 0.031≧wP・tP/SB≧0.010g/c
m (但し、xPはプリフォーム胴部の中心半径(mm)、
XBはボトル胴部の中心半径(mm)、yPはプリフォー
ムの延伸部の長さ(mm)、YBはボトルの延伸部の長
さ(mm)、wPは口栓部を除くプリフォームの重量
(g)、SBは口栓部を除くボトルの内表面積(c
m2)、tPはプリフォーム胴部の厚さ(cm)であ
る。)。 - 【請求項6】上記プリフォームおよびボトルが3層以上
の多層構造を有する請求項5に記載のポリエステル組成
物製ボトルの製造方法。 - 【請求項7】上記プリフォームのプリフォーム胴部の厚
さが2.5〜6.0mmの範囲にある請求項5または6に
記載のポリエステル組成物製ボトルの製造方法。 - 【請求項8】上記ボトルの内容量が、300〜3000
mlの範囲にある請求項5ないし7のいずれか1項に記
載のポリエステル組成物製ボトルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050606A JP4430833B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050606A JP4430833B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002249651A true JP2002249651A (ja) | 2002-09-06 |
JP4430833B2 JP4430833B2 (ja) | 2010-03-10 |
Family
ID=18911538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001050606A Expired - Lifetime JP4430833B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4430833B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123401A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
US11560250B2 (en) | 2006-03-06 | 2023-01-24 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
US11780634B2 (en) | 2007-05-16 | 2023-10-10 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001050606A patent/JP4430833B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11560250B2 (en) | 2006-03-06 | 2023-01-24 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
US11834222B2 (en) | 2006-03-06 | 2023-12-05 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
US12017816B2 (en) | 2006-03-06 | 2024-06-25 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
WO2008123401A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
JPWO2008123401A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-15 | 東洋製罐株式会社 | 二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
US8142867B2 (en) | 2007-03-28 | 2012-03-27 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Biaxially stretch blow-molded container and process for producing the same |
US11780634B2 (en) | 2007-05-16 | 2023-10-10 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
US11939104B2 (en) | 2007-05-16 | 2024-03-26 | Plastipak Packaging, Inc. | Lightweight plastic container and preform |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4430833B2 (ja) | 2010-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940006645B1 (ko) | 중공 성형체 | |
JP2002518218A (ja) | フェニレンジ(オキシ酢酸)の残基を含有し、ガス透過に対する良好なバリヤー性を有する多層ポリエステル物品 | |
KR20040044917A (ko) | 결정화 거동이 개선된 폴리에스테르 및 이로부터 제조된압출 취입 성형 제품 | |
KR970006674B1 (ko) | 공중합 폴리에스테르 | |
JP3594379B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物の製造方法 | |
JP4430833B2 (ja) | ポリエステル組成物製ボトルおよびその製造方法 | |
JPH04168148A (ja) | ポリエステル樹脂組成物およびその用途 | |
JPH11310629A (ja) | 新規なポリエステルおよびポリエステルの製造方法 | |
JP3952144B2 (ja) | ポリエステル系中空成形体 | |
JP3737302B2 (ja) | 新規なポリエステルペレットおよびポリエステルペレットの製造方法 | |
JP2741916B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741917B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741921B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP3646819B2 (ja) | 熱可塑性ポリエステル予備成形体及び成形体 | |
JP2740288B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741920B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741914B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741918B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2741915B2 (ja) | 中空成形体 | |
JP2872358B2 (ja) | 中空成形体 | |
JPH1158647A (ja) | ポリエステル樹脂多層成形体 | |
JP2625205B2 (ja) | 飽和ポリエステル製ボトルおよびその製造方法 | |
JP3889841B2 (ja) | ポリエステル組成物 | |
JPH04314520A (ja) | 飽和ポリエステル製ボトルの製造方法 | |
JP3751166B2 (ja) | ポリエステルペレットの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070501 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4430833 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |