JP2002247817A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鉄損を少なくするとともに、風切り音並びに
磁気音を低減させる。 【解決手段】 回転子1は、回転軸に対して複数の鉄板
を積層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入
部及び磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を
薄皮部で覆ったもので、更に穴に永久磁石を挿入したも
の。又、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるもの
であって、鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向にわた
って形の変わらない磁極を分離するための穴を設けると
ともに、穴を薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であり径
方向内側に永久磁石を配置したもの、更に鉄板の最外周
を波形に形成したものである。 【0013】又、回転軸に対して複数の鉄板を積層して
なるブラシレス構造の回転電機の回転子1であって、鉄
板には界磁コイル挿入部及び磁極を分離するための穴を
設けるとともに、穴を薄皮部で覆い、更に界磁コイルを
保持するための部材を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転電機に係るも
のであり、特にその回転子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の回転電機を示す側面断面
図、図19はその回転子部分を示す斜視図である。この
回転電機は、アルミニウム製のフロントブラケット31
及びリヤブラケット32から構成されたケース33と、
このケース33内に設けられ、一端部にプーリ34が固
定されたシャフト35と、このシャフト35に固定され
たランドル型の回転子36と、この回転子36の両側面
に固定されたファン37と、ケース33内の内壁面に固
定されたステータ38と、シャフト35の他端部に固定
され、回転子36に電流を供給するスリップリング39
と、このスリップリング39に摺動する一対のブラシ4
0と、このブラシ40を収納したブラシホルダ41と、
ステータ38に電気的に接続され、ステータ38で生じ
た交流を直流に整流する整流器42と、ブラシホルダ4
1に嵌着されたヒートシンク43と、このヒートシンク
43に接着され、ステータ38で生じた交流電圧の大き
さを調整するレギュレータ44とを備えている。
【0003】ステータ38は、ステータコア45と、こ
のステータコア45に導線が巻回され、回転子36の回
転に伴い、後述の回転子コイルからの磁束の変化で交流
が生じるステータコイル46とを備えている。回転子3
6は、電流を流して磁束を発生する回転子コイル47
と、この回転子コイル47を覆って設けられ、その磁束
によって磁極が形成されるポールコア48とを備えてい
る。
【0004】ポールコア48は一対の交互に噛み合った
第一のポールコア体49及びポールコア体50とから構
成されている。第一のポールコア体49及びポールコア
体50は、鉄製で厚みのある円盤状の基部をベースとし
て、外縁部に均等に複数の爪型形状の爪状磁極51,5
2が一方向に突出して一体構成される。隣り合う各爪状
磁極51,52は、両爪間で磁束が漏れないよう、ある
一定の磁極間隙間Lが設けられて配設されている。
【0005】以上のようなクローポール型回転子におい
ては、中心部ポールコア48に巻かれた回転子コイル4
7により磁束を発生させ、中心部ポールコア48から、
側板48a、爪状ポール48bという磁路を形成する。
そして、爪状磁極51,52が片持ち梁形状で構成され
るとともに、爪状磁極51と爪状磁極52の間は空気で
ある。又、全体を鍛造で作るので精度が出ず、機械加工
を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機は以上
のように構成されているので、隣り合った爪状磁極間に
おいて、図19に示すような斜め方向の磁束Mが発生
し、この軸方向成分磁束Mにより鉄損が増加してしま
う。又、磁束を増やすため固定子鉄心積み厚さを大きく
しても、界磁コアが飽和して磁束が増えない。更に回転
子の表面はでこぼこに構成されているため、風切り音が
するという問題点があった。又、磁束を低減するために
磁極間隙間Lに永久磁石を挿入していたが、この永久磁
石の保持が困難であるという問題点もあった。
【0007】更に、爪状磁極が片持ち梁形状に構成され
ているため、遠心力により変形し易くなるとともに、磁
気力により振動し、磁気音の原因となっていた。又、回
転子は塊磁極で構成されるため、表面に渦電流が発生し
易く効率が悪くなり、精度を出すため機械加工を行なう
が、切り粉がはさまってコイルを傷つけるという問題点
があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、鉄損を少なくするとともに、
風切り音並びに磁気音を低減させることができる回転電
機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る回転電機の回転子は、回転軸に対して複数の鉄板を積
層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及
び磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を薄皮
部で覆ったものである。
【0010】この発明の請求項2に係る回転電機の回転
子は、穴に永久磁石を挿入したものである。
【0011】この発明の請求項3に係る回転電機の回転
子は、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるもので
あって、鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向にわたっ
て形の変わらない磁極を分離するための穴を設けるとと
もに、穴を薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であり径方
向内側に永久磁石を配置したものである。
【0012】この発明の請求項4に係る回転電機の回転
子は、鉄板の最外周を波形に形成したものである。
【0013】この発明の請求項5に係る回転電機の回転
子は、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるブラシ
レス構造の回転電機の回転子であって、鉄板には界磁コ
イル挿入部及び磁極を分離するための穴を設けるととも
に、穴を薄皮部で覆い、更に界磁コイルを保持するため
の部材を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実
施の形態1による回転電機を示す側面断面図であり、図
2は薄皮部を除いた回転子部分を示す斜視図、図3は回
転子部分を示す側面図である。又、図4と図5は回転子
を構成する各鉄板を示す断面図と斜視図である。
【0015】これらの図において、1は回転電機を構成
する回転子、2は回転軸、3は回転子1に電流を供給す
るスリップリング、A〜Eは回転子1を構成する各鉄板
であり、端から端まで形状が徐々に変化している。ただ
し全ての鉄板の形状が異なる必要はなく、何枚か同じ形
状のものを積み重ねるようにしてもよい。
【0016】又、4は鉄板内に設けられた界磁コイル挿
入部、5は回転軸挿入部、6は磁極を分離して、N極か
らS極への漏れ磁束を妨げるための穴又は溝であり、空
洞部となっている。7は界磁コイルの外側に位置する鉄
板、8は界磁コイルの内側に位置する鉄板、9は穴6を
覆う鉄製の薄皮部、10は各鉄板を接合するためのピン
又はリベット、11は各鉄板に設けられ、ピン又はリベ
ット9を通すための穴である。更に、12はスリップリ
ング3に摺動する一対のブラシ、13はステータ、14
は回転子1の両側面に固定されたファンである。
【0017】本発明においては、各鉄板A〜Eを積層し
てクローポール形状を作るものであり、各鉄板を積層
し、内部に設けられた界磁コイル挿入部4には、回転軸
2の方向に巻かれた界磁コイルを納める。各積層鉄板A
〜Eは、ピン又はリベット10により、図5に示すよう
に、各鉄板の対応する部分を固定することにより、図2
に示すような、段付き状の磁極を有するクローポール型
回転子が得られる。尚、上記においては、ピン又はリベ
ット10により固定する場合を示したが、溶着、接着、
抜きかしめなどで固定してもよい。
【0018】中心部に設けられた回転軸挿入穴5には、
回転軸2を挿入し、この回転軸2にスリップリング3を
取り付け、界磁コイルの給電に使う。界磁コイルの外側
の鉄板7は、中空円盤状に形成され、各磁極を分離する
穴6があいた形状となり、空中に浮いたようになるが、
ピン、リベット、溶着、接着、抜きかしめなどの固定手
段によって、隣の鉄板に支えられることとなる。
【0019】磁極と磁極をつなぐ鉄製の薄皮部9は、少
しの磁束で飽和するので、飽和した後は磁気特性として
は空気と同等になる。以上のように各鉄板A〜Eを積層
しているので、回転子1の表面損(固定子スロットパー
ミアンスの変化による回転子表面の渦電流損)が低減で
きるとともに、鉄製の薄皮部9で回転子表面全てがつな
がっているので、回転子表面がなめらかとなり、風切り
音が低減できる。
【0020】このようにして、本発明は、鉄板A〜Eを
軸方向に積層して回転子1を構成し、回転子1内部に軸
方向に対し同心状に巻かれた界磁コイルを有し、この界
磁コイルに電流を流して、軸方向にN極、S極を作る。
そして、界磁コイルの軸方向両端の積層鉄板A,Eで磁
束を回転子1の外側へ導き、界磁コイルの外側の鉄板7
で、回転子1の外周へ導いた磁束を界磁コイルの外側へ
導き、界磁コイルの外側の鉄板7は、N極、S極をなす
とともに、N極からS極への漏れ磁束を妨げる穴または
溝6を設けたものである。更に、上記穴または溝6は、
磁極の根本から先端へ、磁極の幅を徐々に狭くするよう
に設けられている。
【0021】上記のように構成することにより、組立後
の機械加工が不要となり、切り粉によるコイルショート
がなくなる。又、回転子表面がなめらかで、風切り音が
小さくなるとともに、鉄板による積層構造なので、表面
損が少なくなる。
【0022】図6は外周曲率を小さくして、鉄板の外周
を波形に構成した各鉄板を示す断面図であり、このよう
に構成することにより、図示しないステータと回転子1
との間のギャップに変化を持たせると、それに対応して
磁束密度分布が正弦波状になり、磁気音が低減する。
又、従来の工法では、このような外周加工を施すのは困
難であったが、本発明のように鉄板を積層して製造する
方法では、打抜きで鉄板を形成するので、曲率のある外
周を加工し易くなる。更に、各鉄板の外周形状を軸方向
に徐々に変化させ、各隣り合う鉄板との間に連続性を持
たせて、でこぼこを無くすようにすると、風切り音が減
少する。
【0023】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による回転電機の回転子部分を示す側面図、図8は
回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。図におい
て、回転子1における磁極と磁極の間に設けられた穴6
に永久磁石15を挿入したものである。このように永久
磁石15を挿入することにより、漏れ磁束を低減させ、
特性を向上させることができる。尚、図8においては、
鉄板Cに永久磁石15を挿入した場合を示しているが、
他の鉄板に永久磁石15を挿入してもよい。
【0024】そして極と極の間が鉄製の薄皮部9でつな
がっているので、永久磁石15の磁束で薄皮部9を飽和
させることができる。又、磁石穴の形状は、永久磁石1
5の形に合わせて加工すればよく、このように構成する
ことにより、永久磁石15の保持が簡単となる。
【0025】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3による回転電機の回転子部分を示す側面断面図、図
10は同じく正面図、図11は回転子を構成する各鉄板
を示す断面図、図12は回転子を展開した状態を示す図
である。図において、16は漏れ磁束を低減するための
永久磁石、17は界磁コイル、18は永久磁石16によ
る磁束が逃げないようにするための空洞部、19は磁極
を分離するための穴、Xは界磁コイル17に電流を流さ
ないときの永久磁石16による磁束の方向、Yは界磁コ
イル17に電流を流した場合の磁束の方向であり、本実
施形態においては、磁極の幅が軸方向において変わらな
いよう構成されている。本実施形態においては、磁極の
先端部、径方向内側に永久磁石16を挿入することによ
り、図12に示すように、回転子周方向に千鳥状に永久
磁石16が配置されることとなる。又、穴19の表面は
上記実施形態と同様、鉄製の薄皮部9によって覆われて
いる。
【0026】界磁電流を流さないとき、永久磁石16の
磁束は、X方向で示されるように、ロータコアを通って
戻ってくる(全てが漏れ磁束)。界磁コイル17に界磁
電流を流すと、Y方向で示されるように、永久磁石16
が作る磁束と反対方向の磁束を作り、永久磁石16によ
る磁束はロータコアの方へ行かず、ステータ側へ行く。
つまり、極の先端はZ方向で示されるように、永久磁石
16→ステータ(図示せず)→ロータコア(磁石の隣の
極)→永久磁石16と帰ってくるので、回転子1の中心
部のコアまで永久磁石16による磁束は到達しない。
【0027】即ち、回転子中心のコア径を小さくでき、
界磁コイル17のスペースを大きくとれる。又、永久磁
石16の形状を簡素化できるとともに、安価に生産する
ことができる。更に、図13(a)に示すように、従来の
磁極においては、軸方向に対して斜めの磁束Jが生じる
ため、軸方向成分の磁束Kが発生して鉄損の原因となっ
ていたが、本実施形態においては、磁極の幅が軸方向に
おいて変わらないように構成されており、図13(b)に
示すように、斜め方向の磁束が発生しないため、磁束分
布が軸方向にほぼ均等になり、クローポールで生じるス
テータの軸方向磁束が減り、鉄損が低減する。
【0028】本実施形態においても、積層鉄板F〜Iを
用いるので、図14に示すように、回転子外周の曲率を
自由に設定することにより、外周を波形に形成すること
ができる。従来クローポールでは、外周加工する必要が
あり、この場合円筒切削なら簡単であるが、曲率を変え
るには特殊な工作機械が必要であった。これに対し、本
発明では容易に製作できる。これにより、実施の形態1
の場合と同様、磁束密度分布を正弦波にでき、電磁騒音
を低く抑えることが可能となる。更に、図14に示すよ
うに、回転子1とステータ20とのギャップを広げるこ
とにより、q軸インダクタンスを低減できる。これによ
り、ステータコイルに電流が流れたとき、q軸部分の磁
気抵抗が大きいので、磁束が減り、電機子反作用が小さ
くなり、発電出力が大きい発電機を得ることができる。
【0029】実施の形態4.図15はこの発明の実施の
形態4によるブラシレス構造の回転電機の回転子部分を
示す側面断面図、図16は回転子を構成する各鉄板を示
す断面図であり、実施の形態1に比べて鉄板Aの構造の
みが異なっている。又、図17は従来のブラシレス構造
の回転電機を示す断面図である。図15,図16におい
て、21は回転電機を構成する回転子、22は回転軸、
23は界磁コイル、24は磁性体からなるコイル保持部
材、A〜Eは回転子21を構成する各鉄板である。又、
図17において、25はシャフト、26は回転子、26
aは第1の極となる爪状界磁磁極、26bは第2の極と
なる爪状界磁磁極、26cはリング状の非磁性体、26
dは回転界磁コア、27は界磁コイル、28は固定界磁
コア、29はステータ、29aはステータコイルであ
る。
【0030】従来のブラシレス構造は、図17に示すよ
うに、N極とS極の磁極を非磁性体26cを間に介して
溶接などで固定していたので、工作が難しかった。これ
に対して本実施形態によれば、N極とS極は、はじめか
ら鉄製の薄皮部9でつながっているので、非磁性体を用
意する必要がなく、工作を容易に行なうことができる。
このように、本実施形態によれば、鉄板A〜Eを積層
し、これらを溶接またはかしめを施すことにより回転子
を構成することができる。尚、漏れ磁束を低減させるた
めの永久磁石は、実施の形態2で示すように設けてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る回転電機の回
転子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してな
るものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極を
分離するための穴を設けるとともに、穴を薄皮部で覆っ
たので、回転子表面の渦電流損を低減させることができ
るとともに、回転子表面がなめらかとなり、風切り音を
低減させることができる。
【0032】この発明の請求項2に係る回転電機の回転
子によれば、穴に永久磁石を挿入したので、永久磁石の
保持が簡単にできる。
【0033】この発明の請求項3に係る回転電機の回転
子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなる
ものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向に
わたって形の変わらない磁極を分離するための穴を設け
るとともに、穴を薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であ
り径方向内側に永久磁石を配置したので、界磁コイルの
スペースを大きくとることができるとともに、鉄損を減
少させることができる。
【0034】この発明の請求項4に係る回転電機の回転
子によれば、鉄板の最外周を波形に形成したので、磁束
密度分布を正弦波状にすることができ、磁気音を低減さ
せることができる。
【0035】この発明の請求項5に係る回転電機の回転
子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなる
ブラシレス構造の回転電機の回転子であって、鉄板には
界磁コイル挿入部及び磁極を分離するための穴を設ける
とともに、穴を薄皮部で覆い、更に界磁コイルを保持す
るための部材を設けたので、工作を容易に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転電機を示
す側面断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による回転電機の回
転子部分を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による回転電機の回
転子部分を示す側面図である。
【図4】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図であ
る。
【図5】 回転子を構成する各鉄板を示す斜視図であ
る。
【図6】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2による回転電機の回
転子部分を示す側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による回転電機の回
転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による回転電機の回
転子部分を示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による回転電機の
回転子部分を示す正面図である。
【図11】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図であ
る。
【図12】 回転子を展開した状態を示す図である。
【図13】 磁極部分を示す平面図(a),(b)である。
【図14】 この発明の実施の形態3による回転電機の
回転子部分を示す正面図である。
【図15】 この発明の実施の形態4による回転電機の
回転子部分を示す側面断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による回転電機の
回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図17】 従来の回転電機を示す側面断面図である。
【図18】 従来の回転電機を示す側面断面図である。
【図19】 従来の回転子部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転子、2 回転軸、4 界磁コイル挿入部、6
穴、9 薄皮部、15,16 永久磁石、19 穴、2
3 界磁コイル、24 コイル保持部材、A〜I 鉄
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/30 H02K 1/30 A 3/51 3/51 Z 21/12 21/12 M Fターム(参考) 5H002 AA03 AA04 AA07 AB08 AC02 AC03 AE07 5H604 BB10 CC02 CC05 CC20 5H619 AA10 BB01 BB02 BB06 BB13 BB15 PP02 PP05 PP08 5H621 HH01 JK02 JK05 5H622 CA02 CA07 CA10 CB01 CB05 PP03 PP10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に対して複数の鉄板を積層してな
    る回転電機の回転子であって、上記鉄板には界磁コイル
    挿入部及び磁極を分離するための穴を設けるとともに、
    上記穴を薄皮部で覆ったことを特徴とする回転電機の回
    転子。
  2. 【請求項2】 穴に永久磁石を挿入したことを特徴とす
    る請求項1記載の回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】 回転軸に対して複数の鉄板を積層してな
    る回転電機の回転子であって、上記鉄板には界磁コイル
    挿入部及び軸方向にわたって形の変わらない磁極を分離
    するための穴を設けるとともに、上記穴を薄皮部で覆
    い、更に磁極の先端部であり径方向内側に永久磁石を配
    置したことを特徴とする回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】 鉄板の最外周を波形に形成したことを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の
    回転電機の回転子。
  5. 【請求項5】 回転軸に対して複数の鉄板を積層してな
    るブラシレス構造の回転電機の回転子であって、上記鉄
    板には界磁コイル挿入部及び磁極を分離するための穴を
    設けるとともに、上記穴を薄皮部で覆い、更に上記界磁
    コイルを保持するための部材を設けたことを特徴とする
    回転電機の回転子。
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