JP2002247260A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002247260A
JP2002247260A JP2001041370A JP2001041370A JP2002247260A JP 2002247260 A JP2002247260 A JP 2002247260A JP 2001041370 A JP2001041370 A JP 2001041370A JP 2001041370 A JP2001041370 A JP 2001041370A JP 2002247260 A JP2002247260 A JP 2002247260A
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JP2001041370A
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Yasuhiro Matsumoto
保宏 松本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 開閉ユニットに設けた電気ユニットに接続す
る電気信号線のための専用のカバー部材を不要とするこ
とによってコストアップを抑制する。 【解決手段】 原稿から画像情報を読み取る画像読取部
と、画像を形成して記録媒体に記録する画像形成部と、
画像形成部を開放するための開閉ユニット16とを有
し、画像読取部を前記開閉ユニットに一体的に構成した
画像処理装置において、開閉ユニット16は、電気信号
線にて装置本体に接続される電気ユニットと、画像読取
部のシャーシを構成する読取シャーシと、画像読取部の
外装部を構成する読取カバーとを有し、読取シャーシと
読取カバーとを合体した際に、読取シャーシの一部と読
取カバーの一部とで電気信号線26a〜26cの配線経
路を規制する配線経路空間21aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿から画像情報を
読み取るための画像読取部と、画像を形成して記録媒体
に記録する画像形成部とを有する、複写機、ファクシミ
リ、マルチファンクションプリンタ等の画像処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像読取部と画像形成部を両方有する画
像処理装置として、コピー機やファクシミリ装置、およ
びこれらをあわせたマルチファンクションプリンタ等が
知られている。中でも画像形成方法を電子写真方式にし
た場合は、像担持体である感光体ドラムや現像手段、ト
ナー容器、帯電手段等を一体化したプロセスカートリッ
ジを本体に着脱可能に構成することにより、装置のメン
テナンス性を向上させたものが一般に広く知られてい
る。
【0003】このようなプロセスカートリッジを用いた
電子写真方式の装置の場合、プロセスカートリッジは比
較的大きなものとなるため、これを着脱するための装置
本体の開閉ユニットもまた大きなものとなっている。一
方、装置を卓上に設置して使用する場合も多いことか
ら、装置の小型化を望むユーザーの声も多い。このよう
な観点から、画像読取部を極力小型化し、この画像読取
部と操作パネルとを開閉ユニットに一体的に構成したも
のが知られている。
【0004】ここで画像読取部には、画像情報を読取る
ための読取手段としての密着型イメージセンサや、原稿
を搬送するための搬送手段を駆動する駆動手段としての
ステッピングモータ、また、操作パネルで必要となる回
路基板といった電気ユニットを有している。これらの電
気ユニットは、電気信号線によって装置本体の電気制御
回路基板に接続されている。
【0005】更に、ユーザーの操作性の面から、操作パ
ネルは装置の前面に配置し、またプロセスカートリッジ
の着脱も装置前面から可能なように、開閉ユニットが手
前下方向に回動しうるよう構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成にあっては、開閉ユニットの開閉動作の挙動によって
電気信号線もつられて動いてしまうため、電気信号線が
機械的な損傷を受けることとなる。そのため、特に開閉
ユニット側や装置本体側において電気信号線の挙動を規
制する必要がある。このため、電気信号線を規制する専
用のカバー部材を設けることが多い。このカバー部材
は、開閉ユニットを開放した際に露出する電気信号線を
外部からくる静電気の影響から保護する役目を担うこと
もあり、重要なものとなっている。
【0007】一方、複数の電気信号線を配線処理するた
めにはそれなりのスペースが必要である。特に開閉ユニ
ット側の電気信号線の規制は、カバー部材を確実に固定
するためのスペースも必要であり、いかに省スペースで
処理するかが装置の小型化にも大きく影響してくる。
【0008】しかし開閉ユニットの回動支点付近では特
にスペース的に余裕が無く、開閉ユニットを支える強度
的な構造と電気信号線の配線空間の確保を両立させるこ
とは極めて難しい。また、カバー部材そのものがコスト
アップ要因になることに加えて、カバー部材を効率よく
固定しうる形状に形成することで部品形状が複雑となる
可能性があり、部品コストが上昇するおそれもある。
【0009】そこで本発明は、開閉ユニットに設けた電
気ユニットに接続する電気信号線のための専用のカバー
部材を不要とすることによってコストアップを抑制し、
かつ外部からの静電気などの影響から保護し、省スペー
スで効率よく電気信号線を配線処理し、重量のある開閉
ユニットを支持可能な小型化された画像処理装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像処理装置の代表的な構成は、原稿
から画像情報を読み取る画像読取部と、画像を形成して
記録媒体に記録する画像形成部と、前記画像形成部を開
放するための開閉ユニットとを有し、前記画像読取部を
前記開閉ユニットに一体的に構成した画像処理装置にお
いて、前記開閉ユニットは、電気信号線にて装置本体に
接続される電気ユニットと、前記画像読取部のシャーシ
を構成する読取シャーシと、前記画像読取部の外装部を
構成する読取カバーとを有し、前記読取シャーシと前記
読取カバーとを合体した際に、該読取シャーシの一部と
読取カバーの一部とで前記電気信号線の配線経路を規制
する配線経路空間を形成することを特徴とする。
【0011】また本発明に係る画像処理装置の他の代表
的な構成は、上記読取カバーに代えて画像形成後に排出
された記録媒体を積載するトレイ部材を用いたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像処理装置の実施
形態について、図を用いて説明する。本実施形態におい
ては、画像処理装置の一例としてファクシミリ装置を例
に用いて説明する。以下、装置の全体構成、画像読取部
の構成、画像形成部の構成、プロセスカートリッジの構
成、開閉ユニットの構成の順に説明する。
【0013】(装置の全体構成)図1は本実施形態に係
る画像処理装置の全体断面図、図2は画像処理装置の外
観斜視図、図3はプロセスカートリッジの着脱を説明す
る断面図である。図に示す画像処理装置は装置手前側
(図中左上方)に画像読取部Aを有し、その奥下方(図
中右下方)にプロセスカートリッジを装着した画像形成
部Bを配置している。そして画像読取部Aで読み取った
情報を、ファクシミリモードの場合は他機のファクシミ
リ装置へ送信し、コピーモードの場合には自己の画像形
成部Bで記録する。
【0014】前記画像形成部Bは、図1に示すように、
光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して像担持
体である感光体ドラム7にトナー像を形成する。そして
前記トナー像の形成と同期して記録媒体2を搬送手段3
によって搬送し、且つプロセスカートリッジCとしてカ
ートリッジ化された画像形成部において感光体ドラム7
に形成したトナー像を転写手段4によって記録媒体2に
転写し、その記録媒体2を定着手段5に搬送し、転写ト
ナー像を定着してトレイ6、もしくは装置外に排出す
る。
【0015】(画像読取部の構成)画像読取部Aは原稿
13を搬送し原稿記載情報を読み取るものである。その構
成は、図1に示すように、原稿載置台14a及び補助載置
台14b上に積層した原稿13を分離ローラ14cと圧接した
分離片14dで一枚ずつ分離し、搬送ローラ対14eによっ
て原稿13を搬送し、押圧手段であるガイド板14fで原稿
13を読取手段であるの密着型イメージセンサ15に押圧し
て密着させつつ原稿13の情報を読取った後、排出ローラ
対14gによって原稿13を原稿排出トレイ14hに排出する
ものである。
【0016】密着型イメージセンサ15は、光源としての
LEDから原稿13の情報記載面に光照射し、その反射光を
短焦点結像レンズを介して光電変換素子に結像して情報
を読取るものである。その画像信号は後述する制御手段
を介してファクシミリモードのときは他機へ送信し、コ
ピーモードのときは自己の画像形成部Bに送信する。
【0017】尚、原稿載置台14aには原稿13の搬送方向
と直角方向(原稿13の幅方向)にスライド可能な原稿ス
ライダ14iが設けてあり、該原稿スライダ14iを原稿13
の幅に合わせてスライドさせることで、原稿載置台14a
上に積載された原稿13の両サイドを揃えることができ
る。
【0018】(画像形成部の構成)次に記録信号に応じ
て画像を形成する画像形成部Bの各部の構成について、
光学系、記録媒体搬送手段、転写手段、定着手段、排出
手段、プロセスカートリッジ装着手段の順に説明する。
【0019】光学系1は外部装置等から読み込んだ画像
情報に基づいて光照射することによって感光体ドラム7
へ光像を照射するものであり、図1に示すように、光学
ユニット1a内にレーザーダイオード1b、ポリゴンミ
ラー1c、スキャナーモータ1d、結像レンズ1e、反
射ミラー1fを収納している。そして例えば他機のファ
クシミリ装置から画像信号が与えられると、レーザーダ
イオード1bが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴン
ミラー1cに画像光として照射する。このポリゴンミラ
ー1cはスキャナーモータ1dによって高速回転し、該
ポリゴンミラー1cで反射した画像光が結像レンズ1e
及び反射ミラー1fを介して回転する感光体ドラム7へ
照射し、該ドラム7の表面を選択的に露光して画像情報
に応じた潜像を形成する。
【0020】記録媒体2を搬送するための搬送手段3
は、画像形成部Bの奥側上方(図中右上方)に縦方向に
設けられた給送部Dに積載した記録媒体2の最上位の1
枚を、記録媒体2の先端部に設けたピックアップローラ
3aと、押圧ばね3cによって圧接された分離パッド3
bにて一枚ずつ分離して搬送ローラ対3dまで給送す
る。そして、この搬送ローラ対3dが画像形成動作と同
期するように記録媒体2を画像転写部に搬送する。そし
て画像転写後の記録媒体2を、ガイド部材3eによって
定着手段5に導く。
【0021】記録媒体積載台3fに記録媒体2の搬送方
向と直角方向(記録媒体2の幅方向)にスライド可能に
設けられたマルチスライダー3gにより、定型サイズは
もとより葉書や封筒といった不定形サイズの記録媒体を
サポートでき、記録媒体積載台3f上に積載された記録
媒体2の両サイドを揃えることができる。
【0022】転写手段4は画像形成部で感光体ドラム7
に形成されたトナー像を記録媒体2に転写するものであ
り、本実施例の転写手段4は図1に示すように、転写ロ
ーラ4aによって構成している。即ち、装着したプロセ
スカートリッジCの感光体ドラム7に転写ローラ4aに
よって記録媒体2を押圧し、該転写ローラ4aに感光体
ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電圧を印加す
ることにより、感光体ドラム7上のトナーを記録媒体2
に転写する。
【0023】定着手段5は前記転写ローラ4aの電圧印
加によって記録媒体2に転写したトナー像を定着させる
ものである。その構成は図1に示すように、駆動回転す
る駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有し、前記駆
動ローラ5aと圧接して従動回転するシート部材を有す
る定着部材5cとからなる。即ち、画像形成部でトナー
像を転写された記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着
部材5c間を通過する際に、両者5a,5cの押圧によ
って圧力が印加され、且つヒータ5bの発熱によって熱
を印加され、記録媒体2上のトナーが記録媒体2に定着
される。
【0024】トナー像を定着された記録媒体2は、フェ
イスダウントレイ6aに積載されるか、もしくはフェイ
スアップの状態で機外に排出される。フェイスダウン排
出の場合は、フラッパレバー6b(図2参照)によって
フラッパ6cを図中の位置に設定することで、記録媒体
2は定着排出ローラ対6dによってフラッパ6cの上面
とフェイスダウン排出ガイド6eにガイドされて搬送さ
れて反転し、フェイスダウンローラ対6fによってフェ
イスダウントレイ6aに印字面を下側にして画像読取部
と画像形成部の間に配置されたトレイ6にページ順に積
載される。
【0025】封筒や葉書といった類の厚手の記録媒体
や、OHPフィルムやラベルシールといった類の特殊な
記録媒体の場合は、上述したフェイスダウン排出での反
転搬送によって記録媒体のヒートカールが大きくなり、
しわや折れといった不具合を発生する場合がある。これ
を回避するために、定着後の記録媒体を反転させずに略
真っ直ぐのフェイスアップ排出の排出手段を備えてあ
る。フェイスアップ排出の場合は、フラッパレバー6b
によってフラッパ6cを切り換えることで、記録媒体2
は定着排出ローラ対6dによってフラッパ6cの下面に
ガイドされて搬送され、機外に排出される。
【0026】また画像形成部B内には、プロセスカート
リッジCを装着するためのカートリッジ装着手段を設け
ている。プロセスカートリッジCの装置本体に対する着
脱は、図3に示すように、開閉ユニット16を装置手前正
面方向に開くことによって、装置正面側から行う。開閉
ユニット16は原稿載置台14a及び補助載置台14bを含む
画像読取部Aと、フェイスダウン排出ガイド6eと、フ
ェイスダウン排出用のフェイスダウントレイ6aと、定
着時に発生する熱を画像形成部Bと画像読取部Aに影響
させないために定着手段5の上方かつ画像形成部Bと画
像読取部Aの間に設けられた放熱ダクト16aとが一体と
なって構成されている。
【0027】図に示すように装置本体の正面下方部には
回転中心16bが設けてあり、図示しないロック部をロッ
ク解除レバー16c(図2参照)によって解除することで
開閉ユニット16は装置本体に対して反時計方向に回転し
て正面方向に開放する構造になっている。そして前記開
閉ユニット16を開くと装置本体内にはカートリッジ装着
スペースが設けてあり、そのスペースの左右壁面にはガ
イド溝17が設けてある。このガイド溝17にドラム軸を沿
わせてプロセスカートリッジCを挿入し、開閉ユニット
16を閉じることによってプロセスカートリッジCを装着
するようにしている。
【0028】(プロセスカートリッジの構成)次に、上
記画像形成部Bに装着されるプロセスカートリッジCの
各部の構成について説明する。図1に示すプロセスカー
トリッジCにおいて、像担持体としての感光層を有する
感光体ドラム7は矢印の方向に回転し、その表面を帯電
手段8である帯電ローラ8aへの電圧印加によって一様
に帯電し、光学系1からの光像を露光開口部を介して感
光体ドラム7に露光して潜像を形成し、現像手段9によ
って現像するように構成されている。
【0029】この現像手段9は、現像剤容器としてのト
ナー室9a内の磁性現像剤である磁性トナーを現像室9
bへ供給し、現像室9bに取り付けた現像ローラ9cを
回転させると共に、現像ブレード9dによって摩擦帯電
電荷を付与したトナー層を固定磁石を内蔵した現像ロー
ラ9c表面に形成し、そのトナーを前記潜像に応じて感
光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成
して可視像化する。
【0030】そして転写ローラ4aに前記トナー像と逆
極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した
後は、クリーニング手段10のクリーニングブレード10a
によって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とし
て除去する。除去した残留トナーは、廃トナー溜め10b
へ収納される。
【0031】前記感光体ドラム7等の各部品は、トナー
現像枠体11aと現像壁部材11b、更にはクリーニング枠
体11cとを結合して構成するプロセスカートリッジC内
に収納してカートリッジ化されている。即ち、トナー現
像枠体11aと現像壁部材11bを溶着してトナー室9a及
び現像室9bを形成し、この現像室9bに現像ローラ9
c及び現像ブレード9dを取り付けている。またクリー
ニング枠体11cには感光体ドラム7や帯電ローラ8a、
更にはクリーニング手段10を構成する各部材を取り付け
ている。そして前記トナー現像枠体11aにクリーニング
枠体11cを結合することによってプロセスカートリッジ
Cを構成する。
【0032】(開閉ユニットの構成)次に、開閉ユニッ
ト16について説明する。図4は原稿搬送路を開放した状
態を説明する断面図、図5は装置本体の外装を外した際
の側面図、図6は開閉ユニットの裏面図、図7は装置本
体の正面図である。開閉ユニット16は、図1に示すよう
に、読取シャーシ21と読取カバー22、操作パネル23、原
稿上面ガイド24とを一体としたユニットである。
【0033】読取シャーシ21は、原稿13を搬送するため
の分離ローラ14cと、搬送ローラ対14eの駆動側ローラ
と、排出ローラ対14gの駆動側ローラと、これらに駆動
を伝達する複数の駆動系ギア(図示せず)と、密着型イ
メージセンサ15と、駆動手段であるステッピングモータ
25とを支持し、開閉ユニット16の強度的な骨組みをなす
もので、材料としてガラスフィラー等を混入した強化樹
脂材料から形成している。また、開閉動作の回転中心16
b(図3参照)を有し、開閉ユニット16の開閉動作に対
する強度を確保する。
【0034】読取カバー22は、本体外装部22aと原稿下
面ガイド22bと原稿載置台14aを一体にした部品であ
り、読取シャーシ21と一体的に結合している。操作パネ
ル23は、ユーザーがオペレーションをするためのボタン
23aや表示部23b、及び、それらを制御するための操作
パネル回路基板23cを備えるものである。
【0035】原稿上面ガイド24は、複数枚の原稿13を分
離するための分離片14dと、搬送ローラ対14eの従動側
コロと、排出ローラ対14gの従動側コロと、原稿13を密
着型イメージセンサ15に押圧して密着させるガイド板14
fとを支持し、操作パネル23と一体的に結合して読取シ
ャーシ21に支持部24aを回転中心にして回動自在に支持
され、原稿搬送路を矢印の方向に開放可能に構成してい
る(図4参照)。
【0036】ここで、開閉ユニット16内の電気ユニット
である密着型イメージセンサ15とステッピングモータ25
と操作パネル回路基板23cは、本体から電力や電気信号
を供給するための電気信号線26a、26b、26cがそれぞ
れ接続されている。これらの電気信号線26a、26b、26
cは開閉ユニット16の回転中心16b付近で配線経路空間
21aに全て一箇所にまとめられて配線経路を規制され、
本体側の隙間を通して本体内の回路基板27に接続されて
いる(図5参照)。
【0037】配線経路空間21aは、読取シャーシ21に読
取カバー22を合体した際に、開閉ユニット16の回転中心
16b付近をコの字形状に形成した規制部21bに読取カバ
ー22が蓋をする形で合体され、その際に断面が箱型形状
の配線経路空間21aが形成される。電気信号線26a、26
b、26c全てをこの箱型形状の配線経路空間21aを貫通
させて配線することで配線経路を確実に規制できる。ま
た、配線経路空間21a付近で読取シャーシ21と読取カバ
ー22をビス30で止め、規制部21bを読取カバー22で蓋を
することで配線経路空間21aを形成して、電気信号線26
a、26b、26cのはみだしなどによる不都合を防止して
いる。
【0038】開閉ユニット16の回転中心16b部は開閉動
作に際して大きな負荷がかかり、ガラスフィラー等を混
入していない一般的な樹脂材料では強度的に不十分であ
るが、強化樹脂材料からなる読取シャーシ21で規制部21
bで開閉ユニット16の負荷を受けることで電気信号線26
a、26b、26cの配線経路空間21aを確保しつつも十分
な強度を確保できる。
【0039】密着型イメージセンサ15の電気信号線26a
の配線経路に関しては、図6に示すように、密着型イメ
ージセンサ15に接続した電気信号線26aを読取シャーシ
21に設けた配線用の穴部21cを通して読取シャーシ21の
裏側に出し、再び配線経路空間21aに通して開閉ユニッ
ト16の回転中心16b付近から引き出す。これは、読取シ
ャーシ21の内側にはステッピングモータ25の駆動をロー
ラに伝達するための複数の駆動系ギアから電気信号線26
aを隔離し、電気信号線26aを読取シャーシ21の裏側に
出すことで、ギアによる電気信号線26aの損傷を防止す
るためである。また、部分的に露出した電気信号線26a
を覆うために、開閉ユニット16に一体的に結合したフェ
イスダウントレイ6aの一部を蓋形状になるように形成
して覆い、電気信号線26aの配線経路を規制すると同時
に、外からの静電気等の影響から保護している。こうし
て、専用のカバー部材を必要とせずにコストアップを防
いでいる。
【0040】開閉ユニット16の本体への組立方法は、図
7に示すように、まず本体のシャーシ側板28に設けられ
た開閉ユニット16の回転中心16bの位置する穴に、規制
部21bとは反対側に設けた読取シャーシ21の差込みボス
21dを矢印のようにスライドさせて差込み、次に規制部
21b側に設けたピン挿入ボス21eを矢印のように落とし
込む。そして支持部材である支持ピン29を本体のシャー
シ側板28に設けられた穴を貫通させてピン挿入ボス21e
に設けた図示しない穴に挿入することにより、開閉ユニ
ット16を回動自在に支持する。
【0041】ここで、電気信号線26a、26b、26cが引
き出されていない側はスライド動作による差込み動作で
あり、電気信号線26a、26b、26cが引き出されている
側は落とし込み動作であるため、組立時に複数の電気信
号線26a、26b、26cが本体に絡まるという支障が無
く、作業性の良い組立性を可能にしている。また、支持
ピン29は片側だけの使用であるためコストアップを防い
でいる。
【0042】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明によれば、専
用のカバー部材を必要とすることなく、開閉ユニットに
設けた電気ユニットから装置本体に接続する電気信号線
を規制、保護することができる。これにより部品点数を
削減して装置のコストアップを防止すると共に、外部か
らの静電気などの影響から保護し、省スペースで効率よ
く電気信号線を配線処理しつつ、重量のある開閉ユニッ
トを支持可能な小型の画像処理装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置の全体断
面図である。
【図2】画像処理装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの着脱を説明する断面図
である。
【図4】原稿搬送路を開放した状態を説明する断面図で
ある。
【図5】装置本体の外装を外した際の側面図である。
【図6】開閉ユニットの裏面図である。
【図7】装置本体の正面図である。
【符号の説明】
A …画像読取部 B …画像形成部 C …プロセスカートリッジ D …給送部 1 …光学系 1a …光学ユニット 1b …レーザーダイオード 1c …ポリゴンミラー 1d …スキャナーモータ 1e …結像レンズ 1f …反射ミラー 2 …記録媒体 3 …搬送手段 3a …ピックアップローラ 3b …分離パッド 3c …押圧ばね 3d …搬送ローラ対 3e …ガイド部材 3f …記録媒体積載台 3g …マルチスライダー 4 …転写手段 4a …転写ローラ 5 …定着手段 5a …駆動ローラ 5b …ヒータ 5c …定着部材 6 …トレイ 6a …フェイスダウントレイ 6b …フラッパレバー 6c …フラッパ 6d …定着排出ローラ対 6e …フェイスダウン排出ガイド 6f …フェイスダウンローラ対 7 …感光体ドラム 8 …帯電手段 8a …帯電ローラ 9 …現像手段 9a …トナー室 9b …現像室 9c …現像ローラ 9d …現像ブレード 10 …クリーニング手段 10a …クリーニングブレード 10b …廃トナー溜め 11a …トナー現像枠体 11b …現像壁部材 11c …クリーニング枠体 13 …原稿 14a …原稿載置台 14b …補助載置台 14c …分離ローラ 14d …分離片 14e …搬送ローラ対 14f …ガイド板 14g …排出ローラ対 14h …原稿排出トレイ 14i …原稿スライダ 15 …密着型イメージセンサ 16 …開閉ユニット 16a …放熱ダクト 16b …回転中心 16c …ロック解除レバー 17 …ガイド溝 21 …読取シャーシ 21a …配線経路空間 21b …規制部 21c …穴部 21d …ボス 21e …ピン挿入ボス 22 …読取カバー 22a …本体外装部 22b …原稿下面ガイド 23 …操作パネル 23a …ボタン 23b …表示部 23c …操作パネル回路基板 24 …原稿上面ガイド 24a …支持部 25 …ステッピングモータ 26a …電気信号線 26a〜c …電気信号線 27 …回路基板 28 …シャーシ側板 29 …支持ピン 30 …ビス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像情報を読み取る画像読取部
    と、 画像を形成して記録媒体に記録する画像形成部と、 前記画像形成部を開放するための開閉ユニットとを有
    し、 前記画像読取部を前記開閉ユニットに一体的に構成した
    画像処理装置において、前記開閉ユニットは、 電気信号線にて装置本体に接続される電気ユニットと、 前記画像読取部のシャーシを構成する読取シャーシと、 前記画像読取部の外装部を構成する読取カバーとを有
    し、 前記読取シャーシと前記読取カバーとを合体した際に、
    該読取シャーシの一部と読取カバーの一部とで前記電気
    信号線の配線経路を規制する配線経路空間を形成するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿の下面をガイドする原稿下面ガイド
    部と前記読取カバーを単一部品で構成したことを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿を載置する原稿台と前記読取カバー
    を単一部品で構成したことを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿から画像情報を読み取る画像読取部
    と、 画像を形成して記録媒体に記録する画像形成部と、 前記画像形成部を開放するための開閉ユニットとを有
    し、 前記画像読取部を前記開閉ユニットに一体的に構成した
    画像処理装置において、前記開閉ユニットは、 電気信号線にて装置本体に接続される電気ユニットと、 前記画像読取部のシャーシを構成する読取シャーシと、 画像形成後に排出された記録媒体を積載するトレイ部材
    と、 前記読取シャーシと前記トレイ部材とを合体した際に、
    該読取シャーシの一部とトレイ部材の一部とで前記電気
    信号線の配線経路を規制する配線経路空間を形成するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記トレイ部材を画像形成部と画像読取
    部の間に配置することを特徴とする請求項4記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉ユニットは装置本体の正面側に
    設けられ、 前記画像形成部は前記開閉ユニットの後方側に設けられ
    たことを特徴とする請求項1又は4記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記開閉ユニットは装置本体に対して回
    動可能に支持されて開閉し、 前記開閉ユニットの回転中心支持部は前記読取シャーシ
    に設け、 前記回転中心支持部の近傍に前記配線経路空間を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は4記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記開閉ユニットは装置本体の正面側へ
    開放し、背面側へ閉じるように回動可能に支持されたこ
    とを特徴とする請求項1又は4記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理装置を操作するための操作
    パネルを前記開閉ユニットに有し、 前記操作パネルを装置本体に接続する電気信号線を前記
    配線経路空間に配線したことを特徴とする請求項1又は
    4記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿の画像情報を読取るための読取手
    段を前記開閉ユニットに有し、 前記読取手段を装置本体に接続する電気信号線を前記配
    線経路空間に配線したことを特徴とする請求項1又は4
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿を搬送するための搬送手段を駆動
    する駆動手段を前記開閉ユニットに有し、 前記駆動手段を接続する電気信号線を前記配線経路空間
    に配線したことを特徴とする請求項1又は4記載の画像
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007067811A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
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