JP2002243988A - ライトガイド - Google Patents

ライトガイド

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JP2002243988A
JP2002243988A JP2001035828A JP2001035828A JP2002243988A JP 2002243988 A JP2002243988 A JP 2002243988A JP 2001035828 A JP2001035828 A JP 2001035828A JP 2001035828 A JP2001035828 A JP 2001035828A JP 2002243988 A JP2002243988 A JP 2002243988A
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optical lens
optical
light guide
lens array
light
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JP2001035828A
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Koichiro Kijima
公一朗 木島
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Sony Corp
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4249Packages, e.g. shape, construction, internal or external details comprising arrays of active devices and fibres

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバーと光源との結合効率を高めること
が可能なライトガイドを提供する。 【解決手段】複数の光ファイバーよりなり光を伝送する
ライトガイドであって、端面が光入射部である複数本の
配列された光ファイバー(4a〜4d)と、複数の光学
レンズ部(11a〜11d)が光学材料よりなるレンズ
基板10に光入射部に対応するように配列して形成され
た無機材料などからなる光学レンズアレイ1とを有し、
光学レンズアレイ1により、光源2から出射された光L
を光ファイバー(4a〜4d)の光入射部に結合する構
成とする。光学レンズアレイ1は、レンズ基板上に所定
のパターンの複数個のマスク層を形成し、各マスク層と
レンズ基板をエッチングにより同時に除去して各マスク
層の形状をレンズ基板に転写し、複数個の光学レンズ部
の形状として形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライトガイドに関
し、特に複数の光ファイバーよりなり光を伝送するライ
トガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーは、レーザ光などを用いた
データ通信分野とは別に、光を伝送するライトガイドと
しての用途も存在する。ライトガイドとしては、例え
ば、顕微鏡などに使用されている照明、あるいは、紫外
線の照射により硬化する接着剤を硬化させるための紫外
線の伝送などの工業的利用に加えて、最近では太陽光を
屋内に伝送するなど、省エネルギを目的とした利用ある
いは農業分野における利用なども増えてきている。
【0003】また、医療分野においても、赤外光を用い
たレーザメスの手術への利用、あるいは歯科業界におい
てもレーザ照射による虫歯治療などが行われるようにな
ってきている。これら医療用途への適用においては、光
源を作業者(医師)の近くに設置せず、光ファイバーを
介して作業者(医師)の手元までレーザ光を伝送する方
式が採用されており、光ファイバーはさまざまな波長の
光に対してライトガイドとしての利用がなされている。
【0004】図11は、光源と光ファイバーとを光学的
に結合させたライトガイドの概略構成を示す模式図であ
る。コア部40の外周部にクラッド部41を有する構成
である束ねられた複数本の光ファイバー(4a,4b,
4c,4d)(バンドルドファイバーともいう)が、そ
の端面である光入射部を光源2に向けて配置されてお
り、光源2から発光される光Lが光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)の入射部に入射するようになされて
いる。
【0005】図11は、UVランプやハロゲンランプな
どのランプを光源として用いた場合のライトガイドの例
であり、光ファイバー(4a,4b,4c,4d)から
みて光源2の反対側にミラー3が配置されているので、
光源2から光ファイバー(4a,4b,4c,4d)の
反対側に出射された光を光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)の入射部に取り込むことができる。
【0006】図12に光源から出射された光の光ファイ
バーに結合する効率の説明図を示す。図12(a)に示
すように、光ファイバー4はコア部40とクラッド部4
1の2つの部分から主に構成されている。ここで、コア
部40はクラッド部41に比較して屈折率が高くなって
いることにより、光ファイバーの内部を光が伝送(導
波)するような構成となっている。そして、導波する光
(導波モード)の電界強度分布としては、図12(b)
に示すように、コア部40のみでなく、ある程度クラッ
ド部41にもその電界強度分布が存在するような構成と
なっている。
【0007】光源から出射された光が光ファイバーを導
波するようになる効率は、図12(c)に示す光ファイ
バー端面における光源から出射した光の電界強度分布
と、前述の導波モードの電界強度分布との重畳積分によ
り定義される。つまり、1つの光ファイバーを対象とし
て、その光ファイバーの端面に最適化された光学レンズ
により光を集光してその集光された光の光ファイバーの
端面における電界強度分布を、光ファイバーの導波モー
ドの電界強度分布に合わせこむという作業を行えば、端
面に照射された光をほとんどロスすることなく、光ファ
イバーに導波させることができることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す従来のライトガイドにおいて、以下に説明するよ
うに、光ファイバーと光源との結合効率を高めることが
困難となっている。即ち、光源からの光が照射される位
置にバンドルドファイバーを配置した場合において、入
射光(光源から出射され光ファイバーの端面に集光され
ることなく照射された光)の電界強度分布は、図12
(c)に示すようにほぼフラットな電界強度分布となっ
ているので、光ファイバーにおける導波モードの電界強
度分布との重畳積分の結果を高めることは困難であり、
損失(光ファイバーの端面には照射されるが、光ファイ
バーを導波する光とならない光)が発生してしまうので
ある。
【0009】ライトガイドに用いられる光ファイバーの
構成は、コア部が大きく形成されているが、クラッド部
をなくしてしまうと伝送の際の損失が増えてしまうの
で、導波モードの電界強度分布をクラッド部も含めてフ
ラットにすることは不可能であるので、光ファイバーと
光源との結合効率を例えば80%以上に高めることは非
常に困難となっている。
【0010】また、近年CCDカメラの結合効率を高め
る手段として、樹脂材料により凸レンズを形成して集光
効率を高める方法が存在するが、ライトガイドにおける
光ファイバーの入射側端面の環境は、高光パワーおよび
高温になる場合がおおく、樹脂材料よりなる凸レンズを
配置することは不可能である。
【0011】本発明は上述の状況に鑑みてなされたもの
であり、従って本発明は、光ファイバーと光源との結合
効率を高めることが可能なライトガイドを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のライトガイドは、複数の光ファイバーより
なり光を伝送するライトガイドであって、端面が光入射
部である複数本の配列された光ファイバーと、複数の光
学レンズ部が光学材料よりなるレンズ基板に上記光入射
部に対応するように配列して形成された光学レンズアレ
イとを有し、上記光学レンズアレイにより、光源から出
射された光を上記光ファイバーの光入射部に結合する。
【0013】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光学レンズアレイは、無機材料よりなる。
【0014】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光ファイバーの配列は、その外径が互いに接す
るような配列である。また、好適には、上記光ファイバ
ーの配列は、最密配列である。また、好適には、上記光
学レンズアレイの上記各光学レンズ部は、上記レンズ基
板に対して凸形状に形成された凸レンズであり、さらに
好適には、上記光学レンズアレイは、上記凸形状の上記
各光学レンズ部と上記レンズ基板との境界が円形でない
形状である。またさらに好適には、上記光学レンズアレ
イは、上記凸形状の上記各光学レンズ部と上記レンズ基
板との境界が多角形である。
【0015】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光学レンズアレイは1枚のレンズ基板を有し、
上記各光学レンズ部は上記レンズ基板の両面に形成され
ている。さらに好適には、隣り合う上記光ファイバーへ
の光の結合を行う上記光学レンズ部は、上記レンズ基板
において異なる面に形成されている。
【0016】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光学レンズアレイは複数内のレンズ基板を有
し、上記各光学レンズ部は上記複数枚のレンズ基板の複
数の面に形成されている。さらに好適には、隣り合う上
記光ファイバーへの光の結合を行う上記光学レンズ部
は、上記レンズ基板において異なる面に形成されてい
る。
【0017】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光学レンズアレイは、上記レンズ基板の平坦な
面上に上記各光学レンズ部が配列して形成されている。
さらに好適には、上記光学レンズアレイは、上記凸形状
の上記各光学レンズ部と上記レンズ基板の上記平坦な面
との境界部に溝が形成されている。
【0018】上記の本発明のライトガイドは、好適に
は、上記光学レンズアレイは、光学材料よりなるレンズ
基板上に、所定の光学レンズ部のパターンを有する複数
個の光学レンズ部の形状に対応する複数個のマスク層を
形成し、上記各マスク層と上記レンズ基板をエッチング
により同時に除去することで、上記各マスク層の形状を
上記レンズ基板に転写し、複数個の光学レンズ部の形状
とした光学レンズアレイである。
【0019】上記の本発明のライトガイドは、さらに好
適には、上記光学レンズアレイは、上記複数個のマスク
層を形成した後、上記各マスク層の形状を表面積が小さ
くなるように変形させて形成した光学レンズアレイであ
る。また、さらに好適には、上記光学レンズアレイは、
熱処理を行うことにより上記各マスク層の形状を表面積
が小さくなるように変形させて形成した光学レンズアレ
イである。また、さらに好適には、上記光学レンズアレ
イは、上記マスク層材料として感熱性材料を露光および
現像することで上記所定の光学レンズ部のパターンを有
する複数個の光学レンズ部の形状に対応するように形成
して得た光学レンズアレイである。また、さらに好適に
は、上記光学レンズアレイは、上記マスク層の材料のガ
ラス転移温度よりも高い温度の熱処理により上記各マス
ク層の形状を表面積が小さくなるように変形させて得た
光学レンズアレイである。また、さらに好適には、上記
光学レンズアレイは、上記マスク層の材料の炭化温度よ
りも低い温度の熱処理により上記各マスク層の形状を表
面積が小さくなるように変形させて得た光学レンズアレ
イである。また、さらに好適には、上記光学レンズアレ
イは、上記マスク層の材料の室温よりも高い温度の熱処
理により上記各マスク層の形状を表面積が小さくなるよ
うに変形させて得た光学レンズアレイである。また、さ
らに好適には、上記光学レンズアレイは、上記各マスク
層と上記レンズ基板をドライエッチングにより同時に除
去して得た光学レンズアレイである。
【0020】上記の本発明のライトガイドは、端面が光
入射部である複数本の配列された光ファイバーに対し
て、光源から出射された光が光ファイバーの光入射部に
結合するように、複数の光学レンズ部が光学材料よりな
るレンズ基板に光入射部に対応するように配列して形成
された無機材料などよりなる光学レンズアレイが配置さ
れている。従って、複数本の各光ファイバーについて、
入射光の電界強度分布を導波モードの電界強度分布に近
づけることができ、光ファイバーと光源との結合効率を
高めることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るライトガイド
の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0022】第1実施形態 図1は、本実施形態に係るライトガイドの概略構成を示
す模式図である。UVランプやハロゲンランプなどの光
源2、複数個(図面上4個)の光学レンズを構成する凸
部(11a,11b,11c,11d)が光学材料より
なるレンズ基板10の一方の面10aに配列して形成さ
れた光学レンズアレイ1、コア部40の外周部にクラッ
ド部41を有する構成である束ねられた複数本(図面上
4本)の光ファイバー(4a,4b,4c,4d)(バ
ンドルドファイバーともいう)および、ミラー3が、そ
れぞれ所定の位置に配置されている。
【0023】光ファイバー(4a,4b,4c,4d)
の端面である光入射部は光源2に向けて配置されてお
り、光学レンズとして機能する光学レンズアレイ1の各
凸部(11a,11b,11c,11d)により、光源
2から出射された各光Lが各凸部に対応する光ファイバ
ー(4a,4b,4c,4d)の端面である光入射部に
結合される。
【0024】さらに、ミラー3が光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)からみて光源2の反対側に配置され
ているので、光源2から光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)の反対側に出射された光を光ファイバー(4
a,4b,4c,4d)の入射部に取り込むことができ
る。
【0025】上記のライトガイドにおいて、光源2から
出射された光Lの光ファイバー(4a,4b,4c,4
d)の端面における電界強度分布は、光学レンズアレイ
1の各凸部(11a,11b,11c,11d)により
集光されていることから、図12(c)に示すようなフ
ラット形状ではなく、光ファイバーの導波モードの電界
強度分布に近づけられている。従って、光源2から出射
された光Lを高効率で光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)に導波させることができる。
【0026】図2(a)は、上記のライトガイドにおけ
る光学レンズアレイ1の平面図であり、図2(b)は図
2(a)中のA−A’における断面図であり、図2
(c)は図2(b)中のB部の拡大断面図である。溶融
石英や等方性の酸化シリコンなどの光学材料からなり、
平坦な表面を有するレンズ基板10の一方の面10a
に、複数個の光学レンズとして機能する凸部(11a,
11b,11c,11d)がレンズ基板10と一体にそ
れぞれ設けられ、光学レンズアレイ1を構成している。
【0027】上記の光学レンズアレイ1において、各光
学レンズとして機能する凸部(11a,11b,11
c,11d)は、例えば曲率が150μm程度、高さが
例えば20〜25μm程度であり、各凸部(11a,1
1b,11c,11d)とレンズ基板10の境界は略円
形状であって、その直径は例えば200μm程度であ
り、各凸部(11a,11b,11c,11d)のピッ
チは例えば230μm程度である。
【0028】上記の光学レンズアレイ1において、図2
(c)に示すように、レンズ基板10と光学レンズとな
る各凸部(11a,11b,11c,11d)の略円形
状の境界に沿って溝Tが形成されている。上記の光学レ
ンズアレイ1は、上記の溝Tが形成されているので、各
光学レンズとなる凸部の位置確認が非常に容易となって
いる。平坦な表面を有するレンズ基板10上に各光学レ
ンズとなる凸部(11a,11b,11c,11d)が
設けられていることも、ライトガイドなどの組み立て時
における位置合わせを容易にしている。
【0029】上記のライトガイドにおいて用いられる光
学レンズアレイの製造方法について説明する。まず、図
3(a)に示すように、溶融石英や等方性の酸化シリコ
ンなどの光学材料からなるレンズ基板10の平坦な表面
上に、例えばスピン塗布などにより、感光性材料である
フォトレジスト膜からなるマスク層MSを、例えば20
μmなどの所定の膜厚で成膜する。
【0030】次に、図3(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー工程により、露光および現像を行って、1
か所のレンズ形成領域あたり、例えば直径が200μm
程度の円形状の範囲のレジスト膜を230μm程度のピ
ッチで残すようにパターン化して、図面上4つのマスク
層(MSa,MSb,MSc,MSd)とする。
【0031】次に、図4(c)に示すように、例えば1
20℃で30分の熱処理を施し、マスク層の形状を表面
積が小さくなるように変形させ、表面が曲面となってい
るマスク層(MSa’,MSb’,MSc’,MS
d’)とする。
【0032】次に、図4(d)に示すように、例えばレ
ンズ基板10とマスク層(MSa’,MSb’,MS
c’,MSd’)に対する選択比が略同等となる条件
の、例えば、NLD(Magnetic Neutral Loop Discharge
Plasma)装置(参考文献:H.Tsuboi, M.Itoh, M.Tanab
e, T.Hayashi and T.Uchida: Jpn. J. Appl. Phys.34(1
995),2476)という高密度プラズマ源を用いたプラズマ
エッチング処理を用いたリアクティブエッチング(RI
E)などのドライエッチング処理などにより、マスク層
(MSa’,MSb’,MSc’,MSd’)とレンズ
基板10を同時にエッチング除去して、マスク層(MS
a’,MSb’,MSc’,MSd’)の形状をレンズ
基板10に転写し、4個の光学レンズとなる凸部(11
a,11b,11c,11d)とする。
【0033】上記のようにして形成された4個の光学レ
ンズとなる凸部(11a,11b,11c,11d)
は、曲率が150μm程度、高さが例えば20〜25μ
m程度であり、各凸部(11a,11b,11c,11
d)とレンズ基板10の境界は略円形状であって、その
直径は例えば200μm程度とすることができる。ま
た、各凸部(11a,11b,11c,11d)のピッ
チを例えば230μm程度とすることができる。
【0034】また、上記の光学レンズアレイの製造方法
によれば、金型が不要であり、光学レンズを一度に大量
に作製することができる。上述した図4(d)の加工工
程においては、高密度プラズマ源を用いたプラズマエッ
チング装置としてNLD装置を用いた例を示したが、本
発明においては、NLD装置のほかICP(Inductively
Coupled Plasma)装置(参考文献:J.Hopwood, Plasma
Source Sci. & Technol.1(1992)109. およびT.Fukasaw
a, A.Nakamura, H.Shindo and Y.Horiike: Jpn. J. App
l. Phys.33(1994)2139 )を用いた高密度プラズマ源を
用いたプラズマエッチング装置などを用いることも可能
である。
【0035】上記の熱処理温度とマスク層材料(レジス
ト膜)のガラス転移点との関係について、以下に説明す
る。上記の工程において、フォトレジスト膜などからな
るマスク層の表面を、熱処理により光学的になめらかな
面となる程度に丸くさせるには、熱処理温度をマスク層
材料のガラス転移点よりも高くすることが好ましい。例
えば、熱処理温度をガラス転移温度よりも40℃以上高
く設定することで、1時間以内にマスク材料を丸く変形
させることができるので、高効率の製造を行うことがで
きる。
【0036】さらには、ドライエッチングなどの製法に
よりマスクの形状を光学レンズに形成しようとする場合
には、上述したように熱処理後のマスク層材料が変質し
ていないことが必要であることから、熱処理温度をマス
ク層材料の炭化温度よりも低くするなど、熱処理温度が
マスク層材料が変質しない温度であるという条件が必要
となる。変質が生じると、マスク材料のエッチングレー
トが不均一になってしまうので、マスク材料の形状に対
応する形状を基板に転写させるときに、形状が乱れてし
まうことになる。例えば、200℃以上の熱処理を行う
とマスク材料が変質してしまう(いわゆる焼けつき)を
起こしてしまうが、例えば110〜150℃の範囲の熱
処理を行うことにより上記の変質を回避することができ
る。
【0037】また、マスク層が形成された状態で基板を
保持している間にマスク層が変形してしまうと、プロセ
スの再現性が容易でなくなるので、マスク層材料のガラ
ス転移点は、保存温度(室温)よりも高いことが好まし
い。さらに、ドライエッチング工程中にマスク層が変形
してしまうとプロセスの再現性が容易でなくなるので、
マスク層材料のガラス転移点は、加工プロセス温度(室
温付近)よりも高いことが好ましい。
【0038】ここで、上記の熱処理において、図3
(b)および図4(c)に示すように、熱処理前後での
レンズ基板10とマスク層(MSa〜MSd,MSa’
〜MSd’)の境界Mの位置は変動しておらず、従っ
て、境界Mの位置は感光性材料であるマスク層を露光す
る際に用いるフォトマスクにより規定される。露光用フ
ォトマスクは光学レンズのサイズに対して非常に高精細
に制御されて形成されており、従って光学レンズの位置
をきわめて高精度な位置に形成することができる。
【0039】また、上記のようにして形成される本実施
形態に用いられる光学レンズアレイの光学レンズとなる
凸部の高さは、マスク層材料(レジスト膜)の膜厚によ
り規定することができ、光学レンズの曲率はマスク層材
料(レジスト膜)の径や膜厚などから規定することがで
きる。従って、従来の配列が可能な光学レンズに比較し
て、集光性能が高く、NAの高いレンズとすることがで
きる。
【0040】また、光学レンズアレイとしては、個々の
光学レンズとなる凸部の間隔(ピッチ)が設計上重要と
なるが、本実施形態においては、図3(b)に示すマス
ク層(MSa〜MSd)のパターン形成におけるマスク
層の間隔(ピッチ)が、そのまま、図4(c)における
熱処理後の表面が曲面となったマスク層(MSa’〜M
Sd’)の間隔(ピッチ)として、さらに図4(d)に
おけるエッチング処理後に得られる光学レンズとなる凸
部(11a,11b,11c,11d)の間隔(ピッ
チ)として保存される。即ち、個々の光学レンズの間隔
(ピッチ)を露光用フォトマスクにより規定することが
でき、光学レンズ同士の相互の位置を高精度に制御して
形成することができる。
【0041】上記のドライエッチング処理において、レ
ンズ基板10と光学レンズとなる凸部(11a,11
b,11c,11d)の境界に沿って溝Tが形成される
ことになる。以下に、溝Tが形成される原理を簡単に説
明する。熱処理工程において基板とマスク層との境界が
移動せず、マスク層材料はその表面積が少なくなるよう
に変形することから、図4(c)に示すように、その断
面が略半円形状となる。即ち、マスク層(MSa’,M
Sb’,MSc’,MSd’)とレンズ基板10の接触
位置においては、加工される材質が異なることに加え
て、マスク層(MSa’,MSb’,MSc’,MS
d’)表面の傾斜角度が最大となる。このため、ドライ
エッチング工程において、加工に寄与するプラズマ密度
の不連続が生じ、境界M近傍におけるレンズ基板10に
対して上記の溝Tが形成されることになる。上記の本実
施形態により作製した光学レンズは、上記の溝Tが形成
されているので、光学レンズの位置確認が非常に容易と
なっている。
【0042】また、上述の方法により作製された光学レ
ンズアレイは、レジスト膜であるマスク層のフォトマス
クを用いた露光現像工程がレンズ基板上における光学レ
ンズの形状や位置を決定する工程となり、光学レンズの
形状や配列を高精度に制御して作製することが可能であ
る。さらには、マスク層の形状に応じて光学材料の加工
を行い、光学材料に凸部を有する形成していることか
ら、従来の配列が可能な光学レンズに比較して、NAの
高い、すなわち、集光性能の高いレンズを作製すること
ができ、また、ボールレンズを配置する方法に比較し
て、部品点数を減らし、かつ、小さいピッチにて配列を
行うことができる。
【0043】本実施形態に係るライトガイドは、上述し
た方法により作製された光学レンズを用いていることか
ら、レンズ基板上に配列された微小な光学レンズを用い
ているにも関わらず、光学レンズ形成材質において吸収
されることなく、高い集光特性にて光源から出射される
光を光ファイバーと結合させることができる。
【0044】またボールレンズを基板上に形成された孔
に配列し、光ファイバーを基板上に形成された溝に配列
する場合には、接着剤の塗布などを行うための作業空
間、およびボールレンズなどをクランプするための作業
空間が必要であったが、本実施形態のライトガイドにお
いては、レンズ基板状に配列された光学レンズは、フォ
トマスクを用いた露光現像工程を用いて配列されている
ので、従来必要であった作業空間をもうける必要がな
く、より狭いピッチでの配列が可能となる。さらには、
光学的に高いNAの光学レンズであるので、狭いピッチ
にて配列を行っても、近接する光ファイバーの信号のク
ロストークを増加させることはない。
【0045】図5は、本実施形態のライトガイドにおけ
る光学レンズおよび光ファイバーの配列の構成例を示す
模式図である。図5に示す光学レンズおよび光ファイバ
ーの配列の構成例においては、コア部40の外周部にク
ラッド部41を有する構成である光ファイバー4は最密
充填の配列とされ、規則的に配置されている。光学レン
ズとなる凸部11の形状は、図5に示すように、最密充
填の配列に対応し、光学レンズが形成される基板におい
てより広い面積を凸レンズとなり、光の集光特性が高め
られるように、円形ではなく、6角形のレンズ形状とさ
れている。
【0046】本発明のライトガイドを構成る光学レンズ
アレイは、上述のようにレジスト膜であるマスク層のフ
ォトマスクを用いた露光現像工程がレンズ基板上におけ
る光学レンズの形状や位置を決定する工程となってお
り、光学レンズの形状を図5に示すように6角形とする
ことは容易に可能である。光学レンズアレイの製造工程
におけるレジスト膜のパターニングを行うことのできる
間隔が保たれれば、複数の光ファイバーに対応する個々
の光学レンズを安定に凸形状とすることができるので、
光学レンズの形状は図5に示すように円形でなくすこと
により凸部分となる面積を広くすることができることと
なる。
【0047】このように光学レンズとなる凸部となる面
積を広くすることにより、円形の形状の光学レンズを配
置する場合に比較して、光の結合効率を高くすることが
できる。なお、この図5に示した場合においては、光学
レンズとなる凸部11の形状が6角形である場合を示し
たが、これに限らず、例えば光ファイバーの配列が図8
に示すように2次元配列である場合には4角形の形状が
望ましい。
【0048】第2実施形態 図6は、本実施形態に係るライトガイドの概略構成を示
す模式図である。実質的に第1実施形態に係るライトガ
イドと同様であるが、光学レンズアレイの形状が異なっ
ている。UVランプやハロゲンランプなどの光源2、光
学材料よりなるレンズ基板10の一方の面10aに形成
された凸部(11a,11b,11c,11d)と他方
の面10bに形成された凸部(12a,12b,12
c,12d)から構成される複数個(図面上4個)の光
学レンズが、配列して形成された光学レンズアレイ1、
コア部40の外周部にクラッド部41を有する構成であ
る束ねられた複数本(図面上4本)の光ファイバー(4
a,4b,4c,4d)および、ミラー3が、それぞれ
所定の位置に配置されている。
【0049】光ファイバー(4a,4b,4c,4d)
の端面である光入射部は光源2に向けて配置されてお
り、レンズ基板10の一方の面10aに形成された凸部
(11a,11b,11c,11d)と他方の面10b
に形成された凸部(12a,12b,12c,12d)
から構成される光学レンズアレイ1の各光学レンズによ
り、光源2から出射された各光Lが各凸部に対応する光
ファイバー(4a,4b,4c,4d)の端面である光
入射部に結合される。
【0050】さらに、ミラー3が光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)からみて光源2の反対側に配置され
ているので、光源2から光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)の反対側に出射された光を光ファイバー(4
a,4b,4c,4d)の入射部に取り込むことができ
る。
【0051】上記のライトガイドにおいて、光源2から
出射された光Lの光ファイバー(4a,4b,4c,4
d)の端面における電界強度分布は、光学レンズアレイ
1の一方の面10aに形成された各凸部(11a,11
b,11c,11d)および他方の面10bに形成され
た凸部(12a,12b,12c,12d)から構成さ
れる光学レンズアレイ1の各光学レンズにより集光され
ていることから、図12(c)に示すようなフラット形
状ではなく、光ファイバーの導波モードの電界強度分布
に近づけられている。従って、光源2から出射された光
Lを高効率で光ファイバー(4a,4b,4c,4d)
に導波させることができる。
【0052】上記の光学レンズアレイ1は、図2に示す
光学レンズアレイにおいて、レンズ基板10の一方の面
10aに形成された凸部(11a,11b,11c,1
1d)の他に、これに位置合わせをして他方の面10b
にさらなる凸部(12a,12b,12c,12d)が
形成されている形状である。第1実施形態に係るライト
ガイドに用いている光学レンズアレイの光学レンズと同
様に高精度に形成されており、かつ、第1実施形態に係
るライトガイドに用いている光学レンズアレイの光学レ
ンズよりもさらに集光特性が高められて、高NAとなっ
ている。
【0053】上記の光学レンズアレイを用いると、光学
レンズの焦点距離を第1実施形態に係る光学レンズアレ
イより近い距離とすることができる。即ち、光学レンズ
が形成されたレンズ基板と光ファイバーの端面との距離
を短くすることができる。これにより、ライトガイドの
厚さ方向を薄くすることができるという利点を有する。
【0054】本実施形態に係る光学レンズアレイは、上
述した第1実施形態に係る光学レンズアレイの形成方法
におけるレンズ基板の片面に光学レンズを構成する凸部
を形成する工程をレンズ基板に両面に対して2回繰り返
すことにより形成することができる。
【0055】本実施形態のライトガイドにおける光学レ
ンズおよび光ファイバーの配列は、第1実施形態と同様
に、光ファイバーの配列を最密充填の配列とし、光学レ
ンズとなる凸部の形状を円形ではなく6角形あるいは4
角形の形状とすることができる。
【0056】第3実施形態 図7は、本実施形態に係るライトガイドの概略構成を示
す模式図である。実質的に第1実施形態に係るライトガ
イドと同様であるが、光学レンズアレイの形状が異なっ
ている。UVランプやハロゲンランプなどの光源2、光
学材料よりなるレンズ基板10の一方の面10aに形成
された凸部(11a,11c)と他方の面10bに形成
された凸部(12b,12d)から構成される複数個
(図面上4個)の光学レンズが、配列して形成された光
学レンズアレイ1、コア部40の外周部にクラッド部4
1を有する構成である束ねられた複数本(図面上4本)
の光ファイバー(4a,4b,4c,4d)および、ミ
ラー3が、それぞれ所定の位置に配置されている。
【0057】光ファイバー(4a,4b,4c,4d)
の端面である光入射部は光源2に向けて配置されてお
り、レンズ基板10の一方の面10aに形成された凸部
(11a,11c)と他方の面10bに形成された凸部
(12b,12d)から構成される光学レンズアレイ1
の各光学レンズにより、光源2から出射された各光Lが
各凸部に対応する光ファイバー(4a,4b,4c,4
d)の端面である光入射部に結合される。
【0058】さらに、ミラー3が光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)からみて光源2の反対側に配置され
ているので、光源2から光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)の反対側に出射された光を光ファイバー(4
a,4b,4c,4d)の入射部に取り込むことができ
る。
【0059】上記のライトガイドにおいて、光源2から
出射された光Lの光ファイバー(4a,4b,4c,4
d)の端面における電界強度分布は、光学レンズアレイ
1の一方の面10aに形成された各凸部(11a,11
c)および他方の面10bに形成された凸部(12b,
12d)から構成される光学レンズアレイ1の各光学レ
ンズにより集光されていることから、図12(c)に示
すようなフラット形状ではなく、光ファイバーの導波モ
ードの電界強度分布に近づけられている。従って、光源
2から出射された光Lを高効率で光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)に導波させることができる。
【0060】上記の光学レンズアレイ1は、第2実施形
態に係る光学レンズアレイと同様に、レンズ基板10の
一方の面10aに所定の配列で凸部(11a,11c)
を形成し、この後他方の面10bに凸部(11a,11
c)と重ならない所定の配列で凸部(12b,12d)
を形成して得ることができる。
【0061】図8は、本実施形態のライトガイドにおけ
る光学レンズおよび光ファイバーの配列の構成例を示す
模式図である。図8に示す光学レンズおよび光ファイバ
ーの配列の構成例においては、コア部40の外周部にク
ラッド部41を有する構成である光ファイバー4は2次
元に配列とされ、規則的に配置されている。一方、光学
レンズとしては、一方の面10a上の凸部11と他方の
面10b上に凸部12が交互に配置されており、隣り合
う光ファイバーに対応する光学レンズは、レンズ基板の
異なる面に設けられている構成となる。光学レンズとな
る各凸部(11,12)の径は、光ファイバー4の径よ
りも大きく設定されており、これは、一方の面10a上
の凸部11と他方の面10b上に凸部12が交互に配置
したことにより可能となったものである。
【0062】凸部分の外周の平面部分に照射した光は光
ファイバーのコア部分に集光することができないので、
光ファイバーに導波させることができなかったが、本実
施形態のライトガイドにおいては、図8からも理解でき
るように、図7中の光学レンズ基板10の一方の面10
aにおいて凸部が形成されていない部分に入射した光
も、レンズ基板10の他方の面10bにおいて形成され
ている凸部により、光ファイバーのコア部分に集光する
ことができる。従って、光源からの光Lをより高効率に
光ファイバーと結合させることができる。
【0063】また、図7においては、1枚のレンズ基板
10の両面(10a,10b)に光学レンズとなる凸部
(11a,12b,11c,12d)を形成している
が、凸部が2面に形成されていれば、上記の理由による
高効率の結合効率をもたらす光学レンズの形状(光ファ
イバーの径よりも大きい径の光学レンズ)を干渉するこ
となく作製することができるので、レンズ基板の一方の
面に光学レンズとなる凸部を形成した光学レンズアレイ
を2枚用いることによっても同様の効果を得ることがで
きる。
【0064】第4実施形態 図9は、本実施形態に係るライトガイドの概略構成を示
す模式図である。実質的に第1実施形態に係るライトガ
イドと同様であるが、光学レンズアレイの形状が異なっ
ている。UVランプやハロゲンランプなどの光源2、一
方の面10aに凸部11aが形成され、他方の面10b
に凸部11bが形成された第1レンズ基板10と、一方
の面13aに凸部14cが形成され、他方の面13bに
凸部15dが形成された第2レンズ基板13とから構成
される複数個(図面上4個)の光学レンズを有する光学
レンズアレイ1、コア部40の外周部にクラッド部41
を有する構成である束ねられた複数本(図面上4本)の
光ファイバー(4a,4b,4c,4d)および、ミラ
ー3が、それぞれ所定の位置に配置されている。
【0065】光ファイバー(4a,4b,4c,4d)
の端面である光入射部は光源2に向けて配置されてお
り、第1レンズ基板10の一方の面10aに形成された
凸部11aと他方の面10bに形成された凸部12bお
よび第2レンズ基板13の一方の面13aに形成された
凸部14cと他方の面13bに形成された凸部15dか
ら構成される光学レンズアレイ1の各光学レンズによ
り、光源2から出射された各光Lが各凸部に対応する光
ファイバー(4a,4b,4c,4d)の端面である光
入射部に結合される。
【0066】さらに、ミラー3が光ファイバー(4a,
4b,4c,4d)からみて光源2の反対側に配置され
ているので、光源2から光ファイバー(4a,4b,4
c,4d)の反対側に出射された光を光ファイバー(4
a,4b,4c,4d)の入射部に取り込むことができ
る。
【0067】上記のライトガイドにおいて、光源2から
出射された光Lの光ファイバー(4a,4b,4c,4
d)の端面における電界強度分布は、光学レンズアレイ
1の第1レンズ基板10の一方の面10aに形成された
凸部11aと他方の面10bに形成された凸部12bお
よび第2レンズ基板13の一方の面13aに形成された
凸部14cと他方の面13bに形成された凸部15dの
各光学レンズにより集光されていることから、図12
(c)に示すようなフラット形状ではなく、光ファイバ
ーの導波モードの電界強度分布に近づけられている。従
って、光源2から出射された光Lを高効率で光ファイバ
ー(4a,4b,4c,4d)に導波させることができ
る。
【0068】上記の光学レンズアレイ1は、第4実施形
態に係る光学レンズアレイと同様に、第1レンズ基板1
0の一方の面10aに所定の配列で凸部11aを形成
し、この後他方の面10bに凸部11aと重ならない所
定の配列で凸部12bを形成し、さらに、第2レンズ基
板13の一方の面13aに所定の配列で凸部(11a,
12b)と重ならないように凸部14cを形成し、この
後他方の面13bに凸部(11a,12b,14c)と
重ならない所定の配列で凸部15dを形成し、2枚のレ
ンズ基板を組み合わせて得ることができる。
【0069】図10は、本実施形態のライトガイドにお
ける光学レンズおよび光ファイバーの配列の構成例を示
す模式図である。図8に示す光学レンズおよび光ファイ
バーの配列の構成例においては、コア部40の外周部に
クラッド部41を有する構成である光ファイバー4は最
密充填に配列とされ、規則的に配置されている。一方、
光学レンズとしては、第1レンズ基板10の一方の面1
0aおよび他方の面10bと、第2レンズ基板13の一
方の面13aおよび他方の面13bの計4つの面に、そ
れぞれ所定のパターンの繰り返しとなるように、凸部
(11,12,14,15)が配列して設けられてお
り、最密充填配列の隣り合う光ファイバーに対応する光
学レンズがそれぞれ異なる面に設けられている構成とな
る。光学レンズとなる各凸部(11,12,14,1
5)の径は、光ファイバー4の径よりも大きく設定され
ており、これは、隣り合う光ファイバーに対応する光学
レンズは、レンズ基板の異なる面に設けられている構成
としたことにより可能となったものである。このよう
に、最密充填配列の光ファイバーに対しても、光源から
照射される光を高効率に光ファイバーに結合させること
ができる。
【0070】上記の第1〜第4実施形態においては、光
ファイバーの配列を2次元配列の場合と最密充填配列の
場合について説明しているが、本発明のライトガイドに
おいては、光ファイバーの配列に対応した位置に光学レ
ンズを形成することが望ましいので、光ファイバーは、
規則性を持った配列であることが望ましい。すなわち、
その外径が互いに接するような配列、即ち、2次元構造
の配列あるいは最密充填配列であることが望ましい。さ
らに、最密充填配列は、光ファイバーの外周面を互いに
融着することにより、光ファイバー自体の配列密度を高
めながら、安定して得られることができ、特に好まし
い。
【0071】なお、上記の実施形態においては、光学レ
ンズを形成する基板として溶融石英などを例に挙げてい
るが、本発明におけるライトガイドにおいては、図3お
よび図4に示した製造方法を適用可能な材料であれば、
例えばより高屈折率の材料およびガラス材料などのその
他の材料を採用することが可能であり、特に無機材料を
選択することにより、高光パワーおよび高温となる環境
下にも用いることが可能となっている。ただし、溶融石
英は波長透過性が高いことから、光学材料に溶融石英を
採用することにより、ライトガイドにより伝送する光の
波長に対する制限が広がり、例えば、CO2 レーザなど
の赤外線のライトガイドとしての使用とUV光のライト
ガイドとしての使用などの両方に使用が可能なライトガ
イドを構成することができる。
【0072】以上、本発明を4実施形態により説明した
が、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるもので
はない。例えば、上記の光学レンズを構成する材料や、
マスク層の材料も上記に限定されない。特にマスク層材
料としては、熱処理により、基板との境界が動くことな
く、表面が丸く加工される材料であれば、本発明におい
て用いることが可能である。また、各実施形態において
は、UVランプなどの光源を用いているが、太陽光など
の光源に対するライトガイドとすることも可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を
行うことが可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明のライトガイドは、以下の効果を
有する。 (1)少ない部品点数の構成可能であり、光源から出射
される光を高効率で伝送することができる。 (2)高効率であることから、光学部品の温度上昇など
も発生させにくい。 (3)吸収の少ない光学レンズを用いていることによ
り、光学レンズ部における吸収が少ない。 (4)高効率のライトガイドであるので、所定のパワー
が必要な場合において光源のパワーを小さく設定できる
こととなる。 (5)従来、光ファイバーに照射していても光ファイバ
ーの導波モードとならなかった光はバンドルファイバー
の内部にて吸収されて熱となっていたが、本発明のライ
トガイドにおいては、光ファイバーに照射された光を有
効に光ファイバーの導波モードとすることができるの
で、従来のライトガイドにおいては伝送することができ
なかったパワーもガイドさせることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態に係るライトガイドの概略
構成を示す模式図である。
【図2】図2(a)は、図1のライトガイドにおける光
学レンズアレイの平面図であり、図2(b)は図2
(a)中のA−A’における断面図であり、図2(c)
は図2(b)中のB部の拡大断面図である。
【図3】図3は第1実施形態に係る光学レンズの製造方
法の製造工程を示す断面図であり、(a)はマスク層の
形成工程まで、(b)はマスク層のパターン加工工程ま
でを示す。
【図4】図4は図3の続きの工程を示し、(c)は熱処
理工程まで、(d)は基板のレンズ形状の加工工程まで
を示す。
【図5】図5は、第1実施形態に係る光ファイバーおよ
び光学レンズの配列を説明する模式図である。
【図6】図6は、第2実施形態に係るライトガイドの概
略構成を示す模式図である。
【図7】図7は、第3実施形態に係るライトガイドの概
略構成を示す模式図である。
【図8】図8は、第3実施形態に係る光ファイバーおよ
び光学レンズの配列を説明する模式図である。
【図9】図9は、第4実施形態に係るライトガイドの概
略構成を示す模式図である。
【図10】図10は、第4実施形態に係る光ファイバー
および光学レンズの配列を説明する模式図である。
【図11】図11は、従来例に係るライトガイドの概略
構成を示す模式図である。
【図12】図12は光源から出射された光の光ファイバ
ーに結合する効率の説明図であり、(a)は光ファイバ
ーの構成図、(b)は導波モードの電界強度分布、
(c)は光ファイバー端面における光源から出射した光
の電界強度分布である。
【符号の説明】
1…光学レンズアレイ、2…光源、3…ミラー、4a,
4b,4c,4d,4…光ファイバー、10…(第1)
レンズ基板、10a,13a…一方の面、10b,13
b…他方の面、11a,11b,11c,11d,12
a,12b,12c,12d,14c,15d,11,
12,14,15…凸部、13…第2レンズ基板、40
…コア部、41…クラッド部、MS,MSa,MSb,
MSc,MSd,MSa’,MSb’,MSc’,MS
d’…マスク層、T…溝、L…光、M…境界。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ファイバーよりなり光を伝送する
    ライトガイドであって、 端面が光入射部である複数本の配列された光ファイバー
    と、 複数の光学レンズ部が光学材料よりなるレンズ基板に上
    記光入射部に対応するように配列して形成された光学レ
    ンズアレイとを有し、 上記光学レンズアレイにより、光源から出射された光を
    上記光ファイバーの光入射部に結合するライトガイド。
  2. 【請求項2】上記光学レンズアレイは、無機材料よりな
    る請求項1に記載のライトガイド。
  3. 【請求項3】上記光ファイバーの配列は、その外径が互
    いに接するような配列である請求項1に記載のライトガ
    イド。
  4. 【請求項4】上記光ファイバーの配列は、最密配列であ
    る請求項1に記載のライトガイド。
  5. 【請求項5】上記光学レンズアレイの上記各光学レンズ
    部は、上記レンズ基板に対して凸形状に形成された凸レ
    ンズである請求項1に記載のライトガイド。
  6. 【請求項6】上記光学レンズアレイは、上記凸形状の上
    記各光学レンズ部と上記レンズ基板との境界が円形でな
    い形状である請求項5に記載のライトガイド。
  7. 【請求項7】上記光学レンズアレイは、上記凸形状の上
    記各光学レンズ部と上記レンズ基板との境界が多角形で
    ある請求項6に記載のライトガイド。
  8. 【請求項8】上記光学レンズアレイは1枚のレンズ基板
    を有し、上記各光学レンズ部は上記レンズ基板の両面に
    形成されている請求項1に記載のライトガイド。
  9. 【請求項9】隣り合う上記光ファイバーへの光の結合を
    行う上記光学レンズ部は、上記レンズ基板において異な
    る面に形成されている請求項8に記載のライトガイド。
  10. 【請求項10】上記光学レンズアレイは複数内のレンズ
    基板を有し、上記各光学レンズ部は上記複数枚のレンズ
    基板の複数の面に形成されている請求項1に記載のライ
    トガイド。
  11. 【請求項11】隣り合う上記光ファイバーへの光の結合
    を行う上記光学レンズ部は、上記レンズ基板において異
    なる面に形成されている請求項10に記載のライトガイ
    ド。
  12. 【請求項12】上記光学レンズアレイは、上記レンズ基
    板の平坦な面上に上記各光学レンズ部が配列して形成さ
    れている請求項1に記載のライトガイド。
  13. 【請求項13】上記光学レンズアレイは、上記凸形状の
    上記各光学レンズ部と上記レンズ基板の上記平坦な面と
    の境界部に溝が形成されている請求項12に記載のライ
    トガイド。
  14. 【請求項14】上記光学レンズアレイは、光学材料より
    なるレンズ基板上に、所定の光学レンズ部のパターンを
    有する複数個の光学レンズ部の形状に対応する複数個の
    マスク層を形成し、上記各マスク層と上記レンズ基板を
    エッチングにより同時に除去することで、上記各マスク
    層の形状を上記レンズ基板に転写し、複数個の光学レン
    ズ部の形状とした光学レンズアレイである請求項1に記
    載のライトガイド。
  15. 【請求項15】上記光学レンズアレイは、上記複数個の
    マスク層を形成した後、上記各マスク層の形状を表面積
    が小さくなるように変形させて形成した光学レンズアレ
    イである請求項14に記載のライトガイド。
  16. 【請求項16】上記光学レンズアレイは、熱処理を行う
    ことにより上記各マスク層の形状を表面積が小さくなる
    ように変形させて形成した光学レンズアレイである請求
    項15に記載のライトガイド。
  17. 【請求項17】上記光学レンズアレイは、上記マスク層
    材料として感熱性材料を露光および現像することで上記
    所定の光学レンズ部のパターンを有する複数個の光学レ
    ンズ部の形状に対応するように形成して得た光学レンズ
    アレイである請求項14に記載のライトガイド。
  18. 【請求項18】上記光学レンズアレイは、上記マスク層
    の材料のガラス転移温度よりも高い温度の熱処理により
    上記各マスク層の形状を表面積が小さくなるように変形
    させて得た光学レンズアレイである請求項16に記載の
    ライトガイド。
  19. 【請求項19】上記光学レンズアレイは、上記マスク層
    の材料の炭化温度よりも低い温度の熱処理により上記各
    マスク層の形状を表面積が小さくなるように変形させて
    得た光学レンズアレイである請求項16に記載のライト
    ガイド。
  20. 【請求項20】上記光学レンズアレイは、上記マスク層
    の材料の室温よりも高い温度の熱処理により上記各マス
    ク層の形状を表面積が小さくなるように変形させて得た
    光学レンズアレイである請求項16に記載のライトガイ
    ド。
  21. 【請求項21】上記光学レンズアレイは、上記各マスク
    層と上記レンズ基板をドライエッチングにより同時に除
    去して得た光学レンズアレイである請求項14に記載の
    ライトガイド。
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