JP2002243240A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2002243240A
JP2002243240A JP2001036932A JP2001036932A JP2002243240A JP 2002243240 A JP2002243240 A JP 2002243240A JP 2001036932 A JP2001036932 A JP 2001036932A JP 2001036932 A JP2001036932 A JP 2001036932A JP 2002243240 A JP2002243240 A JP 2002243240A
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compressor
refrigerant
temperature
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JP2001036932A
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Masaaki Takegami
雅章 竹上
Kenji Tanimoto
憲治 谷本
Azuma Kondo
東 近藤
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を低減させることにより、コストの低
減を図る。 【解決手段】室外熱交換器(23)を備えた熱源側回路
(14)と室内熱交換器(31)を備えた利用側回路(15)
とが接続され、圧縮機(21)で冷媒を圧縮して冷凍サイ
クル動作を行う冷媒回路(11)を備える。熱源回路(1
4)と利用側回路(15)との間に開閉弁(26,27)を備え
る。判定制御部(63)は、室内温度センサ(55)が圧縮
機(21)の起動前に検出した検出空気温度及び圧縮機
(21)の起動後に検出した検出空気温度と、室内熱交温
度センサ(56)が圧縮機(21)の起動後に検出した検出
温度とに基づいて閉鎖弁(26,27)の開閉状態を判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、熱源側回路と利用側回路との間に設けられた開閉
弁の開閉検出制御対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍装置には、熱源側ユニッ
トと利用側ユニットとが液側及びガス側の連絡管により
接続された、いわゆるセパレートタイプの冷凍装置が知
られている。この種の冷凍装置は、熱源側ユニットにお
ける液側及びガス側の連絡管の接続端に閉鎖弁が設けら
れると共に、圧縮機の吸入側に閉鎖弁の閉鎖を検出する
ための圧力検出手段が設けられている。この種の冷凍装
置では、管内のクリーン状態を維持すべく、据え付け時
には閉鎖弁を閉鎖状態にする一方、据付完了後に閉鎖弁
を開放させるようにしている。冷凍装置を運転する際
に、閉鎖弁が閉鎖されていると、圧縮機に冷媒が吸入さ
れず、吸入側の圧力が異常に低下するために、圧力検出
手段が圧縮機の吸入側の圧力を検出することにより、閉
鎖弁の閉鎖を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、閉鎖弁
の閉鎖を検出する必要があるのは、据付後の最初の運転
時のみである。従って、この最初の運転時にのみ使用す
るために、圧力検出手段を設けるのは、部品点数の増加
を招き、コスト上昇の要因となる。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、部品点数を低減させることにより、コストの低
減を図ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、利用側熱交換
器(31)の周囲の空気温度及び冷媒温度を検出するため
に備えられるセンサ(55,56)を利用して、開閉弁(26,
27)の開閉状態を検出するようにしたものである。
【0006】具体的に、第1の解決手段は、熱源側熱交
換器(23)を備えた熱源側回路(14)と利用側熱交換器
(31)を備えた利用側回路(15)とが接続され、圧縮機
(21)で冷媒を圧縮して冷凍サイクル動作を行う冷媒回
路(11)を備え、該冷媒回路(11)には、熱源回路(1
4)と利用側回路(15)との間に開閉弁(26,27)が設け
られている冷凍装置を前提として、上記圧縮機(21)の
起動後における利用側熱交換器(31)の温度に基づいて
上記開閉弁(26,27)の開閉状態を検出する。
【0007】また、第2の解決手段は、熱源側熱交換器
(23)を備えた熱源側回路(14)と利用側熱交換器(3
1)を備えた利用側回路(15)とが接続され、圧縮機(2
1)で冷媒を圧縮して冷凍サイクル動作を行う冷媒回路
(11)を備え、該冷媒回路(11)には、熱源回路(14)
と利用側回路(15)との間に開閉弁(26,27)が設けら
れている冷凍装置を前提として、上記利用側熱交換器
(31)の周囲の空気温度を検出する空気温度検出手段
(55)と、上記利用側熱交換器(31)の冷媒温度を検出
する冷媒温度検出手段(56)と、上記空気温度検出手段
(55)が検出した検出空気温度と、上記冷媒温度検出手
段(56)が圧縮機(21)の起動後に検出した検出温度と
を比較し、上記検出空気温度と検出温度との差温に基づ
いて、上記開閉弁(26,27)の開閉状態を判定する判定
手段(63)を備えている。
【0008】また、第3の解決手段は、上記第2の解決
手段において、判定手段(63)は、空気温度検出手段
(55)が圧縮機(21)の起動前に検出した検出空気温度
及び圧縮機(21)の起動後に検出した検出空気温度と、
上記冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動後に
検出した検出温度とに基づいて開閉弁(26,27)の開閉
状態を判定するように構成されている。
【0009】また、第4の解決手段は、熱源側熱交換器
(23)を備えた熱源側回路(14)と利用側熱交換器(3
1)を備えた利用側回路(15)とが接続され、圧縮機(2
1)で冷媒を圧縮して冷凍サイクル動作を行う冷媒回路
(11)を備え、該冷媒回路(11)には、熱源回路(14)
と利用側回路(15)との間に開閉弁(26,27)が設けら
れている冷凍装置を前提として、上記利用側熱交換器
(31)の冷媒温度を検出する冷媒温度検出手段(56)
と、該冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動前
に検出した検出温度と圧縮機(21)の起動後に検出した
検出温度とを比較し、2つの検出温度の差温に基づいて
上記開閉弁(26,27)の開閉状態を判定する判定手段(6
3)を備えている。
【0010】また、第5の解決手段は、上記第1から第
4の何れか1つの解決手段において、冷媒回路(11)に
備えられ、冷媒を貯溜する受液器(28)と、該受液器
(28)と圧縮機(21)の吸入側とを接続するガス抜き管
(45)と、該ガス抜き管(45)に設置される開閉機構
(46)と、上記圧縮機(21)の駆動初期に、上記開閉機
構(46)の開閉を繰り返させる初期制御手段(62)とを
備えている。
【0011】すなわち、上記第1の解決手段では、圧縮
機(21)が起動すると、冷媒が冷媒回路(11)を循環す
るが、熱源側回路(14)と利用側回路(15)との間に設
けられる開閉弁(26,27)が閉鎖されていると、利用側
熱交換器(31)には冷媒が流れない。従って、このとき
には、利用側熱交換器(31)の温度が変化しないため
に、圧縮機(21)の起動後における利用側熱交換器(3
1)の温度に基づいて、開閉弁(26,27)の開閉状態を検
出することができる。
【0012】また、上記第2の解決手段では、空気温度
検出手段(55)が利用側熱交換器(31)の周囲の空気温
度を検出し、冷媒温度検出手段(56)が利用側熱交換器
(31)の冷媒温度を検出する。そして、判定手段(63)
が、空気温度検出手段(55)が検出した検出空気温度
と、冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動後に
検出した検出温度とを比較し、検出空気温度と検出温度
との差温に基づいて、開閉弁(26,27)の開閉状態を判
定する。つまり、圧縮機(21)の起動前には、検出空気
温度と検出温度とが同じ温度であり、開閉弁(26,27)
が開放されているときには、圧縮機(21)の起動後に両
温度の差温が大きくなる一方、閉鎖されているときに
は、差温が大きくならないために、この差温に基づいて
開閉弁(26,27)の開閉状態を判定することができる。
【0013】また、上記第3の解決手段では、上記第2
の解決手段において、判定手段(63)が、空気温度検出
手段(55)が圧縮機(21)の起動前に検出した検出空気
温度及び圧縮機(21)の起動後に検出した検出空気温度
と、冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動後に
検出した検出温度とに基づいて開閉弁(26,27)の開閉
状態を判定する。つまり、開閉弁(26,27)が開放され
ているときには、圧縮機(21)の起動前後において、検
出空気温度が変化すると共に検出温度が変化し、開閉弁
(26,27)が閉鎖されているときには、検出空気温度が
変化する一方で検出温度が変化しないために、検出空気
温度と検出温度とに基づいて開閉弁(26,27)の開閉状
態を判定することができる。
【0014】また、上記第4の解決手段では、空気温度
検出手段(55)が利用側熱交換器(31)の周囲の空気温
度を検出し、冷媒温度検出手段(56)が利用側熱交換器
(31)の冷媒温度を検出する。そして、判定手段(63)
が、冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動前に
検出した検出温度と圧縮機(21)の起動後に検出した検
出温度とを比較し、2つの検出温度の差温に基づいて開
閉弁(26,27)の開閉状態を判定する。つまり、開閉弁
(26,27)が閉鎖されているときには、利用側熱交換器
(31)が検出した検出温度が圧縮機(21)の起動前後に
おいて変化しないために、この差温に基づいて開閉弁
(26,27)の開閉状態を判定することができる。
【0015】また、上記第5の解決手段では、上記第1
から第4の何れか1つの解決手段において、圧縮機(2
1)の駆動初期に開閉機構(46)が開閉を繰り返し、受
液器(28)内の冷媒が、断続的に圧縮機(21)の吸入側
に吸入される。
【0016】
【発明の効果】従って、上記解決手段によれば、運転の
制御に必要な利用側熱交換器(31)の温度を利用して、
開閉弁(26,27)の開閉状態を検出するようにしたため
に、圧縮機(21)の吸入側に、開閉弁(26,27)の開閉
状態を検出するための圧力検出手段を設ける必要がなく
なる。従って、部品点数を減らすことができ、コスト低
減を図ることができる。
【0017】また、上記第3の解決手段によれば、空気
温度検出手段(55)が圧縮機(21)の起動前及び起動後
に検出した検出空気温度と、冷媒温度検出手段(56)が
圧縮機(21)の起動後に検出した検出温度とに基づいて
開閉弁(26,27)の開閉状態を判定するようにしたため
に、開閉弁(26,27)の開閉状態を精度良く判定するこ
とができる。
【0018】また、上記第4の解決手段によれば、冷媒
温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動前に検出した
検出温度と起動後に検出した検出温度との差温に基づい
て開閉弁(26,27)の開閉状態を判定するようにしたた
めに、開閉弁(26,27)の開閉状態を精度良く判定する
ことができる。
【0019】また、上記第5の解決手段によれば、受液
器(28)の冷媒を圧縮機(21)の吸入側に流すようにし
たために、開閉弁(26,27)が閉鎖されている場合であ
っても、圧縮機(21)の吸入側の圧力が異常低下するの
を防止することができる。更に、開閉機構(46)が開閉
を繰り返すようにしたために、冷媒が圧縮機(21)に流
れすぎて液バックが生ずるのを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0021】本実施形態の冷凍装置は、図1に示すよう
に、熱源側ユニットである室外ユニット(20)と利用側
ユニットである室内ユニット(30)とが接続されたいわ
ゆるセパレートタイプの空気調和装置(10)である。室
外ユニット(20)と室内ユニット(30)とは、液側連絡
管(12)及びガス側連絡管(13)により接続されてい
る。
【0022】上記室外ユニット(20)は熱源側回路(1
4)を備えている。熱源側回路(14)は、圧縮機(21)
と四路切換弁(22)と室外熱交換器(23)と膨張回路
(25)とを備えている。また、室外ユニット(20)は、
室外ファン(24)を備えている。
【0023】上記室内ユニット(30)は、利用側回路
(15)を備えている。利用側回路(15)は、室内熱交換
器(31)を備えている。室内ユニット(30)は、室内フ
ァン(32)を備えている。
【0024】上記熱源側回路(14)と利用側回路(15)
との間には、開閉弁である液側及びガス側の閉鎖弁(2
6,27)が設けられている。そして、上記熱源側回路(1
4)と閉鎖弁(26,27)と利用側回路(15)とが接続され
て、蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路(11)が形成さ
れている。つまり、上記圧縮機(21)と四路切換弁(2
2)と室外熱交換器(23)と膨張回路(25)と液側の閉
鎖弁(26)と室内熱交換器(31)とガス側の閉鎖弁(2
7)とにより、冷媒回路(11)が構成されている。
【0025】上記圧縮機(21)の吐出側には吐出管(4
1)が、吸入側には吸入管(42)がそれぞれ設けられて
いる。吐出管(41)は、一端が圧縮機(21)の吐出側に
接続され、他端が四路切換弁(22)の第1ポートに接続
されている。吸入管(42)は、一端が圧縮機(21)の吸
入側に接続され、他端が四路切換弁(22)の第2ポート
に接続されている。上記室外熱交換器(23)の一端が四
路切換弁(22)の第3ポートと配管接続される一方、他
端は、膨張回路(25)と配管接続されている。上記ガス
側の閉鎖弁(27)は、熱源側回路(14)の一方の端部で
ある四路切換弁(22)の第4ポートと配管接続される一
方、上記ガス側連絡管(13)を介して、利用側回路(1
5)の一方の端部である室内熱交換器(31)の一端と接
続されている。
【0026】上記膨張回路(25)は、ブリッジ回路で構
成される方向制御回路(43)と、一方向通路(44)とに
より構成されている。熱源側回路(14)の一方の端部で
ある方向制御回路(43)の一端が、上記液側の閉鎖弁
(26)と配管接続されている。液側の閉鎖弁(26)は、
上記液側連絡管(12)を介して利用側回路(15)の一方
の端部である室内熱交換器(31)の一端と接続されてい
る。一方向通路(44)は、冷媒を貯留すると共に、冷媒
を流出させる受液器(28)と、その下流側に位置する開
度調整可能な膨張機構である電動弁(29)とが直列に配
置されている。
【0027】上記受液器(28)の上部には、ガス抜き管
(45)が設けられている。ガス抜き管(45)は、一端が
受液器(28)の上部に接続され、他端が吸入管(42)に
接続されている。ガス抜き管(45)には、開閉機構であ
る電磁弁(46)が設けられている。ガス抜き管(45)に
は、均圧管(47)が接続されている。均圧管(47)は、
一端がガス抜き管(45)における受液器(28)と電磁弁
(46)との間に接続され、他端が吐出管(41)に接続さ
れている。均圧管(47)には、受液器(28)から圧縮機
(21)の吐出側に向かう冷媒の流れのみを許容する逆止
弁(48)が設けられている。
【0028】上記圧縮機(21)は、スクロールタイプの
圧縮機(21)に構成され、インバータ回路が接続されて
いる。上記圧縮機(21)は、インバータ回路の出力周波
数を変更することにより、圧縮機容量を調整するように
構成されている。
【0029】上記四路切換弁(22)は、第1ポートと第
3ポートとが連通し、且つ第2ポートと第4ポートとが
連通する状態と(図1中の実線に示す状態)、第1ポー
トと第4ポートとが連通し、且つ第2ポートと第3ポー
トとが連通する状態(図1中の破線に示す状態)とが切
り換わるように構成されている。四路切換弁(22)は、
切り換えにより冷媒回路(11)における冷媒の循環方向
を反転させ、冷凍サイクル運転動作とヒートポンプサイ
クル運転動作とを切り換える。
【0030】上記室外熱交換器(23)は、いわゆるクロ
スフィン形の熱交換器に構成され、室外空気と冷媒とを
熱交換させるように構成されている。
【0031】上記方向制御回路(43)は、2本の流入路
(49)と、2本の流出路(50)とがブリッジ状に接続さ
れて構成されている。各流入路(49)及び各流出路(5
0)には、それぞれ逆止弁(CV)が設けられている。方
向制御回路(43)は、冷房運転時には室外熱交換器(2
3)からの冷媒を、また暖房運転時には室内熱交換器(3
1)からの冷媒を一方向通路(44)に案内するように構
成されている。また、方向制御回路(43)は、受液器
(28)から流出した冷媒を、冷房運転時には、室内熱交
換器(31)に案内し、暖房運転時には、室外熱交換器
(23)に案内するように構成されている。
【0032】上記各閉鎖弁(26,27)は、室外ユニット
(20)及び室内ユニット(30)が据え付けられるまで、
クリーン状態を保持する等の理由により閉鎖されてい
る。そして、この各閉鎖弁(26,27)は、通常据え付け
完了後に試運転をする際に据付業者により開放され、そ
の後は開放されたままとなる。
【0033】上記室内熱交換器(31)は、いわゆるクロ
スフィン形の熱交換器に構成され、室内空気と冷媒とを
熱交換させるように構成されている。
【0034】上記圧縮機(21)の吐出管(41)には、該
圧縮機(21)の吐出側の冷媒温度である吐出管温度を検
出する吐出管温度センサ(51)と、高圧冷媒圧力を検出
して、該高圧冷媒圧力が所定圧力より高圧になるとオン
となって高圧保護信号を出力する高圧保護圧力スイッチ
(52)とが配置されている。
【0035】上記室外ユニット(20)の空気吸込口に
は、室外温度を検出する室外温度センサ(53)が配置さ
れ、室外熱交換器(23)の伝熱管には、冷房運転時には
凝縮温度となり、暖房運転時には蒸発温度となる室外熱
交換器(23)の冷媒温度を検出する室外熱交温度センサ
(54)が配置されている。上記室内ユニット(30)の空
気吸込口には、室内熱交換器(31)の周囲の空気温度で
ある室内温度を検出する室内温度センサ(55)が配置さ
れ、室内熱交換器(31)の伝熱管には、冷房運転時には
蒸発温度となり、暖房運転時には凝縮温度となる室内熱
交換器(31)の冷媒温度を検出する室内熱交温度センサ
(56)が配置されている。つりまり、室内温度センサ
(55)が空気温度検出手段を構成し、室内熱交温度セン
サ(56)が冷媒温度検出手段を構成している。室内ユニ
ット(30)には、運転スイッチを有するリモコン(33)
が備えられている。
【0036】上記各種センサ類の出力信号がコントロー
ラ(60)に入力されている。コントローラ(60)は、運
転制御部(61)と初期運転制御部(62)と判定制御部
(63)と実行制御部(64)とを備えている。
【0037】上記運転制御部(61)は、空調負荷に基づ
いてインバータ回路の出力周波数を変更することによ
り、圧縮機容量を調整させるように構成されている。ま
た、上記運転制御部(61)は、室外熱交温度センサ(5
4)及び室内熱交温度センサ(56)が検出する凝縮温度
及び蒸発温度から最適な冷凍効果を与える吐出管温度の
最適値を導出し、該吐出管温度がその最適値になるよう
に電動弁(29)の開度を調整するように構成されてい
る。
【0038】上記初期運転制御部(62)は、初期制御手
段を構成している。初期運転制御部(62)は、据付後の
最初の運転時から最大で4回目の運転時まで、圧縮機
(21)を所定時間だけ駆動させた後に該圧縮機(21)を
停止させる初期運転モードを実行させるように構成され
ている。初期運転モードでは、冷房運転に切り換えて運
転が行われる。初期運転モードでは、図2に示すよう
に、リモコン(33)の運転スイッチがオンされると、室
外ファン(24)が駆動し、例えば、その5秒後に、電磁
弁(46)及び電動弁(29)が開放する。初期運転モード
では、電磁弁(46)が開放して、例えば、15秒経過し
た後に、圧縮機(21)が起動し、圧縮機(21)が起動し
ている間に電磁弁(46)が開閉を繰り返す。電磁弁(4
6)は、例えば、開放時間2秒、閉鎖時間2秒として開
閉を繰り返す。初期運転モードでは、圧縮機(21)は、
所定時間だけ駆動した後に停止する。この所定時間は、
例えば、120秒に設定されている。つまり、初期運転
モードにおいて、電磁弁(46)は、圧縮機(21)の駆動
初期に開閉を繰り返す。
【0039】上記判定制御部(63)は、判定手段を構成
している。つまり、判定制御部(63)は、初期運転モー
ドにおいて、室内温度センサ(55)が圧縮機(21)の起
動後に検出した検出空気温度Tr2と、室内熱交温度セン
サ(56)が圧縮機(21)の起動後に検出した検出温度Tn
2とを比較し、検出空気温度Tr2と検出温度Tn2との差(T
r2−Tn2)である第1の差温dTn1に基づいて、閉鎖弁(2
6,27)の開閉状態を判定するように構成されている。ま
た、判定制御部(63)は、初期運転モードにおいて、室
内温度センサ(55)が圧縮機(21)の起動前に検出した
検出空気温度Tr1と、室内熱交温度センサ(56)が圧縮
機(21)の起動後に検出した検出温度Tn2とを比較し、
検出空気温度Tr1と検出温度Tn2との差(Tr1−Tn2)であ
る第2の差温dTn2に基づいて、閉鎖弁(26,27)の開閉
状態を判定するように構成されている。
【0040】つまり、圧縮機(21)の起動前には、検出
空気温度Tr1と検出温度Tn1との差温がないが、閉鎖弁
(26,27)が開放状態にあるときには、圧縮機(21)の
起動後に検出空気温度Tr2と検出温度Tn2との差温が大き
くなる一方、閉鎖弁(26,27)が閉鎖状態にあるときに
は、圧縮機(21)の起動後も差温が大きくならないこと
に着目し、検出空気温度Trと検出温度Trとの2つの差温
dTn1,dTn2に基づいて、閉鎖弁(26,27)の開閉状態を
判定するようにしたものである。即ち、圧縮機(21)の
起動後における室内熱交換器(31)の温度に基づいて、
閉鎖弁(26,27)の開閉状態を検出している。
【0041】判定制御部(63)は、図3に示すように、
4回目までの初期運転モードによる運転毎に異なった判
定条件が設定されている。
【0042】尚、据付後の最初の運転時から4回目の運
転時まで初期運転モードを実行させて開閉の判断を行う
ようにしたのは、通常は、最初の運転が停止すると閉鎖
弁(26,27)の開け忘れに気付いて、閉鎖弁(26,27)の
閉鎖が解消されるが、操作者がすぐに気付かないことを
考慮したものである。
【0043】具体的に、1回目の初期運転モードによる
運転時における判定条件は、室内温度センサ(55)が起
動後に検出した検出空気温度Tr2と、室内熱交温度セン
サ(56)が起動後に検出した検出温度Tn2との差温であ
る第1の差温dTn1が3℃を越え、且つ室内温度センサ
(55)が起動前に検出した検出空気温度Tr1と、室内熱
交温度センサ(56)が起動後に検出した検出温度Tn2と
の差温である第2の差温dTn2が3℃を越えたか否かで判
定するように設定されている。判定制御部(63)は、こ
の判定条件が満たされた場合に、閉鎖弁(26,27)が開
放されていると判定するように構成されている。閉鎖弁
(26,27)の開閉状態を2つの差温dTn1,dTn2の両者で
判定するようにしたのは、特定の条件のときに、閉鎖弁
(26,27)が閉鎖されているにも拘わらず、開放されて
いると判定される場合が発生するのを防止するためであ
る。
【0044】例えば、設置前に比較的低温下に保管され
ていた室内ユニット(30)が、比較的高温下に設置され
た場合には、室内温度センサ(55)が検出する検出空気
温度Trが圧縮機(21)の起動後すぐに上昇するのに対
し、室内熱交温度センサ(56)が検出する検出温度Tnは
変化が鈍いため、第1の差温dTn1が大きくなってしま
う。このような場合に、第1の差温dTn1のみで判定する
と、閉鎖弁(26,27)が閉鎖されていても開放されてい
ると誤って判定してしまう。従って、第2の差温dTn2に
ついても考慮することとしている。
【0045】2回目の初期運転モードによる運転時にお
ける判定条件は、第1の差温dTn1が2℃を越え、且つ第
2の差温dTn2が2℃を越えたか否かで判定するように設
定されている。判定制御部(63)は、2回目の運転時に
この判定条件が満たされると、閉鎖弁(26,27)が開放
されていると判定するように構成されている。つまり、
1回目の運転時には、閉鎖弁(26,27)が開放されてい
ると判定されなかった場合でも、2回目の判定条件が満
足されると、閉鎖弁(26,27)は、開放されていると判
定される。1回目の運転時に比べて、判定条件が緩和さ
れているのは、配管長の影響等により、冷媒が十分に循
環せず、閉鎖弁(26,27)が開放されているにも拘わら
ず、1回目の運転時に条件が満たされないことがあるこ
とを考慮したものである。
【0046】3回目の初期運転モードによる運転時にお
ける判定条件は、第1の差温dTn1が4℃を越えるか、又
は第2の差温dTn2が6℃を越えるか否かで判定するよう
に設定されている。判定制御部(63)は、3回目の運転
時に、この判定条件が満たされると、閉鎖弁(26,27)
が開放されていると判定するように構成されている。つ
まり、1回目及び2回目の運転時には、閉鎖弁(26,2
7)が開放されていると判定されなかった場合でも、3
回目の判定条件が満足されると、閉鎖弁(26,27)は、
開放されていると判定される。
【0047】3回目の運転時の判定条件において、両条
件のうち、何れかが満たされたときとしたのは、例え
ば、閉鎖弁(26,27)が開放されている場合において、
前回までの運転によって室内熱交換器(31)の冷媒温度
が十分に下がってしまっており、圧縮機(21)の起動後
も冷媒温度があまり下がらないことがあることを考慮し
たものである。このような場合には、閉鎖弁(26,27)
が開放されていても、第2の差温dTn2が大きくならず、
開放されていないと判定されてしまうことがあり得るた
めに、何れかの条件が満たされたときとしている。
【0048】4回目の初期運転モードによる運転時にお
ける判定条件は、第1の差温dTn1が2℃を越えるか、又
は第2の差温dTn2が4℃を越えるか否かで判定するよう
に設定されている。判定制御部(63)は、4回目の運転
時に、この判定条件が満たされると、閉鎖弁(26,27)
が開放されていると判定するように構成されている。つ
まり、3回目までの運転時には、閉鎖弁(26,27)が開
放されていると判定されなかった場合でも、4回目の判
定条件が満足されると、閉鎖弁(26,27)は、開放され
ていると判定される。
【0049】上記実行制御部(64)は、判定制御部(6
3)が閉鎖弁(26,27)が開放されていると判定したとき
に、初期運転モードを終了させると共に、その後の運転
時には、初期運転モードの実行を禁止させるように構成
されている。また、実行制御部(64)は、初期運転モー
ドが実行された運転が4回行われたときは、その後の運
転時において、初期運転モードの実行を禁止し、通常の
空調運転を行なうように構成されている。つまり、据付
直後の運転においてすぐに運転が停止してしまうような
場合には、操作者がすぐに異常があると判断し、閉鎖弁
(26,27)等を点検するために、初期運転モードが4回
繰り返されるまでに、閉鎖弁(26,27)は、開放されて
いる。従って、5回目の運転時以降では、通常の空調運
転を行うようにしている。
【0050】−運転動作− 上記空気調和装置(10)の運転動作について説明する。
【0051】空気調和装置(10)の据付完了後に、操作
者がリモコン(33)の運転スイッチをオンすると、初期
運転モードによる1回目の運転を開始する。初期運転モ
ードでは、図4に示すように、先ず、ステップST11にお
いて、四路切換弁(22)が図1中の実線側に切り換わ
り、冷房運転を行うと共に、ステップST12において室外
ファン(24)が駆動する。その5秒後に、ステップST13
において電磁弁(46)及び電動弁(29)が開放する。電
磁弁(46)及び電動弁(29)が開放した後、15秒が経
過すると、ステップST14において圧縮機(29)が起動す
ると共に、電磁弁(46)が開閉を繰り返すようになる。
電磁弁(46)は、開放時間が2秒、閉鎖時間が2秒とし
て開閉を繰り返す。この電磁弁(46)の開閉により、受
液器(28)の冷媒が圧縮機(21)の吸入側に断続的に流
れる。従って、閉鎖弁(26,27)が閉鎖されている場合
であっても、圧縮機(21)の吸入側に冷媒が流れるため
に、圧縮機(21)の吸入側が異常低圧にならず、圧縮機
(21)の保護を図ることができる。また、断続的に冷媒
が流れるために、受液器(28)の上部まで液冷媒が貯溜
されているような場合にも、過剰な液冷媒が圧縮機(2
1)に吸入されることがなく、液バックを防止すること
ができ、圧縮機(21)の保護を図ることができる。
【0052】そして、ステップST15に移り、判定制御部
(63)が、検出空気温度Tr及び検出温度Tnに基づいて、
判定条件を満足するか否かを判定する。つまり、判定制
御部(63)は、室内温度センサ(55)が起動後に検出し
た検出空気温度Tr2と、室内熱交温度センサ(56)が起
動後に検出した検出温度Tn2との差温である第1の差温d
Tn1が3℃を越え、且つ室内温度センサ(55)が起動前
に検出した検出空気温度Tr1と、室内熱交温度センサ(5
6)が起動後に検出した検出温度Tn2との差温である第2
の差温dTn2が3℃を越えているか否かを判定する。この
条件が満たされていないときには、ステップST16に移
り、圧縮機(21)が起動してから120秒を経過したか
否かを判定して120秒を経過するまでは、ステップST
15に戻る。そして、上記判定条件が満たされると、閉鎖
弁(26,27)が開放されていると判定されてステップST1
5の判定がYESとなり、ステップST17に移る。ステッ
プST17において、次回以降の運転時における初期運転モ
ードの実行が禁止されると共に、初期運転モードを終了
する。この場合には、リモコン(33)の運転スイッチが
オフされるまで、通常の空調運転が継続される。
【0053】一方、ステップST15において、上記判定条
件が満足されずに圧縮機(21)の起動後120秒を経過
したときは、ステップST16からステップST18に移って圧
縮機(21)が停止し、ステップST19において電磁弁(4
6)及び電動弁(29)が閉鎖して運転が自動的に停止す
る。通常、このときに操作者が異常の有無を点検するた
めに、閉鎖弁(26,27)の閉鎖に気付き、閉鎖弁(26,2
7)が開放される。その後、操作者が再度リモコン(3
3)の運転スイッチをオンすると、2回目の初期運転モ
ードによる運転が行われる。2回目の運転では、上記と
同様にステップST11からステップST14まで実行される。
ステップST15では、判定条件が1回目の運転時と異な
る。つまり、ステップST15では、運転回数2回目の判定
条件である、第1の差温dTn1が2℃を越え、且つ第2の
差温dTn2が2℃を越えているか否かを判定する。そし
て、閉鎖弁(26,27)が開放されているときには、圧縮
機(21)の起動後120秒を経過するまでに、この判定
条件が満足されるために、1回目の運転時と同様に、ス
テップST17に移り、次回以降の運転における初期運転モ
ードの実行が禁止されると共に、初期運転モードを終了
する。そして、この後は通常の空調運転が行われる。
【0054】仮に、閉鎖弁(26,27)の開け忘れに気付
かずに2回目の運転を開始したときには、圧縮機(21)
の起動後、120秒を経過するまでに、判定条件が満足
されず、ステップST16からステップST18に移って圧縮機
(21)が停止し、ステップST19において電磁弁(46)及
び電動弁(29)が閉鎖して運転が自動的に停止する。こ
のときに操作者が異常の有無を点検するために、閉鎖弁
(26,27)の閉鎖に気付き、閉鎖弁(26,27)を開放す
る。その後、操作者が再度運転スイッチをオンすると、
3回目の初期運転モードによる運転が行われ、1回目の
運転と同様に再びステップST11からステップST14まで実
行される。そして、ステップST15では、運転回数3回目
の判定条件により、閉鎖弁(26,27)の開閉状態を判定
する。つまり、第1の差温dTn1が4℃を越えているか、
又は第2の差温dTn2が6℃を越えているか否かを判定す
る。そして、閉鎖弁(26,27)が開放されているときに
は、圧縮機(21)の起動後120秒を経過するまでに、
この判定条件が満足されるために、1回目の運転時と同
様に、ステップST17に移り、次回以降の運転での初期運
転モードの実行が禁止されると共に、初期運転モードを
終了する。そして、この後は通常の空調運転が行われ
る。
【0055】仮に、閉鎖弁(26,27)の開け忘れに気付
かずに3回目の運転を開始したときには、圧縮機(21)
の起動後、120秒を経過するまでに、判定条件が満足
されず、ステップST16からステップST18に移って圧縮機
(21)が停止し、ステップST19において電磁弁(46)及
び電動弁(29)が閉鎖して運転が自動的に停止する。こ
のときに操作者は、異常の有無を点検するために、閉鎖
弁(26,27)の閉鎖に気付き、閉鎖弁(26,27)を開放す
る。その後、操作者が再度運転スイッチをオンすると、
初期運転モードが実行され、4回目の初期運転モードに
よる運転が行われ、再び1回目の運転時と同様にステッ
プST11からステップST14まで実行される。そして、ステ
ップST15では、運転回数4回目の判定条件により、閉鎖
弁(26,27)の開閉状態を判定する。つまり、第1の差
温dTn1が2℃を越えているか、又は第2の差温dTn2が4
℃を越えているか否かを判定する。そして、閉鎖弁(2
6,27)が開放されているときには、圧縮機(21)の起動
後120秒を経過するまでに、この判定条件が満足され
るために、1回目の運転時と同様に、ステップST17に移
り、次回以降の運転での初期運転モードの実行が禁止さ
れると共に、初期運転モードを終了する。そして、この
後は通常の空調運転が行われる。
【0056】仮に、閉鎖弁(26,27)の開け忘れに気付
かずに4回目の運転を開始したときには、圧縮機(21)
の起動後、120秒を経過するまでに、判定条件が満足
されず、ステップST16からステップST18に移って圧縮機
(21)が停止し、ステップST19において電磁弁(46)及
び電動弁(29)が閉鎖して運転が自動的に停止する。こ
のとき、初期運転モードによる運転が4回行われたため
に、以降の運転時において初期運転モードの実行が禁止
される。
【0057】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、運転の制御に必要な室内熱交換器
(31)の温度を利用して、閉鎖弁(26,27)の開閉状態
を検出するようにしたために、圧縮機(21)の吸入側
に、閉鎖弁(26,27)の開閉状態を検出するための圧力
検出手段を設ける必要がなくなる。従って、部品点数を
減らすことができ、コスト低減を図ることができる。
【0058】また、室内温度センサ(55)が圧縮機(2
1)の起動前及び起動後に検出した検出空気温度と、室
内熱交温度センサ(56)が圧縮機(21)の起動後に検出
した検出温度とに基づいて閉鎖弁(26,27)の開閉状態
を判定するようにしたために、閉鎖弁(26,27)の開閉
状態を精度良く判定することができる。
【0059】また、受液器(28)の冷媒を圧縮機(21)
の吸入側に流すようにしたために、閉鎖弁(26,27)が
閉鎖されている場合であっても、圧縮機(21)の吸入側
の圧力が異常低下するのを防止することができる。更
に、電磁弁(46)が開閉を繰り返すようにしたために、
冷媒が圧縮機(21)に流れすぎて液バックが生ずるのを
防止することができる。
【0060】<発明のその他の実施の形態>上記実施形
態について、ガス抜き管(45)及び電磁弁(46)を省略
し、均圧管(47)は、受液器(28)と吐出管(41)とを
接続させる構成にしてもよい。
【0061】また、上記実施形態では、初期運転モード
は冷房運転を行って実行するようにしたが、初期運転モ
ードは、必ずしも冷房運転で行う必要はない。この場合
に、判定制御部(63)は、第1の差温dTn1の絶対値で判
定すると共に、第2の差温dTn2の絶対値で判定する構成
にしてもよい。
【0062】また、上記実施形態では、初期運転制御部
(62)は、初期運転モードを最大で4回目の運転時まで
実行させる構成としたが、これに限られず、実行回数は
何回でもよい。
【0063】また、上記実施形態と異なり、判定制御部
(63)は、室内熱交温度センサ(56)が起動前に検出し
た検出温度と室内熱交温度センサ(56)が起動後に検出
した検出温度との差温に基づいて、閉鎖弁(26,27)の
開閉状態を判定する構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る空気調和装置の全体構成を示す
冷媒系統図である。
【図2】実施形態に係る空気調和装置の初期運転モード
の動作を示す特性図である。
【図3】実施形態に係る空気調和装置の判定条件のテー
ブルを示す図である。
【図4】実施形態に係る空気調和装置の初期運転モード
の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
(11) 冷媒回路 (14) 熱源側回路 (15) 利用側回路 (21) 圧縮機 (23) 室外熱交換器 (26) 閉鎖弁 (27) 閉鎖弁 (28) 受液器 (31) 室内熱交換器 (45) ガス抜き管 (46) 電磁弁 (55) 室内温度センサ (56) 室内熱交温度センサ (62) 初期運転制御部 (63) 判定制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 東 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L060 CC02 CC04 DD08 EE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源側熱交換器(23)を備えた熱源側回
    路(14)と利用側熱交換器(31)を備えた利用側回路
    (15)とが接続され、圧縮機(21)で冷媒を圧縮して冷
    凍サイクル動作を行う冷媒回路(11)を備え、該冷媒回
    路(11)には、熱源回路(14)と利用側回路(15)との
    間に開閉弁(26,27)が設けられている冷凍装置におい
    て、 上記圧縮機(21)の起動後における利用側熱交換器(3
    1)の温度に基づいて上記開閉弁(26,27)の開閉状態を
    検出することを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 熱源側熱交換器(23)を備えた熱源側回
    路(14)と利用側熱交換器(31)を備えた利用側回路
    (15)とが接続され、圧縮機(21)で冷媒を圧縮して冷
    凍サイクル動作を行う冷媒回路(11)を備え、該冷媒回
    路(11)には、熱源回路(14)と利用側回路(15)との
    間に開閉弁(26,27)が設けられている冷凍装置におい
    て、 上記利用側熱交換器(31)の周囲の空気温度を検出する
    空気温度検出手段(55)と、 上記利用側熱交換器(31)の冷媒温度を検出する冷媒温
    度検出手段(56)と、 上記空気温度検出手段(55)が検出した検出空気温度
    と、上記冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動
    後に検出した検出温度とを比較し、上記検出空気温度と
    検出温度との差温に基づいて、上記開閉弁(26,27)の
    開閉状態を判定する判定手段(63)を備えていることを
    特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 判定手段(63)は、空気温度検出手段(55)が圧縮機
    (21)の起動前に検出した検出空気温度及び圧縮機(2
    1)の起動後に検出した検出空気温度と、上記冷媒温度
    検出手段(56)が圧縮機(21)の起動後に検出した検出
    温度とに基づいて開閉弁(26,27)の開閉状態を判定す
    るように構成されていることを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 熱源側熱交換器(23)を備えた熱源側回
    路(14)と利用側熱交換器(31)を備えた利用側回路
    (15)とが接続され、圧縮機(21)で冷媒を圧縮して冷
    凍サイクル動作を行う冷媒回路(11)を備え、該冷媒回
    路(11)には、熱源回路(14)と利用側回路(15)との
    間に開閉弁(26,27)が設けられている冷凍装置におい
    て、 上記利用側熱交換器(31)の冷媒温度を検出する冷媒温
    度検出手段(56)と、 該冷媒温度検出手段(56)が圧縮機(21)の起動前に検
    出した検出温度と圧縮機(21)の起動後に検出した検出
    温度とを比較し、2つの検出温度の差温に基づいて上記
    開閉弁(26,27)の開閉状態を判定する判定手段(63)
    を備えていることを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項において、 冷媒回路(11)に備えられ、冷媒を貯溜する受液器(2
    8)と、 該受液器(28)と圧縮機(21)の吸入側とを接続するガ
    ス抜き管(45)と、 該ガス抜き管(45)に設置される開閉機構(46)と、 上記圧縮機(21)の駆動初期に、上記開閉機構(46)の
    開閉を繰り返させる初期制御手段(62)とを備えている
    ことを特徴とする冷凍装置。
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