JP2002242592A - シールド掘削機用ビット - Google Patents
シールド掘削機用ビットInfo
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Abstract
の提供。 【解決手段】 シールド掘削機用ビット1は、ビット本
体2の一端部又は両端部には、主チップ5が備えられる
とともに、この主チップ5に形成される逃げ面5bの終端
側には、突出端8を形成した短冊状の補助チップ6が備
えられる。この補助チップ6は、主チップ5の逃げ面5b
を幅方向で延長するようにして形成された二面拘束のチ
ップ座7内でろう付けされ、主チップ5の終端側には、
前記突出端8が位置する。この突出端8は、少なくとも
主チップ5の逃げ面5bの延長方向線9よりも高い位置に
あって、主チップ5の先端10に対しては低い位置にあ
る。主チップ5の先端10及び補助チップ6の突出端8
は、正面視では高低関係にある2山構成を呈する。
Description
ビットに関し、特に、ビット本体の背面摩耗が防止され
ることにより主チップの脱落がなくなるようにしたもの
である。
回転を行うため、回転方向が逆になる側では、背面掘削
が行われることから逃げ面の鋼シャンクがえぐり取られ
るような激しい摩耗を呈する。そして、この摩耗が進む
と、超硬チップを保持することができなくなり超硬チッ
プの脱落に至る。
公報、実公昭60−19199号に開示されたシールドビット
は、主チップの後方に設けた溝内に補助チップを挿入し
たものである。
シールドビットは、主チップの両側に板状チップが当接
されるように設けたものである。
た長壁式採鉱カッタビットは、回転ドラムに装着される
ものであるが、主チップの後方に追加インサートを設け
たものが例示されている。
プ及び補助チップを離間させたシールドビットは、離間
域が摩耗するという欠点があった。
うにしたシールドビットは、主チップの掘削抵抗を板状
チップが支えなければならず、ろう付け歪みが互いに作
用するため欠損するという欠点があった。
え込んだ採鉱カッタビットは、正回転方向のもので、背
面掘削による背面摩耗の概念がなく、主チップの切刃稜
長さに相当するビット本体の逃げ面全域の摩耗を予定し
ていないものである。
た問題点を解消するため、補助チップの構成を改善し
て、ビット本体の背面摩耗及び主チップの脱落を防止す
るようにしたものである。
みなされたもので、ビット本体の一端部に設けられた主
チップには、掘削上のすくい面及び逃げ面が形成され、
しかもこの主チップに形成された逃げ面の終端側には、
補助チップが備えられるようにしたシールド掘削機用ビ
ットを前提にして改善したものである。
逃げ面を幅方向で延長するように形成された二面拘束の
チップ座内に備えられる。そして、この補助チップは、
主チップ側に形成された突出端が、少なくとも主チップ
に形成された逃げ面の延長方向線よりも高い位置にあ
り、主チップの先端に対しては低い位置にある。この結
果、正面視では、主チップ及び補助チップ間では、高低
関係にある2山構成になっているものである。
う付け歪み等の関係から複数の分割チップにより構成さ
れることが好ましい。さらに、本発明は、主チップ及び
補助チップは、ビット本体の両端部にそれぞれ備えられ
ている両頭ビットにも適用できるものである。
ットの一実施例について、図を参照しながら説明する。
ビット1を示したもので、このビット1は、ビット本体
2が、図3で示されるように、正逆回転するシールド掘
削機(図示せず)に設けられた例えばカッタ面板(図示
せず)のスポーク3に溶接などによって取り付けられ、
シールド掘削機が矢視方向に回転することによって地層
4を掘削する。
ルド掘削機の回転に伴って、掘削上のすくい面5a及び逃
げ面5bをそれぞれ構成する超硬合金からなる主チップ5
がろう付けされている。
5bの終端側には、背面摩耗の防止を考慮した超硬合金製
の短冊状をなす補助チップ6が備えられている。この場
合、補助チップ6は、主チップ5の傾斜する逃げ面5bを
幅方向で略延長するように形成されたチップ座7内でろ
う付けされる。このチップ座7は、主チップ5に対する
ビット本体2のバックメタル効果を減少しないように底
面5a及び後方壁5bにより短冊状の補助チップ6を二面拘
束するものである。また、補助チップ6は、図示の場
合、3つの分割チップからなっている。これは、ろう付
け歪みを分散して補助チップ5のクラックを防止すると
ともに、取り付け強度を高める配慮である。
端側に突出端8を形成しているが、この突出端8は、図
4で明示されているように、主チップ5の逃げ面5bの延
長方向線9よりも高い位置にあって、主チップ5の先端
10に対しては、段差量tをもつように低い位置にある。
この結果、ビット本体2の側面方向視では、補助チップ
6は、主チップ5の先端及び突出端8との間で高低関係
にある2山構成をなしているものである。これは、前述
したように、補助チップ6の存在により、背面摩耗を防
止し、また正常方向の掘削では、突出端8が、すくい面
6a及び逃げ面6bを形成した二次切刃を構成するととも
に、主チップ5から流出した掘削屑が補助チップ6の突
出端8を乗り越えるように排出される。
プ6間に隙間cを形成しているが、この隙間cは、ろう
付け強度の影響がでないようにすれば、零になるほど近
接してもよい。
用ビット1の変形例を示したもので、図5(a)は、チッ
プ座7を深くして、補助チップ6の逃げ面6bの傾斜角を
強くしたものであり、図5(b)は、チップ座9の底面9a
に対して後方壁7bの角度を鈍角に形成したものである。
また図5(c)は、前記チップ座7の座面7aを浅いものと
して、補助チップ6の大部分が、主チップ5の逃げ面5b
の延長方向線9よりも高い位置にあるようにしたもので
ある。
ルド掘削機用ビット1であり、同一部分には同一符号を
付して説明すれば、主チップ5及び補助チップ6がビッ
ト本体2の両端部にそれぞれ備えられるようにしたいわ
ゆる両頭ビットに適用したものである。
チップ6は、二面拘束のチップ座7内に備えられ、主チ
ップ5の終端側には、突出端8が形成されている。ま
た、この補助チップ6は、主チップ5の先端10と突出端
8との間で高低関係にある2山構成をなしている。
したシールド掘進機用ビット1であり、特にビット本体
2における幅方向の端部長さ及び高さに関する仕様を変
えたものであって、シールド掘削機の機種により異なる
ものである。
いるが、主チップ5の終端側では、二段傾斜のすくい面
5aで形成される突出端8が備えられている。
本体2に設けられる主チップ5に対して、補助チップ6
が二面拘束のチップ座7内に備えられ、しかもこの補助
チップ6には、主チップ5の終端側で、主チップ5の先
端10に対して高低関係にある突出端8が形成されるよう
にしたものである。
て、正逆回転に伴う背面掘削があっても、ビット本体2
の背面摩耗が防止され、主チップ5に対するバックメタ
ル効果の減少もないことから、一工区を継続して使用で
きるという利点を有する。
す正面図である。
スポークに取り付けた状態を示す説明図である。
図である。
ルド掘削機用ビットの変形例を図5(a)〜(c)でそれぞれ
示す正面図である。
示す正面図である。
示す正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ビット本体の一端部に設けられた主チッ
プには、掘削上のすくい面及び逃げ面が形成され、しか
もこの主チップに形成された逃げ面の終端側には、補助
チップが備えられるようにしたシールド掘削機用ビット
において、 前記補助チップは、主チップの逃げ面を幅方向で略延長
するように形成された二面拘束のチップ座内に備えられ
るとともに、主チップの終端側には、突出端を形成し、
この突出端が、少なくとも主チップの逃げ面の延長方向
線よりも高い位置にあり、しかも主チップの先端に対し
ては低い位置にあり、正面視では、主チップとの間で高
低関係にある2山構成を呈していることを特徴とするシ
ールド掘削機用ビット。 - 【請求項2】 前記補助チップは、複数の分割チップに
より構成されている請求項1記載のシールド掘削機用ビ
ット。 - 【請求項3】 主チップ及び補助チップは、ビット本体
の両端部にそれぞれ備えられている請求項1又は請求項
2記載のシールド掘削機用ビット。
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2001
- 2001-02-20 JP JP2001043582A patent/JP4622117B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4622117B2 (ja) | 2011-02-02 |
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