JP2002241028A - 用紙排出装置 - Google Patents

用紙排出装置

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JP2002241028A
JP2002241028A JP2001038381A JP2001038381A JP2002241028A JP 2002241028 A JP2002241028 A JP 2002241028A JP 2001038381 A JP2001038381 A JP 2001038381A JP 2001038381 A JP2001038381 A JP 2001038381A JP 2002241028 A JP2002241028 A JP 2002241028A
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sheet
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JP2001038381A
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Akihiro Tsuno
昭弘 津野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の損傷を防止できるとともに用紙を良好
にスタックできる用紙排出装置を提供する。 【解決手段】 用紙を載置する排紙トレイ13aと、プ
リンタ3により画像が形成された用紙P1を排紙トレイ
13aに排出する排紙ローラ対11aとを備える用紙排
出装置1において、排紙ローラ対11aの近傍に排紙ト
レイ13a上の用紙P2の後端部を押さえるフィラー2
5を備え、フィラー25は、プリンタ3により画像が形
成された用紙P1の先端部が当接することにより、排紙
トレイ13a上の用紙P2の後端部を上方から押し下げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置からの用紙を排出す
る用紙排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、用紙排出装置は、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置から用紙を受け取
り、排紙ローラ対によって排紙トレイに排出しており、
排紙トレイ上には用紙が積載される。このような用紙排
出装置としては、特開平4−298450号公報、特開
平5−294530号公報、特開平6−189062号
公報がある。
【0003】特開平4−298450号公報には、先端
部が排紙トレイに向けて付勢された押圧部材を設け、排
紙ローラ対に用紙が挟持されつつ排紙トレイに向けて搬
送されているときには、押圧部材の先端部が用紙を排紙
ローラに押しつけ、用紙が排紙ローラ対を抜けると、押
圧部材の先端部が用紙の後端部を排紙トレイに向けて叩
き落すことにより、用紙を排紙トレイに確実に載置する
技術(従来技術1)が開示されている。
【0004】また、特開平5−294530号公報に
は、排紙ローラ対のうち下の排紙ローラをギヤ形状に
し、排紙ローラ対に用紙が挟持されつつ排紙トレイに向
けて搬送されているときには、押圧部材により用紙をギ
ヤ形状の排紙ローラに押しつけており、排紙ローラ対の
ニップを通過した用紙の後端部がギヤ形状の排紙ローラ
の歯の間に入り込むことにより、ギヤ形状の排紙ローラ
が用紙の後端部を排紙トレイに向けて案内する技術(従
来技術2)が開示されている。
【0005】また、特開平6−189062号公報に
は、排紙トレイ上に排紙された用紙を上から押さえる押
圧部材を設け、排紙ローラ対により排紙トレイに向けて
搬送される用紙が、押圧部材によって押さえながら搬送
されて排紙トレイ上に積載される技術(従来技術3)が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術1及
び3では、排紙ローラ対によって搬送されている用紙を
押圧部材によって押圧していることにより、用紙が排紙
ローラ対によって排紙されているときに用紙にカール付
け(腰付け)してしまうため、図11に示すように、排
紙トレイ100に積載された用紙S1の後端部がカール
してしまうことがある。この場合、排紙トレイ100に
積載された用紙S1の後端部が、排紙ローラ対101の
ニップNの出口側を塞ぐような状態になってしまい、排
紙ローラ対101によって搬送されている用紙S2が、
排紙ローラ対101のニップNの出口側を塞いでいる用
紙S1を押し出して、排紙トレイ100に積載された用
紙が不ぞろいになり、スタック性が悪くなるという課題
がある。
【0007】また、従来技術2では、ギヤ形状の排紙ロ
ーラの歯の間に用紙の後端部を係止させて、排紙トレイ
に案内してるので、用紙の後端部がギヤと擦れて用紙を
傷つけ易くなるとともに、用紙の後端がギヤの歯の間か
ら抜け易く、抜けてしまった用紙が排紙ローラ対のニッ
プの出口側を塞いでしまい、従来技術1と同様に、スタ
ック性が悪くなるという課題がある。
【0008】そこで、本発明は、用紙の損傷を防止でき
るとともに用紙を良好にスタックできる用紙排出装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、用紙を載置する排紙トレイと、画像形成装置により
画像が形成された用紙を排紙トレイに排出する排紙ロー
ラ対とを備える用紙排出装置において、排紙ローラ対の
近傍に排紙トレイ上の用紙の後端部を押さえる押さえ部
材を備え、押さえ部材は、画像形成装置により画像が形
成された用紙の先端部が当接することにより、排紙トレ
イ上の用紙の後端部を上方から押し下げることを特徴と
する。
【0010】この請求項1に記載の発明では、押さえ部
材が、排紙トレイに積載された用紙の後端部を上方から
押し下げることにより、排紙トレイの用紙の後端部が排
紙ローラ対のニップの出口側を塞ぐのを防止できるの
で、排紙ローラ対によって排紙トレイに向けて排出され
ている用紙が、排紙トレイの用紙を押し出して排紙トレ
イに積載された用紙が不ぞろいになるのを防止でき、用
紙を良好にスタックすることができる。
【0011】また、押さえ部材は、排出中の用紙に連動
して排紙トレイの用紙の後端部を押さえているだけであ
り、排出中の用紙を押さえていないことにより、排紙ロ
ーラ対による用紙の排出に影響を与えることを防止でき
るので、用紙にカール癖が付くのを防止できるととも
に、用紙が損傷するのを防止できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、押さえ部材は排紙トレイの用紙を押さ
える押圧位置と押圧位置から退避する退避位置との間を
回動可能で且つ退避位置に向けて付勢されており、押さ
え部材は、排紙トレイに向けて移動している用紙の先端
部に押されることにより、退避位置から押圧位置に向け
て回動して排紙トレイの用紙の後端部を上方から押し下
げることを特徴とする。
【0013】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、用紙
が排紙トレイに排出されているときには、押さえ部材は
用紙に押されて退避位置から押圧位置に移動することに
よって、排紙トレイの用紙の後端部を押し下げる。そし
て、押さえ部材を押していた用紙が排紙トレイに載置さ
れると、押さえ部材は押圧位置から退避位置に移動し、
以後同様な動作を繰り返す。
【0014】押さえ部材を押圧位置と退避位置との間を
回動可能に設け且つ退避位置に向けて付勢させるだけ
で、排紙トレイに排出される用紙に連動して排紙トレイ
の用紙を押し下げることができ、別途、複雑な連動機構
を設ける必要がないので、構成が簡単であり、コストの
低減が図れる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、押さえ部材は、排紙トレイに載
置される用紙の両縁部を押さえる位置に設けられている
ことを特徴とする。
【0016】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、押さえ部材を、排紙トレイに載置される用紙の両縁
部を押さえる位置に設けているので、排紙トレイの用紙
の後端部を更に確実に押さえることができる。特に、排
紙トレイの用紙の後端部だけでなく、その縁部がカール
した場合であっても、確実に押さえることができ、スタ
ック性が更に良好になる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、用紙に対する押さえ
部材の押圧部には、高摩擦部材が設けられていることを
特徴とする。
【0018】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、押さえ部材の押圧部に高摩擦部材を設けて
いるので、排出中の用紙と排紙トレイの用紙の最上紙と
の摩擦によって、排紙トレイの用紙がずれるのを防止す
ることができ、スタック性が更に良好になる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、用紙に対する押さえ
部材の押圧部には、弾性部材が設けられていることを特
徴とする。
【0020】この請求項5に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、押さえ部材の押圧部に弾性部材を設けるこ
とにより、排紙トレイの用紙の最上紙に対する接触面積
が増加するので、排出中の用紙と排紙トレイの用紙の最
上紙との摩擦によって、排紙トレイの用紙がずれるのを
防止することができ、スタック性が更に良好になる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、排紙トレイの用紙に対する弾性部材の
押さえ位置には、高摩擦部材が設けられていることを特
徴とする。
【0022】この請求項6に記載の発明では、請求項5
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、弾性
部材の押さえ位置に高摩擦部材を設けているので、より
確実に排紙トレイの用紙を押さえることができ、スタッ
ク性が更に向上する。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、押さえ部材の位置を
検知する検知手段を備え、検知手段が検知した押さえ部
材の位置が一定時間変わらなかったときに、用紙詰りを
検知することを特徴とする。
【0024】この請求項7に記載の発明では、請求項1
乃至6のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、例えば、検知手段が、押さえ部材が排紙ト
レイの用紙を押さえている状態を一定時間続けている状
態を検知したり、或いは、画像形成装置から用紙が送ら
れてから一定時間経過した後であっても、検知手段が押
さえ部材が排紙トレイを押さえている状態を検知できな
い場合においては、用紙が詰っており、この検知手段か
らの信号により種々の紙詰り処理を行う。このように、
押さえ部材の位置を検知する検知手段を設けるだけで、
用紙詰りを検知することができる。また、構成が簡単で
あり、コストの低減が図れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明に係る用紙排出装置を概略的に示す構成図である。図
1に示すように、用紙排出装置1は、プリンタ(画像形
成装置)3の上に取り付けられている。プリンタ3は、
2点鎖線で示す搬送経路を通る用紙Pに画像を形成する
ものであり、プリンタ3によって画像が形成された用紙
Pは、プリンタ3の排出部5に排出されたり、或いは、
用紙排出装置1に受け渡されるようになっている。
【0026】用紙排出装置1は、プリンタ3からの用紙
Pが通る搬送路10と、第1排紙部15aと、第2排紙
部15bと、第3排紙部15cと、第4排紙部15dと
を備えており、搬送路10には、4つの搬送ローラ7
a、7b、7c、7dが縦方向に直列に配置されている
とともに、各搬送ローラ7a、7b、7c、7dの間に
は、用紙Pの搬送方向を切りかえる3つの切替爪9a、
9b、9cが設けられている。
【0027】次に、第1乃至第4排紙部15a、15
b、15c、15dについて説明するが、これらは略同
じ構成であるので、際下段の第1排紙部15aのみ説明
し、第2乃至第4排紙部15b、15c、15dでは、
第1排紙部15aと同じ部分には同一の番号を付するこ
とにより、その説明を省略するとともに、第1排紙部1
5aには番号の後に「a」を付し、第2排紙部15bに
は番号の後に「b」を付し、第3排紙部15cには番号
の後に「c」を付し、第4排紙部15dには番号の後に
「d」を付して区別することにする。
【0028】第1排紙部15aは、搬送ローラ7aから
切替爪9aによって案内された用紙P1を受けとって排
出する排紙ローラ対11aと、排紙ローラ対11aから
排出された用紙P2を載置(積載)する排紙トレイ11
aとを備えている。
【0029】図2に示すように、排紙ローラ対11a
は、図示しない駆動源からの駆動により回転する排紙駆
動ローラ17aと従動ローラ19とで構成されており、
搬送ローラ7aから切替爪9aによって搬送された用紙
P1(図4参照)は、上ガイド板21と下ガイド板23
との間を通り、排紙駆動ローラ17a及び従動ローラ1
9により挟持されつつ排紙トレイ13aに排出される。
尚、図2においては、後述するフィラー25は省略して
いる。
【0030】図3及び図4に示すように、排紙駆動ロー
ラ17aの間には、排紙トレイ13aに載置された用紙
P2の後端部を押さえるフィラー(押さえ部材)25が
設けられている。押さえ部材25は、支点26を中心
に、用紙P2を押さえる押圧位置(図5参照)と、押圧
位置から退避する退避位置(図4参照)との間を回動可
能であり、スプリング27により退避位置に常時付勢さ
れている。
【0031】本実施の形態では、フィラー25は、排紙
トレイ13aに載置される用紙P2の幅方向における略
中央の位置を押圧部29によって押し下げることによ
り、用紙P2の後端部が排紙ローラ対11aのニップN
よりも下方に押し下げられるようになっている。
【0032】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。プリンタ3からの用紙の排紙先を
第1排紙部15aにする場合には、プリンタ3の操作部
(図示せず)を操作して用紙の排紙先を第1排紙部15
aに指定する。プリンタ3による用紙への画像形成終了
後、最下段の搬送ローラ対7aは、プリンタ3から送ら
れた用紙P1を受けとって上方に向けて搬送する。
【0033】搬送ローラ対7aによって搬送されている
用紙P1は、切替爪9aによって排紙ローラ対11aに
向けて案内される。この用紙P1の先端部が、図4に示
すように、フィラー25を押すことにより、フィラー2
5が図4の退避位置から図5の押圧位置に回動する。こ
れによって、図5に示すように、フィラー25の押圧部
29が、排紙トレイ13aに既に積載された用紙P2の
後端部を上から押さえつけ、カール(フェイスカール)
した用紙P2の後端部が排紙ローラ対11aにニップの
出口側を塞ぐのを防止する。
【0034】そして、用紙P1は排紙駆動ローラ17a
と従動ローラ19aに挟持されつつ排紙トレイ13aに
向けて排出され、排紙トレイ13aに積載された用紙の
最上紙P2の上に載置される。このフィラー25を押し
ていた用紙P1が、排紙トレイ13aに載置されると、
フィラー25は、スプリング27の付勢力によって、押
圧位置から退避位置に回動し、以後同様な動作を繰り返
す。
【0035】このように、フィラー25が、既に排紙ト
レイ13aに載置された用紙P2の後端部を排紙ローラ
対11aのニップよりも下方に押さえることにより、用
紙P2の後端部が排紙ローラ対11aの出口側を塞ぐの
を防止できるので、排紙ローラ対11aによって排紙ト
レイ13aに向けて排出されている用紙P1が、排紙ト
レイ13aの用紙P2を押し出してしまうのを防止で
き、用紙を排紙トレイ13aに良好にスタックすること
ができる。
【0036】また、フィラー25は、排出中の用紙P1
に連動して排紙トレイ13aの用紙P2を押さえている
のみであり、排出中の用紙P1を押さえていないことに
より、排紙ローラ対11aによる用紙P1の排出に影響
を与えることを防止できるので、排出中の用紙P1にカ
ール癖を付くのを防止できるとともに、排出中の用紙P
1が損傷するのを防止できる。
【0037】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述した部分と同様な部分には、同一の
符号を付することにより、その説明を省略する。
【0038】図6は、第2実施の形態に係る第1排紙部
を概略的に示す斜視図である。第2実施の形態では、図
6に示すように、フィラー25が、排紙トレイ13aに
積載される用紙P2の両縁部を押さえる位置に複数設け
られていることが第1実施の形態と異なる。
【0039】本実施の形態では、フィラー25は、A5
Y(横)サイズ、A4T(縦)サイズ、B5Tサイズの
用紙に対応可能な位置Aに2箇所、B5Yサイズ、A4
YサイズA3Tサイズの用紙に対応可能な位置Bに2箇
所、合計で4箇所設けられている。尚、図6において、
用紙P2は、A5Yサイズ又はA4Tサイズの用紙を示
している。
【0040】このように、フィラー25を用紙P2の両
縁部を押さえる位置に設けることによって、排紙トレイ
13aに積載されている用紙P2の後端部を更に確実に
押さえることができる。特に、図6に示すように、用紙
P2の後端部だけでなく、その縁部がカール(サイドフ
ェイスカール)していても、確実に押さえることがで
き、スタック性が更に良好になる。
【0041】図7は、第3実施の形態に係る第1排紙部
を概略的に示す構成図である。第3実施の形態では、図
7に示すように、フィラー25の押圧部29に、ゴム
(高摩擦部材)31を設けていることが第1実施の形態
と異なる。尚、高摩擦部材としては、ゴム31に限定さ
れず、例えば、コルク、或いは押圧部29にセラミック
コーテイングを施したものでも良い。
【0042】このように、排紙トレイ13aの用紙(最
上紙)P2の後端部を、フィラー25のゴム31が押さ
えるので、排出中の用紙P1の先端部が排紙トレイ13
aの用紙P2上に着地し、排出中の用紙P1の下面と排
紙トレイ13の最上紙P2の上面との摩擦により、用紙
P2がズリ出されてしまうのを防止でき、更にスタック
性が良好になる。
【0043】図8は、第4実施の形態に係る第1排紙部
を概略的に示す構成図である。第4実施の形態では、図
8に示すように、フィラー25の押圧部29に、スポン
ジ(弾性部材)33を設けていることが第1実施の形態
と異なる。尚、弾性部材としては、スポンジ33に限定
されず、例えば、マイラーを用いても良い。
【0044】このように、排紙トレイ13aの用紙(最
上紙)P2の後端部を、フィラー25のスポンジ33が
押さえることにより、排紙トレイ13aに積載されてい
る用紙P2への接触面積が増加するので、排出中の用紙
P1の先端部が排紙トレイ13aの用紙P2上に着地
し、排出中の用紙P1の下面と排紙トレイ13aの用紙
P2の上面との摩擦により、用紙P2がズリ出されてし
まうのを防止でき、更にスタック性が良好になる。
【0045】図9は、第5実施の形態に係る第1排紙部
を概略的に示す構成図である。第5実施の形態では、図
9に示すように、フィラー25のスポンジ33の用紙に
対する押さえ位置にゴム31を取り付けたことが、第4
実施の形態と異なる。このように、弾性部材であるスポ
ンジ33と高摩擦部材であるゴム31とを組み合わせて
設けることにより、排紙トレイ13aの用紙P2への接
触面積が更に増加し、用紙P2をより確実に押さえるこ
とができ、スタック性が更に向上する。
【0046】図10は、第6実施の形態に係る第1排紙
部を概略的に示す構成図である。第6実施の形態では、
図10に示すように、フィラー25にジャム検知用の板
部材37を設け、この板部材37の有無を検知するジャ
ム検知センサ(検知手段)39を設け、ジャム検知セン
サ39によりフィラー25の位置を検知していること
が、第1実施の形態と異なる。尚、本実施の形態では、
ジャム検知センサ39は、光センサであるが、これに限
定されるものではない。
【0047】フィラー25が2点鎖線で示す押圧位置に
あるときには、フィラー25の板部材37がジャム検知
センサ39を遮蔽し、実線で示す退避位置にあるときに
は、板部材37はジャム検知センサ39を遮蔽する位置
から離間する。
【0048】これによって、用紙P1が排紙ローラ対1
1aによって搬送されているか否かが判断できる。即
ち、ジャム検知センサ39が板部材37を検知してから
一定時間経過しても、フィラー25が退避位置に戻らな
かったり、或いは、プリンタ3で用紙に対する画像形成
を行ってから一定時間経過しても、ジャム検知センサ3
9が板部材37を検知しないとき(フィラー25が退避
位置にあるとき)には、用紙詰り(ジャム)が発生して
おり、このジャム検知センサ39からの信号を受けた制
御部(図示しない)によって、ジャム検知である旨の報
知(警告ランプやブザー等)を行うことで適切なジャム
処理を行うことができる。
【0049】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、フィラー25の配置位置は、上
述の実施の形態に限定されるものではなく、排紙トレイ
13aに排紙される用紙P1に押されることにより、押
圧位置と退避位置とに回動可能な位置であれば良く、特
に、排紙ローラ対11aの近傍であることが望ましい。
【0050】第2実施の形態では、フィラー25を用紙
P2の両縁部を押さえる位置に4つ設けたが、フィラー
25の設置数は、これに限定されるものではなく、用紙
サイズに応じて適宜変更可能である。
【0051】第6実施の形態において、フィラー25が
押圧位置にあるときに、検知センサ39が板部材37を
検知していたが、フィラー25が退避位置にあるとき
に、検知センサ39が板部材37を検知するように、板
部材37をフィラー25に設けても良い。また、板部材
37を設けずに、ジャム検知センサ39が直接フィラー
25の位置を検知するようにしても良い。
【0052】本発明は、プリンタ3に適用したが、これ
に限定されず、例えば、複写機、ファクシミリ、或いは
これらの複合機等に適用しても、同様な作用効果を得
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、押さえ部材
が、排紙トレイに積載された用紙の後端部を上方から押
し下げることにより、排紙トレイの用紙の後端部が排紙
ローラ対のニップの出口側を塞ぐのを防止できるので、
排紙ローラ対によって排紙トレイに向けて排出されてい
る用紙が、排紙トレイの用紙を押し出して排紙トレイに
積載された用紙が不ぞろいになるのを防止でき、用紙を
良好にスタックすることができる。
【0054】また、押さえ部材は、排出中の用紙に連動
して排紙トレイの用紙の後端部を押さえているだけであ
り、排出中の用紙を押さえていないことにより、排紙ロ
ーラ対による用紙の排出に影響を与えることを防止でき
るので、用紙にカール癖が付くのを防止できるととも
に、用紙が損傷するのを防止できる。
【0055】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、押さえ部材を
押圧位置と退避位置との間を回動可能に設け且つ退避位
置に向けて付勢させるだけで、排紙トレイに排出される
用紙に連動して排紙トレイの用紙を押し下げることがで
き、別途、複雑な連動機構を設ける必要がないので、構
成が簡単であり、コストの低減が図れる。
【0056】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、押さえ
部材を、排紙トレイに載置される用紙の両縁部を押さえ
る位置に設けているので、排紙トレイの用紙の後端部を
更に確実に押さえることができる。また、排紙トレイの
用紙の後端部だけでなく、その縁部がカールした場合で
あっても、排紙トレイの用紙を確実に押さえることがで
き、スタック性が更に良好になる。
【0057】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、押さえ部材の押圧部に高摩擦部材を設けているの
で、排出中の用紙と排紙トレイの用紙の最上紙との摩擦
によって、排紙トレイの用紙がずれるのを防止すること
ができ、スタック性が更に良好になる。
【0058】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、押さえ部材の押圧部に弾性部材を設けることによ
り、排紙トレイの用紙の最上紙に対する接触面積が増加
するので、排出中の用紙と排紙トレイの用紙の最上紙と
の摩擦によって、排紙トレイの用紙がずれるのを防止す
ることができ、スタック性が更に良好になる。
【0059】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、弾性部材の押
さえ位置に高摩擦部材を設けているので、より確実に排
紙トレイの用紙を押さえることができ、スタック性が更
に向上する。
【0060】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、押さえ部材の位置を検知する検知手段を設けるだけ
で、用紙詰りを検知することができる。また、構成が簡
単であり、コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙排出装置を概略的に示す構成
図である。
【図2】排紙ローラ対の近傍を示す斜視図である。
【図3】排紙トレイに用紙が積載されている状態を示す
斜視図である。
【図4】押さえ部材が退避位置にある状態を示す図であ
る。
【図5】押圧位置にある押さえ部材が、用紙の後端部を
押さえている状態を示す図である。
【図6】第2実施の形態に係る第1排紙部を概略的に示
す斜視図である。
【図7】第3実施の形態に係る第1排紙部を概略的に示
す構成図である。
【図8】第4実施の形態に係る第1排紙部を概略的に示
す構成図である。
【図9】第5実施の形態に係る第1排紙部を概略的に示
す構成図である。
【図10】第6実施の形態に係る第1排紙部を概略的に
示す構成図である。
【図11】従来の用紙排出装置の不具合を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 用紙排出装置 3 プリンタ(画像形成装置) 11a、11b、11c、11d 排出ローラ対 13a、13b、13c、13d 排紙トレイ 25 フィラー(押さえ部材) 19 押圧部 31 ゴム(高摩擦部材) 33 スポンジ(弾性部材) 39 ジャム検知センサ(検知手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を載置する排紙トレイと、画像形成
    装置により画像が形成された用紙を排紙トレイに排出す
    る排紙ローラ対とを備える用紙排出装置において、 排紙ローラ対の近傍に排紙トレイ上の用紙の後端部を押
    さえる押さえ部材を備え、押さえ部材は、画像形成装置
    により画像が形成された用紙の先端部が当接することに
    より、排紙トレイ上の用紙の後端部を上方から押し下げ
    ることを特徴とする用紙排出装置。
  2. 【請求項2】 押さえ部材は排紙トレイの用紙を押さえ
    る押圧位置と押圧位置から退避する退避位置との間を回
    動可能で且つ退避位置に向けて付勢されており、押さえ
    部材は、排紙トレイに向けて移動している用紙の先端部
    に押されることにより、退避位置から押圧位置に向けて
    回動して排紙トレイの用紙の後端部を上方から押し下げ
    ることを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  3. 【請求項3】 押さえ部材は、排紙トレイに載置される
    用紙の両縁部を押さえる位置に設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の用紙排出装置。
  4. 【請求項4】 用紙に対する押さえ部材の押圧部には、
    高摩擦部材が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の用紙排出装置。
  5. 【請求項5】 用紙に対する押さえ部材の押圧部には、
    弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の用紙排出装置。
  6. 【請求項6】 排紙トレイの用紙に対する弾性部材の押
    さえ位置には、高摩擦部材が設けられていることを特徴
    とする請求項5に記載の用紙排出装置。
  7. 【請求項7】 押さえ部材の位置を検知する検知手段を
    備え、検知手段が検知した押さえ部材の位置が一定時間
    変わらなかったときに、用紙詰りを検知することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の用紙排出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7461841B2 (en) * 2005-07-25 2008-12-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet discharging apparatus and image forming apparatus
US20100171256A1 (en) * 2005-04-26 2010-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Sheet Processing Apparatus and Image Forming Apparatus

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