JP2002239941A - 釘打機における連結釘供給機構 - Google Patents
釘打機における連結釘供給機構Info
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- B25C1/001—Nail feeding devices
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Abstract
装填して使用できる釘打機において、ワイヤ切断片14
aの飛散を効果的に防止するとともに、プラシート連結
釘も支障無く供給して打ち込むことの可能な釘打機の連
結釘供給機構。 【解決手段】ワイヤ連結釘Aとプラシート連結釘Bとを
ともにノーズ部1の釘射出口2内へ供給可能とした釘打
機において、ワイヤ連結釘Aの釘軸aを、釘射出口2の
中心に対してワイヤ連結釘Aのワイヤ溶着側にオフセッ
トさせて供給するようにし、釘射出口2には、ワイヤ連
結釘Aのワイヤ切断片14aを収容するための凹部15
を釘軸aのオフセット側に形成するとともに、プラシー
ト連結釘Bの連結シート片16の排出口17を、ワイヤ
連結釘Aの釘軸aのオフセット方向とは逆の方向へ連結
シート片16を誘導してドライバ3の先端がプラシート
連結体の連結シート片16を打撃するのを回避するよう
にオフセットさせた。
Description
結された連結釘とプラスチックシートの両側に折り曲げ
形成した保持片に釘軸を保持連結したプラシート連結釘
の両タイプの連結釘を順次射出部へ供給し、圧縮空気等
の動力を利用して射出部へ供給された釘を互いの連結状
態を破断して打ち込む釘打機に関するものである。
れる連結釘として、金属線を釘軸に溶着して連結したワ
イヤ連結釘と、長尺のプラスチック製連結シート片の長
手方向両側辺に折り曲げ可能な1対の保持片を一体形成
して該保持片に釘軸を挿通させて連結したプラシート連
結釘とが知られている。両タイプの連結釘は施工現場に
応じて使い分けられているもので、釘打機としても両タ
イプの連結釘を使用可能としたものが既に開発され、ま
た両タイプの連結釘を兼用できる釘打機も開発されてい
る。
すもので、釘打機ボディの下方に取り付けたノーズ部2
0には、ボディ内部に配置されているシリンダ・ピスト
ン機構により駆動されるドライバ21を摺動案内する釘
射出口22が形成されており、この釘射出口22には連
結釘の最前の釘を釘射出口22内に導入するための開口
が形成されている。そして、図7(a) (b) に示されるよ
うに、この開口の一側縁と連続して連結釘を釘射出口2
2まで案内する固定ガイド壁23と、固定ガイド壁23
と対向してノーズ部20に対して開閉可能に支持された
ドア部材24との間に釘供給路25が形成されている。
前記ドア部材24には、前記固定ガイド壁23に向かう
方向に弾力付勢された押圧プレート26が配置されてお
り、この押圧プレート26によりワイヤ連結釘A用の供
給路25間隔を維持させるとともにプラシート連結釘B
を固定ガイド壁23に押圧させるようにしている。前記
釘供給路25は連結釘の各釘を釘射出口22の中心に配
置するために釘射出口22の中心線から延長した線上に
配置されている。
の釘がドライバ21によって打撃される際に、先頭の釘
31と2番目の釘32との間で連結ワイヤ30が切断さ
れて連結状態が解離して先頭の釘31が釘射出口22か
ら打ち出される。このときに2番目の釘32の釘軸の前
方側に連結ワイヤ30の切断片30aが形成され、この
切断片30aは図6のように通常釘の尖端方向に向いて
(下向きに)形成されるから、打ち込まれる釘軸に沿っ
て被打込み材中に進入されにくい。このため、切断片3
0aは、釘が被打込み材中に打ち込まれる際に切断片3
0aの先端が被打込み材の表面に接触し、湾曲し、さら
には釘軸部との溶接部から釘軸と離反して周囲に飛散す
ることがまれに発生し、危険である。
め、打ち込まれる釘軸に付着した切断片30aを上向き
に成形するように、ノーズ部20の釘射出口22内に
は、図1に示されるように、上記ワイヤ30の切断片3
0aの前方部分を収容する凹部27が形成されている。
これにより、ノーズ部20に送り込まれたとき、釘の切
断片30aの先端は凹部27に受け入れられるから、ド
ライバ21によって打ち出されたとき、上記切断片30
aは凹部27に係合した後に釘軸部ととともに移動する
ことになる。したがって、切断片30aは上向きとな
り、飛び跳ねるおそれはない。
来の技術では、ワイヤ30の切断片30aの前方部分を
収容する凹部27がノーズ部20の釘射出口22の前方
側に形成されているため、連結間隔の狭い連結釘で釘軸
の前方に形成される切断片30aの長さが短くなった場
合や、ワイヤ30の切断片30aの形状が不安定となっ
た場合には、ワイヤ30の切断片30aの尖端が凹部2
7内に収容されない場合が発生することがある。ワイヤ
連結釘Aの専用釘打機においては、上記の不具合を解消
して切断片30aと凹部27との係合を確実にするた
め、図7(b) のように釘射出口22内に形成する凹部2
7を供給方向の側面に形成するとともに、釘の供給位置
を凹部27を形成した方向にオフセットして供給するよ
うにし、短く形成されてしまった切断片30aでも確実
に凹部27内に収容できるようにして切断片30aの飛
散を確実に防止するようにした技術が既に提案されてい
る。
機に採用すると、プラシート連結釘Bを使用した場合、
プラシート連結釘Bの連結シート片29が釘射出口22
の中心に寄って配置されるため、ドライバ21が釘31
を打撃する際に図8のように連結シート片29の肩部2
9aを打撃してしまい、その結果連結シート片29をつ
ぶして釘射出口22内に詰まらせて釘詰まりや、打ち込
み障害を発生しプラシート連結釘Bの供給が阻害される
ことがある。
ト連結釘Bとを兼用できる釘打機において、ワイヤ切断
片の飛散を効果的に防止するとともに、プラシート連結
釘も支障無く供給して打ち込むことの可能な、釘打機に
おける連結釘供給機構を提供するものである。
め、本発明に係る釘打機における連結釘供給機構は、金
属線を釘軸に溶着して連結したワイヤ連結釘と、長尺の
プラスチックシートの長手方向に沿って形成した保持片
に釘軸を挿通保持させて連結したプラシート連結釘とを
ともにノーズ部の釘射出口内へ供給可能とした釘打機に
おいて、前記ワイヤ連結釘の釘軸を、前記釘射出口の中
心に対してワイヤ連結釘のワイヤ溶着側にオフセットさ
せて供給するようにし、前記釘射出口には、前記ワイヤ
連結釘のワイヤ切断片を収容するための凹部を釘軸のオ
フセット側に形成するとともに、前記プラシート連結釘
の連結シート片排出口を、前記ワイヤ連結釘の釘軸のオ
フセット方向とは逆の方向へ連結シート片を誘導して前
記ドライバの先端がプラシート連結体の連結シート片を
打撃するのを回避するようにオフセットさせたことを特
徴とする。
て本発明の実施態様を説明する。図1は本発明の実施例
にかかる釘打機のノーズ部を示す縦断面図、図2はノー
ズ部の断面図、図3は図2のXーX線、YーY線及びZ
ーZ線上の断面図である。
下端部に取り付けられ、釘の打ち出し用の中空の釘射出
口2を形成している。釘射出口2内にはハウジングに設
けたシリンダ内を圧縮空気により衝撃的に駆動されるピ
ストンに一体に取り付けたドライバ3が摺動可能に案内
される。釘射出口2の一側面には連結された釘を釘射出
口2内へ受け入れるための開口が形成され、この開口の
一側面と連続して後方側に伸びている固定ガイド壁5
と、固定ガイド壁5と対向する側に開閉可能に枢着支持
されているドア部材6とによって連結釘を釘射出口2ま
で案内する釘供給路7が形成されている。
トンとこの送りピストンを収容したピストン・シリンダ
機構からなる釘供給機構8が配置されている。送りピス
トンは釘供給路7に沿って摺動可能であり、該ピストン
ロッド9の先端に釘送り爪10が取り付けられている。
釘送り爪10は前記固定ガイド壁5に形成した窓穴11
を介して釘供給路7へ進出しており、釘供給路7に沿っ
て往復動される。この釘送り爪10の往復作動によって
釘供給路7中のワイヤ連結釘Aをその軸部と係合するこ
とによって順次釘射出口2内へ供給する。固定ガイド壁
5にはまた、釘供給路7へ進出可能な逆止爪(図示せ
ず)が配置されており、前記釘送り爪10の後退動時に
連結釘Aが後方へ移動するのを防止している。
は、釘射出口2の中心Pに対してワイヤ連結釘Aのワイ
ヤ14の溶着側にオフセットされて形成されている。そ
して、ワイヤ連結釘Aの先頭の釘軸aの前方に形成され
るワイヤ切断片14aを収容するための凹部15が前記
固定ガイド壁5が形成された側に偏倚して形成されてお
り、前記開口とこの開口の一側面に連接された固定ガイ
ド壁5は釘射出口2の凹部15側の接線方向に近く配置
される。このように、連結釘Aの各釘が釘射出口2内の
凹部15を形成した側にオフセットして供給されること
になり、釘射出口2内に配置される釘軸aとワイヤ切断
片14aを収容するための凹部15とが近接して配置さ
れるため、ワイヤ連結釘Aの釘軸aの前方に形成される
連結ワイヤ切断片14aがたとえ短くても、凹部15に
確実に収容される。
れるように、前記釘射出口2には、プラシート連結釘B
の空になった連結シート片16を釘射出口2から排出す
るための排出口17が釘射出口2の前方に形成されてい
る。排出口17は釘射出口2を形成しているノーズ部1
とドア部材6に形成された誘導ガイド面18によって形
成されており、ノーズ部1側の誘導ガイド面18は、前
記釘軸aがオフセットされた側と反対の方向へ連結シー
ト片16を誘導するように、釘射出口2に対して傾斜し
て形成されている。これによって、プラシート連結釘B
を使用したときには、ドライバ3によって釘が打ち出さ
れた連結シート片16は前記ノーズ部1に形成された誘
導ガイド面18によって供給方向から斜め方向に誘導さ
れて排出される。プラシート連結釘Bの釘射出口2内に
配置された釘は、この釘を保持している連結シート片1
6の背部が前記誘導ガイド面18に係合して固定ガイド
壁5面から離れる方向に偏倚され、釘軸aは釘射出口2
のほぼ中央に配置される。この状態で釘射出口2内に配
置された釘軸aを保持している連結シート片16の肩部
16aは、ドライバ3の摺動範囲の外側にオフセットさ
れるので、ドライバ3の先端が連結シート片16の肩部
を打撃してしまうことが有効に回避される。
5は釘軸aのオフセット側に形成されているので、ワイ
ヤ連結釘Aのうち釘間間隔が狭いものやワイヤ切断片の
形状が不安定になった場合でも、ワイヤ連結釘Aのワイ
ヤ切断片14aは確実に収容され、切断片14aの飛散
は防止される。また、プラシート連結釘Bの連結シート
片16排出口17は、連結シート片16をワイヤ連結釘
Aの釘軸aのオフセット方向とは逆の方向へ誘導するよ
うに形成されているので、釘打ち込み時にはドライバ3
の先端が連結シート片16を打撃することは有効に回避
される。したがって、上記連結釘供給機構によれば、ワ
イヤ切断片14aの飛散を効果的に防止するとともに、
プラシート連結釘Bも支障なく供給して打ち込むことが
できる。
状態のノーズ部の縦断側面図
線、Y−Y線、Z−Z線における断面図
縦断背面図
´線、Y´−Y´線、Z´−Z´線における断面図
釘及びプラシートを装填した状態を示す横断面図
面図
Claims (1)
- 【請求項1】 金属線を釘軸に溶着して連結したワイヤ
連結釘と、長尺のプラスチック製の連結シート片の長手
方向に沿って形成した保持片に釘軸を挿通保持させて連
結したプラシート連結釘とをともにノーズ部の釘射出口
内へ供給可能とした釘打機において、 前記ワイヤ連結釘の釘軸を、前記釘射出口の中心に対し
てワイヤ連結釘のワイヤ溶着側にオフセットさせて供給
するようにし、前記釘射出口には、前記ワイヤ連結釘の
ワイヤ切断片を収容するための凹部を釘軸のオフセット
側に形成するとともに、 前記プラシート連結釘の連結シート片排出口を、前記ワ
イヤ連結釘の釘軸のオフセット方向とは逆の方向へ連結
シート片を誘導して前記ドライバの先端がプラシート連
結体の連結シート片を打撃するのを回避するようにオフ
セットさせたことを特徴とする釘打機における連結釘供
給機構。
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