JP2002239302A - 共沸混合物の分離 - Google Patents

共沸混合物の分離

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JP2002239302A JP2002007719A JP2002007719A JP2002239302A JP 2002239302 A JP2002239302 A JP 2002239302A JP 2002007719 A JP2002007719 A JP 2002007719A JP 2002007719 A JP2002007719 A JP 2002007719A JP 2002239302 A JP2002239302 A JP 2002239302A
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセス工学的にみて経済的かつ単純な共沸
混合物の分離方法を提供する。 【解決手段】 お互いに、そして場合によってさらなる
成分とともに共沸混合物を形成する、少なくとも2種の
成分AとBの液体混合物を分離する方法であって、i)
分離すべき混合物を助剤Hの存在下で蒸留する工程、こ
こで該助剤Hは2種の成分AおよびBのそれぞれと、助
剤Hの沸点よりも低い沸点を有する二成分共沸混合物AH
またはBHを形成するものである、ならびにii) 分離すべ
き混合物と比較してBの含量が減少しているA,H-含有画
分と、分離すべき混合物と比較してAの含量が減少して
いるB,H-含有画分とを単離する工程、を含む前記方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに共沸混合物
を形成する少なくとも2種の成分の液体混合物を分離す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2種以上の成分からなる液体混合物は、
化学プロセスにおいて生じる場合が多い。これらの混合
物の分離は、例えば、原料の品質向上、中間体のさらな
る処理、所望の生成物の単離などのために使用される。
古典的な分離方法は蒸留または精留である。しかし、互
いに共沸混合物を形成する成分は、単純な蒸留または精
留によって分離することはできない。なぜなら、液体と
蒸気が共沸点で同じ組成を有するからである。
【0003】共沸混合物の様々な分離方法が従来から記
述されている。包括的な概要は、例えば、E.-U. Schlun
derおよびF.Thurner, 「蒸留、吸収、抽出(Destillatio
n, Absorption, Extraktion)」, Thieme Verlag, Stutt
gart, 1986に記載されている。
【0004】二圧力精留(two-pressure rectification)
においては、共沸点の位置は一般的に圧力依存性であ
り、2つのカラムが異なる圧力で操作されるという事実
が使用される。第1のカラムでの成分A、Bを含む混合
物の精留によって、揮発性が低いほうの成分Bを塔底留
出物として、共沸混合物(AB)を塔頂留出物物として分離
し、塔頂留出物の共沸混合物(AB)を第2のカラムに移
す。第2のカラム内の圧力を上昇または下降させて、純
粋な成分Aが残留物として得られるように共沸点をシフ
トさせ、共沸混合物(AB)を第1のカラムに戻す。
【0005】異相共沸精留により、その共沸混合物が成
分のミシビリティギャップ内の組成を有する2種の成分
の混合物を分離することが可能である。第1のカラムで
は、混合物を、まず、揮発性が低いほうの成分Bを塔底
留出物として、実質的に共沸組成の混合物を塔頂留出物
として分離する。凝縮すると、塔頂留出物は相分離容器
内でミシビリティギャップのために2相に分離する。低
A相は第1のカラムに戻される。A富化相を、第1のカ
ラムと同じ圧力で運転される第2のカラムに通し、そこ
で成分Aを塔底留出物として得る。塔頂から抜き出され
た共沸混合物は、凝縮後、同様に相分離容器に再循環さ
れる。
【0006】抽出精留では、混合物中の成分の一つと選
択的に結合し、それによって混合物の比揮発度を変化さ
せる比較的非揮発性の助剤が使用される。
【0007】同様に、共沸精留は助剤を利用して行なわ
れる精留であるが、抽出精留とは対照的に、助剤の沸点
は混合物の成分の沸点とほとんど違いがない。助剤によ
って低沸点の三成分共沸混合物が生成し、その結果、第
1のカラム内での蒸留によって、純粋な成分Aを塔底留
出物として、共沸三成分混合物を塔頂留出物として得る
ことが可能になる。凝縮後、共沸三成分混合物は、第1
のカラムに戻される助剤富化相と助剤除去相に分離す
る。助剤除去相をさらに精留することによって、三成分
共沸混合物(これは凝縮して、相分離器に戻される)を塔
頂留出物として、AおよびBの二成分混合物を塔底留出
物として分離することができる。塔底留出物である二成
分混合物を第3の分離カラムにて分離して、Bを塔底留
出物として、二成分共沸混合物ABを塔頂留出物として得
ることができる。
【0008】特定の分離操作、例えば塩素化炭化水素と
C3-C8-アルカノールとの分離については、実際の使用が
限定された方法のみが知られている。例えば、塩素化炭
化水素の分解による塩化水素の生成が、二圧力蒸留にお
いてかなりの腐食の問題を生じさせる。さらに、温度依
存性の物質は蒸留温度の選択を制限する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、特
に、プロセス工学的にみて経済的かつ単純な共沸混合物
の分離方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
が、お互いに、そして場合によってさらなる成分ととも
に共沸混合物を形成する、少なくとも2種の成分AとB
の液体混合物を分離する方法であって、 i) 分離すべき混合物を助剤Hの存在下で蒸留する工
程、ここで該助剤Hは2種の成分AおよびBのそれぞれ
と、助剤Hの沸点よりも低い沸点を有する二成分共沸混
合物AHまたはBHを形成するものである、ならびに ii) 分離すべき混合物と比較してBの含量が減少してい
るA,H-含有画分と、分離すべき混合物と比較してAの含
量が減少しているB,H-含有画分とを単離する工程、を含
む方法、によって解決されることを見出した。
【0011】
【発明の実施の形態】分離すべき混合物は、お互いに共
沸混合物を形成する少なくとも2種の成分AおよびBを
含有する。本発明の方法は、共沸混合物ABが異相共沸混
合物ではない場合、すなわち成分AおよびBが互いに完
全に混和性であるか、または共沸混合物ABの組成がAと
Bのミシビリティギャップ外にある場合に特に好都合で
ある。成分AおよびBに加えて、分離すべき混合物は、
追加の成分Cなどをさらに含有してもよい。さらなる成
分はAおよび/またはBとさらなる共沸混合物を形成し
得る。
【0012】助剤Hは、2種の成分AおよびBのそれぞ
れと、Hの沸点よりも低い沸点を有する二成分共沸混合
物AHまたはBHを形成する必要がある。共沸混合物AHとBH
とは、少なくとも蒸留のために選択された圧力において
異なる沸点を有する。A,H-含有画分およびB,H-含有画分
は、気体状態、例えばカラムの塔頂からガス状留出物と
して、または液体状態、例えばカラムの側排出管から抜
き出される液体画分として得られる。気体状態で得られ
る画分は、一般的に、だいたい共沸混合物AHまたはBHの
組成を有し、液体状態で得られる画分の組成は、共沸混
合物の組成と違っていてもよいが、相図によれば気体共
沸混合物と概ね共存している。このように、分離すべき
混合物と比較してBの含量が減少しているA,H-含有画分
が低沸点画分として得られ、かつ分離すべき混合物と比
較してAの含量が減少しているB,H-含有画分が中間沸点
の画分として得られ、あるいは逆もまた同様であり、本
質的にHからなる画分は通常高沸点画分として得られ
る。「低沸点」、「中間沸点」または「高沸点」という
用語は、単に、関係している画分の比揮発度を意味する
ものである。特に、分離すべき混合物がさらなる成分を
含む場合、その揮発度が上記の画分の沸点よりも高い
か、低いかまたはその間にあり得るさらなる画分を得る
ことももちろん可能である。
【0013】多くの場合、一方の成分、例えば成分Aは
助剤と不混和性であるか、ほんのわずかに混和性(すな
わち、成分のHへの溶解度が、例えば、5g/L未満)であ
る一方、他方の成分、例えば成分Bは助剤と完全に混和
性であるか、または広範囲にわたって混和性(すなわ
ち、成分のHへの溶解性が、例えば、100g/Lより大)で
ある。分離すべき混合物が追加の成分をさらに含む場
合、そのような成分は、それぞれの場合に応じて、純粋
な形態、互いに、もしかすると共沸混合物A,Hもしくは
B,Hと一緒に混合した形態、またはHとの共沸混合物と
して単離することができる。
【0014】驚いたことに、助剤Hが成分AおよびBと
三成分共沸混合物を形成することができる場合にも、本
発明の方法を成功裏に実施することができる。
【0015】本発明の方法は、塩素化炭化水素、好まし
くは少なくとも84g/molのモル質量を有するもの、およ
び単環式C6-C10-芳香族化合物の中から選択される第1
成分と、C3-C8-アルカノールの中から選択される第2成
分とを含有する混合物を分離するのに特に有用である。
このような場合、水が助剤として作用する。好適なC3-C
8-アルカノールとしては、n-プロパノール、イソプロパ
ノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、i-ブタノー
ル、n-ヘキサノール、シクロヘキサノールおよびオクタ
ノールが挙げられる。好適な単環式C6-C10-芳香族化合
物としては、ベンゼン、トルエンおよびキシレンが挙げ
られる。塩素化炭化水素の好ましい例は、塩化ブチル、
塩化メチレン、トリクロロメタン、テトラクロロメタ
ン、ジクロロエタン、トリクロロエチレンおよびペルク
ロロエチレンである。
【0016】本発明の方法は、ペルクロロエチレンとn-
ブタノールとを含み、場合によって塩化ブチルを含んで
いてもよい混合物の分離に特に適している。そのような
混合物は、例えば、2-ケト-L-グロン酸ブチルを溶媒で
あるペルクロロエチレン中でラクトン化するL-アスコル
ビン酸の製造方法において得られる。
【0017】分離すべき混合物が塩素化炭化水素を含む
場合、助剤である水は、腐食を防止するための塩基と混
合するのが有利である。水のpHは、7.5〜12、好ましく
は8.5〜10.5の範囲の値に設定される。好適な塩基の例
は、アルカリ金属の水酸化物およびアルカリ土類金属の
水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化マグネシウムまたは水酸化カルシウム、好ましく
は水酸化ナトリウム、アルカリ金属の炭酸塩およびアル
カリ土類金属の炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸マグネシウムまたは炭酸カルシウム、なら
びにアルカリ金属の炭酸水素塩、例えば炭酸水素ナトリ
ウムまたは炭酸水素カリウムである。
【0018】本発明の方法は、バッチ式または連続的に
行なうことができる。バッチ式で行なう場合、分離すべ
き混合物を助剤と混合し、蒸留する。この場合、助剤の
全量を蒸留の開始時に添加してもよく、または助剤は蒸
留中に連続的にもしくは定期的に補給してもよい。蒸気
を凝縮することによって、A,H-含有画分とB,H-含有画分
が相次いで得られる。しかし、分離すべき混合物が大量
にある場合や、混合物が絶え間なく生じる場合の分離に
はこれは経済的ではない。
【0019】本発明の方法の好ましい実施形態において
は、分離すべき混合物は蒸留用のカラムに連続的に供給
される。分離に適したカラムは当業者には周知である。
上昇する蒸気と下降する液体との相互接触を増大させる
ために、カラムには通常使用される充填物が含まれてい
る。このような充填物としては、構造パッキング、ラン
ダムパッキングエレメント、例えば、ラシヒリング、ポ
ールリング、サドルもしくは球、またはトレイ、例えば
網目プレート、バブルキャップトレイ、トンネルトレイ
もしくはバルブトレイもしくは類似の構造を有するトレ
イ、などの充填物が挙げられる。好ましくはバブルキャ
ップトレイまたはトンネルトレイが使用される。カラム
のサイズはそれぞれの処理量によって決定される。
【0020】分離すべき混合物と一緒に助剤の少なくと
も一部をカラムに供給するのが好都合である。本発明の
好ましい実施形態は、上記の代わりにまたは上記に加え
て、助剤Hの少なくとも一部を、カラムの塔頂から、お
よび/またはカラムの上方領域に、すなわち分離すべき
混合物の導入点よりも上方に、好ましくは低沸点のA,H-
含有画分用の排出管よりも上方に導入することを含む。
このようにしてカラムを通って上昇する蒸気と下降する
助剤が互いに逆方向に流れる。プロセスをこのように運
転する方法は、二成分共沸混合物AHおよびBHの沸点より
も低い沸点を有し、分離の成功に悪影響を及ぼす可能性
のある三成分共沸混合物ABHの生成の低減または防止を
可能にする。
【0021】A,H-含有画分およびB,H-含有画分は、好適
には、側排出管から得られ、より低沸点画分は、分離す
べき混合物がさらに低沸点の別の成分を含まない場合、
塔頂から抜き出すことも可能である。
【0022】助剤Hは、通常、塔底留出物として得られ
る。助剤は、そこからカラムの塔頂または上方領域に戻
されるのが有利である。
【0023】カラムの塔頂または上方領域に導入された
助剤Hのマスフローは、Hと異なる部分に基づき、分離
すべき混合物のマスフローの通常0.5〜15倍であり、好
ましくは3〜9倍であり、特に4〜8倍であり、非常に
特に好ましくは4〜6.5倍である。
【0024】好ましい実施形態では、分離すべき混合物
は、カラムの側部の、塔底と塔頂の間にある点から供給
される。A,H-含有画分は、分離すべき混合物の導入点よ
りも上方にある点から抜き出され、B,H-含有画分は、分
離すべき混合物の導入点よりも下方にある点から抜き出
される。かかる実施形態においては、より低沸点のA,H-
含有画分は、ストリッピングカラムとして機能するカラ
ムの下方部分から抜き出され、その濃度は富化カラムと
して機能するカラムの上方部分で高められる。
【0025】助剤Hは、純粋な成分Aおよび/または純
粋な成分Bと、好ましくはその両方と異相共沸混合物を
形成すること、すなわち共沸混合物AHまたは共沸混合物
BHの組成が、成分AまたはBと助剤とのミシビリティギ
ャップに位置することが有利である。この場合、A,H-含
有画分またはB,H-含有画分は凝縮により二相に分離す
る。相分離によりA富化相またはB富化相と、H富化相
が得られ、H富化相はカラムに戻されるのが有利であ
る。最も好ましい事例では、A富化相またはB富化相の
純度は非常に高いので、成分AまたはBはさらに精製す
ることなく使用できる。さもなければ、A富化相または
B富化相をさらなる分離プロセス、例えばさらなる蒸
留、ストリッピングプロセス、抽出プロセス、膜分離プ
ロセスなどに付することができる。
【0026】相分離に適した装置は従来公知のものであ
り、例えば、重力分離装置、遠心分離機または液体サイ
クロンである。好ましくはデカンターを使用する。
【0027】分離すべき混合物が、ペルクロロエチレン
と、n-ブタノールと、任意成分である塩化ブチルとの混
合物であり、助剤として水を利用して分離される本発明
の実施形態では、下記の異相共沸混合物が(沸点が低下
するため)生じる:n-ブタノール/水、ペルクロロエチ
レン/水、塩化ブチルが存在する場合には塩化ブチル/
水。この方法をカラム中で実施する場合、カラムの下方
領域にある側排出管から液体形態のn-ブタノール/水画
分を抜き出し、カラムの上方領域にある側排出管から液
体形態のペルクロロエチレン/水画分を抜き出し、そし
て塔頂からガス状留出物として塩化ブチル/水画分を抜
き出すことが有利である。
【0028】n-ブタノール/水画分を相分離に付すこと
により、n-ブタノール富化相と水富化相を得るのが有利
であり、水富化相はカラムに戻されるのが有利である。
所望により、n-ブタノール相を第2のカラムで分留して
n-ブタノール富化画分とn-ブタノール除去画分を得ても
よい。第2のカラムは、好ましくは第1のカラムと同じ
圧力で運転される。
【0029】ペルクロロエチレンと水の明白なミシビリ
ティギャップのために、ペルクロロエチレン/水画分
は、水相(これはカラムに戻されるのが有利である)と、
高純度、通常95重量%より高い純度のペルクロロエチレ
ン相(これは系から抜き出される)とに分離する。
【0030】塩化ブチルは水と異相共沸混合物を形成す
る。ガス状の塩化ブチル/水画分の凝縮および相分離
後、水相はカラムに戻される。塩化ブチル相は、系から
抜き出すことができる。分離すべき混合物は、さらに、
追加の高揮発性成分、例えばアセトンを含んでいてもよ
い。アセトンは同様に塔頂留出物中に得られる。これら
の化合物が水にも可溶性である場合、系内での高揮発性
成分の蓄積を防止するために水相の一部を排出させるの
が有利である。
【0031】助剤として使用される水はカラムの塔底に
集まり、この流れを抜き出して、カラムの塔頂および/
または上方領域に導入する。このようなやり方で本発明
の方法を実施することにより、三成分共沸混合物である
ブタノール/ペルクロロエチレン/水の生成を低減また
は防止することが可能である。
【0032】本発明の方法の実施に適したプラントを図
1に示し、以下で説明する。
【0033】図1は、例えばn-ブタノール/ペルクロロ
エチレン/塩化ブチルの液体混合物を、助剤として水を
利用することにより分離する本発明の方法の実施に適し
たプラントの概略を示す図である。分離すべき混合物
は、例えば、約10〜80重量%、特に20〜60重量%の1-ブ
タノールと、好ましくは約20〜90重量%、特に40〜80重
量%のペルクロロエチレンと、50重量%までの、特に20
重量%までの水とからなる。
【0034】図1に示した方法においては、分離すべき
液体混合物は、カラム(1)内にライン(2)を通して連続的
に供給される。水は、カラム(1)の塔底から抜き出され
る。このカラム(1)の塔底は、蒸発器(3)に通常の様式で
接続されており、水は、その後ライン(5)を通ってカラ
ム(1)の塔頂に運ばれる。過剰の水はカラム(1)からライ
ン(4)を介して除去することができる。塔底に含まれる1
-ブタノールは、通常、2重量%未満、好ましくは200pp
m未満である。
【0035】通常、約5〜30重量%、好ましくは10〜20
重量%のペルクロロエチレンと、5重量%未満、好まし
くは1重量%未満の1-ブタノールと、5重量%未満、好
ましくは2重量%未満の塩化ブチルとを含む液体ペルク
ロロエチレン/水混合物は、カラム(1)の富化セクショ
ンから側排出管(12)を通って抜き出される。混合物は相
分離器(13)を通過する。水相は、ライン(14)を通ってカ
ラム(1)に戻される。相分離器(13)に得られたペルクロ
ロエチレン相は、系からライン(16)を通って抜き出され
る。所望の生成物純度に依存して、分取されたペルクロ
ロエチレン相のうちの一定量をライン(17)を介してカラ
ム(1)に戻す。
【0036】本質的に1-ブタノールと水からなる混合物
は、カラム(1)のストリッピングセクションの側排出管
(18)に得られる。この混合物のブタノール含量は、通常
2〜25重量%、好ましくは5〜15重量%である。さら
に、この混合物に含まれるペルクロロエチレンの量は5
重量%以下、好ましくは1重量%以下であり、塩化ブチ
ルの量は1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下であ
る。この混合物は相分離器(21)を通過する。相分離器(2
1)中に得られた水相はライン(23)を通ってカラム(1)に
戻される。ブタノール相は、ライン(22)を通って第2の
分離カラム(24)に供給され、そこで後処理される。
【0037】ほぼ塩化ブチル/水共沸混合物の濃度を有
する気相は、カラム(1)の塔頂領域から抜き出される。
この流れは、凝縮器(6)中で凝縮され、ライン(7)を介し
て相分離器(8)に通される。水相は、ライン(9)を通って
カラム(1)に戻される。水相は、依然として微量のペル
クロロエチレンを含有し、2重量%未満、好ましくは0.
5重量%未満の1-ブタノールを含有する。相分離器(8)で
得られた塩化ブチル相の一部はライン(11)を介して系か
ら抜き出され、他の部分はライン(10)を通ってカラム
(1)に戻される。塩化ブチル相には、通常、少なくとも6
0重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に少なく
とも95重量%の塩化ブチルが含まれる。
【0038】第1の分離カラム(1)に典型的な運転条件
は以下のとおりである:塔頂圧力は約0.1バール〜2バ
ール、好ましくは0.8バール〜1.2バールであり、塔頂温
度は約5℃〜105℃、好ましくは50℃〜90℃であり、塔
底温度は約45℃〜130℃、好ましくは90℃〜120℃であ
る。カラムの理論段数は、約10〜70段、好ましくは15〜
60段、特に約20〜50段である。塔底蒸発器に投入される
熱の量は、当然、使用される水(5)の量と、有機供給材
料の量および組成とによって異なる。水1メートルトン
当たり、通常15〜50kW、好ましくは25〜45kW、特に30〜
45kWの電力が投入され、有機供給材料1メートルトン当
たり、通常90〜200kW、好ましくは100〜150kW、特に105
〜120kWの電力が投入される。
【0039】相分離器(21)で分取されたn-ブタノール相
は、本質的にn-ブタノールと水からなる。水の割合は、
通常約10〜40重量%、好ましくは約15〜30重量%であ
る。ブタノール相は、ライン(22)を通って第2の分離カ
ラム(24)の塔頂に供給される。カラム(24)の塔底には、
ライン(25)を介して蒸発器(26)が通常の様式で接続され
ており、高純度のn-ブタノールはライン(27)を介して抜
き出される。n-ブタノールの水含量は、通常0.1重量%
未満、好ましくは200ppm未満である。第2の分離カラム
(24)の塔頂から抜き出された生成物は、凝縮器(20)で凝
縮され、その全てがライン(19)を通って相分離器(21)に
戻される。この生成物は有利にはほぼ共沸組成を有す
る。水の含量は、35〜50重量%の範囲であり、好ましく
は38〜48重量%の範囲であり、カラムに投入されるエネ
ルギー量によって異なる。
【0040】第2の分離カラム(24)は、好ましくは、第
1の分離カラム(1)と同じ圧力で運転される。しかし、
共沸混合物の圧力依存性によって第2のカラムの塔頂に
おいて水の割合を増大させるため、第2の分離カラム(2
4)は、第1の分離カラムの圧力よりも高い圧力で運転し
てもよい。この方法では、カラムの塔底からのブタノー
ルの排出が最適化され得る。2つのカラムの圧力差は最
大2バール、好ましくは最大0.8バールである。カラム
(24)は、塔頂温度40℃〜120℃、好ましくは55℃〜100
℃、塔底温度60℃〜145℃、好ましくは110℃〜130℃で
運転される。分離カラム(24)は上述の充填物、好ましく
は網目パッキングを含む。分離カラム(24)のサイズは、
当然、それぞれの処理量によって異なる。カラム(24)の
理論段数は、3〜20段、好ましくは5〜15段、特に7〜
12段である。
【0041】図2は、同様に、本発明の方法を実施する
ためのプラントを示す図である。図1と同一の参照番号
は、図1のものと同じ意味を有する。図1と異なり、n-
ブタノール相は、第2のカラムでの蒸留によって後処理
されない。さらに、ペルクロロエチレン相の一部の再循
環が不可欠である。
【0042】図3は、本発明の方法を実施するためのさ
らに別のプラントを示す図である。図1と同一の参照番
号は、図1のものと同じ意味を有する。図1と異なり、
第2のカラムでの蒸留によるn-ブタノール相の後処理は
省略される。
【0043】
【実施例】下記の実施例は、本発明を例示するためのも
のであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0044】実施例1 図2に示されたプラントを使用した。
【0045】44重量%の1-ブタノール、40.6重量%のペ
ルクロロエチレン、14.2重量%の水および1.2重量%の
塩化ブチルからなる液体混合物をライン(2)を介してカ
ラム(1)に供給した。個々の流れの組成を表1に示す。
【0046】ガラスカラム(1)の直径は43mmであり、理
論段数は20段であり、該カラムにはSulzer Chemtech AG
(Winterthur)製の型式CYの網目パッキングを詰めた。有
機相の還流比は30であった。カラムは塔頂圧力1バール
で運転した。塔底温度は104℃であり、塔頂温度は69℃
であった。供給点(2)は、理論段数10にある2番目のパ
ッキングエレメントの上方にあるカラムの真中付近にあ
った。再循環流れ(5)は、4番目のパッキングエレメン
トの頂部の上方からカラムに戻された。流れ(18)は、カ
ラムの下方セクション(ストリッピングセクション)の真
中にある2番目のパッキングエレメントの底端部から抜
き出された。流れ(12)は、カラムの上方セクション(富
化セクション)の真中にある一番上のパッキングエレメ
ントの底部から抜き出された。
【0047】
【表1】
【0048】実施例2 図3に示されたプラントを使用した。
【0049】44重量%の1-ブタノール、40.6重量%のペ
ルクロロエチレン、14.2重量%の水および1.2重量%の
塩化ブチルからなる液体混合物をライン(2)を介してガ
ラスカラム(1)に供給した。個々の流れの組成を表2に
示す。
【0050】ガラスカラム(1)の直径は30mmであり、該
カラムには45個のバブルキャップトレイが設けられてい
る。有機相の還流比は30であった。カラムの運転は、塔
頂圧力1バールで行った。塔底温度は101.5℃、塔頂温
度は68℃であった。供給点(2)は、理論段数20にあるカ
ラムの真中付近にあった。再循環流れ(5)は、カラムの
一番上のトレイ上に戻された。
【0051】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施に適したプラントの概略を
示す図である。
【図2】本発明の方法を実施するための別のプラントの
概略を示す図である。
【図3】本発明の方法を実施するためのさらに別のプラ
ントの概略を示す図である。
【符号の説明】
1:カラム、2:混合物供給ライン、3:蒸発器、6:
凝縮器、8:相分離器、13:相分離器、21:相分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルド カイベル ドイツ連邦共和国 68623 ランペルトハ イム,ロベルト−ボッシュ−シュトラーセ 4 (72)発明者 トーマス クンツェ ドイツ連邦共和国 67459 ボエール−イ ッゲルハイム,オベルクロイツシュトラー セ 34 (72)発明者 ヨセフ ケーニッヒ ドイツ連邦共和国 67308 ツェラールタ ル 1,イン デル ラーヘ 21 Fターム(参考) 4D076 AA16 AA22 AA23 BB08 EA16Z FA02 FA12 FA31 GA01 JA03 4H006 AA02 AD12 BB12 BB31 BD21 BD40 BD53 EA03 FE11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お互いに、そして場合によってさらなる
    成分とともに共沸混合物を形成する、少なくとも2種の
    成分AとBの液体混合物を分離する方法であって、 i) 分離すべき混合物を助剤Hの存在下で蒸留する工
    程、ここで該助剤Hは2種の成分AおよびBのそれぞれ
    と、助剤Hの沸点よりも低い沸点を有する二成分共沸混
    合物AHまたはBHを形成するものである、ならびに ii) 分離すべき混合物と比較してBの含量が減少してい
    るA,H-含有画分と、分離すべき混合物と比較してAの含
    量が減少しているB,H-含有画分とを単離する工程、を含
    む前記方法。
  2. 【請求項2】 助剤Hが、さらに、成分AおよびBと三
    成分共沸混合物を形成可能なものである、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 分離すべき混合物を蒸留用カラムに連続
    的に導入する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 助剤の少なくとも一部を、分離すべき混
    合物とともにカラムに導入する、請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 助剤Hの少なくとも一部を、カラムの塔
    頂から、および/またはカラムの上方領域に導入する、
    請求項3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 助剤Hが塔底留出物として得られ、その
    少なくとも一部をカラムの塔頂および/または上方領域
    に再循環させる、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 A,H-含有画分が、分離すべき混合物の供
    給点よりも上方にある点から抜き出され、B,H-含有画分
    が、分離すべき混合物の供給点よりも下方にある点から
    抜き出される、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 導入される助剤Hのマスフローが、Hと
    異なる部分に基づき、分離すべき混合物のマスフローの
    0.5〜15倍である、請求項5〜7のいずれか1項に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 二成分共沸混合物AHおよび/またはBHが
    異相共沸混合物である、請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 液体または液化A,H-含有画分および/
    またはB,H-含有画分を相分離に付することによって、A
    富化相またはB富化相とH富化相とを得て、H富化相を
    カラムに戻す、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 分離すべき混合物が、塩素化炭化水素
    および単環式C6-C10-芳香族化合物の中から選択される
    第1成分と、C3-C8-アルカノールの中から選択される第
    2成分とを含む混合物であり、使用される助剤が水であ
    る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩素化炭化水素がペルクロロエチレン
    であり、アルカノールがn-ブタノールであり、混合物が
    さらに塩化ブチルを含んでいてもよい、請求項11に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 液化n-ブタノール/水画分を相分離に
    付すことによって、n-ブタノール富化相と水富化相とを
    得て、n-ブタノール富化相を蒸留によってn-ブタノール
    富化画分とn-ブタノール除去画分とに分離する、請求項
    12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 塩化ブチルおよび水を含み、ほとんど
    ペルクロロエチレンを含まない画分が、最低沸点の画分
    としてさらに得られる、請求項12または13に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 助剤Hがさらに塩基を含む、請求項1
    1〜14のいずれか1項に記載の方法。
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