JP2002237995A - 電子カメラ - Google Patents
電子カメラInfo
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- JP2002237995A JP2002237995A JP2001033362A JP2001033362A JP2002237995A JP 2002237995 A JP2002237995 A JP 2002237995A JP 2001033362 A JP2001033362 A JP 2001033362A JP 2001033362 A JP2001033362 A JP 2001033362A JP 2002237995 A JP2002237995 A JP 2002237995A
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Abstract
を変え、人間の視感度に対応した画像が得られるように
した電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮像素子1の撮像信号に基づくAE動作
の結果によってシーンの輝度レンジを求めると共に、撮
影画像の画素値ヒストグラムから画像のコントラストを
求め、シーンの輝度レンジと画像のコントラストに基づ
いて対応する階調変換テーブルを選択し、階調変換処理
を行い視感度に対応した画像を出力させる。
Description
し、特にシーンの輝度にかかわらず撮影時に撮影者が認
識した階調特性を記録画像上に再現できるようにした電
子カメラに関する。
性(明るさ特性)はカメラの種別によってプリセット状
態で設定されており、露光調整によって全体の像の明る
さを調整するけれども、最も明るいシーンから最も暗い
シーンまで階調については一律に決まったものとなって
いる。最近の電子カメラにおいては、コントラストにつ
いてはユーザが選択設定できるようになっているものも
あるが、選択選定したレベルのコントラストで継続して
撮影されるようになっており、シーンによってあるいは
撮影状態によってコントラストを自動的に変えるような
構成にはなっていない。
ソコン上でコントラストの調整を行ったり、あるいはコ
ントラストの調整を自動的に行うためのソフトウェアは
知られているが、そのユーザの調整やソフトウェアも、
撮影画像を解析して、低コントラストのものは高くし、
高コントラストのものは低くするなど、画像のコントラ
ストを一定値にするのを目的とするものであり、撮影す
るシーンの状態によってコントラストを調整することは
行われていない。
ン輝度と人間の眼の明るさ反応の関係を示すグラフ図
で、横軸はシーン輝度、すなわち撮影時のその場の輝度
を示し、その高低は明るい場及び暗い場を示しており、
縦軸は明るさ反応を示している。この図からわかるよう
に、人間の眼では、シーン輝度の高い明るい場では輝度
変化に対する明るさの反応の幅が広くなり、コントラス
トが実際のコントラストより高く感じられ、シーン輝度
の低い暗い場では明るさ反応の幅が狭くなり、実際のコ
ントラストより低く感じられる。
べてコントラストが高く認識されるという視感度特性が
知られているが、一方、電子カメラでは上記のように、
シーンの明暗に拘らずシーンに対する階調特性は一般的
に固定されており、したがって、明るいシーンの撮影画
像は、撮影者がその場で感じた階調に比べてコントラス
トが低く感じられ、暗いシーンではその逆になり、実際
にその場で撮影者が感じた階調と撮影された画像の階調
とが違って来る可能性がある。
問題点を解消するためになされたもので、シーンの輝度
に応じて実際の撮影画像の階調特性(コントラスト)を
変えられるようにした電子カメラを提供することを目的
とする。
め、本発明は、結像された被写体像を光電変換して電子
的な画像データを得るための撮像手段と、該撮像手段に
よる撮影時のシーンの輝度情報を検出する輝度検出手段
と、前記撮像手段により得られた画像データに対し、階
調変換処理を行う階調変換手段と、前記輝度検出手段に
より検出された輝度情報に応じて、階調変換特性を変更
するように前記階調変換手段を制御する制御手段とで電
子カメラを構成するものである。
は、シーン輝度に応じて記録画像の階調変換特性を調整
するようになっているので、シーンの輝度が高く明るい
ときには、撮影者はシーンのコントラストを「高い」と
感じているはずなので、通常より高いコントラストの階
調特性とし、シーン輝度が低く暗いときにはその逆とす
る。これにより、その場合での人間の視感度に合った画
像を取得することができる。
る。図1は、本発明に係る電子カメラの実施の形態を示
すブロック構成図である。図1において、1はズームレ
ンズ系、2はズームレンズ系により結像された被写体像
を光電変換するCCD等の撮像素子、3は撮像素子2か
ら出力される撮像信号を処理するための撮像回路、4は
A/D変換回路、5は撮影画像を記録するメモリカード
用のメモリI/F、6は着脱可能に装着されるメモリカ
ード7を装着するためのカードスロットである。8はA
/D変換された画像データのJPEG圧縮伸長処理、リ
サイズ処理等の画像処理を行う画像処理部、9は画像処
理部8で画像処理を行う場合等に用いる一時的記憶用の
RAM、10は階調変換テーブル等の画像処理用の情報を
記憶しているROM、11は外部入出力端子12からの入出
力信号用の外部I/F、13はLCD画像表示部15へ表示
する画像信号用のビデオメモリ、14はビデオ出力回路、
16はビデオ出力端子である。17はズームレンズ系駆動用
のレンズ駆動部、18はレンズ駆動制御回路、19はストロ
ボ発光部、20は各指示の入力を行う操作部、21は各部の
動作の制御処理、色変換処理、階調変換処理等を行うシ
ステムコントローラ、22は各部への電力を供給する電源
部、23はカメラ電池、24は外部電源入力端子である。
ラの動作について説明する。電子カメラの撮影モード全
体の概略動作については、まとめて後述することとし、
まず最初に本発明の従来のものとは異なる特有の動作に
ついて説明する。
システムコントローラ21で撮像信号の階調変換処理を行
うようになっているが、この階調変換処理は、図2に示
すような階調変換テーブルを用いて行われる。この図示
例では、,,の3つの階調変換特性をもつテーブ
ルを示しているが、この階調変換テーブルはROM10に
記憶されていて、これを読み出してシステムコントロー
ラ21で階調変換処理を行うようになっている。図2に示
す階調変換テーブルの横軸は、階調変換前のデジタル
値、すなわち露出制御された撮像素子2の出力信号のデ
ジタル値であり、縦軸は階調変換後のデジタル値を示し
ている。,,の3つの階調変換テーブルの中、
の階調変換テーブルを標準とすると、で示す階調変換
特性をもつテーブルはコントラストの低い画像を作成す
るのに用いる階調変換テーブルとなり、で示す階調変
換特性をもつテーブルはコントラストの高い画像を作成
するのに用いる階調変換テーブルとなる。そして、シー
ンの輝度に応じて、どの階調変換テーブルを使用するか
を自動的に選択して階調変換処理を行うこととなる。
て説明する。A/D変換回路4から出力されるデジタル
化されたCCD撮像信号が、前記階調変換テーブルの階
調変換前のデジタル値であり、この値を階調変換テーブ
ルに対応させて階調変換処理を行うわけであるが、電子
カメラで実際の撮像を行う場合には、本撮像を行う前に
露出制御(AE)を行う必要があり、この露出制御に際
してはシーンの明るさ(輝度)を測定する。シーンの明
るさ測定には種々の手法があるが、この実施の形態では
例えば撮像素子2の出力からシーンの明るさの測定を行
い、その測定されたシーンの明るさに基づいて、図3に
示すようなプログラム線図の実線に沿ってシャッタスピ
ードと絞り値が設定されるようになっている。
ーンの輝度がどの程度かがわかる。この図3に示した例
では、シーンの輝度レンジを3つの領域に分けている。
すなわち、このグラフ図の左下領域のシャッタスピード
が遅く更に絞り値が小さい露出量を多くとる暗いシーン
を輝度レンジ1の領域とし、右上領域のシャッタスピー
ドが速く更に絞り値が大きい露出量を小さくする明るい
シーンを輝度レンジ3とし、中間の領域を輝度レンジ2
とするように、輝度レンジを3つの領域に分け、どの輝
度レンジに当該シーンが入っているかによって、階調変
換テーブル,,のどのテーブルを使うかを自動的
に選択設定する。例えば、最も簡単な選択設定手法とし
ては、標準状態の輝度レンジ2の場合には、の階調変
換テーブルを使い、輝度レンジ1の暗い部分に関して
は、階調(コントラスト)を低くするための階調変換
テーブルを用い、輝度レンジ3の場合にはの階調変換
テーブルを用いるようにする。このような選択設定手法
が最も簡単な手法である。
は、上記手法の他に次のような設定手法がある。実際に
撮影された画像自体のコントラスト、つまりシーンの明
るさだけでなく、撮影された画像データのコントラス
ト、すなわち、その画像の中に明るい部分と暗い部分が
どの程度含まれているかという態様を判断して、それに
よって、もともとコントラストが高い画像を更に高くす
るのは好ましい方向ではないので、そのような階調変換
処理は行わないようにし、またもともとコントラストが
低い画像を更に低くするようなことは好ましい方向から
ずれるので、そのような階調変換処理も行わないという
ような設定手法を用いることもできる。
コントラストの判定の手法について、図4のヒストグラ
ムとコントラストとの関係図を参照しながら説明する。
このヒストグラムは、横軸に画像信号のデジタル値(0
〜255 )をとり、縦軸にそのデジタル値をもつ画素の出
現頻度を示している。図4において、Min-10 %はヒス
トグラム全面積(全画素数)に対して左裾部分の面積比
率が10%となるデジタル値(画素値)を、Max-10 %は
全面積に対して右裾部分の面積比率が10%となるデジタ
ル値を示しており、その差〔Max-10 %−Min-10 %〕
を、その画像のコントラストと定義する。この定義の手
法は、ノイズの影響を避けるための手法で、上記定義に
よれば、コントラストは上記ヒストグラムの両側部をカ
ットしたヒストグラムの山の幅部分に相当するものとな
り、その山の幅が狭い部分に分布していると、コントラ
ストが低い画像(朝もやや霧がかったシーンなど)とみ
なされ、山の幅が広い状態で分布していると、コントラ
ストが高い画像(晴れた日に影が存在しているシーンな
ど)とみなされる。
たのち、次のようにして輝度レンジに階調変換テーブル
を対応させて階調変換処理を行う。すなわち、シーン輝
度(輝度レンジ1,2,3)とコントラスト(0〜255
)と階調変換テーブル,,の関係を表した図5
に示すように、輝度レンジ1,2,3を階調変換テーブ
ル,,にそのまま対応させるのではなく、コント
ラストをみながら、コントラストの高い画像に対して
は、例えば階調変換テーブルのように高くするものを
適用するのは、シーンのコントラストがもともと高いの
に更にコントラストを高めることになり、好ましい方向
ではないので、このような階調変換処理は行わずに、標
準の階調変換テーブルのままにしておくとか、また非
常にシーンの輝度が低くて輝度レンジ1の領域に入って
いる画像に対して階調変換テーブルのように低くする
ものを適用するのは、コントラストがもともと低いのに
更にコントラストを低くすることになり、好ましい方向
ではないので、そのような階調変換処理は行わず、標準
の階調変換テーブルを用いるようにする。
図5において一番上の輝度レンジ3の領域のものに対し
ては、いずれのコントラストの画像でも階調変換テーブ
ルを対応させてもよいのではあるが、上記理由によ
り、コントラストの高い画像に対してだけは標準の階調
変換テーブルを用いるようにする。また一番下の輝度
レンジ1の領域の画像に対しても、コントラストの低い
画像には標準の階調変換テーブルを用いるようにす
る。
を変えて階調変換処理を行うのは、輝度が高くて且つ
コントラストが標準か若しくは低いシーンに対して階調
変換テーブルを用いて階調変換処理を行うか、あるい
は輝度が低くて暗いシーンで且つコントラストは標準か
若しくは高いシーンに対して階調変換テーブルを用い
て階調変換処理を行う場合だけにする。このような関係
をもたせて階調変換処理を行うことにより、極めて好ま
しい画質の階調変換画像が得られる。
ともとストロボはシーンが暗い場合に発光するようにな
っており、ストロボ発光すると画像コントラストはある
程度よくなるように制御されるので、ストロボ発光時に
更にコントラストを変える階調変換処理を加えると、か
えって画質を悪化させることがある。したがって、スト
ロボ発光時には階調変換処理は標準で行われるように設
定する。
めた撮像モード全体の動作の概要を、図6に示すフロー
チャートに基づいて説明する。撮像モードが設定される
と、まずズームレバーが操作されているか否かの判定が
行われ(ステップS1)、ズームレバーが操作されてい
る場合はTELE又はWIDEの設定に対応してズーム
レンズ系1がレンズ駆動部17により駆動される(ステッ
プS2)。ズームレバーの操作がなされていない場合、
続いて第1のレリーズの押下操作が行われたか否かの判
定が行われ(ステップS3)、第1のレリーズ押下操作
が行われている場合、プリ撮像信号に基づいてAE,A
F動作が行われる(ステップS4)。続いて第2のレリ
ーズの押下操作の判定が行われ(ステップS5)、第2
のレリーズ押下操作が行われている場合、本撮像が実行
され撮像回路3で撮像信号処理が行われ(ステップS
6)、続いて、WB(ホワイトバランス)、色変換処理
が行われる(ステップS7,S8)。
判定が行われ(ステップS9)、ストロボ発光が行われ
ていない場合、AEの結果からシーンの輝度レンジを判
定し(ステップS10)、次いで画像のヒストグラムから
コントラストを判定し(ステップS11)、次いで輝度レ
ンジとコントラストの判定結果によって、図5に示した
表に従って階調変換処理に使用する階調変換テーブルを
選択し(ステップS12)、実際の階調変換処理を実行す
る(ステップS13)。
9において、ストロボ発光を行っている場合は、先に述
べた理由で階調変換テーブルの標準テーブルに設定し
(ステップS14)、階調変換処理を行う(ステップS1
3)。階調変換処理を行った画像データは、次いで、デ
ータ圧縮処理が行われ(ステップS15)、圧縮処理され
た画像データはメモリカード7へ記録される(ステップ
S16)。
了するが、先に述べたように、階調変換テーブルはRO
M10に収納されており、シーン輝度及び画像コントラス
トに応じて対応する階調変換テーブルを選択し、そのテ
ーブルを用いた階調変換処理はシステムコントローラ21
で行われ、階調変換処理された画像データの圧縮処理は
画像処理部8で行われる。
のための測光は第1のレリーズ押下操作で得られるプリ
撮像信号に基づいて行われるようにしたものを示した
が、別個の測光素子を設け、その測光素子からの測光信
号を用いてAE動作を行わせるようにしてもよく、その
AE動作結果に基づいてシーンの輝度レンジを判定して
もよい。更に、測光によるAE動作結果を利用せず、別
個の輝度検出手段でシーンの輝度を検出するようにして
もよい。
に、本発明によれば、シーンの輝度に応じて実際の撮影
画像の階調を変え、人間の視感度に合った画像を取得で
きるようにした電子カメラを提供することができる。
ロック構成図である。
を示す図である。
フ図である。
す図である。
との関係を示すグラフ図である。
説明するためのフローチャートである。
す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 結像された被写体像を光電変換して電子
的な画像データを得るための撮像手段と、該撮像手段に
よる撮影時のシーンの輝度情報を検出する輝度検出手段
と、前記撮像手段により得られた画像データに対し、階
調変換処理を行う階調変換手段と、前記輝度検出手段に
より検出された輝度情報に応じて、階調変換特性を変更
するように前記階調変換手段を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 前記輝度検出手段は、露出制御用の測光
手段を兼用していることを特徴とする請求項1に係る電
子カメラ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記輝度検出手段によ
り検出された輝度情報の値の増減に応じて、コントラス
トが増減するように階調変換特性を変更すべく、前記階
調変換手段を制御することを特徴とする請求項1又は2
に係る電子カメラ。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記輝度検出手段によ
り検出された輝度情報が所定値より高いときに、基準と
なる階調変換特性よりコントラストが高くなるように階
調変換特性を変更すべく、前記階調変換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に係る電
子カメラ。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記輝度検出手段によ
り検出された輝度情報が所定値より高く、且つ、そのシ
ーンのコントラストが所定値より高いときには、基準と
なる階調変換特性によって階調変換処理を行うように前
記階調変換手段を制御することを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に係る電子カメラ。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記輝度検出手段によ
り検出された輝度情報が所定値より低いときに、基準と
なる階調変換特性よりコントラストが低くなるように階
調変換特性を変更すべく、前記階調変換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に係る電
子カメラ。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記輝度検出手段によ
り検出された輝度情報が所定値より低く、且つ、そのシ
ーンのコントラストが所定値より低いときには、基準と
なる階調変換特性により階調変換処理を行うように前記
階調変換手段を制御することを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に係る電子カメラ。 - 【請求項8】 被写体に向けて発光を行うストロボ手段
を備え、前記制御手段は、前記ストロボ手段による発光
が行われたときに、基準となる階調変換特性により階調
変換処理を行うように前記階調変換手段を制御すること
を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に係る電子カ
メラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033362A JP4422353B2 (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (3)
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JP2002237995A true JP2002237995A (ja) | 2002-08-23 |
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2001
- 2001-02-09 JP JP2001033362A patent/JP4422353B2/ja not_active Expired - Fee Related
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