JP2002235726A - 繊維強化樹脂パイプ及びこれを用いた動力伝達シャフト - Google Patents
繊維強化樹脂パイプ及びこれを用いた動力伝達シャフトInfo
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Abstract
化樹脂パイプを周方向に縮径させて金属パイプに内挿す
るに際して、繊維強化樹脂パイプの破損がなく実用上の
性能を十分発揮させることにある。 【解決手段】 引抜き法により薄肉太径に成形された繊
維強化樹脂パイプにおいて、その長手方向に繊維束が引
き揃えられると共に、外面表層または内面表層の少なく
とも一方に周方向強化繊維布15を設ける。この繊維強
化樹脂パイプ15は、金属パイプ11に内挿されてプロ
ペラシャフトやドライブシャフトの中間軸などの動力伝
達シャフトを構成する。
Description
及びこれを用いた動力伝達シャフトに関し、例えば、自
動車の動力伝達系の一部を構成するプロペラシャフト
(推進軸)やドライブシャフト(駆動軸)に使用される
繊維強化樹脂パイプ及びこれを用いた動力伝達シャフト
に関する。
には、変速機から減速歯車装置に動力を伝達するプロペ
ラシャフトや、エンジンとハブジョイントを繋ぐドライ
ブシャフトがあり、いずれも軸端部にユニバーサルジョ
イント(自在継手)を設けて変速機と減速歯車装置また
はエンジンとハブジョイントの相対位置の変化による長
さと角度の変動に対応できる構造を有する。
ペラシャフト1の全体概観を示す。このプロペラシャフ
ト1は、中間軸2の両端に金属製の継手要素の一種であ
るスタブシャフト3,4を接合した構造を有する。スタ
ブシャフト3,4は等速ジョイント5,6の継手内輪と
スプライン又はセレーションにより嵌合されている。図
9は動力伝達シャフトの他例としてドライブシャフトの
中間軸を示す。同図(a)はダイナミックダンパーなし
の中間軸7、同図(b)は振動対策用にダイナミックダ
ンパー9を取り付けた中間軸8を例示している。これら
プロペラシャフト1の中間軸2やドライブシャフトの中
間軸7、8には中空または中実の鋼製シャフトを使用す
るのが一般的であった。
フトを構成する等速ジョイント間の中間軸は、曲げ剛性
の観点から長軸になると、その中間部分にサポート用軸
受や振動対策用ダイナミックダンパーなどを取り付ける
必要があり、重量、コスト面からの改善が要求され、長
軸化を困難なものにしていた。
強化樹脂製の中空パイプ(以下、FRPパイプと称す)
を金属パイプと併用することで中間軸の曲げ剛性を向上
させ、中間部分のサポート用軸受や振動対策用ダイナミ
ックダンパーを省略して軽量化、コスト低減を図り、長
軸化を実現することが発案されている。
により薄肉太径に成形することが可能である。引抜き法
は、複数の繊維束を長手方向に引き揃えながら連続的に
硬化させて断面一様なパイプ状成形体を効率よく製造す
ることができる成形方法である。この引抜き法により得
られたFRPパイプを金属パイプと併用する形態とし
て、FRPパイプを機械的な圧入により金属パイプに内
挿する手法が一般的である。
した後、金属パイプの外周部を塑性加工により縮径させ
てFRPパイプと金属パイプを固定することや、金属パ
イプとFRPパイプとの間隙に接着剤を注入して固定す
る手段が考えられる。しかしながら、FRPパイプの外
径と金属パイプの内径のそれぞれに寸法公差があるた
め、単純な円筒状のパイプとした場合、微小な嵌合合わ
せや圧入力を工程上管理するためにそれぞれの寸法を合
わせること(マッチング)が必要となり、組み込み作業
が著しく煩雑となる。
FRPパイプを用いれば、前述したような微小な嵌合合
わせが不要となり、かつ、圧入力も小さくて済む。すな
わち、金属パイプの内側にFRPパイプを組み込む際
に、前記FRPパイプを周方向に縮径させれば、スリッ
ト幅分の弾性変形が可能であり、スリットなしの円筒状
パイプを圧入する場合と比較して圧倒的に組み込み作業
が容易となる。
を金属パイプの内径よりも大きく成形し、スリット幅分
だけ周方向に弾性変形させたときの見かけ上の外径が金
属パイプの内径よりも小さくしておけば、組み込み後に
金属パイプ内でFRPパイプが成形時の外径まで戻ろう
して拡径することになり、この弾性復元力がFRPパイ
プの金属パイプへの押し付け力となってFRPパイプを
金属パイプに強固に固定することができる。
挿するに際して、FRPパイプに亀裂やクラックが発生
して実用上の性能を発揮できない程度に破損が生じるよ
うでは、前述した各種の手法の有効性自体が損なわれて
しまい、動力伝達シャフトとして用いることが困難とな
る。
合、そのFRPパイプに使用する繊維の機械的特性を最
も効率よく発揮させるためには、全ての繊維束の配列を
パイプ長手方向に合わせるように引き揃えるのが一般的
である。しかしながら、引抜き法により薄肉太径に成形
されたFRPパイプは、周方向からの押し潰し力に弱
く、縦割れやクラックが生じ易いという問題が顕著にな
ってくる。
ット幅分の弾性変形により縮径させたとき、パイプ中心
点に対してスリット反対側のパイプ外表面に最大の引張
応力が周方向に発生する。この引張応力はFRPパイプ
のスリット幅が大きいほど、それに比例して大きくなる
ため、亀裂が発生する可能性が増大することになる。特
に、パイプ長手方向に引き揃えられた補強繊維を使用し
た場合には、外力による応力以外にも、熱膨張または熱
圧縮により発生する応力でもって縦割れやクラックが生
じ易いという問題が起こり易くなる。
されたもので、引抜き法により薄肉太径に成形されたF
RPパイプを周方向に縮径させて金属パイプに内挿する
に際して、FRPパイプの破損がなく実用上の性能を十
分に発揮させることを目的とする。
の技術的手段として、請求項1の発明は、引抜き法によ
り薄肉太径に成形されたFRPパイプにおいて、その長
手方向に繊維束が引き揃えられると共に、外面表層また
は内面表層の少なくとも一方に周方向強化繊維布を設け
たことを特徴とする。この発明では、パイプ長手方向に
繊維束が引き揃えられていることにより、FRPパイプ
に使用する繊維の機械的特性を最も効率よく発揮させる
ことができると共に、FRPパイプの外面表層または内
面表層の少なくとも一方に周方向強化繊維布を設けたこ
とにより、パイプ周方向の引張歪みを抑制することがで
きる。
FRPパイプが周方向に縮径可能な長手方向のスリット
を有し、金属パイプに内挿可能としたことを特徴とす
る。この発明では、請求項1のFRPパイプを金属パイ
プの内側に組み込む際に、前記FRPパイプを周方向に
縮径させれば、スリット幅分の弾性変形が可能であり、
スリットなしの円筒状パイプを圧入する場合と比較して
圧倒的に組み込み作業が容易となる。
されたFRPパイプの繊維束を構成する繊維の引張弾性
率が196GPa以上であることを特徴とする。この発
明では、前記繊維の引張弾性率が196GPa以上とし
たことにより、FRPパイプの曲げの一次共振周波数を
高めることができる。このような引張弾性率を有する繊
維としては、請求項4に記載されたPAN系炭素繊維が
好適である。
れかに記載されたFRPパイプの周方向強化繊維布を構
成する繊維の引張弾性率が58.8GPa以上であるこ
とを特徴とする。この発明では、前記繊維の引張弾性率
が58.8GPa以上としたことにより、パイプ周方向
に発生する引張歪みを抑制することが容易となる。
れかに記載されたFRPパイプの周方向強化繊維布の目
付けが100g/m2以上で600g/m2以下であるこ
とを特徴とする。この発明では、前記強化繊維布の目付
けを100g/m2以上で600g/m2以下としたこと
により、引抜き法によりFRPパイプを連続的に成形す
ることが容易となる。ここで、目付けとは、単位面積当
たりの重量を意味する。
れかに記載されたFRPパイプの周方向強化繊維布の肉
厚が0.05mm以上で1.0mm以下であることを特
徴とする。前記強化繊維布を構成する繊維の肉厚を0.
05mm以上で1.0mm以下としたことにより、引抜
き法によりFRPパイプを連続的に成形することが容易
となる。
RPパイプの周方向強化繊維布を構成する繊維として
は、請求項8に記載されたガラス繊維、あるいは、請求
項9に記載されたPAN系炭素繊維が好適である。
属パイプを接合した動力伝達シャフトにおいて、請求項
1乃至9のいずれかに記載したFRPパイプが内挿され
たことを特徴とする。この発明では、曲げ剛性の強いF
RPパイプを金属パイプの内側に介在させることによ
り、動力伝達シャフトの曲げ剛性を向上させ、中間部分
のサポート用軸受や振動対策用ダイナミックダンパーを
省略できることで軽量化、コスト低減を図り、長軸化を
実現する。
れたFRPパイプが20層以下の積層構造を有すること
を特徴とする。この発明で用いたFRPパイプは20層
以下の積層構造であることから、その成形時の段取り作
業が煩雑となることがなく、FRPパイプの量産性向上
が図れる。
に記載されたFRPパイプが自然状態で外周の0.01
%以上で40%以下の幅のスリットを有することを特徴
とする。この発明におけるFRPパイプが自然状態で外
周の0.01%以上で40%以下の幅のスリットを有す
ることから、FRPパイプ外径と金属パイプ内径の微小
な嵌合合わせや圧入力を工程上管理するためのマッチン
グが不要で、動力伝達シャフトの高速回転時においても
良好なバランス状態を確保することができる。
れたスリットがFRPパイプの軸方向を基準にして±3
0°以内のバイアス角を有することを特徴とする。この
発明では、スリットのバイアス角を±30°以内とする
ことにより、動力伝達シャフトの曲げ剛性向上を確保す
ることができる。
に記載されたFRPパイプの外径をD1、金属パイプの
内径をD2としたとき、D1/D2の値が1より大きく、
かつ、1.3以下であることを特徴とする。この発明で
は、D1/D2の値を1より大きく、かつ、1.3以下と
したことにより、FRPパイプの外径を金属パイプの内
径よりも大きく成形し、スリット幅分だけ周方向に弾性
変形させたときの見かけ上の外径が金属パイプの内径よ
りも小さくして、組み込み後に金属パイプ内でFRPパ
イプが成形時の外径まで戻ろうして拡径することによっ
て、FRPパイプを金属パイプに強固に固定することが
できる。
求項15に記載したようにFRPパイプが内挿された金
属パイプの外周部を塑性加工により縮径させたり、ある
いは、請求項16に記載したように接着剤を用いること
が可能である。後者の接着剤を用いる場合、接着剤だま
りを形成する部位を、請求項17に記載したようにFR
Pパイプの外周部に設けるか、あるいは、請求項18に
記載したように金属パイプの内周部のみまたはFRPパ
イプの外周部と金属パイプ内周部の両方に設けてもよ
い。これにより、組み込み後にFRPパイプの外径と金
属パイプの内径間に接着層を確実に形成することが可能
となる。
のいずれかに記載された金属パイプの長さをPL、繊維
強化樹脂パイプの長さをFLとしたとき、FL/PLの
値が0.1以上で1.0以下であることを特徴とする。
この発明では、FL/PLの値を0.1以上で1.0以
下としたことにより、動力伝達シャフトの曲げ剛性を確
保することができる。
のいずれかに記載された金属パイプの肉厚をt1、繊維
強化樹脂パイプの肉厚をt2としたとき、t2/t1の値
が0.01以上で10以下であることを特徴とする。こ
の発明では、t2/t1の値を0.01以上で10以下と
したことにより、動力伝達シャフトの曲げの固有振動数
を満足する曲げ剛性を確保することができる。
る。この実施形態では、図1(a)に示す金属パイプ1
1と図1(b)に示すFRPパイプ12とを併用し、図
2(a)〜(c)に示すように引抜き法により薄肉太径
に成形されたFRPパイプ12を金属パイプ11に内挿
することにより動力伝達シャフトの中間軸2,7,8
(図8及び図9参照)として使用される。このように曲
げ剛性の強いFRPパイプ12を金属パイプ11の内側
に介在させることにより、動力伝達シャフトの曲げ剛性
を向上させ、中間部分のサポート用軸受や振動対策用ダ
イナミックダンパーを省略できることで軽量化、コスト
低減を図り、長軸化を実現する。
プ12を内挿させた動力伝達シャフトを形成すること
で、シャフト端部の継手要素との接合部位が金属である
ため、大きなせん断が生じても十分な耐久強度をもって
動力伝達が可能である。つまり、金属パイプ11と金属
製継手要素との溶接または摩擦圧接のような信頼性のあ
る完全な接合法を採用することができるため、周方向の
すべりや軸方向の抜け出しの不具合は全く生じず、接合
部の長期の信頼性を得ることができる。
パイプ12の繊維配向角を金属パイプ11の軸方向に対
し0°および±45°のFRP層を組み合わせて積層す
ることもでき、これにより曲げ剛性やねじり剛性の制御
ができる点で望ましい。金属パイプ11に内挿するFR
Pパイプ12の長さ、金属パイプ11とFRPパイプ1
2の肉厚比、使用する繊維の弾性率などで、曲げ、ねじ
り剛性ならびに耐座屈性を制御するようにしてもよい。
定は、図2(c)に示すようにFRPパイプ12を金属
パイプ11の内側に組み込んだ後、例えば絞り加工によ
り、金属パイプ11に塑性変形を与えて縮径させること
によってFRPパイプ12を固定する(図中、縮径部分
を符号13で示す)。
方向にスリット14を形成したFRPパイプ12aを使
用することも可能である。このように軸方向にスリツト
14を形成しておけば、FRPパイプ12aを縮径させ
て金属パイプ11の内側に組み込む場合、周方向でスリ
ット幅W分の弾性変形が容易であるため〔図3(d)
(e)参照〕、スリットなしの単純なFRPパイプを圧
入する場合に比べ、圧倒的に組み込み工程が容易にな
る。つまり、FRPパイプ外径および金属パイプ内径そ
れぞれに寸法公差があるため、単純な円筒パイプ形状で
は圧入力を工程上管理するためにそれぞれの寸法をマッ
チングさせる必要があるのに対して、スリット14を有
するFRPパイプ12aを組み込む場合はこのようなマ
ッチングが不要になり、かつ、圧入力も小さくてすむ。
周の0.01%以上40%以下に設定するのが好まし
い。スリット幅WがFRPパイプ外周の0.01%より
小さいと、周方向に弾性変形させてもマツチングが必要
になる場合がある。逆に、スリット幅WがFRPパイプ
外周の40%よりも大きいと、回転時のアンバランス量
が大きくなり、高速回転時に振れ回りなどの問題が発生
する場合がある。スリット14の断面形状については制
限されないが、引抜き法による成形時に連続的に形成で
きるものであればより好都合であることは言うまでもな
い。また、スリット14は、円筒状のFRPパイプ12
を成形しておいて後加工で削つて形成してもよい。
に形成する場合、図4(a)〜(c)に示すように軸方
向に対してバイアス角θをつけたスリット14aをFR
Pパイプ12bに形成することができる。この場合、バ
イアス角θは±30°以内とするのが好ましい。スリッ
ト14aのバイアス角θが30°を超えると、トウの配
向はその方向に倣うために、弾性率の大きな繊維を用い
てもFRPパイプ組込み後の動力伝達シャフトの曲げ剛
性向上を図ることが困難となる。
外径を金属パイプ11の内径より大きく成形し、スリッ
ト幅W分だけ周方向に弾性変形(縮径)させたときの見
かけ外径が金属パイプ11の内径より小さくなるように
してもよい。この場合、スリット14を有するFRPパ
イプ12の外径をD1〔図3(d)参照〕、金属パイプ
11の内径をD2〔図1(a)参照〕としたとき、D1/
D2の値が1より大きく1.3以下にあることが望まし
い。D1/D2の値が1以下ではスリット14を有するF
RPパイプ12の外径は金属パイプ11の内径より大き
くならず、すきまを生じてしまう。逆に、D1/D2の値
が1.3より大きいと縮径時の変形は弾性変形域を超え
る場合があり、割れなどの不具合を生ずる場合がある。
組込み後は金属パイプ11内でFRPパイプ12が成形
時の外径まで戻ろうとして張っていることになり、この
力が金属パイプ11の内径とFRPパイプ12の外径間
での押し付け力となって金属パイプ11内でFRPパイ
プ12を固定させようとする。金属パイプ11の絞り加
工や接着剤を用いる方法において、この固定力はより都
合のよいものとなる。
太径に成形されるときに、パイプ長手方向に繊維束が引
き揃えられると共に、FRPパイプ12の外面表層およ
び内面表層に周方向強化繊維布15を設ける〔図1
(b)等参照〕。パイプ長手方向に繊維束が引き揃えら
れていることにより、FRPパイプ12に使用する繊維
の機械的特性を最も効率よく発揮させることができると
共に、FRPパイプ12の外面表層および内面表層に周
方向強化繊維布15を設けたことにより、パイプ周方向
の引張歪みを抑制することができる。
成形するに際しては、これらの繊維を未硬化のマトリク
ス樹脂に含浸し、それら複数のトウをオーバーワインデ
ィングしながら連続的に硬化させてパイプのような一様
断面の成形体を効率良く製造することができる。FRP
パイプ12はあらかじめシートラップ法によっても成形
することができるが、引抜き成形を用いる場合、製造時
の材料損失が大幅に削減できるためにコスト的により有
利となる場合がある。積層構造を有するFRPパイプ1
2を引抜き成形で得る場合、オーバーワインディングに
よつて成形できるが、その積層数は20層以内にとどめ
るのが好ましい。積層数が20を超える成形体を得よう
とすると、その段取り作業が非常に煩雑になり量産性が
損なわれるからである。
ては、動力伝達シャフトの曲げの一次共振周波数を高め
るために、密度が小さく弾性率が高い繊維が望ましい。
このような繊維としては、PAN系炭素繊維やピッチ系
炭素繊維、炭化けい素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊
維、ガラス繊維、パラ系アラミド(たとえばデュポン社
製ケブラー)繊維、金属(鋼、アルミ合金、チタン合
金、銅、タングステン)繊維等が挙げられる。
には、二種以上の繊維を組み合わせることも可能であ
る。比弾性率が大きい繊維が軽量化の効果が大きく、動
力伝達シャフトへの使用としては、例えば比強度の点で
PAN系炭素繊維が、比弾性率の点でピッチ系炭素繊維
が好適である。しかし、コスト低減化の観点からこれら
の炭素繊維同士、あるいは、これらの炭素繊維とガラス
繊維のハイブリッドタイプでも可能である。
径は1μm以上20μm以下、さらに望ましくは5μm
以上8μm以下がよい。繊維の線径が1μm未満の場
合、原料となるアクリル繊維のコストが高く、かつ、焼
成して炭素繊維に加工する時の制御が難しくなり、繊維
の価格が高くなって低コストなシャフトを製作すること
が困難となる。繊維の線径が20μm以上では高弾性率
の繊維を製造することが困難となる。また、ピッチ系炭
素繊維を使用する場合、長繊維でかつ高弾性率のメソフ
ェースピッチ系炭素繊維がよい。
れた繊維束を構成する繊維の引張弾性率は196GPa
以上であることがよく、好ましくは245GPa以上で
ある。この繊維の引張弾性率が196GPa未満では、
FRPパイプ12を厚肉にしても外径が一定のため、断
面二次モーメントの向上効果が低く、動力伝達シャフト
の曲げの一次共振周波数を高くすることが困難となる。
内面表層に設けた周方向強化繊維布15を構成する繊維
の引張弾性率としては、スリット14を有するFRPパ
イプ12aを縮径させたとき、パイプ中心点に対してス
リット反対側のパイプ表面側に発生する周方向の引張歪
みを抑制できることが要求される。そのため、周方向強
化繊維布15を構成する繊維としては、引張弾性率の大
きい繊維が望ましく、引張弾性率が58.8GPa以上
を必要とする。このような繊維としては、PAN系炭素
繊維やピッチ系炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維な
どが挙げられる。
は、ランダムチョップドマット、コンティニュアススト
ランドマット等を使用することが可能である。また、周
方向強化繊維布15の目付けとしては、100g/m2
以上で600g/m2以下、好ましくは、200g/m2
以上で400g/m2以下が必要である。また、周方向
強化繊維布15の肉厚は、0.05mm以上で1.0m
m以下、好ましくは、0.1mm以上で0.8mm以下
が必要である。この繊維布15の目付けが100g/m
2未満、もしくは繊維布15の肉厚が0.05mm未満
では引抜き成形するときに張力により破断して連続的な
成形が困難となる場合がある。また、繊維布15の目付
けが600g/m2よりも大きいと引抜き成形時にしわ
が発生しやすく、繊維布15の肉厚が1.0mmより大
きいと、引抜き成形時に連続的に成形金型の外型側また
は内型側に入れることが困難となる。
の配置については特に規制されるものはなく任意であ
る。つまり、必ずしも内外面表層の両面である必要はな
く、実質的に亀裂やクラックの発生を回避できるのであ
れば、外面表層または内面表層のいずれか一方であって
もよく、パイプ中心点に対してスリット反対側近傍のみ
に配置してもよい。
方向強化繊維布15に代えて、ガラス繊維などの補強繊
維を、引抜き成形と同時または引抜き成形後に長手方向
に対してある角度でもってフィラメントワインディング
することも可能である。しかし、引抜き成形と同時にフ
ィラメントワインディングを併用することは、特別の装
置が必要であり、生産性が悪いことから、前記周方向強
化繊維布15を用いる方が優れていることは言うまでも
ない。
には接着剤を使用することも可能である。単純な円筒パ
イプ同士の圧入の場合、FRPパイプ圧入時に接着剤が
取り除かれて金属パイプ11の内径とFRPパイプ12
の外径間で接着層が形成されないことがある。この問題
を改善するため、図5(a)〜(c)に示すように組込
み後に金属パイプ11とFRPパイプ15の間で接着剤
だまりを形成する軸方向溝16をFRPパイプ12の外
周に設けておく。そのような接着剤だまり形成部位の他
の形態としては、周方向溝16a〔図6(a)参照〕、
凹部16b〔図6(b)参照〕等が挙げられる。また、
図7(a)〜(d)に示すように組込み後に接着剤だま
りを形成するような周方向溝16cを金属パイプ11a
の内径面に塑性加工により予め形成しておいてもよい。
接着できるものであれば何ら制限されない。たとえば、
株式会社高分子刊行発行、「接着の科学と実際」や、株
式会社技術評論社発行、「高性能を生む接着剤選び」に
記載される金属―FRP用接着剤はすべて使用できる
が、より望ましい接着剤としては、溶液タイプのエポキ
シ系接着剤にアルミ粉もしくは酸化鉄粉を含有し、スポ
ット溶接に代表される抵抗溶接を可能にした構造用接着
剤がある。後工程でシャフトのバランス修正を行う時、
この溶接可能な接着剤を使用していれば問題なくパラン
スピースを溶接できるからである。接着剤の硬化過程に
は、金属パイプ外周部に施す焼付け塗装時の熱を利用す
ることができる。
する熱硬化性樹脂は、特に制限されるものではない。一
般に熱硬化性を示すエポキシ樹脂、フェノール樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ビスフェノールAタイプ又はノ
ボラックタイプのビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、
アルキッド樹脂、キシレン樹脂、メラミン樹脂、フラン
樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂等が使用できる
が、強度上からエポキシ樹脂やビニルエステル樹脂が好
適である。
エポキシ硬化後の耐熱性はガラス転位点で60℃以上、
好ましくは80℃以上がよい。自動車の動力伝達軸とし
て使用される場合、雰囲気温度は60℃程度になるた
め、エポキシ硬化後の耐熱性が60℃未満では破損など
の重大な問題を起こすことがあり、マトリクスに使用で
きない。
せ海島構造を形成して耐衝撃性を付与した改質エポキシ
樹脂や、主鎖または側鎖を化学構造的に変成した変成エ
ポキシ樹脂を用いることもできる。この場合、得られた
動力伝達シャフト構造体に減衰性を付与することができ
る。また、エポキシ樹脂中に導電性のカーボンブラック
のような充填材や金属粉を分散させて導電性を付与した
エポキシ樹脂を用いることもできる。
場合、硬化後ガラス転位点は60℃以上、好ましくは7
0℃以上がよい。自動車の動力伝達軸として使用される
場合、雰囲気温度は60℃程度になるため、硬化後ガラ
ス転位点は60℃未満では弾性率の低下などによりFR
Pパイプ12の曲げ剛性が低下する場合がある。また、
マトリクスにビニルエステル樹脂を用いて引抜き成形に
より内挿するFRPパイプ12を製造しようとする場
合、内部離型剤などを含有させることで成形性の向上を
図ることも可能である。
紫外線の照射で表面活性化したり、シランカップリング
剤またはチタンカップリング剤などで湿式処理を行って
親和性を向上させたり、反応性の高い官能基サイトを繊
維表面に形成し、熱硬化性マトリクス樹脂との硬化後化
学結合を有する強固な接着を付与することで、マトリク
スと繊維間の界面強度を向上させることもできる。
どの機械加工、溶接加工、摩擦圧接加工または圧入加工
ができる金属であれば特に制限されないが、好ましいも
のは、鉄・アルミ・銅・チタン・タングステン・ニッケ
ルなどが挙げられる。また、これらのいずれの金属の合
金でもよい。
される動力伝達シャフトの寸法諸元は、動力伝達シャフ
トに要求される曲げの固有振動数で決められる。つま
り、金属パイプ11のみで要求される曲げの固有振動数
を満足しようとすると大径になり、かつ、重量は重くな
る場合、たとえば金属パイプ11の肉厚を要求される静
ねじり強度のみを満足するように設計しておき、この金
属パイプ11の外周部に要求される曲げの固有振動数を
満足するように弾性率の大きいFRPパイプ12を内挿
させることで、最外径寸法は小さくなり、かつ、軽量化
できる。
諸元は、長さは100mm以上6000mm、望ましく
は200mm以上6000mm以下がよい。金属パイプ
11の長さが100mmより短いときは、要求される静
ねじり強度を満足するような金属パイプ径ですでに剛性
が高くFRPパイプ12を内挿させる必要はない。金属
パイプ11の長さが6000mmより長いと、たとえト
ラック等に使用する場合でも車両への組付け施工が困難
になる。
イプ12の軸方向の長さは、金属パイプ11の長さをP
L〔図1(a)参照〕、FRPパイプ12の長さをFL
〔図1(b)参照〕としたとき、FL/PLの値が0.
1以上1.0以下がよい。FL/PLの値が0.1より
小さい場合、たとえ比弾性率の大きいFRPパイプ12
を組み付けても要求される曲げ剛性にすることは困難で
ある。FL/PLの値が1.0より大きい場合、FRP
パイプ12が金属パイプ11より長くなる。つまり、得
られた動力伝達シャフトの少なくとも一方で金属同士の
接合法が採用できないことになり不適である。
m以下がよい。金属パイプ11の肉厚が1mmより薄い
と金属パイプ11の運搬時やFRPパイプ12の内挿時
に金属パイプ11を破損する場合がある。また、金属パ
イプ11の内径、肉厚を車両用動力伝達シャフトに要求
される静ねじり強度のみを満足するように設計すること
が困難になり、たとえ設計できてもパイプ径が太くな
る。金属パイプ11の肉厚が10mmより大きい場合、
乗用車に使用するシャフトとして重過ぎて軽量化の目的
を達成することはできない。金属パイプ11の外径は1
0mm以上250mm以下、望ましくは15mm以上2
30mm以下、さらに望ましくは20mm以上200m
m以下がよい。金属パイプ11の外径が10mmより小
さいと、たとえFRPパイプ12を内挿しても乗用車に
使用する場合のトルク伝達が満足できず、250mmよ
り大きいと車両内で他の部品と干渉するなどスペース上
の問題が生じる。
(a)参照〕、FRPパイプ12の肉厚をt2〔図1
(b)参照〕としたとき、t2/t1の値が、0.01以上
10以下が好適である。t2/t1の値が0.01より小
さい場合、たとえ比弾性率の大きいFRPパイプ12を
組み付けても要求される曲げの固有振動数を満足する曲
げ剛性にすることは困難である。t2/t1の値が10よ
り大きい場合、FRPパイプ12の組付けにより曲げ剛
性の向上を期待できるものの、使用するFRP量が相対
的に多くなるため製造コストが多大になるなどの問題が
生じる。
は車両用としてねじり強度および接合強度の信頼性を有
し、軽くコンパクトであることは言うまでもない。ま
た、外周部が金属表面となるためバランス修正や塗装作
業が現行のライン、工程で行うことができる。さらに、
実車走行時の耐飛び石性(耐チッピング性)や耐塩水腐
食性についても、現行のプロペラシャフトと同等性能に
なる。特にFRPパイプの製作法において引抜き成形法
を採用する場合、シートラップ法に比較してプリプレグ
シートの巻回工程、シュリンクテープおよびシュリンク
テープ巻回工程、プリプレグ硬化工程(熱処理)が省け
るため、製造時の材料損失が大幅に削減できるために動
力伝達シャフトの製造コスト低減が実現する。
車のプロペラシャフトに適用した本発明の実施例を説明
するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもの
ではない。ここで、曲げ剛性の評価方法としてハンマリ
ング法を用い、両端支持で曲げの一次の固有振動数の計
測値が130Hz以上であることを合格基準として判定
した。
m、肉厚3mm)を弾性率255GPa のPAN系炭素
繊維トウ「パイロフィルTRH50、三菱レイヨン製」
と弾性率72.3GPa のガラス繊維を使用した連続繊
維布(コンティニュアスストランドマット)「CSM#
300、旭ファイバーグラス(株)製」にビニルエステ
ル樹脂「8250H、日本ユピカ(株)製」を含浸させ
ながら引抜き成形で製作した。FRPパイプ12の内外
面表層にガラス繊維布15を配置し、その間に炭素繊維
を軸方向に引き揃えた構成とした。長さ0.8m、幅9
mmのスリット加工を行い、FRPパイプを周方向に弾
性変形させて鋼製の金属パイプ(STKM13B材、外
径70mm、肉厚1.4mm、長さ0.9m)の中央部
まで内挿し、金属パイプ内でスリット加工入りFRPパ
イプを周方向にスプリングバックで張らせて固定した。
その後、両端にスタブシャフトを溶接し、プロペラシャ
フトの中間軸を製作した。得られた中間軸について、両
端支持してハンマリング法を用いて曲げの一次の固有振
動数を測定した結果、140Hzであった。これは、プ
ロペラシャフトとして十分に実用レベルであった。
m、肉厚3mm)を弾性率255GPa のPAN系炭素
繊維トウ「パイロフィルTRH50、三菱レイヨン
(株)製」と弾性率72.3GPa のガラス繊維を使用
した連続繊維布(コンティニュアスストランドマット)
「CSM#300、旭ファイバーグラス(株)製」にビ
ニルエステル樹脂「8250H、日本ユピカ(株)製」
を含浸させながら引抜き成形で製作した。FRPパイプ
の内外面表層にガラス繊維布を配置し、その間に炭素繊
維を軸方向に引き揃えた構成とした。長さ0.8m、幅
9mmのスリット加工を行い、FRPパイプを周方向に
弾性変形させて鋼製の金属パイプ(STKM13B材、
外径70mm、肉厚1.4mm、長さ0.9m)の中央
部まで内挿し、接着剤「ペンギンセメント#1081
L、サンスター技研(株)製」にて接着した。その後、
両端にスタブシャフトを溶接し、プロペラシャフトの中
間軸を製作した。得られた中間軸について、両端支持し
てハンマリング法を用いて曲げの一次の固有振動数を測
定した結果、143Hzであった。これは、プロペラシ
ャフトとして十分に実用レベルであった。
外、前記実施例と同様にしてFRPパイプを引抜き成形
し、幅9mmのスリット加工を行い、FRPパイプを周
方向に弾性変形させて鋼製の金属パイプに内挿する際、
FRPパイプの表面にクラックが発生し、金属パイプ内
で復元せず、金属パイプとの接着ができない状態となっ
た。
径に成形された繊維強化樹脂パイプにおいて、その長手
方向に繊維束が引き揃えられると共に、外面表層または
内面表層の少なくとも一方に周方向強化繊維布を設けた
ことにより、周方向からの押し潰し力に対して強固にな
り、縦割れやクラックが生じ難くなるため、引抜き法に
より薄肉太径に成形された繊維強化樹脂パイプを周方向
に縮径させて金属パイプに内挿するに際して、繊維強化
樹脂パイプの破損がなく実用上の性能を十分発揮し得る
最適な繊維強化樹脂パイプを提供することができる。
繊維強化樹脂シャフトと金属製継手要素との接合に、強
固かつ長期の使用においても信頼性の高い溶接加工を利
用できるため、等速ジョイントを具備した自動車用とし
ても使用でき、かつ、自動車用途のみならず船舶用途、
各種産業機械用途および航空機用途などの動力伝達シャ
フトとして好適に用いることができる。
(b)は繊維強化樹脂パイプを示す斜視図である。
入する過程を示す斜視図である。(b)は繊維強化樹脂
パイプを圧入した金属パイプを示す斜視図である。
(c)は両端部を絞り加工した金属パイプを示す斜視図
である。
す斜視図である。(b)はスリット入り繊維強化樹脂パ
イプを金属パイプに圧入する過程を示す斜視図である。
(c)はスリット入り繊維強化樹脂パイプを圧入した金
属パイプを示す斜視図である。(d)はスリット入り繊
維強化樹脂パイプの自然状態を示す端面図である。
(e)はスリット入り繊維強化樹脂パイプの縮径状態を
示す端面図である。
化樹脂パイプを示す斜視図である。(b)はバイアス角
付きのスリット入り繊維強化樹脂パイプを金属パイプに
圧入する過程を示す斜視図である。(c)はバイアス角
付きのスリット入り繊維強化樹脂パイプを圧入した金属
パイプを示す斜視図である。
樹脂パイプを示す斜視図である。(b)は軸方向溝付き
のスリット入り繊維強化樹脂パイプを金属パイプに圧入
する過程を示す斜視図である。(c)は軸方向溝付きの
スリット入り繊維強化樹脂パイプを圧入した金属パイプ
を示す斜視図である。
樹脂パイプを示す斜視図である。(b)は凹部付きのス
リット入り繊維強化樹脂パイプを示す斜視図である。
プを示す斜視図である。(b)は(a)の金属パイプを
示す縦断面図である。(c)は繊維強化樹脂パイプを内
挿した金属パイプを示す斜視図である。(d)は(c)
の縦断面図である。
す正面図である。(b)はドライブシャフトの中間軸の
他例を示す正面図である。
パイプ) 14(14a) スリット 15 周方向強化繊維布 16(16a〜16c) 接着剤だまりを形成する部位 θ バイアス角
Claims (20)
- 【請求項1】 引抜き法により薄肉太径に成形された繊
維強化樹脂パイプにおいて、その長手方向に繊維束が引
き揃えられると共に、外面表層または内面表層の少なく
とも一方に周方向強化繊維布を設けたことを特徴とする
繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項2】 周方向に縮径可能な長手方向のスリット
を有し、金属パイプに内挿可能としたことを特徴とする
請求項1に記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項3】 前記繊維束を構成する繊維の引張弾性率
が196GPa以上であることを特徴とする請求項1又は
2に記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項4】 前記繊維束を構成する繊維がPAN系炭
素繊維であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項5】 前記周方向強化繊維布を構成する繊維の
引張弾性率が58.8GPa以上であることを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれかに記載の繊維強化樹脂パイ
プ。 - 【請求項6】 前記周方向強化繊維布の目付けが100
g/m2以上で600g/m2以下であることを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれかに記載の繊維強化樹脂パイ
プ。 - 【請求項7】 前記周方向強化繊維布の肉厚が0.05
mm以上で1.0mm以下であることを特徴とする請求
項1乃至6のいずれかに記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項8】 前記周方向強化繊維布を構成する繊維が
ガラス繊維であることを特徴とする請求項1乃至7のい
ずれかに記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項9】 前記周方向強化繊維布を構成する繊維が
PAN系炭素繊維であることを特徴とする請求項1乃至
7のいずれかに記載の繊維強化樹脂パイプ。 - 【請求項10】 金属製継手要素と金属パイプを接合し
た動力伝達シャフトにおいて、請求項1乃至9のいずれ
かに記載した繊維強化樹脂パイプが内挿されたことを特
徴とする動力伝達シャフト。 - 【請求項11】 前記繊維強化樹脂パイプが20層以下
の積層構造を有することを特徴とする請求項10に記載
の動力伝達シャフト。 - 【請求項12】 前記繊維強化樹脂パイプが自然状態で
外周の0.01%以上で40%以下の幅のスリットを有
することを特徴とする請求項10又は11に記載の動力
伝達シャフト。 - 【請求項13】 前記スリットが繊維強化樹脂パイプの
軸方向を基準にして±30°以内のバイアス角を有する
ことを特徴とする請求項12に記載の動力伝達シャフ
ト。 - 【請求項14】 前記繊維強化樹脂パイプの外径を
D1、前記金属パイプの内径をD2としたとき、D1/D2
の値が1より大きく、かつ、1.3以下であることを特
徴とする請求項12又は13に記載の動力伝達シャフ
ト。 - 【請求項15】 前記繊維強化樹脂パイプが内挿された
金属パイプの外周部を塑性加工により縮径させて繊維強
化樹脂パイプと金属パイプを固定したことを特徴とする
請求項10乃至14のいずれかに記載の動力伝達シャフ
ト。 - 【請求項16】 前記繊維強化樹脂パイプと金属パイプ
を接着剤により固定したことを特徴とする請求項10乃
至15のいずれかに記載の動力伝達シャフト。 - 【請求項17】 前記繊維強化樹脂パイプの外周部に接
着剤だまりを形成する部位を設けたことを特徴とする請
求項16に記載の動力伝達シャフト。 - 【請求項18】 前記金属パイプの内周部に接着剤だま
りを形成する部位を設けたことを特徴とする請求項16
又は17に記載の動力伝達シャフト。 - 【請求項19】 前記金属パイプの長さをPL、前記繊
維強化樹脂パイプの長さをFLとしたとき、FL/PL
の値が0.1以上で1.0以下であることを特徴とする
請求項10乃至18のいずれかに記載の動力伝達シャフ
ト。 - 【請求項20】 前記金属パイプの肉厚をt1、前記繊
維強化樹脂パイプの肉厚をt2としたとき、t2/t1の
値が0.01以上で10以下であることを特徴とする請
求項10乃至19のいずれかに記載の動力伝達シャフ
ト。
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