JP2002232432A - 無線データの誤り率測定システム - Google Patents

無線データの誤り率測定システム

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JP2002232432A
JP2002232432A JP2001025316A JP2001025316A JP2002232432A JP 2002232432 A JP2002232432 A JP 2002232432A JP 2001025316 A JP2001025316 A JP 2001025316A JP 2001025316 A JP2001025316 A JP 2001025316A JP 2002232432 A JP2002232432 A JP 2002232432A
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station
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radio
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JP2001025316A
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English (en)
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Hiroyuki Murakami
博行 村上
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信を行う無線局間でのデータ誤り率測
定を、必要な時期に、無線局の運用を停止させることな
く自動的に実行する。 【解決手段】 無線局Aと無線局Bとの間で無線フレー
ムをもって時分割伝送を行う通信方式により無線通信を
行うシステムにおいて、制御手段30による制御下で、
無線局Aから発生手段21による試験用データを無線フ
レーム化して無線送信し、無線局Bでは受信した試験用
データをメモリ45に一旦保持し、制御手段48による
制御下でトラフィックが空いているタイミングで当該試
験用データを無線フレーム化して無線返送する。そし
て、無線局Aでは返送された試験用データに基づいて測
定手段28で誤り率を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線フレームをも
って時分割伝送を行う通信方式で無線通信を行う無線局
間でのデータ誤り率を測定する技術に関し、特に、通常
のデータ通信を行う無線局装置の運用を停止させること
なく当該誤り率測定のための試験を自動的に実行するこ
とができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、モバイ
ルツール、携帯電話機などといった種々な情報処理端末
装置が身近に用いられるようになってきており、このよ
うな情報処理端末装置を無線を用いて接続する無線LA
Nが開発され実用に供せられている。また、加入者局装
置に情報処理端末装置や情報処理端末装置を接続したL
ANなどを収容し、加入者局装置を基地局装置に無線接
続する加入者無線アクセスシステム(FWAなどとも称
せられる)が開発され実用に供せられている。
【0003】このような無線LANや加入者無線アクセ
スシステムなどでは、公衆回線網などのバックボーンネ
ットワークに対して情報処理端末装置や情報処理端末装
置を接続したLANなどを無線局を介して接続してお
り、無線局を設置することによって、通信線路の敷設工
事を行わずに情報処理端末装置やそのLANなどを簡単
にバックボーンネットワークに接続することができる利
点がある。
【0004】図7には無線LANシステムの一例を示し
てある。この無線LANシステムでは、イーサネット
(登録商標)などのバックボーンネットワーク1に親局
となる無線局装置2を接続して設け、ディスクトップパ
ソコン4a、ノートブックパソコン4b、プリンタ4c
などの情報処理端末装置4に接続して子局となる無線局
装置3を設け、子局装置3と親局装置2との間の無線フ
レームをもって時分割伝送を行う通信方式の双方向無線
通信を介して、当該親局装置2の配下の情報処理装置間
でデータ通信でき、また、当該親局装置2の配下の情報
処理装置とバックボーンネットワーク1に接続された他
の親局装置配下の情報処理装置とがデータ通信できるよ
うになっている。
【0005】図8には加入者無線アクセスシステムの一
例を示してある。この加入者無線アクセスシステムで
は、ATM専用線網などのネットワーク5にATM―S
Wなどの交換機6を介して基地局(BSE)となる無線
局装置7を接続して設け、種々な情報処理端末装置を収
容したLAN8にルータ9を介して接続して加入者局
(CPE)となる無線局装置10を設け、加入者局装置
10と基地局装置7との間の無線フレームをもって時分
割伝送を行う通信方式の双方向無線通信を介して、1つ
の基地局装置7の配下の情報処理装置間でデータ通信で
き、また、当該基地局装置7の配下の情報処理装置と他
の基地局装置7の配下の情報処理装置とがデータ通信で
きるようになっている。
【0006】ここで、無線通信においては降雨及び、シ
ャドーイング、場合によっては、フェージングなどの外
乱でデータの通信品質が悪化してしまうため、上記のよ
うに無線局間での無線通信を行うシステムにおいては、
無線局の設置時だけでなく、その後も定期的或いは随
時、所期の無線通信品質が得られているかを試験する必
要がある。このため、従来では、無線局間の運用を停止
して、これら無線局を作業員が操作して試験を実行する
と言ったことを定期的或いは随時行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、無線通信品質を試験するために運用を停止しなけれ
ばならないためシステムの使用に支障を生じ、また、無
線局の双方に作業員を配置して操作しなければならない
ため試験に多くの時間とコストがかかっていた。特に、
上記の無線LANや加入者無線アクセスシステムにおい
ては、通信線路の敷設工事を行わずに情報処理端末装置
やそのLANなどを簡単に接続することができる利点が
あるにもかかわらず、その後の保守に多大な人手やコス
トを必要としてしまい、システムの実用上の魅力を損な
うことにもなっていた。
【0008】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、時分割方式で無線通信を行う無線局間でのデー
タ誤り率測定を、無線局の運用を停止させることなく自
動的に実行することができるシステム及び当該システム
を構成する無線局装置を提供することを目的とする。な
お、本発明の更なる目的は、以下の説明において明らか
なところである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一の無線局と
他の無線局との間で時分割二重方式により無線通信を行
うシステムにおいて、一の無線局には、試験用データを
無線送信する手段と、当該試験用データを無線送信する
タイミングを制御する手段と、他の無線局から受信した
試験用データに基づいてデータの誤り率を測定する手段
と、を備え、他方の無線局には、一の無線局から受信し
た試験用データを一時保持する記憶手段と、記憶手段に
保持された試験用データを無線送信する手段と、当該試
験用データを無線送信するタイミングを時分割無線スロ
ットの利用状況に応じて制御する手段と、を備える。
【0010】したがって、定期的や随時などと言った所
定のタイミングや、通常のデータ送信が少ない運用に支
障のないタイミングなどと言ったタイミングで一の無線
局から試験用データが無線送信され、当該試験用データ
を受信した他の無線局では当該試験用データを一旦保持
し、時分割無線スロットの利用状況が低いタイミングな
どの通常のデータ通信を阻害することのないタイミング
で、一の無線局へ一旦保持した試験用データを返送し、
当該折り返された試験用データに基づいて一の無線局が
無線データの誤り率を測定する。
【0011】また、本発明は上記のようなシステムを構
成するための無線局装置でもあり、当該無線局装置は、
試験用データを無線送信する手段と、当該試験用データ
を無線送信するタイミングを制御する手段と、他の無線
局により折り返されて受信した試験用データに基づいて
データの誤り率を測定する手段と、を備えている。ま
た、本発明に係る無線局装置は、他の無線局から受信し
た試験用データを一時保持する記憶手段と、記憶手段に
保持された試験用データを無線送信する手段と、当該試
験用データを他の無線局へ無線送信するタイミングを時
分割無線フレームの利用状況に応じて制御する手段と、
を備えている。
【0012】また、本発明は、無線局間で無線フレーム
をもって時分割伝送を行う通信方式により無線通信を行
うシステムにおいて、 双方の無線局に、自己側の試験
用データを無線送信する手段と、当該自己側の試験用デ
ータを無線送信するタイミングを制御する手段と、他方
の無線局から折り返されて受信した自己側の試験用デー
タに基づいてデータの誤り率を測定する手段とを有した
測定側機能部と、他方の無線局から受信した相手側の試
験用データを一時保持する記憶手段と、記憶手段に保持
された相手側の試験用データを無線送信する手段と、当
該相手側の試験用データを無線送信するタイミングを無
線スロットの利用状況に応じて制御する手段とを有した
折り返し側機能部と、を備えている。
【0013】したがって、定期的や随時などと言った所
定のタイミングや、通常のデータ送信が少ない運用に支
障のないタイミングなどと言ったタイミングで一の無線
局から試験用データが無線送信し、当該試験用データを
受信した他の無線局では当該試験用データを一旦保持
し、通常のデータ通信を阻害することのないタイミング
で、一の無線局へ一旦保持した試験用データを返送し、
当該折り返された試験用データに基づいて一の無線局が
無線データの誤り率を測定するといった測定方法を、こ
れら無線局の双方向において行うことができる。
【0014】また、本発明は上記のようなシステムを構
成するための無線局装置でもあり、自己側の試験用デー
タを無線送信する手段と、当該自己側の試験用データを
無線送信するタイミングを制御する手段と、他方の無線
局から折り返されて受信した自己側の試験用データに基
づいてデータの誤り率を測定する手段とを有した測定側
機能部と、他方の無線局から受信した相手側の試験用デ
ータを一時保持する記憶手段と、記憶手段に保持された
相手側の試験用データを無線送信する手段と、当該相手
側の試験用データを無線送信するタイミングを無線スロ
ットの利用状況に応じて制御する手段とを有した折り返
し側機能部と、を備えている。
【0015】また、本発明は、一の無線局と他の無線局
との間で無線フレームをもって時分割伝送を行う通信方
式により無線通信を行うシステムにおいて、一の無線局
には、試験用データを無線送信する手段と、当該試験用
データを無線送信するタイミングを制御する手段と、を
備え、他の無線局には、一の無線局から受信した試験用
データに基づいてデータの誤り率を測定する手段と、を
備えている。
【0016】したがって、定期的や随時などと言った所
定のタイミングや、通常のデータ送信が少ない運用に支
障のないタイミングなどと言ったタイミングで一の無線
局から試験用データが無線送信し、当該試験用データを
受信した他の無線局が無線データの誤り率を測定する。
なお、この測定システムは試験用データの折り返しを行
わないため、勿論時分割による双方向無線通信にも適用
できるが、時分割による単方向通信にも適用することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を図に示す実施例に基づい
て具体的に説明する。図1及び図2には試験用データの
折り返し方式で試験を行う一実施例を示してあり、図1
は試験用データ送信機能とデータ誤り率測定機能とを備
えた無線局装置の構成を示し、図2は試験用データ折り
返し機能を備えた無線局装置の構成を示す。
【0018】ここで、図6に示したような無線LANシ
ステムでは、図1に示す無線局装置は親局装置2(或い
は、子局装置3)として用いられ、図2に示す無線局装
置は子局装置3(或いは、親局装置2)として用いられ
る。また、図7に示したような加入者無線アクセスシス
テムでは、図1に示す無線局装置は基地局装置7(或い
は、加入者局装置10)として用いられ、図2に示す無
線局装置は加入者局装置10(或いは、基地局装置7)
として用いられる。
【0019】なお、図1及び図2、後述する図4及び図
5に示す無線局装置は、バックボーンネットワーク1に
対する通常のデータ通信機能、ATM専用網などのネッ
トワーク5に対する通常のデータ通信機能、加入者LA
N8や情報処置端末装置4に対する通常のデータ通信機
能など、無線局装置として有すべき通常の通信機能部を
有しているが、これらは公知のものであり、本発明に係
る特徴部分を明確化するために図示を省略してある。
【0020】図1に示す無線局装置は、試験用データと
しての擬似ランダムパターン列データを発生する発生手
段21、送信データの無線フレーム生成などを行う送信
データ処理手段22、送信する無線フレームの無線変調
及びアップコンバージョンなどを行う無線送信手段2
3、送受信の切り替えを行うスイッチ24、無線信号を
送受信するアンテナ25、受信した無線フレームの無線
復調及びダウンコンバージョンなどを行う無線受信手段
26、受信した無線フレームの解体などを行う受信デー
タ処理手段27、受信した擬似ランダムパターン列デー
タに基づいてデータ誤り率の算出を行うデータ誤り率検
出手段28、データ誤り率に基づく通報を行う通報手段
29、これら機能手段21〜29を統括制御するととも
に特に擬似ランダムパターン列データを送信すべきタイ
ミングを管理する制御手段30を備えている。
【0021】上記の送信データ処理手段22は、ビット
同期及びフレーム同期のためのデータ、通常の通信デー
タと区別するために試験用の擬似ランダムパターン列デ
ータであることを示すフラグなどを付加して、送信する
擬似ランダムパターン列データを無線フレームに構成す
る。また、データ誤り率検出手段28は送信した擬似ラ
ンダムパターン列データと受信した擬似ランダムパター
ン列データとの比較によって、データ誤り率を算出す
る。
【0022】また、通報手段29は、当該無線局装置に
備えられた表示部に算出された誤り率を表示する、当該
無線局装置に備えられたランプを点灯させる、バックボ
ーンネットワークなどを介して接続されるシステム管理
センタのサーバに算出された誤り率或いは当該誤り率が
所定値を上回る旨を送信するなど、種々な通報態様を採
用することができる。また、制御手段30は、1日毎な
どといった定期的、乱数計算などによる随時、通常のデ
ータ通信トラフィックの監視を行って比較的空いている
タイミングなど、種々な態様のタイミング管理を採用す
ることができる。
【0023】一方、図2に示す無線局装置は、無線信号
を送受信するアンテナ41、送受信の切り替えを行うス
イッチ42、受信した無線フレームの無線復調及びダウ
ンコンバージョンなどを行う無線受信手段43、受信し
た無線フレームの解体などを行う受信データ処理手段4
4、受信した擬似ランダムパターン列データを一時的に
保持する記憶手段としてのメモリ45、送信データの無
線フレーム生成などを行う送信データ処理手段46、送
信する無線フレームの無線変調及びアップコンバージョ
ンなどを行う無線送信手段47、これら機能手段41〜
47を統括制御するとともに特にメモリ45に一時保持
した擬似ランダムパターン列データを返送するタイミン
グを管理する制御手段48を備えている。
【0024】上記の制御手段48は、通常のデータ通信
トラフィックの監視を行って比較的空いているタイミン
グなど、通常の運用に支障をきたさない種々な態様のタ
イミング管理を採用することができる。
【0025】上記構成の無線局装置間では、例えば図3
に示すようなシーケンスで通常の運用を停止させること
なく無線データの誤り率測定が実施される。なお、図3
に示す例は、図1に示した擬似ランダムパターン列発生
機能と誤り率測定機能とを有した無線局を無線LANの
子局或いは加入者無線アクセスシステムの加入者局と
し、図2に示したメモリを利用した折り返し機能を有し
た無線局を無線LANの親局或いは加入者無線アクセス
システムの基地局としたものであり、親局或いは基地局
が複数の子局或いは加入者局を収容するこれらの通信シ
ステムでは、各子局或いは加入者局に対する擬似ランダ
ムパターン列の発生や誤り率測定を親局或いは基地局に
集中させず、各子局或いは加入者局に分散して負担させ
ることができるので、当該態様は無線局装置の構成やシ
ステム運用上で好ましいものである。
【0026】まず、子局(加入者局)で制御手段30の
制御下で、発生手段21が試験用の擬似ランダムパター
ン列(折り返し用データ)を発生し、送信データ処理手
段22が同期用のデータ、試験用のデータであることを
示すフラグ、送信相手の親局(基地局)のアドレス、自
局のアドレスなどを付加して当該折り返し用データを無
線フレームに構成し、無線送信手段23が当該無線フレ
ームに無線変調などして、送信側に切り換えられたスイ
ッチ24を介して当該無線フレームをアンテナ25から
送信する。
【0027】親局(基地局)では、制御手段48の制御
下で、当該無線フレームをアンテナ41で受信し、受信
側に切り換えられたスイッチ42を介して、無線受信手
段43が受信無線フレームを無線復調などし、受信デー
タ処理手段44が当該無線フレームを解体する。ここ
で、当該無線フレーム中のフラグ情報に基づいて制御手
段48により試験用であることが判断され、無線フレー
ム中の折り返し用データ(擬似ランダムパターン列)を
メモリ45に保持させる。
【0028】そして、制御手段48が通常のデータ通信
トラフィックが空いているタイミングを判定し、当該タ
イミングでメモリ45に保持した折り返しデータを送信
データ処理手段46が同期用のデータ、試験用のデータ
であることを示すフラグ、送信相手の子局(加入者局)
のアドレス、自局のアドレスなどを付加して無線フレー
ムに構成し、無線送信手段47が当該無線フレームに無
線変調などして、送信側に切り換えられたスイッチ42
を介して当該無線フレームをアンテナ41から送信す
る。
【0029】前記送信元の子局(加入者局)では、制御
手段30の制御下で、当該無線フレームをアンテナ25
で受信し、受信側に切り換えられたスイッチ24を介し
て、無線受信手段26が受信無線フレームを無線復調な
どし、受信データ処理手段27が当該無線フレームを解
体する。ここで、当該無線フレーム中のフラグ情報に基
づいて制御手段30により試験用であることが判断さ
れ、無線フレーム中の折り返し用データ(擬似ランダム
パターン列)をデータ誤り率検出手段28に送り、当該
受信データの誤り率を算出する。
【0030】上記のような一連の処理を子局(加入者
局)と親局(基地局)との間で行うことにより、これら
局間の無線データの誤り率が測定されて通報手段29か
ら通報されるが、図3に示すように、トラフィックが空
いている場合の折り返し処理タイミング(折り返し用デ
ータ1)と、トラフィックが混んでいる場合の折り返し
処理タイミング(折り返し用データ2)とを制御してい
る。
【0031】すなわち、親局(基地局)では、制御手段
48の制御により、他の子局(加入者局)との通常のデ
ータ通信処理(他局運用データ送/受)を行う必要がな
いタイミングでは、メモリ45に保持した擬似ランダム
パターン列(折り返し用データ1)を即座に子局(加入
者局)へ返送するが、他の子局(加入者局)との通常の
データ通信処理を行う必要があるタイミングでは、これ
を優先させて、通常のデータ通信処理に終了してトラフ
ィックが空いたタイミングでメモリ45に保持した擬似
ランダムパターン列(折り返し用データ2)を子局(加
入者局)へ返送する。したがって、子局(加入者局)と
親局(基地局)との間の通常の運用を阻害することな
く、試験が自動的に遂行される。
【0032】図4には、本発明に係るシステムの他の一
実施例を示してあり、本例は、互いに無線フレームをも
って時分割伝送する通信方式で無線通信を行う無線局装
置Aと無線局装置Bとの両方に、試験用の擬似ランダム
パターン列発生機能、データ誤り率測定機能、試験用擬
似ランダムパターン列の折り返し機能を備えたものであ
る。なお、無線局装置Aと無線局装置Bとのいずれを親
局(基地局)とし子局(加入者局)とするかは任意であ
り、また、以下の説明において、図1及び図2に基づい
て説明した各機能手段には同一の符号を付して重複する
説明は省略する。
【0033】本例では、無線局Aと無線局Bとに備えら
れた制御手段30、48はそれぞれ、上記したような試
験開始タイミングの制御機能と折り返しタイミングの制
御機能とを備えており、無線局Aと無線局Bとはそれぞ
れ、擬似ランダムパターン列を発生して送信し、相手の
局から折り返された擬似ランダムパターン列に基づいて
データ誤り率の測定通報を行う。したがって、親局(基
地局)と子局(加入者局)との双方向での試験を、通常
の運用を阻害することなく必要な時期に自動的に実行す
ることができる。
【0034】図5には、本発明に係るシステムの更に他
の一実施例を示してあり、本例は、無線フレームをもっ
て時分割伝送する通信方式で単方向或いは双方向無線通
信を行う無線局Cと無線局Dを備えたシステムで、少な
くとも送信側となる無線局Cに試験用の擬似ランダムパ
ターン列発生機能を備え、少なくとも受信側となる無線
局Dにデータ誤り率測定機能を備えて、試験用擬似ラン
ダムパターン列の折り返し機能を省いた一方向通信での
試験を行うものである。なお、無線局Cと無線局Dとの
いずれを親局(基地局)とし子局(加入者局)とするか
は任意であり、また、以下の説明において、図1及び図
2に基づいて説明した各機能手段には同一の符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0035】本例では、無線局Cに備えられた制御手段
30は上記したような試験開始タイミングの制御機能を
有しており、無線局Cから送信された擬似ランダムパタ
ーン列を無線局Dが受信して、当該無線局Dで受信した
擬似ランダムパターン列に基づいてデータ誤り率の測定
通報を行う。したがって、親局(基地局)と子局(加入
者局)との一方向での試験を必要な時期に自動的に実行
することができる。
【0036】また、図6には、本発明に係わるシステム
の更にもう一つの一実施例を示してあり、本例では、無
線フレームをもって時分割伝送をする通信方式で双方向
無線通信を行う無線局Eと無線局Fを備えたシステム
で、少なくとも試験用データの送信側となる無線局Eに
試験用の擬似ランダムパターン列発生機能と通報手段を
備え、少なくとも試験用データの受信側となる無線局F
にデータ誤り率測定機能を備えて、試験用擬似ランダム
パターン列の折り返し機能を省いた一方向通信での試験
を行うものである。なお、無線局Eと無線局Fのいずれ
を親局(基地局)とし、子局(加入者局)とするかは任
意であり、また、以下の説明において、図1及び図2に
基づいて説明した各機能手段には同一の符号を付して重
複する説明は省略する。
【0037】本例では、無線局Eに備えられた制御手段
30は、上記したような試験開始タイミングの制御機能
を有し、更に無線局Fに対し、測定クリア通知、測定結
果通報要求通知を無線フレームにて送信できる機能、ま
た、無線局Fから測定結果が送られてくると受信判別を
行い、通信手段29より通報する機能を有しており、無
線局Eから無線局Fへの誤り率測定結果のクリア通知を
伝送後、擬似ランダムパターン列を伝送し、無線局Fが
クリア通知を受信し、誤り率測定結果を制御手段48に
てクリアする。その後、擬似ランダムパターン列を無線
局Fが受信し、誤り率の測定を続ける。また、無線局E
側から測定結果要求通知を発行し、送信することによ
り、無線局Fでは、測定結果要求通知受信後、現時点の
測定結果を無線局Eに向かって伝送する。無線局Eで
は、測定結果の通知に伴い、データ誤り率の測定通報を
行う。したがって、親局(基地局)と子局(加入者局)
との一方向での試験を必要な時期に自動的に実行するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
無線フレームをもって時分割伝送を行う通信方式で無線
通信を行う無線局間でのデータ誤り率測定を、必要な時
期に、また、無線局の運用を停止させることなく、人手
を煩わせることなく自動的に実行することができ、無線
局間の通信品質を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る一方の無線局装置の
主要な構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る他方の無線局装置の
主要な構成を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例に係る無線局装置間の通信
運用を説明する図である。
【図4】 本発明の他の一実施例に係るシステム構成を
示す図である。
【図5】 本発明の更に他の一実施例に係るシステム構
成を示す図である。
【図6】 本発明の更に他の一実施例に係るシステム構
成を示す図である。
【図7】 無線LANシステムの一例を示す構成図であ
る。
【図8】 加入者無線アクセスシステムの一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
2、3、7、10、A、B、C、D、E、F:無線局装
置、 21:擬似ランダムパターン列発生手段、 28:データ誤り率検出手段、 30:制御手段、 45:メモリ、 48:制御手段、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の無線局と他の無線局との間で無線フ
    レームをもって時分割伝送を行う通信方式により無線通
    信を行うシステムにおいて、 一の無線局には、試験用データを無線送信する手段と、
    当該試験用データを無線送信するタイミングを制御する
    手段と、他の無線局から受信した試験用データに基づい
    てデータの誤り率を測定する手段と、を備え、 他方の無線局には、一の無線局から受信した試験用デー
    タを一時保持する記憶手段と、記憶手段に保持された試
    験用データを無線送信する手段と、当該試験用データを
    無線送信するタイミングを時分割無線フレームの利用状
    況に応じて制御する手段と、を備え、 一の無線局から無線送信した試験用データを他の無線局
    が折り返して一の無線局により無線データの誤り率を測
    定することを特徴とする無線データの誤り率測定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 他の無線局との間で無線フレームをもっ
    て時分割伝送を行う通信方式により無線通信を行う無線
    局装置において、 試験用データを無線送信する手段と、当該試験用データ
    を無線送信するタイミングを制御する手段と、他の無線
    局により折り返されて受信した試験用データに基づいて
    データの誤り率を測定する手段と、を備えたことを特徴
    とする無線局装置。
  3. 【請求項3】 他の無線局との間で無線フレームをもっ
    て時分割伝送を行う通信方式により無線通信を行う無線
    局装置において、 他の無線局から受信した試験用データを一時保持する記
    憶手段と、記憶手段に保持された試験用データを無線送
    信する手段と、当該試験用データを他の無線局へ無線送
    信するタイミングを時分割無線フレームの利用状況に応
    じて制御する手段と、を備えたことを特徴とする無線局
    装置。
  4. 【請求項4】 無線局間で無線フレームをもって時分割
    伝送を行う通信方式により無線通信を行うシステムにお
    いて、 双方の無線局に、自己側の試験用データを無線送信する
    手段と、当該自己側の試験用データを無線送信するタイ
    ミングを制御する手段と、他方の無線局から折り返され
    て受信した自己側の試験用データに基づいてデータの誤
    り率を測定する手段とを有した測定側機能部と、他方の
    無線局から受信した相手側の試験用データを一時保持す
    る記憶手段と、記憶手段に保持された相手側の試験用デ
    ータを無線送信する手段と、当該相手側の試験用データ
    を無線送信するタイミングを無線フレームの利用状況に
    応じて制御する手段とを有した折り返し側機能部と、を
    備え、 双方の無線局から無線送信した試験用データを他方の無
    線局が折り返して送信元の無線局により無線データの誤
    り率を測定することを特徴とする無線データの誤り率測
    定システム。
  5. 【請求項5】 他方の無線局と間で無線フレームをもっ
    て時分割伝送を行う通信方式により無線通信を行う無線
    局装置において、 自己側の試験用データを無線送信する手段と、当該自己
    側の試験用データを無線送信するタイミングを制御する
    手段と、他方の無線局から折り返されて受信した自己側
    の試験用データに基づいてデータの誤り率を測定する手
    段とを有した測定側機能部と、他方の無線局から受信し
    た相手側の試験用データを一時保持する記憶手段と、記
    憶手段に保持された相手側の試験用データを無線送信す
    る手段と、当該相手側の試験用データを無線送信するタ
    イミングを無線フレームの利用状況に応じて制御する手
    段とを有した折り返し側機能部と、を備えたことを特徴
    とする無線局装置。
  6. 【請求項6】 一の無線局と他の無線局との間で無線フ
    レームをもって時分割伝送を行う通信方式により無線通
    信を行うシステムにおいて、 一の無線局には、試験用データを無線送信する手段と、
    当該試験用データを無線送信するタイミングを制御する
    手段と、を備え、 他の無線局には、一の無線局から受信した試験用データ
    に基づいてデータの誤り率を測定する手段と、を備えた
    ことを特徴とする無線データの誤り率測定システム。
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