JP2002231938A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2002231938A
JP2002231938A JP2001022133A JP2001022133A JP2002231938A JP 2002231938 A JP2002231938 A JP 2002231938A JP 2001022133 A JP2001022133 A JP 2001022133A JP 2001022133 A JP2001022133 A JP 2001022133A JP 2002231938 A JP2002231938 A JP 2002231938A
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film
sidewall
gate electrode
source
forming
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JP2001022133A
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English (en)
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Shinichiro Mitani
真一郎 三谷
Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
Tomohiro Saito
朋広 齊藤
Yohei Yanagida
洋平 柳田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MISFETのリーク電流を防止し、また、
ゲート電極とソース、ドレイン領域との間のフリンジキ
ャパシタンスを低減する。 【解決手段】 MISFETのゲート電極Gの側壁に形
成された酸化シリコン膜からなるサイドウォール膜16
sの側壁に、シリサイド化前洗浄の洗浄液によりエッチ
ングされ難い窒化シリコン膜からなるサイドウォール膜
20sを形成した後、シリサイド化前洗浄を行いCoS
221aを形成する。その結果、サイドウォール膜2
0sの膜減りを低減でき、ソース、ドレイン領域(1
7)とCoSi221aとの距離を確保し、リーク電流
を低減できる。また、サイドウォール膜(16s、20
s)の大部分を比誘電率の低い酸化シリコン膜で構成で
きるため、フリンジキャパシタンスを低減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、微細なMISFE
T(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Tra
nsistor)を有する半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記MISFETのソース、ドレイン領
域上には、ソース、ドレイン領域の抵抗を下げ、また、
ソース、ドレイン領域上に形成されるプラグとの接触抵
抗を下げるためにシリサイド層が形成されている。
【0003】例えば、1999 Symposium on VLSI Technol
ogy Digest of Technical Papers 5A-1 p.49-50には、
LDD構造のソース、ドレイン領域を形成するための酸
化シリコン膜からなるサイドウォール膜をマスクに、シ
リサイド層を形成する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリサ
イド層を形成する前には、ソース、ドレイン領域上の自
然酸化膜等をフッ酸等を用いて除去するため、この工程
により前記サイドウォール膜の膜厚は薄くなる。その結
果、追って詳細に説明するように、シリサイド層がソー
ス、ドレイン領域の接合部に近接し、また、接合部を突
き抜け、接合リークが増加してしまうという問題が生じ
る。
【0005】一方、サイドウォール膜の膜減りを抑える
ため、サイドウォール膜を窒化シリコン膜を用いて形成
する方法が検討されている。窒化シリコン膜からなるサ
イドウォール膜については、2000 Symposium on VLSI T
echnology Digest of Technical Papers T15-1に、その
記載がある。
【0006】しかしながら、窒化シリコン膜の比誘電率
は、酸化シリコン膜の約2倍であるため、サイドウォー
ル膜に窒化シリコン膜を用いた場合、ゲート電極とソー
ス、ドレイン領域とのフリンジキャパシタンスが増加
し、素子性能が低下する。特に、ゲート電極とドレイン
との間は、電気的に逆位相となるので、この間の容量が
大きくなると、信号の伝達速度が小さくなり、スイッチ
ング特性が低下してしまう。
【0007】本発明の目的は、半導体集積回路装置の動
作速度を確保し、製品不良を低減させることにある。
【0008】本発明の他の目的は、半導体集積回路装置
の消費電流を低減させることにある。
【0009】本発明の前記目的と新規な特徴は、本明細
書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0011】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)シリコン基板上に、ゲート絶縁膜を形成
する工程と、(b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形
成し、パターニングすることによってゲート電極を形成
する工程と、(c)前記ゲート電極上を含むシリコン基
板上に酸化シリコン膜を堆積する工程と、(d)前記酸
化シリコン膜を、異方的にエッチングすることにより前
記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォール膜を形成す
る工程と、(e)前記シリコン基板、第1のサイドウォ
ール膜およびゲート電極上に、窒化シリコン膜を堆積す
る工程と、(f)前記窒化シリコン膜を、異方的にエッ
チングすることにより前記第2のサイドウォール膜の側
壁に第2のサイドウォール膜を形成する工程と、(g)
前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記シリコン基
板中に不純物を注入することによりソース、ドレイン領
域を形成する工程と、(h)前記ソース、ドレイン領域
表面をフッ酸系の洗浄液を用いて洗浄する工程と、
(i)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
る工程と、(j)前記第2のサイドウォール膜をマスク
にシリサイド化反応を起こさせることにより、前記ソー
ス、ドレイン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサ
イド層を形成する工程と、(k)未反応の前記金属膜を
除去する工程と、を有する。
【0012】このような手段によれば、フッ酸系の洗浄
液による第2のサイドウォール膜の膜減りを防止するこ
とができ、ソース、ドレイン領域と金属シリサイド層と
の距離を確保し、リーク電流を低く抑えることができ
る。また、第1および第2のサイドウォール膜の一部
を、誘電率の低い酸化シリコン膜で占めることができる
ので、ゲート電極とソース、ドレイン領域とのフリンジ
キャパシタンスを低減することができる。
【0013】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、酸化シリコン膜からなる第1のサイドウォール
膜を形成した後、この第1のサイドウォール膜をマスク
にソース、ドレイン領域を形成し、第1のサイドウォー
ル膜の側壁に窒化シリコン膜からなる第2のサイドウォ
ール膜を形成し、この第2のサイドウォール膜をマスク
にシリサイド層を形成する。
【0014】このような手段によれば、フッ酸系の洗浄
液による第2のサイドウォール膜の膜減を防止すること
ができるとともに第2のサイドウォール膜の膜厚に対応
する距離、ソース、ドレイン領域と金属シリサイド層と
を離間することができ、リーク電流を低く抑えることが
できる。また、第1および第2のサイドウォール膜の一
部を、誘電率の低い酸化シリコン膜で占めることができ
るので、ゲート電極とソース、ドレイン領域とのフリン
ジキャパシタンスを低減することができる。
【0015】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、第1の酸化シリコン膜からなる第1のサイドウ
ォール膜を形成した後、この第1のサイドウォール膜を
マスクにソース、ドレイン領域を形成し、第1のサイド
ウォール膜の側壁に第2の酸化シリコン膜からなる第2
のサイドウォール膜を形成し、この第2のサイドウォー
ル膜をマスクにシリサイド層を形成する。
【0016】このような手段によれば、第2のサイドウ
ォール膜の膜厚に対応する距離、ソース、ドレイン領域
と金属シリサイド層とを離間することができ、リーク電
流を低く抑えることができる。また、第1および第2の
サイドウォール膜全体を、誘電率の低い酸化シリコン膜
で占めることができるので、ゲート電極とソース、ドレ
イン領域とのフリンジキャパシタンスを低減することが
できる。
【0017】(4)本発明の半導体集積回路装置は、
(a)シリコン基板上にゲート絶縁膜を介し形成された
ゲート電極と、(b)前記ゲート電極の両側のシリコン
基板中に形成されたソース、ドレイン領域と、(c)前
記ゲート電極の側壁に形成された第1の絶縁膜からなる
第1のサイドウォール膜と、(d)前記第1のサイドウ
ォール膜の側壁に形成され、第2の絶縁膜からなる第2
のサイドウォール膜と、(e)前記第2のサイドウォー
ル膜をマスクに前記ソース、ドレイン領域上に形成され
た金属シリサイド層と、を有し、(f)前記第1の絶縁
膜は、前記第2の絶縁膜より誘電率が低い。
【0018】(5)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)シリコン基板上にゲート絶縁膜を介し形
成されたゲート電極と、(b)前記ゲート電極の側壁に
形成された第1の酸化シリコン膜からなる第1のサイド
ウォール膜と、(c)前記第1のサイドウォール膜をマ
スクに形成されたソース、ドレイン領域と、(d)前記
第1のサイドウォール膜の側壁に形成され、第2の酸化
シリコン膜からなる第2のサイドウォール膜と、(e)
前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記ソース、ド
レイン領域上に形成された金属シリサイド層と、を有す
る。
【0019】このような手段によれば、ソース、ドレイ
ン領域と金属シリサイド層とが離間されているので、リ
ーク電流を低く抑えることができ、また、第1および第
2のサイドウォール膜の一部もしくは全部を、誘電率の
低い酸化シリコン膜で占めることができるので、ゲート
電極とソース、ドレイン領域とのフリンジキャパシタン
スを低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】(実施の形態1)本実施の形態の半導体集
積回路装置の製造方法を図1〜図7を用いて説明する。
【0022】まず、図1に示すように、シリコン基板1
中に素子分離2を形成する。この素子分離2は、以下の
ように形成する。例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有
するp型の単結晶シリコンからなるシリコン基板1をエ
ッチングすることにより深さ250nm程度の素子分離溝
を形成する。
【0023】その後、シリコン基板1を約1000℃で
熱酸化することによって、溝の内壁に膜厚10nm程度の
薄い酸化シリコン膜(図示せず)を形成する。この酸化
シリコン膜は、溝の内壁に生じたドライエッチングのダ
メージを回復すると共に、次の工程で溝の内部に埋め込
まれる酸化シリコン膜5とシリコン基板1との界面準位
を低減するために形成する。
【0024】次に、溝の内部を含むシリコン基板1上に
CVD(Chemical Vapor deposition)法で膜厚450
〜500nm程度の酸化シリコン膜5を堆積し、化学的機
械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法
で溝の上部の酸化シリコン膜5を研磨し、その表面を平
坦化する。
【0025】次に、シリコン基板1にp型不純物(ホウ
素)およびn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込み
した後、約1000℃の熱処理で上記不純物を拡散させ
ることによって、シリコン基板1にp型ウエル3および
n型ウエル(図示せず)を形成する。
【0026】次に、シリコン基板1のp型ウエル3の主
表面にnチャネル型MISFETを形成する。
【0027】まず、図2に示すように、フッ酸系の洗浄
液を用いてシリコン基板1(p型ウエル3)の表面をウ
ェット洗浄した後、約800℃の熱酸化でp型ウエル3
の表面に清浄なゲート酸化膜6(ゲート絶縁膜)を形成
する。
【0028】次に、ゲート酸化膜の上部に膜厚250nm
程度の多結晶シリコン膜9をCVD法で堆積する。次
に、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクにして多結
晶シリコン膜9をドライエッチングすることによりゲー
ト電極Gを形成する。
【0029】次に、図3に示すように、ライト酸化によ
りゲート電極G(多結晶シリコン膜9)の側壁およびシ
リコン基板1上に2nm程度の薄い酸化膜(以下、ライ
ト酸化膜という)11を形成する。このライト酸化膜1
1は、ゲート電極Gのエッチング時に、ゲート酸化膜6
の端部に生じた欠陥を修復するために形成する。
【0030】次に、p型ウエル3上のゲート電極Gの両
側にn型不純物(ヒ素)を10KeVのエネルギーで、
1.0×1015/cm2程度注入した後、950℃で、
1秒間の熱処理を施し、n-型半導体領域13を形成す
る。
【0031】次いで、図4に示すように、シリコン基板
1上にLP−CVD(Low Pressure−Chemical Vapor D
eposition)法で膜厚100nm程度の酸化シリコン膜1
6を堆積し、異方的にエッチングすることによって、ゲ
ート電極Gの側壁にサイドウォール膜16s(第1のサ
イドウォール膜)を形成する。このサイドウォール膜1
6sの膜厚は、60nm程度である。ここで、サイドウ
ォール膜の膜厚とは、サイドウォール膜下部のゲート長
方向の厚さをいう。
【0032】続いて、図5に示すように、シリコン基板
1、サイドウォール膜16sおよびゲート電極G上に、
LP−CVD法により膜厚15nm程度の窒化シリコン
膜20を堆積し、異方的にエッチングすることによっ
て、ゲート電極G(サイドウォール膜16s)の側壁に
サイドウォール膜20sを形成する。このサイドウォー
ル膜20sの膜厚は、7nm程度である。
【0033】次に、サイドウォール膜20sをマスク
に、p型ウエル3にn型不純物(ヒ素)を50KeVの
エネルギーで、4.0×1015/cm2程度注入し後、
950℃で、1分間の熱処理を施すことによってn+
半導体領域17(ソース、ドレイン領域)を形成する。
また、この際、ゲート電極9Gを構成する多結晶シリコ
ンがn+型となる。
【0034】次いで、フッ酸系の洗浄液を用いて、シリ
コン基板1の表面を洗浄することにより、シリコン基板
1(n+型半導体領域17)およびゲート電極Gの表面
の自然酸化膜を除去する(シリサイド化前洗浄)。
【0035】次いで、図6に示すように、スパッタ法に
より15nm程度のCo膜21を堆積し、窒素雰囲気
中、500℃で1分間の熱処理を施すことにより、シリ
コン基板1(n+型半導体領域17)とCo膜21との
接触部およびゲート電極GとCo膜21との接触部にお
いてシリサイド化反応(CoSiの生成)をおこさせ
る。
【0036】次いで、未反応のCo膜を、NH4OHと
22の混合溶液により、エッチングする。なお、この
状態で、シリコン基板1(n+型半導体領域17)およ
びゲート電極G上に残存する層は、CoSi層である。
続いて、窒素雰囲気中、800℃で30秒間の熱処理を
施すことにより、CoSi層を、低抵抗のCoSi2
21aに変換させる(図7)。
【0037】このように、本実施の形態においては、サ
イドウォール膜16sの側壁に、窒化シリコン膜からな
るサイドウォール膜20sを形成した後、前洗浄を行
い、シリサイド化反応を施したので、ソース、ドレイン
領域(n+型半導体領域17)とCoSi2層21aとの
間を確保することができる。
【0038】即ち、サイドウォール膜16sのみの場合
は、図8に示すように、サイドウォール膜の膜厚がシリ
サイド化前洗浄により小さくなってしまう。これは、サ
イドウォール膜16sが、酸化シリコン膜からなり、シ
リコン基板1上の自然酸化膜を除去するためのフッ酸系
の洗浄液によってエッチングされてしまうからである。
その結果、CoSi2層21aが、ソース、ドレイン領
域(n+型半導体領域17)の接合面に近接し(図中の
矢印部)、かかる場所においてリーク電流が生じる。
【0039】図9は、接合リーク電流とその頻度との関
係を示す図である。酸化シリコン膜でサイドウォール膜
を構成した場合は、グラフ(a1:○)に示すように、
ゲート電極端部での接合リークのばらつきが大きい。こ
れに対し、。窒化シリコン膜と酸化シリコン膜でサイド
ウォール膜を構成した場合は、グラフ(b1:●)に示
すように、ゲート電極電極端部での接合リークのばらつ
きを低減でき、接合リーク電流値[A/length]も小さく
することができた。また、グラフ(a2:△)、(b2
▲)は、ゲート平坦部での接合リーク[A/area]を示
す。この場合も、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜でサ
イドウォール膜を構成した場合は、グラフ(b2)に示
すように、接合リークのばらつきを低減できた。
【0040】また、図10に示すように、サイドウォー
ル膜を窒化シリコン膜で形成した場合(116s)に
は、窒化シリコン膜がフッ酸系の洗浄液によりエッチン
グされ難いため、サイドウォール膜116sの膜減りが
少なく、ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域1
7)とCoSi2層21aとの間を確保することができ
る。
【0041】しかしながら、酸化シリコン膜の比誘電率
は、約3.9であるのに対し、窒化シリコン膜の比誘電
率は、約7.5と、2倍近くに及ぶ。従って、サイドウ
ォール膜に窒化シリコン膜を用いた場合、ゲート電極と
ソース、ドレイン領域とのフリンジキャパシタンス(C
f)が増加し、信号の遅延時間が大きくなる。
【0042】以下に、この遅延時間について、シュミレ
ーションデータに基づき説明する。
【0043】図11は、フリンジキャパシタンス(C
f)と遅延時間との関係を示す図である。窒化シリコン
膜でサイドウォール膜を構成した場合は、点(a)に示
すように、Cfが、約0.15[fF/μm]、遅延時間
が、約11.8[ps/stage]であるのに対し、窒
化シリコン膜と酸化シリコン膜でサイドウォール膜を構
成した場合は、点(b)に示すように、Cfが、約0.
11[fF/μm]、遅延時間が、約10.8[ps/s
tage]となり、Cfおよび遅延時間ともに、低減す
ることができた。なお、酸化シリコン膜でサイドウォー
ル膜を構成した場合は、Cfが、約0.09[fF/μ
m]、遅延時間が、約10.5[ps/stage]であ
った(点(c))。
【0044】図12は、インバータを構成するMISF
ETの飽和電流の逆数と遅延時間との関係を示す図であ
る。なお、インバータを構成するMISFETの飽和電
流の逆数とは、nチャネル型MISFETの飽和電流
(Idsatn)の逆数と、pチャネル型MISFETの飽和
電流(Idsatp)の逆数との和(Idsatn-1+Idsatp-1)で
あり、以下、1/Idsatと以下略す。窒化シリコン膜で
サイドウォール膜を構成した場合は、グラフ(a)に示
すように、1/Idsatが、約4.0〜4.3[×10-3μ
m/μA]程度、遅延時間が、約15[ps/stag
e]前後であるのに対し、窒化シリコン膜と酸化シリコ
ン膜でサイドウォール膜を構成した場合は、グラフ
(b)に示すように、1/Idsatが、約3.5〜3.6
[×10-3μm/μA]程度、遅延時間が、約11[ps
/stage]となり、1/Idsatおよび遅延時間とも
に、低減することができた。また、遅延時間は、1/Id
satに比例するので、サイドウォール膜に対する遅延時
間と1/Idsatとの関係を示すと図12中の実線のよう
になる。従って、これらの実線についての同じ1/Idsa
tに対する遅延時間の差が、フリンジキャパシタンスの
影響を示すこととなる。
【0045】このように、本実施の形態によれば、ゲー
ト電極とソース、ドレイン領域とのフリンジキャパシタ
ンスを低減することができ、また、遅延時間を低減する
ことができる。その結果、このようなMISFETを用
いた回路の動作の高速化を図ることができる。
【0046】(実施の形態2)本実施の形態の半導体集
積回路装置の製造方法を図13〜図15を用いて説明す
る。なお、図1〜図4を用いて説明したサイドウォール
膜16sの形成工程までは、実施の形態1の場合と同様
であるためその説明を省略する。
【0047】まず、実施の形態1で説明した図4に示す
ゲート電極Gの側壁にサイドウォール膜16sが形成さ
れたシリコン基板1を準備する。次いで、図13に示す
ように、サイドウォール膜16sをマスクとして、p型
ウエル3にn型不純物(ヒ素)を50KeVのエネルギ
ーで、4.0×1015/cm2程度注入し後、950℃
で、1分間の熱処理を施すことによってn+型半導体領
域17(ソース、ドレイン領域)を形成する。
【0048】次いで、図14に示すように、シリコン基
板1(n+型半導体領域17)、サイドウォール膜16
sおよびゲート電極G上に、LP−CVD法により膜厚
15nm程度の窒化シリコン膜20を堆積し、異方的に
エッチングすることによって、ゲート電極G(サイドウ
ォール膜16s)の側壁にサイドウォール膜20sを形
成する。このサイドウォール膜20sの膜厚は、7nm
程度である。
【0049】次いで、フッ酸系の洗浄液を用いて、シリ
コン基板1の表面を洗浄することにより、シリコン基板
1(n+型半導体領域17)およびゲート電極Gの表面
の自然酸化膜を除去する(シリサイド化前洗浄)。
【0050】次いで、スパッタ法により15nm程度の
Co膜21を堆積し、窒素雰囲気中、500℃で1分間
の熱処理を施すことにより、シリコン基板1(n+型半
導体領域17)とCo膜21との接触部およびゲート電
極GとCo膜21との接触部においてシリサイド化反応
(CoSiの生成)をおこさせる。
【0051】次いで、未反応のCo膜を、NH4OHと
22の混合溶液により、エッチングする。なお、この
状態で、シリコン基板1(n+型半導体領域17)およ
びゲート電極G上に残存する層は、CoSi層である。
続いて、窒素雰囲気中、800℃で30秒間の熱処理を
施すことにより、CoSi層を、低抵抗のCoSi2
21aに変換させる(図15)。
【0052】このように、本実施の形態においては、サ
イドウォール膜16sをマスクにソース、ドレイン領域
(n+型半導体領域17)を形成いた後、サイドウォー
ル膜16sの側壁のサイドウォール膜20sをマスク
に、シリサイド化反応を施したので、ソース、ドレイン
領域(n+型半導体領域17)とCoSi2層21aとの
間を確保することができる。また、サイドウォール膜2
0sを窒化シリコン膜により形成したので、シリサイド
化前洗浄によるサイドウォール膜20sの膜減りを低減
でき、実施の形態1で説明したように、ソース、ドレイ
ン領域(n+型半導体領域17)とCoSi2層21aと
の間を確保することができ、リーク電流を低減できる。
【0053】また、サイドウォール膜(16s、20
s)のうち、その大部分を酸化シリコン膜からなるサイ
ドウォール膜16sで構成したので、実施の形態1で説
明したように、ゲート電極とソース、ドレイン領域との
フリンジキャパシタンスを低減することができ、また、
遅延時間を低減することができる。その結果、このよう
なMISFETを用いた回路の動作の高速化を図ること
ができる。
【0054】(実施の形態3)本実施の形態の半導体集
積回路装置の製造方法を図16〜図19を用いて説明す
る。なお、図1〜図4を用いて説明したサイドウォール
膜16sの形成工程までは、実施の形態1の場合と同様
であるためその説明を省略する。
【0055】まず、実施の形態1で説明した図4に示す
ゲート電極Gの側壁にサイドウォール膜16sが形成さ
れたシリコン基板1を準備する。次いで、図16に示す
ように、サイドウォール膜16sをマスクとして、p型
ウエル3にn型不純物(ヒ素)を50KeVのエネルギ
ーで、4.0×1015/cm2程度注入し後、950℃
で、1分間の熱処理を施すことによってn+型半導体領
域17(ソース、ドレイン領域)を形成する。
【0056】次いで、図17に示すように、シリコン基
板1(n+型半導体領域17)、サイドウォール膜16
sおよびゲート電極G上に、LP−CVD法により膜厚
50nm程度の酸化シリコン膜220を堆積し、異方的
にエッチングすることによって、ゲート電極G(サイド
ウォール膜16s)の側壁にサイドウォール膜220s
を形成する。このサイドウォール膜220sの膜厚は、
30nm程度である。
【0057】次いで、フッ酸系の洗浄液を用いて、シリ
コン基板1の表面を洗浄することにより、シリコン基板
1(n+型半導体領域17)およびゲート電極Gの表面
の自然酸化膜を除去する(シリサイド化前洗浄)。この
洗浄の際、図18に示すように、サイドウォール膜22
0sの表面がエッチングされ、サイドウォール膜220
sの膜厚は、15nm程度となる。
【0058】次いで、スパッタ法により15nm程度の
Co膜21を堆積し、窒素雰囲気中、500℃で1分間
の熱処理を施すことにより、シリコン基板1(n+型半
導体領域17)とCo膜21との接触部およびゲート電
極GとCo膜21との接触部においてシリサイド化反応
(CoSiの生成)をおこさせる。
【0059】次いで、未反応のCo膜を、NH4OHと
22の混合溶液により、エッチングする。なお、この
状態で、シリコン基板1(n+型半導体領域17)およ
びゲート電極G上に残存する層は、CoSi層である。
続いて、図19に示すように、窒素雰囲気中、800℃
で30秒間の熱処理を施すことにより、CoSi層を、
低抵抗のCoSi2層21aに変換させる。
【0060】このように、本実施の形態においては、サ
イドウォール膜16sをマスクにソース、ドレイン領域
(n+型半導体領域17)を形成いた後、サイドウォー
ル膜16sの側壁のサイドウォール膜220sをマスク
に、シリサイド化反応を施したので、ソース、ドレイン
領域(n+型半導体領域17)とCoSi2層21aとの
間を確保することができる。また、酸化シリコン膜から
なるサイドウォール膜220sのシリサイド化前洗浄に
よる膜減りを考慮し、洗浄後に所望の膜厚となるよう、
あらかじめ厚くサイドウォール膜220sを形成したの
で、ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域17)と
CoSi2層21aとの間を確保することができ、リー
ク電流を低減できる。
【0061】また、サイドウォール膜(16s、220
s)全体を比誘電率の低い酸化シリコン膜で構成したの
で、ゲート電極とソース、ドレイン領域とのフリンジキ
ャパシタンスを低減することができ、また、遅延時間を
低減することができる(図11、点(c)参照)。その
結果、このようなMISFETを用いた回路の動作の高
速化を図ることができる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
特に、前記実施の形態においては、nチャネル型MIS
FETを例に説明したが、pチャネル型MISFET
に、本発明を適用することも可能である。また、前記実
施の形態においては、Co膜を用いてCoSi2層21
aを形成したが、他の金属膜(Ti膜等)を用いて金属
シリサイド層(TiSi層等)を形成してもよい。
【0063】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0064】MISFETのソース、ドレイン領域とそ
の上部に形成される金属シリサイド層との距離を確保で
き、リーク電流を低く抑えることができる。また、MI
SFETのゲート電極とソース、ドレイン領域との間の
フリンジキャパシタンスを低減することができる。
【0065】その結果、半導体集積回路装置の消費電流
を低減させ、また、動作速度を確保し、製品歩留まりを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
【図8】本発明の効果を説明するための図である。
【図9】本発明の効果を説明するための図である。
【図10】本発明の効果を説明するための図である。
【図11】本発明の効果を説明するための図である。
【図12】本発明の効果を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図14】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【図19】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 素子分離 3 p型ウエル 5 酸化シリコン膜 6 ゲート酸化膜 9 多結晶シリコン膜 G ゲート電極 11 ライト酸化膜 13 n-型半導体領域 16 酸化シリコン膜 16s サイドウォール膜 17 n+型半導体領域 20 窒化シリコン膜 20s サイドウォール膜 116s サイドウォール膜 220 酸化シリコン膜 220s サイドウォール膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 朋広 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 柳田 洋平 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB20 BB25 CC01 CC05 DD04 DD23 DD37 DD43 DD55 DD64 DD65 DD78 DD84 DD89 EE09 EE12 EE14 EE17 FF14 GG08 HH16 HH18 5F040 DA01 DA02 DA11 DB03 EC01 EC04 EC07 EC13 EF02 EH02 EK05 FA05 FA07 FA10 FB02 FB04 FC10 FC19 FC21 5F048 AC03 BA01 BB05 BB08 BB12 BC06 BE03 BF06 BG01 BG13 DA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)シリコン基板上に、ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、 (b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形成し、パター
    ニングすることによってゲート電極を形成する工程と、 (c)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に酸化シ
    リコン膜を堆積する工程と、 (d)前記酸化シリコン膜を、異方的にエッチングする
    ことにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォー
    ル膜を形成する工程と、 (e)前記シリコン基板、第1のサイドウォール膜およ
    びゲート電極上に、窒化シリコン膜を堆積する工程と、 (f)前記窒化シリコン膜を、異方的にエッチングする
    ことにより前記第1のサイドウォール膜の側壁に第2の
    サイドウォール膜を形成する工程と、 (g)前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記シリ
    コン基板中に不純物を注入することによりソース、ドレ
    イン領域を形成する工程と、 (h)前記ソース、ドレイン領域表面をフッ酸系の洗浄
    液を用いて洗浄する工程と、 (i)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
    る工程と、 (j)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
    ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
    ン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサイド層を形
    成する工程と、 (k)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)シリコン基板上に、ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、 (b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形成し、パター
    ニングすることによってゲート電極を形成する工程と、 (c)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に酸化シ
    リコン膜を堆積する工程と、 (d)前記酸化シリコン膜を、異方的にエッチングする
    ことにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォー
    ル膜を形成する工程と、 (e)前記第1のサイドウォール膜をマスクに前記シリ
    コン基板中に不純物を注入することによりソース、ドレ
    イン領域を形成する工程と、 (f)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
    ル膜およびゲート電極上に、窒化シリコン膜を堆積する
    工程と、 (g)前記窒化シリコン膜を、異方的にエッチングする
    ことにより前記第1のサイドウォール膜の側壁に第2の
    サイドウォール膜を形成する工程と、 (h)前記ソース、ドレイン領域表面をフッ酸系の洗浄
    液を用いて洗浄する工程と、 (i)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
    る工程と、 (j)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
    ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
    ン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサイド層を形
    成する工程と、 (k)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)シリコン基板上に、ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、 (b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形成し、パター
    ニングすることによってゲート電極を形成する工程と、 (c)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に第1の
    酸化シリコン膜を堆積する工程と、 (d)前記第1の酸化シリコン膜を、異方的にエッチン
    グすることにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイド
    ウォール膜を形成する工程と、 (e)前記第1のサイドウォール膜をマスクに前記シリ
    コン基板中に不純物を注入することによりソース、ドレ
    イン領域を形成する工程と、 (f)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
    ル膜およびゲート電極上に、第2の酸化シリコン膜を堆
    積する工程と、 (g)前記第2の酸化シリコン膜を、異方的にエッチン
    グすることにより前記第1のサイドウォール膜の側壁に
    第2のサイドウォール膜を形成する工程と、 (h)前記ソース、ドレイン領域表面をフッ酸系の洗浄
    液を用いて洗浄する工程と、 (i)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
    る工程と、 (j)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
    ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
    ン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサイド層を形
    成する工程と、 (k)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (a)シリコン基板上にゲート絶縁膜を
    介し形成されたゲート電極と、 (b)前記ゲート電極の両側のシリコン基板中に形成さ
    れたソース、ドレイン領域と、 (c)前記ゲート電極の側壁に形成された第1の絶縁膜
    からなる第1のサイドウォール膜と、 (d)前記第1のサイドウォール膜の側壁に形成され、
    第2の絶縁膜からなる第2のサイドウォール膜と、 (e)前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記ソー
    ス、ドレイン領域上に形成された金属シリサイド層と、
    を有し、 (f)前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜より誘電
    率が低いことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 (a)シリコン基板上にゲート絶縁膜を
    介し形成されたゲート電極と、 (b)前記ゲート電極の側壁に形成された第1の酸化シ
    リコン膜からなる第1のサイドウォール膜と、 (c)前記第1のサイドウォール膜をマスクに形成され
    たソース、ドレイン領域と、 (d)前記第1のサイドウォール膜の側壁に形成され、
    第2の酸化シリコン膜からなる第2のサイドウォール膜
    と、 (e)前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記ソー
    ス、ドレイン領域上に形成された金属シリサイド層と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
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