JP2002231670A - ポリッシング装置 - Google Patents

ポリッシング装置

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JP2002231670A
JP2002231670A JP2001023759A JP2001023759A JP2002231670A JP 2002231670 A JP2002231670 A JP 2002231670A JP 2001023759 A JP2001023759 A JP 2001023759A JP 2001023759 A JP2001023759 A JP 2001023759A JP 2002231670 A JP2002231670 A JP 2002231670A
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JP
Japan
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ring
top plate
shaped
workpiece
backing pad
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JP2001023759A
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English (en)
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Fumitaka Itou
史隆 伊藤
Osamu Iizuka
修 飯塚
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエーハの周縁部における研磨量の不均一性
を減少させることによって、高い平坦度を実現すること
ができるポリッシング装置を提供する。 【解決手段】 トップブロック5の下面にはトッププレ
ート6が固定され、周縁部にはガイドリング7が固定さ
れている。ウエーハ1は、バッキングパッド8を介して
トッププレート6の下面に吸着される。トッププレート
6とガイドリング7の間に形成されたリング状の空間部
には、リング状のピストン11が収容されている。ピス
トン11の先端部にはリング状の突出部11aが設けら
れ、この突出部11aは、トッププレート6とガイドリ
ング7の間の隙間を貫通している。突出部11aの先端
には、リング状のバッキングパッド15が接着されてい
る。圧力室12内の圧力を制御してピストン12による
加圧力を調整することにより、周縁部におけるウエーハ
1と研磨布との間の接触圧力分布の調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエーハ
などの板厚が薄い円板状の被加工材の表面を平坦に研磨
する際に使用されるポリッシング装置に係り、特に、被
加工材を吸着して保持するポリッシングヘッドの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に、ウエーハの表面の研磨に使用さ
れるポリッシング装置の概略構成を示す。図中、1はウ
エーハ、2は研磨布、3はターンテーブル、4はポリッ
シングヘッド、6はトッププレート、8はバッキングパ
ッドを表す。
【0003】研磨布2は、ターンテーブル3の上面に両
面テープで貼り付けられる。トッププレート6は、ポリ
ッシングヘッド4の先端に取り付けられ、ターンテーブ
ル3の上方の、ターンテーブル3に対向する位置に配置
される。研磨対象のウエーハ1は、トッププレート6の
下面にバッキングパッド8を介して吸着されて保持され
る。研磨剤供給ノズル9から研磨布2上に研磨剤(砥粒
を懸濁させたスラリ)を供給するとともに、ポリッシン
グヘッド4によって、ウエーハ1をターンテーブル3と
同一方向に回転しながら研磨布2に対して押し付けるこ
とによって、ウエーハ1のポリッシングが行われる。
【0004】図8に、従来のポリッシングヘッドの構造
の概要を示す。
【0005】駆動軸4aの下端には、トップブロック5
が取り付けられ、トップブロック5の下面には、トップ
プレート6が取り付けられている。トッププレート6の
外周を取り囲む様に、トップブロック5の下面周縁部に
ガイドリング7が取り付けられている。ウエーハ1は、
トッププレート6の下面にバッキングパッド8を介して
吸着されて保持される。ウエーハ1は、その外周側をガ
イドリング7によってガイドされている。
【0006】トップブロック5及びトッププレート6の
内部には、それぞれ、通気孔25、28が成形され、こ
れらの通気孔25、28内を減圧することによって、ウ
エーハ1の吸着が行われる。一方、これらの通気孔2
5、28内を加圧することによって、ウエーハ1の解放
が行われる。
【0007】(従来のポリッシング装置の問題点)図8
に示した様な、従来のポリッシングヘッドを用いてウエ
ーハを研磨した場合、ウエーハの面内における押し付け
圧力の分布、研磨布との間の相対速度の分布、あるい
は、研磨剤の流入状態の相違などに起因して、ウエーハ
の面内における研磨量の分布が不均一になる。特に、径
方向に沿った不均一性が大きくなり易く、その結果、研
磨後のウエーハの平坦度が損なわれる。
【0008】従来は、トッププレート6に形成されたウ
エーハの吸着兼押圧用の通気孔28の数、配置、及び吸
着力/押圧力を変化させることにより、被加工物である
ウエーハ自体を変形させて、その加工形状をコントロー
ルしていた。従って、ウエーハの全体的な加工形状のコ
ントロールは可能であったが、特に、周縁部の加工形状
のみを積極的にコントロールすることはできなかった。
このため、ウエーハの周縁部に異常研磨領域が現れ、そ
れが、ウエーハから得られる良品チップの歩留まりを低
下させる要因となっていた。近年のウエーハの大口径化
に伴い、良品チップの歩留まりを更に高めるため、ウエ
ーハの周縁部の加工形状を向上させることが要請されて
いる。
【0009】また、従来は、ウエーハの加工形状のコン
トロール及びウエーハの吸着/解放に、共通の加圧兼減
圧経路を用いていた。この場合、ウエーハの解放の際の
加圧空気によって、通気孔の周囲で、バッキングパッド
に局所的な剥離や水分含有率の変化に起因する機械的性
質の変化が生ずる場合がある。その結果、ウエーハから
得られる良品チップの歩留まりが低下したり、ウエーハ
を解放する際にトラブルが発生すると言う問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来のポリッシング装置における問題点に鑑み成された
もので、本発明の目的は、ウエーハの中央部と周縁部の
加工形状を独立してコントロールすることを可能にする
ことによって、高い平坦度を実現することができるポリ
ッシング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のポリッシング装
置は、上面に研磨布が装着されるターンテーブルと、タ
ーンテーブルに対向してその上方に配置され、下面に第
一のバッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸着
されるトッププレートと、トッププレートの上面側に配
置され、トッププレートを保持するトップブロックと、
トッププレートの周囲を取り囲む様にトップブロックの
周縁部に取り付けられ、被加工物を外周側からガイドす
るガイドリングとを備え、被加工物を回転させながら研
磨布に対して押し付けてポリッシングを行うポリッシン
グ装置において、前記トッププレートの外周と前記ガイ
ドリングの内周との間にリング状の空間部を設け、この
空間部に、前記ガイドリングの内周面に沿って上下方向
に駆動され、その先端面にリング状の第二のバッキング
パッドが接着され、この第二のバッキングパッドを介し
て前記被加工物の周縁部に加圧力を加えるリング状のピ
ストンを配置したことを特徴とする。
【0012】本発明のポリッシング装置によれば、前記
リング状のピストンを用いて前記被加工物の周縁部に加
える加圧力を制御することによって、被加工物の周縁部
の近傍において、研磨布に対する押し付け力の分布を直
接的に調整することが可能である。従って、被加工物の
周縁部の近傍における研磨速度の均一性を改善し、研磨
後の平坦度を高めることができる。
【0013】また、本発明のポリッシング装置によれ
ば、前記リング状のピストンをトッププレートに対して
独立に動かすことが可能である。従って、ウエーハを解
放する際に、前記リング状のピストンを下方へ突き出す
ことによって、トッププレートの下面からウエーハを引
き離すことができる。この様に、ウエーハを解放する
際、バッキングパッドに設けられた貫通孔を介して加圧
空気を吐出する必要がないので、バッキングパッドの局
所的な剥離や変形などの問題が生じにくい。
【0014】好ましくは、前記リング状のピストンの後
端面と前記トップブロックの下面との間に、加圧流体が
供給される圧力室を形成する。
【0015】好ましくは、前記トッププレートの下面側
に外周面から径方向に張り出すフランジ部を設けるとと
もに、前記リング状のピストンの先端部に、その外周に
沿って下向きに突出するリング状の突出部を設け、この
突出部を、前記フランジ部の外周と前記ガイドリングの
内周との間に挿入し、この突出部の先端面が前記第二の
バッキングパッドを介して前記被加工物の周縁部に加圧
力を加える様に構成する。
【0016】この様に構成した場合、前記フランジ部
は、前記ピストンの前進限界を決めるストッパとして機
能する好ましくは、前記加圧流体として加圧空気を使用
し、この加圧空気を、前記トップブロックの内部に形成
された経路を介して前記圧力室へ供給する。
【0017】なお、上記のリング状のピストンの先端面
に段差部を設け、このピストンにガイドリングの機能を
兼ねさせることもできる。
【0018】その場合、本発明のポリッシング装置は、
上面に研磨布が装着されるターンテーブルと、ターンテ
ーブルに対向してその上方に配置され、下面に第一のバ
ッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸着される
トッププレートと、トッププレートの上面側に配置さ
れ、トッププレートを保持するトップブロックと、径方
向に間隔を開けてトッププレートの外周を取り囲む様に
配置され、トップブロックの周縁部に取り付けられたリ
ング状のフレームと、トッププレートの外周とフレーム
の内周との間に形成されたリング状の空間部の中に収容
され、上下方向に駆動されるリング状のピストンとを備
え、前記リング状のピストンの先端面の外周側には下方
に突出するリング状の突出部が形成され、この突出部よ
りも内周側に当たる先端面にはリング状の第二のバッキ
ングパッドが接着され、前記突出部の内周側の側面で被
加工物を外周側からガイドするとともに、前記突出部よ
りも内周側に当たる先端面で前記第二のバッキングパッ
ドを介して前記被加工物の周縁部に加圧力を加える様に
構成されていることを特徴とする。
【0019】この場合、好ましくは、前記リング状のピ
ストンの先端部分に、前記トッププレートと前記フレー
ムとの間から下方に突出するリング状の第一突出部を形
成するとともに、この第一突出部の先端面の外周側に、
下方に突出するリング状の第二突出部を形成する。この
様に構成することによって、第二突出部の内周側の側面
で被加工物を外周側からガイドするとともに、第二突出
部よりも内周側に当たる第一突出部の先端面で、前記第
二のバッキングパッドを介して前記被加工物の周縁部に
加圧力を加える。
【0020】また、ガイドリングを上下方向に駆動可能
な第二のリング状のピストンによって構成し、このガイ
ドリングを用いて、被加工物の周囲において研磨布に対
して加圧力を加えることもできる。
【0021】その場合、本発明のポリッシング装置は、
上面に研磨布が装着されるターンテーブルと、ターンテ
ーブルに対向してその上方に配置され、下面に第一のバ
ッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸着される
トッププレートと、トッププレートの上面側に配置さ
れ、トッププレートを保持するトップブロックと、径方
向に間隔を開けてトッププレートの外周を取り囲む様に
配置され、トップブロックの周縁部に取り付けられたリ
ング状のフレームと、前記フレームの内周側に配置さ
れ、前記フレームの内周面に沿って上下方向に駆動さ
れ、被加工物を外周側からガイドするとともに、被加工
物の周囲で研磨布に対して加圧力を加えるガイドリング
と、前記トッププレートの外周と前記ガイドリングの内
周との間に形成されたリング状の空間部の中に収容さ
れ、前記ガイドリングの内周面に沿って上下方向に駆動
され、その先端面にリング状の第二のバッキングパッド
が接着され、この第二のバッキングパッドを介して前記
被加工物の周縁部に加圧力を加えるリング状のピストン
と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に基づくポリッシン
グ装置の幾つかの例について、図面を用いて説明する。
【0023】(例1)図1に本発明に基づくポリッシン
グ装置の主要部を構成するポリッシングヘッドの構造を
示す。なお、ポリッシング装置の全体的な構成について
は、先に図7を用いて説明したものと同様なので、その
説明は省略する。図1中、1はウエーハ、5はトップブ
ロック、6はトッププレート、7はガイドリング、8は
バッキングパッド(第一のバッキングパッド)、11は
リング状のピストン、12は圧力室、15はリング状の
バッキングパッド(第二のバッキングパッド)を表す。
【0024】トップブロック5は、駆動軸4aの下端に
取り付けられている。トップブロック5の上端部及び下
端部には、それぞれフランジ部5a、5bが形成されて
いる。上端側のフランジ部5aは、駆動軸4aの下端に
固定されている。下端側のフランジ部5bの径は、研磨
対象のウエーハ1よりも大きい。下端側のフランジ部5
bの下面に、トッププレート6が固定されている。トッ
ププレート6の径は、ウエーハ1の径よりも僅かに小さ
い。更に、この下端側のフランジ部5bの下面の周縁部
には、径方向に間隔を開けてトッププレート6の外周を
取り囲む様に、ガイドリング7が固定されている。
【0025】トッププレート6は、その上面側の中央
に、円形の窪み部27が形成され、この窪み部27の底
面とトッププレート6の下面との間に複数の貫通孔28
が形成されている。なお、トッププレート6の上面に
は、窪み部27の外周に沿ってOリングが配置され、窪
み部27の内部がシールされている。
【0026】トッププレート6の下面には、バッキング
パッド8が両面テープで接着されている。バッキングパ
ッド8には、トッププレート6に形成された上記の複数
の貫通孔28に対応する位置に、それぞれ貫通孔29が
形成されている。ウエーハ1は、バッキングパッド8を
介してトッププレート6の下面に吸着される。ウエーハ
1は、その外周側をガイドリング7によってガイドされ
る。
【0027】トッププレート6の外周面とガイドリング
7の内周面の間には、リング状の空間部が形成され、こ
の空間部に、リング状のピストン11が挿入されてい
る。このピストン11の上端面とトップブロック5の下
面との間に、加圧流体が供給される圧力室12が形成さ
れている。なお、トッププレート6の上面には外周に沿
ってOリングが配置され、ガイドリング7の上面には内
周に沿ってOリングが配置され、更に、ピストン11の
上端部に近い内周面及び外周面にもOリングが配置され
ている。これらのOリングによって、圧力室12の内部
がシールされている。
【0028】なお、シール部には、Oリングの他にウェ
アリングを使用することもできる。
【0029】トッププレート6には、その下面側に外周
面から径方向に張り出す様にフランジ部6aが設けられ
ている。これに対応して、リング状のピストン11の先
端部には、その外周に沿って下向きに突出するリング状
の突出部11aが設けられている。この突出部11a
は、フランジ部6aの外周とガイドリング7の内周との
間に形成された隙間を貫通している。フランジ部6a
は、ピストン11の前進限界を決めるストッパの役割を
果たしている。ピストン11の突出部11aの先端面に
は、リング状のバッキングパッド15が両面テープで接
着されている。なお、ピストン11側のバッキングパッ
ド15は、トッププレート6側のバッキングパッド8か
ら切り離されている。
【0030】駆動軸4aの内部には、通気孔23が形成
されている。トップブロック5の上端側のフランジ部5
aの内部には通気孔25a、下端側のフランジ部5bの
内部には通気孔25bが形成されている。通気孔23
は、回転継手(図示せず)及びを圧力調整装置32を介
して、真空源及び高圧空気源に接続されている。通気孔
23の先端は通気孔25aに連絡し、通気孔25aの先
端は、チューブ24を介して通気孔25bに連絡してい
る。通気孔25bの先端は、トップブロック5の下面に
開口し、窪み部27に連絡している。
【0031】通気孔23、通気孔25a、チューブ24
及び通気孔25bを介して、窪み部27内を減圧するこ
とにより、ウエーハ1を吸着する。また、ウエーハの加
工中、窪み部27内を加圧することによって、ウエーハ
1の内周部におけるウエーハ1の表面と研磨布2(図
7)との間の接触圧力分布を調整する。なお、適正な加
圧力の値は、研磨布の種類及びウエーハ1により異なる
ので、予め実験を行って求めておく。
【0032】駆動軸4aの内部には、更に、通気孔33
が形成されている。トップブロック5の上端部のフラン
ジ5aの内部には通気孔35a、下端側のフランジ5b
の内部には通気孔35bが形成されている。通気孔33
は、回転継手(図示せず)及び圧力調整装置31を介し
て、高圧空気源に接続されている。通気孔33の先端は
通気孔35aに連絡し、通気孔35aの先端は、チュー
ブ34を介して通気孔35bに連絡している。通気孔3
5bの先端は、トップブロック5の下面に開口し、圧力
室12に連絡している。
【0033】通気孔33、通気孔35a、チューブ34
及び通気孔35bを介して、圧力室12内を加圧するこ
とにより、リング状のピストン11が駆動される。ウエ
ーハの加工中、圧力室12内の圧力を制御することによ
り、リング状のピストン11からバッキングパッド15
を介してウエーハ1の周縁部に加えられる加圧力を調整
する。これによって、ウエーハ1の周縁部におけるウエ
ーハ1の表面と研磨布との間の接触圧力分布を調整する
ことができる。なお、ピストン11による適正な加圧力
の値は、研磨布の種類及びウエーハ1により異なるの
で、予め実験を行って求めておく。
【0034】また、ウエーハ1を解放する際には、圧力
室12内を加圧してピストン11を下限位置まで移動
し、ウエーハ1をバッキングパッド8から引き離す。な
お、従来と同様に、バッキングパッド8に設けられた貫
通孔から加圧空気を吹き出して、ウエーハ1を解放する
ことも可能である。
【0035】(例2)図2に、本発明に基づくポリッシ
ング装置の他の例を示す。
【0036】この装置は、図1に示した装置を一部変形
したものであって、図1におけるリング状のピストン
(11)に、ガイドリング(7)の機能を兼用させてい
る。図2中、47はフレーム、41はリング状のピスト
ン、41aは第一突出部、41bは第二突出部、42は
圧力室を表す。
【0037】トップブロック5の下面の中央部には、ト
ッププレート6が取り付けられている。ウエーハ1は、
バッキングパッド8を介してトッププレート6の下面に
吸着される。トップブロック5の下面の周縁部には、径
方向に間隔を開けてトッププレート6の外周を取り囲む
様に、リング状のフレーム47が取り付けられている。
これによって、トッププレート6の外周とフレーム47
の内周との間にリング状の空間部が形成されている。こ
の空間部の中にリング状のピストン41が収容されてい
る。
【0038】このピストン41の上端面とトップブロッ
ク5の下面との間には、加圧流体が供給される圧力室4
2が形成されている。なお、トッププレート6の上面に
は、外周に沿ってOリングが配置され、フレーム47の
上面には、内周に沿ってOリングが配置され、更に、ピ
ストン41の上端部に近い内周面及び外周面にもOリン
グが配置されている。これらのOリングによって、図1
に示した例と同様に、圧力室42の内部がシールされて
いる。
【0039】トッププレート6には、その下面側に外周
面から径方向に張り出す様にフランジ部6aが設けられ
ている。これと向かい会う様に、フレーム47には、そ
の下面側に内周面から径方向に張り出す様に張出し部4
7aが設けられている。リング状のピストン41の先端
部には、その中央付近に下向きに突出するリング状の第
一突出部41aが設けられている。この第一突出部41
aは、フランジ部6aの外周と張出し部47aの内周と
の間に形成された隙間を貫通し、フランジ部6a及び張
出し部47aは、ピストン41の前進限界を決めるスト
ッパの役割を果たしている。
【0040】第一突出部41aの先端面には、更に、二
段状に段差が形成され、外周側が下方に突出し、内周側
が上方に後退している。外周側に形成された第二突出部
41bは、ガイドリングの役割を有し、その内周側の側
面でウエーハ1を外周側からガイドしている。内周側に
形成された後退部41cは、ウエーハ1の周縁部に加圧
力を加える役割を有し、その下面には、リング状のバッ
キングパッド15が両面テープで接着されている。この
バッキングパッド15は、先の例と同様に、トッププレ
ート6側のバッキングパッド8から切り離されている。
【0041】通気孔23、通気孔25a、チューブ24
及び通気孔25bを介して、窪み部27内を減圧するこ
とにより、ウエーハ1を吸着する。また、ウエーハの加
工中、窪み部27内を加圧することによって、ウエーハ
1の内周部におけるウエーハ1の表面と研磨布2(図
7)との間の接触圧力分布を調整する。
【0042】通気孔33、通気孔35a、チューブ34
及び通気孔35bを介して、圧力室42内を加圧するこ
とにより、リング状のピストン41が駆動される。ウエ
ーハの加工中、圧力室42内の圧力を制御することによ
り、後退部41cからバッキングパッド15を介してウ
エーハ1の周縁部に加えられる加圧力を調整する。これ
によって、ウエーハ1の周縁部におけるウエーハ1の表
面と研磨布との間の接触圧力分布を調整することができ
る。また、ウエーハ1を解放する際には、圧力室42内
を加圧してピストン41を下限位置まで移動し、ウエー
ハ1をバッキングパッド8から引き離す。
【0043】(例3)図3に、本発明に基づくポリッシ
ング装置の他の例を示す。
【0044】この装置は、図2に示した装置を更に変形
したものであって、図2におけるリング状のピストン
(41)を、径方向に二つの部分に分割して構成し、内
周側のピストン51をウエーハ1の周縁部に対する加圧
用のピストンとして使用し、外周側のピストン52をガ
イドリング兼研磨布に対する加圧用のピストン(以下、
可動式ガイドリングと呼ぶ)として使用している。図3
中、57、58はフレーム、61及び62は圧力室を表
す。
【0045】トップブロック5の下面の中央部には、ト
ッププレート6が取り付けられている。ウエーハ1は、
バッキングパッド8を介してトッププレート6の下面に
吸着される。トップブロック5の下面の周縁部には、径
方向に間隔を開けてトッププレート6の外周を取り囲む
様に、リング状のフレーム57、58が取り付けられて
いる。これによって、トッププレート6の外周とフレー
ム57、58の内周との間にリング状の空間部が形成さ
れている。この空間部の中に、リング状のピストン51
及び可動式ガイドリング52が収容されている。
【0046】内周側のピストン51は、その外周側の可
動式ガイドリング52の内側に嵌合している。ピストン
51は、可動式ガイドリング52の内周面及びトッププ
レート6の外周面に沿って上下方向に摺動することがで
きる。一方、可動式ガイドリング52は、ピストン51
の外周面及びフレーム57、58の内周面に沿って上下
方向に摺動することができる。外周側に配置された可動
式ガイドリング52は、内周側に配置されたピストン5
1と比べて、上下方向のサイズが大きく、可動式ガイド
リング52の下端面はピストン51の下端面よりも下方
に位置し、可動式ガイドリング52の上端面はピストン
51の上端面よりも上方に位置している。
【0047】トップブロック5の下面の周縁部には、上
方に後退する様に段差部5cが設けられ、この段差部5
cの側面とフレーム57、58の内周面との間に可動式
ガイドリング52の上端部分が収容されている。可動式
ガイドリング52の上端面と段差部5cの下面との間に
は、加圧流体が供給される圧力室62が形成されてい
る。可動式ガイドリング52の上端部に近い外周面、及
びトップブロック5の段差部5cの側面にOリングが配
置され、これらのOリングによって、圧力室62の内部
がシールされている。
【0048】一方、ピストン51の上端部分は、可動式
ガイドリング52の内周面とトッププレート6の外周面
との間に収容され、ピストン51の上端面とトップブロ
ック5の下面との間に、加圧流体が供給される圧力室6
1が形成されている。なお、トッププレート6の上面に
は外周に沿ってOリングが配置され、トッププレート6
の外周面及びピストン51の上端部に近い外周面にもO
リングが配置されている。これらのOリングによって、
圧力室61の内部がシールされている。
【0049】トッププレート6には、その下面側に外周
面から径方向に張り出す様に、フランジ部6aが設けら
れている。これと向かい会う様に、フレーム57には、
その下面側に内周面から径方向に張り出す様に、張出し
部57aが設けられている。ピストン51の先端部に
は、その外周側に下向きに突出するリング状の突出部5
1aが設けられている。可動式ガイドリング52の先端
部には、その内周側に下向きに突出するリング状の突出
部52aが設けられている。突出部51aは、突出部5
2aの内側に嵌合している。突出部51a及び突出部5
2aは、フランジ部6aの外周と張出し部57aの内周
との間に形成された隙間を貫通している。フランジ部6
aは、ピストン51の前進限界を決めるストッパの役割
を果たしている。張出し部57aは、可動式ガイドリン
グ52の前進限界を決めるストッパの役割を果たしてい
る。
【0050】可動式ガイドリング52の突出部52aの
先端面は、ピストン51の突出部51aの先端面よりも
下方に突出している。可動式ガイドリング52は、その
先端に形成された突出部52aの内周側の側面でウエー
ハ1を外周側からガイドするとともに、突出部52aの
下面で、被加工物の周囲において研磨布に対して圧力を
加えることもできる。ピストン51は、ウエーハ1の周
縁部に加圧力を加える役割を有し、その先端に形成され
た突出部51aの下面に、リング状のバッキングパッド
15が両面テープで接着されている。このバッキングパ
ッド15は、先の各例と同様に、トッププレート6側の
バッキングパッド8から切り離されている。
【0051】このポリッシング装置の場合、高圧空気の
供給経路が3系統必要になる。駆動軸4aの内部には、
通気孔23及び通気孔33に加えて、新たに通気孔73
が形成されている。トップブロック5の上端側のフラン
ジ5aの内部には、通気孔35aに加えて通気孔75a
が形成され、下端側のフランジ5bの内部には、通気孔
35bに加えて通気孔75bが形成されている。
【0052】通気孔23は、回転継手(図示せず)及び
圧力調整装置32を介して、真空源及び高圧空気源に接
続されている。通気孔23の先端は通気孔25に連絡
し、通気孔25の先端は、トップブロック5の下面に開
口し、窪み部27に連絡している。通気孔23及び通気
孔25を介して、窪み部27内を減圧することにより、
ウエーハ1を吸着する。また、ウエーハの加工中、窪み
部27内を加圧することによって、ウエーハ1の内周部
におけるウエーハ1の表面と研磨布2(図7)との間の
接触圧力分布を調整する。
【0053】通気孔33は、回転継手(図示せず)及び
圧力調整装置31を介して、高圧空気源に接続されてい
る。通気孔33の先端は通気孔35aに連絡し、通気孔
35aの先端は、チューブ34を介して通気孔35bに
連絡している。通気孔35bの先端は、トップブロック
5の下面に開口し、圧力室61に連絡している。
【0054】通気孔33、通気孔35a、チューブ34
及び通気孔35bを介して、圧力室61内を加圧するこ
とにより、リング状のピストン51が駆動される。ウエ
ーハの加工中、圧力室61内の圧力を制御することによ
り、内側のピストン51からバッキングパッド15を介
してウエーハ1の周縁部に加えられる加圧力を調整す
る。これによって、ウエーハ1の周縁部におけるウエー
ハ1の表面と研磨布との間の接触圧力分布を調整するこ
とができる。また、ウエーハ1を解放する際には、圧力
室61内を加圧してピストン51を下限位置まで移動
し、ウエーハ1をバッキングパッド8から引き離す。
【0055】通気孔73は、回転継手(図示せず)及び
圧力調整装置71を介して高圧空気源に接続されてい
る。通気孔73の先端は通気孔75aに連絡し、通気孔
75aの先端は、チューブ74を介して通気孔75bに
連絡している。通気孔75bの先端は、トップブロック
5の周縁部に形成された段差部5cの下面に開口し、圧
力室62に連絡している。
【0056】通気孔73、通気孔75a、チューブ74
及び通気孔75bを介して、圧力室62内の圧力を制御
することによって、外側の可動式ガイドリング52によ
る研磨布に対する加圧力を調整する。これによって、ウ
エーハ1を外周からガイドするための高さ調整、及びウ
エーハ1の周縁部におけるウエーハ1の表面と研磨布と
の間の接触圧力分布の調整を行う。なお、可動式ガイド
リング52による適正な加圧力の値も、研磨布の種類に
より異なるので、内側のピストン51と同様に、予め、
実験を行って求めておく。
【0057】(例4)図4に、本発明に基づくポリッシ
ング装置の他の例を示す。
【0058】この装置は、図1に示した構成を一部変形
したものであって、バッキングパッドの保持方法及びト
ッププレートの形状が、図1に示した構成と異なってい
る。その他の部分の構成は、図1に示したものと基本的
に同一である。図中、80はバッキングパッド、81は
トッププレートを表す。
【0059】トッププレート81には、その下面側に外
周面から径方向に張り出す様にフランジ部81aが設け
られている。これに対応して、リング状のピストン11
の先端部には、その外周に沿って下向きに突出するリン
グ状の突出部11aが設けられている。この突出部11
aは、フランジ部81aの外周とガイドリング7の内周
との間に形成された隙間を貫通している。
【0060】フランジ部81aの下面には、その外周に
沿って下向きに突出するリング状の縁部81bが設けら
れている。この縁部81bの内側は、円形の窪み部84
となっている。この窪み部84の上面とトッププレート
81の上面との間に貫通孔85が形成されている。な
お、トッププレート81の上面には、貫通孔85の周囲
に沿ってOリングが配置され、貫通孔85の内部がシー
ルされている。
【0061】バッキングパッド80は、トッププレート
81の下面を包み込む様な形で、トッププレート81の
下面に取り付けられている。即ち、バッキングパッド8
0は、その外周部分でフランジ部81aに沿って折り曲
げられ、フランジ部81aの裏面とリング状オサエ82
との間に挟み込まれて固定されている。このリング状オ
サエ82は、ボルト83によってフランジ部81aの裏
面に固定されている。トッププレート81の下面に設け
られた上記窪み部84の内部は、バッキングパッド80
によってシールされている。
【0062】ピストン11の突出部11aの先端面に
は、リング状のバッキングパッド15が両面テープで接
着されている。なお、先の各例と同様に、ピストン11
側のバッキングパッド15は、トッププレート81側の
バッキングパッド80から切り離されている。
【0063】ウエーハ1は、バッキングパッド80を介
して、トッププレート81の下側に水ばり吸着される。
ウエーハ1は、その外周側をガイドリング7によってガ
イドされる。
【0064】ウエーハの加工中、窪み部84内の圧力を
制御することによって、ウエーハ1に対する外周部と中
央部の圧力比を調整する。これにより、ウエーハ1の内
周部におけるウエーハ1の表面と研磨布との間の接触圧
分分布を調整する。また、ウエーハの加工中、圧力室1
2内の圧力を制御することにより、リング状のピストン
11からバッキングパッド15を介してウエーハ1の周
縁部に加えられる加圧力を調整する。これによって、ウ
エーハ1の周縁部におけるウエーハ1の表面と研磨布と
の間の接触圧力分布を調整することができる。
【0065】同様に、図2及び図3に示した構成に対し
て、トッププレート(6)のみを、図4に示したトップ
プレート(81)で置き換えたものを、それぞれ、図5
及び図6に示す。
【0066】
【発明の効果】本発明のポリッシング装置によれば、ト
ッププレートの外周に沿って設けられたリング状のピス
トンによる加圧力を制御することによって、被加工物の
周縁部の近傍において、研磨布に対する押し付け力の分
布を直接的に調整することができる。これによって、被
加工物の周縁部の近傍における研磨速度の均一性を改善
し、被研磨面の平坦度を高めることができる。その結
果、研磨後のウエーハから得られるチップの良品歩留ま
りを向上させることができる。
【0067】また、上記のリング状のピストンを使用し
て、被加工物をトッププレートの下面から引き離すこと
もできる。この様に、トッププレートから被加工物を解
放する際、バッキングパッドに設けられた貫通孔を介し
て加圧空気を吐出する必要がないので、バッキングパッ
ドの局所的な剥離や変形などの問題が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの一例を示す軸方向断面図。
【図2】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの他の例を示す軸方向断面図。
【図3】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの他の例を示す軸方向断面図。
【図4】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの他の例を示す軸方向断面図。
【図5】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの他の例を示す軸方向断面図。
【図6】本発明のポリッシング装置の主要部を構成する
ポリッシングヘッドの他の例を示す軸方向断面図。
【図7】ポリッシング装置の概略構成を示す図。
【図8】従来のポリッシングヘッドの構造の一例を示す
軸方向断面図。
【符号の説明】
1・・・ウエーハ、2・・・研磨布、3・・・ターンテ
ーブル、4・・・ポリッシングヘッド、4a・・・駆動
軸、5・・・トップブロック、5a、5b・・・フラン
ジ部、5c・・・段差部、6・・・トッププレート、6
a・・・フランジ部、7・・・ガイドリング、8・・・
バッキングパッド、9・・・研磨剤供給ノズル、11・
・・リング状のピストン、11a・・・突出部、12・
・・圧力室、15・・・リング状のバッキングパッド、
23・・・通気孔、24・・・チューブ、25a、25
b・・・通気孔、27・・・窪み部、28・・・貫通
孔、29・・・貫通孔、31、32・・・圧力調整装
置、33・・・通気孔、34・・・チューブ、35a、
35b・・・通気孔、41・・・ピストン、41a・・
・第一突出部、41b・・・第二突出部、41c・・・
後退部、42・・・圧力室、47・・・フレーム、47
a・・・張出し部、51・・・リング状のピストン(第
一のピストン)、51a・・・突出部、52・・・可動
式ガイドリング(第二のピストン)、52a・・・突出
部、57、58・・・フレーム、57a・・・張出し
部、61・・・圧力室、62・・・圧力室、71・・・
圧力調整装置、73・・・通気孔、74・・・チュー
ブ、75a、75b・・・通気孔、80・・・・バッキ
ングパッド、81・・・トッププレート、81a・・・
フランジ部、81b・・・縁部、82・・・リング状オ
サエ、83・・・ボルト、84・・・窪み部、85・・
・貫通孔。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に研磨布が装着されるターンテーブ
    ルと、 ターンテーブルに対向してその上方に配置され、下面に
    第一のバッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸
    着されるトッププレートと、 トッププレートの上面側に配置され、トッププレートを
    保持するトップブロックと、 トッププレートの周囲を取り囲む様にトップブロックの
    周縁部に取り付けられ、被加工物を外周側からガイドす
    るガイドリングとを備え、 被加工物を回転させながら研磨布に対して押し付けてポ
    リッシングを行うポリッシング装置において、 前記トッププレートの外周と前記ガイドリングの内周と
    の間にリング状の空間部を設け、 この空間部に、前記ガイドリングの内周面に沿って上下
    方向に駆動され、その先端面にリング状の第二のバッキ
    ングパッドが接着され、この第二のバッキングパッドを
    介して前記被加工物の周縁部に加圧力を加えるリング状
    のピストンを配置したこと、 を特徴とするポリッシング装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状のピストンの後端面と前記
    トップブロックの下面との間に、加圧流体が供給される
    圧力室が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のポリッシング装置。
  3. 【請求項3】 前記トッププレートには、その下面側に
    外周面から径方向に張り出すフランジ部が設けられ、 前記リング状のピストンの先端部には、その外周に沿っ
    て下向きに突出するリング状の突出部が設けられ、 この突出部が、前記フランジ部の外周と前記ガイドリン
    グの内周との間に挿入され、この突出部の先端面が前記
    第二のバッキングパッドを介して前記被加工物の周縁部
    に加圧力を加える様に構成されていることを特徴とする
    請求項2に記載のポリッシング装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧流体は加圧空気であって、この
    加圧空気は、前記トップブロックの内部に形成された経
    路を介して前記圧力室へ供給されることを特徴とする請
    求項2に記載のポリッシング装置。
  5. 【請求項5】 上面に研磨布が装着されるターンテーブ
    ルと、 ターンテーブルに対向してその上方に配置され、下面に
    第一のバッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸
    着されるトッププレートと、 トッププレートの上面側に配置され、トッププレートを
    保持するトップブロックと、 径方向に間隔を開けてトッププレートの外周を取り囲む
    様に配置され、トップブロックの周縁部に取り付けられ
    たリング状のフレームと、 トッププレートの外周とフレームの内周との間に形成さ
    れたリング状の空間部の中に収容され、上下方向に駆動
    されるリング状のピストンとを備え、 前記リング状のピストンの先端面の外周側には下方に突
    出するリング状の突出部が形成され、この突出部よりも
    内周側に当たる先端面にはリング状の第二のバッキング
    パッドが接着され、前記突出部の内周側の側面で被加工
    物を外周側からガイドするとともに、前記突出部よりも
    内周側に当たる先端面で前記第二のバッキングパッドを
    介して前記被加工物の周縁部に加圧力を加える様に構成
    されていることを特徴とするポリッシング装置。
  6. 【請求項6】 前記リング状のピストンの後端面と前記
    トップブロックの下面との間に、加圧流体が供給される
    圧力室が形成されていることを特徴とする請求項5に記
    載のポリッシング装置。
  7. 【請求項7】 前記リング状のピストンの先端部分に
    は、前記トッププレートと前記フレームとの間から下方
    に突出するリング状の第一突出部が形成され、この第一
    突出部の先端面の外周側には下方に突出するリング状の
    第二突出部が形成され、第二突出部の内周側の側面で被
    加工物を外周側からガイドするとともに、第二突出部よ
    りも内周側に当たる第一突出部の先端面で、前記第二の
    バッキングパッドを介して前記被加工物の周縁部に加圧
    力を加える様に構成されていることを特徴とする請求項
    6に記載のポリッシング装置。
  8. 【請求項8】 前記加圧流体は加圧空気であって、この
    加圧空気は、前記トップブロックの内部に形成された経
    路を介して前記圧力室へ供給されることを特徴とする請
    求項6に記載のポリッシング装置。
  9. 【請求項9】 上面に研磨布が装着されるターンテーブ
    ルと、 ターンテーブルに対向してその上方に配置され、下面に
    第一のバッキングパッドを介して円板状の被加工物が吸
    着されるトッププレートと、 トッププレートの上面側に配置され、トッププレートを
    保持するトップブロックと、 径方向に間隔を開けてトッププレートの外周を取り囲む
    様に配置され、トップブロックの周縁部に取り付けられ
    たリング状のフレームと、 前記フレームの内周側に配置され、前記フレームの内周
    面に沿って上下方向に駆動され、被加工物を外周側から
    ガイドするとともに、被加工物の周囲で研磨布に対して
    加圧力を加えるガイドリングと、 前記トッププレートの外周と前記ガイドリングの内周と
    の間に形成されたリング状の空間部の中に収容され、前
    記ガイドリングの内周面に沿って上下方向に駆動され、
    その先端面にリング状の第二のバッキングパッドが接着
    され、この第二のバッキングパッドを介して前記被加工
    物の周縁部に加圧力を加えるリング状のピストンと、 を備えたことを特徴とするポリッシング装置。
  10. 【請求項10】 前記リング状のピストンの後端面と前
    記トップブロックの下面との間に、加圧流体が供給され
    る圧力室が形成されていることを特徴とする請求項9に
    記載のポリッシング装置。
  11. 【請求項11】 前記トッププレートには、その下面側
    に外周面から径方向に張り出すフランジ部が設けられ、 前記リング状のピストンの先端部には、その外周に沿っ
    て下向きに突出するリング状の突出部が設けられ、 この突出部が、前記フランジ部の外周と前記ガイドリン
    グの内周との間に挿入され、この突出部の先端面が前記
    第二のバッキングパッドを介して前記被加工物の周縁部
    に加圧力を加える様に構成されていることを特徴とする
    請求項10に記載のポリッシング装置。
  12. 【請求項12】 前記加圧流体は加圧空気であって、こ
    の加圧空気は、前記トップブロックの内部に形成された
    経路を介して前記圧力室へ供給されることを特徴とする
    請求項10に記載のポリッシング装置。
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JP2005131781A (ja) * 2003-08-29 2005-05-26 Rohm & Haas Electronic Materials Cmp Holdings Inc テクスチャ付き表面を特徴づけするためのシステム及び方法
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