JP2002230923A - ピックアップ傾き調整機構を有するディスク記録又は再生装置 - Google Patents

ピックアップ傾き調整機構を有するディスク記録又は再生装置

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JP2002230923A
JP2002230923A JP2001023061A JP2001023061A JP2002230923A JP 2002230923 A JP2002230923 A JP 2002230923A JP 2001023061 A JP2001023061 A JP 2001023061A JP 2001023061 A JP2001023061 A JP 2001023061A JP 2002230923 A JP2002230923 A JP 2002230923A
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guide shaft
chassis
pickup
compression spring
bracket
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Mitsuhiko Maeda
光彦 前田
Takaya Kamimura
隆哉 上村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク記録又は再生装置において、ピックア
ップの傾き調整機構をシャーシ上に正確に位置決めし、
且つガイド軸がシャーシに略平行な面内にて不用意に振
れ移動することを防ぎ、装置の落下等による衝撃に対し
て強くする。 【解決手段】シャーシ上にディスク中心に対して接近離
間可能に設けられたピックアップと、該ピックアップの
移動方向に延びピックアップが嵌まるガイド軸と、ピッ
クアップの移動方向を含みシャーシ上面に直交した面内
にてガイド軸の傾き角度を変える調整機構を設け、該調
整機構はガイド軸の端部を保持するブラケットと、該ガ
イド軸を付勢する圧縮バネと、当該圧縮バネに抗してガ
イド軸を押し込む調整ネジを具え、圧縮バネの密着高さ
は、傾き調整範囲よりも低く、かつ、前記ガイド軸の位
置が密着高さのとき、前記ピックアップとシャーシが接
触しない高さとする。また、ブラケットと圧縮バネの間
に隙間を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクの信号面
に対してピックアップを傾ける傾き調整機構を具えたデ
ィスク記録又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のディスク記録又は再生
装置の斜視図である。シャーシ(1)上には、周知の如く
ディスク(7)が載置されるターンテーブル(13)と、該タ
ーンテーブル(13)に接近離間可能に設けられたピックア
ップ(2)を具える。ピックアップ(2)は上面に対物レン
ズ(22)を具え、シャーシ(1)上の2本のガイド軸(4)
(4)に移動を案内される。各ガイド軸(4)の両端部は、
シャーシ(1)上のブラケット(9)(9)に嵌まる。
【0003】シャーシ(1)上の側部には、モータ(M)が
設けられ、該モータ(M)は歯車機構(21)を介して、ピッ
クアップ(2)の側部に設けられたラック(20)に連繋す
る。モータ(M)に通電すると、歯車機構(21)の各ギアが
回転し、ピックアップ(2)が移動する。
【0004】図10は、ディスク(7)の裏面図である。
ディスク(7)の信号面には、円周方向に沿って複数のピ
ット(73)(73)が凹設され、該ピット(73)にレーザー光を
当てたときと、ピット(73)以外の箇所にレーザー光を当
てたときとでは反射光の強さが異なる。これにより、0
と1からなるデジタル信号を再生する。
【0005】近年、ディスク(7)には信号が高密度記録
されるものがある。該ディスクでは図10に示すディス
ク半径方向のピット(73)(73)の間隔Dが狭い。
【0006】この為、レーザー光の光軸がディスク(7)
の信号面に対して僅かに傾いた場合、誤った位置のピッ
ト(73)を照射し、信号を正しく再生できない虞れがあ
る。
【0007】そこで、シャーシ(1)上にピックアップ
(2)の傾きを調整する機構を設け、ディスク記録又は再
生装置を製造する工程に於いて、ピックアップ(2)の傾
きを微調整し、高密度記録されたディスクをスムーズに
再生することが提案されている。
【0008】図11は、調整機構(5)の側面断面図であ
る。シャーシ(1)にはガイド軸(4)の一端部が嵌まる凹
部(90)が設けられたブラケット(9)が載置され、該ブラ
ケット(9)はシャーシ(1)に螺合する止めビス(30)によ
り取り付けられる。
【0009】凹部(90)内には、ガイド軸(4)を上向きに
付勢する圧縮バネ(50)が設けられ、ブラケット(9)に
は、圧縮バネ(50)に抗してガイド軸(4)を押し込む調整
ネジ(6)が螺合している。調整ネジ(6)を回すと、ガイ
ド軸(4)の端部が昇降するから、ガイド軸(4)は、ピッ
クアップ(2)の移動方向を含みシャーシ(1)に直交する
面内にて傾く。これにより、ピックアップ(2)の傾きを
微調整できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来にあっては、ブラ
ケット(9)をシャーシ(1)にビス(30)止めする際に、ブ
ラケット(9)がシャーシ(1)に平行な面内、即ち水平面
内にて振れ移動する虞れがある。これでは、ピックアッ
プ(2)の傾きは正確に調整できても、ガイド軸(4)が水
平面内にて振れ移動する虞れがあり、ピックアップ(2)
がディスク中心に向かって正確に移動できない。
【0011】また、ガイド軸(4)は凹部(90)に嵌まって
おり、凹部(90)とガイド軸(4)との間には側方に僅かな
隙間がある。従って、調整ネジ(6)がガイド軸(4)を正
確に下方に押し込まないと、ガイド軸(4)が該隙間内に
て振れ移動する虞れがある。
【0012】本発明の目的は、ピックアップの傾き調整
機構をシャーシ上に正確に位置決めし、且つガイド軸が
シャーシに略平行な面内にて不用意に振れ移動すること
を防ぎ、装置の落下等による衝撃に対して強くすること
にある。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明は、上記課題を解決
するために、シャーシ(1)上にディスク(7)中心に対し
て接近離間可能に設けられたピックアップ(2)と、該ピ
ックアップ(2)の移動方向に延びピックアップ(2)が嵌
まるガイド軸(4)と、ピックアップ(2)の移動方向を含
みシャーシ(1)上面に直交した面内にてガイド軸(4)の
傾き角度を変える調整機構(5)を設け、該調整機構(5)
はガイド軸(4)の端部を保持するブラケット(9)と、該
ガイド軸(4)を付勢する圧縮バネ(50)と、当該圧縮バネ
(50)に抗してガイド軸(4)を押し込む調整ネジ(6)を具
えたディスク記録又は再生装置に於いて、前記圧縮バネ
(50)の密着高さは、傾き調整範囲よりも低く、かつ、前
記ガイド軸(4)の位置が密着高さのとき、前記ピック
アップ(2)と前記シャーシ(1)が接触しない高さと
する。
【0014】また、前記ブラケット(9)と前記圧縮バ
ネ(50)の間に隙間を設ける。
【0015】前記調整機構(5)はシャーシ(1)上にてブ
ラケット(9)の位置を定める第1の位置決め機構(3)
と、シャーシ(1)面に略平行な面内にて調整ネジ(6)の
位置を定め、調整ネジ(6)の進行方向をガイド軸(4)の
中心Cに正確に向ける第2の位置決め機構(8)を具える
ことを特徴とする。
【0016】
【作用及び効果】第1の位置決め機構(3)によりブラケ
ット(9)はシャーシ(1)上の正確な位置に取り付けられ
るから、ガイド軸(4)がシャーシ(1)に平行な面内にて
振れ移動する虞れはない。
【0017】また、第2の位置決め機構(8)により、調
整ネジ(6)はその進行方向がガイド軸(4)の中心Cを向
く。そして、圧縮バネ(50)の密着高さは、傾き調整範囲
よりも低く、かつ、ガイド軸(4)が密着高さの位置に
おいて前記ピックアップ(2)と前記シャーシ(1)接
触しない高さとするため、傾き調整時は圧縮バネ(50)は
常にバネの押し上げ力によりガイド軸(4)は調整ネジ
(6)とに挟まれ、調整ネジ(6)の締め込み回転、緩
み回転に忠実に反応し、正確な傾き調整が可能となる。
【0018】さらに、落下時、ガイド軸(4)は圧縮バ
ネ(50)の密着高さHの位置でとまるため、衝撃により調
整位置から密着高さHのところまで移動する際に、圧縮
バネ(50)の反発力、密着高さまで行き着いた後に圧縮バ
ネ(50)のズレによる加速度の緩和、ガイド軸(4)のた
わみがショックを吸収し、直接ピックアップ(2)がシ
ャーシ(1)に激突した場合に比べきわめて小さな加速
度とし、衝撃を和らげることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
詳述する。
【0020】図1は、ディスク記録又は再生装置の平面
図である。
【0021】従来例と同様に、シャーシ(1)に開設され
た開口(14)の側方には、ディスク(7)を回転させるター
ンテーブル(13)が設けられ、ディスク(7)にビームを発
射する対物レンズ(22)を具えたピックアップ(2)がター
ンテーブル(13)に接近離間可能に配備されている。
【0022】ピックアップ(2)は、両端部をブラケット
(9)(9)に支持されたガイド軸(4)(4)に嵌まって、レ
ンズ(22)とターンテーブル(13)の夫々の中心を結ぶ仮想
線L上を本来移動する。
【0023】シャーシ(1)上にて開口(14)の側方には、
モータ(17)が設けられ、該モータ(17)は中間ギア(15)を
介してピックアップ(2)に連繋する。モータ(17)に通電
すると、ピックアップ(2)が移動する。
【0024】シャーシ(1)の外周縁は上向きに折曲され
て立壁(12)(12)を構成し、該立壁(12)がシャーシ(1)の
外方に配備されるキャビネット(図示せず)に取り付けら
れる。
【0025】図2は、ブラケット(9)を図1のA方向か
ら見た側面断面図である。ブラケット(9)はシャーシ
(1)の下方から螺合する止めビス(30)によりシャーシ
(1)に取り付けられる。ブラケット(9)にはガイド軸
(4)の端部が嵌まる凹部(90)が設けられ、該凹部(90)内
にはガイド軸(4)の上向きに付勢する圧縮バネ(50)が配
備されている。
【0026】ブラケット(9)の天面には、受け板(80)が
被さり、該受け板(80)は板止めビス(85)によりブラケッ
ト(9)に取り付けられる。該受け板(80)には調整ネジ
(6)が螺合し、該調整ネジ(6)の下端がガイド軸(4)の
上端に接する。調整ネジ(6)の進行方向は、本来ガイド
軸(4)の中心Cを通る。
【0027】図3は、ブラケット(9)、ガイド軸(4)、
受け板(80)の分解斜視図であり、シャーシ(1)を一部破
断している。シャーシ(1)には、ブラケット(9)の一部
が嵌まる透孔(10)が開設されており、ブラケット(9)か
らは透孔(10)に嵌まる舌片(91)が突出している。舌片(9
1)は上面がシャーシ(1)上面と同一面内に位置する、即
ち、舌片(91)はガイド軸(4)よりも下方に配備される。
舌片(91)は円弧状に形成されて、透孔(10)の端縁(11)に
接することによりブラケット(9)のシャーシ(1)面に於
ける水平位置が決定される。
【0028】凹部(90)は、ガイド軸(4)が僅かに余裕を
持って嵌まる幅に形成された案内部(93)と、圧縮バネ(5
0)が嵌まり案内部(93)よりも膨らんで形成された収納部
(94)を連ねて設けている。収納部(94)と圧縮バネ(50)の
間には隙間を設けている。
【0029】ブラケット(9)の上面には、受け板(80)に
嵌まる位置決め突起(92)(92a)が突出し、該位置決め突
起(92)(92a)の側方には、板止めビス(85)が螺合するネ
ジ孔(82)が設けられている。
【0030】受け板(80)には、位置決め突起(92)(92a)
に嵌まる切欠き(81)(81)が開設され、受け板(80)上にて
切欠き(81)(81)の両側には、調整ネジ(6)が螺合するビ
ス孔(82)及び板止めビス(85)が通る貫通孔(83)が開設さ
れている。
【0031】ブラケットの取付け (第1の位置決め機構)ブラケット(9)をシャーシ(1)に
取り付けるには、以下の手順にて行なう。
【0032】図4は、シャーシ(1)の裏面図である。先
ず、シャーシ(1)を裏返して、ブラケット(9)をシャー
シ(1)の下方から透孔(10)に挿入する。舌片(91)が透孔
(10)に嵌まった状態にて、ブラケット(9)を治具(98)に
て固定し、ブラケット(9)の水平面内に於ける回転を規
制する。
【0033】止めビス(30)をシャーシ(1)を通って、ブ
ラケット(9)に螺合させる。止めビス(30)は締め付けに
伴って時計方向に回転するから、止めビス(30)の頭部が
シャーシ(1)に接すると、シャーシ(1)が止めビス(30)
の頭部との摩擦により、時計方向に回転する。透孔(10)
の端縁(11)が舌片(91)に接し、これによりブラケット
(9)はシャーシ(1)上にて位置決めされる。舌片(91)は
円弧状に形成されているから、舌片(91)は必ず端縁(11)
上の1点にて当接し、位置決めされる。即ち、ブラケッ
ト(9)の舌片(91)と端縁(11)とによって第1の位置決め
機構(3)を構成する。ブラケット(9)を止めビス(30)に
て締結するのと同時に、ブラケット(9)のシャーシ(1)
上の位置が決定されるので、位置決めの手間が省ける。 (第2の位置決め機構)次に、図3に示すように、シャー
シ(1)を上下反転し、圧縮バネ(50)及びガイド軸(4)が
挿入されたブラケット(9)に受け板(80)を被せ、貫通孔
(83)を通って板止めビス(85)をブラケット(9)のビス孔
(82)に螺合させる。板止めビス(85)は締め付けに伴って
時計方向に回転し、板止めビス(85)の頭部が受け板(80)
に接すると、受け板(80)が板止めビス(85)の頭部との摩
擦により、時計方向に回転する。
【0034】図5は、受け板(80)の平面図であるが、受
け板(80)の時計方向側の切欠き(81)が位置決め突起(92)
に接し、これにより受け板(80)はシャーシ(1)面に平行
な面内にて位置決めされる。即ち、位置決め突起(92)と
受け板(80)の切欠き(81)によって、第2の位置決め機構
(8)を構成する。受け板(80)を板止めビス(85)によって
締結するのと同時に、受け板(80)のシャーシ(1)に略平
行な面内に於ける位置が決定されるので、位置決めの手
間が省ける。
【0035】ブラケット(9)を取り付けた後に、調整ネ
ジ(6)を回転させると、ガイド軸(4)はピックアップ
(2)の移動方向を含みシャーシ(1)に直交する面内にて
傾き調整される。
【0036】図6は、図3をC−C線を含む面内にて破
断した断面図である。受け板(80)をシャーシ(1)面に平
行な面内にて位置決めすることにより、調整ネジ(6)の
進行方向はガイド軸(4)の中心Cを向く。
【0037】仮に、受け板(80)がシャーシ(1)面に平行
な面内にて正確に位置決めされないと、図6に一点鎖線
で示すように、調整ネジ(6)の進行方向がガイド軸(4)
の中心Cから外れる。前記の如く、凹部(90)の案内部(9
3)とガイド軸(4)との間には僅かな隙間があるが、調整
ネジ(6)の進行方向がガイド軸(4)の中心Cからズレる
と、調整ネジ(6)はガイド軸(4)の偏心箇所を押すか
ら、ガイド軸(4)が該隙間内で、ガイド軸(4)に沿う方
向に直交して横振れする。
【0038】ピックアップ(2)はガイド軸(4)に沿って
移動するから、これでは、ピックアップ(2)の移行路
は、図1に示すようにディスク中心を向いた仮想線Lか
らズレる。従って、調整ネジ(6)の進行方向をガイド軸
(4)の中心Cに正確に向け、ガイド軸(4)が案内部(93)
内にてガイド軸(4)に沿う方向に直交して横振れするこ
とを規制している。
【0039】図7は密着高さHの高い圧縮バネを用いた
場合の断面図であり、図8は密着高さHの低い圧縮バネ
を用いた図である。
【0040】圧縮バネ(50)の密着高さを高くする方法と
して、圧縮バネ(50)の座巻き数を多くすることで行う。
さらに、図7の圧縮バネ(50)は、ブラケット(9)の収
納部(94)に隙間を設けるべく細い巻き径のものを用いて
いる。
【0041】そして、圧縮バネ(50)の密着高さHは、所
望の傾き調整範囲よりも低く、かつ、ガイド軸(4)が
密着高さの位置になったとき、ピックアップ(2)がシ
ャーシ(1)に接触しない高さとする。
【0042】所望の傾き調整範囲は、ピックアップ
(2)の取り付け誤差やシャーシ(1)の歪み等を吸収
し,ピックアップ(2)をディスク面に対し所定の精度
で取り付けることができる範囲である。
【0043】これにより、傾き調整時は圧縮バネ(50)は
常にバネの押し上げ力によりガイド軸(4)は調整ネジ
(6)とに挟まれ、調整ネジ(6)の締め込み回転、緩
み回転に忠実に反応し、正確な傾き調整が可能となる。
【0044】傾き調整後は、調整ネジ(6)を接着剤に
よりネジロックすることで、自然に回転せず緩みは生じ
なくなり、圧縮バネ(50)の押上げ力により、外部から多
少の振動など外乱が加わっても、ガイド軸(4)の高さ
は変わることが無く、傾き調整角度は正確に保たれるの
で、ピックアップのチルト角度が狂うことが無くなる。
【0045】さらに、装置が落下等により衝撃を受けた
場合は次のようになる。
【0046】例えば、ユーザが本装置を誤って机の上か
ら床に落としたときは、100Gにも及ぶ加速度がかか
り、落下の方向によってはピックアップ(2)がシャー
シ(1)に激突することが生じる。
【0047】ピックアップ(2)には多くの小さな部品
がアセンブリされた高精度な光学系であるため衝撃には
弱く、シャーシ(1)と100Gで激突すれば光学系が
歪み、正常な記録再生ができなくなる。
【0048】本装置では、落下時、ガイド軸(4)は圧
縮バネ(50)の密着高さHの位置でとまる。
【0049】そして、衝撃により調整位置から密着高さ
Hのところまで移動する際に、圧縮バネ(50)の反発力、
密着高さまで行き着いた後にブラケット(9)の収納部
(94)内で圧縮バネ(50)がズレることによる加速度の緩
和、さらに、ガイド軸(4)のたわみによりショックが
吸収される。
【0050】これにより、直接ピックアップ(2)がシ
ャーシ(1)に激突した場合に比べきわめて小さな加速
度とし、衝撃を和らげることができる。
【0051】また、斯種装置は小型化が所望されてお
り、特にディスク外周部側のブラケット(9)の近傍には
シャーシ(1)の立壁(12)が立設している。ブラケット
(9)を位置決めするには、ブラケット(9)をガイド軸
(4)に沿う方向に長くすればよいが、装置の小型化に反
するので、上記の如く第1の位置決め機構(3)を設けて
いる。これにより、装置の小型化を達成している。
【0052】なお、第1の位置決め機構(3)を構成する
舌片(91)の上面がシャーシ(1)上面と同一面内に位置す
ることにより、舌片(91)はピックアップ(2)の移行路よ
りも下方に配備される。これにより、第1の位置決め機
構(3)を設けても、装置全体が厚くならない。
【0053】本例にあっては、圧縮バネ(50)によりガイ
ド軸(4)を上向きに付勢し、調整ネジ(6)にてガイド軸
(4)を下向きに押すとしている。これに代えて、圧縮バ
ネ(50)によりガイド軸(4)を下向きに付勢し、調整ネジ
(6)をシャーシ(1)の下方から螺合させて、該調整ネジ
(6)にてガイド軸(4)を上向きに押してもよい。
【0054】上述の如く、本発明により、圧縮バネ(50)
が傾き調整機構と装置の落下に対する保護機能を兼用で
きるため、衝撃に強い高性能なデジタルカメラ、その他
のモバイル機器用の光磁気ディスク装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク記録又は再生装置の平面図である。
【図2】ブラケットを図1のA方向から見た側面断面図
である。
【図3】ブラケット、ガイド軸、受け板の分解斜視図で
ある。
【図4】シャーシの裏面図である。
【図5】受け板の平面図である。
【図6】図3をC−C線を含む面内にて破断した断面図
である。
【図7】密着高さの高い圧縮バネを用いた場合の断面図
である。
【図8】密着高さの低い圧縮バネを用いた場合の断面図
である。
【図9】ディスク記録又は再生装置の斜視図である。
【図10】ディスクの裏面図である。
【図11】調整機構の側面断面図である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (2) ピックアップ (3) 第1の位置決め機構 (4) ガイド軸 (5) 調整機構 (6) 調整ネジ (7) ディスク (8) 第2の位置決め機構 (9) ブラケット (10) 透孔 (11) 端縁 (50) 圧縮バネ (80) 受け板 (92) 位置決め突起 (94) 収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D068 AA02 BB01 CC02 EE01 EE17 GG06 5D117 AA02 CC07 JJ15 JJ19 KK08 KK10 KK22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ(1)上にディスク(7)中心に対
    して接近離間可能に設けられたピックアップ(2)と、該
    ピックアップ(2)の移動方向に延びピックアップ(2)が
    嵌まるガイド軸(4)と、ピックアップ(2)の移動方向を
    含みシャーシ(1)上面に直交した面内にてガイド軸(4)
    の傾き角度を変える調整機構(5)を設け、該調整機構
    (5)はガイド軸(4)の端部を保持するブラケット(9)
    と、該ガイド軸(4)を付勢する圧縮バネ(50)と、当該圧
    縮バネ(50)に抗してガイド軸(4)を押し込む調整ネジ
    (6)を具えたディスク記録又は再生装置に於いて、 前記圧縮バネ(50)の密着高さは、傾き調整範囲よりも低
    く、かつ、前記ガイド軸(4)の位置が密着高さのと
    き、前記ピックアップ(2)と前記シャーシ(1)が接
    触しない高さとすることを特徴とするディスク記録又は
    再生装置。
  2. 【請求項2】前記ブラケット(9)と前記圧縮バネ(50)
    の間に隙間を設けることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスク記録又は再生装置。
  3. 【請求項3】前記調整機構(5)はシャーシ(1)上にてブ
    ラケット(9)の位置を定める第1の位置決め機構(3)
    と、シャーシ(1)面に略平行な面内にて調整ネジ(6)の
    位置を定め、調整ネジ(6)の進行方向をガイド軸(4)の
    中心Cに正確に向ける第2の位置決め機構(8)を具えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のディスク記録
    又は再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100412958C (zh) * 2004-04-28 2008-08-20 索尼株式会社 盘驱动单元以及盘记录和/或复制设备
WO2015005088A1 (ja) * 2013-07-09 2015-01-15 株式会社村田製作所 測定装置及びその製造方法

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