JP2002225051A - シームレスベルト及びその製造方法 - Google Patents

シームレスベルト及びその製造方法

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JP2002225051A JP2001027665A JP2001027665A JP2002225051A JP 2002225051 A JP2002225051 A JP 2002225051A JP 2001027665 A JP2001027665 A JP 2001027665A JP 2001027665 A JP2001027665 A JP 2001027665A JP 2002225051 A JP2002225051 A JP 2002225051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法不良が少なく、内周面の表面精度が良好
でムラがないシームレスベルト及びその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 シームレスベルトをそのベルトの内側に
配置した押圧部材でそのベルトの外側に対向して配置し
た加熱駆動ロールに押圧して、前記ベルトの外面に記録
材を通過させるニップ部を形成するとともに、前記押圧
部材の摺動面に摺動材を配置しつつ、前記摺動材と前記
ベルトの内面との間に潤滑剤を介在させて走行可能なシ
ームレスベルトであって、前記ベルトの内面の表面粗さ
Rmaxが0.18〜8.00μm、Rzが0.10〜
3.50μm、Raが0.02〜0.50μmであるベ
ルト、並びにポリイミド前駆体ベルトの内径よりも小さ
い外径を有し、かつ、その表面粗さRmaxが1.4〜
50.0μm、Rzが1.0〜40.0μm、Raが
0.1〜5.0μmである支持体を使用するシームレス
ベルトの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置のシームレスベルト及びその製造方法に関する。
より詳しくは、電子写真方式の複写機、プリンター、フ
ァクシミリ等に使われる定着搬送ベルト、転写定着用ベ
ルト及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
用の回転部材としてロールやドラムが用いられてきた。
【0003】近年、装置の小型化等を解決するために、
これらの部材に代わってプラスチック製のベルトが実用
に供されている。このような用途に用いられるベルトと
して、ポリカーボネートやエチレンテトラフルオロエチ
レン共重合体等の熱可塑性樹脂からなるシームレスベル
トが知られている(特開平10−10880号公報、特
開2000−25097号公報等)。
【0004】しかしながら、前記熱可塑性樹脂は耐熱性
及び耐久性が低く、またダイ押出等による方法により製
造されるため、厚み精度や表面精度等の寸法精度が低く
前記電子写真方式の画像形成装置に用いられるベルトと
しては、実用として供されるには満足されるものではな
かった。
【0005】これに対し、熱硬化性ポリイミド樹脂から
なる画像形成装置用シームレスベルトが提案されてい
る。これらのシームレスベルトの製造方法としては、ポ
リイミド前駆体溶液を芯体に塗布した後、溶媒の除去及
びイミド転化反応を行う方法、ポリイミド前駆体溶液を
円筒状金型の内面に塗布して被膜を形成した後、このま
ま溶媒の除去及びイミド転化まで断続的に行う方法、並
びにポリイミド前駆体溶液を円筒状金型の内面に塗布し
て被膜を形成した後、被膜がそれ自体支持できるまで一
部溶媒の除去及び一部イミド転化を行った後前記金型か
ら剥離し、管状金型に差し替えて溶媒の除去及びイミド
転化反応の完結を行う方法等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では溶媒の完全除去及びイミド転化反応の完結の
際に、ポリイミド前駆体溶液の溶媒や閉環水がベルトと
ベルトを支持する金型との間にこもってしまい、これが
ベルトの膨らみやムラの原因になるという問題点があ
る。一方、これを解決する手段として、管状金型の周囲
に多数の微細な貫通孔を設けるという提案がなされてい
る(特開平10−258434号公報)。しかしなが
ら、このような微細な貫通孔は、シームレスベルトの内
表面や膜厚等の特性バラツキの原因となる。また、管状
金型自体を高温炉内に長時間保持するため、貫通孔のな
い管状金型に比べ金型自体の強度が不足することにより
金型の曲がり、ひいてはシームレスベルトの内径及び外
径差の発生等の寸法不良を生じさせるだけでなく、シー
ムレスベルト内周面の精度低下の原因となる。
【0007】一方、このようなシームレスベルトは、そ
の内側に配置した押圧部材でそのシームレスベルトをベ
ルト外側に対向して配置した加熱駆動ロールに押圧し
て、前記ベルトの外面に記録材を通過させるニップ部を
形成するとともに、前記押圧部材の摺動面に摺動材を配
置しつつ、前記ベルトの内面との間に潤滑剤を介在させ
て、前記ベルトを走行可能にしている定着装置に用いら
れている。この定着装置は、ベルト外側に配置されてい
る加熱駆動ロールに押圧されながら駆動するため、ベル
トの外表面の摩擦係数よりも常に内表面の摩擦係数が低
い状態でなければならず、このため潤滑剤を介在させて
いる。しかしながら、前記シームレスベルト内周面の表
面精度が低いと、この潤滑剤供給手段からの潤滑剤の供
給が安定せず、当該ベルトの搬送性が不安定となる。
【0008】そこで、本発明の目的は、寸法不良が少な
く、内周面の表面精度が良好でムラがないシームレスベ
ルト及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的は、下記の如き
本発明により達成できる。すなわち、本発明のシームレ
スベルトは、その内側に配置した押圧部材でその外側に
対向して配置した加熱駆動ロールに押圧して、前記シー
ムレスベルトの外面に記録材を通過させるニップ部を形
成するとともに、前記押圧部材の摺動面に摺動材を配置
しつつ、前記摺動材と前記シームレスベルトの内面との
間に潤滑剤を介在させて走行可能なシームレスベルトで
あって、その内面の表面粗さは、Rmaxが0.18〜
8.00μmかつRzが0.10〜3.50μmかつR
aが0.02〜0.50μmであることを特徴とするも
のである。
【0010】本発明のシームレスベルトは、画像形成装
置内の定着装置等に用いるものであり、例えば、図1に
示すような態様で使用される。
【0011】図1において、シームレスベルト1の内部
には押圧部材2が配置され、その外部には押圧部材2と
対向させて加熱駆動ロール3が配置されている。加熱駆
動ロール3は、ハロゲンランプ等の加熱源31が内蔵さ
れている。押圧部材2によりシームレスベルト1を加熱
駆動ロール3に押圧して、シームレスベルト1の外部に
ニップ部4を形成している。ニップ部4は、加熱駆動ロ
ール3の回転駆動に伴ってシームレスベルト1が走行す
ることにより記録材5を通過させる部位である。感熱イ
ンク51の仮着した記録材5は、通過の際の加熱及び押
圧により画像が定着される。シームレスベルト1が安定
に走行するためには、ベルト内表面の摩擦係数を下げる
必要がある。このために、押圧部材2の摺動面には摺動
材6を配置し、摺動材6とシームレスベルト1の内面と
の間に潤滑剤を介在させている。
【0012】ここで、摺動材とは、シームレスベルト1
の内面との摩擦係数を低減させる材料をいい、例えば、
フッ素樹脂シート等や、ガラス繊維シート等にフッ素系
樹脂を被覆したもの等が挙げられる。
【0013】潤滑剤としては、シリコーンオイルや、ア
ミノ変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーン
オイル、スルホン酸変性シリコーンオイルなどの変性シ
リコーンオイル等が挙げられる。前記潤滑剤は、従来公
知の方法、装置等を用いて、手動又は自動で供給するこ
とができる。
【0014】前記潤滑剤が安定に供給されてシームレス
ベルトの搬送性を良好に保つためには、シームレスベル
トの内面の表面粗さ(Ra)は0.02〜0.5μmで
あり、好ましくは0.03〜0.4μmであり、より好
ましくは0.04〜0.2μmである。また、前記ベル
トの表面粗さ(Rz)は、0.1〜3.5μmであり、
好ましくは0.2〜3.0μmである。また、前記ベル
トの表面粗さ(Rmax)は、0.18〜8.00μm
であり、好ましくは0.2〜7.00μmである。
【0015】前記表面粗さ(Ra、Rz及びRmax)
は、JIS B 0601に規定されており、実施例に
示す方法により測定した値である。
【0016】本発明のシームレスベルトの製造方法は、
前記本発明のシームレスベルトの製造に好適に用いられ
る方法である。すなわち、当該製造方法は、ポリイミド
前駆体溶液を金型に塗布し、加熱乾燥により自己支持で
きるまで硬化させ、金型から剥離させてポリイミド前駆
体ベルトを得る工程、前記ポリイミド前駆体ベルトの内
径よりも小さい外径を有する支持体を前記ポリイミド前
駆体ベルト内部に挿入する工程、前記ポリイミド前駆体
ベルトを支持体ごと加熱してイミド転化反応の完結を行
う工程、及び前記支持体よりシームレスベルトを取り出
す工程を含み、前記支持体の表面粗さは、Rmaxが
1.4〜50.0μmかつRzが1.0〜40.0μm
かつRaが0.1〜5.0μmであることを特徴とする
ものである。
【0017】前記支持体の表面粗さ(Ra)は、加熱時
に蒸発する残存溶媒や閉環水が支持体とベルトの間にこ
もらず、かつ支持体表面の凹凸がシームレスベルト内面
又は外面の表面性に影響を与えないためには、0.1〜
5.0μmであり、好ましくは0.3〜4.0μmであ
り、より好ましくは0.5〜3.0μmである。同様
に、前記支持体の表面粗さ(Rz)は、1.0〜40.
0μmであり、好ましくは2.0〜35.0μmであ
る。また同様に、前記支持体の表面粗さ(Rmax)
は、1.4〜50.0μmであり、好ましくは3.0〜
45.0μmである。
【0018】前記表面粗さ(Ra、Rz及びRmax)
は、JIS B 0601に規定されており、実施例に
示す方法により測定した値である。
【0019】本発明の製造方法においては、前記支持体
の熱線膨張係数が前記ポリイミド前駆体ベルトの熱線膨
張係数より大きいものであることが好ましい。この場
合、加熱時に支持体がシームレスベルトを内側から圧迫
しながらヒートセットするため、さらに良好な寸法精度
及び表面特性を有するシームレスベルトが得られる。逆
に、熱線膨張係数が小さいと、加熱時に支持体とポリイ
ミド前駆体ベルトとの間の隙間が広がり、ベルト内面よ
り残存溶媒や閉環水が効率よく蒸発するが、シームレス
ベルトのヒートセットを行うことはできない。
【0020】ポリイミド樹脂の熱線膨張係数は、残存溶
媒量、ベルトを構成するポリイミド組成により異なる
が、一般的に1×10-5〜3×10-5cm/cm/℃で
ある。したがって、支持体の熱線膨張係数は、通常、前
記ポリイミド樹脂の熱線膨張係数より大きいことが好ま
しく、より好ましくは2×10-5cm/cm/℃以上、
さらにより好ましくは3×10-5cm/cm/℃以上で
ある。
【0021】熱線膨張係数は、JIS K 7197に
準じて測定した値である。
【0022】前記要件を満たす支持体の素材としては、
銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、マンガン等の
金属及びこれらの合金並びにガラス、セラミック等が挙
げられる。
【0023】[作用効果]本発明のシームレスベルト
は、寸法不良が少なく、内周面の表面精度が良好でムラ
がなく、画像形成装置における定着用ベルト、転写定着
用ベルト等のシームレスベルトとして好適に用いること
ができる。また、本発明の製造方法によると、そのよう
なシームレスベルトを効率良く製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に詳細
に説明する。
【0025】本発明のシームレスベルトは、ポリイミド
前駆体溶液を金型に塗布し、加熱乾燥により自己支持で
きるまで硬化させ、前記金型から剥離させてポリイミド
前駆体ベルトを得る工程、前記ポリイミド前駆体ベルト
の内径よりも小さい外径を有する支持体を前記ポリイミ
ド前駆体ベルト内部に挿入する工程、前記ポリイミド前
駆体ベルトを支持体ごと加熱してイミド転化反応の完結
を行う工程、及び前記支持体よりシームレスベルトを取
り出す工程を含む方法により製造される。
【0026】本発明に用いるポリイミド前駆体溶液は、
溶媒中で酸二無水物成分とジアミン成分を反応させるこ
とにより得られる。酸二無水物成分としてはピロメリッ
ト酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、3,3 ’,4 ,4 ’−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,
8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げられ
る。
【0027】一方、ジアミン成分としては、4,4’−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフ
ェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、
3,3’−ジクロロベンジジン、4,4’−ジアミノジ
フェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルス
ルフォン、1,5−ジアミノナフタレン、m−フェニレ
ンジアミン、p−フェニレンジアミン、3,3’−ジメ
チル−4,4’−ビフェニルジアミン、ベンジジン、
3,3’−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシ
ベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフォン
等が挙げられる。
【0028】これらの酸二無水物とジアミンを重合反応
させる際の溶媒としては適宜なものを用いうるが、溶解
性等の点から有機極性溶媒が好ましく用いられ、N,N
−ジアルキルアミド類が好ましい。具体的にはN,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチル
アセトアミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリ
アミド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメ
チルスルホキシド、テトラメチレンスルホン、ジメチル
テトラメチレンスルホン等が挙げられ、これらを単独又
は複数併用することもできる。
【0029】前記酸二無水物成分とジアミン成分を有機
極性溶媒中で重合反応させることによりポリイミド前駆
体溶液が得られる。その際のモノマー濃度(溶媒中にお
ける酸二無水物成分とジアミン成分)は、種々の条件に
応じて設定されるが、5〜30重量%が好ましい。ま
た、反応温度は80℃以下に設定することが好ましく、
反応時間は0.5〜10時間が好ましい。
【0030】重合反応の進行に従い溶液粘度が増大する
ため、粘度を調整することができる。また、モノマー濃
度による粘度の調整も可能である。具体的には、粘度と
しては10〜10000ポイズが好ましく、50〜80
00ポイズであるとより好ましい。
【0031】本発明におけるポリイミド前駆体溶液に
は、熱伝導性、導電性、帯電防止性、半導電性、高摺動
性、高強度、高弾性等の種々の目的やその用途により適
宜充填剤を添加してもよい。例えば、窒化アルミニウ
ム、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、室化珪素、シリ
カ等の熱伝導性無機粉末や、カーボンブラック、アルミ
ニウム、ニッケル、酸化錫、チタン酸カリウム等の導電
性乃至半導電性粉末、ポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)、テトラフルオロエチレン−へキサフルオロプ
ロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)のフッ素樹脂等が挙げられる。充填剤の充填量は、
本発明の範囲内でその目的に応じ決定することができ
る。
【0032】前記ポリイミド前駆体溶液を金型に塗布す
る。用いる金型としては従来からシームレスベルトの製
造に用いられているものであればどのようなものでも差
し支えなく、通常、ベルトの形状に応じた円筒状金型を
用い、その内面に塗布する。円筒状金型に均一に塗布す
る方法は、公知の方法を適用することが可能で、例えば
遠心成形する方法、ディスペンサーにより塗布する方
法、スクレーパを用いる方法、弾丸状走行体を用いる方
法等が挙げられる。金型の材質としては、その耐熱性の
観点から、金属、ガラス、セラミック等の各種のものが
挙げられる。
【0033】このようにして円筒状金型上に均一に塗布
したポリイミド前駆体溶液を、加熱乾燥することにより
自己支持できるまで硬化させた後、該金型からポリイミ
ド前駆体ベルトを剥離して得る。前記加熱温度は、適用
した溶媒を蒸発させることができる温度であれば特に制
限はなく適宜に設定できる。ポリイミド前駆体溶液中の
溶媒が急激に蒸発するための微小ボイドの発生を防止す
るためには230℃以下が好ましく、加熱時間の短縮と
いう観点から80℃以上が好ましい。加熱時間は加熱温
度に応じて適宜設定され、通常、10〜60分程度であ
る。
【0034】前記円筒状金型からポリイミド前駆体ベル
トを剥離する方法としては、例えば金型端部の周壁に予
め設けられた微小貫通孔に空気を圧送する方法等が挙げ
られる。なお、円筒状金型周面に予めシリコーン樹脂等
による離型処理を施しておけば、ポリイミド前駆体ベル
トの剥離作業性が向上するため好ましい。
【0035】本発明では、以上のようにして得られたポ
リイミド前駆体ベルトの内部に、その内径よりも小さい
外径を有する支持体を挿入し、次いでポリイミド前駆体
ベルトを支持体ごと加熱して残存溶媒の除去、閉環水の
除去、及びイミド転化反応の完結を行う。
【0036】この時の加熱温度は、残存溶媒や閉環水の
除去という観点から、前記円筒状金型上での加熱温度以
上が好ましく、ポリイミド前駆体ベルトや支持体の耐熱
性及び熱線膨張率という観点から400℃以下が好まし
い。通常、この時の加熱時間は10〜60分である。
【0037】また、当然のことながらこの時目的に応じ
シームレスベルトとして好ましい内径及び外径差となる
ような支持体となるように、適宜支持体の寸法を設定す
る必要がある。
【0038】以上のようにして得られたベルトを、支持
体より取り出す。通常、室温で放冷して支持体が熱収縮
した後に取り出せばよい。
【0039】さらに、本発明では、支持体上にポリイミ
ド前駆体ベルトを支持しているとき、或いは加熱により
得られたシームレスベルトを支持体上に支持していると
きに、離型性、弾性、光導電性等のさらなる機能を付与
するために、PTFE、FEP、PFA等のフッ素樹
脂、シリコーンゴム又はフッ素ゴム等をスプレーコー
ト、ディッピング等の方法を用いてベルトの外周面に更
に積層しても構わない。また、電磁誘導発熱方式の発熱
ベルトとして用いる場合は、ニッケル、鉄、コバルト、
銅、アルミ又はこれらの合金等からなる電磁誘導発熱層
を、メッキ、イオンプレーティング等の方法を用いて設
けてもよい。
【0040】
【実施例】以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実
施例等について説明する。
【0041】[実施例1]N−メチル−2−ピロリドン
732g中に、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物147gとp−フェニレンジアミン
54gを溶解(固形分濃度20重量%)し、窒素雰囲気
中において室温で攪拌しながら反応させて、3000ポ
イズのポリイミド前駆体溶液を得た。内径40mmの円
筒状金型の内面に、前記ポリイミド前駆体溶液を塗布
後、弾丸状走行体を自重により落下させた後、塗膜中の
気泡を除く脱法を行い、均一な塗膜面を得た。次いで該
金型を室温から180℃で30分間加熱して、それ自体
ベルトとして保持できるまで硬化(一部溶媒の除去と一
部イミド転化)させ、ポリイミド前駆体ベルトを得た。
前記ベルトを該金型より離型した後、表面粗さRaが
2.5μm、Rzが20.0μm及びRmaxが27.
0μm、熱線膨張係数が2.6×10-5cm/cm/℃
である金属製円筒状支持体に差し替え、この支持体を2
℃/分の昇温速度で370℃まで昇温して残存溶媒及び
閉環水の除去、イミド転化反応の完結を行った後冷却
し、厚み60μmのポリイミドからなるシームレスベル
トを得た。この金属性支持体上のシームレスベルトの外
面にプライマー処理を行った後、離型性樹脂としてPF
Aの水分散体をスプレーコートし、次いで支持体に差し
たまま370℃まで加熱したあと冷却し、離型性樹脂層
が10μmのシームレスベルト(総厚71μm)を得
た。
【0042】このベルトの内面の表面粗さは、Raが
0.2μm、Rzが2.3μm及びRmaxが3.7μ
mであり、溶媒のこもりによる膨らみや外観不良は見ら
れなかった。このベルトを実際の定着装置にかけて試験
を行ったところ、ベルトの搬送性が良好であり、良好な
定着画像が得られ(トナーの定着低下率4%)、3週間
後も問題なく機能した。
【0043】[実施例2]実施例1において金属製円筒
状支持体の表面粗さをRaが3.0μm、Rzが30.
0μm及びRmaxが40.0μmにした以外は、実施
例1と同様にしてポリイミド層厚さ60μm、離型性樹
脂層厚さ10μmの定着用シームレスベルト(総厚71
μm)を得た。
【0044】このベルトの内表面の表面粗さは、Raが
0.3μm、Rzが3.0μm及びRmaxが6.0μ
mであり、溶媒のこもりによる膨らみや外観不良は見ら
れなかった。このベルトを実際の定着装置にかけて試験
を行ったところ、ベルトの搬送性が良好であり、良好な
定着画像が得られ(トナーの定着低下率7%)、3週間
後も問題なく機能した。
【0045】[比較例1]実施例1において金属製円筒
状支持体の表面粗さをRaが7.0μm、Rzが42.
0μm及びRmaxが60.0μmにした以外は、実施
例1と同様にしてポリイミド層厚さ60μm、離型性樹
脂層厚さ12μmの定着用シームレスベルト(総厚73
μm)を得た。
【0046】このベルトの内表面の表面粗さは、Raが
0.6μm、Rzが4.0μm及びRmaxが9.0μ
mであったが、このベルトを実際の定着装置にかけたと
ころ、定着性が悪い(トナーの定着低下率45%)ため
に、定着画像が不鮮明であった。
【0047】[比較例2]実施例1において金属製円筒
状支持体の表面粗さをRaが0.05μm、Rzが0.
80μm及びRmaxが1.00μmにした以外は、実
施例1と同様にしてポリイミド層厚さ60μm、離型性
樹脂層厚さ12μmの定着用シームレスベルト(総厚7
3μm)を得たが、ベルト内面と前記支持体との間に溶
媒等がこもることにより膨れが発生した。この膨れ部の
外径差は、1%となった。また、ベルト内面は、Raが
0.01μm、Rzが0.07μm及びRmaxが0.
15μmであった。得られたシームレスベルトを定着装
置にかけても初期より搬送性が悪く、実用に耐えられる
ものではなかった。
【0048】[比較例3]実施例1において金属製円筒
状支持体の表面粗さをRaが12.0μm、Rzが7
3.0μm及びRmaxが120.0μmにした以外
は、実施例1と同様にしてポリイミド層厚さ60μm、
離型性樹脂層厚さ12μmの定着用シームレスベルト
(総厚73μm)を得たが、高さ15μm、直径1mm
の突起が発生した。また、ベルト内面は、Raが1.2
μm、Rzが7.3μm及びRmaxが17.0μmで
あった。得られたシームレスベルトを定着装置にかけて
も初期より搬送性が悪く、突起部で定着画像に白抜けが
発生した。
【0049】(評価) −表面粗さ(Ra、Rz、Rmax)− JIS B 0601に準じ、ベルト内面の任意の5点
よりサンプルを採取し、その周方向に関して、表面粗さ
計(サーフコム554A(東京精密社製))にてカット
オフ0.32mm、測定長さ2.5mm、駆動速度0.
12mm/sec、触針荷重70mgにて測定を行っ
た。
【0050】金属製円筒状支持体の表面粗さは、カット
オフ4mm、測定長さ20mm、駆動速度1.5mm/
sec、触針荷重70mgにて測定を行った。
【0051】−トナーの定着低下率− 斑点模様を10枚印刷したときのトナーの溶着色度に対
して、擦り紙で擦った後の色度の低下度をパーセントで
示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト定着法による画像定着装置の要部模式図
【符号の説明】
1 シームレスベルト 2 押圧部材 3 加熱駆動ロール 4 ニップ部 5 記録材 6 摺動材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 79:00 B29K 79:00 B29L 29:00 B29L 29:00 Fターム(参考) 2H033 BA11 BA12 BE09 2H200 GB22 GB23 GB25 GB26 GB40 JA07 JA08 JA25 JB32 MA02 MC06 4F205 AA40 AG16 GA06 GB01 GC04 GN29 GW06 GW31 4F213 AA40 AB01 AD18 AE08 AE09 AG16 AH33 WA03 WA53 WA58 WA83 WB01 WC01 4J043 PA02 QB31 RA34 SA06 TA14 TA22 UA122 UA131 UA262 XA06 XA13 YA06 YA13 ZB51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミド前駆体溶液を金型に塗布し、
    加熱乾燥により自己支持できるまで硬化させ、前記金型
    から剥離させてポリイミド前駆体ベルトを得る工程、前
    記ポリイミド前駆体ベルトの内径よりも小さい外径を有
    する支持体を前記ポリイミド前駆体ベルト内部に挿入す
    る工程、前記ポリイミド前駆体ベルトを支持体ごと加熱
    してイミド転化反応の完結を行う工程、及び前記支持体
    よりシームレスベルトを取り出す工程を含むシームレス
    ベルトの製造方法において、前記支持体の表面粗さは、
    Rmaxが1.4〜50.0μmかつRzが1.0〜4
    0.0μmかつRaが0.1〜5.0μmであることを
    特徴とするシームレスベルトの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記支持体の熱線膨張係数が前記ポリイ
    ミド前駆体ベルトの熱線膨張係数より大きいものである
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 シームレスベルトをそのシームレスベル
    トの内側に配置した押圧部材でそのシームレスベルトの
    外側に対向して配置した加熱駆動ロールに押圧して、前
    記シームレスベルトの外面に記録材を通過させるニップ
    部を形成するとともに、前記押圧部材の摺動面に摺動材
    を配置しつつ、前記摺動材と前記シームレスベルトの内
    面との間に潤滑剤を介在させて走行可能なシームレスベ
    ルトであって、前記シームレスベルトの内面の表面粗さ
    は、Rmaxが0.18〜8.00μmかつRzが0.
    10〜3.50μmかつRaが0.02〜0.50μm
    であるシームレスベルト。
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