JP2002224897A - ダイクッション装置 - Google Patents

ダイクッション装置

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JP2002224897A
JP2002224897A JP2001027318A JP2001027318A JP2002224897A JP 2002224897 A JP2002224897 A JP 2002224897A JP 2001027318 A JP2001027318 A JP 2001027318A JP 2001027318 A JP2001027318 A JP 2001027318A JP 2002224897 A JP2002224897 A JP 2002224897A
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JP
Japan
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piston
die cushion
chamber
cylinder
switching
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Withdrawn
Application number
JP2001027318A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nishihara
嘉隆 西原
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Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D24/00Special deep-drawing arrangements in, or in connection with, presses
    • B21D24/02Die-cushions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形時の一行程中でダイクッション能力をス
ムーズに変更できるダイクッション装置を提供するこ
と。 【解決手段】 成形開始後に上下室18,19の密閉状
態を維持しながらピストン20で下室19を圧縮して大
きな反力を得、成形中程でスプール30の切換部33に
よって上下室18,19を連通させて小さな反力を得、
成形終盤で再度上下室18,19を遮断して大きな反力
を得る。従って、ピストン20の一行程中にダイクッシ
ョン能力を変化させることができ、薄板材の深絞り成形
等に良好に対応できる。この際、能力の切り換えはピス
トン20のストロークに連動して機械的に行われるた
め、切り換え時のタイムラグを生じにくくでき、切り換
えを瞬時にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイクッション装
置に係り、例えば、プレスによる深絞り成形に好適に用
いられるダイクッション装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、板金等のプレス加工の分野にお
いては、プレス機械のベッドの下部または内部にダイク
ッション装置を設け、下型に空気圧などによる上向きの
反力を加えて成形を良好に行なえるようにしている。こ
のようなダイクッション装置の構造としては、所定圧力
に設定されたシリンダ内の空気をピストンの下降によっ
て圧縮し、その時に生じる反力を利用するものが主流で
ある。
【0003】また、実公昭53−24916号公報およ
び実願昭60−199082号(実開昭62−1098
17号)のマイクロフィルムによれば、そのようなシリ
ンダを複数直列に設けるとともに、各シリンダ内を下降
するピストン同士を連結させ、かつ圧縮空気の供給源と
ピストンで圧縮される各シリンダ内の空気室とを電磁弁
を介して連通させることが提案されている。これらの公
報記載のダイクッション装置では、電磁弁を選択的に開
閉させることにより、例えば、一つの空気室にのみ空気
圧を供給すれば最も小さいダイクッション能力を実現で
き、全ての空気室に空気圧を供給すれば最も大きいダイ
クッション能力を実現できる。このため、ダイクッショ
ン能力を変えることが可能である。
【0004】さらに、後者の前記公報には、ピストンの
下降によって体積が増加する上側の空気室にも、電磁弁
の切り換えによって空気圧を供給するとともに、当該ピ
ストンにおける上側の空気室内に臨む受圧面を、下側の
空気室に臨む受圧面よりも大きな面積に設定することが
開示されている。このような構成では、下側の空気室に
のみ空気圧を供給することで大きなダイクッション能力
を実現でき、上下両方の空気室に空気圧を供給すること
により、各受圧面の面積差に応じた小さなダイクッショ
ン能力を実現できる。このため、シリンダおよびピスト
ンをそれぞれ一つずつ用いた場合でも、ダイクッション
能力を可変にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、薄板材の深
絞り成形などの場合には、以下のようにして一行程中の
ダイクッション能力を変更することにより、ブランクホ
ルダでの薄板材の保持具合を変化させることが、成形部
品の品質向上のために有益な加工方法であることがわか
ってきた。すなわち、上型が薄板材を押圧し始める初期
段階では、ダイクッション装置での反力を大きくして薄
板材を堅固に保持できるようにし、絞りが開始されてか
らの成形段階では、反力を小さくして絞りが良好に行わ
れるようにし、成形が終了する最終段階では再度、反力
を大きくして外形形状を確実に成形できるようにする。
【0006】しかし、従来のダイクッション装置におい
て、前述したダイクッション能力の変更は、プレス機械
の段取り時に一旦変更されてしまえば、同一部品を成形
する限りにおいて同じであるため、成形時の一行程中
(ダイクッション装置のピストンの一サイクル中)にお
いて、ダイクッション能力を変化させる構成にはなって
おらず、その加工方法に十分に対応できないという問題
がある。また、従来のダイクッション装置の電磁弁の開
閉を一行程中に切り換えることにより、一行程中での能
力を変化させることも試みたが、電磁弁の応答性が良好
とはいえず、能力変更をスムーズにできないという問題
がある。
【0007】本発明の目的は、成形時の一行程中でダイ
クッション能力をスムーズに変更できるダイクッション
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用効果】本発明のダイ
クッション装置は、シリンダ内を摺動するピストンによ
り該シリンダ内に前記ピストンで分割された第1室およ
び第2室を有するダイクッション装置において、前記ピ
ストンのストロークと連動して前記第1室および第2室
間での流体の流出入を機械的に制御する制御手段を備え
ていることを特徴とする。
【0009】このような本発明では、ピストンのストロ
ークの間、つまり、成形時の一行程中において、第1室
および第2室間での流体の流出入を制御手段で制御す
る。この際、ダイクッション能力を小さくしたい場合に
は、制御手段によって第1、第2室を連通させ、第1、
第2室内を等圧に維持しながらピストンを移動させる。
反対に、ダイクッション能力を大きくしたい場合には、
第1、第2室間の連通を遮断し、第2室内での圧縮作用
によって成形に必要な反力が確実に生じるようにする。
そして、制御手段では、第1、第2室内の流体の流出入
をピストンのストロークに連動して機械的に制御するの
で、第1、第2室を連通させた時や遮断した時の流体の
動きが迅速に切り換わり、ダイクッション能力がスムー
ズに変更されるようになる。
【0010】また、本発明のダイクッション装置では、
前記制御手段は、前記シリンダの内部に設けられた弁体
を含んで構成されていることが望ましい。このような構
成では、弁体からなる制御手段がシリンダ内に配置され
るので、ダイクッション装置の小型化が促進される。
【0011】また、本発明のダイクッション装置では、
前記制御手段は、前記シリンダの外部に設けられた切換
装置を含んで構成されていてもよい。このような場合に
は、制御手段がシリンダの外部に設けられる切換装置で
構成されるので、切換装置としては構造や大きさ等の制
限を受けにくくなるなど、設計上の自由度が増す。
【0012】さらに、本発明のダイクッション装置で
は、前記ピストンはロッドを介して摺動するとともに、
このロッド側の前記第1室内の流体圧を排圧する排圧手
段を備えていることが好ましい。制御手段の構造によっ
ては、ピストンの一サイクルが完了する段階(ピストン
が次のサイクルを開始する位置に戻る段階)で、ピスト
ンが第1室内の流体を圧縮する場合がある。このような
場合、第1室内に圧縮流体が存在すると、ピストンが正
しい位置に戻り切れない可能性があるが、本発明の構成
では、そのような流体による流体圧を排圧手段で排圧す
るので、ピストンが正しい位置に確実に戻るようにな
る。
【0013】さらにまた、本発明のダイクッション装置
では、前記制御手段が複数設けられていてもよい。この
ような構成では、複数設けられた制御手段で流体の移動
を段階的に行えるようにすれば、多段式のダイクッショ
ン装置が得られ、また、制御手段の数に応じてシリンダ
やピストンを設ければ、より大きな反力、すなわち、よ
り大きなダイクッション能力を有するダイクッション装
置を提供可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】〔第1実施形態〕図1は本発明の第1実施
形態に係るダイクッション装置1を示す断面図、図2は
ダイクッション装置1の動作を説明するための図、図3
はダイクッション装置1に加わる外力P(図1)に対し
ての上向きの反力Fの発生状況を示すタイムチャートで
ある。
【0016】図1において、ダイクッション装置1は、
有底円筒状のシリンダ10と、シリンダ10内で図中上
下に摺動する円盤状のピストン20と、シリンダ10お
よびピストン20を貫通するスプール30とを備えた空
圧式である。
【0017】シリンダ10の上面部11には、ピストン
20のロッド21が挿通される挿通孔12の他、前記ス
プール30を挿通するための挿通孔13が設けられ、ま
た、底面部14にも同様な挿通孔15が設けられてい
る。挿通孔13,15には、スプール30と密着してシ
リンダ10内外のシール性(気密性)を確保するための
シール材16,17が設けられている。なお、図示を省
略するが、同様なシール材が挿通孔12やピストン20
回りにも設けられ、シリンダ10内外でのシール性およ
び上下室18,19間での気密性が確保されている。
【0018】シリンダ10の内部には、ピストン20が
降下することで該ピストン20の上方に第1室としての
上室18が形成され、また、ピストン20の下方は第2
室としての下室19になっている。先ず、底面部14の
側方には下室19と連通した入力ポート141が設けら
れ、この入力ポート141には流路142が接続され、
この流路142および入力ポート141を介して空気圧
Aが下室19内に作用している。一方、上面部11には
排気ポート111が設けられ、排気ポート111には流
路112を介して電磁弁113が設けられている。流路
112,142間にはバイパス流路143が設けられ、
バイパス流路143には排圧手段としての逆止弁144
が設けられている。逆止弁144は、上室18内の空気
圧が下室19内の空気圧以上になった時に開き、各室1
8,19内を空気圧Aに維持する機能を有している。
【0019】ピストン20のロッド21上部にはダイク
ッションパッド22が取り付けられ、図示しないプレス
機械のスライドの動きにより、このダイクッションパッ
ド22に下向きの外力Pが作用する。さらに、ピストン
20には上下室18,19を連通させ、かつ内部をスプ
ール30が貫通した連通孔23が設けられ、連通孔23
にはスプール30との間でシールするためのシール材2
4が設けられている。
【0020】ピストン20の上室18に臨む上面26の
面積は、下室19に臨む下面27の面積よりもロッド2
1の断面積分だけ小さくなっている。つまり、下面27
の受圧面積が上面26の受圧面積よりも大きく、このた
め、外力Pが作用せずに上下室18,19内の圧力が空
気圧Aに維持されている時には、ピストン20を下降さ
せるように作用する力よりも、ピストン20を上昇させ
るように作用する力の方が大きくなり、ピストン20が
自動的に上昇する。
【0021】スプール30の上端にはフランジ31が設
けられ、このフランジ31に挿通されたビス32によっ
てスプール30がシリンダ10の上面部11に着脱自在
に固定されている。スプール30の上下方向の途中に
は、他の部位よりも径寸法が小さい切換部33が所定の
上下寸法で設けられ、切換部33の位置にピストン20
の連通孔23が達した時、上下室18,19が連通する
ようになっている。そして、切換部33の上側は上大径
部34であり、下側が下大径部35になっており、上、
下大径部34,35の位置に連通孔23が達した時、上
下室18,19が遮断される。つまり、本実施形態で
は、連通孔23を有したピストン20と、切換部33お
よび上、下大径部34,35を有したスプール30とに
より、本発明に係る制御手段としての弁体が構成されて
いる。なお、切換部33の径寸法、上下寸法、位置、上
下端側のR部の形状などは、要求される反力Fの減衰タ
イミング、反力Fを減衰させていたい時間、反力Fを減
衰させたり生じさせる際の勢い等を勘案して任意に決め
られる。
【0022】以下には、図2,3をも参照し、ピストン
20のストロークに伴うダイクッション装置1の動作お
よび反力Fの変化を説明する。 図2(A):先ず、ピストン20がシリンダ10内の最
上部に位置している状態(図1中にも2点鎖線で図示)
で、下室19内に空気圧Aを供給しておき、この状態で
薄板材の深絞り成形等を開始し、ダイクッションパッド
22上に下向きの外力Pを作用させる。すると、ピスト
ン20が下降して下室19内が圧縮されることにより、
外力Pに対抗する反力Fが生じるとともに、ピストン2
0の下降に伴って該反力Fが上昇し、ピストン20の上
方の上室18は低圧となる(図3中の0点〜S1点)。
【0023】図2(B):次いで、ピストン20が下降
し続けると、ピストン20の連通孔23がスプール30
の切換部33に達する。そして、ピストン20がスプー
ル30の上大径部34とのシールが完全に解かれる位置
に達すると、上下室18,19が連通し、下室19内で
圧縮された空気の一部が連通孔23から瞬時に上室18
に移動し、上下室18,19内が共に空気圧Aに切り換
わる。この際、反力Fも瞬時に減衰する(図3中のS1
〜S2)。
【0024】この後、上下室18,19内の空気圧Aは
若干上昇しながら、ピストン20が下降し続ける。この
間の反力Fは、ピストン20の上面26と下面27との
受圧面積の差による上向きの力と、ピストン20が下降
して下室19の空気を若干圧縮することによる空気圧の
上昇分に応じた力と、空気が下室19から上室18へ移
動する際の流体抵抗による力とを含むが、その変化は小
さく抑えられる(図3中のS2〜S3)。
【0025】図2(C):ピストン20が下降し続ける
とやがて、連通孔23の下側のシール材24が切換部3
3を過ぎてスプール30の下大径部35の外周に密着
し、上下室18,19の連通が遮断される。この段階か
ら下室19の圧縮が開始され、反力Fが再度大きく上昇
する(図3中のS3〜S4)。
【0026】続いて、プレス機械のスライドが最下点ま
で下がって上昇に転ずると、下室19内の圧力は圧縮状
態から空気圧Aに戻ろうとするために、ピストン20が
圧縮前の位置に即座に押し上げられ、下室19の体積は
増加し、上室18の体積は減少する(図3中のS4〜S
5)。そして、上下室18,19内の両方がほぼ等しい
空気圧に近づくが、前述した受圧面積の差から、ピスト
ン20が自動的に上昇を継続する。その後、ピストン2
0がスプール30の切換部33に達すると、上室18か
ら下室19への空気の移動を伴い、かつ上下室18,1
9内が空気圧Aに維持されながらピストン20は上昇す
る(図3中のS5〜S6)。
【0027】この後、ピストン20の上昇途中で連通孔
23の上側のシール材24がスプール30の切換部33
を過ぎ、スプール30の上大径部34の外周と密着する
と、ピストン20が上室18内を圧縮し始める。しか
し、この圧縮によって上室18内の圧力が上昇すると同
時に逆止弁144が開くため、上下室18,19が連通
してそれぞれの内部が空気圧Aに維持される。このた
め、ピストン20は反力Fが小さい状態で図1中の2点
鎖線の位置まで、すなわち、ストロークの開始位置まで
戻ることになる(図3中のS6〜S7〜END)。
【0028】なお、図3中の「END」位置に鉛直な矢
印で示すように、電磁弁113の位置を切り換えて上室
18を大気開放等することにより、上室18内の残留圧
縮空気を強制的に排出し、シリンダ10内をもとの圧縮
状態に戻すとともに、ピストン20をもとの位置に戻す
ことが可能である。また、何らかの理由により、ピスト
ン20が最後まで戻らない場合にも、電磁弁113を切
り換えて上室18ないの空気を排出し、ピストン20を
もとの位置に強制的に戻すことができる。
【0029】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 (1)成形を開始してダイクッション装置1に外力Pが加
わり始めると、上下室18,19の密閉状態を維持しな
がらピストン20が下室19を圧縮するので、この外力
Pに対する大きな反力Fを生じさせることができ、しば
らくして、スプール30の切換部33によって上下室1
8,19を連通させることで、ピストン20の下降を促
進させて反力Fを小さくでき、この後に再度、上下室1
8,19を遮断して密閉することにより、下室19を圧
縮して大きな反力Fを生じさせることができる。このよ
うに、本実施形態では、ピストン20の一行程中にダイ
クッション能力(反力F)を切り換えることができ、特
に成形の開始時には反力Fを大きくし、途中では反力F
を小さくし、終盤では反力Fを再度大きくすることによ
り、ブランクホルダ等による薄板材の保持具合を変化さ
せることができ、薄板材の深絞り成形等に良好に対応で
きる。
【0030】(2)この際、反力Fの切り換えは、シリン
ダ10内に設けられてピストン20を貫通するスプール
30により、ピストン20のストロークに連動して機械
的に行われるため、切り換え時のタイムラグを生じにく
くでき、反力Fの切り換えを瞬時に行うことができる。
【0031】(3)また、反力Fの切り換えは、シリンダ
10内のスプール30によって行われるから、シリンダ
10の外部に複雑な機構を設ける必要がなく、構造を簡
略化できる。さらに、別のタイミング等で反力Fを変化
させたい時には、スプール30に代えて別のスプールを
セットすればよく、他の成形に容易に対応できる。
【0032】(4)スプール30は、ピストン20を貫通
することで該ピストン20のガイド部材を兼用するか
ら、ピストン20の上下方向の摺動をより確実かつスム
ーズにできる。
【0033】(5)ピストン20は円盤状とされ、下面2
7の受圧面積が上面26の受圧面積よりもロッド21の
断面積分だけ大きいため、外力Pが作用しないことで上
下室18,19内の圧力が同じになっている時には、ピ
ストン20を自動的に上昇させることができ、特別な上
昇機構を不要にして構造をさらに簡略化できる。
【0034】(6)流路112,142間のバイパス流路
143には逆止弁144が設けられているため、上室1
8内の空気圧が下室19内の空気圧以上になった時に逆
止弁144を開放させることができる。このため、ピス
トン20がもとの位置に戻ろうとする時に上室18内の
空気が圧縮されても、上室18内の空気圧を排圧して流
路112側に逃がすことができるから、実質的には上室
18内の空気を圧縮させることなく、上下室18,19
内を空気圧Aに維持でき、上室18が略完全になくなる
までピストン20を最上位置に確実に上昇させることが
できる。
【0035】(7)シリンダ10には、上室18内の残留
空気を強制的に排気する電磁弁113が設けられている
ので、万が一残留空気が悪さしてピストン20が最上位
置まで戻らない場合でも、電磁弁113を切り換えて残
留空気を排気でき、不具合回避を迅速に行える。
【0036】〔第2実施形態〕図4には、本発明の第2
実施形態に係るダイクッション装置2の断面図が示され
ている。なお、図4において、前記第1実施形態と同一
機能部材には同じ符号を付し、ここでの詳細な説明を省
略または簡略化する。後に説明する他の実施形態や変形
例でも同じである。
【0037】ダイクッション装置2では、シリンダ10
の下方に別のシリンダ10′が直列的かつ一体的に設け
られており、シリンダ10′内を摺動するピストン2
0′がロッド21′を介してピストン20の下方に連結
されている。従って、ピストン20′の下降により、シ
リンダ10′内の上方には上室18′が形成され、ま
た、シリンダ10′の下方は下室19′になっている。
ただし、シリンダ10の下室19およびシリンダ10′
の上室18′は図示しないシール材で遮断されている。
また、シリンダ10,10′の容積等は、その実施にあ
たって任意に決定されるが、本実施形態では略同じにな
っている。
【0038】シリンダ10′には、シリンダ10と同様
に、排気ポート111′、流路112′、電磁弁11
3′、入力ポート141′、流路142′、バイパス流
路143′、逆止弁144′が設けられている。シリン
ダ10とシリンダ10′との間は隔壁部101とされ、
隔壁部101にはスプール30の挿通孔102が設けら
れ、挿通孔102にはシール材103が設けられてい
る。シリンダ10′の底面部14′にはスプール30の
挿通孔15′が設けられ、この挿通孔15′にはシール
材17′が設けられている。ピストン20′には上下室
18′,19′を連通させ、かつ内部をスプール30が
貫通した連通孔23′が設けられ、この連通孔23′に
はシール材24′が設けられている。
【0039】一方、スプール30は、両方のピストン2
0,20′を貫通するように設けられ、シリンダ10内
に位置した切換部33の他、シリンダ10′内に位置す
る別の切換部33′を備えている。ただし、切換部3
3′の上下寸法は切換部33の上下寸法よりも短い。切
換部33の上側が上大径部34であり、下側が下大径部
35である。また、切換部33′の上側は前記下大径部
35と連続した別の上大径部34′であり、下側が下大
径部35′になっている。
【0040】以上のような本実施形態では、連通孔23
を有するピストン20と切換部33が設けられたスプー
ル30の上側部分とで一制御手段が構成され、連通孔2
3′を有するピストン20′と切換部33′が設けられ
たスプール30の下側部分とで他の制御手段が構成され
ることになり、複数(本実施形態では二つ)の制御手段
を備えていることになる。
【0041】このような本実施形態のダイクッション装
置2では、外力P(不図示)によってシリンダ10,1
0′内の最上位置にあるピストン20,20′が下降す
ると、下室19,19′の両方が同時に圧縮され、反力
F(不図示)が生じる。さらに、ピストン20,20′
が降下すると先ず、ピストン20の連通孔23が切換部
33に達して上下室18,19が連通し始め、反力Fが
減衰する。しかし、この段階では、切換部33′の上下
寸法が短い分だけピストン20′の連通孔23′は、上
下室18′,19′を連通させる位置まで達せず(図3
の状態)、下室19′は依然ピストン20′で圧縮され
続ける。
【0042】そして、ピストン20,20′がさらに下
降することにより、連通孔23によって上室18,19
の連通状態が継続されたまま、連通孔23′によって上
下室18′,19′も連通し、反力Fが最低レベルまで
減衰する。この後にさらにピストン20,20′が降下
すると、連通孔23,23′の各シール材24,24′
が上下室18,19,18′,19′を同時に遮断する
ことになり、下室19,19′が圧縮されて反力Fが再
度上昇する。なお、スライドが上昇に転ずると、ピスト
ン20,20′は上下面26′,27′の面積差によ
り、自動的に上昇する。この際の原理は第1実施形態と
同じである。
【0043】本実施形態によれば、前記第1実施形態と
同様な構成により、前述した(1)〜(7)の効果を同様に
得ることができるうえ、二つの制御手段を備えるといっ
た特有な構成によって以下の効果を得ることができる。 (8)すなわち、ダイクッション装置2では、スプール3
0に二つの切換部33,33′を設けるとともに、それ
ぞれの上下の長さを異ならせることにより、ピストン2
0,20′の一行程中において、上下室18,19を連
通させるタイミングと上下室18′,19′とを連通さ
せるタイミングをずらしているので、反力Fの大きさを
段階的に二段に減衰でき、ダイクッション装置2を多段
式にできる。
【0044】(9)また、二つのシリンダ10,10′内
に形成された下室19,19′の両方がピストン20,
20′で圧縮されるので、一つの下室19のみが圧縮さ
れる第1実施形態のダイクッション装置1に比し、略2
倍の外力Pに対抗可能であり、つまりは略2倍の反力F
を生じさせることができ、ダイクッション能力を大きく
できる。
【0045】〔第3実施形態〕図5には、本発明の第3
実施形態に係るダイクッション装置3が示されている。
なお、図5中では、シール材の図示を省略した。ダイク
ッション装置3では、シリンダ10の外部に切換装置4
0が設けられ、この切換装置40からなる制御手段で上
下室18,19間の空気の流出入を機械的に制御してい
る点が前述の第1、第2実施形態と大きく異なる。従っ
て、ダイクッション装置3のシリンダ10には第1、第
2実施形態のようなスプール30が設けられていないう
え、ピストン20には連通孔23等設けられていない。
図5中の符号50は、例えば、アキュムレータとして機
能するタンク51や減圧弁52で構成された圧力供給源
であり、所定の空気圧を流路142を介してシリンダ1
0の下室19に供給している。
【0046】切換装置40は、ダイクッションパッド2
2に設けられてピストン20と共に上下動するラック4
1と、ラック41に噛合して回転するピニオンギア42
と、ピニオンギア42の回転によって作動するロータリ
弁43とを備えている。
【0047】このうち、ロータリ弁43においては、ス
リーブ431に設けられた第1ポート432と流路14
2とが流路433で連通され、第2ポート434と上室
18とが流路435で連通され、第3ポート436は例
えば大気開放されている。ロータリ弁43のロータ43
7には、図6にも拡大して示すように、周方向に間隔を
空けて一対の凹状の切換部438,439が設けられて
いる。切換部438は第1、第2ポート432,434
を連通させる機能を有し、切換部439は第2、第3ポ
ート434,436を連通させる機能を有している。
【0048】以下に、図7をも参照し、ピストン20の
ストロークに伴うダイクッション装置3の動作について
説明する。 図7(A):ピストン20が最上位置にある時、ロータ
リ弁43のロータ437は、切換部438が第1ポート
432側に位置しており、シリンダ10内の上下室1
8,19がロータ437によって遮断されている。従っ
て、この状態からピストン20が外力P(不図示)によ
って下降すると、下室19内が圧縮され、大きな反力F
(不図示)が得られる。
【0049】図7(B):ピストン20の下降に伴って
ロータ437が反時計方向に回転するとやがて、第1,
第2ポート432,434が切換部438によって連通
し、上下室18,19が連通して空気の移動が行われ、
内部が瞬時に等圧になる。この状態では、外力Pに対す
る反力Fが即座に減衰する。
【0050】図7(C):さらにピストン20が下降
し、ロータ437によって第1ポート432が閉じられ
ると、上下室18,19が遮断されて下室19内が圧縮
され、反力Fが再度上昇する。この後に、スライドが上
昇すると、ピストン20が自動的に上昇し、ロータ43
7は時計方向に回転する。
【0051】ピストン20が最上位置近傍まで戻ると、
図7(A)に戻って示すように、切換部439によって
第2、第3ポート434,436が連通し、上室18内
から空気が排気される。このことにより、上室18内の
排圧が行われ、ピストン20は下降開始前の最上位置に
確実に戻る。つまり、第3ポート436および切換部4
39は、本発明に係る排圧手段として機能している。
【0052】本実施形態によれば、切換装置40が設け
られていることにより、ピストン20のストロークと連
動して上下室18,19間での空気の流出入を機械的に
制御できるため、構成は異なるが、前述した(1)、(2)
を同様に得ることができ、本発明の目的を達成できる。
また、第1、第2実施形態と同様な構成により、前述し
た(5)の効果を得ることができる。さらには、ロータリ
弁43の一部が排圧手段として機能するため、(6)の効
果も同様に得ることができる。加えて、本実施形態の特
有の構成により、以下の効果がある。
【0053】(10)ダイクッション装置3では、上下室1
8,19間の空気の流出入を制御する切換装置40がシ
リンダ10の外部に設けられているため、切換装置40
としては、シリンダ10内に設ける場合に比して構造な
どの制約を受けにくくでき、設計をある程度自由に行え
ることで開発コスト等を削減できる。
【0054】〔第4実施形態〕図8には、本発明の第4
実施形態に係るダイクッション装置4が示されている。
図8中でも、シール材の図示を省略してある。ダイクッ
ション装置4では、シリンダ10の外部に設けられた制
御手段としての切換装置60の構成が前記第3実施形態
の切換装置40とは大きく異なる。他の構成は、第2実
施形態とほぼ同じである。
【0055】切換装置60は、ダイクッションパッド2
2に設けられて共に上下動するガイド部材61と、ガイ
ド部材61の上下位置に応じて切り換わるスプール弁6
2と、スプール弁62に連通した空気溜め装置63とを
備えている。
【0056】ガイド部材61にはテーパ面611が設け
られ、このテーパ面611は下方に向かうに従ってシリ
ンダ10から離れるように直線的に傾斜している。な
お、テーパ面611の形状等は、スプール弁62の動作
スピードや反力F(不図示)をどの様に発生させるかに
よって任意に決められてよく、例えば、傾斜角度を大き
くすることでスプール弁62の動作スピードを速めても
よく、また、テーパ面611の途中に鉛直面を設けた
り、あるいは、途中に逆向きに傾斜したテーパ面を設け
ることにより、スプール弁62の動作を実質的に停止さ
せたり、一行程中に逆向きに動作させてもよい。
【0057】スプール弁62において、スリーブ621
に設けられた第1ポート622と流路142とが流路6
23で連通され、第2ポート624と上室18とが流路
625で連通され、第3ポート626と空気溜め装置6
3とが流路627で連通されている。また、スリーブ6
21内には当該内部を摺動し、かつ切換部628Aおよ
び左右の大径部628B,628Cを有するスプール6
28が収容され、このスプール628の一端に設けられ
たロッド629のローラ629Aが前記ガイド部材61
のテーパ面611上を転動する。この際、ローラ629
Aは、スプール628の他端側のバネ629B等によ
り、常にテーパ面611から離間しないように付勢され
ている。
【0058】空気溜め装置63は、上室18内の圧力を
排圧する際、上室18からの空気を大気中に排気せずに
蓄えるものであり、シリンダ631と、バネ632で付
勢されたピストン633とを備え、ピストン633で仕
切られたシリンダ631内の空間のうち、一方が可変容
量式の空気溜め空間であり、また、バネ632が収容さ
れた他方の空間は大気開放されている。なお、空気溜め
装置の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、
内部の空気量に応じて膨張収縮するゴム風船に類似した
構成のものを適用してもよく、任意である。
【0059】以下に、図9をも参照し、ピストン20の
ストロークに伴うダイクッション装置4の動作について
説明する。 図9(A):ピストン20が最上位置にある時、スプー
ル弁62のスプール628は第2、第3ポート624,
626側に位置しており、シリンダ10内の上下室1
8,19がスプール628によって遮断されている。従
って、この状態からピストン20が外力P(不図示)に
よって下降すると、下室19内が圧縮され、大きな反力
F(不図示)が得られる。
【0060】図9(B):ピストン20の下降に伴って
テーパ面611の上部側をローラ629Aが転動するよ
うになるとやがて、スプール628は図中の左側に移動
し、第1,第2ポート622,624が切換部628A
によって連通し、上下室18,19が連通して空気の移
動が行われ、内部が瞬時に等圧になる。この状態では、
第3実施形態と同様に、外力Pに対する反力Fが即座に
減衰する。
【0061】図9(C):さらにピストン20が下降
し、第2ポート624がスプール628の右大径部62
8Cで閉じられると、上下室18,19が遮断されて下
室19内が圧縮され、反力Fが再度上昇する。この後
に、スライドが上昇すると、ピストン20が自動的に上
昇し、スプール628は右側に移動する。
【0062】ピストン20が最上位置近傍まで戻ると、
図8(A)に戻って示すように、切換部628Aによっ
て第2、第3ポート624,626が連通し、上室18
内の空気が空気溜め装置63内に移動する。このことに
より、上室18内の排圧が行われ、ピストン20は下降
開始前の最上位置に確実に戻る。つまり、本実施形態に
おいて、第3ポート626および切換部628Aは、本
発明に係る排圧手段として機能している。
【0063】本実施形態では、切換装置60の構成は異
なるものの、前記第3実施形態と同様な効果を得ること
ができ、また、その特有な構成によって以下の効果があ
る。 (11)本実施形態での切換装置60は、空気溜め装置63
を備えているため、上室18内で圧縮される空気は大気
中等に排気されることがなく、作動空気を有効に利用し
て余計なエネルギの消費を抑えることができる。
【0064】(12)反力Fの発生具合を異ならせるために
は、ガイド部材61のテーパ面611の形状を変更すれ
ばよいが、ガイド部材61はシリンダ10の外部に設け
られているため、他のガイド部材への交換作業を容易か
つ迅速にでき、段取り時間を大幅に短縮できる。
【0065】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
る。例えば、前記第1、第2実施形態では、本発明に係
る排圧手段として、シリンダ10の外部に設けられた逆
止弁144,144′を用いていたが、この他、図10
に示すように、ピストン20に設けられた逆止弁70を
用いてもよい。
【0066】この逆止弁70は、ピストン20を貫通す
る貫通流路28内に取り付けられており、上下室18,
19内が等圧の場合、あるいは、上室18内の圧力が下
室19内の圧力を上回ろうとする場合には、バネ71の
付勢力によって開閉部材72が貫通流路28を開放し、
上下室18,19内の等圧状態が維持される。このこと
により、ピストン20が自動的に上昇する際、上室18
内で圧縮される空気は、貫通流路28を通って下室19
に戻り、ピストン20を確実に最上位置まで戻すことが
可能である。
【0067】一方、下室19内を圧縮している間は、下
室19内の空気圧がバネ71の付勢力を超えて開閉部材
72を押し上げるため、貫通流路28が塞がれる。この
ことにより、プレスによる成形開始時や成形終盤では、
貫通流路28を開閉部材72で塞いで下室19を確実に
圧縮でき、大きな反力Fを得ることができる。また、こ
のような構成では、空気がシリンダ10の外部に排気さ
れないため、エネルギ損失も少なくできる。なお、この
ような構成を第3、第4実施形態のように、外部に切換
装置を備えたダイクッション装置のピストン20に適用
してもよい。こうすれば、スリーブ431,621の第
3ポート436,626等を不要にできる
【0068】また、前記第1、第2実施形態では、ピス
トン20,20′の連通孔23,23′内にシール材2
4,24′が設けられていたが、例えば、図11に示す
ように、スプール30の大径部34,34′および下大
径部35,35′のそれぞれに環状のシール材25を設
けてもよい。
【0069】さらに、前記各実施形態のダイクッション
装置1〜4では、プレスによる形成開始時に反力Fを大
きくし、中程で反力Fを小さくし、終盤で再度反力Fを
大きくするように構成されていたが、一行程中で反力F
を如何に変化させるかは任意であり、その実施にあたっ
て適宜決められてよい。従って、例えば、成形開始およ
び終盤では反力Fを小さくし、中程で大きな反力Fを生
じさせてもよく、また、成形開始時に大きな反力Fを生
じさせ、その後終盤まで小さな反力Fを生じさせたり、
反対に、成形開始時に小さな反力Fを生じさせ、その後
終盤まで大きな反力Fを生じさせる場合でも、本発明に
含まれる。
【0070】前記第2実施形態では、一本のスプール3
0の上下に切換部33,33′を設けることでダイクッ
ション装置を多段式としていたが、これに限らず、例え
ば、一つのシリンダ内にピストンを貫通するスプールを
複数本設け、各スプールに切換部をそれぞれ設けるとと
もに、各切換部の位置を互いにずらすことで複数段のダ
イクッション装置を実現してもよい。勿論、多段式のダ
イクッション装置を実現するためには、第3、第4実施
形態で用いたロータ437やスプール628の形状を工
夫したり、数を追加等してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るダイクッション装
置を示す断面図である。
【図2】前記第1実施形態のダイクッション装置の動作
を説明するための図である。
【図3】前記第1実施形態のダイクッション装置に加わ
る外力に対しての上向きの反力の発生状況を示すタイム
チャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係るダイクッション装
置を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るダイクッション装
置を示す断面図である。
【図6】前記第3実施形態のダイクッション装置の一構
成部品を示す斜視図である。
【図7】前記第3実施形態のダイクッション装置の動作
を説明するための図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係るダイクッション装
置を示す断面図である。
【図9】前記第4実施形態のダイクッション装置の動作
を説明するための図である。
【図10】本発明の変形例を示す断面図である。
【図11】本発明の他の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1〜4 ダイクッション装置 10,10′ シリンダ 18,18′ 第1室である上室 19,19′ 第2室である下室 20,20′ ピストン 26 受圧面である上面 27 受圧面である下面 30 制御手段である弁体の一部を構成するスプール
(第1、第2実施形態) 40,60 切換装置 70,144,144′ 排圧手段である逆止弁 436,626 排圧手段の一部を構成する第3ポート
(第3、第4実施形態) 439 排圧手段の他の一部を構成する切換部(第3実
施形態)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を摺動するピストンにより該
    シリンダ内に前記ピストンで分割された第1室および第
    2室を有するダイクッション装置において、 前記ピストンのストロークと連動して前記第1室および
    第2室間での流体の流出入を制御する制御手段を備えて
    いることを特徴とするダイクッション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダイクッション装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記シリンダの内部に設けられた弁体
    を含んで構成されていることを特徴とするダイクッショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のダイクッション装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記シリンダの外部に設けられた切換
    装置を含んで構成されていることを特徴とするダイクッ
    ション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のダイクッション装置において、 前記ピストンはロッドを介して摺動するとともに、この
    ロッド側の前記第1室内の流体圧を排圧する排圧手段を
    備えていることを特徴とするダイクッション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のダイクッション装置において、 前記制御手段が複数設けられていることを特徴とするダ
    イクッション装置。
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