JP2002224619A - 塗膜の補修方法及び塗膜の補修方法により得られる塗膜を有する基材 - Google Patents

塗膜の補修方法及び塗膜の補修方法により得られる塗膜を有する基材

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JP2002224619A
JP2002224619A JP2001027344A JP2001027344A JP2002224619A JP 2002224619 A JP2002224619 A JP 2002224619A JP 2001027344 A JP2001027344 A JP 2001027344A JP 2001027344 A JP2001027344 A JP 2001027344A JP 2002224619 A JP2002224619 A JP 2002224619A
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coating film
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paint
repairing
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JP2001027344A
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English (en)
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Tamiki Hayase
民樹 早瀬
Yusaku Obata
裕作 小畑
Naoharu Miyazaki
直治 宮▲崎▼
Koichi Yonaiyama
晃一 米内山
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Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自動車塗膜の補修塗装にかかる時間を
短縮化するとともに、平滑でワキやピンホール等の少な
い良好な外観が得られ、特に、塗膜の欠陥が比較的小さ
い場合の軽補修に好適に用いられる塗膜の補修方法を提
供する。 【解決手段】 塗装時における#4フォードカップ(2
3℃)による粘度が10秒以下である補修用クリヤー塗
料を用いる塗膜の補修方法であって、上記補修用クリヤ
ー塗料を塗布後、セッティングを1分間以下で行い、次
いで乾燥する工程を含むことを特徴とする塗膜の補修方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜の補修方法に
関し、詳しくは、補修用クリヤー塗料を用いる塗膜の補
修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体や部品類には、通常、下塗
りとして電着塗膜を形成した上に、中塗り塗膜及び上塗
り塗膜が順次形成される。このうち上塗り塗膜として
は、ベース塗料とクリヤー塗料との組合せからなる塗膜
が用いられることが多い。
【0003】このようにして形成された自動車塗膜に事
故等による欠陥がある場合には、その欠陥部分に補修塗
装が施される。上塗り塗膜としてベース塗料とクリヤー
塗料との組合せが用いられている場合における補修塗装
は、従来、自動車塗膜の欠陥がある部位を研磨材等によ
り研磨し、この研磨部位に補修用下塗り塗料を塗布する
等の下地工程を施したのち、補修用ベース塗料を塗布し
た後、セッティングし、次いで、補修用クリヤー塗料を
塗布し10〜20分間セッティングしてから約60℃で
20〜30分間乾燥したのち、つや出し処理を施すこと
により行われてきた。
【0004】このような従来の塗膜補修方法では時間が
かかるので、人件費等のコスト削減による補修費用の低
減化に対する要望があった。その一方、補修対象となる
自動車塗膜は、通常、自動車の内装等のプラスチック部
分や制御装置等を伴い、また、塗膜の基材がプラスチッ
ク製品である場合もあることから、補修塗装後の乾燥を
約100℃未満で行う必要があるので、高温処理化によ
る時間短縮は困難である。また、従来の塗膜補修方法で
は、用いる補修用クリヤー塗料の組成や厚膜等に起因し
て、例えば約80℃で乾燥する場合には、ワキやピンホ
ールを生じやすい等外観に劣る傾向にあり、これを防止
するために一旦40〜60℃で乾燥してから約80℃に
温度を上げて乾燥する等の対策がとられており、時間や
コストの削減と仕上がり外観との両立が望まれていた。
【0005】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、上記に鑑
み、従来の自動車塗膜の補修塗装にかかる時間を短縮化
するとともに、平滑でワキやピンホール等の少ない良好
な外観が得られ、特に、塗膜の欠陥が比較的小さい場合
の軽補修に好適に用いられる塗膜の補修方法を提供する
ことにある。
【0006】本発明者らは、従来品よりも多量の溶剤を
用い、塗装時における補修用クリヤー塗料の粘度を特定
値以下にすることによって、塗装時の剪断力下に補修用
クリヤー塗料中の粒子を従来品よりも微細化することが
できるため、補修用クリヤー塗料塗布後のセッティング
が実質的に不要となる結果、塗膜補修に要する総時間が
短縮化され、同時に、平滑でワキやピンホール等の異常
のない仕上がり外観の良好な塗膜が得られることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、塗装時
における#4フォードカップ(23℃)による粘度が1
0秒以下である補修用クリヤー塗料を用いる塗膜の補修
方法であって、上記補修用クリヤー塗料を塗布後、セッ
ティングを1分間以下で行い、次いで乾燥する工程を含
むことを特徴とする塗膜の補修方法である。上記塗装時
における#4フォードカップ(23℃)による粘度は、
9〜10秒であることが好ましく、上記乾燥は、55〜
85℃で30〜5分間行うことが好ましい。上記補修用
クリヤー塗料を塗布することにより得られる塗膜の乾燥
膜厚は、20〜35μmであることが好ましい。上記補
修用クリヤー塗料は、塗膜の補修対象部分を研磨し、所
望によりプライマ・サーフェーサーを塗装し、次いで、
ベース塗料を塗布した後に塗布するものであることが好
ましく、上記プライマ・サーフェーサー、上記ベース塗
料及び上記補修用クリヤー塗料は、ウエット・オン・ウ
エットで塗布することがより好ましい。上記塗膜は、自
動車車体又は自動車部品の塗膜であることが好ましい。
本発明は、また、上記塗膜の補修方法によって形成され
てなる塗膜を有する基材である。以下、本発明を詳細に
説明する。
【0008】補修用クリヤー塗料 本発明の塗膜の補修方法は、補修用クリヤー塗料を用い
るものである。上記補修用クリヤー塗料は、塗装時にお
ける#4フォードカップ(23℃)による粘度が10秒
以下である。10秒以下であると、手吹きスプレー等に
よる塗装時に塗料に加えられる剪断力により、塗料粒子
が従来品よりも微細化しやすい。このような微粒子化に
より、塗料固形分当りの表面積が相対的に大きくなる結
果、塗装時や塗着後において溶剤の蒸発速度が速くな
り、揮散量が増えて塗膜中の残存溶剤量が低減化される
結果、後のセッティングや乾燥の短時間化が促進され
る。上記微粒子化は、また、塗膜表面の平滑化にも資す
る。10秒を超えると、塗料粘度が高くなりすぎ、塗装
時及び塗着後に溶剤が揮発しにくいので塗装後のセッテ
ィングや乾燥に長時間を要し、補修塗装の総時間の短縮
化が図れず、また、塗膜の薄膜化や塗料粒子の微細化が
困難となるので、溶剤揮発量の減少や溶剤の不均一な揮
発を招き、塗膜表面の平滑性が損なわれるほか、ワキや
ピンホール等の塗膜の異常を来す。好ましくは、9〜1
0秒である。9秒未満であると、塗料粘度が低くなりす
ぎて、容易に塗着せず塗布回数が増える傾向にあるほ
か、タレを生じやすいので外観を損ないやすい。
【0009】上記補修用クリヤー塗料は、バインダーと
なる塗膜形成性樹脂及び必要により硬化剤を含有し、更
に溶剤を含有する。上記補修用クリヤー塗料のバインダ
ー樹脂としては特に限定されないが、一般的には、アク
リル樹脂,ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素系
樹脂等の塗膜形成性樹脂が挙げられ、これらは1種又は
2種以上を使用することができる。本発明においては、
水酸基を含有する樹脂が好ましく、例えば、水酸基含有
アクリル樹脂等が挙げられる。
【0010】上記水酸基含有アクリル樹脂としては特に
限定されず、例えば、従来公知のアクリル樹脂であって
水酸基を含有するものを使用することができ、通常、水
酸基含有不飽和モノマーを含む不飽和モノマー成分を重
合することにより得られる。上記アクリル樹脂を含有す
ることにより、堅牢度等の塗膜物性や塗膜の透明感を向
上することができる。
【0011】上記不飽和モノマーとしてはアクリル酸及
び/又はメタクリル酸並びにこれらの誘導体が含まれ、
上記誘導体は水酸基含有化合物を含むものであれば特に
限定されない。上記水酸基含有化合物としては、例え
ば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシルアルキルエステル類が挙げられる。その他の上記
誘導体としては特に限定されず、例えば、エチル(メ
タ)アクリレート等のアルキルエステル類;(メタ)ア
クリルアミド等のアミド類;(メタ)アクリロニトリル
等のニトリル類等が挙げられる。上記不飽和モノマーと
しては、更に、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニル
等のビニル化合物等を含むものであってもよい。上記ア
クリル樹脂は、ホモポリマーであってもよいし、上記不
飽和モノマーを2種以上を使用してコポリマーとしても
よい。
【0012】上記塗膜形成性樹脂は、イソシアネート等
の併用する硬化剤に含まれる官能基の量にもよるが、水
酸基価(固形分)が60〜150であることが好まし
い。60未満であると、硬化不充分となり、塗膜物性に
劣る場合があり、150を超えると、非アルコール系溶
剤への溶解性が低下する。より好ましくは、70〜12
0である。上記塗膜形成性樹脂は、イソシアネート等の
併用する硬化剤中の官能基の量が少ない場合には、相対
的に低い水酸基価を有することが好ましい。
【0013】上記塗膜形成性樹脂は、酸価が0〜15m
gKOH/g(固形分)であることが好ましい。15m
gKOH/gを超えると、塗膜の耐水性が後退しやす
い。より好ましくは、0〜10mgKOH/gである。
上記塗膜形成性樹脂は、数平均分子量が2000〜15
000であることが好ましい。2000未満であると、
初期硬化乾燥性の低下が著しく、15000を超える
と、上記補修用クリヤー塗料の塗装時における粘度が高
くなり、平滑で光沢のある塗膜が得られにくい。より好
ましくは、3000〜12000である。
【0014】上記バインダー樹脂としては、更に、必要
により硬化剤を用いることができる。上記硬化剤として
は、本発明においてはポリイソシアネート化合物が好適
に用いられる。上記ポリイソシアネート化合物としては
特に限定されず、例えば、イソホロンジイソシアネー
ト、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げら
れ、本発明においてはヘキサメチレンジイソシアネート
プレポリマーが好ましい。上記塗膜形成性樹脂として少
なくとも水酸基含有アクリル樹脂を用い、上記硬化剤と
して少なくともポリイソシアネート化合物を用いる場合
には、硬化反応によりポリウレタン樹脂が形成される。
【0015】上記硬化剤は、上記補修用クリヤー塗料に
含まれる塗膜形成性樹脂の固形分100質量部に対し
て、固形分として10〜60質量部配合することが好ま
しい。10質量部未満であると、硬化不良となり、60
質量部を超えると、乾燥時に粘着性が残る傾向がある。
【0016】上記補修用クリヤー塗料は、更に、溶剤を
含む。上記溶剤としては水酸基を含まない溶剤であれば
特に限定されず、例えば、芳香族炭化水素系溶媒、脂肪
族炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、ケトン系溶媒等の
溶剤型塗料に通常用いられる有機溶媒が挙げられる。本
発明においては、溶剤の揮発が促進され、補修塗装を短
時間化し得るので、トルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルブチルケトン等の揮発速度の高い溶
剤が好ましい。
【0017】上記溶剤は、上記補修用クリヤー塗料の固
形分含有量100質量部に対し、240〜500質量部
であることが好ましい。500質量部を超えると、塗装
時における#4フォードカップ(23℃)による粘度が
9秒を下回り、補修に多くの塗装回数を要する傾向にあ
るほか、タレを生じる等塗膜外観に劣る場合がある。2
40質量部未満であると、上記粘度が10秒を超えるこ
とがあり、セッティングを施さない場合にはワキを生じ
る等塗膜外観に劣る場合がある。より好ましくは、25
0〜400質量部である。
【0018】上記補修用クリヤー塗料は、更に、必要に
応じて、増粘剤として有機ベントナイト、脂肪酸ポリア
マイド、ポリエチレンワックス等;添加剤として触媒、
紫外線吸収剤、ヒンダードアミン光安定剤、酸化防止
剤、表面調整剤、レベリング剤、可塑剤、消泡剤等を含
むものであってもよい。上記補修用クリヤー塗料は、従
来公知のクリヤー塗料を製造する方法により、製造する
ことができる。
【0019】補修方法 本発明の塗膜の補修方法は、塗膜の補修対象部分を研磨
し、所望によりプライマ・サーフェーサーを塗装し、次
いで、ベース塗料を塗布した後に上記補修用クリヤー塗
料を塗布し、その後セッティングを1分間以下で行い、
更に乾燥する工程を含む。
【0020】上記補修対象部分を有する塗膜は、基材上
に塗膜が形成されてなるものである。上記基材としては
特に限定されず、例えば、金属、プラスチック、発泡体
等の製品に有利に用いることができる。これらのうち、
カチオン電着塗装可能な金属製品が特に好適に使用され
る。
【0021】上記金属製品としては特に限定されず、例
えば、鉄、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛等の金属単体
及びこれらの金属単体を含む合金が挙げられる。具体的
には、乗用車、トラック、オートバイ、バス等の自動車
の車体及び部品が挙げられる。上記金属製品は、リン酸
塩、クロム酸塩等で予め化成処理されたものが特に好ま
しい。このように化成処理された鋼板上には、更に、カ
チオン型又はアニオン型の電着塗料を用いて電着塗膜を
形成することができるが、防食性において優れた積層塗
膜を与えるので、カチオン型電着塗料組成物が好まし
い。
【0022】上記プラスチック基材としては、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹胆、ABS樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等の製品が挙げられ、例え
ば、スポイラー、バンパー、ミラーカバー、グリル、ド
アノブ等の自動車部品等が挙げられる。上記プラスチッ
ク製品は、トリクロロエタンによる蒸気洗浄又は中性洗
剤による洗浄が施されたものが好ましく、更に、静電塗
装を可能にするためのプライマー塗装が施されたもので
あってもよい。
【0023】上記基材は、必要に応じ上述の化成皮膜、
電着塗膜やプライマー塗膜が施された上に、通常、中塗
り塗膜及び上塗り塗膜がこの順に形成されている。上記
中塗り塗膜は、下地を隠蔽し、上塗り塗装後の表面平滑
性を確保(外観向上)し、耐衝撃性、耐チッピング性等
の塗膜物性を付与するために形成されるものである。上
記中塗り塗膜としては特に限定されないが、通常、有機
系及び無機系の顔料、体質顔料等の顔料、塗膜形成樹脂
並びに硬化剤を含む。
【0024】上記上塗り塗膜は、本発明においてはベー
ス塗膜及びクリヤー塗膜からなるものである。上記ベー
ス塗膜としては、アルミニウム顔料やマイカ顔料等の光
輝性顔料を含有するメタリックベース塗膜であってもよ
く、これらの光輝性顔料ではなく一般の着色顔料を含む
ソリッドカラー塗膜であってもよい。これらの上塗り塗
膜の形成方法としては特に限定されず、例えば、スプレ
ー塗装、静電塗装等が挙げられる。
【0025】上記塗膜の補修対象部分は、通常、サンド
ペーパー等の研磨材を用いて、いわゆる水研ぎ又は空研
ぎにより、緩やかに勾配をつけて研磨される。上記研磨
は、補修対象部分の中塗り塗膜又は電着塗膜等の下塗り
塗膜が露出する程度にまで行ってもよい。得られる研磨
部位には、通常、ヘラ等でパテを塗布した後、10分間
程度放置することにより硬化させ、次いで、パテ表面を
研磨して平滑にする面出し処理を施す。この上に、いわ
ゆるプライマ・サーフェーサーと呼ばれる一般に灰色の
塗膜を形成してもよく、通常、この塗膜についても面出
し処理を施す。
【0026】上記プライマ・サーフェーサーは、補修対
象部位の肌調整、下地色の隠蔽のために用いるものであ
る。上記プライマ・サーフェーサーのバインダーとして
は、特に限定されるものではないが、一般には、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等の塗膜形
成性樹脂が挙げられ、必要によりポリイソシアネート化
合物等の架橋剤を用いることができる。
【0027】上記プライマ・サーフェーサーは、必要に
より、有機・無機の着色顔料及び/または体質顔料を含
むものであってもよいが、種々の上塗り塗色に対する汎
用性を確保するためには灰色系の塗色で用いることが好
ましい。塗料中の固形分合有量は、製造時において30
〜70質量%である。上記プライマ・サーフェーサーの
塗料形態としては、有機溶剤型、水性(水溶性、水分散
性、エマルジョン)型、非水分散型の何れでもよい。
【0028】以上の下地工程により得られる塗膜は、常
温乾燥してもよいし、強制乾燥してもよい。上記強制乾
燥は、通常、40〜60℃で、5〜30分問程度加熱す
ることにより行われる。
【0029】以上の下地工程により得られる塗膜の上
に、ベース塗料を塗布し、次いで、上述の補修用クリヤ
ー塗料を塗布する。上記ベース塗料は、本発明において
は、補修対象部位に合せ、ソリッドカラー塗料、メタリ
ックベース塗料の何れをも用いることができる。
【0030】上記ソリッドカラー塗料は、着色顔料、バ
インダーとなる塗膜形成性樹脂及び必要により硬化剤等
を含有する。上記ソリッドカラー塗料に含有される着色
頗料としては、有機系、無機系の各種着色顔料及び体質
顔料等が挙げられる。上記有機系着色顔料としては,例
えば、アゾレーキ系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、ペリノ
ン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナ
クリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔
料等が挙げられ、上記無機系着色顔料としては、例え
ば、黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブラック、
二酸化チタン等が挙げられ、上記体質顔料としては、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等が挙げ
られる。上記着色顔料を1種又は2種以上を組み合わせ
ることにより、所望の色相の塗膜が容易に得られる。上
記ソリッドカラー塗料のバインダーとしては、特に限定
されないが、一般には、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂等の塗膜形成性樹脂が挙げられ、必要
によりポリイソシアネート化合物等の架橋剤を用いるこ
とができる。
【0031】上記メタリックベース塗料は、光輝性顔
料、バインダーとなる塗膜形成性樹脂及び必要に応じ硬
化剤等を含有する。上記メタリックベース塗料に含まれ
得る光輝性顔料としては、アルミニウム、銅、亜鉛、
鉄、ニッケル、スズ、アルミニウム等の金属若しくは合
金等の無着色若しくは着色された金属製光輝剤及びその
混合物、並びに/又は、干渉マイカ顔料、ホワイトマイ
カ顔料、グラファイト顔料その他の有色偏平顔料等が挙
げられる。上記メタリックベース塗料のバインダーとし
ては特に限定されず、例えば、上記ソリッドカラー塗料
について挙げた塗膜形成性樹脂が用いられる。上記メタ
リックベース塗料中には、必要により、上記ソリッドカ
ラー塗料について述べた有機若しくは無機の着色顔料及
び/又は体質顔料を用いてもよい。
【0032】上記ソリッドカラー塗料及び上記メタリッ
クベース塗料の塗料形態としては、有機溶剤型、水性
(水溶性、水分散性、エマルジョン)型、非水分散型の
何れであってもよい。上記ソリッドカラー塗料及び上記
メタリックベース塗料は、補修用塗料原色を適宜調色し
て調製したものであってもよいし、市販品であってもよ
く、後者としては、例えば、日本ペイント社製の「na
xアドミラ」シリーズ、「naxスペリオ」シリーズ、
「naxスペリオ2K」シリーズ等が挙げられる。
【0033】上記ベース塗料及び上記補修用クリヤー塗
料の塗布方法は、被補修部分の深さや面積等により適宜
選択することができ、特に限定されないが、例えば、手
吹きスプレー(エアースプレー)等を用いることができ
る。手吹きスプレーは、通常、被塗物から10〜30c
m離れた位置から塗装するものであり、塗装している間
に溶剤が容易に揮散し、また、局部塗装に好適であるの
で、本発明においては手吹きスプレーが好ましい。
【0034】上記補修用クリヤー塗料は、3〜4回重ね
塗りすることが好ましい。上記重ね塗りは、各回の塗装
により得られる塗膜を硬化させることなく行う。本発明
においては、上記補修用クリヤー塗料が3〜4回に分け
て塗装されることにより、各回の塗装時において溶剤揮
散量が増し、塗膜の残存溶剤量が低減化されるので、塗
装後のセッティングや乾燥の短時間化が容易になる。
【0035】上記補修用クリヤー塗料を上述のように重
ね塗りする場合において、1回の塗装により得られる塗
膜の乾燥膜厚は、3〜12μmであることが好ましい。
上記補修用クリヤー塗料は塗装時における#4フォード
カップ(23℃)による粘度が10秒以下であるので、
このような薄膜化が可能になるものと思われる。本発明
においては、上述の薄膜化により、膜厚が厚い従来の塗
膜補修方法に比較して、塗膜表面の平滑化、膜厚の均一
化及びワキ等の発生抑制が可能になり、良好な外観に資
するほか、薄膜からは溶剤の揮発が容易であるので、塗
装後のセッティングや乾燥の短時間化にも資する。
【0036】1回の塗装による補修用クリヤー塗膜の乾
燥膜厚が、3μm未満であると、膜厚が薄すぎて、膜切
れが発生したり、塗布回数の増加が必要となることがあ
るほか、クリヤー塗膜による優れた外観が得られにく
い。12μmを超えると、従来の塗膜補修方法がそうで
あったように、塗り重ねによる膜厚に差を生じやすく、
塗膜表面の平滑化に劣り、また、溶剤揮発は塗膜の表面
付近からは容易であるがその下の部分からは困難とな
り、塗膜粘度が塗膜の上部では高く下部では低くなって
差を生じる結果、乾燥工程においてワキやピンホールを
生じやすく、塗膜外観に劣る傾向にあり、更に、上記ワ
キ等の発生を防止するためには上記乾燥工程の前にセッ
ティングを10〜20分間行う必要があり、塗膜全体の
残存溶剤量が高いのでセッティングや乾燥に長時間を要
する結果、補修塗装の短時間化は困難となりやすい。
【0037】本発明の塗膜の補修方法においては、上述
のように補修用クリヤー塗料を塗布した後、更に、セッ
ティングを1分間以下で行い、次いで乾燥する。本発明
においては、塗膜の残存溶剤量が低減化されており上記
セッティングは1分間以下で充分であるので、塗装後乾
燥前の塗膜への塵、埃、ゴミ等の付着を抑えることがで
き、この点においても良好な塗膜外観に寄与する。上記
乾燥は、55〜85℃で30〜5分間行うことが好まし
い。これらの下限を下回ると、硬化不充分となり、塗膜
の物性に劣るおそれがあり、上限を超えると、場合によ
りプラスチック製の基材や付随する部品及び/又は制御
装置に悪影響を与えることがあるほか、エネルギー的又
は時間的に無駄を生じることとなる。
【0038】従来の塗膜補修方法における乾燥は、上記
温度範囲で20〜30分間は必要であり、短時間化は困
難であったが、本発明においては、例えば、60℃程度
では約15分間、80℃程度では約10分間に短縮する
ことができる。従来はまた、80℃程度ではワキを生じ
やすく、これを防止するためには予め40〜60℃で予
備乾燥する必要があったが、本発明においては、このよ
うな予備乾燥は、施さなくても良好な外観が得られるの
で施す必要はなく、これは時間短縮化にもつながる。上
記乾燥方法は、上記温度に保たれるものであれば特に限
定されず、例えば、熱風、赤外線、近赤外線を用いる方
法が用いられる。
【0039】上記補修用クリヤー塗料の乾燥膜厚は、被
補修部位を除去する深さや下地隠蔽性にもよるが、通
常、20〜35μmである。上限を超えると、鮮映性が
低下したり、塗装時にムラ、流れ等の不具合が起こるこ
とがあり、下限を下回ると、下地の凹凸が隠蔽できず、
膜切れが発生したりする。
【0040】上記ベース塗料の塗布後上記補修用クリヤ
ー塗料の塗布前に、40〜70℃で30〜60分間程度
加熱することにより強制乾燥を行ってもよいが、本発明
の塗膜補修方法においては、時間短縮やコスト削減に寄
与し、また、上記強制乾燥を行わなくても良好な塗膜物
性が得られるので、上記強制乾燥を行うことなく塗膜が
未硬化のまま上記プライマ・サーフェーサー、上記ベー
ス塗料及び上記補修用クリヤー塗料をこの順で塗り重ね
てから一度に焼き付け硬化を行う方法、即ち、ウエット
・オン・ウエットで塗布することが好ましい。本発明に
おいて上記ウエット・オン・ウエットで塗布するとは、
室温〜40℃未満で一定時間放置する工程を含む概念で
あり、コスト的に許容時間内でこの工程を施すことによ
り高い架橋度の硬化塗膜が得られる。
【0041】本発明の塗膜の補修方法は、塗装時におけ
る#4フォードカップ(23℃)による粘度が10秒以
下である補修用クリヤー塗料を用いるので、上述のよう
に塗装時及び塗着後における溶剤の揮発が促進される結
果、上記補修用クリヤー塗料塗布後においてセッティン
グを実質的に不要とし、かつ、短時間で乾燥を可能にす
ることができる結果、塗膜の補修塗装に要する総時間を
従来よりも有意に短縮化することができ、コスト削減に
寄与するとともに、得られる塗膜は平滑であり、ワキ・
ピンホール、タレ等の異常のない良好な塗膜外観を呈す
る。このような有利な効果を奏する本発明の塗膜の補修
方法は、自動車の車体や部品の塗膜の補修に好適に用い
られる。
【0042】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳細
に説明するが、本発明は以下の実施例により限定される
ものではない。部、%は、それぞれ質量部、質量%を意
味する。試験板の作成 0.8mm×100mm×300mmの自動車用鋼板
(日本テストパネル社製)に、下塗りとしてnaxウレ
タンプラサフハイシール(日本ペイント社製イソシアネ
ート硬化型アクリル樹脂塗料)を塗布し、乾燥後P60
0ペーパーにて研磨し、試験板を作製した。
【0043】実施例1 naxアドミラ002クリスタルシルバー(日本ペイン
ト社製1液型アクリル樹脂塗料)100質量部とnax
アドミラ500スタンダードシンナー(上記naxアド
ミラ専用シンナー)100質量部を混合し、エアースプ
レーにて上記試験板に乾燥膜厚約15μmとなるように
塗布した。約2分間後、naxマルチ1240クリヤー
(日本ペイント社製2液型イソシアネート硬化アクリル
樹脂クリヤー塗料;固形分38質量%、数平均分子量8
000、水酸基価80、酸価3mgKOH/g)100
質量部、naxマルチ100ハードナー(日本ペイント
社製ヘキサメチレンジイソシアネートプレポリマー溶
液;固形分70質量%)10質量部及びnaxマルチ5
00スタンダードウレタンシンナー(合成樹脂塗料用シ
ンナー;芳香族炭化水素:エステル系溶媒:ケトン系溶
媒=65:20:15)60質量部を混合し、#4フォ
ードカップ9.9秒(23℃)に希釈した塗料を、乾燥
膜厚の総計が30μmとなるようにエアースプレーにて
4回塗り重ねた。この試験板を塗装後直ちに(5〜6秒
以内)、80℃に調整しておいた熱風循環型乾燥機(タ
バイ社製)に入れ、10分間乾燥を行った。その後鋼板
温度が室温まで下がったことを確認し、下記の評価を行
った。結果を表1に示す。
【0044】(評価方法) 1.乾燥塗膜外観 得られた塗膜の外観を目視により観察し、下記基準に従
って評価した。 良好;平滑でワキ・ピンホール等の異常なし。 不良;塗膜にワキ・ピンホールの異常あり。 2.ポリッシュ性 電動ポリッシャーによる作業について、下記基準により
評価した。 良好;電動ポリッシャーによる作業に異常なし。 不良;電動ポリッシャーによる作業において塗膜が引っ
かかり磨けない状態。 3.ポリッシュ後の外観 ポリッシュ後の外観を目視により観察し、下記基準に従
って評価した 良好;塗膜に光沢があり平滑でワキ・ピンホール等の異
常なし。 不良;塗膜にワキ・ピンホールの異常があり及び/又は
光沢が低い状態。
【0045】実施例2 実施例1において、naxマルチ500スタンダードウ
レタンシンナーの量を100質量部とし、#4フォード
カップ9.0秒(23℃)に希釈することのほかは実施
例1と同様の実験と評価を行い、結果を表1に示した。
【0046】実施例3 naxアドミラ002クリスタルシルバー(日本ペイン
ト社製1液型アクリル樹脂塗料)100質量部とnax
アドミラ500スタンダードシンナー(上記naxアド
ミラ専用シンナー)100質量部を混合し、エアースプ
レーにて上記試験板に約15μ塗布した。約2分間後、
naxマルチ2100HGクリヤー(日本ペイント社製
2液型イソシアネート硬化アクリル樹脂クリヤー塗料;
固形分38質量%、数平均分子量6000、水酸基価1
00、酸価3mgKOH/g)100質量部、naxマ
ルチ200ハードナー(日本ペイント社製ヘキサメチレ
ンジイソシアネートプレポリマー溶液;固形分40質量
%)50質量部及びnaxマルチ500スタンダードウ
レタンシンナー(合成樹脂塗料用シンナー;芳香族炭化
水素:エステル系溶媒:ケトン系溶媒=65:20:1
5)60質量部を混合し、#4フォードカップ9.9秒
(23℃)に希釈した塗料を、乾燥膜厚の総計が30μ
mとなるようにエアースプレーにて3回塗り重ねた。こ
の試験板を塗装後直ちに(5〜6秒以内)、80℃に調
整しておいた熱風循環型乾燥機(タバイ社製)に入れ、
10分間乾燥を行った。その後鋼板温度が室温まで下が
ったことを確認し、実施例1と同様の評価を行った。結
果を表1に示す。
【0047】実施例4 naxマルチ500スタンダードウレタンシンナー(合
成樹脂塗料用シンナー)を80質量部とし、#4フォー
ドカップ9.2秒(23℃)に希釈することのほかは実
施例3と同様の実験と評価を行い、結果を表1に示し
た。実施例5 熱風乾燥機の温度を60℃、乾燥時間を20分にするこ
とのほかは実施例4と同様の実験と評価を行い、結果を
表1に示した。実施例6 熱風乾燥機の代わりに近赤外線乾燥機(英国キュアマス
ター社製)を用いることのほかは実施例4と同様の実験
と評価を行い、結果を表1に示した。実施例7 熱風循環式乾燥機の温度を40℃に調整することのほか
は実施例4と同様の実験と評価を行い、結果を表1に示
した。
【0048】比較例1 naxマルチ500スタンダードウレタンシンナーの量
を10質量部とし、#4フォードカップ13.8秒(2
3℃)に希釈することのほかは実施例1と同様の実験と
評価を行い、結果を表1に示した。比較例2 naxマルチ500スタンダードウレタンシンナーの量
を40質量部とし、#4フォードカップ12.5秒(2
3℃)に希釈することのほかは実施例2と同様の実験と
評価を行い、結果を表1に示した。
【0049】比較例3 naxマルチ500スタンダードウレタンシンナーの量
を10質量部とし、#4フォードカップ12.8秒(2
3℃)に希釈することのほかは実施例3と同様の実験と
評価を行い、結果を表1に示した。比較例4 クリヤー塗料の塗装後、乾燥機に入れるまでの時間を1
5分とすることのほかは実施例4と同様の実験と評価を
行い、結果を表1に示した。
【0050】比較例5 naxマルチ500スタンダードウレタンシンナーの量
を40質量部とし、#4フォードカップ12.3秒(2
3℃)に希釈することのほかは実施例6と同様の実験と
評価を行い、結果を表1に示した。
【0051】
【表1】
【0052】表1から、クリヤー塗料の塗装時における
粘度が#4フォードカップ10秒(23℃)を超える比
較例1〜3及び5では、乾燥塗膜外観にピンホールが発
生し、ピンホールはポリッシュ後においても跡が残るの
で塗膜外観はポリッシュ前後ともに劣るのに対し、クリ
ヤー塗料塗装後の乾燥温度が低い実施例7では、ポリッ
シュ性、ポリッシュ後外観ともにやや劣るものの、実施
例1〜6ではポリッシュ前後の塗膜外観、ポリッシュ性
ともに良好であることがわかった。また、実施例は、ク
リヤー塗料塗装後のセッティングを長時間行った比較例
4と同等の良好な評価結果が得られることがわかった。
【0053】
【発明の効果】本発明は、上述の構成よりなることか
ら、塗膜の補修塗装に要する時間が従来よりも約10〜
40分間ほど短縮されるのみならず、塗膜外観はポリッ
シュ前後の何れにおいても平滑でワキやピンホール等の
異常がなく良好であり、ポリッシュ性も良好であるの
で、自動車車体や自動車部品の塗膜の補修に好適に用い
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 裕作 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 直治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 米内山 晃一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE07 BB02X BB24Z BB93Z BB95Z DA25 DA27 DB01 DB02 DB05 DB06 DB07 DB31 DB36 DB38 DB48 DB50 DB53 DC12 DC13 EA43 EB16 EB22 EB35 EB36 EB52 EB55 EB56

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装時における#4フォードカップ(2
    3℃)による粘度が10秒以下である補修用クリヤー塗
    料を用いる塗膜の補修方法であって、前記補修用クリヤ
    ー塗料を塗布後、セッティングを1分間以下で行い、次
    いで乾燥する工程を含むことを特徴とする塗膜の補修方
    法。
  2. 【請求項2】 塗装時における#4フォードカップ(2
    3℃)による粘度は、9〜10秒である請求項1記載の
    塗膜の補修方法。
  3. 【請求項3】 乾燥は、55〜85℃で30〜5分間行
    うものである請求項1又は2記載の塗膜の補修方法。
  4. 【請求項4】 補修用クリヤー塗料を塗布することによ
    り得られる塗膜の乾燥膜厚は、20〜35μmである請
    求項1、2又は3記載の塗膜の補修方法。
  5. 【請求項5】 補修用クリヤー塗料は、塗膜の補修対象
    部分を研磨し、所望によりプライマ・サーフェーサーを
    塗装し、次いで、ベース塗料を塗布した後に塗布するも
    のである請求項1、2、3又は4記載の塗膜の補修方
    法。
  6. 【請求項6】 プライマ・サーフェーサー、ベース塗料
    及び補修用クリヤー塗料は、ウエット・オン・ウエット
    で塗布するものである請求項5記載の塗膜の補修方法。
  7. 【請求項7】 塗膜は、自動車車体又は自動車部品の塗
    膜である請求項1、2、3、4、5又は6記載の塗膜の
    補修方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記
    載の塗膜の補修方法によって形成されてなる塗膜を有す
    る基材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082766A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Daikin Ind Ltd 塗装方法及び塗装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082766A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Daikin Ind Ltd 塗装方法及び塗装装置

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