JP2002224207A - 脱臭装置 - Google Patents
脱臭装置Info
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Abstract
脱臭フィルターの寿命を延ばすこと。 【解決手段】 円筒状を呈した金属製の収納筒2内部に
形成される空気の流路3の入口側端部にオゾンを発生す
る紫外線ランプ4が配設され、出口側端部には脱臭フィ
ルター5がこの出口いっぱいに配設される。即ち、悪臭
ガスが流れる方向に対して、前記紫外線ランプ4、前記
脱臭フィルター5の順に配設する。前記紫外線ランプ4
は、320ナノメートル以下の波長を持つものを用い
る。前記脱臭フィルター5として、酸化白金(Pt
O)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化マンガン(M
nO)、二酸化チタニウム(TiO2)、酸化パラジウ
ム(PdO)、酸化銀(AgO)の金属触媒から選択さ
れる1種類又は2種類以上の組合せのものを吸着剤、例
えばゼオライト又は活性炭などの吸着剤に担持させた円
筒形状を呈したハニカム状のフィルターを用いる。
Description
の冷凍冷蔵庫、生ごみ処理機、空気清浄機、空気調和
機、その他衛生器具などに使用される脱臭装置に関す
る。
ランプのみで使用したり、また金属触媒を担持させた脱
臭フィルターのみで使用したりすることが知られてい
る。
装置として、紫外線ランプのみで使用した場合には、こ
のランプから発生するオゾンにより殺菌や脱臭効果が得
られるが、オゾンは人体に有害であるとされ、労働安全
衛生に関わる抑制基準値として0.1p.p.m以下と
されている。従って、紫外線ランプから発生するオゾン
量をこの値以下に制御しなければならないが、この濃度
では悪臭を分解させるために非常に長い時間が必要であ
る。
ーのみで使用した場合では、金属触媒はオゾンと同様に
悪臭を分解させるが、代表的な悪臭の原因とされるメチ
ルメルカプタンや硫化メチル等の硫黄化合物類やアンモ
ニアやトリメチルアミン等のアミン類は、分解時の副生
産物として触媒表面上に硫酸イオンや硝酸イオンを生成
し、触媒の活性を失わせる、いわゆる触媒の被毒を生じ
させるものである。従って、亜量の悪臭ガスに対しては
触媒量を多くしなければならず、コストも高くなり、ま
た設置スペースも大きくなり設計の自由度が阻害され
る。
上させると共に脱臭フィルターの寿命を延ばすことを目
的とする。
オゾンを発生させる紫外線ランプと、脱臭フィルターと
から脱臭装置を構成したことを特徴とする。
0ナノメートル以下の波長を持つものであることを特徴
とする。
化白金、酸化マグネシウム、酸化マンガン、二酸化チタ
ニウム、酸化パラジウム、酸化銀の金属触媒から選択さ
れる1種類又は2種類以上の組合せのものを担持させた
ものであることを特徴とする。
記金属触媒をゼオライトや活性炭等の吸着剤に担持させ
たものであることを特徴とする。
して、前記紫外線ランプ、前記脱臭フィルターの順に配
設したことを特徴とする。
基づき説明する。1は家庭用及び業務用の冷凍冷蔵庫、
生ごみ処理機、空気清浄機、空気調和機、その他衛生器
具などに使用される脱臭装置で、例えば円筒状を呈した
金属(SGCC)製の収納筒2内部に形成される空気の
流路3の入口側端部に紫外線ランプ4が配設され、出口
側端部には脱臭フィルター5がこの出口いっぱいに配設
される。即ち、悪臭ガスが流れる方向に対して、前記紫
外線ランプ4、前記脱臭フィルター5の順に配設する。
320ナノメートル以下の波長を持つものを用いる。前
記脱臭フィルター5として、酸化白金(PtO)、酸化
マグネシウム(MgO)、酸化マンガン(MnO)、二
酸化チタニウム(TiO2)、酸化パラジウム(Pd
O)、酸化銀(AgO)の金属触媒から選択される1種
類又は2種類以上の組合せのものを吸着剤、例えばゼオ
ライト又は活性炭などの吸着剤に担持させた円筒形状を
呈したハニカム状のフィルターを用いる。
筒2の内径の直径が70ミリメートル、長さが150ミ
リメートルのものを用い、前記紫外線ランプ4は180
ナノメートルの波長を持つものを用い、前記脱臭フィル
ター5として、金属触媒たる酸化マンガン(MnO)を
吸着剤たる活性炭に担持させた円筒形状を呈したハニカ
ム状のフィルターを用いて、脱臭装置1を作製し、悪臭
成分として32.5p.p.mのメチルメルカプタンを
使用し、悪臭空気の流量として1分間当たり300ミリ
リットルとして実験した結果は、以下のとおりであっ
た。
度)は2p.p.mで、出口、即ち、前記脱臭フィルタ
ー5の下流位置でのオゾン濃度及び悪臭濃度は共に0
p.p.mであった。
で、その他の条件は前記実験と同一として、実験した結
果は以下のとおりであった。
度)は2p.p.mで、出口、即ち、前記脱臭フィルタ
ー5の下流位置でのオゾン濃度及び悪臭濃度は1.2
p.p.m及び10p.p.mであった。
5に掛かる負荷(悪臭)は、10p.p.m/32.5
p.p.m、即ち、3割程度であるため、フィルターの
寿命を3倍に延ばすことができ、系外へのオゾンの漏れ
はない。
容積が大きい場合には、この脱臭装置1に循環させる空
気の量を多くしなければ短時間での効果が得られない
が、以上のように、本実施形態によれば、オゾンを発生
させる紫外線ランプ4と、脱臭フィルター5とから脱臭
装置1を構成したために、殺菌速度が従来品に比較して
大幅に向上することができ、脱臭についても殺菌と同様
にオゾン濃度を上げることで脱臭速度が向上できる。
ートルが紫外線領域とされるが、ブラックライトのよう
な360ナノメートル付近の波長の紫外線では殺菌の効
果が極めて小さい。また、オゾンの発生量も紫外線強度
が高くなる(即ち、波長が小さくなる)につれて増大す
る。以上のように、本実施形態によれば、320ナノメ
ートル以下の紫外線では殺菌効果が期待でき、かつオゾ
ンの発生も行なうことができる。
のまま放置すれば周囲の物質を酸化させ、オゾン自身は
還元され無害な酸素となる。通常、悪臭ガスのような分
解するガスがない場合は、収納筒2へ接触して酸素に戻
るが、全てのオゾンを消滅させるにはかなりの時間が必
要となる。脱臭速度を向上させるため、オゾンの濃度や
風量を上げた場合に、オゾンの系外への漏れが心配され
るが、本実施形態によれば、酸化白金、酸化マグネシウ
ム、酸化マンガン、二酸化チタニウム、酸化パラジウ
ム、酸化銀の金属触媒によりオゾンを0.1p.p.m
以下に分解でき、またオゾンで分解できなかった悪臭ガ
スも分解できるため、系外へオゾンや悪臭ガスを放出し
ないものである。
接触反応であるため効率があまり良くない。このため、
本実施形態のように、金属触媒をゼオライト又は活性炭
などの吸着剤に担持させることにより、悪臭の濃度を上
げた後に反応させることにより、分解速度の向上を図る
ことができ、系外への漏れもなくなる。
プタンや硫化メチル等の硫黄化合物類やアンモニアやト
リメチルアミン等のアミン類は、分解時の副生産物とし
て触媒表面上に硫酸イオンや硝酸イオンを生成し、触媒
の活性を失わせる、いわゆる触媒の被毒を生じさせるた
め、触媒の頻繁な交換が必要とされた。しかし、本実施
形態によれば、悪臭ガスが流れる方向に対して、オゾン
を発生させる紫外線ランプ4、脱臭フィルター5の順に
配設したため、脱臭の多くをオゾンで行なわせることが
でき、金属触媒の寿命を延ばすことができる。
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
明によれば、オゾンを発生させる紫外線ランプと、脱臭
フィルターとから脱臭装置を構成したために、殺菌速度
が従来品に比較して大幅に向上することができ、脱臭に
ついても殺菌と同様にオゾン濃度を上げることで脱臭速
度が向上できる。
記紫外線ランプが、320ナノメートル以下の波長を持
つものであるから、殺菌効果が期待でき、かつオゾンの
発生も行なうことができる。
フィルターが、酸化白金、酸化マグネシウム、酸化マン
ガン、二酸化チタニウム、酸化パラジウム、酸化銀の金
属触媒から選択される1種類又は2種類以上の組合せの
ものを担持させたものであるから、オゾンを分解でき、
またオゾンで分解できなかった悪臭ガスも分解できるた
め、系外へオゾンや悪臭ガスを放出しないものである。
フィルターが、前記金属触媒をゼオライトや活性炭等の
吸着剤に担持させたものであるから、悪臭の濃度を上げ
た後に反応させることにより、分解速度の向上を図るこ
とができ、系外への漏れもなくなる。
ガスが流れる方向に対して、前記紫外線ランプ、前記脱
臭フィルターの順に配設したから、脱臭の多くをオゾン
で行なわせることができ、金属触媒の寿命を延ばすこと
ができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 オゾンを発生させる紫外線ランプと、脱
臭フィルターとから成ることを特徴とする脱臭装置。 - 【請求項2】 前記紫外線ランプが、320ナノメート
ル以下の波長を持つものであることを特徴とする請求項
1に記載の脱臭装置。 - 【請求項3】 前記脱臭フィルターが、酸化白金、酸化
マグネシウム、酸化マンガン、二酸化チタニウム、酸化
パラジウム、酸化銀の金属触媒から選択される1種類又
は2種類以上の組合せのものを担持させたものであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。 - 【請求項4】 前記脱臭フィルターが、前記金属触媒を
ゼオライトや活性炭等の吸着剤に担持させたものである
ことを特徴とする請求項3に記載の脱臭装置。 - 【請求項5】 悪臭ガスが流れる方向に対して、前記紫
外線ランプ、前記脱臭フィルターの順に配設したことを
特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の脱臭装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001026515A JP2002224207A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001026515A JP2002224207A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002224207A true JP2002224207A (ja) | 2002-08-13 |
Family
ID=18891318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001026515A Pending JP2002224207A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002224207A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8222021B2 (en) | 2003-04-29 | 2012-07-17 | Ching-Ping Tseng | System and process for treating waste gas employing bio-treatment technology |
CN103058433A (zh) * | 2013-01-27 | 2013-04-24 | 东北石油大学 | 双循环催化臭氧水处理装置及方法 |
-
2001
- 2001-02-02 JP JP2001026515A patent/JP2002224207A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8222021B2 (en) | 2003-04-29 | 2012-07-17 | Ching-Ping Tseng | System and process for treating waste gas employing bio-treatment technology |
CN103058433A (zh) * | 2013-01-27 | 2013-04-24 | 东北石油大学 | 双循环催化臭氧水处理装置及方法 |
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A977 | Report on retrieval |
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