JP2002222772A - 窒化物半導体基板の製造方法 - Google Patents
窒化物半導体基板の製造方法Info
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Abstract
照射により母材基板と窒化物半導体を分離する際に、ク
ラックや割れの発生を防止する。 【解決手段】 母材基板の原子結合をイオン注入などに
より弱め、その上に窒化物半導体を成長させ、レーザ照
射により母材基板と窒化物半導体を分離することで窒化
物半導体基板を得る。
Description
ド装置や青紫色レーザ装置に用いる窒化物半導体基板の
製造方法および窒化物半導体基板の製造用母材基板に関
する。
体は、青色や緑色のLEDや、青色半導体レーザ、高温
動作可能な高速トランジスタなどに用いる材料として好
適である。窒化物半導体を成長させるための基板として
は、従来よりサファイア基板(例えば、特許第3091
593に開示)などが知られているが、サファイアなど
異種基板上へ窒化物半導体の成長では、窒化物半導体と
異種材料基板との熱膨張係数の差によって、基板の反
り、クラックの発生、それらに伴う結晶性の悪化が発生
することが知られている。
スを作製することで、上記諸問題を解決させる試みがな
されている。窒化物半導体基板の作製方法の一つとし
て、母材基板上に窒化物半導体層を厚く形成し、レーザ
光によって窒化物半導体層を母材基板界面で局所的に加
熱し、昇華させ、母材基板から窒化物半導体層を剥離さ
せることが検討されている。
よって剥離を行う場合、レーザ光の照射サイズは基板の
面積より小さく、レーザ光を走査する必要がある。この
際、下記の課題が存在した。
物半導体層と母材基板の一部が剥離され、他の部分で接
触したままであるという状態になり、その際、窒化物半
導体層と母材基板の接触が残っている部分に応力が集中
して、窒化物半導体層中にクラックが発生する課題が存
在した。そのため、室温付近でレーザ光照射で歩留よく
窒化物半導体基板を製造することが困難であった。それ
を回避するため基板温度を上昇させる技術が知られてい
るが、それでは、基板の昇温、降温に時間がかかり、非
常に量産性に課題があった。
るため、基板全体を剥離するためには効率よいレーザ照
射を行う方法を提供する必要があった。具体的に、レー
ザ光は窒化物半導体の昇華を起こすために光密度を1平
方センチメートルあたり約0.1J以上とする必要があ
り、それを達成するためレーザ光のビーム径が小さく集
光されている。そのため、ビーム径は基板面積より小さ
く、レーザ光を走査する必要がある。窒化物半導体層全
体を剥離するには、時間をかけて基板を細かく走査しな
がら窒化物半導体層全体にビームを照射する必要があ
り、しかも、一度に多数枚処理を行う、いわゆるバッチ
処理ができない。したがって、クラックの発生を防ぎつ
つも、照射工程では従来より効率よくレーザ照射を行う
方法を提供する必要があった。
る窒化物半導体基板の製造において、レーザ光照射に要
する時間を著しく低減させ、かつ窒化物半導体層中にク
ラックなどを発生させることなく窒化物半導体基板を得
る手段を提供することを目的とする。
に、本発明の窒化物半導体基板の製造方法は、以下に示
す構成よりなるものである。
母材基板主面に原子結合が切断された領域を設ける第1
の工程と、前記母材基板上に窒化物半導体層を形成する
第2の工程と、前記母材基板と前記窒化物半導体層界面
にレーザ光を照射する第3の工程とを有することを特徴
とする。
窒化物半導体層中に発生する応力は原子結合が切断され
た領域が剥離することで開放されるので、窒化物半導体
層中にクラックや割れが発生することがない。さらに
は、前述の応力による窒化物半導体層の剥離によって、
窒化物半導体層全面をレーザ走査することなく窒化物半
導体層の剥離を行うことが可能になるので窒化物半導体
基板の量産性を向上させることができる。
いて、前記原子結合が切断された領域はイオン注入によ
り形成することができる。
いて、前記第1の工程は、母材基板主面にイオン注入さ
れた第1の領域と、前記第1の領域よりイオン注入量が
少ないないしはイオン注入されない第2の領域とを設け
る工程とし、前記第3の工程は、少なくとも前記第2の
領域に前記レーザ光を照射する工程とすることが好まし
い。このようにすることで、窒化物半導体層全面を照射
することなくより確実に窒化物半導体層の剥離を行うこ
とが可能になるので窒化物半導体基板の量産性を向上さ
せることができる。
少ない第2の領域は線状に連なっており、前記第3の工
程は前記レーザ光を前記第2の領域に沿って走査する工
程とすることが好ましい。このようにすることで効率的
な光軸の走査で窒化物半導体層の剥離を行うことが可能
になる。
少ない第2の領域は複数に分散して設置されており、前
記第3の工程は前記レーザ光の光軸を前記第2の領域に
同期して走査しつつ前記レーザ光をパルス照射する工程
とすることが好ましい。このようにすることでパルスレ
ーザを用いて効率的な光軸の走査で窒化物半導体層の剥
離を行うことが可能になる。
少ない第2の領域は複数に分散して設置されており、前
記第3の工程は前記レーザ光の一照射により複数の前記
の第2の領域に照射する工程とすることが好ましい。こ
のようにすることで、より短い照射時間で窒化物半導体
層の剥離を行うことが可能になる。
いて、母材基板はサファイアとし、注入されるイオンは
水素ないしはシリコンであることが好ましい。このよう
にすることで、窒化物半導体層の特性を劣化させるよう
な汚染を生じずに、サファイアの原子結合を切断し、原
子結合が弱い領域を形成することができる。
いて、前記原子結合が切断された領域はプラズマ照射に
より形成することができる。
いて、前記第1の工程は、母材基板主面にプラズマ照射
された第1の領域と、前記第1の領域よりプラズマ照射
量が少ないないしはプラズマ照射されない第2の領域と
を設ける工程とし、前記第3の工程は、少なくとも前記
第2の領域に前記レーザ光を照射する工程とすることが
好ましい。このようにすることで、窒化物半導体層全面
をレーザ照射することなくより確実に窒化物半導体層の
剥離を行うことが可能になるので窒化物半導体基板の量
産性を向上させることができる。
が少ない第2の領域は線状に連なっており、前記第3の
工程は前記レーザ光を前記第2の領域に沿って走査する
工程とすることが好ましい。このようにすることで効率
的な光軸の走査で窒化物半導体層の剥離を行うことが可
能になる。
が少ない第2の領域は複数に分散して設置されており、
前記第3の工程は前記レーザ光の光軸を前記第2の領域
に同期して走査しつつ前記レーザ光をパルス照射する工
程とすることが好ましい。このようにすることでパルス
レーザを用いて効率的な光軸の走査で窒化物半導体層の
剥離を行うことが可能になる。
が少ない第2の領域は複数に分散して設置されており、
前記第3の工程は前記レーザ光の一照射により複数の前
記の第2の領域に照射する工程とすることが好ましい。
このようにすることで、より短い照射時間で窒化物半導
体層の剥離を行うことが可能になる。
いて、前記母材基板をサファイアとし、照射されるプラ
ズマを水素ないしは酸素ないしは希ガスとすることが好
ましい。このようにすることで、窒化物半導体層の特性
を劣化させるような汚染を生じずに、サファイアの原子
結合を切断し、原子結合が弱い領域を形成することがで
きる。
て、図面を参照しながら説明する。
発明の第1の実施の形態におけるGaN基板の製造方法
を説明する。
700ミクロンのサファイア(酸化アルミニウムの単結
晶)であり、表面、裏面ともに鏡面仕上げとなってい
る。表面の面方位は(0001)面である。
サファイアのバンドギャップは8.7eVであるため、
バンドギャップに相当するエネルギーの142.5nm
より大きな波長の光は透過する。そのため、波長248
nmのKrFエキシマレーザ光や波長355nmのN
d:YAGレーザの3次高調波光を透過することができ
る。
行う。
する(図1(b))。イオン注入によって、原子結合が
切断された領域1a(以下実施の形態5までは、イオン
注入した領域1aないしは単に領域1aと呼ぶ)が形成
された。注入量は1x1016ion/cm2とし、注入
は基板を5°傾けて実施した。加速電圧は200keV
とした。サファイア基板に水素をイオン注入することに
よって、サファイアの構成元素であるAlとOの結合が
切断される。切断された原子間に水素が導入されたりす
ることもある。それらの結果、イオンが注入されていな
い領域に比べ、イオン注入した領域の平均的な原子結合
力を相対的に弱くすることができる。
近で原子間の結合が切れて原子結合が弱くなる量が少な
くなり、後述のレーザ照射時に窒化物半導体層2と母材
基板1との剥離を効率的に行うことが困難となる。一
方、注入量が多い場合は、基板表面が窒化物半導体層を
成長させる前から母材基板の一部が剥がれ、剥がれた微
細な粒子が表面に再付着して窒化物半導体層の成長に悪
影響を及ぼすことがある。このような事情から、好まし
い注入量の範囲を検討すると1x1014ion/cm2
から1x1018ion/cm2である。
リング効果により注入した水素が奥深く注入されること
を防ぐため、サファイアの(0001)面から2°以上
傾けた面からイオンを入射することが好ましい。
するものではないが、加速電圧が低いとサファイア表面
付近のダメージが大きくなるため、20keV以上とす
ることが好ましい。
成長工程を行う。アンモニアと、Ga金属とHClを約
900℃程度の高温で反応させて生じるGaClとを原
料とするハイドライド気相成長法(以下、HVPE法と
称する)によりGaNの成長を行った。圧力は大気圧下
で成長を行った。
させるため、GaNの成長に先立って基板温度を100
0℃に保ち、GaClのみを15分間供給する(以下、
このプロセスをGaCl処理と呼ぶ)。なお、核形成密
度を増加させる目的では、GaCl処理に替えて低温バ
ッファ層やアンモニアでサファイアを窒化する処理を行
っても良いし、これらを組み合わせても良い。
aN層2の成長を開始する。GaN層2の厚さが200
μmとなるまで成長を行い、室温まで基板温度を降下さ
せ、基板を取り出した(図1(c))。
で成長し、室温まで降温した結果、サファイアとGaN
の熱膨張係数差による反りが生じる。GaNよりサファ
イアの方が熱膨張係数が大きいので、GaN層2側を凸
として反りを生じる。本実施の形態では、曲率半径は6
0cm程度であった。本実施の形態では母材基板1がG
aN層2に比べて厚いため、曲率半径が大きく、割れが
生じるほどの反りではない。
ているため、AlやOの結合が切断され、成長時の10
00℃という高温で、これらの元素がGaN層2へ拡散
しやすい。GaN中のAlは等電子トラップを形成し、
またOはドナーとして働く。そのため、GaN基板上に
デバイスを形成したとき、デバイスの能動領域にはこれ
らの元素が拡散しないようにすることが好ましい。好ま
しくは、GaN層2の厚さを30μm以上とすること
で、デバイス能動領域に拡散されるAlやOを充分少な
くすることができる。
よる基板分離の工程を行う。レーザの照射は、図2に示
す光学系とステージを用いて行った。レーザ装置3より
出射されたレーザ光10を、GaN層2に照射するにあ
たって、回転機構4により回転させるとともに、スキャ
ンレンズ5で光軸を走査することにより、基板全体に渡
ってレーザ光を照射することを可能とする構成となって
いる。また、集光手段6によって、GaN層2でのレー
ザ光のスポット径を制御することができる。
調整するための抵抗加熱ヒータなどの加熱手段を設けて
も良い。また、熱膨張係数差による剥離を促進させるた
めのペルチェ素子などの冷却手段を設けてもよい。
3次高調波レーザ光を発生する装置である。パルス周波
数は10Hz、1パルスのパルス幅は5nsとした。集
光手段6を用いて、レーザ光のビームは、GaN層2上
で円形で直径は1mmに集光されている。1パルスあた
りのエネルギーをサファイア基板1において0.1Jと
した。
ルギーは、基板1の表面や、基板1とGaN層2の界面
における反射や、基板1中の欠陥による吸収を受けて、
減衰する。そのため、基板厚さや、基板裏面の仕上げ、
基板特性などによって、1パルスあたりのエネルギーな
いしはビーム径を、GaNが分解するように調整する必
要がある。GaN昇華に必要なビームエネルギー密度
は、基板温度が高ければ少なくなる。また、パルス幅が
小さくなればピークエネルギーが高くなるため、GaN
昇華に必要な1パルスあたりのエネルギー密度により変
化する。室温付近で数nsから数十ns程度のパルスで
は、おおよそ0.1J/cm2以上である。本実施の形
態では散乱や減衰を考慮しても充分なパルスエネルギー
を有していた。
段6を制御するなどして、照射位置によって焦点位置を
制御し、レーザ光10のGaN層2の位置におけるサイ
ズを一定とすることが好ましい。
ない場合は、集光手段6の焦点距離をGaN層の曲率半
径に近づけることが好ましい。このようにすることで、
特殊なレンズを用いずに、レーザ光10のGaN層2の
位置におけるサイズを一定とすることができる。
GaN層2を照射するようにした。レーザ照射は、特に
基板加熱や冷却を行わず室温の雰囲気(約20℃)で行
った。周辺部から中央部に向かってレーザ照射を行っ
た。このとき、GaN層2全体を隙間なく照射するので
はなく、図1(d)の上面の概略図に示すように、照射
位置8の回転方向の中心間隔および半径方向の中心間隔
を2mm離して照射されるように、回転機構4の回転速
度やスキャンレンズ5の走査速度を調整した。調整の方
法であるが、基板の回転速度ないしはレーザ装置3のパ
ルスの周波数を変化させることでスポットの回転方向の
間隔を変更できる。また、回転速度に応じて、光軸の走
査速度を変化させることで半径方向の間隔を変更でき
る。
ファイア基板1との界面付近でレーザ光10を吸収し加
熱される。パルス幅が5nsと短いため、加熱される部
分はサファイア基板1とのごく界面付近に集中され、サ
ファイア基板1との界面のGaNのみが昇華してGaと
窒素に分解される。
である。図を明瞭に示すため、図1(e)には、ハッチ
ングを施していない。
た部分には金属のGa11を生じている。金属Gaは、
25℃以上では液体であり、25℃以下でも非常にやわ
らかいためサファイア基板1とGa11とGaN層2と
の結合は表面張力程度であって、極めて弱い。そのた
め、熱膨張係数差による応力は、レーザ照射されていな
い部分に集中する。
Ga11とともに窒素ガスが発生する。発生した窒素に
よる圧力は、サファイア基板1とGaN層2を剥がす方
向に加わる。レーザ照射されていない領域は、イオン注
入によってサファイア中の原子同士の結合が弱まってい
るので、熱膨張係数差による応力の集中と窒素の圧力に
耐えられず、イオン注入領域1a内でクラック12を生
じる。この際、GaN層2の分解で発生した窒素はクラ
ック12を通して発散する。
x1014ion/cm2から1x1018ion/cm2と
しているため、クラックは原子結合の弱いイオン注入領
域1a中のみに発生し、サファイア基板1やGaN層2
にはクラックや割れは発生していない。
と、中央までレーザ照射しなくても、周囲から1cmぐ
らい内側までレーザ照射した段階で、基板中央付近に応
力が集中して、クラック12がイオン注入領域1a全体
に伸展した。その結果、サファイア基板1からGaN層
2が剥離された(図1(f))。剥離によって、サファ
イア基板1、GaN層2ともに、反りが解消された。
とも、内部応力によっていわば自動的に剥離すること
を、自動剥離と呼ぶこととする。GaN層2の裏側の主
面には、Ga11やサファイア片13が付着している。
はイオン注入量や、照射スポット中心間隔やピッチなど
により変化する。イオン注入量が大きいほど、また、レ
ーザを密に照射するほど、レーザ照射の早い段階で自動
剥離が起こった。また、ペルチェ素子や液体窒素などで
基板を室温より冷却すると自動剥離が早い段階で起こ
る。
に、基板全体をくまなく照射する場合は、1mm径の円
形ビームでは、ピッチやスポット間隔を0.8mm程度
以下にする必要があり、1枚のウェハの照射で約5分必
要である。しかも、この時間に基板温度を上昇、下降さ
せる時間を加える必要があった。
ポット間隔やピッチを離した照射では、基板中央までレ
ーザ照射しても、レーザ照射スポット数をおおよそ1/
6とすることができ、1枚のウェハを照射する時間は約
50秒と著しく低減することができる。しかも、本実施
の形態では、周囲から1cmぐらい内側まで照射した段
階でGaN層2が自動剥離を開始し、スキャン時間はわ
ずか20秒程度であった。
30分浸すことにより、Ga11を溶解した。また、研
磨によってサファイア片13と、Ga11が存在してで
きた凹凸を除去して、完全に単体からなるGaN基板2
が得られた(図1(g))。
AGレーザ光に替えて、GaNに光を吸収され、サファ
イアを透過し、かつGaNを昇華するのに十分なパワー
を有する光を用いても良いことはいうまでもない。この
ような光源の例として、KrFエキシマレーザ(248
nm)やArFエキシマレーザ(193nm)、XeC
lエキシマレーザ(308nm)、XeFエキシマレー
ザ(351nm)、窒素レーザ(337nm)などがあ
る。
に照射したが、レーザ光を重ねて照射しても、同様に、
クラックやわれの発生なくGaN基板2が得られること
はいうまでもない。
の形態2について説明する。実施の形態2は、注入イオ
ンを水素に替えてシリコンとする以外は、実施の形態1
と全く同様である。
700ミクロンの(0001)面サファイアであり、表
面、裏面ともに鏡面仕上げとなっている。
注入する(図3(b))。領域1aがシリコンの注入領
域である。注入量は1x1016ion/cm2とし、注
入は基板を5°傾けて実施した。加速電圧は200ke
Vとした。サファイア基板にシリコンをイオン注入する
ことによって、水素と同様、サファイアの構成元素であ
るAlとOの結合が切断されたり、原子間にシリコンが
導入されたりする。その結果、イオンが注入されていな
い領域に比べ、イオン注入した領域の平均的な原子結合
力を相対的に弱くした領域を形成することができる。
ンの注入量の範囲を検討すると、1x1014ion/c
m2から1x1018ion/cm2である。
効果により注入したシリコンが奥深く注入されることを
防ぐため、好ましくは、サファイアの(0001)面か
ら2°以上傾ける。
のではないが、加速電圧が低いとサファイア表面付近の
ダメージが大きくなる。ただし、シリコンは水素より原
子量が大きいため、表面付近にダメージが集中しやすく
好ましくは50keV以上とする。
成長工程を行う。アンモニアと、Ga金属とHClとを
原料とするHVPE法によりGaNの成長を行った。1
5分間のGaCl処理の後、アンモニアを導入してGa
N層2の成長を実施する。GaN層2の厚さが200μ
mとなるまで成長を行い、室温まで基板温度を降下さ
せ、基板を取り出した(図3(c))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射は、実施の形態
1と同じ装置、照射方法を用いた。その結果、サファイ
ア基板1から、GaN層2が剥離された(図3
(d))。GaN層2の裏面には、Ga11およびサフ
ァイア片13が付着していた。
サファイア片13およびGaN層2の凹凸を研磨で除去
して、単体のGaN基板2を得た(図3(e))。
イオン注入と同様の効果が得られることが確認された。
なお、金や銀などの重金属等を注入すると、窒化物半導
体デバイスを形成したとき、金や銀がデバイス中に侵入
し深い準位を形成して特性の劣化を招くことが知られて
いるが、シリコンや水素ではこのような問題は発生しな
いことはいうまでもない。
ら実施の形態3について説明する。実施の形態3は、イ
オン注入時に線状に連なったパタニングを行う例につい
て示している。
700ミクロンの(0001)面サファイアであり、表
面、裏面ともに鏡面仕上げとなっている。
する工程を実施する(図4(b、c、d))。
トによるマスク7を設ける。マスク7の形状は、図4
(b−2)の概略図に示すように渦巻き螺旋状である。
渦巻き螺旋のピッチは2mm、幅は0.5mmとした。
イオン注入領域の判別を容易にするため、渦巻き螺旋の
出発点はオリフラ位置などで確認できるようにマスクあ
わせを行うことが好ましい。
を注入した。水素イオンの注入量は1x1016ion/
cm2とし、注入は基板を5°傾けて実施した。加速電
圧は200keVとした。サファイア基板1の主面でマ
スク7が存在しない部分はイオンが注入された領域1a
が形成される。マスク7が存在する部分には、水素イオ
ンが阻止されることで水素イオンの注入量が低減され、
より好ましくは、ほとんど注入が行われず、原子結合が
ほぼ保存されている領域1b(以下実施の形態5まで
は、イオン注入されていない領域1bないしは単に領域
1bと呼ぶ)が形成される。
成する(図4(d))。
成長工程を行う。実施の形態1と同じ方法で、HVPE
法によりGaN層2を200μm成長し、室温まで基板
温度を降下させ、基板を取り出した(図4(e))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射は、実施の形態
1と同じ装置を用い、室温で行った。レーザ照射位置
は、イオン注入なされていない領域1bが隙間なく照射
されるよう、照射開始位置と回転速度、光軸の走査速度
を調整しながら、周囲から中央に向かってレーザ照射を
行った。具体的に、レーザスポットサイズが1mmであ
るため、螺旋渦巻き状の領域1bを隙間なく照射するに
は、スポット間隔がおおよそ0.8mmとなるよう回転
速度を調整する。より好ましくは、線速度一定となるよ
う回転させる。また、基板一周で2mmピッチとなるよ
う、光軸の走査速度も調整する。
観上大きな変化はないが、イオン注入位置は若干屈折率
や吸収係数が異なるため、可視光でも光の当て方などを
調整することで確認することは可能である。イオン注入
位置の吸収係数は、200nm程度の紫外域で顕著とな
るため、紫外線を検知するカメラなどで確認すればより
判断が容易となる。
る。図を明瞭に示すため、ハッチングを施していない。
レーザ光照射を行った領域には、GaN層2の分解によ
り生じた、Ga11が形成される。また、GaN層2の
分解により生じた窒素ガスの圧力と、熱膨張係数差によ
る応力集中とによって、イオン注入された領域1aには
クラック12を生じる。
は、サファイアが強固なためクラック12が伸展しな
い。そのため、基板のレーザ光を照射して、クラック1
2を生じても、クラック12は領域1bで停止して、G
aN層2全体に渡る自動剥離には至らない。
完了した段階ではじめて完全に剥離が起こり、サファイ
ア基板1からGaN層2が分離された(図4(g))。
ファイア片13とGaN層2の裏面の凹凸を研磨によっ
て除去して、GaN基板2を得た(図4(h))。
の途中でGaN層2が自動的に剥離される場合、剥離が
起こる段階が一定でないため、GaN層2の裏面に付着
するサファイア片13の形状が毎回異なってしまう。G
aN層2の裏面のサファイア片13を除去するための裏
面の研磨工程において、自動剥離したGaN層2では、
個々のGaN層2とサファイア片13に合わせた条件
で、一枚ずつ裏面の研磨仕上げを行う必要がある。一
方、本実施の形態では、裏面の形状がほぼ一定のものが
得られるため、同一バッチ処理で複数枚のGaN基板2
の裏面の研磨仕上げを行うことが可能であった。したが
って、量産においては本実施の形態の工法が適する。
bは、連なった形状とすることで、レーザ光の走査が容
易となり、好ましい。例えば、放射状、ストライプ状、
等のパターンとするのが好ましい。さらには、本実施の
形態の渦巻き螺旋のような一筆書きが可能なパターンと
するのが最も好ましい。
とイオン注入が行われていない領域1bには、好ましい
面積の関係がある。具体的には領域1aに比して領域1
bが狭すぎる場合には、剥離が起こりにくくなり、窒化
物半導体ウェハを得ることが困難となる。逆に、領域1
aに比して領域1bが広すぎる場合には、自動剥離可能
な部分、すなわち領域1aの面積が小さいため、応力が
自動剥離によって開放されず、照射の途中でGaN層2
にクラックや割れを生じてしまうことがある。このよう
な事情から、室温照射において、好ましい面積の関係
は、領域1aの面積が領域1bの面積の1/5倍から5
0倍の間である。
ら実施の形態4について説明する。実施の形態4は、イ
オン注入時に複数に分散した形状のパタニングを行う例
について示している。
のサファイアである。
する工程を実施する(図5(b、c、d))。
7によるパターンを設ける。マスク7の形状は、図5
(b−2)の概略図に示すように円形のドット状であ
る。平面を敷き詰める一辺2mmの正三角形の各頂点に
マスク7によるドットが位置するようになっている。隣
り合うマスク7の中心間隔は2mm、一つのマスク7の
径は0.5mmである。
とイオン注入領域の判別を容易にするため、マスク7の
位置や方向がオリフラ位置などで確認できるようにマス
クあわせを行うことが好ましい。
ザのスポットサイズに収まる形状であれば、多角形や不
定形などでも良い。
端においては後述のレーザ光照射工程でレーザ光が均一
に照射されないので、マスク7は基板端に設けないこと
が好ましい。好ましくは50μm以上基板端より内側に
マスク7を設けるのが良い。
を注入した。水素イオンの注入量や注入条件は実施の形
態1と同じである。
成する(図5(d))。
00μm成長し、室温まで基板温度を降下させ、基板を
取り出した(図5(e))。
よる基板分離の工程を行う。レーザ光の照射は、2次元
の光軸走査が可能な装置を用いて、室温で行った。レー
ザ照射位置は、イオン注入なされていない領域が照射さ
れるよう光軸走査を行った。
とが可能である。
5(b−2)のマスク7と同じ並び方をしている。そこ
で、10Hzのレーザを用いた場合、初回照射位置を基
板端のイオンが注入されていない領域1bにあわせ、基
板回転は行わずに、最近接の領域1bが並んでいる方向
に線速度毎秒2cmで光軸を走査すれば、レーザ照射が
領域1bに同期して行われる。以下、同様の照射を繰り
返せば基板全面を照射することができる。
内にかけて行った。領域1bは6回対称に並んでいるた
め、最も外の領域1bを含む正六角形を考え、この正六
角形に沿って光軸走査とレーザ光照射を行い、次第に内
側の六角形へと照射を行えばよい。
は、外周の領域1bが必ずしも六角形に並んでいないこ
とがあるが、マスク7のパターンを仮に外挿し、六角形
を想定して走査すればよい。
で、正三角形に光軸を走査してもよい。
で、前述の六角形の一対の対辺を、互い違いに外側から
内側に向けて走査しても良い。
図である。図を明瞭に示すため、ハッチングは施してい
ない。実施の形態3と同様、GaN層2の分解により生
じたGa11が形成されるとともに、窒素ガスの発生
と、熱膨張係数差による応力集中とによって、イオン注
入された領域1aにはクラック12を生じる。
はクラック12が伸展せず、領域1bで停止して、Ga
N層2全体に渡る自動剥離には至らない。
完了した段階ではじめて完全に剥離が起こり、サファイ
ア基板1からGaN層2が分離された(図5(g))。
磨を行ってサファイア片13を除去することで、単体の
GaN基板2を得た(図5(h))。
状とレーザ照射方法に限らず、イオン注入領域を複数に
分散配置して、レーザ照射を複数配置したイオン注入領
域に同期して照射することで、効率よくレーザ照射を行
えることはいうまでもない。より好ましくは本実施の形
態のように、イオン注入されていない領域1bを周期的
に配置することによって、より効率的に光軸を走査し
て、領域1bへのレーザ光の照射を行うことができる。
ぼ一定のものが得られるため、同一バッチ処理で複数枚
のGaN基板2の裏面の研磨仕上げを行うことが可能で
ある。
ら実施の形態5について説明する。実施の形態5は、レ
ーザ照射方法を変更した実施の形態4の変形について示
している。
のサファイアである。
する工程を実施する(図6(b、c、d))。
よるパターンを設ける。マスク7の形状は、実施の形態
4と同様で、隣り合うマスク7の中心間隔は2mm、各
マスク7の径は0.5mmとした。
を注入した。水素イオンの注入量や注入条件は実施の形
態4と同じである。イオン注入された領域1aと、イオ
ン注入されない領域1bが形成された。
成する(図6(d))。
00μm成長し、室温まで基板温度を降下させ、基板を
取り出した(図6(e))。
る基板分離の工程を行う。光学系、回転機構は、図2の
装置を用いた。ただし、レーザパワーの大きなKrFエ
キシマレーザ装置を用い、ビーム径は5mm、ビームパ
ワーは3Jとした。パルス幅は30nsである。KrF
エキシマレーザ装置においても、GaNを昇華させるの
に必要なパワーはNd:YAGレーザとほぼ同じ傾向で
ある。本実施の形態では、ビーム径が5倍となっている
が、ビームパワーも30倍となっており、5の2乗であ
る25倍以上大きくなっている。そのため光密度として
は実施の形態1より低下しておらず、GaNを昇華させ
るのに充分である。
重なるように、回転方向の照射スポット間隔、半径方向
の照射スポットのピッチを4mmとした。この方法によ
れば、一度の照射で複数の注入されていない領域1bを
照射することとなる。照射は外側から内側に向けて行っ
た。
図である。レーザ光の照射によりGaN層2は、サファ
イア基板1との界面付近でGa11と窒素ガスに分解さ
れる。そのため、レーザスポット周辺のイオン注入され
た領域には、応力が集中しクラック12を生じる。Ga
11とサファイア基板1およびGaN11とGaN層2
とは結合が弱く、特にサファイア基板1との結合が弱い
ため、GaN層2は、サファイア基板1から分離され
る。その際、窒素は外へと開放される。しかし、イオン
注入されていないサファイアは強固なため、基板全体に
渡る自動剥離には至らない。
されていない領域1bの全てを照射した段階ではじめて
サファイア基板1から完全にGaN層2が剥離された
(図6(g))。
単体のGaN基板2を得た(図6(h))。
いるが、レーザのビーム径が4倍と大きく、ビーム面積
は16倍も大きい。したがって、一度に複数の領域1b
を照射している。一照射で複数の領域1bを照射するこ
とによって、実施の形態5では、実施の形態4に比べて
照射数を約1/4とすることができた。本実施の形態で
は基板全体を照射しているため、特別な位置合わせなど
の必要がなく、レーザ以外は比較的安価な設備で実施す
ることが可能である。なお、一照射で複数のドットを照
射させる場合でも、ドットに同期させてレーザを照射す
ることで、より少ない照射数で剥離が可能であることは
いうまでもない。
発明の第6の実施の形態におけるGaN基板の製造方法
を説明する。本実施の形態は、イオン注入に変えてプラ
ズマ照射を用いる以外は実施の形態1と全く同じであ
る。
サファイア基板1である。
を行う。
0分間照射し、プラズマ照射によって原子結合が切断さ
れた領域1a(以下、プラズマ照射領域1aないしは単
に領域1aと呼ぶ)を得る(図7(b))。プラズマの
密度や圧力等の条件により、プラズマ照射に必要な照射
時間が異なる。プラズマ照射の場合は、プラズマの状態
がプラズマの発生方法や装置に大きく依存し、イオン注
入と違って一義的な定義はできない。
00cm2の円形電極による平行平板RFプラズマで、
RFパワーを200W、酸素流量を10sccm、圧力
を5Paとして検討を行っている。このとき、プラズマ
照射に必要な時間は30秒から2時間であった。30秒
未満では、プラズマ照射した領域の原子結合力を弱くす
る量が不十分であり、2時間より長い時間では表面にダ
メージが発生して、上に単結晶のGaN層を成長させる
ことが困難となる。
成長工程を行う。実施の形態1と同じHVPE法により
200μmの厚さGaN層2の成長を行い、室温まで基
板温度を降下させ、基板を取り出した(図7(c))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射に関して、その
方法、装置、条件は実施の形態1と全く同じであり、図
7(d)の概略図に示すように照射スポットの回転方向
の中心間隔および半径方向の中心間隔を2mm放して照
射されるように回転速度や光軸の走査速度を調整した。
けていくと、中央までレーザ照射しなくても、周囲から
1cmぐらい内側までレーザ照射した段階で、基板中央
付近に応力が集中して、サファイア基板1からGaN層
2が剥離され、Ga11とサファイア片13が付着した
GaN基板2が得られた(図7(e))。
サファイア片13とGaN層2の凹凸を研磨によって除
去して、単体のGaN基板2を得た(図7(f))。
アの結合を弱めても、イオン注入と全く同じ効果が得ら
れることが示された。
態7について説明する。実施の形態7は、照射プラズマ
を水素ないしはヘリウム、アルゴン、キセノン、クリプ
トンとする以外は、実施の形態6と全く同様である。
同様の、直径2インチ、厚さ700ミクロンの(000
1)面サファイア基板である。
ぞれ、水素、ヘリウム、アルゴン、キセノン、クリプト
ンのプラズマを10分間照射し、プラズマ照射領域1a
を得た(図8(b))。
成長工程を行う。それぞれのサファイア基板1に、実施
の形態6と同じくGaN層2の厚さが200μmとなる
まで成長を行い、室温まで基板温度を降下させ、基板を
取り出した(図8(c))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射は、実施の形態
6と同じ装置、照射方法を用いた。その結果、いずれの
プラズマを照射した場合も、サファイア基板1から、G
aN層2が剥離され、Ga11とサファイア片13が付
着したGaN基板2が得られた(図8(d))。
磨によりサファイア片13とGaN層2の凹凸を除去し
て、GaN基板2が得られた(図8(e))。
キセノン、クリプトンのプラズマでも酸素プラズマと同
様の効果が得られることが確認された。また、得られた
GaN基板2にデバイスを形成しても、窒化物半導体デ
バイスに重金属等が導入されたときのような、特性の劣
化などの問題は発生しない。また、水素、ヘリウム、ア
ルゴン、キセノン、クリプトンのプラズマでも好ましい
照射時間は実施の形態6と同じ事情で30秒から2時間
である。
ら実施の形態8について説明する。実施の形態8は、実
施の形態3でイオン注入に変えてプラズマ照射を行うこ
とと、マスクとしてSiO2を用いる以外は、実施の形
態3と同じである。
700ミクロンの(0001)面サファイアであり、表
面、裏面ともに鏡面仕上げとなっている。
射する工程を実施する(図9(b、c、d))。
のSiO2マスク7を設ける。SiO2マスク7の形状
は、実施の形態3におけるレジストマスク7と同じ渦巻
き螺旋である。また、SiO2層のパタニングは、フォ
トリソグラフィーとフッ酸などによるエッチングにより
行った。SiO2層の形成はRFスパッタで行ってい
る。なお、SiO2層の形成は、熱CVD法や蒸着など
他の方法でも良いし、後述のプラズマ照射に耐えうる材
料や製法であれば、例えばSiN等でも良い。
マを10分間照射した。プラズマの条件は実施の形態6
と同じである。サファイア基板1の主面でマスク7が存
在しない部分はプラズマ照射領域1aが形成される。マ
スク7が存在する部分には、酸素プラズマが阻止される
ことでほとんど酸素プラズマが照射されず、原子結合が
ほぼ保存された領域1b(以下プラズマ非照射領域1b
ないしは単に領域1bと呼ぶ)が形成される。なお、酸
素プラズマはレジストをエッチングするのでSiO2を
マスクとしたが、水素や希ガスのプラズマであれば、レ
ジストをマスクとしても良いことは言うまでもない。
成する(図9(d))。
成長工程を行う。実施の形態3と同じ方法で、HVPE
法によりGaN層2を200μm成長し、室温まで基板
温度を降下させ、基板を取り出した(図9(e))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射は、実施の形態
3と同じ装置、方法を用い、プラズマ非照射領域1bへ
の照射を行った。中央までレーザ照射を完了した段階で
はじめて完全に自動剥離が起こり、サファイア基板1か
ら完全にGa11およびサファイア片13が付着したG
aN層2が剥離された(図9(f))。
ァイア片13と凹凸を研磨で除去して単体のGaN基板
2を得た(図9(g))。
マ照射でも、同様の効果が得られることが確認できた。
なお、プラズマ非照射領域1bの最も好ましい形状は、
本実施の形態の渦巻き螺旋のような一筆書きが可能なパ
ターンであるが、放射状、ストライプ状、他のパターン
でもよいことは言うまでもない。
照射領域1bには、イオン注入と同様の好ましい面積の
関係がある。室温でレーザ光照射をする場合は、好まし
い面積の関係として、領域1aの面積を領域1bの面積
の1/5倍から50倍の間とするのがよい。
がら実施の形態9について説明する。実施の形態9は、
実施の形態4のイオン注入に替えてプラズマ照射を行っ
た場合について示している。
様のサファイアである。
射する。
2層マスク7によるパターンを設ける。マスク7の形状
は、実施の形態4と同じである。
ズマを照射した。酸素プラズマの照射量や注入条件は実
施の形態6と同じである。
成する(図10(d))。
00μm成長し、室温まで基板温度を降下させ、基板を
取り出した(図10(e))。
る基板分離の工程を行う。レーザの照射方法などは、実
施の形態4と全く同様である。
完了した段階ではじめてサファイア基板1から、Ga1
1とサファイア片13が付着したGaN層2が剥離され
た(図10(f))。
し、研磨でサファイア片13と凹凸を除去して、単体の
GaN基板2を得た(図10(g))。
域を用いても、イオン注入と同様の効果が得られた。
ながら実施の形態10について説明する。実施の形態1
0は、実施の形態5のイオン注入に替えてプラズマ照射
を行った場合について示している。
様のサファイアである。
射する工程を実施する(図11(b、c、d))。
マスク7によるパターンを設ける。マスク7の形状は、
実施の形態5と同様で、隣り合うドットの中心間隔は2
mm、ドットの径は0.5mmとした。
ズマを10分照射した。酸素プラズマの照射条件は実施
の形態6と同じである。プラズマ照射領域1aと、プラ
ズマ非照射領域1bとが形成された。
成する(図11(d))。
00μm成長し、室温まで基板温度を降下させ、基板を
取り出した(図11(e))。
る基板分離の工程を行う。実施の形態5と全く同様、K
rFエキシマレーザを用い、サファイア基板1からGa
11が付着したGaN層2が剥離できた(図11
(f))。
解して単体のGaN基板2を得た(図11(g))。
したように、プラズマ照射でも、イオン注入とほとんど
同様の効果が得られる。プラズマ照射の場合、プラズマ
発生源の装置依存性などがあり、装置により好ましい照
射時間などの条件が若干変化するという課題があるもの
の、イオン注入より比較的簡易な装置で、サファイアの
原子結合を弱めることができるというメリットがある。
層2に替えて、AlGaN層やInGaN層やAlIn
GaN層を成長させることによって、AlGaNやIn
GaNやAlInGaN基板を得ることができることは
言うまでもない。
イアなどの母材基板にイオンを注入しているが、予めサ
ファイアなどの上にGaN層などを設けた基板を母材基
板として、イオン注入を行っても良いことは言うまでも
ない。すなわち、サファイア上にGaN層を成長し、G
aN/サファイア基板にイオン注入を行い、その上にG
aN層を厚く成長させた後、レーザ照射を行っても同様
の効果が得られることは、言うまでもない。
板の製造方法によれば、レーザ照射による母材基板から
窒化物半導体層の剥離を用いて、クラックや割れのない
窒化物半導体基板を量産性よく製造できる。
の形態1における窒化物半導体基板の製造方法を示す断
面図 (d)本発明の実施の形態1における窒化物半導体基板
の製造方法を示す上面図
を示す断面図
板の製造方法を示す断面図
実施の形態3における窒化物半導体基板の製造方法を示
す断面図 (b−2)本発明の実施の形態3における窒化物半導体
基板の製造方法を示す上面図
実施の形態4における窒化物半導体基板の製造方法を示
す断面図 (b−2)本発明の実施の形態4における窒化物半導体
基板の製造方法を示す上面図
板の製造方法を示す断面図
の形態6における窒化物半導体基板の製造方法を示す断
面図 (d)本発明の実施の形態6における窒化物半導体基板
の製造方法を示す上面図
板の製造方法を示す断面図
板の製造方法を示す断面図
基板の製造方法を示す断面図
体基板の製造方法を示す断面図
Claims (13)
- 【請求項1】母材基板主面に前記母材基板を構成する材
料の原子結合が切断された領域を設ける第1の工程と、
前記母材基板上に窒化物半導体層を形成する第2の工程
と、前記母材基板と前記窒化物半導体層との界面にレー
ザ光を照射する第3の工程とを有する、窒化物半導体基
板の製造方法。 - 【請求項2】前記原子結合が切断された領域はイオン注
入された領域であることを特徴とする請求項1に記載の
窒化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項3】前記第1の工程は、母材基板主面にイオン
注入された第1の領域と、前記第1の領域よりイオン注
入量が少ないないしはイオン注入されない第2の領域と
を設ける工程であり、前記第3の工程は、少なくとも前
記第2の領域に前記レーザ光を照射する工程であること
を特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体基板の製造
方法。 - 【請求項4】前記第2の領域は線状に連なっており、前
記第3の工程は前記レーザ光を前記第2の領域に沿って
走査する工程であることを特徴とする請求項3に記載の
窒化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項5】前記第2の領域は複数に分散して設置され
ており、前記第3の工程は前記レーザ光の光軸を前記第
2の領域に同期して走査しつつ前記レーザ光をパルス照
射する工程であることを特徴とする請求項3に記載の窒
化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項6】前記第2の領域は複数に分散して設置され
ており、前記第3の工程は前記レーザ光の一照射により
複数の前記第2の領域に照射する工程であることを特徴
とする請求項3に記載の窒化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項7】前記母材基板はサファイアであって、注入
されるイオンは水素ないしはシリコンであることを特徴
とする請求項2ないしは請求項3に記載の窒化物半導体
基板の製造方法。 - 【請求項8】前記原子結合が切断された領域はプラズマ
照射領域であることを特徴とする請求項1に記載の窒化
物半導体基板の製造方法。 - 【請求項9】前記第1の工程は、母材基板主面にプラズ
マ照射された第1の領域と、前記第1の領域よりプラズ
マ照射量が少ないないしはプラズマ照射されない第2の
領域とを設ける工程であり、前記第3の工程は、少なく
とも前記第2の領域に前記レーザ光を照射する工程であ
ることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体基板
の製造方法。 - 【請求項10】前記第2の領域は線状に連なっており、
前記第3の工程は前記レーザ光を前記第2の領域に沿っ
て走査する工程であることを特徴とする請求項9に記載
の窒化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項11】前記第2の領域は複数に分散して設置さ
れており、前記第3の工程は前記レーザ光の光軸を前記
第2の領域に同期して走査しつつ前記レーザ光をパルス
照射する工程であることを特徴とする請求項9に記載の
窒化物半導体基板の製造方法。 - 【請求項12】前記第2の領域は複数に分散して設置さ
れており、前記第3の工程は前記レーザ光の一照射によ
り複数の前記第2の領域に照射する工程であることを特
徴とする請求項9に記載の窒化物半導体基板の製造方
法。 - 【請求項13】前記母材基板はサファイアであって、照
射されるプラズマは水素ないしは酸素ないしは希ガスで
あることを特徴とする請求項8ないしは請求項9に記載
の窒化物半導体基板の製造方法。
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