JP2002221224A - 往復送り装置 - Google Patents

往復送り装置

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JP2002221224A
JP2002221224A JP2001018917A JP2001018917A JP2002221224A JP 2002221224 A JP2002221224 A JP 2002221224A JP 2001018917 A JP2001018917 A JP 2001018917A JP 2001018917 A JP2001018917 A JP 2001018917A JP 2002221224 A JP2002221224 A JP 2002221224A
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Japan
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rail
traveling
rolling bearing
reciprocating
running
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JP2001018917A
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English (en)
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Kinichi Ogawa
欣一 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直線転がり軸受の耐久性を高めて走行体を長期
にわたって安定的に高速で往復移動することができる往
復送り装置を提供する。 【解決手段】基台上にて往復移動可能に支持されるレー
ル支持部材と、レール支持部材を往復移動する支持用駆
動部材と、レール支持部材に設けられる走行レールと、
該走行レールに対して走行用直線転がり軸受を介して往
復移動可能に支持される走行体と、該走行体をレール支
持部材と独立して所望のストロークで往復移動する走行
用駆動部材とを備える。走行レールに対して走行体を、
走行用直線転がり軸受の転動部材が潤滑油切れする所望
のストロークで往復移動する際にレール支持部材を走行
用直線転がり軸受の各転動部材に潤滑油を付着させる所
定のストロークで往復移動し、走行用直線転がり軸受に
内蔵された転がり部材の磨耗を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、走行体を所定のス
トロークで往復移動する往復送り装置、詳しくは走行体
を支持する直線転がり軸受の耐久性を向上する機構を備
えた往復送り装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば金属加工用プレ
ス装置にワークを順次供給する送り装置においては、基
台上に設けられた走行レールに、ワーク治具が搭載され
た走行体を往復移動可能に支持し、該走行体に連結され
た駆動装置の駆動に伴って走行体を所定のストロークで
往復移動してプレス装置にワークを順次供給している。
【0003】この種の送り装置にあっては、走行レール
に対する走行体の走行抵抗を低減して低トルクで高速移
動を可能にするため、走行レールに当接して転動する、
または転動して循環する多数のボールまたはローラの転
動部材を内蔵した直線転がり軸受を走行体に取付けてい
る。この直線転がり軸受は隣接し合う転動部材の転動に
伴ってグリース等の潤滑油を相互に付着させて転動部材
や軸受ハウジングの磨耗を低減して軸受自体の耐久性を
図っている。
【0004】しかしながら、上記した直線転がり軸受を
使用して走行体を、転動部材が潤滑油切れする、例えば
転動部材径の2倍以下の短い所望のストロークで、かつ
高速(毎分数百回以上)で往復移動させる場合には、隣
接する転動部材相互の潤滑油付着作用が阻害されること
により潤滑油切れが発生してレールや転動部材及び軸受
にフレッチング磨耗が発生して耐久性が極度に悪くなる
問題を有している。この結果、上記した従来の送り装置
にあっては、走行体を長期に亘って安定的に高速で往復
移動させることができなかった。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたもので、その課題とする処は、直線転
がり軸受の耐久性を高めて走行体を長期にわたって安定
的に高速で往復移動することができる往復送り装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上にて往
復移動可能に支持されるレール支持部材と、レール支持
部材を往復移動する支持用駆動部材と、レール支持部材
に設けられる走行レールと、該走行レールに対して走行
用直線転がり軸受を介して往復移動可能に支持される走
行体と、該走行体をレール支持部材と独立して所望のス
トロークで往復移動する走行用駆動部材とを備えてな
る。
【0007】そして走行レールに対して走行体を、走行
用直線転がり軸受の転動部材が潤滑油切れする所望のス
トロークで往復移動する際にレール支持部材を走行用直
線転がり軸受の各転動部材に潤滑油を付着させる所定の
ストロークで往復移動して走行用直線転がり軸受の磨耗
を防止して耐久性を高める。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明を実施形態に従って説
明する。図1及び図2において、往復送り装置1の基台
3には複数対の支持用直線転がり軸受5が設けられ、該
支持用直線転がり軸受5にはレール支持台7の下面に取
り付けられた支持レール9が図示する左右方向へ摺動可
能に支持されている。該レール支持台7には支持用駆動
装置11が連結され、該支持用駆動装置11の駆動に伴
ってレール支持台7を後述する所定のストロークl1で図
示する左右方向へ往復移動させる。
【0009】図示する支持用駆動装置11は図示する左
右方向に軸線を有して軸両端部が基台3に回転可能に支
持されると共に電動モータ13に連結された送りねじ1
5をレール支持台7に設けられたナット部材(図示せ
ず)に噛み合わせた送りねじ駆動装置としたが、基台3
の図示する左右両端部にて回転可能に支持されると共に
一方に電動モータが連結されたプーリに張設されるベル
トの一部をレール支持台7に固定したベルト駆動装置ま
たは図示する左右方向へ延出して基台3上に固定され、
上面に多数の極歯が形成された永久磁石(または電磁石
装置)の固定子及び該固定子に相対するレール支持台7
に取り付けられ、下面に多数の極歯が形成された電磁石
装置(または永久磁石)の可動子からなるリニアモー
タ、シリンダー(油圧または空圧)、クランク機構等の
何れであってもよい。
【0010】上記したレール支持台7の上面には図示す
る左右方向へ延出する前後一対の走行レール17が固定
され、該走行レール17には走行体19の下面に固定さ
れた走行用直線転がり軸受21が図示する左右方向へ摺
動可能に支持されている。
【0011】上記した支持用及び走行用直線転がり軸受
5・21は軸受ハウジング内に、レールに当接して転動
する所定径からなる多数のボールまたはローラの転動部
材を一定箇所、または循環するように内蔵した公知のボ
ール軸受またはローラ軸受からなり、転動部材の外周面
にはその転動に伴ってグリース等の潤滑油が付着するよ
うに構成される。
【0012】なお、レール支持台7に設けられる軸受と
しては、上記した支持用直線転がり軸受5の他に公知の
摺動軸受であってもよい。また、基台3にレール9を固
定すると共にレール支持台7の下面に支持用直線転がり
軸受5を取り付けた構成であってもよい。
【0013】また、走行体19には走行用駆動装置23
が連結され、該走行用駆動装置23の駆動に伴って走行
体19を図示する左右方向へ所望のストロークl2で往復
移動させる。そして該走行体19上には、例えば金属プ
レス装置にワークを順次供給する場合にあっては、該ワ
ークを順送りするワーク治具(図示せず)が装着されて
いる。
【0014】上記した走行用駆動装置23としては支持
用駆動装置11と同様に図示する左右方向に軸線を有し
て軸両端部が基台3に回転可能に支持されると共に数値
制御可能なサーボモータ等の電動モータ25に連結され
た送りねじ27を走行体19に設けられたナット部材
(図示せず)に噛み合わせた送りねじ駆動装置を図示す
るが、上記したベルト駆動装置、リニアモータ、空圧シ
リンダーまたはクランク機構等であってもよい。
【0015】次に、上記のように構成された往復送り装
置1の作用を説明する。基台3に対して走行体19を、
走行用直線転がり軸受21に内蔵された転動部材が潤滑
油切れを起す、例えば転動部材の径の2倍以下の所望の
ストロークl2で往復移動する場合について説明すると、
走行用駆動装置23の電動モータ25を上記ストローク
l2に応じて正逆転駆動し、走行レール17に対して走行
用直線転がり軸受21を介して走行体19を摺動させて
上記微小ストロークl2で往復移動させる。また、走行体
19の往復移動と独立して支持用駆動装置11の電動モ
ータ13を上記したストロークl2より長く、夫々の転動
部材に潤滑油を付着させることができる所定のストロー
クl1に応じて正逆転駆動してレール支持台7を往復移動
させる。具体的には走行用直線転がり軸受21の軸受長
さであればよい。
【0016】このとき、走行レール17が移動不能な状
態で走行体19を上記した所望のストロークl2で往復移
動する場合には、走行レール17に対して走行用直線転
がり軸受21に内蔵された転動部材が潤滑油切れしてフ
レッチング磨耗することになるが、図3に示すように走
行体17の往復移動と独立して走行レール17を上記し
た所定のストロークl1で往復移動させることにより走行
用直線転がり軸受21における各転動部材を満遍なく転
動させて潤滑油を付着させることができ、転動部材の潤
滑油切れによるフレッチング磨耗を防止する。
【0017】本実施形態は、走行体19を、走行用直線
転がり軸受21の転動部材が潤滑油切れを起す上記した
所望のストロークl2で往復移動させる場合であっても、
レール支持台7を走行用直線転がり軸受21における夫
々の転動部材に潤滑油を付着させることができる所定の
ストロークl1で往復移動させることにより走行用直線転
がり軸受21における転動部材の潤滑油切れによるフレ
ッチング磨耗を防止して走行体19を長期にわたって安
定的に高速で往復移動させることができる。
【0018】上記説明は、走行レール17に対する走行
体19の往復移動と並行して走行体17を連続的に往復
移動させたが、走行体19を所定回数往復移動する毎に
走行レール17を往復移動させてもよい。この場合の所
定回数は走行用直線転がり軸受21の転動部材が潤滑油
切れを起さない範囲で決定すればよい。
【0019】また、上記説明はレール支持台7の下面に
支持レール9を取付けて基台3の支持用直線転がり軸受
5に支持すると共に上面に走行レール17を取付けて走
行体19に設けられた走行用直線転がり軸受21を摺動
可能に支持する構成としたが、基台3に対するレール支
持台7の支持及びレール支持台7に対する走行体19の
支持を1本のレールとしてもよい。
【0020】即ち、図4に示すように基台3の図示する
両端部に設けられた支持用直線転がり軸受5に対して支
持台51の上面に設けられたレール53を支持して支持
台51を吊り下げ状態で図示する左右方向へ往復移動可
能に支持すると共に該レール53に対して走行体19に
設けられた走行用直線転がり軸受21を摺動に支持す
る。
【0021】そしてレール53に対して走行体19を上
記した所望のストロークで往復移動させると共に基台3
に対して支持台51を図示する左右方向へ連続的或いは
所定回数毎に間欠的に往復移動させて走行用直線転がり
軸受21の耐久性を向上させる。
【0022】また、図4に示す場合にあってはレール5
3を支持台51に固定して基台3の支持用直線転がり軸
受5に支持させると共に走行体19を支持する構成とし
たが、レール自体が高剛性を有している場合には支持台
51を設けずに支持用直線転がり軸受5に支持されたレ
ールに走行体19を直接支持した構成であってもよい。
【0023】上記説明は、走行体19を、走行用直線転
がり軸受21の転動部材が潤滑油切れを起す所望のスト
ロークで往復移動させる場合について説明したが、走行
体19の所望のストロークが、転動する転動部材による
潤滑油付着作用を維持できる場合には、レール支持台7
の往復移動を禁止して走行体19を往復移動させてよい
ことは勿論である。
【0024】更に、上記説明は金属プレス装置にワーク
を順次供給する送り装置を例に説明したが、本発明の往
復送り装置が装着される装置は上記に限定されるもので
はないことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、直線転がり軸受の耐久性を高
めて走行体を長期にわたって安定的に高速で往復移動す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】往復送り装置の全体斜視図である。
【図2】往復送り装置の中央縦断面図である。
【図3】作用を示す説明図である。
【図4】変更実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1−往復送り装置、3−基台、5−支持用直線転がり軸
受、7−レール支持台、9−支持レール、11−支持用
駆動装置、17−走行レール、19走行体、21−走行
用直線転がり軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上にて往復移動可能に支持されるレー
    ル支持部材と、レール支持部材を往復移動する支持用駆
    動部材と、レール支持部材に設けられる走行レールと、
    該走行レールに対して走行用直線転がり軸受を介して往
    復移動可能に支持される走行体と、該走行体をレール支
    持部材と独立して所望のストロークで往復移動する走行
    用駆動部材とを備え、走行レールに対して走行体を、走
    行用直線転がり軸受の転動部材が潤滑油切れする所望の
    ストロークで往復移動する際にレール支持部材を走行用
    直線転がり軸受の各転動部材に潤滑油を付着させる所定
    のストロークで往復移動する往復送り装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、レール支持部材は基台
    に対して支持レールを介して往復移動可能に支持される
    往復送り装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、レール支持部材は基台
    に対して走行レールを介して往復移動可能に支持される
    往復送り装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、走行用直線転がり軸受
    はボール又はローラの転動部材を内蔵した往復送り装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4において、走行体の往復移動スト
    ロークは転動部材の径の2倍以下からなると共にレール
    支持部材の往復移動ストロークは少なくとも上記往復移
    動ストローク以上からなる往復送り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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