JP2002220584A - 精密研磨材 - Google Patents

精密研磨材

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JP2002220584A
JP2002220584A JP2001019845A JP2001019845A JP2002220584A JP 2002220584 A JP2002220584 A JP 2002220584A JP 2001019845 A JP2001019845 A JP 2001019845A JP 2001019845 A JP2001019845 A JP 2001019845A JP 2002220584 A JP2002220584 A JP 2002220584A
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polishing
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Takumi Shibuta
匠 渋田
Tetsu Umeda
鉄 梅田
Kunio Saegusa
邦夫 三枝
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】速い研磨速度が得られる精密研磨材を提供す
る。 【解決手段】アルミノシリケート粉末を含有する精密研
磨材。アルミノシリケート粉末におけるSi、Al含有
量がSiO2、Al23換算で合計50質量%以上であ
り、SiとAlのモル比が0.01<Si/Al<10
0である上記記載の精密研磨材。アルミノシリケート粉
末の含有量が50〜100質量%である上記いずれかに
記載の精密研磨材。BET比表面積が3〜150m2
gであり、レーザー回折散乱法により測定した累積粒度
分布の微粒側から累積10%、累積50%、累積90%
の粒径をそれぞれD10、D50、D90としたとき、
(D90−D10)/D50が5以下であり、D50が
5μm以下である上記いずれかに記載の精密研磨材。ア
ルミノシリケート粉末の粒子の密度が2.0〜4.0g
/cm3の範囲である上記いずれかに記載の精密研磨
材。上記いずれかに記載の精密研磨材を用いた精密研磨
用スラリー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は精密研磨材に関す
る。特に各種半導体、フォトマスク、ハードディスク用
基板などの研磨に使用される精密研磨材に関する。
【0002】
【従来の技術】精密研磨材は半導体基板(ウェハー)、
フォトマスク、ハードディスク用基板等の研磨に用いら
れている。
【0003】例えば、ハードディスクの基板は、アルミ
ニウムの表面に下地処理し、Ni−Pを化学メッキで付
着させたものが一般的であるが、この基板用の精密研磨
材には主成分がアルミナである粉末が広く使用されてい
る。また、最近では、小型化、高容量化に対応するため
にガラス基板もハードディスクの基板として普及しつつ
あり、この基板用の精密研磨材には酸化セリウム、酸化
ジルコニウム、シリカなどの粉末が使用されている。
【0004】光リソグラフィにおいて用いられるフォト
マスクの表面平坦化や、多層化した集積回路の製造にお
ける層間絶縁膜の表面平坦化には機械的研磨と化学的研
磨とを組み合わせたメカノケミカル研磨(Chemic
al MechanicalPolishing、以下
「CMP」という。)が行われており、このCMP用の
精密研磨材には、アルミナやシリカなどの粉末が使用さ
れている。
【0005】上記いずれの用途においても、速い研磨速
度が求められており、精密研磨材としては、シリカ(S
iO2)、アルミナ(Al23)、セリア(CeO2)、
ジルコニア(ZrO2)、チタニア(TiO2)などの金
属酸化物粉末が用いられているが、研磨速度は十分では
なかった。
【0006】例えば、特開2000−160139号公
報には、微粒のシリカやアルミナの粉末を精密研磨材と
して用い、精密研磨材を水に分散させて作製したスラリ
ーに過酸化水素とシュウ酸等を添加したタンタル研磨用
のスラリーを開示しているが、タンタルの研磨速度は十
分ではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、速い
研磨速度が得られる精密研磨材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、アルミノシリケー
トの粉末を精密研磨材として用いると、従来用いられて
いる精密研磨材を用いた場合よりも研磨速度が速くなる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、アルミノシリケート粉
末を含有する精密研磨材を提供する。また本発明は、ア
ルミノシリケート粉末におけるSi、Al含有量がSi
2、Al23換算で合計50質量%以上であり、Si
とAlのモル比が0.01<Si/Al<100である
上記記載の精密研磨材を提供する。また本発明は、アル
ミノシリケート粉末の含有量が50〜100質量%であ
る上記いずれかに記載の精密研磨材を提供する。また本
発明は、BET比表面積が3〜150m2/gであり、
レーザー回折散乱法により測定した累積粒度分布の微粒
側から累積10%、累積50%、累積90%の粒径をそ
れぞれD10、D50、D90としたとき、(D90−
D10)/D50が5以下であり、D50が5μm以下
である上記いずれかに記載の精密研磨材を提供する。ま
た本発明は、アルミノシリケート粉末の粒子の密度が
2.0〜4.0g/cm3の範囲である上記いずれかに
記載の精密研磨材を提供する。さらに本発明は、上記い
ずれかに記載の精密研磨材を用いた精密研磨用スラリー
を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。本発明で精密研磨材として用いられるアルミノシ
リケート(アルミノケイ酸塩)はケイ酸塩のケイ素の一
部がアルミニウムで置換されて生ずる塩であり、一般式
はxII 2O・xIIIIO・yAl23・zSiO2・n
2O(ここで、xI、xII、nは0以上の数字、y、z
は0より大きい数字、MIはLi+、Na+、K+、Tl+
など、MIIはCa2+、Mg2+、Ba2+、Sr2+などであ
る。)で表される。アルミノシリケートには長石族鉱
物、雲母族鉱物、カオリナイト、パイロフェライトなど
の粘土鉱物、珪線石、藍晶石、紅柱石、ムライトなどの
SiO2とAl23からなる鉱物、モルデナイト、フォ
ージャサイトなどのゼオライト族鉱物など天然に産出す
るものと、例えばZSM−5やA型ゼオライトなど発煙
法、ゾルーゲル法、水熱合成法などの方法によって合成
されるものが含まれる。
【0011】本発明者らは、従来用いられている物質の
粉末を精密研磨材に用いるのではなく、アルミノシリケ
ートの粉末を用いた場合に研磨速度が速くなることを見
出した。硬いアルミナの粉末を精密研磨材に用いると、
比較的やわらかいシリカの粉末を精密研磨材に用いた場
合に比べて研磨速度が速くなる。アルミノシリケートの
粉末を精密研磨材に用いると、アルミノシリケートの硬
度はアルミナより低いが、意外にもアルミナを用いた場
合より速い研磨速度が得られるのである。
【0012】本発明で使用されるアルミノシリケート粉
末は、Si、Al含有量がSiO2、Al23換算で合
計50質量%以上が好ましい。SiとAlのモル比の範
囲が0.01<Si/Al<100が好ましく、より好
ましくは0.1<Si/Al<10、さらに好ましくは
0.2<Si/Al<5である。精密研磨材中のアルミ
ノシリケート粉末の含有量は50〜100質量%が好ま
しい。アルミノシリケート粉末中のSi、Al含有量が
SiO2、Al23換算で合計50質量%未満と少ない
場合や、Si/Alの値が0.01以下または100以
上である場合や、精密研磨材中のアルミノシリケートの
含有量が50質量%未満と少ない場合は、速い研磨速度
が得られないおそれがある。
【0013】本発明の精密研磨材として用いられるアル
ミノシリケート粉末のBET比表面積は3〜150m2
/gの範囲が好ましく、より好ましくは5〜50m2
g、さらに好ましくは6〜30m2/gである。BET
比表面積が3m2/gより小さいと速い研磨速度が得ら
れるが、アルミノシリケート粉末を水等の分散媒に分散
させて精密研磨用スラリーとした場合、スラリーの安定
性が低下するおそれがあるので好ましくない。BET比
表面積が150m2/gより大きいと速い研磨速度が得
られないおそれがあるので好ましくない。
【0014】本発明の精密研磨材として用いられるアル
ミノシリケート粉末の粒度分布は、レーザー回折散乱法
により測定した累積粒度分布の微粒側から累積10%、
累積50%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D5
0、D90としたとき、(D90−D10)/D50が
5以下の狭いものが好ましく、より好ましくは3以下、
さらに好ましくは2以下である。(D90−D10)/
D50が5より大きい場合には、速い研磨速度が得られ
ないおそれがあるので、好ましくない。粒径はD50が
5μm以下が好ましく、より好ましくは2μm以下、さ
らに好ましくは1μm以下である。D50が5μmより
大きい場合には、精密研磨用スラリーとしたときにスラ
リーの安定性が低下するおそれがあるので好ましくな
い。なお、レーザー回折散乱法により測定できるD50
は0.05μm以上である。
【0015】本発明の精密研磨材として用いられるアル
ミノシリケート粉末は、粒径が大き過ぎたりBET比表
面積が小さ過ぎたりする場合は、必要に応じて粉砕する
ことができ、BET批評面積、(D90−D10)/D
50、D50を上記の好ましい範囲内とすることができ
る。アルミノシリケート粉末の粉砕方法としは、例えば
通常工業的に用いられる、振動ミル、ボールミルやジェ
ットミル、アトリッションミル等による粉砕方法が挙げ
られる。ボールミル粉砕に際しては、乾式粉砕、湿式粉
砕またはこれらの組み合わせのいずれの方法も用いるこ
とができる。
【0016】本発明の精密研磨材として用いられるアル
ミノシリケート粉末の比重は2.0〜4.0g/cm3
が好ましい。比重が2.0g/cm3より小さいと速い
研磨速度が得られないおそれがある。また、比重が4.
0g/cm3より大きいと、精密研磨用スラリーとした
ときに粒子が沈降しやすくなり、スラリーの安定性が低
下し、速い研磨速度が得られないおそれがある。
【0017】本発明の精密研磨材は精密研磨用のスラリ
ーに用いることができる。スラリーとする場合の分散媒
としては、水、アルコール、水とアルコールの混合溶媒
を挙げることができるが、廃液処理の観点から水が好ま
しい。
【0018】本発明の精密研磨材をスラリー化する方法
としては攪拌、超音波分散、ナノマイザー分散、湿式ボ
ールミル等が挙げられる。また、スラリー化する際、必
要に応じてヘキサメタリン酸ナトリウムやポリカルボン
酸アンモニウム等の分散剤を用いることができる。
【0019】本発明の精密研磨材をスラリーとしたとき
の精密研用スラリー中のアルミノシリケート粉末の含有
量は、研磨材全量に対して0.1〜50質量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜25質量%である。アルミノ
シリケート粉末の含有量が0.1質量%未満では、研磨
速度が遅くなるおそれがある。また50質量%を超える
と研磨速度は速くなるが、粒子の分散が困難となるおそ
れがある。粒子の分散が困難となると、スラリー中での
アルミノシリケート粉末の沈降が容易に起り、精密研磨
用スラリーの研磨速度が遅くなるおそれがある。本発明
の精密研磨材を用いた精密研磨用スラリーの添加剤とし
ては、被研磨物と化学的反応を起こす酸化剤や還元剤が
用いられる。酸化剤としては、例えば、過酸化水素、硝
酸鉄、硫酸鉄、硫酸アンモニウム、硫酸セリウム、硫酸
セリウムアンモニウム、クエン酸、コハク酸、マロン
酸、リンゴ酸、酢酸、酪酸、吉草酸、および乳酸などが
挙げられるが、本発明においては過酸化水素が好まし
い。過酸化水素は金属イオンを含まないため半導体デバ
イスを汚染する危険性が少なく、しかも強い酸化力を有
している。一方、還元剤としては、ギ酸、シュウ酸、お
よびホルムアルデヒドなどが挙げられる。
【0020】本発明の精密研磨用スラリー中の添加剤の
含有量は0.002〜1モル/Lであることが好まし
い。添加剤の含有量が0.002モル/L未満であると
研磨速度が低下するおそれがあり、1モル/Lより多い
と、研磨速度は上がるが、研磨の制御が困難になり、リ
セス、ディッシング、またはエロージョン等の表面欠陥
を発生させる原因となるおそれがある。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0022】なお、本発明における累積粒度分布、BE
T比表面積、密度の測定は次のようにして行った。 1.粒度分布 レーザー回折散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置
である株式会社島津製作所製SALD−2000A型を
用いて測定した。 2.BET比表面積 株式会社島津製作所製のBET比表面積測定装置である
フローソーブII2300型を用いてBET比表面積を測
定した。 3.密度 ユアサアイオニクス株式会社製の真密度測定装置である
ウルトラピクノメータ1000型を用いて測定した。
【0023】実施例1 アルミノシリケート粉末AMT−80L(商品名、水澤
化学工業(株)製、粉末の質量に占めるSiO2とAl2
3の質量の和は89.11%、Si/Al=0.97、
BET比表面積17.8m2/g、密度2.4g/c
3)20gにSNディスパーザント5468(商品
名、サンノプコ(株)製のポリカルボン酸アンモニウ
ム)を0.3g含有する水を加え、全量を200gに調
整した。超音波分散後、ナノマイザー分散を行い、さら
に湿式ボールミル粉砕を行った。このスラリーに過酸化
水素を添加し、最終的にアルミノシリケート粉末の濃度
2.5質量%、過酸化水素濃度7.5質量%の精密研磨
用スラリーを調製した。上記スラリーを用いて、スパッ
タリングで成膜したタンタル膜が付いたウェハーを研磨
機(PRESI社製、MECAPOL E−460型)
で研磨した。研磨条件は、研磨定盤の回転数60rp
m、ウェハー保持台の回転数60rpm、研磨圧力20
0g/cm2、スラリーの流量100ml/分、研磨時
間は60秒とした。試験結果を表1に示した。
【0024】比較例1 α−アルミナAA−05(商品名、住友化学工業(株)
製、密度4.0g/cm 3)の粉末20gにSNディス
パーザント5468を0.3g含有する水を加え、全量
を200gに調整した。超音波分散後、ナノマイザー分
散を行った。このスラリーに過酸化水素を添加し、最終
的に砥粒濃度2.5質量%、過酸化水素濃度7.5質量
%のスラリーを調製した。得られたスラリーを用いて実
施例1と同様のウェハーを実施例1と同じ条件で研磨し
た。結果を表1に示した。
【0025】比較例2 γ−アルミナAKP−G005(商品名、住友化学工業
(株)製、密度3.5g/cm3)の粉末20gにSNデ
ィスパーザント5468を0.3g含有する水を加え、
全量を200gに調整した。超音波分散後、ナノマイザ
ー分散を行い、さらに湿式ボールミル粉砕を行った。こ
のスラリーに過酸化水素を添加し、最終的に砥粒濃度
2.5質量%、過酸化水素濃度7.5質量%のスラリー
を調製した。得られたスラリーを用いて実施例1と同様
のウェハーを実施例1と同じ条件で研磨した。結果を表
1に示した。
【0026】比較例3 γ−アルミナUA−5205(商品名、昭和電工(株)、
密度3.8g/cm3)の粉末20gにSNディスパー
ザント5468を0.3g含有する水を加え、全量を2
00gに調整した。超音波分散後、ナノマイザー分散を
行った。このスラリーに過酸化水素を添加し、最終的に
砥粒濃度2.5質量%、過酸化水素濃度7.5質量%の
スラリーを調製した。得られたスラリーを用いて実施例
1と同様のウェハーを実施例1と同じ条件で研磨した。
結果を表1に示した。
【0027】比較例4 シリカP−527(商品名、水澤化学工業(株)、密度
2.1g/cm3)の粉末20gにSNディスパーザン
ト5468を0.3g含有する水を加え、全量を200
gに調整した。超音波分散後、ナノマイザー分散を行
い、さらに湿式ボールミル粉砕を行った。このスラリー
に過酸化水素を添加し、最終的に砥粒濃度2.5質量
%、過酸化水素濃度7.5質量%のスラリーを調製し
た。得られたスラリーを用いて実施例1と同様のウェハ
ーを実施例1と同じ条件で研磨した。結果を表1に示し
た。表1に示した結果から、砥粒にアルミナシリケート
を用いるとシリカ、アルミナに比べて高い研磨速度が得
られたことが分かる。
【0028】実施例2 実施例1と同様にして作製した精密研磨用スラリーを用
いて、Si酸化膜が付いたウェハーを研磨機(PRES
I社製、MECAPOL E−460型)で研磨した。
研磨条件は、研磨定盤の回転数60rpm、ウェハー保
持台の回転数60rpm、研磨圧力200g/cm2
スラリーの流量100ml/分、研磨時間は60秒とし
た。試験結果を表2に示した。
【0029】比較例5 比較例1で作製したスラリーにさらに湿式ボールミルを
行った以外は比較例1と同様にして作製したスラリーを
用いて、実施例2と同様のウェハーを実施例2と同じ条
件で研磨した。試験結果を表2に示した。
【0030】比較例6 比較例3と同様にして作製したスラリーを用いて実施例
2と同様のウェハーを実施例2と同じ条件で研磨した。
試験結果を表2に示した。
【0031】比較例7 比較例4と同様にして作製したスラリーを用いて実施例
2と同様のウェハーを実施例2と同じ条件で研磨した。
試験結果を表2に示した。表2に示した結果から、砥粒
にアルミナシリケートを用いるとシリカ、アルミナに比
べて高い研磨速度が得られたことが分かる。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明のアルミノシリケート粉末を用い
た精密研磨材は、速い研磨速度が得られ、特にタンタル
の精密研磨において速い研磨速度が得られ、さらにスラ
リー化したときスラリーの安定性に優れているので、工
業的に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三枝 邦夫 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 3C058 CA01 CB03 CB10 DA02 DA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミノシリケート粉末を含有することを
    特徴とする精密研磨材。
  2. 【請求項2】アルミノシリケート粉末におけるSi、A
    l含有量がSiO2、Al23換算で合計50質量%以
    上であり、SiとAlのモル比が0.01<Si/Al
    <100である請求項1に記載の精密研磨材。
  3. 【請求項3】アルミノシリケート粉末の含有量が50〜
    100質量%である請求項1または2に記載の精密研磨
    材。
  4. 【請求項4】アルミノシリケート粉末のBET比表面積
    が3〜150m2/gであり、レーザー回折散乱法によ
    り測定した累積粒度分布の微粒側から累積10%、累積
    50%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D50、
    D90としたとき、(D90−D10)/D50が5以
    下であり、D50が5μm以下である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の精密研磨材。
  5. 【請求項5】アルミノシリケート粉末の粒子の密度が
    2.0〜4.0g/cm3の範囲である請求項2〜4の
    いずれかに記載の精密研磨材。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の精密研磨
    材を用いた精密研磨用スラリー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525815A (ja) * 2003-03-17 2007-09-06 エンゲルハード・コーポレーシヨン 化学−機械的平面化処理に使用するためのスラリ組成物
JP2009532855A (ja) * 2006-03-31 2009-09-10 テクノ セミケム シーオー., エルティーディー. ゼオライトを含有する銅の化学機械的研磨組成物

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