JP2002219954A - 車両用プロペラシャフトの支持装置 - Google Patents

車両用プロペラシャフトの支持装置

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JP2002219954A
JP2002219954A JP2001016114A JP2001016114A JP2002219954A JP 2002219954 A JP2002219954 A JP 2002219954A JP 2001016114 A JP2001016114 A JP 2001016114A JP 2001016114 A JP2001016114 A JP 2001016114A JP 2002219954 A JP2002219954 A JP 2002219954A
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JP
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propeller shaft
bearing
insulator
vehicle
support device
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JP2001016114A
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Kenichi Tsuchiya
健一 土谷
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアリングの軸受け隙間による転動体通過振
動を簡単かつ安価な構成で抑制でき、転動体通過振動に
基づく不快音の発生を有効に防止できる車両用プロペラ
シャフトの支持装置を提供する。 【解決手段】 車体の前後方向に沿って配設されるプロ
ペラシャフト1の中間部を、環状の外筒部材9の中心部
に弾性部材よりなるインシュレータ8を介して保持した
ベアリング6を有するセンターベアリングサポート2の
ベアリング6に軸受けして、外筒部材9を車体の下部に
取り付けることにより、プロペラシャフト1をセンター
ベアリングサポート2を介して車体の下部に回転自在に
支承する車両用プロペラシャフトの支持装置において、
インシュレータ8を介してベアリング6のアウターレー
ス5にプリロードをかけてアウターレース5をインナー
レース3に対して傾けることにより転動体4の通過振動
を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用プロペラシ
ャフトの支持装置、より詳しくは車両用プロペラシャフ
トの中間部をセンターベアリングサポートを介して車体
下部に回転自在に支承する支持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロントエンジン・リヤドライ
ブ(FR)車や四輪駆動(4WD)車においては、車体
前方側に設けられるエンジンおよび変速機を有するパワ
ーユニットから、車体後方側に設けられるリヤディファ
レンシャルまでの距離が長く、これら間でトルクを伝達
するためのプロペラシャフトが長尺となることから、図
8に示すように、プロペラシャフト51の中間部をセン
ターベアリングサポート52を介して車体下部に回転自
在に支承し、これによりプロペラシャフト51が高速回
転した際の振れを防止するようにしている。
【0003】センターベアリングサポート52は、例え
ば特開平8−216710号公報に開示され、かつ図9
に断面図をも示すように、プロペラシャフト51を軸受
けするインナーレース53、転動体54及びアウターレ
ース55を有するベアリング56と、そのアウターレー
ス55の外周に一体的に固定した内筒部材57と、この
内筒部材57に径方向断面が略C字状の弾性部材からな
るインシュレータ58を介して連結した外筒部材59
と、この外筒部材59を車体の下部に固定するためのブ
ラケット60とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のセンター
ベアリングサポート52を車体下部に取り付けるにあた
っては、ベアリング56のインナーレース53にプロペ
ラシャフト51を嵌合して軸受けした状態で、プロペラ
シャフト51の回転中心軸線と、外筒部材59の中心軸
とが平行となるようにブラケット60をボルト61によ
り車体下部に取り付けて支持している。
【0005】ところが、本発明者による種々の実験検討
によると、上記のようにしてセンターベアリングサポー
ト52を車体下部に取り付け支持すると、ベアリング5
6には軸受け隙間があるため、特にラジアル隙間によっ
てベアリング56の転動体54がプロペラシャフト51
の回転により転動しながらインナーレース53とアウタ
ーレース55との間を通過する際に、転動体54に振動
が生じ、その転動体通過振動が音となって車体に入力し
たり、転動体通過振動が他の部材を共振させ、その共振
による音が車体に入力して不快音が発生する場合がある
ことが判明した。
【0006】このような転動体通過振動やその共振によ
る不快音は、吸音手段や防振手段等を設けることによっ
て発生を防止することができるが、このようにすると部
品点数が多くなってコストアップを招くと共に、構成も
複雑になることが懸念される。
【0007】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の目的は、ベアリングの軸受け隙間による転動体通過振
動を簡単かつ安価な構成で抑制でき、転動体通過振動に
基づく不快音の発生を有効に防止できる車両用プロペラ
シャフトの支持装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両用プロペラシャフトの支持装置の発明
は、環状の固定部材の中心部に弾性部材よりなるインシ
ュレータを介して保持したベアリングを有するセンター
ベアリングサポートの上記ベアリングに車体の前後方向
に沿って配設されるプロペラシャフトの中間部を軸受け
して、上記固定部材を車体の下部に取り付けることによ
りプロペラシャフトを上記センターベアリングサポート
を介して車体の下部に回転自在に支承する車両用プロペ
ラシャフトの支持装置において、上記インシュレータを
介して上記ベアリングのアウターレースにプリロードを
かけて、上記アウターレースをインナーレースに対して
傾けたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によると、ベアリングのア
ウターレースがインシュレータを介するプリロードによ
ってインナーレースに対して傾いているので、プロペラ
シャフトの回転中は、ベアリングの転動体がほぼ常時ア
ウターレース及びインナーレースの双方に接しながら転
動することになり、簡単かつ安価な構成で転動体通過振
動が抑制される。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
用プロペラシャフトの支持装置において、上記固定部材
を上記プロペラシャフトの回転中心軸線に対して傾けて
車体の下部に取り付けたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によると、固定部材をプロ
ペラシャフトに対して傾けて車体の下部に取り付ける簡
単な構成で、インシュレータを介してベアリングのアウ
ターレースにプリロードをかけることができ、これによ
りアウターレースをインナーレースに対して固定部材と
同方向に傾かせることが可能となる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1の車両
用プロペラシャフトの支持装置において、上記ベアリン
グに上記プロペラシャフトが軸受けされていない状態で
は、上記ベアリングが上記インシュレータを介して上記
固定部材に傾けて保持されるように上記センターベアリ
ングサポートを構成したことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によると、プロペラシャフ
トをベアリングに軸受けして、例えば固定部材をその中
心軸がプロペラシャフトの回転軸と平行となるように車
体の下部に取り付けることにより、インシュレータを介
してベアリングのアウターレースにプリロードをかけて
アウターレースをインナーレースに対して傾かせること
が可能となる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3の車両
用プロペラシャフトの支持装置において、上記インシュ
レータの任意の軸対称領域間で弾性定数を異ならせたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4の発明によると、プロペラシャフ
トが軸受けされていない状態では、インシュレータの軸
対称領域間の弾性定数の差によって、ベアリングをイン
シュレータを介して固定部材に傾けて保持することがで
きるので、プロペラシャフトをベアリングに軸受けし
て、例えば固定部材をその中心軸がプロペラシャフトの
回転中心軸線と平行となるように車体の下部に取り付け
れば、インシュレータを介してベアリングのアウターレ
ースにプリロードをかけてアウターレースをインナーレ
ースに対して傾かせることが可能となる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項3の車両
用プロペラシャフトの支持装置において、上記インシュ
レータをベロー構造を有するダブルインシュレータをも
って構成すると共に、一方のインシュレータと他方のイ
ンシュレータとの任意の点対称領域の厚さをほぼ同じ厚
さで、他の領域の厚さよりも厚くしたことを特徴とす
る。
【0017】請求項5の発明によると、プロペラシャフ
トが軸受けされていない状態では、双方のインシュレー
タの厚さの厚い点対称領域の弾性定数により、ベアリン
グをインシュレータを介して固定部材に傾けて保持する
ことができるので、プロペラシャフトをベアリングに軸
受けして、例えば固定部材をその中心軸がプロペラシャ
フトの回転中心軸線と平行となるように車体の下部に取
り付ければ、インシュレータを介してベアリングのアウ
ターレースに互いに反対方向にプリロードをかけてアウ
ターレースをインナーレースに対して傾かせることが可
能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用プロペ
ラシャフトの支持装置の実施の形態について、図1乃至
図7によって説明する。
【0019】(第1実施の形態)図1は第1実施の形態
を示す要部断面図である。この車両用プロペラシャフト
の支持装置は、上記図8及び図9で説明したと同様に、
車体の前後方向に沿って配設されるプロペラシャフト1
の中間部をセンターベアリングサポート2を介して車体
下部に回転自在に支承するもので、センターベアリング
サポート2は、プロペラシャフト1を軸受けするインナ
ーレース3、転動体4及びアウターレース5を有するベ
アリング6と、そのアウターレース5の外周に一体的に
固定した内筒部材7と、この内筒部材7に径方向断面が
略C字状の弾性部材からなる環状のインシュレータ8を
介して連結した固定部材となる環状の外筒部材9と、こ
の外筒部材9を車体の下部に固定するためのブラケット
10とを有している。
【0020】本実施の形態では、プロペラシャフト1を
インナレース3に嵌合させてベアリング6に軸受けし
て、外筒部材9をブラケット10を介してプロペラシャ
フト1に対して傾けて車体の下部に取り付ける。これに
よりブラケット10の車体下部への取り付け状態に応じ
て、ベアリング6のアウターレース5に、図1に矢印P
で示すように、インシュレータ8を介して上下逆方向、
左右逆方向のように軸対称部分において逆方向にプリロ
ードをかけて、アウターレース5をインナーレース3に
対して外筒部材9と矢印aで示す同方向に傾かせる。な
お、プリロードによるアウターレース5の傾き角αは、
ベアリング6の軸受け隙間のばらつきを考慮して好まし
くは2度以上とする。
【0021】このように、インシュレータ8を介してア
ウターレース5にプリロードをかけて、アウターレース
5をインナーレース3に対して傾かせれば、プロペラシ
ャフト1の回転中は、ベアリング6の転動体4はほぼ常
時アウターレース5及びインナーレース3の双方に接し
ながら転動することになるので、ベアリング6の軸受け
隙間による転動体通過振動を有効に抑制することがで
き、その転動体通過振動に基づく不快音の発生を防止す
ることができる。しかも、吸音手段や防振手段等の余分
な部品を用いることなく、単に外筒部材9をプロペラシ
ャフト1に対して傾けて取り付けるようにすればよいの
で、構成も簡単かつ安価にできる。
【0022】このアウタレース5の傾斜は、ブラケット
を取り付ける従来の車体下部の取付部材を傾斜変形する
ことによって、或いはブラケットの車体下部への取付部
を傾斜せしめる簡単な形状変形によって容易に行える。
【0023】(第2実施の形態)図2及び図3は第2実
施の形態を示すもので、図2はセンターベアリングサポ
ートの要部断面図、図3はプロペラシャフトを支持した
状態を示す要部断面図である。なお、図2及び図3にお
いて、図1と同一作用をなす部材には同一符号を付して
その説明を省略する。
【0024】本実施の形態では、図2に示すように、セ
ンターベアリングサポート2を、ベアリング6にプロペ
ラシャフトが軸受けされていない状態で、ベアリング6
がインシュレータ8を介して外筒部材9に傾き角αだけ
傾けて保持されるように構成し、このセンターベアリン
グサポート2を、図3に示すようにベアリング6にプロ
ペラシャフト1を軸受けして、例えば外筒部材9をその
中心軸がプロペラシャフト1の回転中心軸線と平行とな
るように傾きを修正して車体の下部に取り付ける。
【0025】このように構成すれば、外筒部材9の中心
軸とプロペラシャフト1の回転中心軸線とが平行となる
ことにより、ベアリング6のアウターレース5に、イン
シュレータ8によって図3に矢印Pで示すように互いに
反対方向にプリロードをかけて、アウターレース5をイ
ンナーレース3に対して傾かせることができる。
【0026】従って、本実施の形態によれば、外筒部材
9に対するインシュレータ8を介してのベアリング6の
保持状態を変更する簡単かつ安価な構成で、第1実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0027】(第3実施の形態)図4及び図5は第3実
施の形態を示すもので、図4はセンターベアリングサポ
ートの要部断面図、図5はプロペラシャフトを支持した
状態を示す要部断面図である。なお、図4及び図5にお
いても、図1と同一作用をなす部材には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0028】本実施の形態では、インシュレータ8を、
直径で2分する一方の領域8aの厚さを他方の領域8b
よりも厚くして領域8aと領域8bとで弾性定数に差を
持たせ、これによりベアリング6にプロペラシャフト1
が軸受けされていない状態で、ベアリング6をインシュ
レータ8を介して固定部材9に傾き角αだけ傾けて保持
するようにセンターベアリングサポート2を構成する。
このセンターベアリングサポート2を、図5に示すよう
に、ベアリング6にプロペラシャフト1を軸受けして、
例えば外筒部材9をその中心軸がプロペラシャフト1の
回転中心軸線と平行となるように車体の下部に取り付け
る。
【0029】このように構成すれば、外筒部材9の中心
軸とプロペラシャフト1の回転中心軸線とが平行となる
ことにより、インシュレータ8の厚さの厚い領域8aの
弾性作用によりベアリング6のアウターレース5に図5
に矢印Pで示すように互いに反対方向にプリロードをか
けて、アウターレース5をインナーレース3に対して傾
かせることができる。
【0030】従って、本実施の形態によれば、インシュ
レータ8の厚さを、直径で2分する領域8a、8b間で
異ならせる簡単かつ安価な構成で、上記実施の形態と同
様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態で
は、インシュレータ8の厚さを、直径で2分する領域8
a、8b間で異ならせたが、一部の領域の厚さを他の部
分の厚さよりも厚く、或いは薄くしても、同様にアウタ
ーレース5をインナーレース3に対して傾かせた状態
で、プロペラシャフト1をセンターベアリングサポート
2を介して回転自在に車体下部に支承することができ
る。
【0031】(第4実施の形態)図6及び図7は第4実
施の形態を示すもので、図4はセンターベアリングサポ
ートの要部断面図、図5はプロペラシャフトを支持した
状態を示す要部断面図である。なお、図6及び図7にお
いても、図1と同一作用をなす部材には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0032】本実施の形態では、図6に示すように、イ
ンシュレータをベロー構造を有するダブルインシュレー
タをもって構成すると共に、一方のインシュレータ8−
1は、直径で2分する領域8−1aと領域8−1bとで
弾性定数に差を持たせるように、領域8−1aの厚さを
領域8−1bの厚さよりも厚くし、他方のインシュレー
タ8−2は、一方のインシュレータ8−1と点対称とな
るように、直径で2分する領域8−2aの厚さを領域8
−2bの厚さよりも薄くして、領域8−2aと領域8−
2bとで弾性定数に差を持たせ、これによりベアリング
6にプロペラシャフト1が軸受けされていない状態で、
ベアリング6をインシュレータ8を介して固定部材9に
傾き角αだけ傾けて保持するようにセンターベアリング
サポート2を構成する。
【0033】このセンターベアリングサポート2は、図
7に示すように、ベアリング6にプロペラシャフト1を
軸受けして、上記実施の形態と同様に、例えば外筒部材
9をその中心軸がプロペラシャフト1の回転中心軸線と
平行となるように車体の下部に取り付ける。
【0034】このように構成すれば、外筒部材9の中心
軸とプロペラシャフト1の回転中心軸線とが平行となる
ことにより、インシュレータ8−1、8−2の厚さの厚
い点対称領域8−1a、8−2bの弾性作用によりベア
リング6のアウターレース5に、図7に矢印Pで示すよ
うに互いに反対方向にプリロードをかけて、アウターレ
ース5をインナーレース3に対して傾かせることができ
る。
【0035】従って、本実施の形態によれば、インシュ
レータ8をベロー構造を有するダブルインシュレータを
もって構成すると共に、その各々のインシュレータ8−
1、8−2を直径で2分する領域間で厚さを異ならせ
て、その厚さ分布がインシュレータ8−1、8−2間で
点対称となるように配置するという簡単かつ安価な構成
で、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、インシュレータ8−1、8−
2の厚さを、直径で2分する領域間で異ならせたが、点
対称となる一部の領域の厚さを他の部分の厚さよりも厚
く、或いは薄くしても同様の効果を得ることができる。
【0036】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。例えば、上記各実施の形態では、ベアリング6の
アウターレース5に一体的に固定してインシュレータ8
の内周端側を支持する内筒部材7を設けたが、ベアリン
グ6を内筒部材7に嵌合固定するようにした構造であっ
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ロペラシャフトの中間部を、環状の固定部材の中心部に
弾性部材よりなるインシュレータを介して保持したベア
リングを有するセンターベアリングサポートを介して車
体の下部に回転自在に支承するようにした車両用プロペ
ラシャフトの支持装置において、ベアリングのアウター
レースにインシュレータを介してプリロードをかけて、
アウターレースをインナーレースに対して傾けたので、
プロペラシャフトの回転中において、ベアリングの転動
体をほぼ常時アウターレースとインナーレースとの双方
に接しながら転動させることができ、これにより簡単か
つ安価な構成でベアリングの軸受け隙間による転動体通
過振動を抑制でき、転動体通過振動に基づく不快音の発
生を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用プロペラシャフトの支持装
置の第1実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明による車両用プロペラシャフトの支持装
置の第2実施の形態におけるセンターベアリングサポー
トの要部断面図である。
【図3】同じく、プロペラシャフトを支持した状態を示
す要部断面図である。
【図4】本発明による車両用プロペラシャフトの支持装
置の第3実施の形態におけるセンターベアリングサポー
トの要部断面図である。
【図5】同じく、プロペラシャフトを支持した状態を示
す要部断面図である。
【図6】本発明による車両用プロペラシャフトの支持装
置の第4実施の形態におけるセンターベアリングサポー
トの要部断面図である。
【図7】同じく、プロペラシャフトを支持した状態を示
す要部断面図である。
【図8】従来の車両用プロペラシャフトの支持装置を示
す斜視図である。
【図9】図8に示すセンターベアリングサポート部分の
断面図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト 2 センターベアリングサポート 3 インナーレース 4 転動体 5 アウターレース 6 ベアリング 7 内筒部材 8、8−1、8−2 インシュレータ 9 外筒部材 10 ブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定部材の中心部に弾性部材より
    なるインシュレータを介して保持したベアリングを有す
    るセンターベアリングサポートの上記ベアリングに車体
    の前後方向に沿って配設されるプロペラシャフトの中間
    部を軸受けして、上記固定部材を車体の下部に取り付け
    ることによりプロペラシャフトを上記センターベアリン
    グサポートを介して車体の下部に回転自在に支承する車
    両用プロペラシャフトの支持装置において、 上記インシュレータを介して上記ベアリングのアウター
    レースにプリロードをかけて、上記アウターレースをイ
    ンナーレースに対して傾けたことを特徴とする車両用プ
    ロペラシャフトの支持装置。
  2. 【請求項2】 上記固定部材を上記プロペラシャフトの
    回転中心軸線に対して傾けて車体の下部に取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用プロペラシャフ
    トの支持装置。
  3. 【請求項3】 上記ベアリングに上記プロペラシャフト
    が軸受けされていない状態では、上記ベアリングが上記
    インシュレータを介して上記固定部材に傾けて保持され
    るように上記センターベアリングサポートを構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用プロペラシャフ
    トの支持装置。
  4. 【請求項4】 上記インシュレータの任意の軸対称領域
    間で弾性定数を異ならせたことを特徴とする請求項3に
    記載の車両用プロペラシャフトの支持装置。
  5. 【請求項5】 上記インシュレータをベロー構造を有す
    るダブルインシュレータをもって構成すると共に、一方
    のインシュレータと他方のインシュレータとの任意の点
    対称領域の厚さをほぼ同じ厚さで、他の領域の厚さより
    も厚くしたことを特徴とする請求項3に記載の車両用プ
    ロペラシャフトの支持装置。
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