JP2002219851A - インクジェット記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録媒体及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002219851A
JP2002219851A JP2001016181A JP2001016181A JP2002219851A JP 2002219851 A JP2002219851 A JP 2002219851A JP 2001016181 A JP2001016181 A JP 2001016181A JP 2001016181 A JP2001016181 A JP 2001016181A JP 2002219851 A JP2002219851 A JP 2002219851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
shape memory
ink jet
jet recording
memory resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001016181A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Yamagata
真也 山縣
Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001016181A priority Critical patent/JP2002219851A/ja
Publication of JP2002219851A publication Critical patent/JP2002219851A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コックリングの発生するおそれがなく、且
つ、得られる画像が鮮明で高画質のフルカラー画像にも
対応できるインクジェット記録媒体及びその製造方法を
提供すること。 【解決手段】 本発明の記録媒体は、形状記憶樹脂0.
1〜10重量%及び繊維状物を含有する基材からなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コックリングの発
生するおそれがないインクジェット記録媒体及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】インク
ジェット記録媒体としては、木材パルプ等のセルロース
繊維を主成分とする紙が一般的に用いられている。この
ような紙は、主としてセルロース繊維間の水素結合によ
り形成されているため、水性インクを用いてインクジェ
ット記録方法により文字及び/又は画像を記録される
と、記録部分におけるセルロース繊維間の水素結合が破
壊されて、該記録部分が伸長するという現象が起こる。
このように記録部分だけが伸長する結果、インクジェッ
ト記録媒体全体として***あるいは波打ちする、いわゆ
るコックリングが発生する。コックリングは、記録物の
外観を損なうばかりでなく、プリンター内で紙皺の凸部
とプリンターヘッドとが接触して、記録時におけるイン
クジェット記録媒体の走行性の低下や、記録画像のヘッ
ド擦れ汚れの原因ともなる。
【0003】一方、近年、折れ目や皺ができにくく、ま
た、折り曲げられたり皺くちゃにされても、折れ目や皺
等を残すことなく元の形状に回復することができる性質
(形状記憶性)を有する形状記憶用紙が開発されてい
る。例えば、特開平11−115137号公報及び特開
平11−116703号公報には、形状記憶性を有する
樹脂(形状記憶樹脂)を紙に塗工したシートが開示され
ている。また、特開平8−34067号公報には、形状
記憶樹脂及び植物セルロース等を含有する組成物をシー
ト状に形成してなる形状記憶用紙が開示されている。し
かし、これらのシート及び形状記憶用紙は、何れもイン
クジェット記録媒体として特に考慮されたものではな
く、インク吸収性が悪く、インクジェット記録を行うと
画像が滲み、画像鮮明性に劣るという欠点があった。
【0004】また、近年のインクジェット記録技術の革
新的な進歩により、銀塩写真に匹敵するフルカラー画像
の出力が可能となり、高画質指向が高まっている。この
ような高画質のフルカラー画像の出力においては、色材
濃度を従来比数分の1にまで低下させたインク(淡イン
ク)をインクジェット記録媒体に多量に付着させる記録
方法が行われているが、前述のシートや形状記憶用紙で
は、多量のインクは到底吸収しきれない。
【0005】従って、本発明の目的は、コックリングの
発生するおそれがなく、且つ、得られる画像が鮮明で高
画質のフルカラー画像にも対応できるインクジェット記
録媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく種々検討した結果、繊維状物を含有する紙
等の基材中に形状記憶樹脂を含有させることが、前述し
たコックリング防止に有効であることを知見すると共
に、その含有量を特定範囲とすることにより、インク吸
収性の低下による画像鮮明性の低下を生じさせることが
なく、高画質のフルカラー画像にも対応できるインクジ
ェット記録媒体とすることができることを知見した。
【0007】本発明は、前記知見に基づきなされたもの
で、形状記憶樹脂0.1〜10重量%及び繊維状物を含
有する基材からなるインクジェット記録媒体を提供する
ことにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録媒体及びその製造方法について詳述する。先ず、本発
明のインクジェット記録媒体について詳述する。本発明
のインクジェット記録媒体は、前述の通り、形状記憶樹
脂及び繊維状物を含有する基材からなる。
【0009】前記基材に含有される前記形状記憶樹脂
は、熱可塑性エラストマーの一種であって、ガラス転移
温度(Tg)以上の温度ではゴム弾性を示し、Tg以下
の温度ではガラス状態を示す樹脂である。前記形状記憶
樹脂は、Tg以上の温度で所望の形状に成形された後、
Tg以下の温度に冷却されることにより、成形された形
状を記憶(固定)することができるので、Tg以下の温
度下において外圧により変形しても、Tg以上の温度で
再び加熱することにより、変形前の形状(成形された形
状)に戻ることができる。
【0010】前記形状記憶樹脂は、前記基材に対して、
0.1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%含有され
る。含有量が0.1重量%未満では、コックリングを十
分に防止出来ず、10重量%超では、インク吸収性の低
下による画像鮮明性の低下を生じるおそれがある。尚、
本発明に係る基材は、前記形状記憶樹脂を所定量含有し
ていればよく、その含有形態は特に制限されず、例え
ば、繊維状物を含有するシート状物上に、所定量の前記
形状記憶樹脂を塗工して得られるもの(形状記憶樹脂層
を有するシート状物)でもよいが、後述するように、繊
維状物を含有するシート状物に前記形状記憶樹脂を含浸
させて得られるもの(シート状物中に形状記憶樹脂が入
り込んでいるもの)が好ましい。
【0011】前記形状記憶樹脂としては、従来から「形
状記憶樹脂」の名称で知られているものは特に制限なく
用いることができ、具体的には、例えば、グリオキザー
ル系、尿素−ホルマリン系、エチレン尿素系、トリアジ
ン系、ウロン系等のN−メチロール系樹脂、ジエポキシ
系樹脂、ビス・スルホン系樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体樹脂、ジメチルホルムアシド、ポリノルボルネ
ン、トランス−1,4−ポリイソプレン、ポリウレタン
系樹脂、ポリオレフィン、含フッ素樹脂、ポリカプロラ
クトン、ポリアミド、熱可塑性エラストマー等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特にポリ
ノルボルネン、ポリウレタン、トランス−1,4−ポリ
イソプレン及びスチレン−ブタジエン共重合体樹脂から
なる群から選ばれる1種又は2種以上を用いることが、
成形性や他の樹脂との配合性等の点で好ましい。
【0012】前記形状記憶樹脂は、前記加熱処理の容易
性と形状記憶の安定性とのバランスの観点から、そのT
gが−70〜130℃であることが好ましく、−60〜
100℃であることが更に好ましい。Tgは、JIS
K 6900に従い、測定される。
【0013】前記基材には、インク吸収性、基材強度、
カール及びコックリング防止等の観点から、更に繊維状
物が含有される。繊維状物としては、植物性繊維及び合
成繊維が挙げられる。どちらを用いるかは、記録物の用
途等に応じて適宜選択でき、両者を混合して用いること
もできる。一般に、インク吸収性等の向上を図る場合に
は、主として植物性繊維を用いることが好ましく、基材
強度等の向上を図る場合には、主として合成繊維を用い
ることが好ましい。
【0014】前記植物性繊維としては、例えば、針葉樹
パルプ、広葉樹パルプ等の木材パルプ、リンターパル
プ、藁パルプ、ケナフパルプ、竹パルプ等の非木材パル
プ等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられ
る。
【0015】また、前記合成繊維としては、例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、レーヨン、ビニ
ロン、ナイロン、アクリル等が挙げられ、これらの1種
又は2種以上が用いられる。特にポリプロピレンを用い
ることが好ましい。
【0016】前記繊維状物は、前記基材中、好ましくは
70〜95重量%、更に好ましくは80〜93重量%含
有される。含有量が70重量%未満では、インク吸収性
や基材強度等の向上に効果がなく、95重量%超では、
コックリングを防止出来ないおそれがある。
【0017】前記基材には、必要に応じて、更にポリビ
ニルアルコール等のバインダー樹脂、無機粉体等の填
料、紙力増強剤、サイズ剤、歩留まり向上剤、防黴剤、
防腐剤等の助剤を含有させることができ、これらの1種
又は2種以上が用いられる。
【0018】前記基材の坪量は、インク吸収性、色材の
発色性等の観点から、60〜300g/m2であること
が好ましい。
【0019】前記基材上には、顔料及びバインダー樹脂
を主成分として含有するインク受容層を設けることが、
インク吸収性及び吸収容量並びに耐水性の点で好まし
い。
【0020】前記インク受容層に含有される前記顔料と
しては、一般に使用されている水に不溶又は難溶の顔料
を用いることができ、例えば、軽質炭酸カルシウム、重
質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜
鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アルミニウム、
珪藻土、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、湿式
法や乾式法により合成された非結晶シリカ、コロイダル
シリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化ア
ルミニウム、アルミナ、リトボン、ゼオライト、加水ハ
ロサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム等の
白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、ア
クリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、尿素
樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられ、これら
の1種又は2種以上が用いられる。前述した顔料の中で
も、インクの乾燥性及び吸収性等の観点から、多孔性無
機顔料が好ましく、該多孔性無機顔料としては、多孔性
合成非晶質シリカ、多孔質炭酸マグネシウム、多孔質ア
ルミナ等が挙げられる。該多孔性無機顔料のうち、特に
多孔性非晶質シリカ、粒径の小さい微粒子シリカ、多孔
質アルミナを用いることが、印刷品質(印字濃度、色再
現範囲、光沢)及び保存性(耐水性)の両方を満足する
点で好ましい。
【0021】前記顔料は、前記インク受容層中、好まし
くは40〜90重量%、更に好ましくは50〜80重量
%含有される。含有量が40重量%未満では、インク吸
収性が低下するおそれがあり、90重量%超では、イン
ク受容層の塗膜強度が低下するおそれがある。
【0022】前記インク受容層に含有される前記バイン
ダー樹脂としては、結着能力を有し、該インク受容層の
強度を高め得るものであればよく、例えば、完全ケン化
ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、カルボン酸変性ポリビニルアルコール、シリル変性
ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール系水溶
性樹脂、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋
白、シリル変性ポリビニルアルコール:無水マレイン酸
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリ
レート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体
ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリル酸エス
テルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテッ
クス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス:あるいはこれらの各種重合体のカルボキシ
ル機等の官能機含有単量体による官能機変性重合体ラテ
ックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂な
どの水性接着剤;ポリメチルメタクリレート、ポリウレ
タン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、アルキッド樹
脂等の合成樹脂系接着剤が挙げられ、これらの1種又は
2種以上が用いられる。特にポリビニルアルコールを用
いることが好ましい。
【0023】前記バインダー樹脂の含有量は、前記顔料
の総量の5〜60重量%であることが好ましく、10〜
50重量%であることが更に好ましい。含有量が5重量
%未満では、前記インク受容層の強度が低下するおそれ
があり、60重量%超では、インク吸収性又は色材の吸
着性が低下するおそれがある。また、前記インク受容層
における前記顔料と前記バインダー樹脂との配合割合
は、バインダー樹脂:顔料=1:1〜1:15が好まし
く、特に1:2〜1:10が好適である。
【0024】前記インク受容層には、必要に応じて、更
に添加剤を含有させることができる。添加剤として、高
い印字濃度及び耐水性の観点から、染料定着剤を用いる
ことが好ましい。染料定着剤としては、例えば、カチオ
ン性有機物、多価金属イオン及びカチオン性界面活性剤
等が挙げられる。カチオン性有機物としては、例えば、
1級〜3級アミン化合物、1級〜3級アミン塩、4級ア
ンモニウム塩等の低分子化合物や、1級〜3級アミノ
基、1級〜3級アミン塩基若しくは4級アンモニウム塩
基を有するオリゴマー又はこれらの基を有するポリマー
等が挙げられ、具体的には、ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライドポリマー、エピハロヒドリン−2級アミ
ンコポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライ
ド−二酸化硫黄コポリマー、ジアリルジメチルアンモニ
ウムクロライド−アクリルアミドコポリマー、ジアリル
メチルアンモニウム塩ポリマー、ジアリルアミン塩酸塩
−二酸化硫黄コポリマー、ジメチルメチルアミン塩酸塩
コポリマー、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、
ポリエチレンイミン4級アンモニウム塩化合物、(メ
タ)アクリルアミドアルキルアンモニウム塩ポリマー、
4級アンモニウム塩基を含むアイオネン等が挙げられ
る。多価金属イオンとしては、Al3+ 、Ca2+ 、Mg
2+等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、塩
化ベンザルコニウム等が挙げられる。染料定着剤として
これらの1種又は2種以上を用いることができ、特に、
4級アンモニウム塩基を有するポリマーを用いることが
好ましい。
【0025】前記染料定着剤は、前記インク受容層中、
好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは1〜1
0重量%含有される。含有量が0.1重量%未満では、
記録物の発色性及び耐水性の向上に効果がなく、20重
量%超では、インク吸収性の低下や色材の析出による高
光沢化(ブロンジング)が発生するおそれがある。
【0026】前記インク受容層に含有できるその他の添
加剤として、耐光性向上剤、顔料分散剤、増粘剤、pH
調整剤、潤滑剤、流動性改良(変性)剤、界面活性剤、
消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、
着色顔料、蛍光増白剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、防腐剤、耐水化剤、硬膜剤等が挙げられ、これ
らの1種又は2種以上を用いることができる。
【0027】前記インク受容層の塗工量は、固形分換算
で1〜40g/m2であることが好ましく、5〜30g
/m2であることが更に好ましい。塗工量が1g/m2
満では、インク吸収性、色材の発色性等の点で効果がな
く、40g/m2超では、インク受容層の粉落ちが発生
するおそれがある。尚、前記インク受容層自体の厚みと
しては、10〜40μmが好ましく、20〜30μmが
更に好ましい。
【0028】また、前記インク受容層は、J.TAPP
I No.48−85の測定方法による空隙率が30〜
80%であることが好ましく、40〜70%であること
が更に好ましい。空隙率が30%未満では、インクの速
乾性、吸収速度、吸収容量等が低下するおそれがあり、
80%超では、多孔質顔料が脱落し、紙送りロールにお
けるスリップや、ヘッドの目詰まりの原因となるおそれ
がある。インク受容層の空隙率を前記範囲内とする方法
としては、カレンダー処理時の圧をコントロールする方
法、インク受容層中における前記顔料と前記バインダー
樹脂との含有比をコントロールする方法、インク受容層
中に含有される前記顔料の種類をコントロールする方法
等が挙げられる。
【0029】次に、本発明のインクジェット記録媒体の
製造方法について詳述する。本発明のインクジェット記
録媒体の製造方法は、シート状物に、前記形状記憶樹脂
を含浸させる含浸工程と、該含浸工程を経たシート状物
を、平坦にした状態で特定温度で加熱する加熱工程とを
備える。
【0030】先ず、含浸工程では、前記形状記憶樹脂を
含有する処理液を用いて、シート状物に、前記形状記憶
樹脂が含浸される。前記処理液は、溶媒に前記形状記憶
樹脂を溶解させたもので、前記処理液中における前記形
状記憶樹脂の含有量は、好ましくは0.1〜10重量
%、更に好ましくは2〜8重量%である。前記溶媒は、
前記形状記憶樹脂を溶解し得るものであればよく特に限
定されない。尚、前記処理液には、必要に応じて、バイ
ンダー樹脂等の前記助剤を含有させることもできる。ま
た、前記シート状物は、前記繊維状物を含有するもの
で、前記形状記憶樹脂以外の前記基材の構成成分(繊維
状物及び必要に応じバインダー樹脂等の助剤)から公知
の方法により抄造される。このようなシート状物として
は、例えば、紙を用いることができる。
【0031】前記含浸工程における含浸処理方法は、前
記基材に前記形状記憶樹脂を前記所定量含有させる方法
であればよく、例えば、前記シート状物を前記処理液中
に一定時間浸積する方法、前記シート状物にサイズプレ
ス等により前記処理液を塗布する方法、前記シート状物
にスプレー等により前記処理液を噴霧する方法等により
行うことができ、特に前記処理液中に浸積する方法が好
ましい。その場合、浸積時間は10〜150秒が好まし
い。
【0032】前記含浸工程を経た湿潤状態にある前記シ
ート状物は、加熱工程において、平坦にした状態で、前
記形状記憶樹脂のTg以上の温度で一定時間加熱処理さ
れる。加熱温度は、用いる形状記憶樹脂に応じて適宜選
択されるが、70〜150℃が好ましく、80〜130
℃が更に好ましい。これにより、平坦形状を記憶した本
発明のインクジェット記録媒体(基材)が製造される。
尚、「平坦形状」とは、折り目や皺がなく、面が平滑な
シート状物の形状(通常の印刷用紙として使用可能なシ
ート状物の形状)をいう。
【0033】基材上にインク受容層を設ける場合、前記
のようにして得られた基材上に、インク受容層の構成成
分(顔料、バインダー樹脂及び染料定着剤その他の添加
剤)を含有する塗工液を塗工する。塗工は、公知の方
法、例えば、ロールコーター法、ブレードコーター法、
エアナイフコーター法、ゲートロールコーター法、サイ
ズプレス法等により行うことができる。塗工後、熱風乾
燥機、遠赤外線乾燥機等の公知の乾燥手段を用いて、前
記形状記憶樹脂のTg以上の温度で、前記基材を加熱乾
燥することにより、インク受容層を有する本発明のイン
クジェット記録媒体が製造される。尚、インク受容層の
表面強度及び平滑性を向上させる観点から、インク吸収
能を低下させない程度に、更にカレンダー処理等を施す
こともできる。
【0034】本発明のインクジェット記録媒体は、イン
クジェット記録方法における記録紙として用いられる。
インクジェット記録方法は、インクの液滴を吐出し、該
液滴を記録媒体に付着させて印字を行う方法であればい
かなる方法でもよいが、特にオンデマンド型のインクジ
ェット記録方法が好ましい。オンデマンド型のインクジ
ェット記録方法としては、例えば、プリンターヘッドに
配設された圧電素子を用いて記録を行う圧電素子記録方
法、プリンターヘッドに配設された発熱抵抗素子のヒー
ター等による熱エネルギーを用いて記録を行う熱ジェッ
ト記録方法等が挙げられる。
【0035】本発明のインクジェット記録媒体によれ
ば、水性インクを使用したインクジェット記録に使用し
てもコックリングを起こし難く、そのため、プリンター
内で紙皺の凸部とプリンターヘッドとが接触して、走行
性が低下したり、記録画像のヘッド擦れ汚れを起こすお
それがない。また、本発明のインクジェット記録媒体
は、インク吸収性に優れ、高画質の記録物を提供するこ
とができる。また、本発明のインクジェット記録媒体及
び該記録物は、含有する形状記憶樹脂のTg以下の温度
下において折り曲げられたり皺くちゃにされたりして
も、Tg以上の温度でこれを加熱することにより、折れ
目や皺を残すことなく、元の平坦形状を回復することが
できる。
【0036】本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。例えば、本発明のインクジェッ
ト記録媒体における前記インク受容層は、前記基材の片
面に設けてもよく、両面に設けてもよい。また、前記イ
ンク受容層は、1層塗りでもよく、多層塗りでもよい。
【0037】また、前記インク受容層は、前述したよう
な顔料及びバインダー樹脂を主成分として含有する、い
わゆる「空隙型」(吸収型ともいう)のみならず、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹
脂を主成分として含有する、いわゆる「膨潤型」でもよ
い。
【0038】また、本発明のインクジェット記録媒体に
は、インクのしみ込みすぎを防ぎ、光学濃度、彩度を向
上させる観点から、その最表面に光沢度調整層を設ける
こともできる。光沢度調整層は、顔料及びバインダー樹
脂を含有するもので、必要に応じて添加剤を含有させる
こともできる。光沢度調整層における該バインダー樹脂
と該顔料との配合割合は、重量比でバインダー樹脂:顔
料=5:95〜30:70が好ましく、5:95〜2
0:80が更に好ましい。該顔料及び該添加剤として
は、前記インク受容層において用いられるものと同様の
ものが用いられる。特に該顔料としては、コロイダルシ
リカを用いることが、分散性に優れ、塗料の安定性を向
上させ、生産性も向上させる点で好ましい。また、該バ
インダー樹脂としては、前記インク受容層において用い
られる前記水溶性樹脂と同様のものが用いられる。
【0039】前記光沢度調整層は、前記インク受容層と
同様の方法の他、キャスト法やカレンダー法等により、
前記インク受容層上に設けることができる。前記光沢度
調整層の塗工量は、固形分換算で5〜15g/m2であ
ることが好ましく、5〜10g/m2であることが更に
好ましい。塗工量が15g/m2超では、光沢度調整層
中をインクが通過することが困難になり、滲みを生じて
画像の鮮明性が損なわれるおそれがある。
【0040】前記光沢度調整層を設ける場合、その光沢
度を調整することにより、高光沢紙、中光沢紙、微光沢
紙などを作り分けることができる。光沢度の調整は、光
沢度調整層中における前記バインダー樹脂と前記顔料と
の前記配合割合を前記範囲内でコントロールする方法、
前記顔料の種類によりコントロールする方法、カレンダ
ー処理時の圧によりコントロールする方法、キャスト法
による塗工時にコントロールする方法等により行うこと
ができる。
【0041】また、本発明のインクジェット記録媒体の
製造方法においては、前記含浸工程に代えて、抄造工程
を行ってもよい。この抄造工程は、形状記憶樹脂を繊維
化してなる形状記憶樹脂繊維、前記繊維状物及びその他
必要な助剤からなる混合物から、湿式抄紙法等の公知の
抄紙法によりシートを抄造する工程である。形状記憶樹
脂の繊維化(形状記憶樹脂繊維の製造)は、形状記憶樹
脂をその製造時に重合槽内で直接繊維化する方法、フラ
ッシュ紡糸により繊維化する方法等により行うことがで
きる。
【0042】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げ、本発明を
更に詳細に説明するが、これらは本発明を何等制限する
ものではない。
【0043】〔実施例1〕坪量70g/m2の上質紙
を、下記組成の処理液A中に60秒間浸積した後、該上
質紙を平坦にした状態で100℃(処理液中に含有され
る形状記憶樹脂のTg以上の温度)で30分間加熱処理
して基材を製造し、記録媒体1を得た。記録媒体1(基
材)中における形状記憶樹脂の含有量は5重量%であっ
た。 処理液Aの組成 ・形状記憶樹脂(ポリノルボルネン) 5重量部 (商品名「ノーソレックスNS」、ゼオン製、Tg40℃) ・溶媒(ジメチルホルムアミド) 95重量部
【0044】〔実施例2〕前記処理液Aに代えて、下記
組成の処理液Bを用いた以外は実施例1と同様にして、
記録媒体2を得た。記録媒体2(基材)中における形状
記憶樹脂の含有量は5重量%であった。 処理液Bの組成 ・形状記憶樹脂(ポリウレタン) 5重量部 (商品名「ダイアリーMS5500」、三菱重工業製、Tg55℃) ・溶媒(ジメチルホルムアミド) 95重量部
【0045】〔実施例3〕前記処理液Aに代えて、下記
組成の処理液Cを用いた以外は実施例1と同様にして、
記録媒体3を得た。記録媒体3(基材)中における形状
記憶樹脂の含有量は5重量%であった。 処理液Cの組成 ・形状記憶樹脂(トランス−1,4−ポリイソプレン) 5重量部 (商品名「TP−301」、クラレ製、Tg−60℃) ・溶媒(トルエン) 95重量部
【0046】〔実施例4〕前記処理液Aに代えて、下記
組成の処理液Dを用いた以外は実施例1と同様にして、
記録媒体4を得た。記録媒体4(基材)中における形状
記憶樹脂の含有量は5重量%であった。 処理液Dの組成 ・形状記憶樹脂(スチレン−ブタジエン共重合体樹脂) 5重量部 (商品名「アサフレックス815」、旭化成工業製、Tg−35℃) ・溶媒(トルエン) 95重量部
【0047】〔実施例5〜8〕記録媒体1〜4それぞれ
の片面に、エアーナイフコーターを用いて下記組成の塗
工液A(固形分重量比で表す)を乾燥後の塗工量が20
g/m2となるように1層塗りで塗工し、次いで熱風乾
燥機を用いて100℃で3分間加熱してインク受容層を
設け、記録媒体5〜8をそれぞれ得た。 塗工液Aの組成 ・顔料(シリカ) 60重量% (商品名「X−37B」、トクヤマ製) ・バインダー樹脂(完全ケン化PVA) 35重量% (商品名「PVA−117」、クラレ製) ・染料定着剤 5重量% (商品名「PAS−H」、日東紡績製)
【0048】〔実施例9〜12〕記録媒体5〜8それぞ
れのインク受容層上に、下記組成の塗工液B(固形分重
量比で表す)を乾燥後の塗工量が10g/m2となるよ
うに塗工し、次いで熱風乾燥機を用いて100℃で2分
間加熱して光沢度調整層を設け、記録媒体9〜12をそ
れぞれ得た。 塗工液Bの組成 ・バインダー樹脂 10重量% (商品名「PVA−110」、クラレ製) ・コロイダルシリカ 90重量% (商品名「S−20H」、触媒化成工業製)
【0049】〔比較例1〕実施例1で用いた坪量70g
/m2の上質紙を、記録媒体13とした。
【0050】〔比較例2〕前記処理液Aに代えて、形状
記憶樹脂(ポリノルボルネン)0.05重量部及び溶媒
(ジメチルホルムアミド)99.95重量部からなる処
理液を用いた以外は実施例1と同様にして、記録媒体1
4を得た。記録媒体14中における形状記憶樹脂の含有
量は0.05重量%であった。
【0051】〔比較例3〕前記処理液Aに代えて、形状
記憶樹脂(ポリノルボルネン)15重量部及び溶媒(ジ
メチルホルムアミド)85重量部からなる処理液を用い
た以外は実施例1と同様にして、記録媒体15を得た。
記録媒体15中における形状記憶樹脂の含有量は15重
量%であった。
【0052】〔比較例4〕記録媒体13(坪量70g/
2の上質紙)の片面に、実施例5〜8と同様にして前
記塗工液Aを塗工してインク受容層を設け、記録媒体1
6を得た。
【0053】〔比較例5〕記録媒体16のインク受容層
上に、実施例9〜12と同様にして前記塗工液Bを塗工
して光沢度調整層を設け、記録媒体17を得た。
【0054】実施例1〜12(記録媒体1〜12)及び
比較例1〜5(記録媒体13〜17)の各記録媒体につ
いて、下記の方法により、耐コックリング性、耐ヘッド
擦れ汚れ性及び画像鮮明性をそれぞれ評価した。それら
の結果を下記表1に示す。
【0055】〔耐コックリング性の評価方法〕市販のイ
ンクジェットプリンター(商品名「PM−800C」、
セイコーエプソン製)を用いて、記録媒体1〜17それ
ぞれにグレー色(シアン色+マゼンタ色+イエロー色)
の重色ベタ印字を行い、印字後の各記録媒体の紙皺の状
態を目視で観察し、下記評価基準により評価した。評価基準 A :コックリングが全く見られない。耐コックリング
性良好。 B :コックリングが多少見られるが十分許容できる。
実用上問題なし。 C :コックリングがひどく画質が悪い。実用に堪えな
い。
【0056】〔耐ヘッド擦れによる汚れ性の評価方法〕
前記〔耐コックリング性の評価方法〕と同様に、記録媒
体1〜17それぞれにグレー色の重色ベタ印字を行い、
記録媒体における紙皺の凸部と印字ヘッドとが接触する
ことによって起こる「ヘッド擦れによる汚れ」の有無を
目視により観察し、下記評価基準により評価した。評価基準 A :ヘッド擦れによる汚れが全くない。耐ヘッド擦れ
による汚れ性良好。 B :ヘッド擦れによる汚れが少しあるが十分許容でき
る。実用上問題なし。 C :ヘッド擦れによる汚れがひどい。実用に堪えな
い。
【0057】〔画像鮮明性の評価方法〕前記インクジェ
ットプリンターを用いて、記録媒体1〜17それぞれに
ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンのベタ印字を
行い、各色の境界部で色が滲んだり(ブリード)、不均
一に混ざり合っていないかを目視で観察し、下記評価基
準により評価した。評価基準 A :ブリード等が全く見られない。画像鮮明性良好。 B :色が滲んだり、不均一に混ざり合った部分が僅か
にあるが、実用上問題ない。 C :色が滲んだり、不均一に混ざり合った部分が目立
ち、実用上若干問題がある。 D :ブリード等がひどい。実用に堪えない。
【0058】
【表1】
【0059】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜12の記録媒体は、耐コックリング性、耐ヘッド
擦れ汚れ性及び画像鮮明性の何れにも優れるものである
ことが分かる。これに対し、比較例1〜5の記録媒体
は、少なくとも耐コックリング性、耐ヘッド擦れ汚れ性
及び画像鮮明性の何れかに劣るものであることが分か
る。
【0060】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録媒体は、水
性インクを使用したインクジェット記録に使用してもコ
ックリングを起こし難く、そのため、プリンター内で紙
皺の凸部とプリンターヘッドとが接触して、走行性が低
下したり、記録画像のヘッド擦れ汚れを起こすおそれが
ない。また、本発明のインクジェット記録媒体は、画像
鮮明性に優れ、高画質の記録物を提供することができ
る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状記憶樹脂0.1〜10重量%及び繊
    維状物を含有する基材からなるインクジェット記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記形状記憶樹脂が、ポリノルボルネ
    ン、ポリウレタン、トランス−1,4−ポリイソプレン
    及びスチレン−ブタジエン共重合体樹脂からなる群から
    選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載のインク
    ジェット記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記形状記憶樹脂のガラス転移温度が−
    70〜130℃である請求項1又は2記載のインクジェ
    ット記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記繊維状物の含有量が70〜95重量
    %である請求項1〜3の何れかに記載のインクジェット
    記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記繊維状物が、植物性繊維及び/又は
    合成繊維である請求項1〜4の何れかに記載のインクジ
    ェット記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記基材が、前記繊維状物を含有するシ
    ート状物に前記形状記憶樹脂を含浸させて得られるもの
    である請求項1〜5の何れかに記載のインクジェット記
    録媒体。
  7. 【請求項7】 前記基材上に、顔料及びバインダー樹脂
    を含有するインク受容層を設けてなる請求項1〜6の何
    れかに記載のインクジェット記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記インク受容層の塗工量が、固形分換
    算で1〜40g/m 2である請求項7記載のインクジェ
    ット記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載のインクジ
    ェット記録媒体の製造方法であって、前記繊維状物を含
    有するシート状物に前記形状記憶樹脂を含浸させる含浸
    工程と、該含浸工程を経たシート状物を、平坦にした状
    態で前記形状記憶樹脂のガラス転移温度以上の温度で加
    熱する加熱工程とを備えるインクジェット記録媒体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記含浸工程が、前記シート状物を、
    前記形状記憶樹脂を含有する処理液中に浸積する工程で
    ある請求項9記載のインクジェット記録媒体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記加熱工程における加熱温度が70
    〜150℃である請求項9又は10記載のインクジェッ
    ト記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8の何れかに記載のインク
    ジェット記録媒体に文字及び/又は画像を記録された記
    録物。
JP2001016181A 2001-01-24 2001-01-24 インクジェット記録媒体及びその製造方法 Withdrawn JP2002219851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016181A JP2002219851A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 インクジェット記録媒体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016181A JP2002219851A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 インクジェット記録媒体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002219851A true JP2002219851A (ja) 2002-08-06

Family

ID=18882603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001016181A Withdrawn JP2002219851A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 インクジェット記録媒体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002219851A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296649A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Tokushu Paper Mfg Co Ltd インクジェット記録用紙
WO2013047491A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 Dic株式会社 インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013082190A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013086461A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013091251A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013107276A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296649A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Tokushu Paper Mfg Co Ltd インクジェット記録用紙
WO2013047491A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 Dic株式会社 インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013082190A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
US9005726B2 (en) 2011-09-30 2015-04-14 Dic Corporation Recording medium for ink jet ink, ink jet printed material, and method for producing the same
JP2013086461A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013091251A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Dic Corp インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法
JP2013107276A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Dic Corp 水性インクジェットインク用記録媒体、水性インクジェット印刷物及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05221115A (ja) インクジェット記録シート
JP2002052810A (ja) インクジェット記録用シート
WO2016136122A1 (ja) 昇華型インクジェット捺染転写紙及びその製造方法
JP2008168493A (ja) インクジェット記録媒体の製造方法
JP5324186B2 (ja) インクジェット記録用紙
JP2002219851A (ja) インクジェット記録媒体及びその製造方法
JP2001347750A (ja) インクジェット記録用紙
JP4560555B2 (ja) インクジェット記録シート及びその製造方法
JP3956496B2 (ja) インクジェット記録用紙
JP3767160B2 (ja) インクジェット記録用紙
JP2002201597A (ja) インクジェット記録媒体及びその製造方法
JP2004249564A (ja) インクジェット記録用キャストコート紙
JPH11198520A (ja) インクジェット用被記録材および画像形成方法
JP4389802B2 (ja) インクジェット記録用紙
JP2007237524A (ja) インクジェット記録紙用基材
JP3756011B2 (ja) インクジェット記録シート
JP2000263926A (ja) インクジェット記録用紙
JP3594838B2 (ja) インクジェット記録用媒体及び記録方法
JP4301339B2 (ja) インクジェット記録媒体
JP3976144B2 (ja) インクジェット記録媒体
JP3895528B2 (ja) インクジェット記録シート
JP2003145916A (ja) インクジェット記録用紙
JP2004074576A (ja) インクジェット記録シートの製造方法
JP2008073891A (ja) インクジェット記録用シートの製造方法
JPH11321067A (ja) インクジェット記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401