JP2002219573A - 水中溶断・溶接時のフューム回収装置 - Google Patents
水中溶断・溶接時のフューム回収装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
且つ効果的に捕集・回収することができる新規な水中溶
断・溶接時のフューム回収装置の提供。 【解決手段】 放射能化された被溶断・溶接部材Kを水
中で溶断・溶接する際にパージガスGに伴って浮上する
フュームを回収するための装置において、上記溶断・溶
接部で発生するパージガスGを捕集する下向きラッパ状
の集ガス部2と、その集ガス部2で集められたガスGを
溜めるガス滞留部3とを備える。これによって、バージ
ガスGと共に水中を浮上してくるフュームを液面に達す
る前に容易かつ効果的に捕集できるため、周囲の汚染、
被曝を未然に回避できる。
Description
燃料再処理工場等において放射化された金属部材を水中
で溶断或いは溶接する際に発生するフュームを効果的に
捕集・回収するための装置に関するものである。
に、原子炉圧力容器の炉内構造物や配管或いは使用済み
燃料の被覆管等といった放射能化された金属部材の解体
・補修作業は、放射線の吸収・減衰効果の高い水中にお
いてYAGレーザーやプラズマ等の水中溶接機等を用い
て実施することが検討されている。
断・溶接した場合、放射能化されたフューム、すなわち
溶融した金属の一部がガス化・急冷されることによって
金属の微粉末が大量に発生し、その一部が溶断・溶接時
に用いられるパージガスに伴って液面上に浮上し、その
まま飛散して周囲を汚染することが考えられる。
るには、作業が行われる水槽の気層部を完全密閉化する
と共に、飛散したフュームを捕集・回収すべくその密閉
空間に大型のガス浄化装置等を新たに付設する必要があ
るため、大がかりな設備及び多大なコストが必要となる
といった問題点がある。
解決するために案出されたものであり、その目的は、水
中溶断・溶接時に発生するフュームを簡易且つ効果的に
捕集・回収することができる新規な水中溶断・溶接時の
フューム回収装置を提供するものである。
に本発明は、請求項1に示すように、放射能化された被
溶断・溶接部材を水中で溶断・溶接する際にパージガス
に伴って浮上するフュームを回収するための装置におい
て、上記溶断・溶接部から水中を浮上してくるパージガ
スを捕集する下向きラッパ状の集ガス部を備えると共に
その集ガス部の頂部に集められたガスを溜めるガス滞留
部を備え、このガス滞留部にそのガス中のフュームを分
離回収するミストエリミネータを備えたものである。
フュームがパージガスに伴って浮上しても、これが液面
に達する前にパージガスと共に集ガス部で集められた
後、ガス滞留部のミストエリミネータで分離・回収され
ることとなるため、そのままパージガスと共に液面上の
気層部に飛散することがなくなり、周囲の汚染や被曝を
未然に防止できる。
体的には、請求項2に示すように、ガラス繊維マットを
積層したものを用いれば、パージガス中から効果的にフ
ュームを分離・回収することが可能となる。
留部に排気ラインを接続すると共に、さらにその排ガス
ラインに高集塵率フィルターを備えれば、ミストエリミ
ネータで分離・回収しきれなかったさらに細かなフュー
ムをより確実に捕集することができる。
態を添付図面を参照しながら説明する。
ューム回収装置1の実施の一形態を示したものである。
フューム回収装置1は、水中溶断・溶接部の直上に下向
きラッパ状をした集ガス部2を備えると共にその集ガス
部2の頂部にガス滞留部3を備えた構造となっている。
板等の水中においてその形状を維持できるような適度な
剛性を有する材料から構成されており、その直下の水中
溶断・溶接部から水中を浮上してくるガスGを集め、そ
の頂部に形成された排気口4からその上部のガス滞留部
3に案内するようになっている。
れたガスを溜めると共に、その内部に備えられたミスト
エリミネータ5によって滞留されたガス中のフュームを
分離・回収した後、その頂部に接続された排気管6から
液面上の気層部に排気するようになっている。すなわ
ち、このミストエリミネータ5は、例えばガラス繊維の
マットをガス滞留部3を水平に横断するように上下に積
層させてなるものであり、集ガス部2で集められたガス
Gを排気管6側に流す際に、そのガスGを濾過してガス
と共に浮上してくる微粉末状のフュームを分離・回収す
るようになっている。
管6には、さらに高集塵率フィルター(HEPAフィル
ター等)7が備えられており、ミストエリミネータ5で
捕集しきれなかったさらに細かい微粉末状のフュームを
排ガス中から効率的に分離・回収するようになってい
る。
被溶断・溶接部材K、例えば使用済み燃料棒の被覆管等
をYAGレーザー等の水中溶接機Yによって水中溶断す
るに際して、このようなフューム回収装置1をその溶断
部の直上に位置させてから溶断作業を開始すれば、その
溶断によって生じたフュームの一部が溶断の際に用いら
れるパージガスGに伴って水中を浮上しても、これが液
面に達する前にその集ガス部2で集められ、ガス滞留部
3内のミストエリミネータ5で濾過されることによって
効果的に分離・回収されることとなる。また、このミス
トエリミネータ5で捕集しきれない細かなフュームは、
さらに排気管6から排気される際に高集塵率フィルター
7で捕集されるため、集められたパージガスGはクリー
ンガス(元のパージガス)となって排気管6から気層部
側に排気されることとなる。
を用いることによって水中溶接・溶断部で発生したフュ
ームがパージガスGと共に気層部に飛散するのを容易且
つ効果的に防ぐことができるため、フュームの拡散によ
る周囲の汚染や被曝を未然に回避することができる。こ
の結果、水槽の上部空間を密閉する必要がなくなるた
め、開放された水槽中でそのまま水中溶接・溶断を実施
することが可能となり、密閉空間やガス浄化設備等とい
った大掛かりな設備・装置が不要となり、作業に要する
コストも大幅に削減することが可能となる。
合は、一般に溶断時に使用するパージガスの量が少ない
(約数m3/h)。そのため、このガス滞留部3のみで
その全量を滞留することができる場合には、このガス滞
留部3に接続される排気管6を省略あるいは完全に閉じ
た状態で使用することも可能である。
移動が容易にできるように固定した状態よりも液面付近
に浮かせた状態で用いることが望ましいが、この場合、
装置全体がひっくり返らないように集ガス部2の周縁部
に錘8を設けて安定化させることが好ましい。
合には、ガス滞留部3内の空気及びガスが浮体の役割を
果たすため、必要な浮力を発揮することが可能である
が、その滞留ガス量の変化により浮力が変動するため、
図2(1)に示すように浮き輪状の浮体10を付け加え
たり、さらに、同図(2)に示すように、ワイヤW等を
接続して支持するようにしても良い。
スと共に水中を浮上してくるフュームを液面に達する前
に容易かつ効果的に捕集・分離することができるため、
大掛かりや設備や装置を要することなく、ヒュームによ
る汚染や被曝を確実に防止することができる等といった
優れた効果を発揮する。
を示す縦断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 放射能化された被溶断・溶接部材を水中
で溶断・溶接する際にパージガスに伴って浮上するフュ
ームを回収するための装置において、上記溶断・溶接部
から水中を浮上してくるパージガスを捕集する下向きラ
ッパ状の集ガス部を備えると共にその集ガス部の頂部に
集められたガスを溜めるガス滞留部を備え、このガス滞
留部にそのガス中のフュームを分離回収するミストエリ
ミネータを備えたことを特徴とする水中溶断・溶接時の
フューム回収装置。 - 【請求項2】 上記ミストエリミネータがガラス繊維マ
ットを積層したものであることを特徴とする請求項1に
記載の水中溶断・溶接時のフューム回収装置。 - 【請求項3】 上記ガス滞留部に排気ラインを接続する
と共に、その排ガスラインに高集塵率フィルターを備え
たことを特徴とする請求項1又は2に記載の水中溶断・
溶接時のフューム回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001013425A JP2002219573A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 水中溶断・溶接時のフューム回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001013425A JP2002219573A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 水中溶断・溶接時のフューム回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002219573A true JP2002219573A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=18880280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001013425A Pending JP2002219573A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 水中溶断・溶接時のフューム回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002219573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016045116A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 放射性物質の除去方法及び放射性物質除去装置 |
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-
2001
- 2001-01-22 JP JP2001013425A patent/JP2002219573A/ja active Pending
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