JP2002218659A - 発電設備の系統連系保護装置 - Google Patents

発電設備の系統連系保護装置

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JP2002218659A JP2001007987A JP2001007987A JP2002218659A JP 2002218659 A JP2002218659 A JP 2002218659A JP 2001007987 A JP2001007987 A JP 2001007987A JP 2001007987 A JP2001007987 A JP 2001007987A JP 2002218659 A JP2002218659 A JP 2002218659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連
系中の自家用発電設備の単独運転を自家用発電設備側で
確実にかつ容易に検出して保護すること。 【解決手段】遮断器を介して系統電源と連系される自家
用発電設備10の出力周波数およびその変化率を検出し、
周波数変化率が正の場合は自家用発電設備10の進み無効
電力を増加させ、負の場合は遅れ無効電力を増加させる
電圧変動基準を出力し、また自家用発電設備10の電圧制
御にかかる応答特性(伝達関数)を補償するように電圧
変動基準を補償して得られる電圧変動基準を自家用発電
設備10の自動電圧調整装置13の電圧基準に加算すること
で生じる自家用発電設備13の電圧変動に伴なって助長さ
れる周波数変動を検出し、遮断器を開放して系統母線か
ら自家用発電設備10を解列させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断器を介して系
統電源と連系される、ゴミ発電システム、コージェネレ
ーション等の自家用発電設備の系統連系保護装置に係
り、特に高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連
系中の自家用発電設備の単独運転を自家用発電設備側で
確実にかつ容易に検出して保護できるようにした発電設
備の系統連系保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般需要家がゴミ発電システ
ム、コージェネレーション等の自家用発電設備と系統電
源とを連系するために、例えば図12のブロック図に示
すような系統連系保護装置が用いられている。
【0003】すなわち、図12において、上位変電所4
では、系統電源1の電圧を変圧器2を介して降圧し、遮
断器3を通して一般需要家7に電力を供給している。一
般需要家7では、遮断器5を介して負荷6に電力を供給
している。
【0004】一方、自家用発電設備10では、交流発電
機12の出力を、遮断器11を介して系統電源1と連系
している。
【0005】交流発電機12の出力電圧の制御は、自動
電圧調整装置(AVR)13により交流発電機12の界
磁巻線14の電圧を制御することによって行ない、交流
発電機12の出力周波数の制御は、交流発電機12を駆
動するエンジン16の調速機15によりエンジンパワー
を制御することによって行なわれている。
【0006】また、故障検出手段として、発電機12の
出力電流を変流器21で検出し、発電機12の出力電圧
との関係から発電機異常検出回路22で異常電流を検出
し、この検出信号を故障トリップ回路23に与えて遮断
器11を開放するようにしている。
【0007】この他に、保護手段として、遮断器11の
出力側(変電所側)に変流器24を設け、過電流継電器
(OC)25により故障トリップ回路23を動作させる
ようにしている。
【0008】また、系統電源1の異常時、特に系統電源
1が遮断された場合、例えば遮断器3が開放になった
時、交流発電機12の出力電力と負荷6の負荷電力との
アンバランスから、周波数や電圧が異常となることを、
周波数低下継電器(UF)26、周波数上昇継電器(O
F)27、過電圧継電器(OV)28、不足電圧継電器
(UV)29等の保護継電器により検出する。
【0009】そして、これらの検出信号に基づいて、故
障トリップ回路23が遮断器11に対してトリップ指令
を与えて遮断器11を開放し、遮断器3の再閉路が可能
な状態としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
発電設備の系統連系保護装置においては、例えば系統電
源1に異常が発生して遮断器3が開となった時に、交流
発電機12の出力電力と負荷6の所要電力が、有効分お
よび無効分共にほぼ等しくなっていると、周波数も電圧
もほとんど変化しないので、保護継電器25〜29のい
ずれも動作せず、運転を継続する。いわゆる単独運転
(アイランディング)現象が発生し、遮断器3の再閉路
を妨げることになる。
【0011】そこで、従来では、このような単独運転を
防ぐ目的で、変電所4からの専用線により接続された転
送遮断装置8を設けて、遮断器11に対して転送遮断を
実施する方法が採用されているものがある。
【0012】すなわち、この転送遮断装置8は、上位変
電所4の遮断器3が開となった信号を検出した時に、遮
断器11に対して遮断信号を送って遮断器11を開放す
るものである。
【0013】しかしながら、この種の転送遮断装置8
は、数百kW程度の出力である中小容量の自家用発電設
備10にとっては、非常にコストが高く、系統連系によ
る実用上のメリットが少ない。
【0014】本発明の目的は、高価な転送遮断装置を設
けることなく、系統連系中の自家用発電設備の単独運転
を自家用発電設備側で確実にかつ容易に検出して保護す
ることが可能な発電設備の系統連系保護装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明の発電設備の系統連系保
護装置は、遮断器を介して系統電源と連系される自家用
発電設備の出力から周波数を検出する周波数検出手段
と、周波数検出手段により検出された周波数の変化率を
検出する周波数変化率検出手段と、周波数変化率検出手
段により検出された周波数変化率に基づいて、当該周波
数変化率が正である場合には自家用発電設備の進み無効
電力を増加(出力電圧を低下)させ、周波数変化率が負
である場合には自家用発電設備の遅れ無効電力を増加
(出力電圧を上昇)させる電圧変動基準をそれぞれ出力
するように、周波数変化率と電圧変動基準との関係を関
数で定義する電圧変動基準決定手段と、電圧変動基準決
定手段から出力される電圧変動基準を入力とし、自家用
発電設備の電圧制御にかかる応答特性(伝達関数)を補
償するように電圧変動基準を補償する伝達関数補償手段
と、伝達関数補償手段により補償して得られた電圧変動
基準を発電設備の自動電圧調整装置の電圧基準に加算す
ることで生じる自家用発電設備の電圧変動に伴なって助
長される周波数変動を検出し、遮断器を開放して系統母
線から自家用発電設備を解列させる保護手段とを備えて
いる。
【0016】従って、請求項1に対応する発明の発電設
備の系統連系保護装置においては、自家用発電設備の周
波数の変化率を検出し、周波数変化率が正の場合には電
圧低下指令を得て、周波数変化率が負の場合には電圧上
昇指令を得て、さらに自家用発電設備の電圧制御にかか
る応答特性(伝達関数)を補償するように電圧変動基準
を補償して得られる電圧変動基準を自動電圧調整装置に
与えることで、自家用発電設備の出力電圧を変化させる
ことにより、周波数変動を拡大して、前述した従来のよ
うに高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連系中
の自家用発電設備の単独運転を自家用発電設備側で確実
にかつ容易に検出して保護することができる。
【0017】また、請求項2に対応する発明の発電設備
の系統連系保護装置は、遮断器を介して系統電源と連系
される自家用発電設備の出力から周波数を検出する周波
数検出手段と、周波数検出手段により検出された周波数
の変化率を検出する周波数変化率検出手段と、周波数変
化率検出手段により検出された周波数変化率に基づい
て、当該周波数変化率が正である場合には自家用発電設
備の進み無効電力を増加(出力電圧を低下)させ、周波
数変化率が負である場合には自家用発電設備の遅れ無効
電力を増加(出力電圧を上昇)させる電圧変動基準をそ
れぞれ出力するように、周波数変化率と電圧変動基準と
の関係を関数で定義すると共に、関数のゲインを複数段
で切り換え可能または関数の形状を複数段で切り換え可
能とした電圧変動基準決定手段と、周波数変化率検出手
段により検出された周波数変化率に対して複数のしきい
値を設定し、当該各しきい値を越える毎に電圧変動基準
決定手段に対して関数のゲイン切り換えまたは関数の形
状切り換えの切り換え指令を出力する電圧変動基準切り
換え手段と、電圧変動基準決定手段から出力される電圧
変動基準を入力とし、自家用発電設備の電圧制御にかか
る応答特性(伝達関数)を補償するように電圧変動基準
を補償する伝達関数補償手段と、伝達関数補償手段によ
り補償して得られた電圧変動基準を発電設備の自動電圧
調整装置の電圧基準に加算することで生じる自家用発電
設備の電圧変動に伴なって助長される周波数変動を検出
し、遮断器を開放して系統母線から自家用発電設備を解
列させる保護手段とを備えている。
【0018】従って、請求項2に対応する発明の発電設
備の系統連系保護装置においては、多段階検出の手法に
より、系統連系中には系統に与える影響を少なくし、単
独運転時には周波数変動を早く拡大する動作に加えて、
多段階検出の初期段階では自家用発電設備の電圧制御に
かかる応答特性(伝達関数)を補償するように電圧変動
基準を補償し、単独運転時の周波数変動を拡大して、周
波数や周波数変化率異常を検出することにより、周波数
変動を拡大して、前述した従来のように高価な転送遮断
装置を設けることなく、系統連系中の自家用発電設備の
単独運転を自家用発電設備側でより一層確実にかつ容易
に検出して保護することができる。
【0019】一方、請求項3に対応する発明の発電設備
の系統連系保護装置は、上記請求項1または請求項2に
対応する発明の発電設備の系統連系保護装置において、
遮断器を介して系統電源と連系される自家用発電設備が
同一配電系統に複数存在し、当該それぞれの自家用発電
設備が上記請求項1または請求項2に対応する発明の系
統連系保護装置を備えている場合に、それぞれの自家用
発電設備における伝達関数補償手段による補償によりそ
れぞれの自家用発電設備の電圧制御にかかる応答特性
(伝達関数)が同一となるように、それぞれの自家用発
電設備の伝達関数補償手段の補償値を設定するようにし
ている。
【0020】従って、請求項3に対応する発明の発電設
備の系統連系保護装置においては、複数の自家用発電設
備の周波数の変化率を検出し、周波数変化率が正の場合
には電圧低下指令を得て、周波数変化率が負の場合には
電圧上昇指令を得て、さらに複数の自家用発電設備の電
圧制御にかかる応答特性(伝達関数)を同一の応答特性
とすべく補償するように電圧変動基準を補償して得られ
る電圧変動基準を自動電圧調整装置に与えることで、自
家用発電設備の出力電圧を変化させることにより、複数
の自家用発電設備が同一配電系統に連系されているよう
な場合でも、周波数変動を拡大して、前述した従来のよ
うに高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連系中
の自家用発電設備の単独運転を自家用発電設備側で確実
にかつ容易に検出して保護することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による発電設備の系統連系保護装置の構成例を示すブ
ロック図であり、図12と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。
【0023】図1に示すように、本実施の形態による発
電設備の系統連系保護装置が、前記図12に示した従来
の発電設備の系統連系保護装置と異なる点は、前述した
高価な転送遮断装置8を省略し、その代わりに、以下の
ような構成としていることである。
【0024】すなわち、図1に示すように、前記交流発
電機12の出力電圧から、周波数(f)検出器31によ
り周波数を検出し、この検出周波数から、周波数変化率
(df/dt)検出器32により周波数変化率V30を
検出する。
【0025】周波数変化率(df/dt)過大検出器3
3は、周波数変化率V30が設定値以上になるかどうか
を検出し、設定値以上になった場合に異常出力信号V3
1を出力して、故障トリップ回路23に与える。
【0026】故障トリップ回路23は、異常出力信号V
31が与えられた場合に、遮断器11に対してトリップ
信号を与えて電路を開放する。
【0027】無効電力(Q)検出器35は、変流器21
により検出された交流発電機12の出力電流と、交流発
電機12の出力電圧を入力して無効電力Qを検出する。
【0028】有効電力(P)検出器36は、変流器21
により検出された交流発電機12の出力電流と、交流発
電機12の出力電圧とを入力して、これらを基に有効電
力Pを検出する。
【0029】一方、有効電力制御回路(APR)38
は、有効電力基準(P* )設定器37からの有効電力基
準P* と、有効電力検出器36からの有効電力Pとを比
較し、これらの偏差を調速機15に与えてエンジン16
の原動機制御を行なう。
【0030】電圧変動基準決定手段40は、周波数変化
率検出器32からの周波数変化率V30を入力として、
電圧変動基準ΔV*を出力するものであり、周波数変化
率V30が正(周波数が上昇中)の場合には、交流発電
機12の出力電圧を低下させて周波数上昇を助長させ、
また周波数変化率V30が負(周波数が下降中)の場合
には、交流発電機12の出力電圧を上昇させて周波数下
降を助長させる電圧変動基準ΔV*をそれぞれ出力する
ように、周波数変化率V30と電圧変動基準ΔV*との
関係を、例えば図2で示すような関数で定義する。
【0031】なお、図2では、二つの例の関数(a)と
(b)について示している。
【0032】伝達関数補償手段41は、電圧変動基準決
定手段40から出力される電圧変動基準ΔV*を入力と
し、自家用発電設備10の電圧制御にかかる応答特性
(伝達関数)を補償するように電圧変動基準ΔV*を補
償し、当該補償された電圧変動基準を自動電圧調整装置
(AVR)13に入力する。
【0033】無効電力制御回路(AQR)45は、無効
電力基準(Q* )設定器44からの無効電力基準Q*
と、無効電力検出器35で検出した無効電力Qとを一致
させるための電圧基準ΔVQ* を出力する。
【0034】自動電圧調整装置(AVR)13は、電圧
基準(V* )設定器(90R)46からの電圧基準V*
と、無効電力制御回路45からの電圧基準ΔVQ* と、
伝達関数補償手段41により補償された電圧変動基準決
定手段40からの電圧変動基準ΔV*とに基づいて、交
流発電機12の出力電圧を制御するように界磁巻線14
の界磁を調整する。
【0035】なお、上記において、有効電力基準(P
* )設定器37と、有効電力制御回路38と、調速機1
5と、エンジン16とにより、有効電力制御ループを構
成している。
【0036】また、無効電力基準設定器44と、無効電
力検出器35と、無効電力制御回路45とにより、無効
電力制御ループを構成している。
【0037】さらに、電圧基準(V* )設定器(90
R)46と、無効電力制御回路45の出力である電圧基
準ΔVQ* と、電圧変動基準決定手段40からの電圧変
動基準ΔV* と、伝達関数補償手段41と、自動電圧調
整装置13とにより、電圧制御ループを構成している。
【0038】次に、以上のように構成した本実施の形態
による発電設備の系統連系保護装置の作用について、図
3乃至図7を参照して説明する。
【0039】図3において、いま交流発電機12の出力
の有効電力をP、無効電力をQ、負荷6が必要とする有
効電力をPL、無効電力をQLとすると、系統電源1へ
流出する有効電力ΔPおよび無効電力ΔQは、それぞれ
次のように表わされる。
【0040】ΔP=P−PL ΔQ=Q−QL ここで、交流発電機12と系統間のインダクタンス分を
lとし、負荷6の電圧をV、周波数をfとする。
【0041】そうすると、通常の場合には、ΔP≒0、
ΔQ≒0に近い状態で遮断器3が開となっても、負荷6
の電圧V、周波数fはほとんど変化しないため、保護継
電器25〜29で検出することができず、単独運転を継
続することになる。
【0042】しかし、系統電源1と負荷6の位相はゆっ
くりとずれてくるので、遮断器3の再投入は事故拡大に
つながり危険なために行なえない状態が発生し、配電系
統の安定性を低下させることになる。
【0043】単独運転中の電圧は、P=V2 /Rで決ま
る。
【0044】一方、単独運転中の周波数fは、Q=(V
2 ωC)−(V2 /ωL)で決まる。
【0045】特に、周波数fに着目すると、負荷6が要
求する無効電力QLよりも、交流発電機12が供給する
無効電力が進み方向にずれている時には、周波数fが上
昇してコンデンサCの電流iCが増加し、インダクタン
ス電流iLが減少して無効電力がバランスする方向に変
化する。
【0046】また、交流発電機12が供給する無効電力
が負荷6の要求する無効電力QLよりも遅れ方向にずれ
ている時には、周波数fが下降してインダクタンス電流
iLが増加し、コンデンサ電流iCが減少して無効電力
がバランスする方向に変化する。
【0047】次に、ΔP≒0でΔQ≠0状態で単独運転
になった場合の周波数変動は、図4に示すように、系統
遮断(t0)後、周波数fが変動しながら安定点f1,
f2に接近する。
【0048】図4において、f1はΔQがわずかに進み
の場合であり、f2はΔQがわずかに遅れた場合であ
る。
【0049】図4に示す+Δf、−Δfは、保護継電器
25〜29で単独運転が検出できるレベルである。
【0050】図5は、図1に示す実施の形態の作用効果
を説明するための図である。
【0051】図5において、fは周波数検出器31に検
出された周波数fであり、df/dtは周波数変化率検
出器32により検出された周波数変化率であり、電圧変
動基準ΔV* は電圧変動基準決定手段40の出力を示し
ている。
【0052】いま、周波数fが図5に示すように変化す
ると、df/dtはこれより90°位相の進んだ波形と
なる。
【0053】ここで、df/dt>0の場合には、周波
数fが上昇中であるので、この間に電圧変動基準決定手
段40から電圧低下指令(進み無効電力指令)が出力さ
れ、周波数fは更に上昇するように作用する。
【0054】また、df/dt<0の場合には、周波数
fが下降中であるので、この間に電圧変動基準決定手段
40から電圧上昇指令(遅れ無効電力指令)が出力さ
れ、周波数fは更に下降するように作用する(図6)。
【0055】この時、電圧制御ループにおける指令値に
対する応答が遅いと、電圧変動基準ΔV*のレベルに至
るのが遅く、十分な電圧変動が発生し難い、あるいはオ
ーバーシュートが大きいと、電圧変動基準ΔV*のレベ
ル以上に電圧変動が発生して、接続されている機器に悪
影響を与えることが考えられる(図7)。
【0056】そこで、伝達関数補償手段41を用いて電
圧変動基準ΔV*を補償することで、電圧変動状態が改
善される。
【0057】これは、自動電圧調整装置(AVR)13
における調整範囲に限界があること、自家用発電設備1
0が既設であって改造が困難である場合等にも極めて有
用である。
【0058】電圧変動に伴なう正帰還作用によって周波
数変動を増大させ、周波数異常や周波数変化率過大を周
波数変化率過大検出器33によって検出することによ
り、従来用いていた高価な転送遮断装置8を用いなくて
も、自家用発電設備10の単独運転を自家用発電設備1
0側で確実に検出することができる。
【0059】このようにして、自家用発電設備10の単
独運転時の周波数変動を、図4に示すような特性から図
6に示すような特性に拡大して、周波数や周波数変化率
異常を検出することにより、自家用発電設備10の単独
運転を自家用発電設備10側で確実に検出することが容
易になる。
【0060】上述したように、本実施の形態による発電
設備の系統連系保護装置では、交流発電機12の周波数
変化率df/dtを検出し、周波数変化率がdf/dt
>0の場合には電圧低下指令を得て、周波数変化率がd
f/dt<0の場合には電圧上昇指令を得て、さらに自
家用発電設備10の電圧制御にかかる応答特性(伝達関
数)を補償するように電圧変動基準を補償して得られる
電圧変動基準を自動電圧調整装置13に与えることで、
交流発電機12の出力電圧を変化させるようにしている
ので、周波数変動を拡大して、前述した従来のように高
価な転送遮断装置8を設けることなく、系統連系中の自
家用発電設備10の単独運転を自家用発電設備10側で
確実にかつ容易に検出して保護することが可能となる。
【0061】(第2の実施の形態)図8は、本実施の形
態による発電設備の系統連系保護装置の構成例を示すブ
ロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
【0062】図8に示すように、本実施の形態による発
電設備の系統連系保護装置が、前記図1に示した発電設
備の系統連系保護装置と異なる点は、以下のような構成
としていることである。
【0063】すなわち、図7に示すように、前記図1に
おける電圧変動基準決定手段40に下記の機能を追加
し、さらに電圧変動基準切り換え手段51を付加した構
成としている。
【0064】電圧変動基準決定手段40は、前述したよ
うに、周波数変化率V30と電圧変動基準V30との関
係を関数で定義すると共に、上記関数のゲインを複数段
で切り換え可能または上記関数の形状を複数段で切り換
え可能としている。
【0065】電圧変動基準切り換え手段51は、前記周
波数変化率検出器32により検出された周波数変化率に
対して複数のしきい値を設定し、この各しきい値を越え
る毎に、電圧変動基準決定手段40に対して、上記関数
のゲイン切り換え、または上記関数の形状切り換えの切
り換え指令を出力する。
【0066】次に、以上のように構成した本実施の形態
による発電設備の系統連系保護装置の作用について、図
9を参照して説明する。
【0067】図8において、電圧変動基準決定手段40
は、周波数変化率検出器32からの周波数変化率V30
を入力し、電圧変動基準ΔV* を出力する。
【0068】ここで、前述した第1の実施の形態と同様
に、周波数変化率が正(周波数が上昇中)の場合には、
交流発電機12の出力電圧を低下させて周波数上昇を助
長させ、また周波数変化率が負(周波数が下降中)の場
合には、交流発電機12の出力電圧を上昇させて周波数
下降を助長させるような電圧変動基準ΔV* を出力す
る。
【0069】電圧変動に基づく周波数変動は、電圧変動
が大きいと周波数変動も大きくなる。自家用発電設備1
0が、単独運転であるか系統連系中であるかを区別する
には、単独運転に陥った時に十分な周波数変動を招く電
圧変動を与えることが好ましいが、系統連系中に大きな
電圧変動指令を与えることは系統に擾乱を招く要素にな
ることが懸念される。
【0070】そこで、最初は系統に悪影響とならないレ
ベルの小さい電圧変動基準ΔV* にしておく。最初の電
圧変動基準ΔV* の働きで、周波数変化率が最初に設定
していたしきい値を越えると、電圧変動基準ΔV* を大
きく与えるようにする。
【0071】そして、この影響でさらに周波数変化率が
次のしきい値を越えると、さらに電圧変動基準ΔV*
大きく与えるようにする。
【0072】以上の繰り返しを何回か行ない、単独運転
らしきを確認しながら、電圧変動基準ΔV* による作用
を段階的に大きくする多段階検出の手法を実現する。
【0073】この多段階検出の手法は、複数の周波数変
化率しきい値を持ち、電圧変動基準決定手段40に電圧
変動基準の切り換え指令を出力する電圧変動基準切り換
え手段51により実現する。
【0074】また、電圧変動基準決定手段40において
は、周波数変化率から電圧変動基準を決定する関数のゲ
インの切り換えまたは関数の形状を切り換え可能とし、
電圧変動基準切り換え手段51からの指令に応じて切り
換える。
【0075】図9は、電圧変動基準を決定する関数の一
例を示すイメージ図で、関数を複数段用意し、リミット
レベルを設けることもできる。
【0076】伝達関数補償手段41は、前述した第1の
実施の形態と同様に作用し、多段階検出の手法において
電圧変動基準ΔV*を補償することで、電圧変動状態が
改善される。
【0077】このようにして、多段階検出の手法によ
り、系統連系中には系統に与える影響を少なくし、単独
運転時には周波数変動を早く拡大する動作に加えて、多
段階検出の初期段階では自家用発電設備10の電圧制御
にかかる応答特性(伝達関数)を補償するように電圧変
動基準を補償し、自家用発電設備10の単独運転時の周
波数変動を、図4に示すような特性から図6に示すよう
な特性に拡大して、周波数や周波数変化率異常を検出す
ることにより、自家用発電設備10の単独運転を自家用
発電設備10側で確実に検出することが容易になる。
【0078】上述したように、本実施の形態による発電
設備の系統連系保護装置では、交流発電機12の周波数
変化率df/dtを検出し、周波数変化率がdf/dt
>0の場合には電圧低下指令を得て、周波数変化率がd
f/dt<0の場合には電圧上昇指令を得、さらにこの
際に多段階にゲインを切り換えることで電圧指令の大き
さを切り換え、多段階検出の初期段階では自家用発電設
備10の電圧制御にかかる応答特性(伝達関数)を補償
するように電圧変動基準を補償し、単独運転時の周波数
変動を拡大して、周波数や周波数変化率異常を検出する
ようにしているので、周波数変動を拡大して、前述した
従来のように高価な転送遮断装置8を設けることなく、
系統連系中の自家用発電設備10の単独運転を自家用発
電設備10側でより一層確実にかつ容易に検出して保護
することが可能となる。
【0079】(第3の実施の形態)図10は、本実施の
形態による発電設備の系統連系保護装置の要部構成例を
示すブロック図であり、図1および図8と同一部分には
同一符号を付してその図示および説明を省略し、ここで
は異なる部分についてのみ述べる。
【0080】図10に示すように、本実施の形態による
発電設備の系統連系保護装置が、前記図1および図8に
示した発電設備の系統連系保護装置と異なる点は、以下
のような構成としていることである。
【0081】すなわち、図10に示すように、前記図1
または図8において、自家用発電設備10が同一配電系
統に複数(本例では2つ)存在し、当該それぞれの自家
用発電設備10が、前記第1または第2の実施の形態で
説明した系統連系保護装置を備えた構成としている。
【0082】ここで、それぞれの自家用発電設備10に
おける前記伝達関数補償手段による補償によりそれぞれ
の自家用発電設備10の電圧制御にかかる応答特性(伝
達関数)が同一となるように、それぞれの自家用発電設
備10の伝達関数補償手段の補償値を設定している。
【0083】次に、以上のように構成した本実施の形態
による発電設備の系統連系保護装置の作用について、図
11を参照して説明する。
【0084】図10において、それぞれの自家用発電設
備10では、前記電圧変動基準決定手段401,402
からの電圧変動基準ΔV*は、伝達関数補償手段41
1,412により自家用発電設備10の電圧制御にかか
る応答特性(伝達関数)を補償するように補償されて、
自動電圧調整装置(AVR)131,132に入力され
る。
【0085】この場合、図11(a)に示すように、一
方の自家用発電設備10における伝達関数補償手段41
1による補償としては、一方の自家用発電設備10にお
ける電圧制御にかかる応答特性G1(S)に対する補償
が、G0(S)/G1(S)で行なわれる(G1(S)
は、自動電圧調整装置(AVR)131等からなる)。
【0086】また、図11(b)に示すように、他方の
自家用発電設備10における伝達関数補償手段412に
よる補償としては、他方の自家用発電設備10における
電圧制御にかかる応答特性G2(S)に対する補償が、
G0(S)/G2(S)で行なわれる。このようにする
ことで、一方の自家用発電設備10と他方の自家用発電
設備10における電圧変動基準ΔV*に対する応答は、
G0(S)で同一となる。
【0087】一方の自家用発電設備10における電圧変
動基準ΔV*に基づく電圧変動と、他方の自家用発電設
備10における電圧変動基準ΔV*に基づく電圧変動と
の様相が異なると、互いの変動を相殺して充分な電圧変
動が得られないことがある。
【0088】そこで、それぞれの自家用発電設備10の
電圧制御にかかる応答特性(伝達関数)を同一の応答特
性とするように電圧変動基準ΔV*を補償することで、
複数の自家用発電設備10において、電圧変動基準ΔV
*に基づく充分な電圧変動を得ることができる。
【0089】上述したように、本実施の形態による発電
設備の系統連系保護装置では、複数の自家用発電設備1
0の交流発電機12の周波数変化率df/dtを検出
し、周波数変化率がdf/dt>0の場合には電圧低下
指令を得て、周波数変化率がdf/dt<0の場合には
電圧上昇指令を得て、さらに複数の自家用発電設備10
の電圧制御にかかる応答特性(伝達関数)を同一の応答
特性とすべく補償するように電圧変動基準を補償して得
られる電圧変動基準を自動電圧調整装置131,132
に与えることで、自家用発電設備10の出力電圧を変化
させるようにしているので、複数の自家用発電設備10
が同一配電系統に連系されているような場合でも、周波
数変動を拡大して、前述した従来のように高価な転送遮
断装置を設けることなく、系統連系中の自家用発電設備
10の単独運転を自家用発電設備10側で確実にかつ容
易に検出して保護することが可能となる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発電設備
の系統連系保護装置によれば、高価な転送遮断装置を設
けることなく、系統連系中の自家用発電設備の単独運転
を自家用発電設備側で確実にかつ容易に検出して保護す
ることが可能となる。
【0091】さらに、本発明の発電設備の系統連系保護
装置によれば、複数の自家用発電設備10が同一配電系
統に連系されているような場合でも、系統連系中の自家
用発電設備の単独運転を自家用発電設備側で確実にかつ
容易に検出して保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電設備の系統連系保護装置の第
1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における電圧変動基準を決定する関数の形状例
を示す図。
【図3】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における動作を説明するための図。
【図4】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における動作を説明するための図。
【図5】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における動作を説明するための図。
【図6】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における動作を説明するための図。
【図7】同第1の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置の電圧制御ループにおける指令値応答を示す特
性図。
【図8】本発明による発電設備の系統連系保護装置の第
2の実施の形態を示すブロック図。
【図9】同第2の実施の形態による発電設備の系統連系
保護装置における多段階検出手法における電圧変動基準
を決定する関数の形状例を示す図。
【図10】本発明による発電設備の系統連系保護装置の
第3の実施の形態を示す要部ブロック図。
【図11】本発明による発電設備の系統連系保護装置の
第3の実施の形態の前提を説明するための構成図。
【図12】従来の発電設備の系統連系保護装置の構成例
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…系統電源、 2…変圧器、 3,5,11…遮断器、 4…上位変電所、 6…負荷、 7…一般需要家、 10…自家用発電設備、 12…交流発電機、 13131,132…自動電圧調整装置(AVR)、 14…界磁巻線、 15…調速機、 16…エンジン、 20…系統連系保護装置、 21,24…変流器、 23…故障トリップ回路、 22…発電機異常検出器、 25…過電流継電器(OC)、 26…周波数低下継電器(UF)、 27…周波数上昇継電器(OF)、 28…過電圧継電器(OV)、 29…不足電圧継電器(UV)、 31…周波数検出器、 32…周波数変化率検出器、 33…周波数変化率過大検出器、 35…無効電力検出器、 36…有効電力検出器、 37…有効電力基準設定器、 38…有効電力制御回路(APR)、 40,401,402…電圧変動基準決定手段、 41,411,412…伝達関数補償手段、 44…無効電力基準設定器、 45…無効電力制御回路(AQR)、 46…電圧基準設定器(90R)、 51…電圧変動基準切り換え手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 豊邦 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 西芝電 機株式会社内 Fターム(参考) 5G066 AB01 AC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器を介して系統電源と連系される自
    家用発電設備の系統連系保護装置において、 前記自家用発電設備の出力から周波数を検出する周波数
    検出手段と、 前記周波数検出手段により検出された周波数の変化率を
    検出する周波数変化率検出手段と、 前記周波数変化率検出手段により検出された周波数変化
    率に基づいて、当該周波数変化率が正である場合には前
    記自家用発電設備の進み無効電力を増加(出力電圧を低
    下)させ、前記周波数変化率が負である場合には前記自
    家用発電設備の遅れ無効電力を増加(出力電圧を上昇)
    させる電圧変動基準をそれぞれ出力するように、前記周
    波数変化率と電圧変動基準との関係を関数で定義する電
    圧変動基準決定手段と、 前記電圧変動基準決定手段から出力される電圧変動基準
    を入力とし、前記自家用発電設備の電圧制御にかかる応
    答特性(伝達関数)を補償するように前記電圧変動基準
    を補償する伝達関数補償手段と、 前記伝達関数補償手段により補償して得られた前記電圧
    変動基準を前記発電設備の自動電圧調整装置の電圧基準
    に加算することで生じる前記自家用発電設備の電圧変動
    に伴なって助長される周波数変動を検出し、前記遮断器
    を開放して系統母線から前記自家用発電設備を解列させ
    る保護手段と、 を備えて成ることを特徴とする発電設備の系統連系保護
    装置。
  2. 【請求項2】 遮断器を介して系統電源と連系される自
    家用発電設備の系統連系保護装置において、 前記自家用発電設備の出力から周波数を検出する周波数
    検出手段と、 前記周波数検出手段により検出された周波数の変化率を
    検出する周波数変化率検出手段と、 前記周波数変化率検出手段により検出された周波数変化
    率に基づいて、当該周波数変化率が正である場合には前
    記自家用発電設備の進み無効電力を増加(出力電圧を低
    下)させ、前記周波数変化率が負である場合には前記自
    家用発電設備の遅れ無効電力を増加(出力電圧を上昇)
    させる電圧変動基準をそれぞれ出力するように、前記周
    波数変化率と電圧変動基準との関係を関数で定義すると
    共に、前記関数のゲインを複数段で切り換え可能または
    前記関数の形状を複数段で切り換え可能とした電圧変動
    基準決定手段と、 前記周波数変化率検出手段により検出された周波数変化
    率に対して複数のしきい値を設定し、当該各しきい値を
    越える毎に前記電圧変動基準決定手段に対して前記関数
    のゲイン切り換えまたは前記関数の形状切り換えの切り
    換え指令を出力する電圧変動基準切り換え手段と、 前記電圧変動基準決定手段から出力される電圧変動基準
    を入力とし、前記自家用発電設備の電圧制御にかかる応
    答特性(伝達関数)を補償するように前記電圧変動基準
    を補償する伝達関数補償手段と、 前記伝達関数補償手段により補償して得られた前記電圧
    変動基準を前記発電設備の自動電圧調整装置の電圧基準
    に加算することで生じる前記自家用発電設備の電圧変動
    に伴なって助長される周波数変動を検出し、前記遮断器
    を開放して系統母線から前記自家用発電設備を解列させ
    る保護手段と、 を備えて成ることを特徴とする発電設備の系統連系保護
    装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の発
    電設備の系統連系保護装置において、 前記遮断器を介して系統電源と連系される自家用発電設
    備が同一配電系統に複数存在し、当該それぞれの自家用
    発電設備が前記請求項1または請求項2に記載の系統連
    系保護装置を備えている場合に、 前記それぞれの自家用発電設備における前記伝達関数補
    償手段による補償により前記それぞれの自家用発電設備
    の電圧制御にかかる応答特性(伝達関数)が同一となる
    ように、前記それぞれの自家用発電設備の前記伝達関数
    補償手段の補償値を設定するようにしたことを特徴とす
    る発電設備の系統連系保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100839145B1 (ko) * 2001-11-22 2008-06-19 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 고체 촬상 장치 및 그 제조 방법
CN111512513A (zh) * 2017-12-21 2020-08-07 维斯塔斯风力***集团公司 用于混合功率装置的功率控制

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