JP2002216431A - 記録再生装置、再生方法および再生装置 - Google Patents

記録再生装置、再生方法および再生装置

Info

Publication number
JP2002216431A
JP2002216431A JP2001015324A JP2001015324A JP2002216431A JP 2002216431 A JP2002216431 A JP 2002216431A JP 2001015324 A JP2001015324 A JP 2001015324A JP 2001015324 A JP2001015324 A JP 2001015324A JP 2002216431 A JP2002216431 A JP 2002216431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sub
recording
recorded
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001015324A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Saito
裕士 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001015324A priority Critical patent/JP2002216431A/ja
Publication of JP2002216431A publication Critical patent/JP2002216431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータなどの主データと、主デー
タに対応付けて画像情報や文字情報などの副データとを
記録することが可能な記録媒体を安心して使用できるよ
うにする。 【解決手段】 MD Clipフォーマットのディスク
からUTOCのデータとAUX UTOCのデータとを
読み出し、UTOCに記録されているメーカーコード、
モデルコードと、AUX UTOCに記録されているメ
ーカーコード、モデルコードとを比較し、不一致である
場合に、これを使用者に告知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、オーデ
ィオデータなどの主データと、主データに対応付けて画
像情報や文字情報などの副データとを記録することが可
能な記録媒体を用いる記録再生装置、再生方法および再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミニディスク(MD)と呼ばれる光磁気
ディスクが広く用いられている。このミニディスクに
は、楽曲などのオーディオデータ(音声データ)のほ
か、そのディスクのタイトル(ディスクネーム)や記録
されている例えば各楽曲のオーディオデータについてそ
の曲名やアーチスト名など(トラックネーム)を文字情
報として記録することができるようにされている。
【0003】そして、ミニディスクの再生装置や記録再
生装置を用いて、ミニディスクに記録されているオーデ
ィオデータの再生時において、再生装置や記録再生装置
に設けられたLCD(Liquid Crystal
Display)などの表示部にディスクネームや曲名
やアーチスト名などを表示することができるようにされ
ている。
【0004】また、ミニディスクの中には、オーディオ
データの主データの記録領域とは別に、主データに付随
する副データの記録領域を設け、ここに副データとして
静止画像データや文字データなどを記録できるようにし
たMD−Clipと呼ばれるものも提供されるようにな
ってきている。なお、ここで文字は、アルファベット、
カタカナ、ひらがな、漢字などの他、各種のシンボルや
記号をも含むものである。
【0005】前述もしたように、従前のミニディスクの
場合においても、ディスクネームやトラックネームなど
のごく短い文字情報をUTOC(User Table
Of Contents)と呼ばれる領域において各
主データに対応して記録させることは可能であった。し
かし、UTOCの記憶容量はさほど大きくないため、タ
イトル程度のごく短い文字情報の記録にとどまってい
た。
【0006】これに対し、主データに付随する静止画像
データや文字データなどの副データの記録が可能なMD
−Clipの場合には、図17に示すように、副データ
を記録するAUX UData(Auxiliary
User DATA)領域と、AUX UData領域
に記録された副データを管理する管理データを記憶する
AUX UTOC(Auxiliary User T
able Of Contents)領域が設けられた
ものである。
【0007】このように、副データの記録領域を設ける
ことで、主データに付随する比較的な大量の文字データ
や静止画像データなどをも1枚のミニディスク上に記録
することを容易に実現している。なお、図17は、MD
−Clipと呼ばれるフォーマットの1つであるRec
ordable MDと呼ばれる記録可能なMD−Cl
ipの場合のフォーマットを示している。
【0008】図17に示す例の場合には、Lead−i
n area(リードイン領域)とPower Cal
ibration area(パワー調整領域)の間、
AUX UTOC領域とAUX UData領域との
間、および、AUX UData領域とプログラム領域
との間には、Guard area(緩衝領域)が設け
られたものである。また、UTOCとAUX UTOC
との間には、Reserved area(空き領域)
が設けられたものである。
【0009】なお、リードイン領域には、PTOC(プ
リマスタードTOC)が設けられている。また、Pro
gram area(プログラム領域)は、オーディオ
データなどの主データが記録される領域である。この明
細書においては、プログラムという語は、オーディオデ
ータなどのひとまとまりの主データの意味で用いる場合
がある。例えば、1曲分のオーディオデータが1つのプ
ログラムとなる。また、「プログラム」という語と同義
で「トラック」という語を用いる場合もある。
【0010】そして、主データと副データとが記録可能
なミニディスクの場合には、主データに付随する副デー
タを、主データの再生時間に同期させた所定のタイミン
グで再生させることにより、主データと副データとをと
もに再生させるようにすることが可能とされている。
【0011】例えば、主データとして楽曲のオーディオ
データをミニディスクに記録するととともに、このオー
ディオデータに付随する副データとして複数毎の静止画
像データを当該オーディオデータに対応付けて記録して
おく。これにより、当該オーディオデータを再生したと
きに、これに付随する静止画像データを当該オーディオ
データの再生に同期させて所定のタイミングで切り換え
るようにして表示することができるようにされる。
【0012】したがって、オーディオデータに応じた音
声の聴取が可能となるだけでなく、オーディオデータの
再生の進行に応じて、当該オーディオデータにに付随す
る静止画像データに応じた静止画像を見ることも可能に
なり、音声と静止画の両方を楽しむことができるように
されている。
【0013】なお、AUX UData領域、AUX
UTOC領域を有するMD−Clipと呼ばれるフォー
マットとしては、図17に示したRecordable
MDのほか、図18Aに示すPre−mastere
d MDや図18Bに示すHybrid MDがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、主データに
付随する静止画像データなどの副データの記録が可能な
AUX UData領域、AUX UTOC領域を有す
るRecordableMDは、図17に示したよう
に、従来のミニディスクにおいて、リードイン領域とプ
ログラム領域との間のReserved area(空
き領域)とされていた領域に、AUX UData領域
とAUX UTOC領域とが設けられたものである。こ
れ以外の部分で既存のミニディスクのフォーマットと異
なる部分はない。
【0015】したがって、AUX UData領域、A
UX UTOC領域を有するRecordable M
Dを、MD−Clipに対応していない、既存のミニデ
ィスクの記録再生装置に用いることも可能である。しか
し、副データが記録されたRecordable MD
に主データであるオーディオデータが記録し直された
り、あるいは、すでに記録されていたオーディオデータ
が削除された場合には、主データと副データの不整合が
発生し、主データの再生時において、この主データに関
係のない副データが再生されてしまうという不都合が発
生する可能性がある。
【0016】このように、主データと副データの不整合
が発生している副データの記録が可能なMD−Clip
と呼ばれるミニディスクに記録されている主データと副
データとを、不整合の発生に気付かずに使用者が再生し
てしまった場合には、主データに対応する画像情報が得
られずに、使用者が戸惑ってしまうなどの不都合が発生
する。
【0017】副データの記録が可能なMD−Clipフ
ォーマットのミニディスクは、例えば、カラオケや学習
ソフトウエアなどを提供する記録媒体として用いられる
など、音声と画像とを提供することが必要となる様々な
分野において広く利用されることが予想される。
【0018】このため、副データの記録が可能なMD−
Clipフォーマットのミニディスクに記録されている
主データと副データとの不整合が発生している場合に、
これを適格に使用者に通知できるようにするなど、使用
者がより安心して副データの記録が可能なMD−Cli
pフォーマットのミニディスクを利用できる環境を整え
ることが求められている。
【0019】以上のことにかんがみ、この発明は、オー
ディオデータなどの主データと、主データに対応付けて
画像情報や文字情報などの副データとを記録することが
可能な記録媒体を安心して使用できることが可能な再生
装置、記録再生装置および再生方法を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の記録再生装置は、主データ
を記録する主データ領域と、上記主データを記録した機
器の機器識別情報を含む上記主データの管理情報を記録
する主データ管理領域と、上記主データ領域に記録され
た上記主データに関連する副データを記録する副データ
領域と、上記副データを記録した機器の機器識別情報を
含む上記副データの管理情報を記録する副データ管理領
域とを有する記録媒体に、上記主データと上記副データ
とを記録することができるとともに、上記主データと上
記副データとを再生することができる記録再生装置であ
って、上記主データ領域に上記主データを記録する主デ
ータ記録手段と、上記主データ管理領域に上記主データ
の管理情報を記録する主データ管理情報記録手段と、上
記副データ領域に上記副データを記録する副データ記録
手段と、上記副データ管理領域に上記副データの管理情
報を記録する副データ管理情報記録手段と、上記主デー
タ管理領域から上記主データの管理情報を読み出す第1
の読み出し手段と、上記副データ管理領域から上記副デ
ータの管理情報を読み出す第2の読み出し手段と、上記
第1の読み出し手段により読み出された上記主データの
管理情報に含まれる上記主データを記録した機器の機器
識別情報と、上記第2の読み出し手段により読み出され
た上記副データの管理情報に含まれる上記副データを記
録した機器の機器識別情報とを比較する比較手段と、上
記比較手段により、上記主データを記録した機器の機器
識別情報と、上記副データを記録した機器の機器識別情
報とが不一致であることが検出された場合に、これを告
知する告知手段とを備えることを特徴とする。
【0021】この請求項1に記載の発明の記録再生装置
によれば、第1の読み出し手段により読み出された上記
主データの管理情報に含まれる上記主データを記録した
機器の機器識別情報と、第2の読み出し手段により読み
出された上記副データの管理情報に含まれる上記副デー
タを記録した機器の機器識別情報とが比較手段により比
較される。この比較の結果、上記主データを記録した機
器の機器識別情報と、上記副データの管理情報に含まれ
る上記副データを記録した機器の機器識別情報とが不一
致である場合に、これが告知手段により使用者に告知さ
れる。
【0022】これにより、記録媒体に記録された主デー
タとこれに対応すべき副データとが不整合である場合
に、これを使用者に告知することができる。そして、主
データと副データとの不整合を使用者が確実に知り、こ
れに対応することができるので、主データと副データと
の記録が可能な記録媒体を安心して利用することができ
る。
【0023】また、請求項2に記載の発明の記録再生装
置は、請求項1に記載の記録再生装置であって、少なく
とも上記比較手段による比較は、上記第2の読み出し手
段により上記副データの上記管理情報が読み出された場
合に行うことを特徴とする。
【0024】この請求項2に記載の発明の記録再生装置
によれば、上記副データの上記管理情報が記録媒体に存
在する場合にのみ、上記主データを記録した機器の機器
識別情報と、上記副データの管理情報に含まれる上記副
データを記録した機器の機器識別情報との比較が行われ
る。
【0025】これにより、主データのみしか記録されて
いない記録媒体についてまでも、無駄に上記主データを
記録した機器の機器識別情報と、上記副データの管理情
報に含まれる上記副データを記録した機器の機器識別情
報との比較を行わないようにすることができる。
【0026】そして、上記副データの上記管理情報が記
録媒体に存在する場合には、上記主データを記録した機
器の機器識別情報と、上記副データの管理情報に含まれ
る上記副データを記録した機器の機器識別情報との比較
を確実に行って、記録媒体に記録された主データとこれ
に対応すべき副データとが不整合である場合に、これを
使用者に告知することができる。そして、主データと副
データとの不整合を使用者が確実に知り、これに対応す
ることができるので、主データと副データとの記録が可
能な記録媒体を安心して利用することができる。
【0027】また、請求項3に記載の発明の記録再生装
置は、請求項1または請求項2に記載の記録再生装置で
あって、上記比較手段において、上記主データを記録し
た機器の機器識別情報と、上記副データを記録した機器
の機器識別情報とが不一致であることが検出された場合
に、上記副データ管理領域に記録されている上記管理情
報の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする。
【0028】この請求項3に記載の発明の記録再生装置
によれば、上記主データを記録した機器の機器識別情報
と、上記副データを記録した機器の機器識別情報とが不
一致である場合には、補正手段により、上記副データ管
理領域に記録されている上記管理情報の補正が行われ
る。
【0029】これにより、主データに対して対応してい
ない副データを利用することがないようにすることがで
きる。すなわち、主データと副データとの記録が可能な
記録媒体を安心して利用することができる。
【0030】また、請求項4に記載の発明の記録再生装
置は、請求項3に記載の記録再生装置であって、上記補
正手段は、上記副データ管理領域を初期化することによ
り、上記副データ管理領域に記録されている管理情報を
クリアすることを特徴とする。
【0031】この請求項4に記載の発明の記録再生装置
によれば、上記主データを記録した機器の機器識別情報
と、上記副データを記録した機器の機器識別情報とが不
一致である場合には、補正手段により、副データ管理領
域が初期化される。
【0032】これにより、主データに対して対応してい
ない副データを利用することがないようにすることがで
きる。すなわち、主データと副データとの記録が可能な
記録媒体を安心して利用することができる。
【0033】また、請求項5に記載の発明の記録再生装
置は、請求項3に記載の記録再生装置であって、上記副
データ管理領域に記録される管理情報は、副データ領域
の空き領域を管理する第1のテーブルと、上記副データ
としての静止画像データの記録位置を管理する第2のテ
ーブルと、上記静止画像データに付随する付随情報を管
理する第3のテーブルと、上記静止画像データと上記主
データ領域に記録された上記主データの同時再生を制御
する第4のテーブルと、上記副データとしてのテキスト
データの記録位置を管理する第5のテーブルと、上記テ
キストに付随する付随情報を管理する第6のテーブルと
からなり、上記補正手段は、上記第5のテーブルの情報
に基づいて、上記テキストデータが記録されている上記
副データ領域の記録領域を空き領域として上記第1のテ
ーブルに記録するとともに、上記第4、第5、第6のテ
ーブルを初期化することを特徴とする。
【0034】この請求項5に記載の発明の記録再生装置
によれば、上記主データを記録した機器の機器識別情報
と、上記副データを記録した機器の機器識別情報とが不
一致である場合には、補正手段により、主データに関連
のある副データが使用できないように、副データ管理領
域の管理情報が補正される。
【0035】これにより、主データに対して対応してい
ない副データを利用することがないようにすることがで
きる。すなわち、主データと副データとの記録が可能な
記録媒体を安心して利用することができる。
【0036】また、請求項6に記載の発明の記録再生装
置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
請求項5に記載の記録再生装置であって、上記主データ
領域に記録される上記主データはオーディオデータであ
り、上記副データ領域に記録される上記副データはテキ
ストデータであることを特徴とする。
【0037】この請求項6に記載の発明の記録再生装置
によれば、オーディオデータに付随する副データとして
のテキストデータを主データに対して不整合のまま使用
することがないようにすることができる。これにより、
主データとしてオーディオデータが記録され、副データ
として主データに付随するテキストデータが記録するよ
うにされた記録媒体を安心して利用することができるよ
うにされる。
【0038】また、請求項7に記載の発明の記録再生装
置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
請求項5に記載の記録再生装置であって、上記主データ
領域に記録される上記主データはオーディオデータであ
り、上記副データ領域に記録される上記副データは、静
止画像データであることを特徴とする。
【0039】この請求項7に記載の発明の記録再生装置
によれば、オーディオデータに付随する副データとして
の静止画像データを主データに対して不整合のまま使用
することがないようにすることができる。これにより、
主データとしてオーディオデータが記録され、副データ
として主データに付随する静止画像データが記録するよ
うにされた記録媒体を安心して利用することができるよ
うにされる。
【0040】また、請求項8に記載の発明の記録再生装
置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
請求項5に記載の記録再生装置であって、上記主データ
領域に記録される上記主データは、楽曲のオーディオデ
ータであり、上記副データ領域に記録される上記副デー
タは、上記オーディオデータのジャケットイメージであ
ることを特徴とする。
【0041】この請求項8に記載の発明の記録再生装置
によれば、楽曲のオーディオデータに付随する副データ
としてのジャケットイメージを主データに対して不整合
のまま使用することがないようにすることができる。こ
れにより、主データとしてオーディオデータが記録さ
れ、副データとしてオーディオデータに付随するジャケ
ットイメージが記録するようにされた記録媒体を安心し
て利用することができるようにされる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による記録再生装置、再生方法および再生装置の一実施
の形態について説明する。以下に説明する実施の形態お
いては、主データとして楽曲のオーディオデータと、当
該オーディオデータに付随する副データとして静止画像
データやテキストデータの記録が可能ないわゆるMD
Clipフォーマットの1つのフォーマットである図1
7に示したRecordable MDを記録媒体とし
て用いる記録再生装置にこの発明を適用した場合を例に
して説明する。
【0043】[記録再生装置について]図1は、この実
施の形態の記録再生装置を説明するためのブロック図で
ある。図1において、符号111はミニディスクを示し
ている。ミニディスク111は、カートリッジ111A
内に直径64mmのディスク111Bを収納して構成さ
れる。このミニディスクには、再生専用光ディスク(P
re−masteredMD)、記録可能な光磁気ディ
スク(Recordable MD)、再生専用領域と
記録可能領域が混在するハイブリッドディスク(Hyb
rid MD)の3種類のものがある。
【0044】この実施の形態において、ミニディスク1
11は、前述もしたように、AUXUData領域と、
AUX UTOC領域とを有するMD Clipフォー
マットの記録可能な光磁気ディスクであるRecord
able MDである。そして、図1に示すこの実施の
形態の記録再生装置は、MD Clipフォーマットの
Recordable MDに対して主データと副デー
タとを記録することができるとともに、当該Recor
dable MDから主データと副データとの両方を再
生することができるものである。
【0045】ミニディスク111のディスク111B
は、スピンドルモータ112により回転される。ミニデ
ィスク111にはシャッターが設けられており、ミニデ
ィスク111が装着されると、シャッターが開かれる。
そして、この実施の形態の記録再生装置の場合には、デ
ィスク111Bの上部に記録用の磁気ヘッド113が対
向して配置され、ディスク111Bの下部に光ヘッド1
14が対向して配置されている。なお、再生専用の光デ
ィスクの再生装置の場合には、磁気ヘッド113は設け
られず、ディスク111Bの下部に光ヘッド114が設
けられることによって構成される。
【0046】スピンドルモータ112の回転は、サーボ
制御回路(サーボ回路)115により線速度一定(CL
V)となるように制御される。光ヘッド114は、レー
ザダイオード(レーザ光源)、偏向ビームスプリッタ、
対物レンズなどの光学系と、フォトディテクタ(受光素
子)などが搭載されたものである。
【0047】また、光ヘッド114の対物レンズは、2
軸アクチュケータによって、ディスク111Bの半径方
向およびディスク111Bに直交する方向に変位可能に
されているとともに、光ヘッド114自体が、送りモー
タ(スレッドモータ)116により、ディスク111B
の径方向に移動制御される。なお、磁気ヘッド113も
また、記録時においては、光ヘッド114に対応してデ
ィスク111Bの径方向に移動制御するようにされてい
る。
【0048】また、サーボ制御回路115は、RFアン
プ129からのフォーカスエラー信号、トラッキングエ
ラー信号に基づいて、フォーカス制御及びトラッキング
制御を行うようにしている。
【0049】システムコントローラ150は、この実施
の形態の記録再生装置の全体の動作を管理している。こ
のシステムコントローラ150には、キー操作部152
から入力が与えられる。このキー操作部152には、電
源キー、イジェクトキー、再生キー、一時停止キー、停
止キー、選曲キー、録音キーなどがある。また、図示し
ないリモコン受信部からも入力が与えられる。このリモ
コンのコマンドには、電源コマンド、イジェクトコマン
ド、再生コマンド、一時停止コマンド、停止コマンド、
選曲コマンド(トラック指定再生コマンド)、録音コマ
ンドなどがある。
【0050】また、表示部151は、例えば、LCD
(Liqied Crystal Display)に
より構成され、その表示画面に、装着されたミニディス
クの総演奏時間、演奏中の曲の経過時間、再生中の曲の
残り演奏時間、全体の残りの演奏時間等の時間情報や、
演奏中の曲のトラックナンバ等が表示される。また、デ
ィスクネームやトラックネームが記録されているディス
クでは、ディスクネームやトラックネームが表示され
る。さらに、曲やディスクの記録日時(記録時刻)が記
録されていれば記録日時が表示される。
【0051】また、図1に示すように、この実施の形態
の記録再生装置には、2つの入力端子が設けられてい
る。1つは、デジタル入力端子121であり、もう1つ
は、アナログ入力端子134である。そして、例えば、
デジタル機器からのオーディオデータ(デジタルオーデ
ィオデータ)は、デジタル入力端子121を通じて、デ
ジタルオーディオインターフェース122に供給され
る。
【0052】デジタルオーディオインターフェース12
2は、これに供給されたオーディオデータを、オーディ
オデータと他の情報とに分離する。他の情報にはCbi
t、Ubitなどと呼ばれる情報があり、システムコン
トローラ150がこれを読み取る。分離されたオーディ
オデータは、音声圧縮エンコーダ/デコーダ123に入
力される。
【0053】また、ラジオチューナやカセットテープレ
コーダなどからのアナログオーディオ信号は、アナログ
オーディオ入力端子134を通じて、A/Dコンバータ
133に供給される。A/Dコンバータ133は、これ
に供給されたアナログオーディオ信号をサンプリング周
波数44.1kHz、量子化ビット数16ビットでデジ
タルデータに変換する。ディジタル化されたオーディオ
データは、音声圧縮エンコーダ/デコーダ123に入力
される。
【0054】そして、音声圧縮エンコーダ/デコーダ1
23は、これに供給されたオーディオデータを約1/5
のデータ量に圧縮する。オーディオ信号の圧縮技術とし
ては、変形DCT(Modified Discrea
te Cosine Transform)を用いたA
TRAC(Adaptive TransformAc
oustic Coding)や、より圧縮率の高いA
TRAC3などが用いられる。なお、ATRAC、AT
RAC3は、ソニー株式会社において開発された音声圧
縮技術である。
【0055】音声圧縮エンコーダ/デコーダ123にお
いて圧縮されたオーディオデータは、メモリコントロー
ラ124を介して、DRAM125に一度蓄えられる。
DRAM125は、1クラスタ以上のデータ容量(この
例では、16メガビット)を有している。このDRAM
125の出力は、EFM及びCIRCのエンコーダ/デ
コーダ126に供給される。
【0056】ここで、EFMは、Eight to F
ourteen Modulation(8−14変
調)の略称であり、CIRCは、誤り訂正符号の一種で
あるCross Interleave Reed−S
olomon Codeの略称である。
【0057】EFM及びCIRCのエンコーダ/デコー
ダ126は、DRAM125からの出力データであるオ
ーディオデータに対して、エラー訂正符号、この例の場
合には、CIRCを付加し、エラー訂正符号が付加され
たオーディオデータをEFM(8−14変調)するもの
である。
【0058】このようにして形成された記録用のオーデ
ィオデータは、磁気ヘッド駆動回路127を介して記録
用磁気ヘッド113に供給される。これにより、記録デ
ータで変調された磁界がミニディスク111のディスク
111B(光磁気ディスク)に印加される。また、記録
時においては、光学ヘッド114から高レベルのレーザ
ビームがミニディスク111のディスク111Bに照射
され、記録トラックがキューリー温度まで加熱される。
これにより、ミニディスク111のディスク111Bに
データが光磁気記録される。
【0059】なお、データの記録は、クラスタ単位で行
なわれる。1クラスタは、36セクタで、1セクタ(コ
ンパクトディスクの1サブコードブロックに相当する)
は5.5サウンドグループである。実際の1クラスタ中
32セクタが有効なデータとなる。残りの4セクタは記
録開始時の磁気ヘッドの磁界の立ち上りや、レーサパワ
ーの制御に対してタイミングを合わせる為に、リンキン
グエリアとして使われる。
【0060】また、記録時のディスク111B上の位置
は、ディスク111Bのトラックに沿って設けられたグ
ルーブにウォブル記録されているアドレスにより指定さ
れる。このアドレスは、アドレスデコーダ128で検出
される。アドレスデコーダ128で検出されたアドレス
がEFM及びCIRCエンコーダ/デコーダ126に供
給され、EFM及びCIRCエンコーダ/デコーダ12
6を通じてシステムコントローラ150に供給され、ア
ドレス制御が行われる。
【0061】また、再生時には、スピンドルモータ11
2により回転駆動されるディスク111Bに、光学ヘッ
ド114から記録時よりも低レベルのレーザビームが照
射される。このレーザビームのディスク111Bからの
反射光が、光ヘッド114に設けられたフォトディテク
タによって受光され、磁気カー効果を利用して、電気信
号に変換されてRFアンプ129に供給される。
【0062】この実施の形態において、RFアンプ12
9は、再生RF信号形成部、フォーカスエラー信号形成
部、トラッキングエラー信号形成部などを備えたもので
あり、RFアンプ129の再生RF信号形成部で形成さ
れた再生RF信号は、EFM及びCIRCエンコーダ/
デコーダ126に供給される。
【0063】また、RFアンプ129のフォーカスエラ
ー信号形成部で形成されたフォーカスエラー信号と、ト
ラッキングエラー信号形成部で形成されたトラッキング
エラー信号とは、サーボ制御回路115に供給され、前
述もしたように、サーボ制御回路115によるフォーカ
ス制御、トラッキング制御に用いられる。
【0064】EFM及びCIRCエンコーダ/デコーダ
126は、RFアンプ129から供給された再生RF信
号(オーディオデータ)をEFM復調するとともに、エ
ラー訂正処理を施す。EFM及びCIRCエンコーダ/
デコーダ126において、復調され、エラー訂正された
オーディオデータは、メモリコントローラ124を介し
て、DRAM125に一旦記憶される。DRAM125
の出力が音声圧縮エンコーダ/デコーダ123に供給さ
れる。
【0065】なお、DRAM125へデータを一杯に読
み込むのにかかる時間は、この例においては、約12秒
であり、このデータは再生時間が約50秒間分のオーデ
ィオデータに相当する。すなわち、DRAMにデータが
一杯蓄えられている時に、ディスク111Bの信号が読
み取れなくなっても、約50秒間は再生信号を出力し続
けることが可能である。その間に光学ヘッド114から
のレーザビームを元の位置に照射するようにして再アク
セスし、信号読み取りを再度行うことで、音飛びの発生
を防止できる。
【0066】音声圧縮エンコーダ/デコーダ123は、
DRAM125からのデータ圧縮されているオーディオ
データの圧縮伸長処理を行う。音声圧縮エンコーダ/デ
コーダ123で圧縮が解かれたオーディオデータは、D
/Aコンバータ135に供給され、アナログ信号に戻さ
れる。このアナログオーディオ信号がアナログ出力端子
130から出力される。システムコントローラ150
は、その時の音量データを読み出すことができる。読み
出される音量データは、前回の読み出しから今回の読み
出しまでの間のレベルのピーク値を読み出すことができ
る。
【0067】また、メモリコントローラ124は、外部
データ入出力端子132、外部データインターフェース
131を介して、外部のシステムとデータの入出力を行
うことができる。外部データ入出力端子132から入力
されたデータは、外部データインターフェース131お
よびメモリコントローラ124を介してDRAM125
に格納される。
【0068】そして、DRAM125に格納されたデー
タは、前述もしたように、メモリコントローラ124、
EFM及びCIRCエンコーダ/デコーダ126、磁気
駆動ヘッド127、磁気ヘッド113を通じて、ディス
ク111Bに記録することができるようにされる。
【0069】逆に、DRAM125上のデータをメモリ
コントローラ124および外部データインターフェース
131を介して外部データ入出力132に出力すること
ができる。これらの入出力の動作の切り換えは、システ
ムコントローラ150が行う。
【0070】また、ディスク111B上に設けられたA
UX UData領域に記録される静止画像データやテ
キストデータは、例えば、外部機器であるイメージスキ
ャナ、パーソナルコンピュータ、キーボードなどから入
出力端子161、インターフェース160を通じて、シ
ステムコントローラ150に供給され、システムコント
ローラ150からメモリコントローラ124を通じてD
RAM125にいったん蓄えられた後、EFM及びCI
RCエンコーダ/デコーダ126、磁気ヘッド駆動部1
27を通じて、磁気ヘッド113に供給される。
【0071】このとき、磁気ヘッド113に対向する光
ヘッド114から記録用のレーザビームが照射され、A
UX UData領域に副データとしての静止画像デー
タやテキストデータが記録される。また、副データに応
じた管理情報が、システムコントローラ150からメモ
リコントローラ124を通じてDRAM125にいった
ん蓄えられた後、EFM及びCIRCエンコーダ/デコ
ーダ126、磁気ヘッド駆動部127を通じて、磁気ヘ
ッド113に供給され、副データの記録と同様にしてA
UX UTOC領域に副データに応じた管理情報が記録
されることになる。
【0072】なお、ディスク111Bに対して記録/再
生動作を行う際には、ディスク111Bに記録されてい
る管理情報であるPTOC(プリンタマスタードTO
C)に記録されているデータ、および、UTOC(Us
er TOC)に記録されているデータを読み出す必要
がある。
【0073】PTOCは、ディスク111Bの最内周側
に設けられている管理情報の記録領域である。PTOC
には、ディスクの記録可能領域や、リードアウト領域、
UTOC領域などの予め設けられる各領域の位置の管理
情報や、その他の必要な情報が書かれている。
【0074】また、UTOCは、記録可能なディスクの
場合に設けられるものであり、使用者側において記録す
るようにしたオーディオデータを管理するための管理情
報が記録されるものである。UTOCに記録される情報
としては、後述もするように、セクタ0、セクタ1、セ
クタ2、セクタ4などの複数種類のものがある。
【0075】システムコントローラ150は、PTOC
やUTOCに記録されている管理情報に基づいて、ディ
スク111B上のデータを記録すべき領域のアドレス
や、再生すべきデータが記録されている領域のアドレス
を判別することになる。この管理情報は、例えば、DR
AM125(バッファメモリ)に一時記憶されて用いる
ようにされる。
【0076】システムコントローラ150は、PTO
C、UTOCからの管理情報を、ミニディスク111
が、この実施の形態の記録再生装置に装填された際にデ
ィスク111Bの最内周側の再生動作を実行させること
により読み出し、DRAM125に記憶しておき、以
後、そのディスク111Bに対する主データの記録/再
生/編集動作の際に参照できるようにしている。
【0077】すなわち、前述もしたように、光ヘッド1
14からのレーザビームをディスク111Bの最内周側
に照射し、ディスク111Bからの反射光を光ヘッド1
14のフォトディテクタで受光し、電気信号に変換し
て、RFアンプ129、EFM及びCIRCエンコーダ
/デコーダ126、メモリコントローラ124を通じ
て、DRAM125に格納し、必要に応じて読み出して
用いることができるようにしている。
【0078】また、UTOCは、主データの記録や各種
編集処理に応じて書き換えられるものである。このた
め、システムコントローラ150は、記録/編集動作の
たびに、UTOCの更新処理をDRAM125に記録さ
れたUTOCのデータに対して行い、所定のタイミング
でディスク111BのUTOC領域に書き出すことによ
って、ディスク111B上のUTOC領域のデータを最
新のものとなるようにしている。
【0079】また、前述もしたように、ディスク111
Bには、主データとは別に、AUXUData領域が設
けられ、ここに主データに付随する副データとして、静
止画像データやテキストデータが記録される。このAU
X UData領域に記録される副データの管理のため
に、ディスク111B上には、前述もしたように、AU
X UTOC領域が設けられ、ここに、副データについ
ての管理情報が記録される。AUX UTOCに記録さ
れる情報としては、後述もするが、セクタ0、セクタ
1、セクタ2、セクタ3、セクタ4、セクタ5などの複
数種類のものがある。
【0080】システムコントローラ150は、UTOC
領域に記録されているデータの読み出しの際に、前述し
たUTOCの読み出しの場合と同様にして、AUX U
TOC領域に記録されているデータ(副データの管理情
報)の読み出しをも行い、これをバッファメモリに記録
して、必要に応じて参照できるようにしている。
【0081】また、システムコントローラ150は、必
要に応じて所定のタイミングで(もしくは、AUX U
TOCの読み出しの際に同時に)、AUX UData
領域に記録されている副データを読み出して、これをD
RAM125に格納する。そして、後述もするように、
AUX UTOCで管理されるデータによって示される
出力タイミングに応じて、静止画像やテキストなどの副
データの出力動作を実行させるようにしている。この副
データの出力(再生)時において、DRAM125に格
納された副データは、システムコントローラ150、イ
ンターフェース160、入出力端子161を介し、外部
に出力される。
【0082】この出力された副データが、外部のモニタ
装置やパーソナルコンピュータなどに供給され、例えば
所定のデータ伸長処理を行って、副データに応じた静止
画像やテキスト情報が、モニタ装置の表示画面や、パー
ソナルコンピュータのディスプレイの表示画面に表示さ
れることになる。
【0083】なお、この実施の形態の記録再生装置に、
副データに施されているデータ圧縮処理に対応したデー
タ伸長処理回路(デコーダ)を搭載しておくことによ
り、データ伸長処理した副データを出力し、これを表示
するようにしたり、また、データ伸長処理した後に、D
/A変換処理して、アナログ信号に変換した副データを
出力するようにしてモニタ装置に供給し、そのまま表示
するようにすることも可能である。
【0084】このように、この実施の形態の記録再生装
置は、デジタルオーディオ信号やアナログオーディオ信
号の供給を受けて、これを主データとしてディスク11
1Bに記録することができるとともに、主データに付随
する静止画像データやテキストデータの供給を受けて、
これを副データとしてディスク111Bに記録すること
ができるものである。
【0085】また、ディスク111Bに記録されている
主データであるオーディオデータを読み出して再生する
ことができるとともに、ディスク111Bに記録されて
いる副データである静止画像データやテキストデータを
読み出して出力し、利用するようにすることができるも
のである。
【0086】なお、この実施の形態においては、記録再
生装置には、ミニディスク111が装填されているもの
として説明したが、他の記録可能なミニディスクを装填
してオーディオデータを記録したり、あるいは、再生し
たり、また、再生専用のミニディスクを装填して、これ
に記録されているオーディオデータを再生したりするこ
とももちろんできるものである。
【0087】ところで、主データであるオーディオデー
タと、これに付随する副データである静止画像データが
記録されたMD Clipフォーマットの記録可能なミ
ニディスクに対して、例えば、MD Clipフォーマ
ットに対応していない記録装置や記録再生装置によりオ
ーディオ信号を記録したり、あるいは、すでに記録され
ているオーディオデータを消去した場合には、主データ
と副データとに不整合が生じる。
【0088】このように不整合が生じている主データと
副データとを用い、主データの再生に同期させて副デー
タを再生しても、使用者を混乱させるだけである。そこ
で、この実施の形態の記録再生装置においては、UTO
Cの管理情報と、AUX UTOCの管理情報とに基づ
いて、主データと副データとに不整合が生じているか否
かを判断し、不整合が生じている場合には、これを記録
再生装置の使用者に告知するようにしている。
【0089】[UTOC、AUX UTOCについて]
次に、MD Clipフォーマットの記録可能なMDに
記録されている主データと副データとが不整合となって
いるか否かを判断するために用いるUTOCに記録され
る管理情報と、AUX UTOCに記録される管理情報
とについて説明する。
【0090】[UTOCについて]まず、UTOCに記
録される管理情報について説明する。前述もしたよう
に、UTOCに記録される管理情報には、セクタ0、セ
クタ1、セクタ2、セクタ4などの複数種類の管理テー
ブルが記録される。
【0091】[UTOCセクタ0について]UTOCセ
クタ0について説明する。図2は、UTOCセクタ0の
構造を説明するための図である。図2に示すように、U
TOCセクタ0は、大きく分けると先頭16バイト分の
ヘッダ(Header)部と、続く2336バイト分の
データエリア(Data area)とからなるもので
ある。このUTOCセクタ0には、ディスク、この実施
の形態の例の場合には、ディスク111Bにおいてのデ
ータの記録状況が書かれる。
【0092】したがって、ディスク111Bに楽曲の録
音を行おうとする際には、システムコントローラ150
は、UTOCセクタ0の情報からディスク111B上の
空き領域を探し出し、ここにオーディオデータを記録し
ていくことになる。また、再生時には、再生すべきオー
ディオデータが記録されている領域をUTOCセクタ0
の情報から判別し、その領域にアクセスして目的とする
オーディオデータの再生を行うようにする。
【0093】UTOCセクタ0について具体的に説明す
る。図2において、図2において、左端側の0、1、
2、3、…、の数字は、4バイト毎のエリアの位置を示
すものである。そして、左端の数字「7」が示す4バイ
トのグループの1バイト目のメーカーコード(Make
r code)と、2バイト目のモデルコード(Mod
el code)は、UTOCを記録した機器の製造者
を特定するメーカーコードと機器の型を特定するモデル
コードが記録される。このメーカーコードとモデルコー
ドとは、各記録機器、記録再生機器のシステムコントロ
ーラ内のROMなどに予め記録するようにされたもので
ある。
【0094】また、図2において、左端の数字「12」
が示す4バイトのグループの2バイト目のP−TNO1
は、1曲目の曲が始まるアドレスが入っているUTOC
セクタ0上のポインタが書かれている。つまり、P−T
NO1に「1」が入っていたら、UTOCセクタ0の
(76+1*2)*4バイトを先頭とするパーツテーブ
ルに、1曲目の曲のオーディオデータの記録位置を示す
スタードアドレスとエンドアドレスが書かれていること
になる。
【0095】すなわち、この場合には、(76+1*
2)*4=78*4バイトであり、図2において、左端
側の数字「78」が示す位置の先頭から1曲目の記録開
始位置を示すアドレスが記録されていることになる。P
−TNO2以降も同様に、 (76+(P−TNO(n))*2)*4…(1) により、n曲目のディスク111Bの記録開始アドレス
と終了アドレスが記録されているUTOCセクタ0上の
位置を求めることができるようにされる。
【0096】なお、(1)式において、「*」は、掛け
算記号であり、また、アルファベットnは、1以上の整
数である。そして、P−TNO(n)は、n番目のP−
TNOの値を示すものである。以下においても、「*」
は掛け算記号として用い、アルファベットnは、特に示
さない場合は、1以上の整数として用いる。
【0097】また、パーツテーブルは、図2において、
左端の数字が「78」以降のスタートアドレス、エンド
アドレスが記録される8バイト単位の各エリアをいうも
のである。後述するUTOCの各セクタ、および、AU
X UTOCの各セクタにおいても、パーツテーブルと
いう場合には、各セクタのデータエリア内に設けられ、
各ポインタによって指示される8バイト単位のデータの
格納エリアをいうものである。
【0098】また、図2において、左端の数字「11」
が示す4バイトのグループの4バイト目のP−EMPT
Yは、UTOCセクタ0内の未使用パーツテーブルの先
頭のパーツテーブルを示すものである。
【0099】また、図2において、左端の数字「12」
が示す4バイトのグループの1バイト目のP−FRA
は、ディスク111B上のデータの書き込み可能な空き
領域について示しており、空き領域を示すアドレスデー
タが記録されるパーツテーブルのうちの先頭のパーツテ
ーブルを指定している。
【0100】つまり、ディスク111B上に主データの
記録が可能な空き領域が存在する場合には、P−FRA
にパーツテーブルを示す値が記録されおり、そのP−F
RAの値に応じて特定されるパーツテーブルには、空き
領域のスタートアドレス、エンドアドレスが記録されて
いる。そして、空き領域が複数存在する場合には、その
パーツテーブルのLink−P情報によって、次の空き
領域のスタートアドレス、エンドアドレスが記録された
パーツテーブルが指定される。このように、順次に、い
わゆるリンク形態で空き領域を管理することができるよ
うにされている。
【0101】また、図2において、左端の数字「11」
が示す4バイトのグループの3バイト目のP−DFA
は、ディスク111B上の欠陥領域について示してお
り、欠陥領域を示すアドレスデータが記録されるパーツ
テーブルのうちの先頭のパーツテーブルを指定してい
る。
【0102】これにより、前述したP−FRAによる空
き領域の特定の場合と同様に、ディスク111B上に欠
陥領域が存在する場合には、P−DFAにパーツテーブ
ルを示す値が記録されおり、そのP−DFAの値に応じ
て特定されるパーツテーブルには、欠陥領域のスタート
アドレス、エンドアドレスが記録されている。そして、
欠陥領域が複数存在する場合には、そのパーツテーブル
のLink−P情報によって、次の欠陥領域のスタート
アドレス、エンドアドレスが記録されたパーツテーブル
が指定される。このように、順次に、いわゆるリンク形
態で欠陥領域を管理することができるようにされてい
る。
【0103】[UTOCセクタ1について]図3はUT
OCセクタ1の構造を説明するための図である。UTO
Cセクタ1もまた、大きく分けると先頭16バイト分の
ヘッダ(Header)部と、続く2336バイト分の
データエリア(Data area)とからなるもので
ある。このUTOCセクタ1には、ディスクネーム、ト
ラックネームの情報が記録される。各情報はアスキーコ
ードである。また、図3において、左端側の0、1、
2、3、…、の数字は、4バイト毎のエリアの位置を示
すものである。
【0104】そして、図3において、左端側の数字「1
2」が示す4バイトのグループの2バイト目のP−TN
A1は、1曲目のトラックネームが入っているUTOC
セクタ1上のパーツテーブルのアドレスを示している。
つまり、P−TNA1が2ならUTOCセクタ1の(7
6+2*2)*4バイトを先頭とするパーツテーブル
に、1曲目のトラックネームが入っていることになる。
この場合、(76+2*2)*4=80*4バイトであ
り、図3において、左端側の数字「80」が示す位置の
先頭から1曲目のトラックネームが記録されていること
になる。
【0105】そして、P−TNO2以降も同様に、 (76+(P−TNA(n))*2)*4…(2) により、n曲目のトラックネームが入っているUTOC
セクタ1上の位置を示すことができるようにされてい
る。ここで、P−TNA(n)は、n番目のP−TNA
の値を示すものである。なお、ディスクネームは、図3
に示すように、UTOCセクタ1の76*4バイトを先
頭にして記録するようにされている。
【0106】[UTOCセクタ2について]図4はUT
OCセクタ2の構造を説明するための図である。UTO
Cセクタ2もまた、大きく分けると先頭16バイト分の
ヘッダ(Header)部と、続く2336バイト分の
データエリア(Data area)とからなるもので
ある。図4において、左端側の0、1、2、3、…、の
数字は、4バイト毎のエリアの位置を示すものである。
【0107】このUTOCセクタ2には、ディスクに記
録されたオーディオデータの記録日時(記録時刻)を記
録する。対応しているミニディスクレコーダでは、普
通、録音と同時に自動的に記録される。この実施の形態
の記録再生装置において、記録日時は、図1に示した記
録再生装置の時計回路153から提供される。記録再生
装置の時計回路153は、いわゆるカレンダ機能を備
え、現在時刻、現在曜日、現在年月日を提供することが
できるものである。
【0108】そして、図4において、左端側の数字「1
2」が示す4バイトのグループの2バイト目のP−TR
D1は、1曲目が記録された日時が入っているUTOC
セクタ2上の先頭アドレスを示している。つまり、P−
TRD1が3なら、UTOCセクタ2の(76+3*
2)*4バイトを先頭とするパーツテーブルに、1曲目
の記録日時が書かれている。この場合、(76+3*
2)*4=82*4バイトであり、図4において、左端
側の数字「82」が示す位置の先頭から1曲目の記録日
時が記録されていることになる。
【0109】そして、P−TRD2以降も同様に、 (76+(P−TRD(n))*2)*4…(3) により、n曲目の記録日時が入っているUTOCセクタ
2上の位置を示すことができるようにされている。ここ
でP−TRD(n)は、n番目のP−TRDの値を示す
ものである。また、ディスクの記録日時はUTOCセク
タ2の76*4バイトを先頭にして記録するようにされ
ている。
【0110】また、図4に示すように、UTOCセクタ
2には、トラックを記録した装置のメーカーコード、モ
デルコードが記録される。例えば、P−TRDが3の場
合は、UTOCのセクタ2の(76+3*2)*4+6
バイト目にメーカーを識別するためのメーカーコード
(Maker code)を、また、(76+3*2)
*4+7バイト目にモデルを識別するためのモデルコー
ド(Model code)を記録する。
【0111】[UTOCセクタ4について]図5はUT
OCセクタ4の構造を説明するための図である。このU
TOCセクタ4には、前述したUTOCセクタ1と同様
に、使用者が録音を行ったトラックに曲名(トラックネ
ーム)を付けたり、ディスクネームを付ける場合に、入
力された文字情報が記録される。図3に示したUTOC
セクタ1の構造と、図5に示したUTOCセクタ4の構
造とを比較すると分かるように、UTOCセクタ1の構
造と、UTOCセクタ4の構造とは、ほぼ同様である。
【0112】ただし、このUTOCセクタ4は、漢字や
欧州文字に対応するコードデータ(2バイトコード)が
記録できるようにされたものである。このため、UTO
Cセクタ4には、所定バイト位置(左端側の数字「1
0」が示す4バイトのグループの4バイト目)に文字コ
ードの属性が記録される。そして、UTOCセクタ4の
文字情報の管理は、前述したUTOCセクタ1の場合と
同様に、ポインタP−TNA1〜P−TNA255によ
って指定される255単位のスロットによって行うよう
にされている。
【0113】なお、図2、図3、図5に示したように、
UTOCセクタ0、UTOCセクタ1、UTOCセクタ
4の、各トラックの情報には、Link−Pという情報
が含められる。このLink−Pは、UTOCセクタ0
では、その曲がミニディスク上において次にどこにつな
がるかを示すものであり、UTOCセクタ1、UTOC
セクタ4では、その曲の曲名(トラックネーム)がミニ
ディスク上において次にどこにつながるかを示すもので
ある。従って、曲を消したり、2つの曲を一つにした
り、後でトラックネームの文字数を増やしたりすること
が簡単に行えるようにされている。
【0114】また、この実施の形態の記録再生装置は、
UTOCが形成されない再生専用のミニディスクから
も、これに記録されているオーディオデータの再生を行
うことができる。再生専用のミニディスクの場合、PT
OCにおいて、ディスクネームやトラックネームなどの
文字情報を記録しておくことができるようにされてい
る。
【0115】すなわち、PTOCのセクタとして、UT
OCセクタ1、UTOCセクタ4と同様のセクタ(テー
ブル)が用意されている。したがって、ディスクの製造
業者により、PTOCの該当セクタに、ディスクネーム
やトラックネームが記録された再生専用のミニディスク
の場合には、この実施の形態の記録再生装置において
も、PTOCの該当セクタに記録されているディスクネ
ームやトラックネームを読み出して表示することができ
る。
【0116】[AUX UTOCについて]次に、AU
X UTOCに記録される管理情報について説明する。
前述もしたように、AUX UTOCに記録される副デ
ータの管理情報には、セクタ0、セクタ1、セクタ2、
セクタ3、セクタ4、セクタ5までの管理テーブルが記
録される。セクタ6からセクタ31は、予約されてい
る。AUX UTOCの各セクタもまた、前述したUT
OCの各セクタと同様に、先頭16バイト分のヘッダ
(Header)部と、続く2336バイト分のデータ
エリア(Data area)とからなるものである。
【0117】[AUX UTOCセクタ0(第1のテー
ブル)について]AUX UTOCの各セクタについて
説明する。まず、AUX UTOCセクタ0について説
明する。図6は、AUX UTOCセクタ0の構造を説
明するための図である。このAUX UTOCセクタ0
は、副データが記録されるAUXUData領域の全体
にわたって、AUX UData領域における空き領域
(フリーエリア)の管理を行うエリアアロケーションテ
ーブルである。
【0118】図6に示すように、AUX UTOCセク
タ0は、16バイト分のヘッダ部に続き、所定のバイト
位置に、フォーマットIDとして、ASCIIコードで
4文字の情報、“M”,“D”,“A”,“D”が記録
される。また、このフォーマットIDに続いて、メーカ
ーコード(Maker code)、モデルコード(M
odel code)が記録される。これらフォーマッ
トID、メーカーコード、モデルコードは、AUX U
TOCの各セクタの同じ位置に記録するようにされてい
る。
【0119】そして、AUX UTOCセクタ0には、
2つのポインタP−EMPTY、P−BLANKが設け
られている。P−EMPTYは、このAUX UTOC
セクタ0内での未使用のパーツテーブル(スタートアド
レス、エンドアドレスが記録される各エリア)をリンク
形態で管理するためのものであり、最初の未使用のパー
ツテーブルの位置を指し示すものである。
【0120】また、P−BLANKは、AUX UDa
ta領域内の空き領域、つまり、副データを記録するこ
とができるAUX UData領域内の未記録領域を、
前述したUTOCセクタ0のP−FRAの場合と同様に
してパーツテーブルのリンク形態で管理するようにして
いる。
【0121】したがって、P−BLANKにより、最初
の未記録領域のアドレスが記録されたパーツテーブルの
位置が指し示され、そのパーツテーブルのLink−P
の情報により次の未記録領域のアドレスが記録されたパ
ーツテーブルが示されるというようにリンク形態で管理
できるようにしている。
【0122】[AUX UTOCセクタ1(第2のテー
ブル)について]次に、AUX UTOCセクタ1につ
いて説明する。図7は、AUX UTOCセクタ1の構
造を説明するための図である。このAUX UTOCセ
クタ1からAUX UTOCセクタ3までは、副データ
としての静止画像データの管理に用いられる。図7に示
すAUX UTOCセクタ1は、静止画像アロケーショ
ンテーブル(ピクチャーアロケーションテーブル)とし
ての管理セクタとなり、AUX UData領域に記録
された各静止画像データの管理を行う。
【0123】そして、AUX UData領域に記録さ
れたn(nは、1以上の整数)枚の静止画像データの記
録領域が、このAUX UTOCセクタ1により管理さ
れる。例えば、1枚目の静止画像データは、P−PNO
1によって示されるパーツテーブルに記録されているス
タートアドレス、エンドアドレスによって、その記録領
域が示される。
【0124】したがって、n枚目の静止画像データのA
UX UData領域内の記録領域を示すアドレスは、 (P−PNOn)*8+76*4バイト …(4) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
1内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0125】[AUX UTOCセクタ2(第3のテー
ブル)について]次に、AUX UTOCセクタ2につ
いて説明する。図8は、AUX UTOCセクタ2の構
造を説明するための図である。この図8に示すAUX
UTOCセクタ2には、AUX UData領域に記録
した静止画像データに対して付帯情報を付ける場合に、
その付帯情報を記録するテーブル(静止画像付帯情報テ
ーブル)である。
【0126】ここで、静止画像データに付帯させる付帯
情報は、例えば、静止画像データの名前(ピクチャーネ
ーム)、記録日時、インターネットのURL(Unif
orm Resource Locators)であ
り、この順序でAUX UTOCセクタ2に記録される
ことになる。
【0127】なお、各情報は、データ1Fh(hは、1
Fが16進数表記であることを示すものである。)によ
って区分けするようにして記録され、そのそれぞれを容
易に取り出すことができるようにしている。そして、n
枚目の静止画像データに付帯する付帯情報は、P−PI
Fnによって指し示されるパーツテーブルに記録されて
いることになる。
【0128】すなわち、n枚目の静止画像データに付帯
する付帯情報は、 (P−PIFn)*8+76*4バイト …(5) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
2内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0129】また、図8に示したAUX UTOCセク
タ2において、各パーツテーブルのLink−Pの情報
により、リンク形態で、静止画像データに付帯する比較
的に長い付帯情報をも記録し、管理することができるよ
うにされる。Link−Pが0(零)であるときには、
その付帯情報には続く情報がない場合である。
【0130】したがって、Link−Pが0でない場合
には、そのパーツテーブに記録されている付帯情報に続
く付帯情報は、 (Link−P)*8+76*4 …(6) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
2内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0131】[AUX UTOCセクタ3(第4のテー
ブル)について]次に、AUX UTOCセクタ3につ
いて説明する。図9は、AUX UTOCセクタ3の構
造を説明するための図である。この図9に示すAUX
UTOCセクタ3には、主データであるオーディオデー
タの再生中に表示する副データである静止画像データの
指定と表示タイミング、表示終了タイミングの情報を登
録するピクチャープレイバックシーケンステーブルであ
る。
【0132】すなわち、AUX UTOCセクタ3は、
各オーディオデータに対応して、静止画像データの表示
開始時間、表示終了時間、表示する静止画像データの番
号を記憶し管理する。静止画像データの表示開始時間
(表示開始タイミング)、表示終了時間(表示終了タイ
ミング)は、オーディオデータの先頭からのオフセット
アドレス(遅れ時間)により示される。
【0133】オーディオデータnに対応する静止画像デ
ータの表示開始時間、表示終了時間、表示する静止画像
データの番号などの情報は、P−TNPnによって示さ
れるAUX UTOCセクタ3上のパーツテーブルに記
録される。
【0134】すなわち、n曲目のオーディオデータに対
応する静止画像データの表示開始時間、表示終了時間、
表示する静止画像データの番号などの情報は、 (P−TNPn)*8+76*4バイト …(7) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
2内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0135】また、オーディオデータに対応する続きの
情報がある場合には、図9に示すように、各パーツテー
ブルのLink−Pによって、続きの情報があることを
示すことができるようにされている。続く情報がない場
合には、Link−Pが0(零)となるようにされる。
【0136】したがって、Link−Pが0でない場合
には、前述の(6)式と同じ演算をを行うことにより求
められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ3内
の8バイト分のパーツテーブルに、続きの情報が記録さ
れていることになる。これにより、1曲分のオーディオ
データに対して、複数の静止画像データを対応付けて表
示させるようにすることができるようにされている。
【0137】[AUX UTOCセクタ4(第5のテー
ブル)について]次に、AUX UTOCセクタ4につ
いて説明する。図10は、AUX UTOCセクタ4の
構造を説明するための図である。図10に示すAUX
UTOCセクタ4は、テキストアロケーションテーブル
としての管理セクタとなり、AUX UData領域に
記録された各テキストデータの管理を行う。
【0138】そして、主データであるn曲目のオーディ
オデータに対応するテキストデータの記録されているA
UX UData領域の開始アドレス、終了アドレス、
および、テキストのモードが、P−TXNOnで示され
るAUX UTOCセクタ4のパーツテーブルに記録さ
れる。
【0139】したがって、n曲目のオーディオデータに
対応するテキストデータが記録されているAUX UD
ata領域の記録領域を示すアドレスデータなどは、 (P−TXNOn)*8+76*4バイト …(8) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
4内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0140】また、テキストデータに続きがある場合に
は、パーツテーブルのLink−Pによってその続きを
示すことができるようにされる。Link−Pが0であ
る場合には、続くテキストデータがない場合である。
【0141】したがって、Link−Pが0でない場合
には、前述した(6)式と同じ演算を行うことにより求
められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ4内
の8バイト分のパーツテーブルに、続きのテキストデー
タの記録開始アドレス、記録終了アドレス、テキストデ
ータのモードが記録されていることになる。
【0142】[AUX UTOCセクタ5(第6のテー
ブル)について]次に、AUX UTOCセクタ5につ
いて説明する。図11は、AUX UTOCセクタ5の
構造を説明するための図である。この図11に示すAU
X UTOCセクタ5は、AUX UData領域に記
録したテキストデータに対して付帯情報を付ける場合
に、その付帯情報を記録するテーブルである。
【0143】ここで、テキストデータに付帯させる付帯
情報は、例えば、テキストデータの名前(ピクチャーネ
ーム)、記録日時、インターネットのURL(Unif
orm Resource Locators)であ
り、この順序でAUX UTOCセクタ5に記録される
ことになる。
【0144】なお、各情報は、データ1Fh(hは、1
Fが16進数表記であることを示すものである。)よっ
て分けられて記録され、そのそれぞれを容易に取り出す
ことができるようにされている。そして、n番目のテキ
ストデータ(すなわち、n曲目のオーディオデータに対
応するテキストデータ)の情報は、P−TXIFnによ
って指し示されるエリアに記録されている。
【0145】すなわち、n番目のテキストデータに付帯
する付帯情報は、 (P−TXIFn)*8+76*4バイト …(9) で求められる位置を先頭とするAUX UTOCセクタ
5内の8バイト分のパーツテーブルに記録されているこ
とになる。
【0146】また、図11に示したAUX UTOCセ
クタ5において、各パーツテーブルのLink−Pの情
報により、リンク形態で、テキストデータに付帯する比
較的に長い付帯情報をも記録し、管理することができる
ようにされる。Link−Pが0(零)であるときに
は、その付帯情報には続く情報がない場合である。
【0147】したがって、Link−Pが0でない場合
には、そのパーツテーブに記録されている付帯情報に続
く付帯情報は、前述した(6)式と同じ演算を行うこと
により求められる位置を先頭とするAUX UTOCセ
クタ5内の8バイト分のパーツテーブルに記録されてい
ることになる。
【0148】このように、UTOCに記録されるデータ
によって、空き領域を特定し、新たに主データであるオ
ーディオデータを記録することができるとともに、すで
に記録されているオーディオデータの中から目的とする
オーディオデータの記録位置を特定し、そのオーディオ
データを再生するようにすることができる。
【0149】また、AUX UTOCに記録されるデー
タによって、AUX UData領域の空き領域を検出
し、新たに副データである静止画像データやテキストデ
ータを記録することができるとともに、すでにAUX
UData領域に記録されている副データである静止画
像データやテキストデータを主データであるオーディオ
データの再生に同期させて出力するなどのことができる
ようにされる。
【0150】なお、前述したUTOCの各セクタおよび
AUX UTOCのセクタについては、本願出願人の先
の特許出願に係る特許公開公報(特開2000−182
363号公報)にも詳細に説明されている。
【0151】そして、前述もしたように、UTOCセク
タ0には、UTOCを記録した機器のメーカーコード、
モデルコードが記録される。同様に、AUX UTOC
の各セクタにもメーカーコード、モデルコードが記録さ
れる。そして、この実施の形態の記録再生装置は、MD
Clipフォーマットの記録可能なミニディスクに主
データと副データとを記録することができるものであ
り、UTOC、AUXUTOCを更新する時には、必ず
両方のメーカーコード、モデルコードをも更新し、デー
タの整合性を保つことができるようにしている。
【0152】これに対して、前述もしたように、主デー
タであるオーディオデータと、これに付随する副データ
である静止画像データが記録されたMD Clipフォ
ーマットの記録可能なミニディスクに対して、MD C
lipフォーマットに対応していない記録装置や記録再
生装置によりオーディオ信号を記録し直し、UTOCを
作成しなおした場合には、主データであるオーディオデ
ータと、副データである静止画像やテキストデータとは
不整合となる。
【0153】また、MD Clipフォーマットに対応
していない記録装置や記録再生装置により、オーディオ
データの消去を行うと、UTOCのみが更新されること
になり、主データであるオーディオデータと、副データ
である静止画像やテキストデータとは不整合となる。
【0154】この場合、MD Clipフォーマットに
対応していない記録装置や記録再生装置は、もともとA
UX UTOCの書き換えは行えないため、UTOCセ
クタ0のメーカーコード、モデルコードと、すでに作成
されているAUX UTOCの各セクタのメーカーコー
ド、モデルコードとが異なり不整合とになる。厳密にい
えば、少なくともメーカーコードとモデルコードの内の
一方は異なってしまう。
【0155】このように、主データと副データとに不整
合が生じている場合には、UTOCの情報とAUX U
TOCの情報との間においても不整合が生じていること
になる。このUTOCの情報とAUX UTOCの情報
との間の不整合を検出することによって、主データと副
データとの間に不整合が生じているか否かを検出するよ
うにしている。
【0156】具体的には、この実施の形態の記録再生装
置においては、MD Clipフォーマットの記録可能
なミニディスクが装填された場合に、UTOCセクタ0
のメーカーコード、モデルコードと、AUX UTOC
のいずれかのセクタのメーカーコード、モデルコードと
を比較することにより、主データと副データとの間に不
整合が生じているか否かを検出し、不整合が生じていた
場合には、これを告知するようにしている。
【0157】[主データと副データとの不整合の検出処
理および告知処理について]図12は、この実施の形態
の記録再生装置において行われる主データと副データと
の不整合の検出処理および告知処理を説明するためのフ
ローチャートである。この図12に示す処理は、ミニデ
ィスク、この実施の形態においては、MDClipフォ
ーマットの記録可能なミニディスクがこの実施の形態の
記録再生に装填された場合に、システムコントローラ1
50によって実行される処理である。
【0158】ミニディスクが自機に装填されると、この
実施の形態の記録再生装置のシステムコントローラ15
0は、図12に示す処理を実行し、まずUTOCのデー
タを読み出し、これを前述もしたようにDRAM125
に記憶するようにする(ステップS101)。そして、
システムコントローラ150は、UTOCのデータが読
み出しできたか否か、すなわち、未使用ディスク(ブラ
ンクディスク)か否かを判断する(ステップS10
2)。
【0159】ステップS102の判断処理において、U
TOCからデータが読み出せたと判断した場合には、読
み出したUTOCのセクタ0のメーカーコード(Mak
ercode)を変数utoc maker code
にセットするとともに、UTOCのセクタ0のモデルコ
ード(model code)を変数utoc mod
el codeにセットする(ステップS103)。
【0160】そして、システムコントローラ150は、
AUX UTOCのデータを読み出し、これを前述もし
たようにDRAM125に記憶するようにする(ステッ
プS104)。そして、システムコントローラ150
は、AUX UTOCのデータが読み出しできたか否
か、すなわち、副データが記録されたミニディスクディ
スクか否かを判断する(ステップS105)。
【0161】ステップS105の判断処理において、A
UX UTOCからデータが読み出せたと判断した場合
には、読み出したAUX UTOCの例えばセクタ0の
メーカーコード(Maker code)を変数ato
c maker codeにセットするとともに、AU
X UTOCの例えばセクタ0のモデルコード(mod
el code)を変数atoc model cod
eにセットする(ステップS106)。
【0162】そして、システムコントローラ150は、
ステップS103でセットした変数utoc make
r codeの値と、ステップS106でセットした変
数atoc maker codeの値とを比較し(ス
テップS107)、両者が一致している場合には、ステ
ップS103でセットした変数utoc modelc
odeの値と、ステップS106でセットした変数at
oc modelcodeの値とを比較する(ステップ
S108)。
【0163】ステップS108において、変数utoc
model codeの値と、変数atoc mod
el codeの値とが一致しているときには、主デー
タと副データとに不整合は生じていないと判断して、こ
の図12に示す処理を終了する。
【0164】ステップS107において、変数utoc
maker codeの値と、変数atoc mak
er codeの値とが一致していないとき、または、
ステップS108において、変数utoc model
codeの値と、変数atoc model cod
eの値とが一致していないときには、主データと副デー
タに不整合が発生していると判断し、システムコントロ
ーラは、管理情報、すなわち、UTOCの情報が他の機
器で変更されている可能性があることを示すメッセージ
を表示部151に表示し(ステップS109)、この図
12に示す処理を終了する。
【0165】ステップS109において表示するメッセ
ージは、例えば、「オーディオデータと静止画像データ
あるいはテキストデータとは整合性がとれていませ
ん。」、「オーディオデータと静止画像データ不整
合。」、「不整合発生」などの種々のメッセージを表示
させる事が可能である。
【0166】また、ステップS102の判断処理におい
て、UTOCからデータが読み出せず、ブランクディス
クであると判断した場合には、UTOC領域を初期化し
(ステップS110)、また、AUX UTOC領域を
初期化して(ステップS111)、この図12に示す処
理を終了する。また、ステップS105の判断処理にお
いて、AUX UTOCからデータが読み出せなかった
と判断したときには、副データは何も記録されていない
ので、AUX UTOC領域を初期化して(ステップS
111)、この図12に示す処理を終了する。
【0167】このように、この実施の形態の記録再生装
置においては、主データであるオーディオデータと、こ
れに付随すべき副データである静止画像データやテキス
トデータとの間に不整合が生じている可能性がある場合
には、これを確実に使用者に通知し、関連のないオーデ
ィオデータと副データとが再生された場合にも使用者が
混乱することがないようにすることができる。
【0168】[主データと副データとの不整合の検出処
理、告知処理およびAUX UTOCの補正処理につい
て]図12を用いて前述した主データと副データとの不
整合の検出処理および告知処理では、主データと副デー
タとに不整合が生じている可能性があることが検出され
た場合に、これを告知するまでに止まっていた。このた
め、不整合が生じていても、副データの出力は可能であ
った。しかし、不整合となっている副データを出力する
意味はあまりない。このため、主データに対して不整合
となっている副データの利用を不能にするように、AU
X UTOC領域に記録されているデータの補正を行う
ようにする。
【0169】図13は、主データと副データとの不整合
の検出処理を行い、不整合となっていた場合には、これ
を告知するとともに、AUX UTOC領域のデータに
ついて補正をも行う場合の処理を説明するためのフロー
チャートである。この図13に示す処理もまた、図12
に示した処理の場合と同様に、ミニディスクがこの実施
の形態の記録再生装置に装填された場合に、システムコ
ントローラ150によって実行される処理である。
【0170】そして、図13に示すように、ステップS
101からステップS111までの処理は、図12に示
した処理と全く同様の処理である。そして、この図13
に示す処理の場合には、主データと副データとが不整合
となっており、これをステップS109の処理により使
用者に対して告知した後に、ステップS201の処理に
よりAUX UTOC領域に記録されているデータの補
正処理を行うようにしたものである。
【0171】このステップS201において行う補正処
理としては、幾つかの処理が考えられる。図14は、図
13のステップS201において行われるAUX UT
OCの補正処理の1つの方法を説明するためのフローチ
ャートである。この図14に示すAUX UTOCの補
正処理は、主データと副データとに不整合が生じている
と判断した場合に、AUX UTOC領域を初期化し、
副データの使用を不能にするようにするものである。
【0172】すなわち、この図14に示す処理は、図1
3のステップS201において実行される処理である。
そして、この図14に示す処理は、前述のように、ステ
ップS301において、AUX UTOC領域を初期化
し、副データを破棄してしまうようにするものである。
【0173】この図14に示した処理を図13に示した
ステップS201において行うことにより、主データに
対して不整合を生じている副データを出力することはな
いようにされるので、主データに対応しない副データを
出力することがなく、使用者が混乱することを確実に防
止することができる。
【0174】また、AUX UTOC領域に記録された
データの別の補正方法として、図15に示す処理を行う
ようにすることもできる。この図15に示す処理は、M
DClipフォーマットの記録可能なディスクに対応不
能な従来の機器によりUTOCが更新されている場合
に、オーディオデータ(トラック)に関係する部分だけ
を初期化して、整合性が取れていないデータのみを破棄
するというものである。
【0175】すなわち、図15に示すように、システム
コントローラ150は、DRAM125に取り込んだ、
AUX UTOCデータのうち、AUX UTOCセク
タ3を初期化する(ステップS401)。AUX UT
OCセクタ3は、図9を用いて前述したように、主デー
タであるオーディオデータの再生中に表示する副データ
である静止画像データの指定と表示タイミング、表示終
了タイミングの情報が登録されたピクチャープレイバッ
クシーケンステーブルである。このAUX UTOCセ
クタ3を初期化することにより、主データに対して不整
合となった静止画像データを表示することはなくなる。
【0176】次に、システムコントローラ150は、A
UX UTOCセクタ4で管理していたテキストデータ
が記録されていた領域を空き領域としてAUX UTO
Cセクタ0に登録する(ステップS402)。AUX
UTOCセクタ4は、図10を用いて前述したように、
テキストアロケーションテーブルとしての管理セクタと
なり、AUX UData領域に記録された各テキスト
データの管理を行うものである。このAUX UTOC
セクタ4で管理していたテキストデータの記録エリアを
空き領域として登録することにより、主データに対して
不整合となったテキストデータの記録領域を空き領域と
することができる。
【0177】そして、システムコントローラ150は、
AUX UTOCセクタ5を初期化するとともに(ステ
ップS403)、AUX UTOCセクタ4を初期化し
(ステップS404)、この図15に示す処理を終了す
る。AUX UTOCセクタ5は、図11を用いて前述
したように、AUX UData領域に記録したテキス
トデータに対して付帯情報を付ける場合に、その付帯情
報を記録するテーブルである。
【0178】このステップS403、ステップS404
の処理により、オーディオデータに付随するようにされ
たテキストデータについての管理情報は消去されるの
で、主データに対して不整合となったテキストデータを
表示することはなくなる。このように、この図15に示
す処理は、主データに対して副データを直接結び付ける
AUX UTOC領域のセクタ3、セクタ4、セクタ5
を初期化する。したがって、セクタ0、セクタ1、セク
タ2については初期化しないので、効率的にAUX U
TOC領域のデータの補正を行うことができる。
【0179】この図15に示したように、AUX UT
OC領域に記録されるセクタ0〜セクタ5を選択的に初
期化を行うにあたり、図16に示すような、UTOCお
よびAUX UTOCの各セクタの間の関連に関する情
報を使用する。図16は、左側の項目に変更があったと
きに、上側の各項目に影響があるかどうかを示すもので
ある。
【0180】図16において、丸印(○印)は左側の項
目(AUX UTOCのセクタ)と上側の項目(AUX
UTOCのセクタ)とが相互に関連することを示し、
三角印(△印)は、左側の項目を初期化をするときは、
上側の項目についてもつじつまを合わせなくてはならな
いことを表している。また、−(ハイフン)は、相互に
関連しないことを示している。
【0181】図16に示すように、主データについての
管理情報を記憶するUTOCを更新したときには、主デ
ータの更新に応じて、AUX UTOCセクタ3(ピク
チャープレイバックシーケンステーブル)と、AUX
UTOCセクタ4(テキストアロケーションテーブル)
の内容も更新する必要が生じる。
【0182】また、AUX UTOC0を初期化した場
合には、副データである静止画像データ、テキストデー
タがない状態になるので、副データである静止画像デー
タの記憶領域を管理するAUX UTOCセクタ1と、
副データであるテキストデータの記憶領域を管理するA
UX UTOCセクタ4とを更新する必要が生じる。
【0183】また、副データである静止画像データの記
憶領域を管理するAUX UTOCセクタ1を更新した
ときには、AUX UTOCセクタ1の更新に応じて、
静止画像データに関連するAUX UTOCセクタ2、
AUX UTOCセクタ3を更新する必要が生じる。ま
た、副データであるテキストデータの記憶領域を管理す
るAUX UTOCセクタ4を更新したときには、AU
X UTOCセクタ4の更新に応じて、テキストデータ
に関連するAUX UTOCセクタ5を更新する必要が
生じる。
【0184】この図16からもわかるように、UTOC
の情報、すなわち、オーディオデータの管理情報に関連
のあるのは、AUX UTOCセクタ3とAUX UT
OCセクタ4である。UTOCのデータが書き換えられ
ている場合には、主データに対して、すべての副データ
が不整合になっている可能性があるので、図15に示し
たように、ステップS401、ステップS404の処理
によりAUX UTOCセクタ3とAUX UTOCセ
クタ4とを初期化する。
【0185】また、図16に示したように、AUX U
TOCセクタ4は、AUX UTOCセクタ0およびA
UX UTOCセクタ5に関連しており、その整合性を
保つために、ステップS404においてのAUX UT
OCセクタ4の初期化に先立って、図15に示したよう
に、ステップS402、ステップS403の処理によ
り、AUX UTOCセクタ0とAUX UTOCセク
タ5のデータの更新を行う。
【0186】この場合、AUX UTOCセクタ0に
は、AUX UTOCセクタ4で使用していた領域を空
きエリアとして登録する。AUX UTOCセクタ4の
テキストは全て消えるので、AUX UTOCセクタ5
は初期化する。
【0187】これにより、主データに関連するAUX
UTOCのセクタの初期化だけを行い、主データと特に
関連性のないAUX UTOCのセクタについてはその
ままにしておくことがか可能となり、AUX UTOC
のデータを効率的に補正するようにすることができる。
【0188】このように、ミニディスクにおいて、MD
Clipフォーマットのように新たに規格を拡張して
追加された副データについて、管理情報に記録されてい
る記録機器IDであるメーカーコード、モデルコードを
参照することにより、新規格に対応していない機器によ
りデータが変更されて整合性が取れなくなっている可能
性があることを検知し、それを告知することができる。
また、整合性のなくなったデータを消去し、整合性のな
くなった副データを使用しないようにすることができ
る。
【0189】なお、図12、図13に示したように、U
TOCのデータが読み出せない場合、あるいは、AUX
UTOCのデータが読み出せない場合には、UTOC
のメーカーコード、モデルコードと、AUX UTOC
のメーカーコード、モデルコードとの比較を行わないよ
うにしているので、無駄に比較処理を行うことはない。
【0190】つまり、AUX UTOCのデータが読み
出せた場合に、UTOCのメーカーコード、モデルコー
ドと、AUX UTOCのメーカーコード、モデルコー
ドとの比較を行うようにすることにより、効率的に主デ
ータと副データとの不整合、正確には、UTOCとAU
X UTOCとの不整合を検出するようにしている。
【0191】また、AUX UTOCの所定のセクタの
初期化や所定のセクタの更新は、この実施の形態の記録
再生装置の記録系を用いて行うことができる。すなわ
ち、自機ヘッド、光学ヘッドを用いて、初期化したり、
AUX UTOCの所定のセクタを更新したりすること
ができる。
【0192】なお、前述の実施の形態において、主デー
タと、副データとが不整合である場合には、不整合が生
じていることを告知するためのメッセージを表示部15
1に表示することにより使用者に告知するようにした
が、これに限るものではない。
【0193】例えば、ブザー音やアラーム音により、主
データと、副データとが不整合であることを通知した
り、音声メッセージ処理回路を搭載することにより、音
声メッセージとして、主データと、副データとが不整合
であることを告知するようにしてもよい。また、LED
(発光ダイオード)を点灯させたり、点灯と消灯とを繰
り返すようにしたりすることにより告知することもでき
る。
【0194】また、副データとしてのテキストデータと
しては、主データがオーディオデータである場合、その
オーディオデータの曲名やアーチスト名などのほか、歌
詞、解説文などの種々のものが考えられる。また、副デ
ータとしての静止画像データとしては、主データがオー
ディオデータである場合、そのオーディオデータについ
てのいわゆるジャケットイメージなど、種々の静止画像
を用いることができる。
【0195】また、前述の実施の形態においては、記録
再生装置を例にして説明したが、これに限るものではな
い。MD Clipフォーマット対応の再生専用装置に
もこの発明を適用できる。すなわち、再生専用装置に装
填された記録媒体に記録されている主データである例え
ばオーディオデータと、副データである静止画像データ
とが不整合である場合に、これを告知するようにするこ
とができる。なお、この場合、記録再生装置のように、
AUX UTOCの補正処理はできないが、告知をする
ことによって、主データに対応していない副データが再
生されることによる不都合を防止することができる。
【0196】また、近年においては、ミニディスクのほ
か、繰り返し記録可能な光ディスクや光磁気ディスクな
どが提供されるようになって来ているが、1枚のディス
クに主データとこれに付随する副データの記録が可能で
あって、そのそれぞれを管理する管理情報が、別個に設
けられる各種の記録媒体の記録再生装置、再生装置にこ
の発明を適用することができる。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、主データの管理情報に記録されている機器識別情報
と副データの管理情報に記録されている機器識別情報と
を比較して、2つの管理情報間の不整合の可能性を検知
し、それを告知することができる。
【0198】また、副データについての管理情報を初期
化することで、不整合を解消することができる。その
際、必要最低限の部分を選択的に初期化することで、効
率よく不整合の解消を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録再生装置の一実施の形態が
適用されたミニディスクの記録再生装置を説明するため
のブロック図である。
【図2】ミニディスクのUTOCセクタ0の構造を説明
するための図である。
【図3】ミニディスクのUTOCセクタ1の構造を説明
するための図である。
【図4】ミニディスクのUTOCセクタ2の構造を説明
するための図である。
【図5】ミニディスクのUTOCセクタ4の構造を説明
するための図である。
【図6】MD Clipフォーマットのミニディスクの
AUX UTOCセクタ0の構造を説明するための図で
ある。
【図7】MD Clipフォーマットのミニディスクの
AUX UTOCセクタ1の構造を説明するための図で
ある。
【図8】MD Clipフォーマットのミニディスクの
AUX UTOCセクタ2の構造を説明するための図で
ある。
【図9】MD Clipフォーマットのミニディスクの
AUX UTOCセクタ3の構造を説明するための図で
ある。
【図10】MD Clipフォーマットのミニディスク
のAUX UTOCセクタ4の構造を説明するための図
である。
【図11】MD Clipフォーマットのミニディスク
のAUX UTOCセクタ5の構造を説明するための図
である。
【図12】図1に示した記録再生装置において行われる
主データと副データとの不整合の検出処理および告知処
理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図1に示した記録再生装置において行われる
主データと副データとの不整合の検出処理、告知処理、
および、AUX UTOCの補正処理を説明するための
フローチャートである。
【図14】図13に示したAUX UTOCの補正処理
の一例を説明するためのフローチャートである。
【図15】図13に示したAUX UTOCの補正処理
の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図16】図15に示したAUX UTOCの補正処理
について説明するための図である。
【図17】MD Clipフォーマットの記録可能なミ
ニディスクについて説明するための図である。
【図18】MD Clipフォーマットのプリンタマス
タードディスク、ハイブリッドディスクについて説明す
るための図である。
【符号の説明】
111…ミニディスク、111A…カ−トリッジ、11
1B…ディスク、112…スピンドルモ−タ、113…
磁気ヘッド、114…光ヘッド、115…サ−ボ制御回
路、116…送りモータ(スレッドモータ)、121…
デジタル入力端子、122…デジタルオーディオインタ
ーフェース、123…音声圧縮エンコーダ/デコーダ、
124…メモリコントローラ、125…DRAM(バッ
ファメモリ)、126…EFM及びCIRCエンコーダ
/デコーダ、127…磁気ヘッド駆動部、128…アド
レスデコーダ、129…RFアンプ、130…アナログ
出力端子、131…外部データインターフェース、13
2…外部データ入出力端子、133…A/Dコンバー
タ、134…アナログ入力端子、135…D/Aコンバ
ータ、150…システムコントローラ、151…表示
部、152…キー操作部、153…時計回路、160…
インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 R Fターム(参考) 5C053 FA07 FA23 GA11 GB06 GB11 JA01 KA01 KA24 KA25 KA26 LA06 5D044 AB06 BC04 CC04 DE22 DE49 GK12 5D045 DA11 DB01 5D110 AA19 AA27 BB06 DA04 DA11 DA12 DE01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主データを記録する主データ領域と、上記
    主データを記録した機器の機器識別情報を含む上記主デ
    ータの管理情報を記録する主データ管理領域と、上記主
    データ領域に記録された上記主データに関連する副デー
    タを記録する副データ領域と、上記副データを記録した
    機器の機器識別情報を含む上記副データの管理情報を記
    録する副データ管理領域とを有する記録媒体に、上記主
    データと上記副データとを記録することができるととも
    に、上記主データと上記副データとを再生することがで
    きる記録再生装置であって、 上記主データ領域に上記主データを記録する主データ記
    録手段と、 上記主データ管理領域に上記主データの管理情報を記録
    する主データ管理情報記録手段と、 上記副データ領域に上記副データを記録する副データ記
    録手段と、 上記副データ管理領域に上記副データの管理情報を記録
    する副データ管理情報記録手段と、 上記主データ管理領域から上記主データの管理情報を読
    み出す第1の読み出し手段と、 上記副データ管理領域から上記副データの管理情報を読
    み出す第2の読み出し手段と、 上記第1の読み出し手段により読み出された上記主デー
    タの管理情報に含まれる上記主データを記録した機器の
    機器識別情報と、上記第2の読み出し手段により読み出
    された上記副データの管理情報に含まれる上記副データ
    を記録した機器の機器識別情報とを比較する比較手段
    と、 上記比較手段により、上記主データを記録した機器の機
    器識別情報と、上記副データを記録した機器の機器識別
    情報とが不一致であることが検出された場合に、これを
    告知する告知手段とを備えることを特徴とする記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録再生装置であって、 少なくとも上記比較手段による比較は、上記第2の読み
    出し手段により上記副データの上記管理情報が読み出さ
    れた場合に行うことを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の記録再生
    装置であって、 上記比較手段において、上記主データを記録した機器の
    機器識別情報と、上記副データを記録した機器の機器識
    別情報とが不一致であることが検出された場合に、上記
    副データ管理領域に記録されている上記管理情報の補正
    を行う補正手段を備えることを特徴とする記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の記録再生装置であって、 上記補正手段は、上記副データ管理領域を初期化するこ
    とにより、上記副データ管理領域に記録されている管理
    情報をクリアすることを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の記録再生装置であって、 上記副データ管理領域に記録される管理情報は、副デー
    タ領域の空き領域を管理する第1のテーブルと、上記副
    データとしての静止画像データの記録位置を管理する第
    2のテーブルと、上記静止画像データに付随する付随情
    報を管理する第3のテーブルと、上記静止画像データと
    上記主データ領域に記録された上記主データの同時再生
    を制御する第4のテーブルと、上記副データとしてのテ
    キストデータの記録位置を管理する第5のテーブルと、
    上記テキストに付随する付随情報を管理する第6のテー
    ブルとからなり、 上記補正手段は、上記第5のテーブルの情報に基づい
    て、上記テキストデータが記録されている上記副データ
    領域の記録領域を空き領域として上記第1のテーブルに
    記録するとともに、上記第4、第5、第6のテーブルを
    初期化することを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の記録再生装置であって、 上記主データ領域に記録される上記主データはオーディ
    オデータであり、上記副データ領域に記録される上記副
    データはテキストデータであることを特徴とする記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の記録再生装置であって、 上記主データ領域に記録される上記主データはオーディ
    オデータであり、上記副データ領域に記録される上記副
    データは、静止画像データであることを特徴とする記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の記録再生装置であって、 上記主データ領域に記録される上記主データは、楽曲の
    オーディオデータであり、上記副データ領域に記録され
    る上記副データは、上記オーディオデータのジャケット
    イメージであることを特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】主データの記録が可能な第1の記録装置
    と、主データと上記主データに付随する副データとの記
    録が可能な第2の記録装置との両方によって利用可能な
    記録媒体であって、上記主データを記録した場合に上記
    主データを記録した機器の機器識別情報を含む上記主デ
    ータの管理情報が記録され、上記副データを記録したと
    きには、上記副データを記録した機器の機器識別情報を
    含む上記副データの管理情報が記録される記録媒体か
    ら、上記主データと上記副データとを再生する場合の再
    生方法であって、 上記主データの管理情報と上記副データの管理情報とを
    読み出し、 読み出した上記主データの管理情報に含まれる上記主デ
    ータを記録した機器の機器識別情報と上記副データの管
    理情報に含まれる上記副データを記録した機器の機器識
    別情報とを比較し、 上記主データを記録した機器の機器識別情報と上記副デ
    ータを記録した機器の機器識別情報とが不一致である場
    合に、これを告知することを特徴とする再生方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の再生方法であって、 少なくとも上記主データを記録した機器の機器識別情報
    と上記副データを記録した機器の機器識別情報との比較
    は、上記副データの上記管理情報が読み出された場合に
    行うことを特徴とする再生方法。
  11. 【請求項11】請求項9または請求項10に記載の再生
    方法であって、 上記主データを記録した機器の機器識別情報と、上記副
    データを記録した機器の機器識別情報とが不一致である
    ことが検出された場合に、上記副データ管理領域に記録
    されている上記管理情報の補正を行うことを特徴とする
    再生方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の再生方法であって、 上記副データ管理領域に記録されている上記管理情報の
    補正は、上記副データ管理領域を初期化することによ
    り、上記副データ管理領域に記録されている管理情報を
    クリアすることを特徴とする再生方法。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の再生方法であって、 上記副データの管理情報は、副データ領域の空き領域を
    管理する第1のテーブルと、上記副データとしての静止
    画像データの記録位置を管理する第2のテーブルと、上
    記静止画像データに付随する付随情報を管理する第3の
    テーブルと、上記静止画像データと上記主データ領域に
    記録された上記主データの同時再生を制御する第4のテ
    ーブルと、上記副データとしてのテキストデータの記録
    位置を管理する第5のテーブルと、上記テキストに付随
    する付随情報を管理する第6のテーブルとからなり、 上記副データ管理領域に記録されている上記管理情報の
    補正は、上記第5のテーブルの情報に基づいて、上記テ
    キストデータが記録されている上記副データ領域の記録
    領域を空き領域として上記第1のテーブルに記録すると
    ともに、上記第4、第5、第6のテーブルを初期化する
    ことを特徴とする再生方法。
  14. 【請求項14】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12または請求項13に記載の再生方法であって、 上記主データはオーディオデータであり、上記副データ
    はテキストデータであることを特徴とする再生方法。
  15. 【請求項15】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12または請求項13に記載の再生方法であって、 上記主データはオーディオデータであり、上記副データ
    は、静止画像データであることを特徴とする再生方法。
  16. 【請求項16】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12または請求項13に記載の再生方法であって、 上記主データは、楽曲のオーディオデータであり、上記
    副データは、上記オーディオデータのジャケットイメー
    ジであることを特徴とする再生方法。
  17. 【請求項17】主データを記録する主データ領域と、上
    記主データを記録した機器の機器識別情報を含む上記主
    データの管理情報を記録する主データ管理領域と、上記
    主データ領域に記録された上記主データに関連する副デ
    ータを記録する副データ領域と、上記副データを記録し
    た機器の機器識別情報を含む上記副データの管理情報を
    記録する副データ管理領域とを有する記録媒体から上記
    主データと上記副データの再生を行う再生装置であっ
    て、 上記主データ管理領域から上記主データの管理情報を読
    み出す第1の読み出し手段と、 上記副データ管理領域から上記副データの管理情報を読
    み出す第2の読み出し手段と、 上記第1の読み出し手段により読み出された上記主デー
    タの管理情報に含まれる上記主データを記録した機器の
    機器識別情報と、上記第2の読み出し手段により読み出
    された上記副データの管理情報に含まれる上記副データ
    を記録した機器の機器識別情報とを比較する比較手段
    と、 上記比較手段により、上記主データを記録した機器の機
    器識別情報と、上記副データを記録した機器の機器識別
    情報とが不一致であることが検出された場合に、これを
    告知する告知手段とを備えることを特徴とする再生装
    置。
  18. 【請求項18】請求項1に記載の再生装置であって、 少なくとも上記比較手段による比較は、上記第2の読み
    出し手段により上記副データの上記管理情報が読み出さ
    れた場合に行うことを特徴とする再生装置。
  19. 【請求項19】請求項17たは請求項18に記載の再生
    装置であって、 上記主データ領域に記録された上記主データはオーディ
    オデータであり、上記副データ領域に記録された上記副
    データはテキストデータであることを特徴とする再生装
    置。
  20. 【請求項20】請求項17または請求項18に記載の再
    生装置であって、 上記主データ領域に記録された上記主データはオーディ
    オデータであり、上記副データ領域に記録された上記副
    データは、静止画像データであることを特徴とする再生
    装置。
  21. 【請求項21】請求項17または請求項18に記載の再
    生装置であって、 上記主データ領域に記録された上記主データは、楽曲の
    オーディオデータであり、上記副データ領域に記録され
    た上記副データは、上記オーディオデータのジャケット
    イメージであることを特徴とする再生装置。
JP2001015324A 2001-01-24 2001-01-24 記録再生装置、再生方法および再生装置 Pending JP2002216431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001015324A JP2002216431A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 記録再生装置、再生方法および再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001015324A JP2002216431A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 記録再生装置、再生方法および再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002216431A true JP2002216431A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18881890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001015324A Pending JP2002216431A (ja) 2001-01-24 2001-01-24 記録再生装置、再生方法および再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002216431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521600A (ja) * 2003-06-23 2007-08-02 松下電器産業株式会社 記録可能領域を探索する装置および方法、記録管理情報を更新する装置および方法、集積回路、追記型情報記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521600A (ja) * 2003-06-23 2007-08-02 松下電器産業株式会社 記録可能領域を探索する装置および方法、記録管理情報を更新する装置および方法、集積回路、追記型情報記録媒体
JP2010092584A (ja) * 2003-06-23 2010-04-22 Panasonic Corp 記録可能領域を探索する装置および方法、記録管理情報を更新する装置および方法、集積回路、追記型情報記録媒体
JP4712112B2 (ja) * 2003-06-23 2011-06-29 パナソニック株式会社 記録可能領域を探索する装置および方法、記録管理情報を更新する装置および方法、集積回路、追記型情報記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100535289B1 (ko) 기록/재생장치,재생장치및기록장치
US6392964B2 (en) Digital signal recording/reproducing apparatus and remote controlling apparatus capable of displaying program names in a plurality of display fields using different character symbols and recording and reproducing methods thereof
KR100956861B1 (ko) 재생장치 및 편집장치
US6295267B1 (en) Digital signal recording apparatus, recording method thereof, remote controlling apparatus for use therewith, remote controlling method thereof, and dubbing system for use therewith
EP0571221A2 (en) Disc recording apparatus
US5633841A (en) Optical disc recording/reproducing apparatus having automatic protection of previously recorded data
EP0571123A2 (en) Disc reproduction display
JPH1186434A (ja) 記録装置、記録方法、及びダビング装置
US6400667B1 (en) Recording/reproduction method and apparatus in which sub data is written/read in periods during which writing/reading of main data is not performed
JP3360873B2 (ja) ディスク記録装置及び方法
US5859815A (en) Apparatus and methods for minimizing non-recordable areas and numbers of parts per track on a digital recording medium
JP2002216431A (ja) 記録再生装置、再生方法および再生装置
JPH0877749A (ja) ディスク記録再生装置
EP0795874B1 (en) Optical disc record and/or reproduction apparatus
JP3209369B2 (ja) 記録再生装置
JP4158236B2 (ja) 遠隔操作装置
JP3482961B2 (ja) ディスク記録再生方法
JP2002343062A (ja) 追加記録制御方法及び追加記録制御装置
JP3717443B2 (ja) 情報記録再生装置及び端末装置
JPH09245413A (ja) Mdシステム
JP2003178568A (ja) 再生装置
JPH06309853A (ja) 記録装置
JPH09167426A (ja) ディスク装置
JP2002100156A (ja) 記録再生装置
JP2004327035A (ja) ディスク記録装置及びディスク記録方法