JP2002215523A - 評価処理情報、情報記憶媒体、及びサーバシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、より正当な評価に基づい
て、良質な作品の提供を容易にすることである。 【解決手段】 情報公開部２１０が作品ランキングリス
トをネットワーク上に公開する。情報端末６により、作
品ランキングリストが表示され、作品が選択されると、
その選択された作品データを読み出して、情報端末６に
送信する。そして、作品の閲覧が終了し、Ｅｎｄボタン
が選択された場合には、評価入力画面（図４）を送信す
る（新規評価者の場合には、ＩＤ登録画面（図５）も送
信する。）。評価結果及びＩＤ情報を受信した場合に
は、評価集計部２０２により多重評価か否かを判別し、
多重評価であった場合には、受信した評価データを破棄
する。そして、評価集計部２０２が集計結果データ５２
６の評価ポイントを更新し、公開情報生成部２１２が公
開されている作品ランキングリストを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信網を介し
て評価を行なう評価処理情報、情報記憶媒体、及びサー
バシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ネットワークを介して、イラス
ト、小説、ゲームシナリオ、音楽等、種々の作品を募集
し、応募された作品を公開するＷｅｂサイトが知られて
いる。このようなＷｅｂサイトにおいて作品を閲覧する
際に閲覧者は、より質の高い作品の閲覧を望むことが多
い。そのため、応募された作品を評価し、より高い評価
の作品の選別、公開が必要であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイト
運営者が応募作品の評価、選別を行なう場合に、応募数
が多い場合や応募作品が長編小説のように評価するため
に時間の掛かるものである場合には、応募作品の評価、
選別に係る作業量が膨大になるといった問題があった。
また、例えば、サイト運営者が作品の評価、選別をする
場合には、サイト運営者の好み等により評価が偏ったも
のとなり、一般のユーザーに受け入れられないこともあ
り得るといった問題もあった。

【０００４】本発明の課題は、より正当な評価に基づい
て、良質な作品の提供を容易にすることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
所与の電気通信網（例えば、図１に示すネットワーク
４）を介して評価者端末（例えば、図１に示す情報端末
６）とデータ通信を行うサーバシステム（例えば、図１
に示すサーバ２）に対して、複数のゲーム関連情報を記
憶する記憶手段（例えば、図６に示す記憶部５００）
と、前記記憶手段に記憶されたゲーム関連情報の内、一
のゲーム関連情報を前記評価者端末に送信するゲーム関
連情報送信手段（例えば、図６に示す情報公開部２１０
及び通信部４０）と、前記ゲーム関連情報送信手段が前
記一のゲーム関連情報に係る全ての情報を送信した後、
前記一のゲーム関連情報に関する評価伺い情報を、前記
評価者端末に送信する評価伺い情報送信手段（例えば、
図６に示す情報公開部２１０及び通信部４０）と、前記
評価伺い情報に対する評価回答情報を受信する回答受信
手段（例えば、図６に示す通信部４０及び評価集計部２
０２）と、前記回答受信手段により受信された評価回答
を、集計する集計手段（例えば、図６に示す評価集計部
２０２）と、前記集計手段による集計結果を前記所与の
電気通信網を介して公開する結果公開手段（例えば、図
６に示す情報公開部２１０及び通信部４０）と、を機能
させるための評価処理情報である。

【０００６】請求項１３記載の発明は、所与の電気通信
網（例えば、図１に示すネットワーク４）を介して評価
者端末（例えば、図１に示す情報端末６）とデータ通信
を行うサーバシステム（例えば、図１に示すサーバ２）
であって、複数のゲーム関連情報を記憶する記憶手段
（例えば、図６に示す記憶部５００）と、前記記憶手段
に記憶されたゲーム関連情報の内、一のゲーム関連情報
を前記評価者端末に送信するゲーム関連情報送信手段
（例えば、図６に示す情報公開部２１０及び通信部４
０）と、前記ゲーム関連情報送信手段が前記一のゲーム
関連情報に係る全ての情報を送信した後、前記一のゲー
ム関連情報に関する評価伺い情報を、前記評価者端末に
送信する評価伺い情報送信手段（例えば、図６に示す情
報公開部２１０及び通信部４０）と、前記評価伺い情報
に対する評価回答情報を受信する回答受信手段（例え
ば、図６に示す通信部４０及び評価集計部２０２）と、
前記回答受信手段により受信された評価回答を、集計す
る集計手段（例えば、図６に示す評価集計部２０２）
と、前記集計手段による集計結果を前記所与の電気通信
網を介して公開する結果公開手段（例えば、図６に示す
情報公開部２１０及び通信部４０）と、を備えることを
特徴としている。

【０００７】ここで、ゲーム関連情報とは、例えば、ゲ
ーム音楽、ゲームプログラム、ゲームシナリオ（ゲーム
キャラクタを使用したドラマ、紙芝居や漫画も含む）、
ゲームキャラクタ、ゲーム背景デザイン、クイズ問題、
…等、ゲームに係る、種々のゲーム構成要素データを指
す。

【０００８】請求項１又は請求項１３記載の発明によれ
ば、ゲーム関連情報に係る全ての情報が送信された後に
のみ、評価者端末のユーザーは、そのゲーム関連情報に
対する評価回答をする。即ち、ゲーム関連情報が送信さ
れる前に評価回答することができないため、より正当な
評価回答を得ることができる。そのため、評価回答を集
計した集計結果は、評価者端末のユーザーがゲーム関連
情報を選択する際の指標として信憑性の高いものとな
る。従って、サーバシステムの管理者の手間を省き且
つ、より正当な評価を行なうことができる。

【０００９】請求項２記載の発明は、所与の電気通信網
（例えば、図１に示すネットワーク４）を介して評価者
端末（例えば、図１に示す情報端末６）とデータ通信を
行うサーバシステム（例えば、図１に示すサーバ２）に
対して、複数のゲーム関連情報を記憶する記憶手段（例
えば、図６に示す記憶部５００）と、前記記憶手段に記
憶されたゲーム関連情報の内、一のゲーム関連情報を前
記評価者端末に送信するゲーム関連情報送信手段（例え
ば、図６に示す情報公開部２１０及び通信部４０）と、
前記評価者端末において前記一のゲーム関連情報が一通
り出力された後に表示される、前記一のゲーム関連情報
に関する評価伺い情報を、前記評価者端末に送信する評
価伺い情報送信手段（例えば、図６に示す情報公開部２
１０及び通信部４０）と、前記評価伺い情報に対する評
価回答情報を受信する回答受信手段（例えば、図６に示
す通信部４０及び評価集計部２０２）と、前記回答受信
手段により受信された評価回答を、集計する集計手段
（例えば、図６に示す評価集計部２０２）と、前記集計
手段による集計結果を前記所与の電気通信網を介して公
開する結果公開手段（例えば、図６に示す情報公開部２
１０及び通信部４０）と、を機能させるための評価処理
情報である。

【００１０】この請求項２記載の発明によれば、評価者
端末のユーザーは、ゲーム関連情報が一通り出力された
後、即ち、評価者端末のユーザーがゲーム関連情報を視
聴、閲覧、プレイ等した後でなければ、評価回答するこ
とができない。従って、得られる評価回答は、ゲーム関
連情報を実際に閲覧したり、視聴したり、プレイしたユ
ーザーによるものなので、より信憑性の高いものとな
る。

【００１１】また、請求項１または２記載の発明におい
て、当該サーバシステムの運用に係る所定の事象に基づ
いて、前記ゲーム関連情報送信手段又は／及び前記集計
手段を中止させる中止手段を備えることとしても良い。

【００１２】ここで、所定の事象としては、例えば、評
価回答の受信数が多くなりすぎてサーバシステムが処理
しきれなくなるといったサーバシステムの故障や、ネッ
トワークの障害の発生等が挙げられる。そのような所定
の事象が起きた場合には、ゲーム関連情報送信手段又は
／及び前記集計手段を中止させることができる。また、
中止した旨を評価者端末に通知する手段を備えることと
しても良い。

【００１３】また、請求項３記載の発明のように、請求
項１または２記載の発明の評価処理情報において、前記
サーバシステムに対して、所与の削除条件を満たしてい
るゲーム関連情報及び／又は所与の評価基準を満たさな
いゲーム関連情報を削除する削除手段（例えば、図６に
示す作品削除部２０４）を機能させるための情報を含む
こととしても良い。

【００１４】ここで、所与の削除条件とは、例えば、ゲ
ーム関連情報が公開されてからの期間が所与の期間以上
といった条件や、ゲーム関連情報のダウンロード回数が
所与の回数以上といった条件である。

【００１５】この請求項３記載の発明によれば、所与の
期間公開されたゲーム関連情報や、所与の回数以上ダウ
ンロードされているゲーム関連情報、即ち期間が長い
（古い）ゲーム関連情報を削除することができる。ま
た、評価基準を満たさない（評価の低い）ゲーム関連情
報を削除することもでき、常に評価の高いゲーム関連情
報のみを公開することができる。また、例えば、評価基
準を満たさないゲーム関連情報であっても、公開期間の
短い（例えば、公開直後の）ゲーム情報は、削除しない
ようにすることもできる。

【００１６】また、請求項４記載の発明のように、請求
項１から３のいずれか記載の発明の評価処理情報におい
て、前記サーバシステムに対して、前記所与の電気通信
網を介して、新たなゲーム関連情報を受信する応募作受
信手段（例えば、図６に示す作品取得部２０８）、を機
能させるための情報と、前記記憶手段に対して、前記応
募作受信手段が受信した新たなゲーム関連情報を記憶す
る、ように機能させるための情報と、を含むこととして
も良い。

【００１７】この請求項４記載の発明によれば、ゲーム
関連情報を応募により得ることができるため、常により
新しいゲーム関連情報を提供することができる。

【００１８】また、請求項５記載の発明のように、請求
項１から４のいずれかに記載の発明の評価処理情報にお
いて、前記サーバシステムに対して、評価者のユーザー
認証情報伺い情報を送信する認証情報伺い情報送信手段
と、前記ユーザー認証情報伺い情報に対するユーザー認
証情報回答情報を受信する認証情報回答受信手段と、前
記認証情報回答受信手段により受信されたユーザー認証
情報回答情報を記憶するユーザー認証情報記憶手段と、
を機能させるための情報と、前記集計手段に対して、前
記認証情報回答受信手段により受信されたユーザー認証
情報回答情報が所与の条件を満たす場合には、前記回答
受信手段が受信した評価回答を集計しないように機能さ
せるための情報と、を含むこととしても良い。

【００１９】また、この場合には、請求項６記載の発明
のように、前記ユーザー認証情報記憶手段に対して、前
記認証情報回答受信手段により受信されたユーザー認証
情報回答情報を、前記一のゲーム関連情報と関連づけて
記憶するように機能させるための情報と、前記集計手段
に対して、前記認証情報回答受信手段により受信された
ユーザー認証情報回答情報が前記ユーザー認証情報記憶
手段に既に記憶されており、かつ、当該ユーザー認証情
報回答情報に関連づけられて記憶されているゲーム関連
情報と、前記ゲーム関連情報送信手段により送信された
ゲーム関連情報とが同一である場合には、前記回答受信
手段が受信した評価回答を集計しないように機能させる
ための情報と、を含むこととしても良い。

【００２０】ここで、評価者のユーザー認証情報とは、
評価者のＥ−ｍａｉｌアドレス、名前、登録番号、性
別、年齢、居住地、出身地、パスワード等、評価者のプ
ロフィールを含み評価者を特定するための情報である。

【００２１】また、ユーザー認証情報伺い情報送信手段
は、評価伺い情報送信手段が送信する評価伺い情報とと
もに、ユーザー認証情報伺い情報を送信することとして
も良い。また、認証情報回答受信手段は、回答受信手段
が受信する評価回答とともに認証情報回答情報を受信す
ることとしても良い。

【００２２】この請求項５または請求項６記載の発明に
よれば、評価者のユーザー認証情報により、同一の評価
者による同一のゲーム関連情報に対する複数回の評価
（多重評価）を防ぐことができる。また、その場合、受
信したユーザー認証情報とユーザー認証情報記憶部に記
憶されたユーザー認証情報とが完全に一致していなくて
も、所与の一致条件（例えば、ユーザー認証情報の項目
（Ｅ−ｍａｉｌアドレス、名前、登録番号、性別、年
齢、居住地、出身地、パスワード等）の内、過半数の項
目が一致しているなどの条件）を満たしている場合に
は、同一のユーザー認証情報であると判断することとし
ても良い。

【００２３】また、請求項７記載の発明のように、請求
項５または６記載の発明の評価処理情報において、前記
ユーザー認証情報回答情報は、ユーザーのプロフィール
情報を含み、前記集計手段に対して、前記プロフィール
情報に基づいて集計を行なうように機能させるための情
報と、前記サーバシステムに対して、前記集計結果に基
づいて、前記ゲーム関連情報名を並べ替える手段（例え
ば、図６に示す公開情報生成部２１２）を機能させるた
めの情報と、前記結果公開手段に対して、前記並べ替え
られたゲーム関連情報名を公開するように機能させるた
めの情報と、を含むこととしても良い。

【００２４】この請求項７記載の発明によれば、評価者
のプロフィール情報毎に評価集計を行ない、その集計結
果に応じてゲーム関連情報名を並べ替えて公開すること
ができる。そのため、例えば、ゲーム関連情報を視聴、
閲覧、プレイしようとする評価者が自分にあったプロフ
ィール情報に対して並べ替えられたゲーム関連情報名を
参照してゲーム関連情報を選択することができる、即
ち、評価者がより自分の好みに合ったゲーム関連情報を
選択しやすくすることができる。

【００２５】また、請求項８記載の発明のように、請求
項１から６のいずれかに記載の発明の評価処理情報にお
いて、前記サーバシステムに対して、前記集計結果に基
づいて、前記ゲーム関連情報名を並べ替える手段を機能
させるための情報と、前記結果公開手段に対して、前記
並べ替えられたゲーム関連情報名を公開するように機能
させるための情報と、を含むこととしても良い。

【００２６】この請求項８記載の発明によれば、例え
ば、評価の高い順にゲーム関連情報名を並べたリストを
表示することができ、ゲーム関連情報のの評価の優劣を
よりわかりやすく公開することができる。

【００２７】また、請求項９記載の発明のように、請求
項８記載の発明の評価処理情報において、前記結果公開
手段に対して、前記ゲーム関連情報名の表示態様を前記
集計結果に応じて変更するように機能させるための情報
を含むこととしても良い。

【００２８】この請求項９記載の発明によれば、例え
ば、より高い評価のゲーム関連情報名を大きく表示した
り、色や書体を変えて表示することができるため、ゲー
ム関連情報の評価の優劣をよりわかりやすく公開するこ
とができる。

【００２９】請求項１０記載の発明は、所与の電気通信
網（例えば、図１に示すネットワーク４）を介してサー
バシステム（例えば、図１に示すサーバ２）とデータ通
信を行う評価者端末（例えば、図１に示す情報端末６）
に対して、ゲーム関連情報を記憶した情報記憶媒体から
前記ゲーム関連情報を読み出して出力する出力手段と、
前記出力手段が、前記ゲーム関連情報を一通り出力した
後に、前記ゲーム関連情報に関する評価伺い情報を出力
する評価伺い情報出力手段と、前記評価伺い情報に対し
て入力された評価回答情報を前記サーバシステムに送信
する回答送信手段と、を機能させるための評価処理情報
である。

【００３０】この請求項１０記載の発明によれば、例え
ば、ユーザーが購入等により取得した情報記憶媒体に記
憶されたゲーム関連情報に対して、正当な評価を得るこ
とができる。

【００３１】また、請求項１１記載の発明のように、請
求項１から９のいずれか記載の評価処理情報を記憶する
情報記憶媒体を実現することとしてもよい。

【００３２】また、請求項１２記載の発明のように、請
求項１０記載の情報記憶媒体であって、前記評価処理情
報を記憶することとしても良い。

【００３３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図１は、本実施の形態
におけるネットワークシステムの構成の一例を示す図で
ある。同図に示すように、サーバ２と複数の情報端末６
（６−１〜６−ｎ）がネットワーク４（ＬＡＮのような
小規模ネットワークやインターネットのような広域ネッ
トワーク、公衆網や専用線網、移動体通信網など、何れ
の形態の電気通信回線であってもよい）を介して接続さ
れている。

【００３４】サーバ２は、ＷＷＷサーバの機能を備えて
おり、作品評価サイトをネットワーク４上に公開する。
情報端末６は、例えばパーソナルコンピュータであり、
作品評価サイトにアクセスして、作品評価サイトのホー
ムページの情報をダウンロードし、その情報に基づく画
面をディスプレイに表示したり、情報端末６のユーザー
（以下、ユーザーという。）により入力された情報をサ
ーバ２に送信する。即ち、サーバ２が公開している作品
評価サイトにアクセスした情報端末６と、サーバ２と
は、作品評価サイトのホームページを介して情報の送受
信を行なう。

【００３５】サーバ２は、より具体的には、情報端末６
からアクセスされると、作品評価サイトのホームページ
の情報を情報端末６に送信する。また、情報端末６から
送信される作品の評価結果情報や評価者のプロフィール
情報、応募作品等を受信する。そして、受信した評価結
果情報に基づいて、作品評価サイトの更新を行なう。図
２〜５に、本実施の形態における作品評価サイトのホー
ムページの表示画面の一例を示す。

【００３６】以下、作品評価サイトにおいて、応募され
たゲームシナリオの作品を評価する場合を例にとって説
明する。

【００３７】図２は、作品ランキングリストが表示され
ているホームページ画面の一例を示す図である。同図に
示すように、作品ランキングリストには、各作品の順
位、タイトル、ジャンル、作者名、長さ、公開日、評価
ポイント、閲覧者数等が示されている。ここで、順位
は、評価ポイントの多い順につけられる順位であり、長
さは、作品が表示される際のページ数である。閲覧者数
は、作品が閲覧（ダウンロード）された回数である。

【００３８】ユーザーは、この作品ランキングリストを
閲覧し、評価ポイントを参照して、作品の人気（評価）
を知ることができ、作品を選択する際の指標とすること
ができる。また、ジャンルとして、例えば、「一般」、
「マニア」といったジャンルが設定されており、ユーザ
ーはジャンルを参照して、閲覧する作品を選択すること
もできる。

【００３９】また、図２は、人気順、即ち、順位に従っ
て並べられている場合を示しているが、「新しい順に表
示する」を選択することにより、公開日の新しい順に並
べ替えることもできる。そして、ユーザーが閲覧したい
作品のタイトルを選択すると、図３に示すような作品閲
覧画面が表示される。

【００４０】図３は、作品ランキングリストに含まれる
作品の内、一の作品の閲覧時の表示画面の一例を示す図
である。図３（ａ）に示すように、選択された作品のタ
イトル、作者名が表示されるとともに作品表示領域１０
２内に作品が表示される。また、現在表示されているペ
ージのページ番号が表示される。そして、前のページに
戻るためのボタン（Ｂａｃｋボタン）１０４と、次のペ
ージに進むためのボタン（Ｎｅｘｔボタン）１０６が表
示され、これらのボタンを選択することにより、現在表
示されているページの前のページまたは次のページに作
品表示領域１０２に表示されるページを変更することが
できる。

【００４１】また、図３（ｂ）に示すように作品の最終
ページが表示されている場合には、Ｎｅｘｔボタン１０
６の代りに、Ｅｎｄボタン１０８が表示される。このＥ
ｎｄボタン１０８が選択されると、作品の閲覧が終了し
たとみなされ、図４に示すような評価入力画面が表示さ
れる。

【００４２】図４は、作品の閲覧が終了した際に表示さ
れる評価入力画面の一例を示す図である。同図において
は、“○”と“×”との２段階の評価を行なう場合を示
している。評価者、即ち作品を閲覧したユーザーは、こ
の“○”または“×”のどちらかを選択（マウス等でク
リック）することで評価を入力、送信することができ
る。また、評価入力画面には、コメント入力領域１１０
があり、自由なコメントを入力することができる。図４
は、例えば、“○”が選択された場合を示している。

【００４３】また、作品の評価を行なう際には、ユーザ
ーは、ＩＤ情報（Ｅ−ｍａｉｌアドレス、名前、登録番
号等）を入力する。既に、ＩＤ情報を登録しているユー
ザーの場合には、図４に示す評価入力画面において、登
録番号を入力するだけで良い。まだＩＤ情報を登録して
いないユーザー（初めて評価を行なうユーザー）は、
「新規登録」を画面上で選択し、ＩＤ登録画面（図５）
において、ＩＤ情報の登録を行なう。

【００４４】図５は、ユーザーのＩＤ登録画面の一例を
示す図である。同図に示すように、ＩＤ登録画面では、
評価者となるユーザーのＥ−ｍａｉｌアドレス、名前、
登録番号の入力領域が表示され、登録ボタン１１２とキ
ャンセルボタン１１４が表示される。ユーザーは、各入
力領域にそれぞれのＩＤ情報（Ｅ−ｍａｉｌアドレス、
名前、登録番号）を入力し、画面上の登録ボタン１１２
を選択することによりＩＤ登録を行なう。また、登録ボ
タン１１２を選択する前にキャンセルボタン１１４を選
択すれば、入力されたＩＤ情報は、クリアされる。

【００４５】そして、評価入力画面（図４）において、
送信ボタン１０９が選択されると、入力された評価結果
がサーバ２に送信され、作品ランキングリストの順位、
評価ポイントに反映されることとなる。

【００４６】上述したように、作品の閲覧終了時にのみ
評価入力画面が表示される。即ち、作品を閲覧しないで
評価を行なうことができないため、より正当な評価を得
ることができる。即ち、ユーザーは、作品ランキングリ
ストにおける評価ポイントを信用して作品を選択するこ
とができる。

【００４７】図６は、本実施の形態におけるサーバ２の
要部構成の一例を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、サーバ２は、入力部１０と、処理部２００と、時
計３０と、通信部４０と、記憶部５００と、表示部６０
とがシステムバス７０により相互にデータ入出力可能に
接続されている。

【００４８】入力部１０は、作品評価サイトのサイト運
営者（サーバ２の管理者）が種々の操作、入力を行なう
ためのものであり、カーソルキー、数字入力キー及び各
種機能キー等を備えたキーボード及びマウス等のポイン
ティングデバイスを含み、押下されたキーの押下信号や
ポインティングデバイスの位置信号等の指示信号を処理
部２００に出力する。

【００４９】処理部２００は、例えば、ＣＰＵ（ＣＩＳ
Ｃ型、ＲＩＳＣ型）、ＤＳＰ、ＡＳＩＣ（ゲートアレイ
等）、メモリなどのハードウェアにより構成され、記憶
部５００に記憶された評価処理プログラム５１０、作品
削除処理プログラム５１２に基づいて、作品評価サイト
に含まれる各種情報の公開、評価結果集計、作品ランキ
ングリストの更新、作品の削除等に係る処理を行なう。
以下、処理部２００が行なう処理をより具体的に説明す
る。

【００５０】処理部２００には、評価集計部２０２、作
品削除部２０４、登録部２０６、作品取得部２０８、情
報公開部２１０、公開情報生成部２１２が含まれる。作
品取得部２０８は、情報端末６から送信され通信部４０
が受信した応募作品に係る情報（応募作品、作品タイト
ル、ジャンル、作者名等）を取得する。

【００５１】また、作品取得部２０８は、取得した応募
作品の作品タイトル、ジャンル、作者名に従って、受信
した応募作品に係るデータを作品リストデータ５２８に
追加する。

【００５２】図７は、作品リストデータ５２８のデータ
構成の一例を示す図である。同図に示すように、作品リ
ストデータ５２８には、各応募作品に対する作品タイト
ル、ジャンル、作者名、公開日、作品格納場所が設定さ
れている。公開日は、後述する情報公開部２１０により
作品が公開された日付が設定される。作品格納場所に
は、記憶部５００内における応募作品の最初のページの
格納場所が設定される。即ち、後述する公開情報生成部
２１２が応募作品を作品データ５２０として格納した際
の作品の最初のページの格納場所が設定される。

【００５３】公開情報生成部２１２は、図２、３に示し
たようなホームページとして公開するための情報を生成
する。より具体的には、作品取得部２０８が取得した応
募作品（ゲームシナリオ）を所与の表示形式（予め設定
されている一ページに表示する行数、文字数、フォン
ト、文字の大きさ等）のデータにし、Ｂａｃｋボタン１
０４、Ｎｅｘｔボタン１０６を各ページに設定し、最終
ページにＥｎｄボタン１０８等を設定して、（即ち、図
３に示すような表示データを生成して）作品データ５２
０として記憶部５００に格納する。作品データ５２０と
は、応募作品がホームページとして表示される形式で格
納されているデータである。

【００５４】また、公開情報生成部２１２は、作品リス
トデータ５２８や、後述する評価結果データ５２２等を
参照して、図２に示すような作品ランキングリストの表
示データを生成、更新（評価ポイントに応じた表示順の
並べ替えも含む）する。その際に各タイトルに作品リス
トデータ５２８に設定されている作品格納場所をリンク
させる。そのため、ユーザーが作品のタイトルを選択す
ることにより、情報端末６に作品の最初のページの表示
データが送信され、閲覧を容易に開始することができ
る。

【００５５】情報公開部２１０は、公開情報生成部２１
２により生成された公開情報（公開データ５１４）をネ
ットワーク４上に公開する。即ち、作品評価サイトにア
クセスした情報端末６に、通信部４０により公開データ
５１４を送信する。また、情報公開部２１０は、作品を
公開した日付けを作品リストデータ５２８の公開日に設
定する。

【００５６】また、情報公開部２１０は、作品閲覧画面
においてＥｎｄボタン１０８が選択された際に、公開デ
ータ５１４に記憶されている評価入力画面（図４）の表
示データを情報端末６に送信する。また、評価入力画面
において「新規登録」が選択された場合には、公開デー
タ５１４に記憶されているＩＤ登録画面（図５）の表示
データを情報端末６に送信する。公開データ５１４に
は、作品評価サイト上で公開されるホームページに係る
情報が記憶されており、上述した作品データ５２０も含
まれる。

【００５７】評価集計部２０２は、情報端末６から送信
され、通信部４０により受信された評価結果を評価結果
データ５２２に格納する処理を行なう。図８は、評価結
果データ５２２のデータ構成の一例を示す図である。同
図に示すように、評価結果データ５２２は、閲覧された
作品のタイトルと、評価入力画面や登録画面において入
力された登録番号（評価者登録番号）、評価、コメント
が格納される。その際に、評価集計部２０２は、受信し
た評価結果と作品タイトル及び評価者登録番号が同一の
評価結果が既に評価結果データ５２２に格納されている
場合には、受信した評価結果を破棄する（評価結果デー
タ５２２に格納しない。）。

【００５８】また、評価集計部２０２は、評価結果デー
タ５２２に基づいて、集計結果データ５２６を生成する
処理を行なう。図９は、集計結果データ５２６のデータ
構成の一例を示す図である。同図に示すように、集計結
果データ５２６には、作品タイトルに対応する評価ポイ
ント、閲覧者数が設定されている。評価ポイントには、
評価結果データ５２２における評価の“○”を“＋１”
ポイント、“×”を“−１”ポイントとして、評価集計
部２０２が計算した数値が設定される。作品リストデー
タ５２６の評価ポイントは、公開されてからの累積ポイ
ントが設定される。閲覧者数には、作品のダウンロード
回数が設定される。

【００５９】なお、評価集計部２０２は、所与の期間
（例えば、１週間、１ヶ月などの期間）毎に評価ポイン
トをクリア（“０”）にすることとしても良い。その場
合には、その期間内における評価のみが作品ランキング
リストに反映されることとなる。

【００６０】作品削除部２０４は、作品削除処理プログ
ラム５１２に従って、集計結果データ５２６の評価ポイ
ントに基づき、所与の評価ポイント値よりも低い作品を
作品データ５２０、作品リストデータ５２８から削除す
る。公開直後の閲覧されていない作品の評価ポイントは
“０”に設定されるため、このように、評価ポイント値
に応じて削除することとすると、優れた作品であっても
公開直後に削除される可能性がある。このようなことに
ならないために、作品削除部２０４は、所与の期間（例
えば、１週間）以上公開された作品のみを削除する。公
開期間の計測は、時計３０から入力される計時信号に基
づいて行なう。

【００６１】なお、削除するか否かの基準となる所与の
評価ポイント値の設定は、作品評価サイト運営者により
随時変更可能である。

【００６２】なお、例えば、作品削除部２０４は、所与
の閲覧者数に達している作品のみを削除するか否かの対
象とする、即ち、公開直後で、まだ、所与の閲覧者数に
達していない作品は削除しないこととしても良い。

【００６３】登録部２０６は、図５に示すＩＤ登録画面
において評価者が入力し、情報端末６から送信された登
録番号、名前、Ｅ−ｍａｉｌアドレスを取得し、評価者
ＩＤデータ５２４に格納する。図１０は、評価者ＩＤデ
ータ５２４の一例を示す図である。同図に示すように、
登録番号、名前、Ｅ−ｍａｉｌアドレスが設定される。

【００６４】時計３０は、現在時刻を計時し、その計時
信号を随時処理部２００に出力する。通信部４０は、ネ
ットワーク４を介して情報端末６と各種情報の送受信を
行なう。

【００６５】記憶部５００は、ＣＤ−ＲＯＭ、ＩＣカー
ド、ＭＯ、ＦＤ、ＤＶＤ、ハードディスク、ＲＡＭ、Ｒ
ＯＭなどのハードウェアにより構成され、評価処理プロ
グラム５１０、作品削除処理プログラム５１２、作品デ
ータ５２０を含む公開データ５１４、評価結果データ５
２２、評価者ＩＤデータ５２４、集計結果データ５２
６、作品リストデータ５２８を記憶する。上述した通
り、処理部２００は、この記憶部５００に記憶されたプ
ログラムやデータ等に基づいて種々の処理を行なう。

【００６６】表示部６０は、ＣＲＴやＬＣＤ、ＴＶ、プ
ラズマディスプレイ、液晶プラズマディスプレイ、プロ
ジェクター等により構成され、処理部２００から入力さ
れる表示データを表示する。

【００６７】本実施の形態においては、情報端末６とし
て、パーソナルコンピュータを例にとって説明する。情
報端末６は、従来のパーソナルコンピュータとして機能
するのに必要な機能部（記憶部、処理部、入力部、通信
部、表示部）からなるため、説明及び図示を省略する。
情報端末６は、サーバ２から送信される公開情報を受信
し、表示する処理、情報端末６の入力部により入力され
た操作指示、評価結果、評価者ＩＤ情報（Ｅ−ｍａｉｌ
アドレス、登録番号、名前等）等の情報をサーバ２に送
信する処理等の処理を行なう。

【００６８】次に、本実施の形態のサーバ２により実行
される評価処理の動作の一例を図１１に示すフローチャ
ートに従って説明する。

【００６９】まず、情報公開部２１０が作品ランキング
リストをネットワーク上に公開する、即ち、サーバ２の
作品評価サイトにアクセスした情報端末６に作品ランキ
ングリストを含むホームページ（図２）のデータを送信
する（ステップＳ１）。そして、情報端末６により、作
品ランキングリストが表示され、作品が選択されると、
その選択された作品データを作品データ５２０から読み
出して、情報端末６に送信する（ステップＳ２）。

【００７０】そして、処理部２００は、情報端末６にお
いて作品の閲覧が終了したか否かを判別する。即ち、作
品閲覧画面のＥｎｄボタン１０８が選択されたか否かを
判別する（ステップＳ３）。閲覧が終了されていない場
合には、ステップＳ２に戻り、選択された作品の送信を
続ける。

【００７１】一方、閲覧が終了、即ち、作品がすべて閲
覧され、Ｅｎｄボタン１０８が選択された場合には、評
価入力画面（図４）を送信し（新規評価者の場合には、
ＩＤ登録画面（図５）も送信し）（ステップＳ４）、評
価結果及びＩＤ情報を受信したか否かを判別する（ステ
ップＳ５）。受信しなかった場合には、処理を終了し、
受信した場合には、評価集計部２０２により多重評価か
否かを判別する（ステップＳ６）。

【００７２】多重評価であった場合、即ち、既に評価結
果データ５２２に同一の作品タイトル及び評価者登録番
号のデータが格納されていた場合には、受信した評価デ
ータを破棄し、そのまま処理を終了する。多重評価でな
い場合には、評価集計部２０２が集計結果データ５２６
の評価ポイントを更新し、公開情報生成部２１２が公開
されている作品ランキングリストを更新して（ステップ
Ｓ７）、処理を終了する。

【００７３】次に、本実施の形態においてサーバ２によ
り実行される作品削除処理の動作の一例を図１２に示す
フローチャートに基づいて説明する。この作品削除処理
は、一定時間経過毎に定期的に行なわれる。

【００７４】まず、作品削除部２０４が、評価ポイント
の値が所与の値に満たない作品を集計結果データ５２６
を参照して、検索する（ステップＳ２１）。そして、該
当作品があるか否かを判別する（ステップＳ２２）。該
当作品がない場合には、そのまま処理を終了する。該当
作品があった場合には、その作品が所与の期間公開され
ていたか否かを判別する（ステップＳ２３）。公開され
ていた場合には、その作品を削除して（ステップＳ２
４）、処理を終了する。その作品が公開されてから、ま
だ所与の期間経過していない場合には、そのまま処理を
終了する。

【００７５】なお、この作品削除処理は、例えば、本作
品評価サイトのアクセス数が一定数増加する毎に行なう
こととしても良い。

【００７６】以上のように、応募作品の閲覧が終了した
場合にのみ、評価入力画面が情報端末６に表示され、閲
覧者（ユーザー）は、閲覧した作品に対する評価を行な
うことができる。即ち、作品の閲覧が終了する前には、
評価を行なうことができないため、得られる評価はより
正当なものとなる。従って、評価結果を集計した集計結
果である作品ランキングリストを、情報端末６のユーザ
ーが閲覧する作品を選択する際の指標として信憑性の高
いものとすることができる。

【００７７】また、同一ユーザーによる同一作品に対す
る多重評価を防止できるため、より正当な作品ランキン
グリストを提供することができる。

【００７８】また、評価ポイントの低い作品を削除する
ため、常に評価ポイントの高い（人気の高い）作品のみ
を作品評価サイトにおいて公開することができる。

【００７９】なお、本発明は、上記実施の形態で説明し
たものに限らず、種々の変形実施が可能である。例え
ば、上記実施の形態においては、ゲームシナリオの閲覧
画面例として、図３に示すような、分岐のない（一のス
トーリーのみの）シナリオの場合について説明したが、
例えば、図１３に示すように、分岐のあるゲームシナリ
オ（テキスト情報からなるアドベンチャーゲーム）であ
っても良い。その場合には、Ｂａｃｋボタン１０４やＮ
ｅｘｔボタン１０６は表示されず、「泳いでわたる。」
や「川に沿って進む。」といった選択肢（文字）を選択
することにより、選択肢に応じた次のページが表示され
ることとなる。その場合には、例えば、複数の異なるエ
ンディングが用意されているため、同一の作品であって
も、プレイした際、たどり着いたエンディングが異なれ
ば、複数回評価を行なえることとしても良い。

【００８０】また、評価する作品としてゲームシナリオ
（テキストデータ）に限らず、例えば、ゲームソフト
（プログラムデータ）、ゲーム音楽（音データ、音声デ
ータ）、キャラクタデザイン（画像データ）、背景画
像、マップデータ、アニメーション（動画データ）等で
あっても良い。

【００８１】また、上記実施の形態において、応募され
た作品を評価する場合を例にとって説明したが、評価対
象となる作品は、例えば、作品評価サイト運営者が提供
するものであっても良い。

【００８２】また、例えば、作品をユーザーが閲覧する
際にサーバ２の作品評価サイトからダウンロードするの
ではなく、作品が記憶された情報記憶媒体（ＣＤ−ＲＯ
Ｍ、ＤＶＤ、ＦＤ、ＭＯ等）をユーザーに配布すること
により作品の提供を行ない、ユーザーの情報端末６にお
いて、配布された情報記憶媒体から読み出されることと
しても良い。その場合には、例えば、各情報記憶媒体に
は、評価入力画面の情報も含まれており、作品の出力が
終了した際に、評価入力画面が表示され、ユーザーによ
り入力された評価結果がサーバ２に送信されるようにな
っていることとしても良い。

【００８３】更には、各情報記憶媒体が固有の識別コー
ドを記憶しており、ユーザーが評価結果をサーバ２に送
信する際に、この固有の識別コードも送信されるように
なっており、サーバ２は、受信した識別コードに基づい
て、多重評価を防止することとしても良い。

【００８４】また、上記実施の形態においては、評価者
ＩＤ登録情報として、登録番号、Ｅ−ｍａｉｌアドレ
ス、名前を取得することとしたが、例えば、これらの他
に、年齢、性別、居住地、出身地等の評価者のプロフィ
ール情報や、パスワード等のＩＤ情報を取得することと
しても良い。その場合には、評価集計部２０２が例え
ば、評価者の年齢や性別、出身地毎に集計を行ない、年
齢や性別毎に集計された評価ポイントに基づいた作品ラ
ンキングリストをそれぞれ生成、公開することとしても
良い。

【００８５】また、上記実施の形態においては、既にＩ
Ｄ登録を行なっている評価者は、評価入力時に登録番号
のみを入力することとしたが、評価入力時には常に登録
番号、Ｅ−ｍａｉｌアドレス、名前等のＩＤ登録情報全
てを入力することとしても良い。その場合には、例え
ば、ＩＤ登録情報全てが同一でなく、ＩＤ登録情報の一
部が異なっていても、同一の評価者であると判別するこ
ととしても良い。

【００８６】また、例えば、ユーザーが作品を閲覧しよ
うとする際に、ユーザーのＩＤ情報を取得し、作品をダ
ウンロードしたユーザーに対して、Ｅ−ｍａｉｌ（電子
メール）により評価入力フォームを送信することとして
も良い。その場合には、既に同一の作品に対する評価入
力フォームをサーバ２に返信済みのユーザーが再度作品
をダウンロードした場合には評価入力フォームを送信し
ないこととすれば、多重投票を防ぐことができる。

【００８７】また、上記実施の形態においては、“○”
と“×”との２段階の評価結果により評価ポイントを計
算することとしたが、例えば、更に細かい段階に評価結
果を分けることとしても良い。また、例えば、面白さの
評価、難しさの評価、総合評価等といった、複数の評価
項目を設け、各評価項目毎に評価結果を入力させ、評価
ポイントを計算することとしても良い。

【００８８】また、例えば、ジャンル別のランキングを
表示することとしても良い。また、作品のジャンルとし
て、「一般」、「マニア」といったジャンルに分けてい
たが、例えば、応募・評価作品がゲームシナリオの場合
には、「ＲＰＧ」、「シューティングゲーム」、「パズ
ルゲーム」、といったゲームの種類によって、ジャンル
分けしても良い。また、作品ランキングリストをジャン
ル別に生成、公開することとしても良い。

【００８９】また、例えば、作品ランキングリストにお
いて、ランキングが上位の作品名、作者名等を大きく表
示したり、色や書体を変えて表示したりすることとして
も良い。

【００９０】また、上記実施の形態においては、作品削
除部２０４は、所与の評価ポイント値に満たない作品を
削除することとしたが、例えば、作品削除部２０４は、
作品ランキングリストにおいて、所与の順位以下の作品
を削除することとしても良い。その場合には、サーバ２
が記憶する作品数（データ量）が多くなりすぎることを
防ぐことができる。

【００９１】また、例えば、所与の評価ポイント値に達
している作品であっても、公開期間が長い作品（古い作
品）を削除することとしても良い。

【００９２】また、上記実施の形態においては、情報端
末６として、パーソナルコンピュータを例にとって説明
したが、情報端末６としては、例えば、携帯型電話機、
家庭用ゲーム装置、業務用ゲーム装置、携帯型ゲーム装
置、ＰＤＡ、キオスク端末等が挙げられる。

【００９３】

【発明の効果】本発明によれば、ゲーム関連情報に係る
全ての情報が送信された後、または、評価者端末におい
て一通り出力された後にのみ、評価者端末のユーザー
は、そのゲーム関連情報に対する評価回答をする。即
ち、ゲーム関連情報が送信される前や、出力し終わる前
に評価回答することができないため、より正当な評価回
答を得ることができる。従って、評価回答を集計した集
計結果を、評価者端末のユーザーがゲーム関連情報を選
択する際の指標として信憑性の高いものとすることがで
きる。即ち、サーバシステムの管理者の手間を省き、且
つ、より正当な評価を行なうことができる。

【００９４】また、評価基準を満たさないゲーム関連情
報を削除していくため、常に評価の高いゲーム関連情報
のみを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態におけるネットワークシステムの
構成の一例を示すブロック図である。

【図２】作品評価サイトのホームページ画面の一例を示
す図である。

【図３】作品評価サイトにおける作品閲覧画面の一例を
示す図である。

【図４】評価入力画面の一例を示す図である。

【図５】ＩＤ登録画面の一例を示す図である。

【図６】サーバ２の要部構成の一例を示すブロック図で
ある。

【図７】作品リストデータのデータ構成の一例を示す図
である。

【図８】評価結果データのデータ構成の一例を示す図で
ある。

【図９】集計結果データのデータ構成の一例を示す図で
ある。

【図１０】評価者ＩＤデータのデータ構成の一例を示す
図である。

【図１１】本実施の形態における評価処理に係る動作の
一例を示すフローチャートである。

【図１２】本実施の形態における作品削除処理に係る動
作の一例を示すフローチャートである。

【図１３】作品閲覧画面の一例を示す図である。

【符号の説明】

１０ 入力部 ３０ 時計 ４０ 通信部 ６０ 表示部 ７０ バス ２００ 処理部 ２０２ 評価集計部 ２０４ 作品削除部 ２０６ 登録部 ２０８ 作品取得部 ２１０ 情報公開部 ２１２ 公開情報生成部 ５００ 記憶部 ５１０ 評価処理プログラム ５１２ 作品削除処理プログラム ５１４ 公開データ ５２０ 作品データ ５２２ 評価結果データ ５２４ 評価者ＩＤデータ ５２６ 集計結果データ ５２８ 作品リストデータ

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所与の電気通信網を介して評価者端末とデ
   ータ通信を行うサーバシステムに対して、 複数のゲーム関連情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたゲーム関連情報の内、一のゲ
   ーム関連情報を前記評価者端末に送信するゲーム関連情
   報送信手段と、 前記ゲーム関連情報送信手段が前記一のゲーム関連情報
   に係る全ての情報を送信した後、前記一のゲーム関連情
   報に関する評価伺い情報を、前記評価者端末に送信する
   評価伺い情報送信手段と、 前記評価伺い情報に対する評価回答情報を受信する回答
   受信手段と、 前記回答受信手段により受信された評価回答を、集計す
   る集計手段と、 前記集計手段による集計結果を前記所与の電気通信網を
   介して公開する結果公開手段と、 を機能させるための評価処理情報。
2. 【請求項２】所与の電気通信網を介して評価者端末とデ
   ータ通信を行うサーバシステムに対して、 複数のゲーム関連情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたゲーム関連情報の内、一のゲ
   ーム関連情報を前記評価者端末に送信するゲーム関連情
   報送信手段と、 前記評価者端末において前記一のゲーム関連情報が一通
   り出力された後に表示される、前記一のゲーム関連情報
   に関する評価伺い情報を、前記評価者端末に送信する評
   価伺い情報送信手段と、 前記評価伺い情報に対する評価回答情報を受信する回答
   受信手段と、 前記回答受信手段により受信された評価回答を、集計す
   る集計手段と、 前記集計手段による集計結果を前記所与の電気通信網を
   介して公開する結果公開手段と、 を機能させるための評価処理情報。
3. 【請求項３】請求項１または２において、 前記サーバシステムに対して、所与の削除条件を満たし
   ているゲーム関連情報及び／又は所与の評価基準を満た
   さないゲーム関連情報を削除する削除手段を機能させる
   ための情報を含むことを特徴とする評価処理情報。
4. 【請求項４】請求項１から３のいずれかにおいて、 前記サーバシステムに対して、前記所与の電気通信網を
   介して、新たなゲーム関連情報を受信する応募作受信手
   段、を機能させるための情報と、 前記記憶手段に対して、前記応募作受信手段が受信した
   新たなゲーム関連情報を記憶する、ように機能させるた
   めの情報と、 を含むことを特徴とする評価処理情報。
5. 【請求項５】請求項１から４のいずれかにおいて、 前記サーバシステムに対して、 評価者のユーザー認証情報伺い情報を送信する認証情報
   伺い情報送信手段と、 前記ユーザー認証情報伺い情報に対するユーザー認証情
   報回答情報を受信する認証情報回答受信手段と、 前記認証情報回答受信手段により受信されたユーザー認
   証情報回答情報を記憶するユーザー認証情報記憶手段
   と、 を機能させるための情報と、 前記集計手段に対して、前記認証情報回答受信手段によ
   り受信されたユーザー認証情報回答情報が所与の条件を
   満たす場合には、前記回答受信手段が受信した評価回答
   を集計しないように機能させるための情報と、 を含むことを特徴とする評価処理情報。
6. 【請求項６】請求項５において、 前記ユーザー認証情報記憶手段に対して、前記認証情報
   回答受信手段により受信されたユーザー認証情報回答情
   報を、前記一のゲーム関連情報と関連づけて記憶するよ
   うに機能させるための情報と、 前記集計手段に対して、前記認証情報回答受信手段によ
   り受信されたユーザー認証情報回答情報が前記ユーザー
   認証情報記憶手段に既に記憶されており、かつ、当該ユ
   ーザー認証情報回答情報に関連づけられて記憶されてい
   るゲーム関連情報と、前記ゲーム関連情報送信手段によ
   り送信されたゲーム関連情報とが同一である場合には、
   前記回答受信手段が受信した評価回答を集計しないよう
   に機能させるための情報と、 を含むことを特徴とする評価処理情報。
7. 【請求項７】請求項５または６において、 前記ユーザー認証情報回答情報は、ユーザーのプロフィ
   ール情報を含み、 前記集計手段に対して、前記プロフィール情報に基づい
   て集計を行なうように機能させるための情報と、 前記サーバシステムに対して、前記集計結果に基づい
   て、前記ゲーム関連情報名を並べ替える手段を機能させ
   るための情報と、 前記結果公開手段に対して、前記並べ替えられたゲーム
   関連情報名を公開するように機能させるための情報と、 を含むことを特徴とする評価処理情報。
8. 【請求項８】請求項１から６のいずれかにおいて、 前記サーバシステムに対して、前記集計結果に基づい
   て、前記ゲーム関連情報名を並べ替える手段を機能させ
   るための情報と、 前記結果公開手段に対して、前記並べ替えられたゲーム
   関連情報名を公開するように機能させるための情報と、 を含むことを特徴とする評価処理情報。
9. 【請求項９】請求項８において、 前記結果公開手段に対して、前記ゲーム関連情報名の表
   示態様を前記集計結果に応じて変更するように機能させ
   るための情報を含むことを特徴とする評価処理情報。
10. 【請求項１０】所与の電気通信網を介してサーバシステ
    ムとデータ通信を行う評価者端末に対して、 ゲーム関連情報を記憶した情報記憶媒体から前記ゲーム
    関連情報を読み出して出力する出力手段と、 前記出力手段が、前記ゲーム関連情報を一通り出力した
    後に、前記ゲーム関連情報に関する評価伺い情報を出力
    する評価伺い情報出力手段と、 前記評価伺い情報に対して入力された評価回答情報を前
    記サーバシステムに送信する回答送信手段と、 を機能させるための評価処理情報。
11. 【請求項１１】請求項１から９のいずれか記載の評価処
    理情報を記憶する情報記憶媒体。
12. 【請求項１２】請求項１０記載の情報記憶媒体であっ
    て、前記評価処理情報をも記憶したことを特徴とする情
    報記憶媒体。
13. 【請求項１３】所与の電気通信網を介して評価者端末と
    データ通信を行うサーバシステムであって、 複数のゲーム関連情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたゲーム関連情報の内、一のゲ
    ーム関連情報を前記評価者端末に送信するゲーム関連情
    報送信手段と、 前記ゲーム関連情報送信手段が前記一のゲーム関連情報
    に係る全ての情報を送信した後、前記一のゲーム関連情
    報に関する評価伺い情報を、前記評価者端末に送信する
    評価伺い情報送信手段と、 前記評価伺い情報に対する評価回答情報を受信する回答
    受信手段と、 前記回答受信手段により受信された評価回答を、集計す
    る集計手段と、 前記集計手段による集計結果を前記所与の電気通信網を
    介して公開する結果公開手段と、 を備えることを特徴とするサーバシステム。