JP2002213762A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002213762A
JP2002213762A JP2001009377A JP2001009377A JP2002213762A JP 2002213762 A JP2002213762 A JP 2002213762A JP 2001009377 A JP2001009377 A JP 2001009377A JP 2001009377 A JP2001009377 A JP 2001009377A JP 2002213762 A JP2002213762 A JP 2002213762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレンパンの下流側側壁における剥離を低減
させるとともに、空気吹出口の端部における送風量を確
保することで空気吹出口における送風分布の偏りを小さ
くする。 【解決手段】 熱交換器5の下方部分Xが挿入されるド
レンパン6を備えた空気調和機において、前記ドレンパ
ン6の下流側側壁6aに、前記熱交換器5の下方部分X
を通過した空気wを前記空気吹出口8,8・・の端部方
向に誘導する空気誘導手段13を設けて、ドレンパン6
における下流側側壁6aを乗り越える空気流れを大幅に
低減し、当該部分での剥離を大幅に小さくなすととも
に、熱交換器5の下方部分Xを通過した空気が空気吹出
口8,8・・の端部方向に誘導されることで、空気吹出
口8,8・・の端部側の風速が大きくなって空気吹出口
8,8・・での風速の偏りが小さくなるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、室内機として使
用される空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内機として使用される空気調和機(例
えば、カセット形室内機)は、図1および図9に示すよう
に、天井Cに形成された開口Aの上方において梁等(図
示省略)に取り付けられた吊りボルトTにより吊り下げ
支持された空気調和機本体1と、該空気調和機本体1の
下端に対して当接されるとともに前記開口Aを覆う化粧
パネル2とを備えて構成されている。前記空気調和機本
体1は、横断面略八角形形状のケーシング3を備えてお
り、該ケーシング3内には、送風機であるターボファン
4と、該ターボファン4の吹出側を囲繞する略環状のク
ロスフィンコイル型の熱交換器5と、該熱交換器5から
のドレンを受け止めるドレンパン6とが内蔵されてい
る。前記熱交換器5は、四つの直線形状部5a,5a・
・と該直線形状部5a,5a・・をつなぐ三つの湾曲形
状部5b,5b,5bとにより構成されており、前記化
粧パネル2には、中央部に位置する空気吸込口7と、該
空気吸込口7を囲むようにして前記熱交換器5の直線形
状部5a,5a・・に対応する4個の空気吹出口8,8
・・とが形成されている。符号9はファンモータ、10
は吸込グリル、11は熱交換器5の外周側に位置して化
粧パネル2側の空気吹出口8,8・・と連通する吹出空
気通路、12は風向調整羽根である。
【0003】上記のような構成の空気調和機において
は、熱交換器5における下方部分Xは、空気調和機本体
1の高さ寸法を抑えたいという要求からドレンパン6内
に挿入される場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の空気調和機
の場合、ターボファン4の駆動により空気吸込口7から
吸い込まれた空気Wは、熱交換器5を通過する過程で冷
却あるいは加熱されて調和空気となって吹出空気通路1
1を経て空気吹出口8,8・・から室内へ吹き出される
が、図10に示すように、ドレンパン6の内部に挿入さ
れている熱交換器5の下方部分Xを通過した空気流れw
は、ドレンパン6における下流側側壁6aを乗り越える
こととなる。すると、ドレンパン6における下流側側壁
6aを乗り越える際に剥離eが生じて、熱交換器5の上
方部分を通過した空気Wの主流の抵抗となり、送風音の
上昇を招くこととなっている。
【0005】また、上記構成の空気調和機の場合、熱交
換器5における湾曲形状部5b,5b,5bにおいて
は、曲げ加工を施したことによりフィンピッチが小さく
なっているので、空気の流通抵抗が大きくなり、流れが
悪くなっている。その結果、空気吹出口8,8・・の中
央部お流れる空気の風速が大きくなり、送風音の上昇を
招くこととなっている。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、ドレンパン内に挿入されている熱交換器の下方部
分を通過した空気を、空気吹出口の端部方向に誘導する
ことにより、ドレンパンの下流側側壁における剥離を低
減させるとともに、空気吹出口の端部における送風量を
確保することで空気吹出口における送風分布の偏りを小
さくして、送風音の低減を図ることを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、送風機4と、該送
風機4の吹出側を囲繞する略環状の熱交換器5と、該熱
交換器5の下方部分Xが挿入されるドレンパン6と、前
記熱交換器5を通過した調和空気Wを室内へ吹き出す空
気吹出口8,8・・とを備えた空気調和機において、前
記ドレンパン6の下流側側壁6aに、前記熱交換器5の
下方部分Xを通過した空気wを前記空気吹出口8,8・
・の端部方向に誘導する空気誘導手段13を設けてい
る。
【0008】上記のように構成したことにより、ドレン
パン6における下流側側壁6aを乗り越える空気流れが
大幅に低減されることとなって当該部分での剥離が大幅
に小さくなる(換言すれば、調和空気Wの主流に対する
抵抗が小さくなる)とともに、熱交換器5の下方部分X
を通過した空気wが空気吹出口8,8・・の端部方向に
誘導されることで、空気吹出口8,8・・の端部側の風
速が大きくなって空気吹出口8,8・・での風速の偏り
が小さくなる。その結果、送風音の低減を図ることがで
きる。
【0009】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記空気誘導手段13を、
前記ドレンパン6における下流側側壁6aの上端より低
い位置から前記熱交換器5側に突出し且つ上面が前記熱
交換器5側に向かって下り勾配の傾斜面13aとされた
突条により構成した場合、空気誘導手段13の構成が簡
略となるとともに、突条13の傾斜面13a上に落下し
たドレンは速やかにドレンパン6内に流下せしめられる
こととなり、水飛びに対する信頼性が向上する。
【0010】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記空気誘導手段13を、
前記ドレンパン6における下流側側壁6aの内壁上端部
と該下流側側壁6aの上端とに跨がって形成され且つ上
面が前記熱交換器5側に向かって下り勾配の傾斜面13
aとされた突条により構成した場合、ドレンパン6にお
ける下流側側壁6aの上端を整流化できるので、より低
騒音化を図ることができるとともに、ドレンパン6との
一体性および組立性も向上する。
【0011】請求項4の発明におけるように、請求項2
および3のいずれか一項記載の空気調和機において、前
記突条13の長さをmとし、前記空気吹出口8の開口長
さをMとした時、m/M≧0.4に設定した場合、突条
13を設けたことによる送風音低減効果を十分確保する
ことができる。なお、m/M<0.4の場合には、ドレ
ンパン6の下流側側壁6aを乗り越える空気流れwが多
く存在することとなり、十分な送風音低減効果が得られ
ない(図5参照)。
【0012】請求項5の発明におけるように、請求項
2、3および4のいずれか一項記載の空気調和機におい
て、前記突条13の先端と前記熱交換器5との間の距離
をdとし、前記熱交換器5と前記ドレンパン6における
下流側側壁6aとの間の距離をDとした時、d/D≦
0.5に設定した場合、突条13を設けたことによる送
風音低減効果を十分確保することができる。なお、d/
D>0.5の場合には、ドレンパン6の下流側側壁6a
を乗り越える空気流れwが多く存在することとなり、十
分な送風音低減効果が得られない(図6参照)。
【0013】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和
機において、前記熱交換器5を、直線形状部5a,5a
・・と該直線形状部5a,5a・・をつなぐ湾曲形状部
5b,5b・・とにより構成するとともに、前記空気誘
導手段13を、前記熱交換器5における直線形状部5
a,5a・・に対応させて設けた場合、送風音低減効果
を十分確保することができる範囲に空気誘導手段13を
設けるだけよいこととなり、構成が簡略となるととも
に、空気誘導手段3により誘導された空気により空気が
流れにくくなっている熱交換器湾曲形状部5b,5b・
・から空気吹出口8,8・・に流れる空気が補充される
こととなり、空気吹出口8,8・・での風速分布の偏り
がより一層小さくなる。従って、送風音がより一層低減
することとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0015】第1の実施の形態 図1ないし図4には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる空気調和機が示されている。
【0016】この空気調和機は、天井埋込式空気調和機
用室内機とされており、従来技術の項において説明した
ものとほぼ同様な構造を有している。
【0017】即ち、この空気調和機は、図1および図2
に示すように、天井Cに形成された開口Aの上方におい
て梁等(図示省略)に取り付けられた吊りボルトにより
吊り下げ支持された空気調和機本体1と、該空気調和機
本体1の下端に対して当接されるとともに前記開口Aを
覆う化粧パネル2とを備えて構成されている。前記空気
調和機本体1は、横断面略八角形形状のケーシング3を
備えており、該ケーシング3内には、送風機であるター
ボファン4と、該ターボファン4の吹出側を囲繞する略
環状のクロスフィンコイル型の熱交換器5と、該熱交換
器5からのドレンを受け止めるドレンパン6とが内蔵さ
れている。前記熱交換器5は、四つの直線形状部5a,
5a・・と該直線形状部5a,5a・・をつなぐ三つの
湾曲形状部5b,5b,5bとにより構成されており、
前記化粧パネル2には、中央部に位置する空気吸込口7
と、該空気吸込口7を囲むようにして前記熱交換器5の
直線形状部5a,5a・・に対応する4個の空気吹出口
8,8・・とが形成されている。符号9はファンモー
タ、10は吸込グリル、11は熱交換器5の外周側に位
置して化粧パネル2側の空気吹出口8,8・・と連通す
る吹出空気通路、12は風向調整羽根である。
【0018】そして、図3および図4に示すように、前
記熱交換器5の下方部分Xは、前記ドレンパン6の内部
に挿入されており、該ドレンパン6の下流側側壁6aに
は、前記熱交換器5の下方部分Xを通過した空気wを前
記空気吹出口8,8・・の端部方向に誘導する空気誘導
手段13が設けられている。該空気誘導手段13は、前
記ドレンパン6における下流側側壁6aの上端より低い
位置から前記熱交換器5側に突出し且つ上面が前記熱交
換器5側に向かって下り勾配の傾斜面13aとされた突
条により構成されている。該突条13は、熱交換器5の
直線形状部5aに対応させて形成されている。
【0019】上記のように構成したことにより、ドレン
パン6における下流側側壁6aを乗り越える空気流れが
大幅に低減されることとなって当該部分での剥離が大幅
に小さくなる(換言すれば、調和空気Wの主流に対する
抵抗が小さくなる)とともに、熱交換器5の下方部分X
を通過した空気wが空気吹出口8,8・・の端部方向に
誘導された後、空気吹出口8,8・・の端部から室内へ
吹き出されることで、空気吹出口8,8・・の端部側の
風速が大きくなって空気吹出口8,8・・での風速の偏
りが小さくなる。その結果、送風音の低減を図ることが
できる。
【0020】しかも、空気誘導手段13は、前記ドレン
パン6における下流側側壁6aの上端より低い位置から
前記熱交換器5側に突出し且つ上面が前記熱交換器5側
に向かって下り勾配の傾斜面13aとされた突条により
構成空気誘導手段13の構成が簡略となるとともに、突
条13の傾斜面13a上に落下したドレンは速やかにド
レンパン6内に流下せしめられることとなり、水飛びに
対する信頼性が向上する。
【0021】さらに、前記空気誘導手段13である突条
を、前記熱交換器5における直線形状部5a,5a・・
に対応させて設けているため、送風音低減効果を十分確
保することができる範囲に突条13を設けるだけよいこ
ととなり、構成が簡略となるとともに、突条3により誘
導された空気により空気が流れにくくなっている熱交換
器湾曲形状部5b,5b・・から空気吹出口8,8・・
に流れる空気が補充されることとなり、空気吹出口8,
8・・での風速分布の偏りがより一層小さくなる。従っ
て、送風音がより一層低減することとなる。
【0022】ところで、本実施の形態においては、空気
誘導手段である突条13を、前記熱交換器5における直
線形状部5a,5a・・に対応させて設けているが、突
条13の長さをmとし、前記空気吹出口8の開口長さを
Mとして、両者の比m/Mを種々変化させて送風音テス
トを行ったところ、図5に示す結果が得られた。
【0023】これによれば、m/M≧0.4の範囲にお
いて、突条13を設けたことによる送風音低減効果が十
分得られることが分かる。また、m/M>0.8の範囲
では、突条13による送風音低減効果がほぼ飽和してし
まうこととなっているため、0.4≦m/M≦0.8の
範囲とするのが望ましい。なお、m/M<0.4の場合
には、ドレンパン6の下流側側壁6aを乗り越える空気
流れwが多く存在することとなり、十分な送風音低減効
果が得られない。
【0024】また、前記空気誘導手段である突条13の
先端と前記熱交換器5との間の距離をdとし、前記熱交
換器5と前記ドレンパン6における下流側側壁6aとの
間の距離をDとして、両者の比d/D≦0.5を種々変
化させて送風音テストを行ったところ、図6に示す結果
が得られた。
【0025】これによれば、d/D≦0.5の範囲にお
いて、突条13を設けたことによる送風音低減効果が十
分得られることが分かる。なお、d/D>0.5の場合
には、ドレンパン6の下流側側壁6aを乗り越える空気
流れwが多く存在することとなり、十分な送風音低減効
果が得られない。ところで、このテストにおいては、d
/D<0.1については結果が記載されていないが、本
来、空気誘導手段としての作用効果はd=0が最大とな
るはずである。ところが、d/D<0.1の場合には、
突条13の先端と熱交換器5との間の距離が近くなり過
ぎて、ドレンパン6ないへの熱交換器5の設置作業が困
難となるため、当該範囲をテストから除外しているだけ
である。
【0026】第2の実施の形態 図7および図8には、本願発明の第2の実施の形態にか
かる空気調和機が示されている。
【0027】この場合、空気誘導手段13は、ドレンパ
ン6における下流側側壁6aの内壁上端部と該下流側側
壁6aの上端とに跨がって形成され且つ上面が熱交換器
5側に向かって下り勾配の傾斜面13aとされた突条に
より構成されている。このようにすると、ドレンパン6
における下流側側壁6aの上端を整流化できるので、よ
り低騒音化を図ることができるとともに、ドレンパン6
との一体性および組立性も向上する。その他の構成およ
び作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので
説明を省略する。
【0028】上記各実施の形態においては、空気誘導手
段である突条をドレンパンと別体構成としているが、ド
レンパンを構成する発泡スチロールの成形時に一体成形
する場合もある。
【0029】上記各実施の実施の形態においては、空気
誘導手段を突条により構成しているが、空気誘導手段
は、熱交換器の下方部分を通過した空気を空気吹出口の
端部方向に誘導し得るものであれば、他の形態とするこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、送風機4と、
該送風機4の吹出側を囲繞する略環状の熱交換器5と、
該熱交換器5の下方部分Xが挿入されるドレンパン6
と、前記熱交換器5を通過した調和空気Wを室内へ吹き
出す空気吹出口8,8・・とを備えた空気調和機におい
て、前記ドレンパン6の下流側側壁6aに、前記熱交換
器5の下方部分Xを通過した空気wを前記空気吹出口
8,8・・の端部方向に誘導する空気誘導手段13を設
けて、ドレンパン6における下流側側壁6aを乗り越え
る空気流れを大幅に低減し、当該部分での剥離を大幅に
小さくなす(換言すれば、調和空気Wの主流に対する抵
抗が小さくなす)とともに、熱交換器5の下方部分Xを
通過した空気wが空気吹出口8,8・・の端部方向に誘
導されることで、空気吹出口8,8・・の端部側の風速
が大きくなって空気吹出口8,8・・での風速の偏りが
小さくなるようにしたので、送風音の低減を図ることが
できるという効果がある。
【0031】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記空気誘導手段13を、
前記ドレンパン6における下流側側壁6aの上端より低
い位置から前記熱交換器5側に突出し且つ上面が前記熱
交換器5側に向かって下り勾配の傾斜面13aとされた
突条により構成した場合、空気誘導手段13の構成が簡
略となるとともに、突条13の傾斜面13a上に落下し
たドレンは速やかにドレンパン6内に流下せしめられる
こととなり、水飛びに対する信頼性が向上する。
【0032】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記空気誘導手段13を、
前記ドレンパン6における下流側側壁6aの内壁上端部
と該下流側側壁6aの上端とに跨がって形成され且つ上
面が前記熱交換器5側に向かって下り勾配の傾斜面13
aとされた突条により構成した場合、ドレンパン6にお
ける下流側側壁6aの上端を整流化できるので、より低
騒音化を図ることができるとともに、ドレンパン6との
一体性および組立性も向上する。
【0033】請求項4の発明におけるように、請求項2
および3のいずれか一項記載の空気調和機において、前
記突条13の長さをmとし、前記空気吹出口8の開口長
さをMとした時、m/M≧0.4に設定した場合、突条
13を設けたことによる送風音低減効果を十分確保する
ことができる。なお、m/M<0.4の場合には、ドレ
ンパン6の下流側側壁6aを乗り越える空気流れwが多
く存在することとなり、十分な送風音低減効果が得られ
ない(図5参照)。
【0034】請求項5の発明におけるように、請求項
2、3および4のいずれか一項記載の空気調和機におい
て、前記突条13の先端と前記熱交換器5との間の距離
をdとし、前記熱交換器5と前記ドレンパン6における
下流側側壁6aとの間の距離をDとした時、d/D≦
0.5に設定した場合、突条13を設けたことによる送
風音低減効果を十分確保することができる。なお、d/
D>0.5の場合には、ドレンパン6の下流側側壁6a
を乗り越える空気流れwが多く存在することとなり、十
分な送風音低減効果が得られない(図6参照)。
【0035】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和
機において、前記熱交換器5を、直線形状部5a,5a
・・と該直線形状部5a,5a・・をつなぐ湾曲形状部
5b,5b・・とにより構成するとともに、前記空気誘
導手段13を、前記熱交換器5における直線形状部5
a,5a・・に対応させて設けた場合、送風音低減効果
を十分確保することができる範囲に空気誘導手段13を
設けるだけよいこととなり、構成が簡略となるととも
に、空気誘導手段3により誘導された空気により空気が
流れにくくなっている熱交換器湾曲形状部5b,5b・
・から空気吹出口8,8・・に流れる空気が補充される
こととなり、空気吹出口8,8・・での風速分布の偏り
がより一層小さくなる。従って、送風音がより一層低減
することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機のケーシング天板を除いた平面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における要部拡大断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における要部拡大斜視図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機において突条の長さmと空気吹出口の開口長さMとの
比を種々変化させて行った送風音テストの結果を示す特
性図である。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機において突条の先端と熱交換器との間の距離dと、熱
交換器とドレンパンにおける下流側側壁との間の距離D
との比を種々変化させて行った送風音テストの結果を示
す特性図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機における要部拡大断面図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機における要部拡大斜視図である。
【図9】従来の空気調和機のケーシング天板を除いた平
面図である。
【図10】従来の空気調和機における要部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1は空気調和機本体、2は化粧パネル、3はケーシン
グ、4は送風機(ターボファン)、5は熱交換器、5a
は直線形状部、5bは湾曲形状部、6はドレンパン、6
aは下流側側壁、7は空気吸込口、8は空気吹出口、1
3は空気誘導手段(突条)、13aは傾斜面、W,wは
空気流。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機(4)と、該送風機(4)の吹出
    側を囲繞する略環状の熱交換器(5)と、該熱交換器
    (5)の下方部分(X)が挿入されるドレンパン(6)
    と、前記熱交換器(5)を通過した調和空気(W)を室
    内へ吹き出す空気吹出口(8),(8)・・とを備えた
    空気調和機であって、前記ドレンパン(6)の下流側側
    壁(6a)には、前記熱交換器(5)の下方部分(X)
    を通過した空気(w)を前記空気吹出口(8),(8)
    ・・の端部方向に誘導する空気誘導手段(13)を設け
    たことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記空気誘導手段(13)を、前記ドレ
    ンパン(6)における下流側側壁(6a)の上端より低
    い位置から前記熱交換器(5)側に突出し且つ上面が前
    記熱交換器(5)側に向かって下り勾配の傾斜面(13
    a)とされた突条により構成したことを特徴とする前記
    請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記空気誘導手段(13)を、前記ドレ
    ンパン(6)における下流側側壁(6a)の内壁上端部
    と該下流側側壁(6a)の上端とに跨がって形成され且
    つ上面が前記熱交換器(5)側に向かって下り勾配の傾
    斜面(13a)とされた突条により構成したことを特徴
    とする前記請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記突条(13)の長さをmとし、前記
    空気吹出口(8)の開口長さをMとした時、m/M≧
    0.4に設定したことを特徴とする前記請求項2および
    3のいずれか一項記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記突条(13)の先端と前記熱交換器
    (5)との間の距離をdとし、前記熱交換器(5)と前
    記ドレンパン(6)における下流側側壁(6a)との間
    の距離をDとした時、d/D≦0.5に設定したことを
    特徴とする前記請求項2、3および4のいずれか一項記
    載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器(5)を、直線形状部(5
    a),(5a)・・と該直線形状部(5a),(5a)
    ・・をつなぐ湾曲形状部(5b),(5b)・・とによ
    り構成するとともに、前記空気誘導手段(13)を、前
    記熱交換器(5)における直線形状部(5a),(5
    a)・・に対応させて設けたことを特徴とする前記請求
    項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調
    和機。
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