JP2002212232A - エチレン−α−オレフィン系共重合体の製造方法 - Google Patents

エチレン−α−オレフィン系共重合体の製造方法

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JP2002212232A
JP2002212232A JP2001210469A JP2001210469A JP2002212232A JP 2002212232 A JP2002212232 A JP 2002212232A JP 2001210469 A JP2001210469 A JP 2001210469A JP 2001210469 A JP2001210469 A JP 2001210469A JP 2002212232 A JP2002212232 A JP 2002212232A
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carbon atoms
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Masanari Inagaki
勝成 稲垣
Tadaaki Nishiyama
忠明 西山
Akio Imai
昭夫 今井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子量分布が広く、加工性に優れたエチレン
−α−オレフィン系ランダム共重合体の製造方法であっ
て、多種、多様な加工形態に対応すべく、自由に分子量
分布を調節でき、高活性条件でエチレン−α−オレフィ
ン系ランダム共重合体を製造する方法。 【解決手段】 下記成分(a)と下記成分(b)と
(c)の内の少なくとも1成分とを重合させて得られる
共重合体であり、かつゲル・パーミエイション・クロマ
トグラフィー(GPC)測定におけるQ値(重量平均分
子量/数平均分子量)が3.0以上である共重合体の製
造方法であって、少なくとも1つのシクロペンタジエニ
ル骨格を持つ配位子が、二座配位している遷移金属錯体
を少なくとも2種類用いてなる触媒の存在下に重合する
ことを特徴とする共重合体の製造方法。 (a):エチレン (b):炭素数3〜20のα−オレフィン (c):ポリエン

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子量分布が広
く、加工性に優れたエチレン−α−オレフィン系ランダ
ム共重合体の製造方法に関するものである。また、多
種、多様な加工形態に対応すべく自由に分子量分布を調
節でき(Hの値を種々コントロ−ルすることに対応す
る)、かつ、高活性条件でエチレン−α−オレフィン系
ランダム共重合体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エチレン−α−オレフィン−非共役ジエ
ンランダム共重合体は耐熱性、耐候性、耐オゾン性等の
優れた特性を有しているため、自動車用材料、建築材
料、工業用材料、電線用材料などとして広く用いられて
おり、従来からバナジウム系触媒により製造されてい
る。
【0003】しかしながら、これらの触媒系で得られる
共重合体は、分子量分布が狭く加工性が悪い。この欠点
を改良する方法としてたとえば、重合槽を多段として分
子量や組成の異なるポリマーを製造する方法が知られて
いるが、現実には目的に合致した分子量分布、組成のポ
リマーを得ることは難しい他、各重合槽で生産するポリ
マー比率を制限する必要が生じるため、反応槽の生産性
を著しく低下させるという問題を有していた。また、特
殊なアルコ−ル変性タイプのバナジウム触媒を用いた場
合、分子量分布の広いEPDMが得られることは知られ
ているが(特開昭61−4708号公報)、触媒効率
(単位バナジウム触媒あたりのポリマ−生産量)が低
く、多大な触媒コストがかかるという難点があった。
【0004】また、ポリマ−ブレンドの手法を用いて、
高分子量のポリマ−と、低分子量のポリマ−を各種混練
機を用いてブレンドする手法も知られているが、広い分
子量分布のポリマ−を得るには、極端に分子量の異なる
ポリマ−をブレンドする必要がある上(分子量が異なる
ほど均一に混練することは困難である)、ポリマ−ブレ
ンドという単位操作も増えることになり、工業的に不利
な点が多かった。
【0005】一方で、近年になり高活性なメタロセン系
触媒を使用したエチレン−α−オレフィン−非共役ポリ
エンランダム共重合体の製造方法もいくつか提案されて
いるが、この方法により製造されるポリマーの分子量分
布も、従来のバナジウム系触媒で得られる共重合体と同
様極めて狭く、従って加工性に大きな問題があるという
欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況の下、本発
明が解決しようとする課題は、分子量分布が広く、加工
性に優れたエチレン−α−オレフィン系ランダム共重合
体の製造方法を提供することにある。また、更に、多
種、多様な加工形態に対応すべく自由に分子量分布を調
節でき(Hの値を種々コントロ−ルすることに対応す
る)、かつ、高活性条件でエチレン−α−オレフィン系
ランダム共重合体を製造する方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記成分(a)と下記成分(b)と(c)の内の少なくと
も1成分とを重合させて得られる共重合体であり、かつ
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー(GP
C)測定におけるQ値(重量平均分子量/数平均分子
量)が3.0以上である共重合体の製造方法であって、
少なくとも1つのシクロペンタジエニル骨格を持つ配位
子が、二座配位している遷移金属錯体を少なくとも2種
類用いてなる触媒の存在下に重合することを特徴とする
共重合体の製造方法に係るものである。 (a):エチレン (b):炭素数3〜20のα−オレフィン (c):ポリエン
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の(a)は、エチレンであ
る。
【0009】本発明の(b)は、炭素数3〜20のα−
オレフィンである。
【0010】α−オレフィンとしては、同時に2種類以
上のモノマーを用いることもできる。α−オレフィンの
具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−
ノネン、1−デセン等の直鎖状オレフィン類、3−メチ
ル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチ
ル−1−ペンテン等の分岐オレフィン類、ビニルシクロ
ヘキサン等が例示される。好ましくは、プロピレン、1
−ブテンであり、特に好ましくはプロピレンである。
【0011】本発明の(c)は、ポリエンであり、特に
制限はない。
【0012】(c)としては、直鎖又は環状の非共役ポ
リエン、共役ポリエンモノマーを用いることができる
が、具体的には、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキ
サジエン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエ
ン、1,6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、
1,7−ノナジエン、1,8−ノナジエン、1,8−デ
カジエン、1,9−デカジエン、1,12−テトラデカ
ジエン、1,13−テトラデカジエン、3−メチル−
1,4−ヘキサジエン、3−メチル−1,5−ヘキサジ
エン、3−エチル−1,4−ヘキサジエン、3−エチル
−1,5−ヘキサジエン、3,3−ジメチル−1,4−
ヘキサジエン、3,3−ジメチル−1,5−ヘキサジエ
ン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−プロピリ
デン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネ
ン、2,5−ノルボルナジエン、7−メチル−2,5−
ノルボルナジエン、7−エチル−2,5−ノルボルナジ
エン、7−プロピル−2,5−ノルボルナジエン、7−
ブチル−2,5−ノルボルナジエン、7−ペンチル−
2,5−ノルボルナジエン、7−ヘキシル−2,5−ノ
ルボルナジエン、7,7−ジメチル−2,5−ノルボル
ナジエン、7,7−メチルエチル−2,5−ノルボルナ
ジエン、7−クロロ−2,5−ノルボルナジエン、7−
ブロモ−2,5−ノルボルナジエン、7−フルオロ−
2,5−ノルボルナジエン、7,7−ジクロロ−2,5
−ノルボルナジエン、1−メチル−2,5−ノルボルナ
ジエン、1−エチル−2,5−ノルボルナジエン、1−
プロピル−2,5−ノルボルナジエン、1−ブチル−
2,5−ノルボルナジエン、1−クロロ−2,5−ノル
ボルナジエン、1−ブロモ−2,5−ノルボルナジエ
ン、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、(ピペリン)、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエン、1,3−ヘキサジエンなどをあげることがで
きる。更に下記の構造の環状ジエンもあげられる。
【0013】本発明においては、これらのポリエンを1
種又は2種以上組み合せて用いることがもできる。入手
性の観点からは、現在EPDMで多用されている5−エ
チリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、
1,4ヘキサジエンが好ましい。特に環構造に歪みを持
つ環状ポリエンであるノルボルナジエン誘導体、ジシク
ロペンタジエンは、比較的少量の添加で長鎖分岐を付与
でき、分子量分布を広げるという効果もあり、加工性の
更なる改良を達成でき好ましい。
【0014】本発明の共重合体は、少なくとも1つのシ
クロペンタジエニル骨格を有する配位子が二座配位して
いる遷移金属錯体を少なくとも2種類用いてなる触媒の
存在下、上記の成分(a)と、上記成分(b)、(c)
の内の少なくとも1成分とを重合させて得られるもので
ある。
【0015】少なくとも1つのシクロペンタジエニル骨
格を有する配位子が二座配位している遷移金属錯体を少
なくとも2種類用いた場合、高分子量のポリマ−成分を
得易い上、遷移金属錯体のコモノマ−の共重合性が類似
しているため、得られるポリマ−組成のコントロ−ルが
容易であり任意の共重合体を得ることができる。一方、
配位子が二座配位している上記金属錯体と二座配位して
いない金属錯体との組み合せでは、二座配位していない
金属錯体のコモノマ−共重合性が低く、極端な組成分布
をもつポリマ−を生成しやすく、例えば、溶液重合を実
施した場合に、ポリマ−の一部が析出する等、均一重合
が実施できない場合がある。また、少なくとも1つのシ
クロペンタジエニル骨格を有する配位子が二座配位して
いない金属錯体を2種類用いた場合には、十分な高分子
量ポリマ−成分が得られない為に分子量分布を広げるこ
とができず、本願の目的を達成することは困難である。
【0016】また本発明の製造方法は、上記金属錯体を
少なくとも2種類(例えば(A1)と(A2))用いる
ことを特徴としているが、A1のCP環の水素以外の置
換基の数<A2のCP環の水素以外の置換基の数なる関
係を満たしている必要がある。該関係が満たされない場
合、得られる共重合体の分子量分布が十分に広がらず、
本発明の目的とするポリマ−が得られない。
【0017】A1、A2として、一般式[I]〜[II
I]のどれにあてはまる遷移金属錯体を用いても本願の
目的を達成し得るが、[I]の構造の錯体の方が、合成
上、均一な構造が得易く、工業的には好ましい。なお、
[I]の錯体が、意図しない副反応等で一部[II]、
[III]の構造に変化した混合物を用いても本願の目的
は達成し得るものである。
【0018】また、特に広い分子量分布の共重合体を得
るためには、A1におけるJ(一般式[I]〜[III]
における)の元素は炭素、A2におけるJの元素がケイ
素であることが好ましい。
【0019】なお、本発明の共重合体を得るに際しての
好適な触媒の例としては、特開平11−293047号
公報に詳細に開示されているが、好ましい具体例として
は、A1としてイソプロピリデン(シクロペンタジエニ
ル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノ
キシ)チタニウムジクロライド、A2としてジメチルシ
リル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−te
rt−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタニウ
ムジクロライドを例示することができる。
【0020】なお、A1の替りに本発明の範疇に無い、
二座配位していないメタロセン錯体を用いた場合、著し
い組成分布を生じ、均一な溶液重合を実施できない場合
がある。
【0021】本発明の共重合体を製造するには、たとえ
ば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素、又はメチレンジクロライド等のハロゲン化炭化
水素を溶媒として用いる溶媒重合、又はスラリー重合、
ガス状のモノマー中での気相重合等が可能であり、ま
た、連続重合、回分式重合のどちらでも可能である。重
合温度は、−50〜250℃の範囲を取り得るが、特
に、−20〜200℃の範囲が好ましく、重合圧力は、
常圧〜100kg/cm2Gが好ましい。重合時間は、
一般的に、使用する触媒の種類、反応装置により適宜決
定されるが、1分間〜20時間の範囲を取ることができ
る。また、重合体の分子量を調節するために水素等の連
鎖移動剤を添加することもできる。
【0022】本発明を実施するための好ましい重合方法
としては、たとえば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等
の脂肪族炭化水素を溶媒として用いる溶媒重合があげら
れる。重合は連続式又はバッチ式いづれでもよい。重合
を1槽重合で行うことのみで、本発明の本質的な部分は
達成され得るが、2槽以上の反応器を並列あるいは直列
に接続したものでおこなってもよい。また、この場合、
少なくとも1つのシクロペンタジエニル骨格を有する配
位子が二座配位している遷移金属錯体として、例えば1
槽目でA2触媒のみを使用した重合を行い、かつ2槽目
でA1触媒を追加して重合を行ってもよい。
【0023】具体的には下記(I)〜(IV)の条件を満
たすことが好ましい。 (I)溶液重合であること (II)重合温度が0〜200℃であること (III)滞留時間が5〜120分であること (IV)重合槽圧力が常圧〜100kg/cm2Gの範囲
内であること
【0024】より好ましくは、ヘキサン等の溶媒を用い
て重合体が溶解する30℃以上160℃以下、重合圧力
0kg/cm2G以上50kg/cm2G以下の条件下で
重合を行う低温低圧溶液法共重合体製造反応装置におい
て、効率よく製造することができる。
【0025】本発明で製造される共重合体中のエチレン
由来単位/α−オレフィン由来単位の重量比は95/5
〜95/5であり、好ましくは85/15〜50/50
であり、特に好ましくは80/20〜60/40であ
る。該モル比が高過ぎると樹脂状となる傾向があり、均
一な溶液重合が困難となる上、低分子量成分がポリマ−
表面にブリ−ドする傾向がみられ、実用上好ましくな
い。低過ぎると強度が不足する傾向があり、ペレットと
して用いる場合に互着等の問題が生ずる。
【0026】本発明で製造される共重合体中のよう素価
は0〜50(g/100gポリマー)であるが、樹脂改
質用途等、臭気が無い方が好ましい用途に対しては、よ
う素価0(非共役ポリエンは重合系に添加しない)〜3
が好ましい。よう素価が3以上の場合、ポリエンモノマ
−臭が顕著となり、好ましくない。一方、加硫ゴムとし
て用いる場合については、好ましくは1〜40であり、
更に好ましくは3〜35である。よう素価が低過ぎると
加硫に困難をきたす場合があり、高すぎると耐候性に劣
る場合がある。
【0027】本発明で製造される共重合体は、キシレン
中、70℃で測定した極限粘度[η]が0.5〜10d
l/gであり、好ましくは0.8〜8dl/gであり、
更に好ましくは1.0〜5の範囲である。該極限粘度が
低すぎると強度が不足する傾向があり、高すぎると加工
性が低下する傾向にある。
【0028】本発明で製造される共重合体は、ゲル・パ
ーミエイション・クロマトグラフィー(GPC)測定に
おけるQ値(重量平均分子量/数平均分子量)が3.0
以上であり、好ましくは3.5以上であり、更に好まし
くは4.0以上である。該値が低すぎると、加工性の改
良が不十分となる。また、分子量分布曲線が2つ以上の
ピ−クを持つ(バイモ−ダル又はマルチモ−ダルの分子
量分布を持つ)方が、加工性の点で更に好ましい。
【0029】本発明で製造される共重合体は、GPC測
定における高分子量のピ−クの高さ(X1)と低分子量
ピ−クの高さ(X2)の比H(=X1/X2)が0.2
〜7.0であることが好ましく、特に樹脂改質用途に用
いる場合には、2.0〜7.0であることが更に好まし
い。Hの値が小さすぎても、大きすぎても加工性を損ね
ることになる。また、Hの値が大きい方が、低分子量成
分を多く有することに相当し、ブリ−ド性が悪化する。
なお、分子量分布曲線のピ−クが3つ以上存在する場合
は最も高分子量のピ−クの高さをX1、最も低分子量の
ピ−クの高さをX2とする。
【0030】本発明で製造される共重合体はGPC測定
における連鎖長100オングストロ−ム以下の低分子量
部の面積が3%以下であることが好ましい。これ以上の
数値である場合、結晶性を有する共重合体組成ではブリ
−ドが発生し易くなり、好ましくない。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 [I]測定方法 実施例における重合体の性質は、下記の方法によって測
定した。 (1)プロピレン含有量、ブテン含有量、ヘキセン含量 赤外分光光度計(日本分光工業社製 IR−810)を
用いて赤外吸収スペクトル(IRスペクトル)により、
ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン/プロピレン
共重合体(50:50)を標準品として用いて測定し
た。測定サンプルは、ホットプレス機を用いて約0.1
mmのフィルムとして測定した。測定値は文献値(赤外
吸収スペクトルによるポリエチレンのキャラクタリゼー
ション 高山、宇佐美 等著 又は Die Makrom
olekulare Chemie,177,461
(1976)Mc Rae,M.A.,MadamS,
W.F.等著)に順じ1155cm-1の吸収ピーク(メ
チル分岐)をマーカーとして3回測定した値の平均値と
した。ブテン含有量については、同様の方法で、770
cm-1の吸収ピーク(エチル分岐)をマーカーとして3
回測定した値の平均値を求めた。また、ヘキセン含量に
ついても同様に1378cm-1の吸収ピーク(ヘキセン
のメチル分岐)をマーカーとして3回測定した値の平均
値を求めた。 (2)よう素価 共重合体を熱プレスして厚み0.5mmのフィルム状に
成形し、ついで赤外分光計を用いて、ジシクロペンタジ
エン及び5−エチリデン−2−ノルボルネン由来のピー
ク(波数1611cm-1、1688cm-1)透過度を求
め、共重合体中の二重結合のモル含量を算出し、よう素
価に換算した。 (3)分子量及び分子量分布 ゲル・パーミュエーション・クロマトグラフ(Wate
r社製 150C/GPC装置)により行う。溶出温度
は140℃、使用カラムは、昭和電工社製、Shode
x Packed ColumnA−80M、分子量標
準物質はポリスチレン(たとえば、東ソー社製、分子量
500−8,400,000)を用いた。得られたポリ
スチレン換算重量平均分子量(Mw)、数平均分子量
(Mn)、更にこの比(Mw/Mn)を分子量分布(Q
値)とする。測定サンプルは約5mgの重合体を5ml
のo−ジクロロベンゼンに溶解し、約1mg/mlの濃
度とする。得られたサンプル溶液の400μlをインジ
ェクションし、溶出溶媒流速は1.0ml/minと
し、屈折率検出器にて検出した。Hの値はX1(高分子
量側のピ−ク野高さ)とX2(低分子量側野ピ−クの高
さ)より、H=X1/X2として算出した。また、連鎖
長100オングストロ−ム以下の低分子量部の面積は重
量法にて算出した。 (4)ブリ−ド性 共重合体を150℃にてプレス成形し、2mm厚シ−ト
を得た後、48時間静置し、シ−ト表面のブリ−ド性を
評価した。 ○:シ−ト表面は清浄であり、手で触れても粘着性が認
められない。 △:シ−ト表面がやや曇り、粘着性が認められる。 ×:シ−ト表面に油膜が観察される。
【0032】[II]触媒の調製方法 触媒成分の調製は、特開平9−87313号公報に記載
の方法に準じて行った。
【0033】[III]実施例及び比較例 実施例1 攪拌羽根、コンデンサ−を備えた2Lのガラス製重合器
を用いて連続的にエチレン、プロピレン、5−エチリデ
ン−2−ノルボルネンの共重合を行った。すなわち、重
合溶媒としてヘキサンを1L重合器に導入する。一方、
重合器上部からガス状モノマーとしてエチレンを8NL
/min、プロピレン1.2NL/min、分子量調節
の為に水素を0.1NL/minヘキサンにバブリング
させる形式で導入し、ウォ−タ−バスにて重合器内温を
30℃になるように調整した。続いて5−エチリデン−
2−ノルボルネン(ENB)を5mmol添加した。そ
の後、トリイソブチルアルミ(TIBA)を1mmol
添加し、A1としてイソプロピリデン(シクロペンタジ
エニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フ
ェノキシ)チタニウムジクロライドを0.001mmo
l、A2としてジメチルシリル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−
2−フェノキシ)チタニウムジクロライドを0.005
mmol添加し、最後にトリフェニルメチルテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート0.005mmo
lを添加して重合を開始し、30分経過後に0.1gの
BHTを含むメタノ−ル10mlを添加して重合を停止
した。重合後のポリマ−溶液を濃縮し、メタノ−ル沈殿
法により共重合体を回収し、80℃にて12時間真空乾
燥を行った。3.63gの共重合体が得られた(A1+
A2触媒1mmolあたりに換算て2420g)。以上
の操作により、プロピレン含量37.5wt%、ヨウ素
価5のエチレン/プロピレン/5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン共重合体が得られ、GPC測定の結果、Q値
=6.3、H=1.2のバイモ−ダルの分子量分布を示
し、かつ連鎖長100オングストロ−ム以下の低分子量
成分が0.2%であった。分子量分布の広いかつブリ−
ドの無い共重合体が得られた。詳細な結果は表1にまと
めた。
【0034】実施例2〜8 実施例1において、5−エチリデン−2−ノルボルネン
の添加の有無、及びモノマ−種、水素、触媒のフィ−ド
量を変更した以外は基本的に同様な方法で重合した。多
様なHの値を示す広分子量分布の共重合体が重合可能で
あり、好みの用途に適した分子量分布に制御できること
が判明した。
【0035】実施例9〜11 実施例1において、5−エチリデン−2−ノルボルネン
の添加の有無、及びα−オレフィン種をヘキセン−1と
したこと、水素、触媒のフィ−ド量を変更したこと以外
は基本的に同様な方法で重合した。多様なHの値を示す
広分子量分布の共重合体が重合可能であり、好みの用途
に適した分子量分布に制御できることが判明した。
【0036】比較例1 実施例1において、TIBA1mmolの変りに、TI
BA0.5mmolとトリメチルアルミ(TMA)0.
5mmolを併用した。また、A1として、シクロペン
タジエニルジルコニウムジクロライドを0.001mm
ol加えた以外は、基本的に実施例1と同様な方法で共
重合を行った。重合中に、一部のポリマ−が析出し、不
均一重合となり、重合活性も低い上、得られた共重合体
は分子量分布が狭いものであった。また、プレス成形後
の共重合体シ−ト表面は曇っており、ブリ−ドも観察さ
れた。詳細を表5に示した。
【0037】比較例2 実施例1において、5−エチリデン−2−ノルボルネン
を添加せず、かつモノマ−、水素のフィ−ド量を表5に
示す値に変更した。更に、TIBAの替りにエチルアル
ミニウムセスキクロライドを0.4mmol、A1(A
2)の替りに、VO(OiPr)3を0.05mmoL
添加し(ボレ−トは添加せず)て重合を行った。得られ
た共重合体は、バイモ−ダルの広い分子量分を示した
が、重合活性が著しく低かった。詳細を表5に示した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】(注1)イソプロピリデン(シクロペンタジ
エニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フ
ェノキシ)チタニウムジクロライド (注2)A2としてジメチルシリル(テトラメチルシクロ
ペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル
−2−フェノキシ)チタニウムジクロライド (注3)トリフェニルメチルテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート (注4)ブテンモノマ−フィ−ド(NL/min) (注5)ブテン含量(wt%) (注6)CP2ZrCl2 (注7)TIBA0.5mmol+TMA0.5mmol (注8)VO(OiPr)3 (注9)エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、分
子量分布が広く、加工性に優れたエチレン−α−オレフ
ィン系ランダム共重合体の製造方法であって、多種、多
様な加工形態に対応すべく、自由に分子量分布を調節で
き(Hの値を種々コントロ−ルすることに対応する)、
高活性条件でエチレン−α−オレフィン系ランダム共重
合体を製造する方法を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 昭夫 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 4J028 AA02A AB00A AB02A AC01A AC10A AC28A BA00A BA01B BA02B BA03B BA04B BA05B BB00A BB01B BB02B BB03B BC12B EB02 EB03 EB11 EB15 EC02 EC04 EC05 GA01 GA04 GA06 GA23 4J100 AA02P AA03Q AA04Q AA07Q AA09Q AA15Q AA16Q AA17Q AA18Q AA19Q AA20Q AR21Q AR22Q AU21Q CA04 CA05 DA01 DA04 DA05 DA09 DA31 FA10 4J128 AA02 AB00 AB02 AC01 AC10 AC28 AD00 BA00A BA01B BA02B BA03B BA04B BA05B BB00A BB01B BB02B BB03B BC12B EB02 EB03 EB11 EB15 EC02 EC04 EC05 GA01 GA04 GA06 GA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(a)と下記成分(b)と
    (c)の内の少なくとも1成分とを重合させて得られる
    共重合体であり、かつゲル・パーミエイション・クロマ
    トグラフィー(GPC)測定におけるQ値(重量平均分
    子量/数平均分子量)が3.0以上である共重合体の製
    造方法であって、少なくとも1つのシクロペンタジエニ
    ル骨格を持つ配位子が、二座配位している遷移金属錯体
    を少なくとも2種類用いてなる触媒の存在下に重合する
    ことを特徴とする共重合体の製造方法。 (a):エチレン (b):炭素数3〜20のα−オレフィン (c):ポリエン
  2. 【請求項2】 下記(1)〜(6)の条件を満たす請求
    項1記載の共重合体の製造方法。 (1)共重合体中のエチレン由来単位/α−オレフィン
    由来単位の重量比が95/5〜5/95であること (2)よう素価が50以下(g/100gポリマー)で
    あること (3)キシレン中、70℃で測定した極限粘度[η]が
    0.5〜10dl/gであること (4)ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー
    (GPC)測定におけるQ値(重量平均分子量/数平均
    分子量)が3.5以上であり、かつ分子量分布曲線が2
    つ以上のピ−クを有する。 (5)GPC測定における高分子量ピ−クの高さ(X
    1)と低分子量ピ−クの高さ(X2)の比H(=X1/
    X2)が0.2〜7.0であること (6)GPC測定における連鎖長100オングストロ−
    ム以下の低分子量部の面積が3%以下であること
  3. 【請求項3】 GPC測定における高分子量ピ−クの高
    さ(X1)と低分子量ピ−クの高さ(X2)の比H(=
    X1/X2)が2.0〜7.0である請求項2記載の共
    重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 Q値が4.0以上である請求項2記載の
    共重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 (b)がプロピレン及び/又は1−ブテ
    ンである請求項2記載の共重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 遷移金属錯体として、下記化学式[I]
    〜[III]で表される遷移金属錯体(A1)及び遷移金
    属錯体(A2)を使用する請求項1記載の共重合体の製
    造方法。但し、(A1のシクロペンタジエニル環の水素
    以外の置換基の数)<(A2のシクロペンタジエニル環
    の水素以外の置換基の数)とする。 (上式一般式[I]〜[III]においてそれぞれ、M1
    元素の周期律表の第4族の遷移金属原子を示し、Aは元
    素の周期律表の第16族の原子を示し、Jは元素の周期
    律表の第14族の原子を示す。Cp1はシクロペンタジ
    エン形アニオン骨格を有する基を示す。X1、X2
    1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に、水
    素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭素原子
    数1〜20のアルキル基、ハロゲン原子で置換されてい
    てもよい炭素原子数7〜20のアラルキル基、ハロゲン
    原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリ
    ール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子
    数1〜20の置換シリル基、ハロゲン原子で置換されて
    いてもよい炭素原子数1〜20のアルコキシ基、ハロゲ
    ン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のア
    ラルキルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよ
    い炭素原子数6〜20のアリールオキシ基又は炭素原子
    数2〜20の2置換アミノ基を示す。X3は元素の周期
    律表の第16族の原子を示す。R1、R2、R3、R4、R
    5、R6は任意に結合して環を形成していてもよい。二つ
    のM1、A、J、Cp1、X1、X2、X3、R1、R2
    3、R4、R5及びR6はそれぞれ同じであっても異なっ
    ていてもよい。)
  7. 【請求項7】 請求項6記載の遷移金属錯体(A1)及
    び(A2)と、下記(B)及び/又は下記(C)とを用
    いてなる触媒の存在下に、請求項1記載の(a)と請求
    項1記載の(b)、(c)の内の少なくとも1成分とを
    重合させる請求項1記載の共重合体の製造方法。 (B):下記(B1)〜(B3)から選ばれる1種以上
    のアルミニウム化合物 (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
    ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
    構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
    2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2及びE3は、それぞれ炭化水素基であ
    り、全てのE1、全てのE 2及び全てのE3は同じであっ
    ても異なっていてもよい。Zは水素原子又はハロゲン原
    子を表し、全てのZは同じであっても異なっていてもよ
    い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上の整数
    を、cは1以上の整数を表す。) (C):下記(C1)〜(C3)のいずれかのホウ素化
    合物 (C1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合
    物、 (C2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホ
    ウ素化合物、 (C3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表
    されるホウ素化合物(但し、Bは3価の原子価状態のホ
    ウ素原子であり、Q1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素
    基、ハロゲン化炭化水素基、置換シリル基、アルコキシ
    基又は2置換アミノ基であり、それらは同じであっても
    異なっていてもよい。G+は無機又は有機のカチオンで
    あり、Lは中性ルイス塩基であり、(L−H)+はブレ
    ンステッド酸である。)
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