JP2002212039A - 白髪防止剤 - Google Patents

白髪防止剤

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JP2002212039A
JP2002212039A JP2001009368A JP2001009368A JP2002212039A JP 2002212039 A JP2002212039 A JP 2002212039A JP 2001009368 A JP2001009368 A JP 2001009368A JP 2001009368 A JP2001009368 A JP 2001009368A JP 2002212039 A JP2002212039 A JP 2002212039A
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hair
agent
gray hair
ethanol
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JP2001009368A
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English (en)
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Rikako Suzuki
理香子 鈴木
Kenichi Umishio
健一 海塩
Ouji Ifuku
欧二 伊福
Masahiro Ota
正弘 大田
Koji Kobayashi
孝次 小林
Osamu Moro
修 茂呂
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、白髪防止用に使用されていない植物等の
天然由来の成分を用い、実使用において優れた白髪防止
効果を示す白髪防止剤等を提供すること。 【解決手段】ブクリョウ由来物、アズキ由来物、ホップ
由来物、ヨクイニン由来物、アンソッコウ抽出物、クロ
レラ抽出物、シナノキ抽出物及びニンジン由来物からな
る群から選ばれる1種又は2種以上の成分を有効成分と
して、メラニンの生成を促進させて、白髪防止剤やタン
ニング剤として使用可能なメラニン生成促進剤を提供す
ることにより、上記の課題を解決し得ることを見出し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メラニン生成を促
進し、白髪防止剤等として用いることが可能な外用剤に
関する発明である。
【0002】
【従来の技術】白髪の発生機序には毛髪へのメラニン色
素の供給を司る毛母色素細胞のメラニン産生能力変化、
メラニン供給能力変化などが関与していると考えられて
いるが、その詳細については不明な点が多く、根本的な
白髪改善法が存在しないのが現状である。社会の高齢化
に伴い生活改善薬が注目される中、生理的老化現象の一
つとしてあげられる白髪に関しても、その発生機序の解
明、根本的な改善法の確立が望まれている。このような
要望に対し、現在まで、白髪防止剤として、多種多様な
化合物(または物質)の使用が提案されている。
【0003】例えば、メラノサイトのサイクリックAM
P(cAMP)産生能の向上を図るもの(特開平4−1
24122号公報参照)、メラノサイトのメラニン生成
の活性化を図るもの(例えば、特開平5−78222
号、特開平7−285874号、特開平7−31602
6号公報等参照)、その他、育毛効果と白髪防止効果の
両効果があるとされるもの(特開平7−112918
号、特開平7−126129号公報等参照)が挙げられ
る。これらの刊行物の白髪防止剤は、動植物からの抽出
物を有効成分とするものがほとんどであり、これらの白
髪防止剤により、一定の白髪の防止ができる旨が記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、白髪の発生機
序の複雑さを考慮し、また、天然産物の多様性に着目す
ると、天然産物由来の多種多様な成分中に、より白髪改
善効果の強い物質が見出される余地が有ると考えられ
る。したがって、本発明の主要な目的は、従来、白髪防
止用に使用されていない天然産物由来成分を用い、実使
用において優れた白髪防止効果を示す白髪防止剤を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、白髪の発
生機序およびその各段階における各種化合物または物質
の作用効果について基礎研究を行うとともに、実使用に
おける有効性について検討を重ねてきた。その結果、ブ
クリョウ由来物、アズキ由来物、ホップ由来物、ヨクイ
ニン由来物、アンソッコウ抽出物、クロレラ抽出物、シ
ナノキ抽出物及びニンジン由来物が、サイクリックAM
P(cAMP)産生促進作用、メラニン生成促進作用お
よび白髪防止(または白髪の黒化)作用を示すことを見
出した。そして、これらの成分を有効成分とした、ター
ゲット部位において、cAMP及びメラニンの生成を促
進させ、白髪を防止し得ることはもとより、タンニング
効果を発揮することができる剤を提供可能であることを
見出した。
【0006】すなわち、本発明は、ブクリョウ由来物、
アズキ由来物、ホップ由来物、ヨクイニン由来物、アン
ソッコウ抽出物、クロレラ抽出物、シナノキ抽出物及び
ニンジン由来物からなる群から選ばれる1種又は2種以
上の成分を有効成分とする、白髪防止剤(以下、本白髪
防止剤ともいう)を提供する発明である(本発明におい
て「白髪防止」の語は、「白髪の黒化作用」の概念も包
含することとする)。
【0007】また、本発明は、上記の成分を有効成分と
するメラニン生成促進剤(以下、本メラニン生成促進剤
ともいう)を提供する発明でもある。さらに、本発明
は、上記の成分を有効成分とするcAMP産生促進剤
(以下、本cAMP産生促進剤ともいう)を提供する発
明でもある。なお、上記の各態様の剤をまとめて、「本
剤」ということもある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 A.本剤の有効成分について 上述したように、本剤の有効成分は、ブクリョウ由来
物、アズキ由来物、ホップ由来物、ヨクイニン由来物、
アンソッコウ抽出物、クロレラ抽出物、シナノキ及びニ
ンジンの抽出物である。
【0009】ブクリョウは、サルノコシカケ科(Polypo
raceae)のPoria cocos Wolfで、別名マツホドと呼ば
れ、薬効として、鎮静、利尿作用等が知られている。本
剤の有効成分であるブクリョウ由来物としては、まず、
ブクリョウ抽出物が挙げられる。ブクリョウ抽出物とし
ては、ブクリョウの菌核を、水、エタノール、1,3−
ブチレングリコール又はこれらの混液で抽出したものが
好適であり、この態様の市販品を入手して用いることも
可能である。また、ブクリョウ由来物として、ブクリョ
ウ末を用いることも可能である。ブクリョウ末は、ブク
リョウを粉末化したものであり、この市販品を入手して
用いることも可能である。
【0010】アズキは、マメ科(Leguminosae) のPhaseo
lus angularis W. F. Wight で、薬効として、消炎、利
尿作用等が知られている。本剤の有効成分であるアズキ
由来物としては、通常、アズキ種子を粉末化したものが
用いられ、この態様の市販品を入手して用いることも可
能である。また、アズキ由来物として、アズキの種子
を、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール又は
これらの混液で抽出して得られる、アズキの抽出物を調
製して用いることも可能である。
【0011】ホップは、クワ科(Moraceae)のHumulus lu
pulus L.で、別名、セイヨウカラハナソウを呼ばれ、薬
効として、鎮静、利尿作用等が知られており、ビールの
香味料として使われている。本剤の有効成分であるホッ
プ由来物としては、まず、ホップ抽出物が挙げられる。
ホップ抽出物としては、ホップの雌花穂から、水、エタ
ノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール又はこれらの混液で抽出したものが好適であり、
この態様の市販品を入手して用いることも可能である。
また、ホップ由来物として、ホップ末を用いることも可
能である。ホップ末は、ホップの雌花穂を粉末化したも
のが好適であり、この態様の市販品を入手して用いるこ
とも可能である。
【0012】ヨクイニンは、イネ科(Gramineae) のハト
ムギCoix lachryma-jobi L. var. ma-yuen Stapfの種皮
をのぞいた種子で、薬効として、解熱鎮痛消炎作用等が
知られている。本剤の有効成分としては、まず、ヨクイ
ニン抽出物が挙げられる。ヨクイニン抽出物としては、
ヨクイニンを、水、エタノール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール又はこれらの混液で抽
出したものが好適であり、この態様の市販品を入手して
用いることも可能である。また、ヨクイニン由来物とし
て、ヨクイニン末を用いることも可能である。ヨクイニ
ン末は、ヨクイニンを粉末としたものであり、ヨクイニ
ン末の市販品を入手して用いることも可能である。
【0013】アンソッコウは、エゴノキ科(Styracacea
e )のStyrax benzoin Dryander 又は、その他同属植物
の樹皮から得た樹脂を指し、去痰、薫香、防腐効果があ
ることが知られている。本剤の有効成分であるアンソッ
コウ抽出物は、好適には、アンソッコウをプロピレング
リコールで抽出して得られるものが好適であり、この態
様の市販品を入手して用いることも可能である。
【0014】クロレラは、クロレラ科(Chlorellaceae)
のChlorella vulgaris Chickで、ビタミン類等栄養豊富
なため健康食品としても利用されている。本剤の有効成
分であるクロレラ抽出物は、クロレラを水で抽出して得
られるものが好適であり、この態様の市販品を入手して
用いることも可能である。
【0015】シナノキは、シナノキ科(Tiliaceae) のTi
lia cordata Millerで、別名、フエボダイジュと呼ばれ
る。シナノキからは、良質な蜜が取れ、樹皮の繊維から
布が取れることが知られている。本剤の有効成分である
シナノキ抽出物は、シナノキの花又は葉から、水、エタ
ノール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール又はこれらの混液で抽出して得られ
るものであり、特に、シナノキの花を、水で抽出して得
られる抽出物を用いるのか好適である。これらの態様の
シナノキ抽出物は、市販品を入手して用いることも可能
である。
【0016】ニンジンは、ウコギ科(Araliaceae)のオタ
ネニンジンPanax ginseng C. A. Meyer (Panax schinse
ng Nees)で、保健強壮薬、健胃薬としても用いられてい
る。本剤の有効成分としては、まず、ニンジン抽出物が
挙げられる。ニンジン抽出物としては、オタネニンジン
の根又は根を蒸して乾燥したものを、水、エタノール、
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール又
はこれらの混液、又は無水エタノールで抽出して得られ
るものが好適であり、この態様の市販品を入手して用い
ることも可能である。また、ニンジン由来物として、ニ
ンジン末を用いることも可能である。ニンジン末は、オ
タネニンジンの根を粉末としたものであり、ニンジン末
の市販品を入手して用いることも可能である。
【0017】本剤の有効成分となり得る、上記の各成分
は、それぞれを単独で、本剤において用いることも可能
であるが、2種以上の成分を組み合わせて用いることも
可能である。
【0018】B.具体的な本剤の態様について 本剤における上記の有効成分の配合量は、本剤の具体的
用途、配合する成分の種類や組み合わせ等に応じて、本
剤が、所望する効果を発揮するべく設定することが可能
であり、一概に限定することは必ずしも適切ではない。
一般的には、かかる配合量は、乾燥物換算で、剤に対し
て、0.001〜10質量%であり、より好ましくは、
同0.005〜5質量%、特に好ましくは、同0.00
5〜2質量%である。この配合量が、乾燥物換算で、剤
に対して0.001質量%未満の場合は、白髪防止等の
本剤の目的を十分に達成することが困難な傾向が強くな
り、同10質量%を超えると、製剤上好ましくないこと
が多く、本剤の皮膚の単位面積当りの通常の使用量を考
慮すると、配合量の増加に見合った、白髪防止効果等の
向上が認められなくなる傾向が強くなる。
【0019】このように、上記の成分を本剤の有効成分
として配合して用いることにより、ターゲット部位にお
いて、cAMP及びメラニンの生成を促進させ、白髪を
防止したり、さらには、タンニング効果を発揮させるこ
とができる。
【0020】この意味において、本剤は、白髪を防止又
は白髪を黒化させる機能に着目した、「白髪防止剤」と
しての態様を有する。また、ターゲット部位におけるc
AMPの産生を促進して、メラニン生成等の生体におけ
るcAMPの生成により惹起される現象を促進すること
ができる、「cAMP産生促進剤」としての態様を有す
る。さらに、特に、かかるメラニンの生成の促進という
作用に着目した、「メラニン生成促進剤としての態様を
有する。上述したように、「メラニン生成促進剤」の代
表的な作用としては、毛髪における白髪防止作用であ
り、皮膚におけるタンニング(黒化)作用である。
【0021】本剤は、上記の有効成分と共に、本剤の具
体的な用途や剤形に応じた一般成分を用いて構成され得
る。かかる一般成分は、毛髪用剤や皮膚用剤において、
一般的に用いられ得る成分を挙げることが可能であり、
本発明の所期の効果を妨げるものでない限り、特に、限
定されるものではない。
【0022】具体的には、希釈剤、アニオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、高級アルコール、油分、保湿剤、増粘
剤、溶剤、使用性向上剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イ
オン封鎖剤、紫外線防止剤、粉末、その他の活性物質、
色剤、香料等を目的とする剤形に応じて適宜使用して、
本剤を製剤化することができる。これらの一般成分は、
必ずしも単一の機能によって分類できるものではない
が、以下、通常分類されている例に従って、例示列挙を
行う。
【0023】希釈剤としては、水、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、グリコール類等が挙げられる。アニ
オン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エス
テル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン
酸塩、アルキルりん酸塩、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルりん酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩およ
び脂肪酸塩等が挙げられる。非イオン性界面活性剤とし
ては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂
肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール
脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体および脂肪酸ジ
エタノールアミド等が挙げられる。カチオン性界面活性
剤としては、例えば第3級脂肪属アミン塩、アルキルト
リメチルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルア
ンモニウムハライドおよびアルキルジメチルベンジルア
ンモニウムハライド等が挙げられ、両性界面活性剤とし
ては、例えばアミドベタイン型、イミダゾリニウムベタ
イン型およびスルホベタイン型等の界面活性剤が挙げら
れる。
【0024】高級アルコールとしては、例えば、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル等が挙げられる。油分としては、例えば、高級脂肪
酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、
高分子シリコーンおよびその誘導体、スクワラン、ワセ
リン、ならびにエステル油等が挙げられる。保湿剤とし
ては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール
およびソルビトール等が挙げられる。増粘剤としては、
例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースおよび
カチオン化セルロース等が挙げられる。粉末としては、
例えばシリカ、ナイロンパウダーおよびポリエチレンパ
ウダー等の樹脂粉末等が挙げられる。
【0025】本剤を、白髪防止剤に代表される頭皮頭髪
用剤として用いる場合には、本発明の所期の効果を損な
わない限り、養毛成分として一般的に用いられている成
分を配合して、白髪防止効果と養毛効果を同時に発揮し
得る、頭皮頭髪用剤とすることが可能である。
【0026】このような養毛成分としては、それ自体発
毛効果等を有することが示唆されている活性成分や助剤
が包含される。例えば、センブリエキス、ニンジン抽出
液等の植物抽出エキス、ビタミンB6 、ビタミンEおよ
びその誘導体、ビオチン等のビタミン類、パントテン酸
およびその誘導体、グリチルリチン酸およびその誘導
体、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸エステル類、セ
リン、メチオニン等のアミノ酸類、セファランチン、塩
化カプロニウム、ミノキシジル、ニコランジル、アセチ
ルコリン誘導体、サイクロスポリン類、およびエストラ
ジオール等の女性ホルモン剤等、ならびにこれらの混合
物が挙げられる。さらに、例えばヒノキチオール、ヘキ
サクロロフェン、ベンザルコニウムクロリド、セチルピ
リジニウムクロリド、ウンデシレン酸、トリクロロカル
バニリドおよびビチオノール等の抗菌剤、メントール等
の清涼剤、サリチル酸、亜鉛およびその誘導体、乳酸お
よびそのアルキルエステル等の活性物質、クエン酸等の
有機酸類、アルギニン等のアミノ酸類も、本白髪防止剤
等の本発明に係わる頭皮頭髪用剤に添加することができ
る。
【0027】本剤の形態は、液剤、乳液、軟膏などの皮
膚または頭皮・頭髪に適用できる性状のものであればい
ずれもよく、一般的に、エモリエントローション、エモ
リエントクリーム、モイスチャージェル、化粧水、ヘア
トニック、ヘアリキッド、スカルプトリートメント、ヘ
アクリーム、エアゾールムース、エアゾールスプレー、
ヘアジェル、スプレームース等と称されている製品形態
を選択することができる。本剤を、頭皮頭髪用剤とする
場合の代表的な形態は、白髪防止用剤であり、皮膚用剤
とする場合の代表的な形態は、タンニング剤である。
【0028】このようにして調製される本剤における、
白髪防止剤等の頭皮頭髪用剤として用いる場合を例にと
ると、上記の有効成分の用量は、成人の場合、1日1回
当たり0.001〜100mg、好ましくは0.1〜80
mg程度とすることが一般的である。
【0029】
【実施例】次に、実施例をあげて、本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもの
ではない。また、配合量は、特に断わらない限り、配合
対象に対する質量%で表示する。
【0030】本剤の有効成分の調製 ブクリョウ(乾燥物)500gを、室温で1週間、5
0%エタノール5.0Lに浸漬し、抽出液から溶媒を留
去して、3.0gの抽出物を得た。 アズキ(種子) 100gを、常法により粉砕し、アズ
キ末を得た。 ホップ( 雌花穂 乾燥物) 100gを、室温で1週
間、30%エタノール1.0Lに浸漬し、抽出液から溶
媒を留去して12.6gの抽出物を得た。 ヨクイニン( ハトムギ種子) 100gを、室温で1週
間、30%エタノール1.0Lに浸漬し、抽出液から溶
媒を留去して5.7gの抽出物を得た。 アンソッコウ100gを、室温で1週間、プロピレン
グリコール1.0Lに浸漬し、抽出液から溶媒を留去し
て2.5gの抽出物を得た。 クロレラ( 菌体乾燥物) 86gを、60℃で5時間、
水860gに浸漬し、抽出液から溶媒を留去して6.0
gの抽出物を得た。 シナノキ( 花、葉の乾燥物) 100gを、90℃で2
時間、90%エタノール1.0Lに浸漬し、抽出液から
溶媒を留去して4.2gの抽出物を得た。 ニンジン( オタネニンジンの根) 100gを室温で1
週間、30%エタノール1.0Lに浸漬し、抽出液から
溶媒を留去して10.0gの抽出物を得た。
【0031】効果確認試験 上記に従って得られる抽出物の乾燥物を、それぞれ、7
0%エタノールに2%溶解し、この溶液を希釈して濃度
を調整し、得られた希釈液を使用して、次の効果確認試
験を行った。
【0032】(1)細胞培養法によるメラニン生成促進
効果確認試験 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。こ
のメラノーマ培養細胞を、10%ウシ胎児血清(FB
S)を含むダルベッコMEM培地中で、CO2 インキュ
ベーター(95%空気、5%二酸化炭素)内で、37℃
の条件下で培養した。培養24時間後に、試験試料溶液
を終濃度(抽出乾燥物換算濃度)で、10 -3〜10-5
になるように添加し、さらに3日間培養を続け、以下の
方法でメラニン生成量の視感判定及びチロシナーゼ活性
促進効果を測定した。
【0033】メラニン量の視感判定 ウェルのプレートの蓋の上に拡散板を置き、倒立顕微鏡
で細胞内のメラニン量を観察し、各植物及び抽出物につ
いて、抽出物を添加していない試料(コントロール)と
比較して、判定した。その結果を第1表に示した。
【0034】<判定基準> +:黒い(メラニンが量多い) ±:やや黒い(メラニン量がやや多い) −:コントロール(メラニン量がほとんど認められな
い)
【0035】チロシナーゼ活性の測定 ウェル中の培地を除去し、PBS100μl で2回洗浄
した。各ウェルに45μl の1%トライトン−X(ロー
ムアンドハース社製)を含むPBSに加えた。1分間プ
レートを振動させ、細胞膜を入念に破壊した後、マイク
ロプレートリーダーで475nmの吸光度を測定して、こ
れを0分時の吸光度とした。その後、すばやく5μl の
10mMのL−Dopa溶液を添加し、37℃のインキュ
ベーターに移し、60分間反応させた。反応後の吸光度
(475nm)値から反応開始時の吸光度(475nm)値
を引いた値を求め、植物抽出物を添加していない試料
(コントロール)に対する増加分を、チロシナーゼ活性
促進率として求めた。その結果も、第1表に示した。
【0036】
【表1】 このメラニン生成促進効果確認試験により、本剤の有効
成分が、メラニンの生成を促進する効果を有し、これら
の有効成分を配合した本剤が、メラニン生成促進剤とし
て、白髪防止効果、さらには、タンニング効果等を発揮
し得ることが明らかとなった。
【0037】(2)サイクリックAMP(cAMP)産
生量の測定 12ウェルプレートにウェルあたり3×104 個ずつ細
胞を播種し、24時間後に、上記の植物抽出物添加培地
(乾燥残分量0.01%)と交換し、37℃で、1時間
インキュベートした。その後、培地を抜去し、50mMT
ris・HCl、4mMEDTA溶液を添加して、スクレ
ーパーで細胞をかき取った。このようにして得た細胞懸
濁液を、100℃で5分間煮沸後、15000rpm で5
分間遠心を行なった。この遠心処理により得られた上清
を、サンプルとして用い、cAMP EIA system キ
ット(Amersham LIFE SCIENCE) を用いて、cAMP産生
量を測定した。上記の植物抽出物無添加での、cAMP
産生量を100%とし、その結果を、第2表に示した。
【0038】
【表2】 第 2 表 ─────────────────────────── 試 験 cAMP 産生(%) ─────────────────────────── 無 添 加 100 ブクリョウ抽出物 1380 アズキ末 1030 ホップ抽出物 723 ヨクイニン抽出物 687 アンソッコウ抽出物 622 クロレラ抽出物 562 ニンジン抽出物 714 シナノキ抽出物 451 ─────────────────────────── このcAMP産生試験により、本剤の有効成分が、cA
MPの産生を促進する効果を有し、これらの有効成分を
配合した本剤が、cAMP産生促進剤として、前述のメ
ラニン生成促進効果や白髪防止効果、さらには、タンニ
ング効果等を発揮し得ることが明らかとなった。
【0039】(3)累積塗布によるヒトによる白髪防止
効果試験試験方法 被験者として、各試料ごとに白髪のある40〜60歳の
男女20名に1日2回(朝、夜)連続4カ月間、本発明
品と比較例のそれぞれをハーフヘッド法で左右頭皮に別
々に使用、塗布部位の状態を試験前後で比較し、白髪防
止、改善効果を調べた。
【0040】本発明の有効成分を配合したローションを
毎日塗布しながら白髪の発生を防止する割合を塗布開始
前及び塗布開始後4カ月における頭頂部の毛髪1,00
0本あたりの白髪の本数をかぞえた。
【0041】<判定基準> ++(著効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後
の本数が、80%未満の試験者が50%以上 +(有効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後の
本数が、90%未満の試験者が50%以上 ±(やや有効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布
後の本数が、100%未満の試験者が50%以上 −(無効):塗布開始前の白髪の本数に対して塗布後の
本数が、100%未満の試験者が50%未満 その結果を第3表に示した。
【0042】本試験では、次の配合組成により各種白髪
防止ローションを調製し、その累積塗布による、白髪防
止効果について調べた。 <累積塗布試験用白髪防止ローション> 配合成分 配合量(質量%) 各植物抽出物〜(無添加含む) 1.0 香 料 適 量 95%エタノール 60.0 POE60モル硬化ヒマシ油エーテル 0.5 グリセリン 2.0 精製水 残 余 <製法>95%エタノールに各植物抽出物〜(無添
加含む)、POE60モル硬化ヒマシ油エーテル、香料
を加えて均一に溶解した。これに、あらかじめ混合して
おいた水層部(精製水、グリセリン)を加え溶解した。
【0043】
【表3】 第 3 表 ───────────────────── 被験物質 白髪防止効果 ───────────────────── 無 添 加 − ブクリョウ抽出物 ++ アズキ末 ++ ホップ抽出物 ++ ヨクイニン抽出物 ++ アンソッコウ抽出物 + クロレラ抽出物 ++ ニンジン抽出物 ++ シナノキ抽出物 + ────────────────────── この累積塗布試験により、本剤において、優れた白髪防
止効果が、実使用において認められることが明らかとな
った。
【0044】本剤の処方例 以下、本剤の処方例を挙げる。これらの処方例のうち、
頭皮頭髪用剤である、処方例1〜14について、上記の
累積塗布試験を行ったところ、全ての例において、「有
効」以上の白髪防止効果が認められた。なお、各処方例
において用いられている本剤の有効成分は、全て、上記
の要領で得られた植物抽出物〜である。
【0045】 〔処方例1〕 ヘアートニック 配合成分 配合量(質量%) (1)POE40モル硬化ヒマシ油エーテル 2.0 (2)ブクリョウ抽出物 0.2 (3)95%エタノール 70.0 (4)香料 適 量 (5)精製水 残 余 <調製法>(3)に、(1)(2)(4)を添加し、攪
拌溶解した後、(5)を加えて、ヘアートニックを得
た。
【0046】 〔処方例2〕 ヘアートニック 配合成分 配合量(質量%) (1)POE40モル硬化ヒマシ油エーテル 2.0 (2)アズキ末 0.1 (3)95%エタノール 65.0 (4)香料 適 量 (5)精製水 残 余 <調製法>(3)に、(1)(2)(4)を添加し、攪
拌溶解した後、(5)を加えて、ヘアートニックを得
た。
【0047】 〔処方例3〕 ヘアートニック 配合成分 配合量(質量%) (1)POE40モル硬化ヒマシ油エーテル 2.0 (2)ニンジン 0.05 (3)95%エタノール 70.0 (4)香料 適 量 (5)精製水 残 余 <調製法>(3)に、(1)(2)(4)を添加し、攪
拌溶解した後、(5)を加えて、ヘアートニックを得
た。
【0048】 〔処方例4〕 ヘアーリキッド 配合成分 配合量(質量%) (1)ポリオキシプロピルブチルエーテル(40PO) 15.0 (2)ポリオキシプロピルブチルエーテルリン酸(40PO) 15.0 (3)ホップ抽出物 2.0 (4)1,3−ブチレングリコール 5.0 (5)95%エタノール 50.0 (6)香料 適 量 (7)色素 適 量 (8)キレート剤(EDTA) 0.02 (9)精製水 残 余 <調製法>エタノールに、(1)(2)(3)および
(6)を均一に攪拌溶解しアルコール相とした。(9)
に、(4)(7)および(8)を加えて均一溶解した水
相を、上記アルコール相に添加して、ヘアーリキッドを
得た。
【0049】 〔処方例5〕 養毛料 配合成分 配合量(質量%) (アルコール相) (1)95%エタノール 75.0 (2)ビタミンEアセテート 0.1 (3)センブリ抽出ペースト 0.1 (4)β−グリチルレチン酸 0.1 (5)パントテニルエチルエーテル 0.2 (6)ニコチン酸アミド 0.1 (7)2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 0.5 (8)ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0 (9)メントール 0.5 (10)香料 適 量 (水相) (11)精製水 残 余 (12)ラウリル硫酸ナトリウム 0.15 (13)DL−リンゴ酸 0.2 (14)サンショウ抽出液* 6.0 (15)ニンジン抽出液** 2.0 (16)コリアンダーエキス*** 0.1 *)サンショウの果皮の70%エタノール抽出液 **)オタネニンジンの6年根粉砕物を90%エタノールで抽出した後、精製水 を加えて50%エタノール水溶液となるように調整したもの ***)コリアンダーの果実乾燥物の50%エタノール抽出液 <調製法>水相およびアルコール相を、それぞれ均一溶
解後、水相をアルコール相に添加し、均一に混合して養
毛料を得た。
【0050】 〔処方例6〕 ヘアーリキッド 配合成分 配合量(質量%) (1)ポリオキシプロピルブチルエーテル(40PO) 15.0 (2)ポリオキシプロピルブチルエーテルリン酸(40PO) 15.0 (3)ヨクイニン抽出物 3.0 (4)1,3−ブチレングリコール 5.0 (5)95%エタノール 60.0 (6)香料 適 量 (7)色素 適 量 (8)キレート剤(EDTA) 0.02 (9)精製水 残 余 <調製法>エタノールに、(1)(2)(3)および
(6)を均一に攪拌溶解しアルコール相とした。(9)
に、(4)(7)および(8)を加えて均一溶解した水
相を、上記アルコール相に添加して、ヘアーリキッドを
得た。
【0051】 〔処方例7〕 スカルプトリートメント 配合成分 配合量(質量%) (1)1,3−プロピレングリコール 0.5 (2)ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサネート 1.2 (3)95%エタノール 60.0 (4)アンソッコウ抽出物 0.5 (5)センブリエキス 1.0 (6)香料 適 量 (7)精製水 残 余 <調製法>エタノールに、(2)(4)(5)および
(6)を、均一に攪拌溶解し、アルコール相とした。
(7)に(1)を加えて均一混合した水相を、上記アル
コール相に添加し、スカルプトトリートメントを得た。
【0052】 〔処方例8〕 スカルプトリートメント 配合成分 配合量(質量%) (1)1,3−プロピレングリコール 0.5 (2)ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサネート 1.2 (3)95%エタノール 55.0 (4)クロレラ抽出物 0.01 (5)センブリエキス(乾燥物換算) 1.0 (6)香料 適 量 (7)精製水 残 余
【0053】 〔処方例9〕 ヘアークリーム 配合成分 配合量(質量%) A相 (1)流動パラフィン 5.0 (2)セトステアリルアルコール 5.5 (3)ワセリン 5.5 (4)グリセリルモノステアレート 3.0 (5)EO(20モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 3.0 (6)ビタミンEアセテート 0.05 (7)プロピルパラベン 0.3 (8)香料 適 量 B相 (9)シナノキ抽出物 0.005 (10)グリセリン 7.0 (11)ジプロピレングリコール 20.0 (12)ポリオキシエチレングリコール4000 5.0 (13)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 (14)精製水 残 余 <調製法>A相を、加熱溶解、混合し、これに、B相の
熱溶解混合物を添加し、ホモミキサーで乳化し、ヘアー
クリームを得た。
【0054】 〔処方例10〕 ヘアジェル 配合成分 配合量(質量%) (1)カルボキシビニルポリマー 0.7 (2)ポリビニルピロリドン 2.0 (3)グリセリン 4.0 (4)ブクリョウ抽出物 0.05 (5)水酸化ナトリウム 0.14 (6)95%エタノール 20.0 (7)EO(25モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 0.5 (8)香料 適 量 (9)キレート剤(EDTA) 0.1 (10)精製水 残 余 <調製法>(1)(2)および(5)を、(3)と(1
0)に分散し、水相とした。他の成分を、エタノールに
溶解し、攪拌しながら上記水相に添加し、ヘアジェルを
得た。
【0055】 〔処方例11〕 ヘアジェル 配合成分 配合量(質量%) (1)カルボキシビニルポリマー 0.7 (2)ポリビニルピロリドン 2.0 (3)グリセリン 4.0 (4)アズキ末 0.5 (5)水酸化ナトリウム 0.14 (6)95%エタノール 20.0 (7)EO(20モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 0.5 (8)香料 適 量 (9)キレート剤(EDTA) 0.05 (10)精製水 残 余 <調製法>(1)(2)および(5)を、(3)と(1
0)に分散し、水相とした。他の成分を、エタノールに
溶解し、攪拌しながら上記水相に添加し、ヘアジェルを
得た。
【0056】 〔処方例12〕 ウォーターグリース 配合成分 配合量(質量%) (1)カルボキシビニルポリマー 0.5 (2)グリセリン 50.0 (3)水酸化ナトリウム 0.1 (4)95%エタノール 10.0 (5)ブクリョウ抽出物 0.5 (7)EO(25モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 0.5 (8)香料 適 量 (9)キレート剤(EDTA) 0.05 (10)精製水 残 余 <調製法>(1)(3)および(9)を、(2)と(1
0)に分散し、水相とした。他の成分をエタノールに溶
解し、攪拌しながら上記水相に添加し、ウォーターグリ
ースを得た。
【0057】 〔処方例13〕 ウォーターグリース 配合成分 配合量(質量%) (1)カルボキシビニルポリマー 0.5 (2)グリセリン 50.0 (3)水酸化ナトリウム 0.1 (4)95%エタノール 10.0 (5)ブクリョウ抽出物 0.5 (7)EO(20モル付加)−2−オクチルドデシルエーテル 0.3 (8)香料 適 量 (9)キレート剤(EDTA) 0.1 (10)精製水 残 余 <調製法>(1)(3)および(9)を、(2)と(1
0)に分散し、水相とした。他の成分をエタノールに溶
解し、攪拌しながら上記水相に添加し、ウォーターグリ
ースを得た。
【0058】 〔処方例14〕 ヘアスプレー 配合成分 配合量(質量%) (原液処方) (1)アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 7.0 (2)セチルアルコール 0.1 (3)シリコーン油(メチルフェニルポリシロキサン) 0.3 (4)95% エタノール 残 余 (5)ブクリョウ抽出物 2.0 (6)香料 適 量 (充填処方) (7)原液 50.0 (8)ジメチルエーテル 45.0 (9)LPG 5.0 <調製法>(1)(2)(3)を、ホモミキサーで均一
に乳化した。これを他の成分の溶液に添加して原液を調
製した。缶に原液を充填し、バルブ装着後、ガスを充填
して、ヘアスプレーを得た。
【0059】 〔処方例15〕 ヘアスプレー 配合成分 配合量(質量%) (原液処方) (1)アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 7.0 (2)セチルアルコール 0.1 (3)シリコーン油(メチルフェニルポリシロキサン) 0.3 (4)95%エタノール 残 余 (5)ブクリョウ抽出物 3.0 (6)香料 適 量 (充填処方) (7)原液 50.0 (8)ジメチルエーテル 45.0 (9)LPG 5.0 <調製法>(1)(2)(3)を、ホモミキサーで均一
に乳化した。これを他の成分の溶液に添加して原液を調
製した。缶に原液を充填し、バルブ装着後、ガスを充填
して、ヘアスプレーを得た。
【0060】 〔処方例16〕 タンニング用化粧水 配合成分 配合量(質量%) (水相) (1)精製水 残 余 (2)グリセリン 5.0 (3)1,3-ブチレングリコール 2.0 (4)ブクリョウ(乾燥物) 1.0 (5)ブリリアントブルー 適 量 (6)キレート剤(EDTA) 0.01 (7)クエン酸ナトリウム 0.15 (8)クエン酸 0.03 (アルコール相) (9)エタノール(95%) 7.0 (10)ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 (11)ビタミンEアセテート 0.1 (12)香料 適 量 (13)メチルパラベン 0.15 (14)フェノキシエタノール 0.3 <調製法>水相およびアルコール相を、それぞれ均一溶
解後、アルコール相を水相に添加均一に混合して、化粧
水を得た。
【0061】 〔処方例17〕 タンニング用化粧水 配合成分 配合量(質量%) (1)1,3−ブチレングリコール 6.0 (2)グリセリン 4.0 (3)オレイルアルコール 0.1 (4)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5 (5)POE(15)ラウリルアルコールエーテル 0.5 (6)ニンジン抽出物 0.3 (7)エタノール 10.0 (8)香料 適 量 (9)色素 適 量 (10)メチルパラベン 0.1 (11)乳酸ナトリウム 0.05 (12) 乳酸 0.03 (13) 精製水 残 余 <調製法>常法に従って、化粧水を得た。
【0062】 〔処方例18〕 タンニング用エモリエントローション 配合成分 配合量(質量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 4.0 (4)スクワラン 5.0 (5)アズキ末 3.0 (6)グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.0 (7)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)PEG1500 3.0 (10)トリエタノールアミン 1.0 (11)香料 適 量 (12)エチルパラベン 0.1 (13) 1.2−ペンタンジオール 1.0 (14)精製水 残 余 <調製法>常法に従って、エモリエントローションを得
た。
【0063】 〔処方例19〕 タンニング用エモリエントローション 配合成分 配合量(質量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 4.0 (4)スクワラン 5.0 (5)ヨクイニン抽出物 0.2 (6)グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.0 (7)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)PEG1500 3.0 (10トリエタノールアミン 1.0 (11)香料 適 量 (12)1.2−ペンタンジオール 2.0 (13)フェノキシエタノール 0.2 (14)精製水 残 余 <調製法>常法に従って、エモリエントローションを得
た。
【0064】 〔処方例20〕 タンニング用モイスチャージェル 配合成分 配合量(質量%) (1)ジプロピレングリコール 7.0 (2)PEG1500 8.0 (3)シナノキ抽出物 0.3 (4)カルボキシビニルポリマー 0.4 (5)メチルセルロース 0.2 (6)POE(15)オレイルアルコールエーテル 1.0 (7)水酸化カリウム 0.1 (8)香料 適 量 (9)色素 適 量 (10)フェノキシエタノール 0.4 (11)クエン酸ナトリウム 0.1 (12)クエン酸 0.01 (13)キレート剤(EDTA) 0.1 (14)精製水 残 余 <調製法>常法に従って、モイスチャージェルを得た。
【0065】 〔処方例21〕 タンニング用モイスチャージェル 配合成分 配合量(質量%) (1)ジプロピレングリコール 7.0 (2)PEG1500 8.0 (3)クロレラ抽出物 0.05 (4)カルボキシビニルポリマー 0.4 (5)メチルセルロース 0.2 (6)POE(15)オレイルアルコールエーテル 1.0 (7)水酸化カリウム 0.1 (8)香料 適 量 (9)色素 適 量 (10)フェノキシエタノール 0.4 (11)クエン酸ナトリウム 0.1 (12)クエン酸 0.01 (13)キレート剤(EDTA) 0.1 (14)精製水 残 余 <調製法>常法に従って、モイスチャージェルを得た。
【0066】
【発明の効果】本発明により、優れた白髪防止効果を発
揮し得る白髪防止剤、かかる白髪防止剤やタンニング剤
としても用いられ得る、cAMP産生促進剤及びメラニ
ン生成促進剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 M 35/80 35/80 A 35/84 35/84 A A61P 43/00 105 A61P 43/00 105 111 111 (72)発明者 伊福 欧二 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 大田 正弘 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 小林 孝次 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 茂呂 修 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC302 AC392 AC422 AC432 AC442 AC472 AC532 AC562 AC642 AC782 AC902 AD042 AD072 AD092 AD152 AD162 AD272 AD532 AD662 BB53 CC32 CC37 DD08 DD23 DD31 DD41 4C088 AA04 AA16 AB12 AB16 AB61 AB77 BA08 MA07 ZA92 ZC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブクリョウ由来物、アズキ由来物、ホッ
    プ由来物、ヨクイニン由来物、アンソッコウ抽出物、ク
    ロレラ抽出物、シナノキ抽出物及びニンジン由来物から
    なる群から選ばれる1種又は2種以上の成分を有効成分
    とする、白髪防止剤。
  2. 【請求項2】 ブクリョウ由来物、アズキ由来物、ホッ
    プ由来物、ヨクイニン由来物、アンソッコウ抽出物、ク
    ロレラ抽出物、シナノキ抽出物及びニンジン由来物から
    なる群から選ばれる1種又は2種以上の成分を有効成分
    とする、メラニン生成促進剤。
  3. 【請求項3】 ブクリョウ由来物、アズキ由来物、ホッ
    プ由来物、ヨクイニン由来物、アンソッコウ抽出物、ク
    ロレラ抽出物、シナノキ抽出物及びニンジン由来物から
    なる群から選ばれる1種又は2種以上の成分を有効成分
    とする、サイクリックAMP産生促進剤。
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