JP2002211226A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2002211226A
JP2002211226A JP2001007634A JP2001007634A JP2002211226A JP 2002211226 A JP2002211226 A JP 2002211226A JP 2001007634 A JP2001007634 A JP 2001007634A JP 2001007634 A JP2001007634 A JP 2001007634A JP 2002211226 A JP2002211226 A JP 2002211226A
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air
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air volume
temperature
damper
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Yutaka Yamashita
豊 山下
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適な冷暖房効果を損なうことなく、ブロア
ファンの回転による騒音の発生を防止することのできる
自動車用空調装置を提供すること。 【解決手段】 不快な騒音を伴わずに送出することが可
能な送風量の制限値CRPを内外気切替ダンパ3やモード
ダンパ8a,8b,8cの揺動位置に対応して求める風
量制限値演算手段(G)と、この制限値CRPに基いて送
風量を規制する風量再演算手段(H)とを設け、内外気
切替ダンパ3やモードダンパ8a,8b,8cの揺動位
置に応じてブロアファン4を駆動するモータ12の送風
量を規制する。内外気切替ダンパ3やモードダンパ8
a,8b,8cの揺動位置で変化する騒音発生環境を考
慮して送風量を規制しているので、各種ダンパが騒音の
発生しにくい位置にある状況下で必要以上に送風量が制
限されて冷暖房効果に支障を来たす問題や、各種ダンパ
が騒音の発生し易い位置にある状況下で送風量の制限が
不十分となって耳障りな騒音を発生するといった問題が
確実に解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用空調装置の
改良、特に、空調時に生じる不快な騒音を防止するため
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】エアミックスダンパおよびモードダンパ
等の揺動位置やブロアファンを駆動するモータの回転速
度等を自動制御することによって最適の空調状態を保持
するようにしたオートマチック式の自動車用空調装置が
既に公知である。
【0003】この種の自動車用空調装置の場合、ブロア
ファンを駆動するモータの回転速度は、環境条件検出手
段によって検出される室内温度の現在値と目標値として
設定された室内温度との間の偏差に基いて、この偏差が
大きい場合には空調装置本体から室内に送出する空気の
送風量が多めになるように、また、この偏差が小さい場
合には送風量が少なめになるように自動的に調整される
ようになっている。
【0004】しかし、外気温や日射量等の環境条件によ
っては、自動車用空調装置を長時間に亘って駆動しても
室内温度が目標値の近傍に到達せず、温度偏差が大きな
ままの状態が続き、この間、ブロアファンを駆動するモ
ータが最大速度で駆動され続け、ブロアファンの風切り
音や振動等の騒音が耳障りとなる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】空調時に生じる騒音を
防止するための技術としては、室内温度の現在値と目標
値として設定された室内温度との間の偏差の減少に合わ
せてブロアファンを駆動するモータの回転速度を徐々に
低下させるようにした車両用空調装置が特開昭57−7
7218号として既に提案されているが、このものは、
室内温度が目標値に到達することを前提として設計され
たものであり、前述したように、いつまで経っても室内
温度が目標値の近傍に到達しないような状況下では、従
来型の自動車用空調装置の場合と同様、ブロアファンを
駆動するモータが長時間に亘って最大速度で駆動され続
け、騒音を発生させるといった問題が残る。
【0006】更に、室内温度の現在値が目標値に接近す
る度に送風量を連続的に変化させることによって騒音の
変動を抑制するようにした空調機制御方法が特開昭56
−12944号として提案され、また、空調開始後の所
定時間経過後にブロアファンを駆動するモータの回転速
度を規制することによってブロアファンの騒音を軽減す
るようにしたカーエアコン制御装置が特開昭62−64
609号として提案されている。
【0007】しかし、何れのものも、実際の騒音に影響
を与える各種ダンパの揺動位置等に関しては全く考慮さ
れていない。このため、比較的騒音の発生しにくい位置
にダンパがあるにも関わらずブロアファンを駆動するモ
ータの回転速度が必要以上に制限されて冷暖房効果が落
ちるとか、あるいは、ダンパ位置の変化によりブロアフ
ァンの回転速度の制限が相対的に不十分となって騒音が
増大する等の問題が発生する可能性があった。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、快適な冷暖房効果を損なうことなく、
ブロアファンの回転による騒音の発生を防止することの
できる自動車用空調装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、内外気切替ダ
ンパを駆動して空調に用いる空気の取り込み先を車両の
内外に切り替える内外気切替ダンパ制御手段と、取り込
んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室内
に送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパ
と、空調制御に関連する環境条件を検出するための環境
条件検出手段と、空調制御の目標値となる室内温度を設
定するための目標温度設定手段と、前記環境条件検出手
段によって検出された環境条件と目標温度設定手段で設
定された室内温度とに基いて空調装置本体から室内に送
出すべき空気の吹出温度を求める必要吹出温度演算手段
と、この必要吹出温度演算手段によって求められた吹出
温度に基いてエアミックスダンパの揺動位置を調整する
エアミックスダンパ位置切替制御手段と、目標値となる
室内温度と現在の室内温度との偏差に基いて空調装置本
体から送出すべき空気の風量を求める風量演算手段と、
この風量演算手段によって求められた風量に基いてブロ
アファンのモータを駆動制御するモータ駆動制御手段と
を備えた自動車用空調装置であり、前記目的を達成する
ため、特に、内外気切替ダンパの揺動位置に対応して騒
音なく空調装置本体から送出できる風量の制限値を求め
る風量制限値演算手段と、前記風量演算手段によって求
められた風量と前記風量制限値演算手段によって求めら
れた制限値との大小関係を比較し、風量演算手段で求め
られた風量が風量制限値演算手段で求められた制限値を
越えなければ風量演算手段で求められた風量を目標値と
してそのままモータ駆動制御手段に入力する一方、風量
演算手段で求められた風量が風量制限値演算手段で求め
られた制限値を越えていれば風量演算手段で求められた
風量に代えて風量制限値演算手段で求められた制限値を
目標値としてモータ駆動制御手段に入力する風量再演算
手段とを備えたことを特徴とする構成を有する。
【0010】このような構成によれば、モータ駆動制御
手段に入力される風量の最大値、つまり、制限値の値
が、風量制限値演算手段と風量再演算手段との相互作用
によって、内外気切替ダンパの揺動位置に対応して自動
的に調整される。従って、内外気切替ダンパの位置が変
化した場合であっても、ブロアファンを駆動するモータ
の回転速度が必要以上に制限されて冷暖房効果に支障を
来たしたり、あるいは、回転速度の制限が不十分となっ
て耳障りな騒音を発生したりすることなく、快適な冷暖
房効果を維持した状態で、ブロアファンの回転による騒
音の発生を確実に防止することができる。ここで、風量
制限値演算手段は、内外気切替ダンパの揺動位置の各々
に対応して相異なる制限値を記憶した制限値記憶手段
と、この制限値記憶手段に記憶された相異なる制限値の
中から現在の内外気切替ダンパの揺動位置に対応する制
限値を選択する制限値選択手段とによって構成すること
が可能である。更に、内外気切替ダンパの揺動位置を変
数として当該揺動位置に見合った制限値を求めるように
設計された関数と、この関数を実行する演算手段とによ
って風量制限値演算手段を構成することも可能である。
【0011】また、必要吹出温度演算手段により求めら
れた吹出温度と切替基準となる判定値との大小関係に基
いてモードダンパを駆動してフットモードの空気吹出口
とバイレベルモードの空気吹出口とベントモードの空気
吹出口との間で空気の吹き出し先を切り替えるモードダ
ンパ位置切替制御手段を備えた自動車用空調装置の場合
にあっては、モードダンパの揺動位置に対応して騒音な
く空調装置本体から送出できる風量の制限値を求める風
量制限値演算手段と、風量演算手段で求められた風量と
風量制限値演算手段によって求められた制限値との大小
関係を比較し、風量演算手段で求められた風量が風量制
限値演算手段で求められた制限値を越えなければ風量演
算手段で求められた風量を目標値としてそのままモータ
駆動制御手段に入力する一方、風量演算手段で求められ
た風量が風量制限値演算手段で求められた制限値を越え
ていれば風量演算手段で求められた風量に代えて風量制
限値演算手段で求められた制限値を目標値としてモータ
駆動制御手段に入力する風量再演算手段とを備えること
により、前記と同様の目的を達成した。
【0012】このような構成によれば、モータ駆動制御
手段に入力される風量の最大値、つまり、制限値の値
が、風量制限値演算手段と風量再演算手段との相互作用
によって、モードダンパの揺動位置に対応して自動的に
調整される。従って、モードダンパがどのような位置に
ある場合でも、ブロアファンを駆動するモータの回転速
度が必要以上に制限されて冷暖房効果に支障を来たした
り、あるいは、回転速度の制限が不十分となって耳障り
な騒音を発生したりすることなく、快適な冷暖房効果を
維持した状態で、ブロアファンの回転による騒音の発生
を確実に防止することができる。前記と同様、風量制限
値演算手段は、モードダンパの揺動位置の各々に対応し
て相異なる制限値を記憶した制限値記憶手段と、この制
限値記憶手段に記憶された相異なる制限値の中から現在
のモードダンパの揺動位置に対応する制限値を選択する
制限値選択手段とによって構成することが可能である。
更に、モードダンパの揺動位置を変数として当該揺動位
置に見合った制限値を求めるように設計された関数と、
この関数を実行する演算手段とによって風量制限値演算
手段を構成することも可能である。
【0013】また、内外気切替ダンパを駆動して空調に
用いる空気の取り込み先を車両の内外に切り替える内外
気切替ダンパ制御手段と、必要吹出温度演算手段により
求められた吹出温度と切替基準となる判定値との大小関
係に基いてモードダンパを駆動してフットモードの空気
吹出口とバイレベルモードの空気吹出口とベントモード
の空気吹出口との間で空気の吹き出し先を切り替えるモ
ードダンパ位置切替制御手段とを備えた自動車用空調装
置の場合にあっては、内外気切替ダンパの揺動位置およ
びモードダンパの揺動位置に対応して騒音なく空調装置
本体から送出できる風量の制限値を求める風量制限値演
算手段と、風量演算手段で求められた風量と風量制限値
演算手段によって求められた制限値との大小関係を比較
し、風量演算手段で求められた風量が風量制限値演算手
段で求められた制限値を越えなければ風量演算手段で求
められた風量を目標値としてそのままモータ駆動制御手
段に入力する一方、風量演算手段で求められた風量が風
量制限値演算手段で求められた制限値を越えていれば風
量演算手段で求められた風量に代えて風量制限値演算手
段で求められた制限値を目標値としてモータ駆動制御手
段に入力する風量再演算手段とを備えることにより、前
記と同様の目的を達成した。
【0014】このような構成によれば、モータ駆動制御
手段に入力される風量の最大値、つまり、制限値の値
が、風量制限値演算手段と風量再演算手段との相互作用
により、内外気切替ダンパの揺動位置およびモードダン
パの揺動位置に対応して自動的に調整される。従って、
内外気切替ダンパおよびモードダンパがどのような位置
にある場合でも、ブロアファンを駆動するモータの回転
速度が必要以上に制限されて冷暖房効果に支障を来たし
たり、あるいは、回転速度の制限が不十分となって耳障
りな騒音を発生したりすることなく、快適な冷暖房効果
を維持した状態で、ブロアファンの回転による騒音の発
生を確実に防止することができる。前記と同様、風量制
限値演算手段は、内外気切替ダンパの揺動位置およびモ
ードダンパの揺動位置の各々に対応して相異なる制限値
を記憶した制限値記憶手段と、この制限値記憶手段に記
憶された相異なる制限値の中から現在の内外気切替ダン
パの揺動位置およびモードダンパの揺動位置に対応する
制限値を選択する制限値選択手段とによって構成するこ
とが可能である。更に、内外気切替ダンパの揺動位置お
よびモードダンパの揺動位置を変数として当該揺動位置
に見合った制限値を求めるように設計された関数と、こ
の関数を実行する演算手段とによって風量制限値演算手
段を構成することも可能である。
【0015】また、前述した風量制限値演算手段には、
空調開始後の時間経過に応じて制限値を徐々に減少させ
る制限値最適化機能を配備するようにしてもよい。
【0016】このような構成によれば、静粛性よりも強
力な冷暖房効果が望まれる空調開始の初期段階で大風量
の冷暖房を行う一方、その後、冷暖房の欲求が満たされ
て静粛性が重要視され始めるのに合わせてブロアファン
の回転速度を低下させて、不快な騒音を防止することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た一実施形態の自動車用空調装置の要部を簡略化して示
した機能ブロック図である。
【0018】この自動車用空調装置1の機構部は、概略
において、空気通路となるダクト2、および、その内部
に配備された内外気切替ダンパ3とブロアファン4およ
びエバポレータ5とヒータコア6、並びに、エアミック
スダンパ7とモードダンパ8a,8b,8cによって構
成される。
【0019】エバポレータ5は、コンプレッサ19,コ
ンデンサ20,リキッドタンク21,エキスパンション
バルブ22を加えて構成される冷媒循環系の一部であ
り、電磁クラッチ23の通電時にエンジン24の動力で
駆動されるコンプレッサ19から送られるガス状冷媒の
冷却液化作用および膨張作用によって冷却されるように
なっている。
【0020】そして、空気通路となるダクト2の上流部
には、自動車の外部から空気を取り入れるための外気取
入れ口9と自動車内の循環空気を取り入れるための内気
取入れ口10とが設けられ、アクチュエータ11によっ
て揺動される内外気切替ダンパ3の回転角度に応じて、
外気または内気、もしくは、その混合気がダクト2内に
取り入れられるようになっている。
【0021】このようにしてダクト2内に取り入れられ
た空気は、モータ12およびブロアファン4で構成され
る送風手段によってダクト2の下流側に送られ、更に、
冷却器となるエバポレータ5の配備された位置を通り、
アクチュエータ13で揺動されるエアミックスダンパ7
でヒータコア6側とバイパス側とに分流されて熱量を調
整され、最終的に、空気吹出口のモードダンパ8a,8
b,8cにより空気の出先を規制されて、デフロスタ吹
出口14やベント吹出口15あるいはヒート吹出口16
から車内に送出される。
【0022】モードダンパ8a,8b,8cはこれらの
モードダンパ8a,8b,8cの切替動作を連携させる
ためのリンク機構17を介してアクチュエータ18によ
り駆動される。
【0023】また、空気吹出口のモードダンパ8a,8
b,8cの揺動位置は、目標温度設定手段となる温度設
定スイッチにより設定された目標温度や、環境条件検出
手段の一部を構成する内気温センサ25および外気温セ
ンサ26等の検出値に基づいて必要吹出温度演算手段
(B)で算出された吹出温度の値と、モード切り替えの
基準となる判定値との大小関係に基き、モードダンパ位
置切替制御手段(F)により自動的に調整されるように
なっている。
【0024】例えば、吹出温度が高い場合には、搭乗者
の足元に設けられたヒート吹出口16とフロントガラス
の近傍に設けられたデフロスタ吹出口14に空気を振り
分けるデフ/フットモードの位置、あるいは、ヒート吹
出口16に空気を振り分けるフットモードの位置に、ま
た、吹出温度が中程度の場合には、ヒート吹出口16と
コンソール正面に位置するベント吹出口15に略均等に
空気を振り分けるバイレベルモードの位置に、更に、吹
出温度が低い場合には、ベント吹出口15に空気を振り
分けるベントモードの位置にモードダンパ8a,8b,
8cが移動される。また、コントロールパネル31から
の手動操作によってデフロスタ吹出口14に空気を振り
分けるデフモードを選択することも可能である。
【0025】つまり、各モードのために専用の空気吹出
口が設けられているのではなく、フットモードにおける
空気吹出口の機能は、搭乗者の足元に設けられたヒート
吹出口16とフロントガラスの近傍に設けられたデフロ
スタ吹出口14、および、これらの空気吹出口に空気を
振り分けるモードダンパ8a,8b,8cの揺動位置に
よって必要に応じて実現され、また、バイレベルモード
の機能は、ヒート吹出口16とコンソール正面のベント
吹出口15、および、これらの空気吹出口に空気を振り
分けるモードダンパ8a,8b,8cの揺動位置によっ
て必要に応じて実現されるということである。
【0026】一般に、ベントモードおよびバイレベルモ
ードの空気吹出口の機能は外気の取り入れや換気あるい
は冷房を行うような場合に使用され、また、フットモー
ドの空気吹出口の機能は、専ら、暖房を行うような場合
に使用されることになる。
【0027】そして、このようなベントモードの切替に
よって管体であるダクト2の音響特性に変化が生じるの
で、ブロアファン4の風切り音やモータ12の振動が全
く同じ条件下にあっても、実際に室内にいる搭乗者によ
って認識されるノイズのレベルに違いが生じることにな
る。
【0028】この実施形態の場合、ブロアファン4の風
切り音やモータ12の振動による騒音が最も気になるの
はフットモード、次いで、デフ/フットモード、バイレ
ベルモード、デフモード、ベントモードの順となる。
【0029】また、内外気切替ダンパ3の揺動位置を基
準に騒音レベルを比較すると、内外気切替ダンパ3が外
気取入れ口9を塞ぐ内気導入の場合の方が、内外気切替
ダンパ3が内気取入れ口10を塞ぐ外気導入の場合に比
べて騒音レベルが高く感じられる。
【0030】自動車用空調装置1を制御するコントロー
ルユニット27は、CPUやROMおよび不揮発性メモ
リ等によって構成され、ブロアファン4を回転駆動する
モータ12、内外気切替ダンパ3を揺動するアクチュエ
ータ11、エアミックスダンパ7を揺動するアクチュエ
ータ13、リンク機構17を介してモードダンパ8a,
8b,8cを揺動させるアクチュエータ18の各々がコ
ントロールユニット27のCPUによって駆動制御され
る。
【0031】また、エアミックスダンパ7を揺動するた
めのアクチュエータ13および空気吹出口のモードダン
パ8a,8b,8cを揺動するためのアクチュエータ1
8には、各々のアクチュエータの回転位置、即ち、エア
ミックスダンパ7の回転位置やモードダンパダンパ8
a,8b,8cの回転位置を検出するためのエアミック
スダンパ位置検出センサ28とモードダンパ位置検出セ
ンサ29が設けられ、エアミックスダンパ7およびモー
ドダンパダンパ8a,8b,8cの揺動位置がCPUに
よって検出されるようになっている。
【0032】エバポレータ5の下流にはサイリスタ等に
よって構成されるエバポレータ温センサ30が配備さ
れ、エバポレータ5の現在温度がCPUによって検出さ
れるようになっている。
【0033】更に、目標温度設定手段を構成する温度設
定スイッチを配備したコントロールパネル31からの信
号、および、環境条件検出手段となる内気温センサ2
5,外気温センサ26,日射センサ32、ならびに、エ
ンジン水温センサ33からの信号もCPUに入力される
ようになっている。
【0034】コントロールユニット27のCPUはコン
トロールパネル31の表示状態を制御し、温度設定スイ
ッチによって設定された目標温度、および、内気温度の
現在値やエンジン冷却水の現在値、更には、その時点で
選択されている吹出モード、例えば、バイレベルモー
ド,フットモード,ベントモード等の選択状態を象徴的
な図柄を利用して表示する。
【0035】このコントロールユニット27には、更
に、イグニッションスイッチ34からの起動信号が入力
されるようになっている。
【0036】図2はコントロールユニット27のCPU
と各種センサによって構成される機能実現手段の概要を
示す機能ブロック図であり、このうち、内外気切替ダン
パ制御手段(A),必要吹出温度演算手段(B),エア
ミックスダンパ位置切替制御手段(C),風量演算手段
(D),モータ駆動制御手段(E),モードダンパ位置
切替制御手段(F)としてのCPUの機能に関しては既
に公知である。
【0037】必要吹出温度演算手段(B)は、例えば、
環境条件検出手段である外気温センサ26によって検出
される外気温の値をTa,目標温度設定手段を構成するコ
ントロールパネル31の温度設定スイッチによって設定
された室内温度の目標値の値をTset,環境条件検出手段
の一部である内気温センサ25によって検出される室内
温度の現在値をTr,日射センサ32によって検出される
日射量の値をTsunとして、 Tao=Kset・Tset-Ka・Ta-Kr・Tr−Ksun・Tsun+C の演算式によって吹出温度Taoの値を求める。なお、Ks
et,Ka,Kr,Ksunは温度制御上の比例係数、また、C
は定数である。
【0038】また、エアミックスダンパ位置切替制御手
段(C)は、必要吹出温度演算手段(B)によって求め
られた吹出温度Taoの値に基いて、吹出温度Taoの値が高
い場合にはヒータコア6側に振り分けられる空気の量が
多くなるように、また、吹出温度Taoの値が低い場合に
はヒータコア6側に振り分けられる空気の量が少なくな
るようにアクチュエータ13を駆動制御してダクト2内
のエアミックスダンパ7を揺動させる。
【0039】モードダンパ位置切替制御手段(F)にお
ける吹出モードの選択処理は、従来と同様、必要吹出温
度演算手段(B)によって求められた吹出温度Taoの値
とモード切替の基準となる判定値との大小関係を比較す
ることによって行われる。つまり、吹出温度Taoの値が
相対的に高い場合にフットモード、吹出温度Taoの値が
中程度の場合にバイレベルモード、吹出温度Taoの値が
相対的に低い場合にはベントモードが選択されるように
空気吹出口のアクチュエータ18が制御されることにな
る。
【0040】内外気切替ダンパ制御手段(A)は、コン
トロールパネル31に設定された条件に応じてアクチュ
エータ11を駆動して内外気切替ダンパ3の揺動位置を
決め、外気または内気、もしくは、その混合気をダクト
2内に取り込む。
【0041】風量演算手段(D)は、コントロールパネ
ル31によって設定された目標値である室内温度Tsetと
環境条件検出手段の一部である内気温センサ25で検出
されている室内温度の現在値Trとの偏差に基いて、ダク
ト2を介して室内に送出すべき空気の風量を求める。
【0042】また、モータ駆動制御手段(E)は、風量
演算手段(D)で求められた風量を達成すべくモータ1
2の回転速度を制御してブロアファン4を回転させる。
一般にTset,Tr間の温度偏差が大きい場合には大きな風
量つまり高い回転速度が必要とされ、また、この温度偏
差が小さい場合には比較的少ない風量つまり低い回転速
度で済む。但し、本実施形態においては、風量制限値演
算手段(G)と風量再演算手段(H)との相互作用によ
ってモータ駆動制御手段(E)に入力される風量の目標
値が制限されるので、必ずしも、風量演算手段(D)で
求められた風量に従ってモータ12の回転速度が制御さ
れるというわけではない。
【0043】次に、本実施形態に固有の構成要素である
風量制限値演算手段(G)と風量再演算手段(H)の機
能について説明する。
【0044】課題を解決するための手段の項でも既に述
べた通り、この風量制限値演算手段(G)は、内外気切
替ダンパ3の揺動位置およびモードダンパ8a,8b,
8cの揺動位置の各々に対応して相異なる制限値を記憶
した制限値記憶手段(不揮発性メモリ)と、この制限値
記憶手段に記憶された相異なる制限値の中から内外気切
替ダンパ3およびモードダンパ8a,8b,8cの現在
の揺動位置に対応する制限値を選択する制限値選択手段
(CPU)とによって構成することが可能であり、ま
た、内外気切替ダンパ3の揺動位置およびモードダンパ
8a,8b,8cの揺動位置を変数として当該揺動位置
に見合った制限値を求めるように設計された関数(不揮
発性メモリ内に記憶)と、この関数を実行する演算手段
(CPU)とによって構成することも可能である。
【0045】ここでは、一例として、コントロールユニ
ット27の不揮発性メモリに記憶させた関数に基いてコ
ントロールユニット27のCPUが演算処理を行って制
限値を求める場合の構成について説明する。
【0046】図3はコントロールユニット27の不揮発
性メモリ内に記憶された関数を視覚化して示した概念図
である。
【0047】コントロールユニット27の不揮発性メモ
リ内には、図3に示されるように、内外気切替ダンパ3
が内気取入れ口10を塞ぐ外気導入の状態で風量の制限
値を求めるために使用される関数f,f(図中実
線)と、内外気切替ダンパ3が外気取入れ口9を塞ぐ内
気導入の状態で風量の制限値を求めるために使用される
関数g,g(図中破線)が予め記憶されている。
【0048】図3に示される通り、モードダンパ8a,
8b,8cによる空気吹出口のモード選択状態とは関わ
りなく、内気導入の状態で使用される関数g,g
値は外気導入の状態で使用される関数f,fの値と
比べて相対的に小さくなっている。これは、内気導入の
場合の方が外気導入の場合に比べて同一条件下での騒音
レベルが相対的に高く感じられるため、より小さな制限
値を使用してモータ12の回転速度を規制する必要があ
るからである。
【0049】また、同じ関数に関してみると、関数
,f,g,gの各々で、フットモードの制限
値の値が最も小さく、デフ/フットモード、バイレベル
モード、デフモード、ベントモードの順で制限値の値が
徐々に大きくなるように設計されている。その理由は、
前述した通り、ベントモード、デフモード、バイレベル
モード、デフ/フットモード、フットモードの順で同一
条件下での騒音レベルが大きくなるため、この騒音レベ
ルの大きさに対応させてモータ12の最大回転速度を規
制するためである。
【0050】更に、本実施形態においては、空調開始後
の時間経過に応じて制限値の値を徐々に減少させる機能
(制限値最適化機能)が風量制限値演算手段(G)に具
備される。
【0051】図3に示される関数f,gは、空調開
始後一定時間を過ぎてから所定時間の間だけ使用される
比較的大きな値の制限値を算出するための関数、つま
り、空調開始後の時間経過が必ずしも十分でなく搭乗者
が得ている空調制御の満足感が今一つ不十分で、しか
も、空調に伴う騒音が或る程度気になり始めている状況
下で使用される関数である。また、関数f,gは、
その後の時間帯で定常的に使用される比較的小さな値の
制限値を算出するための関数、つまり、搭乗者が空調制
御による心理的な満足感を十分に得た状態にあって、し
かも、空調に伴う騒音が相当に耳障りになり始めている
状況下で使用される関数である。但し、空調開始後一定
時間の間は、空調に伴う騒音は大きくとも構わないから
強力な冷暖房効果を得たいといった欲求が強いので、モ
ータ12の回転速度に関する格別の規制は行わない。
【0052】風量制限値演算手段(G)は、図2に示さ
れる通り、内外気切替ダンパ制御手段(A)に設定され
た条件に基いて内外気切替ダンパ3の揺動位置を求め、
まず、この揺動位置に応じて、外気導入の状態で使用す
べき関数f,f、あるいは、内気導入の状態で使用
すべき関数g,gのうち何れか一方の組の関数を選
択する。そして、風量制限値演算手段(G)は、イグニ
ッションスイッチ34からの起動指令をトリガーとして
起動されるタイマTの計測時間、つまり、空調開始後の
時間経過に応じて、外気導入の場合には関数f,f
の内から何れか一方の関数を、また、内気導入の場合に
は関数g,gの内から何れか一方の関数を選択す
る。このようにして選択される関数は、最終的に、
,f,g ,gの内のただ一つの関数である。
【0053】風量制限値演算手段(G)は、更に、その
時点でモードダンパ位置切替制御手段(F)によって選
択されているモードダンパ8a,8b,8cの揺動位
置、より具体的には、アクチュエータ18の揺動角度
(d)の値を読み込み、前述のようにして選択された関
数f,f,g,gの何れかにモードダンパ位置
を表す変数(d)の値を代入して、内外気切替ダンパ3
の揺動位置と空調開始後の経過時間Tおよびモードダン
パ8a,8b,8cの揺動位置に対応した制限値f
(d),f(d),g(d)あるいはg(d)
を求めることになる。
【0054】そして、風量再演算手段(H)としてのC
PUは、風量演算手段(D)によって算出された風量と
風量制限値演算手段(G)によって求められた制限値と
の大小関係とを比較し、風量演算手段(D)で求められ
た風量が風量制限値演算手段(G)で求められた制限値
を越えなければ、風量演算手段(D)で求められた風量
を風量の目標値としてそのままモータ駆動制御手段
(E)に入力し、また、風量演算手段(D)で求められ
た風量が風量制限値演算手段(G)で求められた制限値
を越えていれば、風量演算手段(D)で求められた風量
に代えて風量制限値演算手段(G)で求められた制限値
を風量の目標値としてモータ駆動制御手段(E)に入力
する。
【0055】図4および図5はコントロールユニット2
7のCPUによって所定周期毎に繰り返し実施される空
調制御処理の概略を示したフローチャートである。以
下、図4および図5のフローチャートを参照して本実施
形態の自動車用空調装置1の全体的な動作について説明
する。
【0056】所定周期毎の空調制御処理を開始したCP
Uは、まず、イグニッションスイッチ34がONとなっ
ているか否かを判別するが(ステップs1)、イグニッ
ションスイッチ34がOFFとなったままの状態で空調
制御が行われることはないので、ステップs1の判別結
果が偽となった場合には、ステップs2〜ステップs2
2に至る実質的な空調制御処理は自動的に非実行とさ
れ、CPUは、単に、実質的な空調制御処理の開始に必
要とされるステップs23〜ステップs25の初期化処
理のみを実行することになる。
【0057】イグニッションスイッチ34がOFFとな
っている場合、CPUは、まず、経過時間計測フラグF
がセットされているか否かを判別し(ステップs2
3)、経過時間計測フラグFがセットされたままの状態
であれば、経過時間計測タイマTおよび経過時間計測フ
ラグFをリセットして初期化してから(ステップs2
4,ステップs25)、当該周期の空調制御処理を終了
する。また、経過時間計測フラグFが既に初期化されて
いる場合には、改めて初期化処理を行う必要はないの
で、CPUは、このまま当該周期の空調制御処理を終了
することになる。
【0058】従って、イグニッションスイッチ34がO
Nとなるまでの間は、所定周期毎の空調制御処理でステ
ップs1およびステップs23の判別処理のみが繰り返
し実行され、この間、経過時間計測フラグFおよび経過
時間計測タイマTがリセットされたままの状態に保持さ
れる。
【0059】そして、このような処理が繰り返し実行さ
れる間にイグニッションスイッチ34が操作されて空調
制御が開始されると、CPUはステップs1の判別処理
でこの操作を検出し、経過時間計測フラグFがリセット
状態にあるか否か、つまり、この空調制御処理の処理周
期が空調制御開始後の第1回目の処理周期に当たるもの
であるか否かを判別する(ステップs2)。
【0060】ステップs2の判別結果が真となった場
合、つまり、経過時間計測フラグFがリセット状態にあ
ると判定された場合には、この処理周期が空調制御開始
後の第1回目の処理周期であることを意味するので、C
PUは、経過時間計測フラグFをセットして空調制御が
開始されたことを記憶し(ステップs3)、同時に、経
過時間計測タイマTを起動して空調制御開始後の経過時
間の測定を開始する(ステップs4)。
【0061】また、ステップs2の判別結果が偽となっ
た場合、つまり、経過時間計測フラグFがセット状態に
あると判定された場合には、この処理周期が空調制御開
始後の第2回目以降の処理周期であって、既に経過時間
計測タイマTが起動され、また、経過時間計測フラグF
もセット済みであることを意味するので、ステップs3
〜ステップs4の処理は自動的にスキップされる。
【0062】次いで、風量制限値演算手段(G)として
のCPUは、内外気切替ダンパ制御手段(A)に設定さ
れた内外気切替ダンパ3の揺動位置とモードダンパ位置
切替制御手段(F)に設定されたアクチュエータ18の
揺動角度(d)の値を読み込み(ステップs5)、内外
気切替ダンパ3の揺動位置が内気導入側になっているの
か外気導入側になっているのかを判別する(ステップs
6)。
【0063】ステップs6の判別処理により内外気切替
ダンパ3の揺動位置が外気導入側になっていると判別さ
れた場合、風量制限値演算手段(G)としてのCPU
は、更に、経過時間計測タイマTによって計測されてい
る空調制御開始後の経過時間Tの値が設定値tを越え
ているのか、あるいは、設定値tと設定値tとの間
にあるのか、あるいは、設定値tに満たないかどうか
を判別する(ステップs7,ステップs10)。比較対
象となる設定値t,tの大小関係は、t>t
0である。
【0064】ここで、ステップs7の判別結果が真とな
った場合、つまり、空調制御開始後の経過時間Tが設定
値tを越えていると判定された場合には、空調制御開
始後の経過時間が相当に長く、搭乗者が空調制御による
心理的な満足感を十分に得た状態にあって、しかも、空
調に伴う騒音が相当に耳障りになり始めているものと判
定され得る。
【0065】そこで、風量制限値演算手段(G)として
のCPUは、ステップs6の判別処理で特定された内外
気切替ダンパ3の揺動位置つまり外気導入側の揺動位置
と、設定値tを越えた空調制御開始後の経過時間Tと
に基いて、図3に示されるような複数の関数f
,g,gの内から、外気導入が選択され、か
つ、空調制御開始後に長い時間が経過した状況下で制限
値を算出するために使用すべき関数fを選択し、ステ
ップs5の処理で読み込んだアクチュエータ18の揺動
角度(d)の値を関数fに代入して制限値f(d)
を求め(ステップs8)、この制限値f(d)を制限
値記憶レジスタCRPに一時記憶する(ステップs9)。
【0066】また、ステップs7の判別結果が偽、か
つ、ステップs10の判別結果が真となった場合、つま
り、空調制御開始後の経過時間Tが設定値tと設定値
との間にあると判定された場合には、空調制御開始
後の経過時間が或る程度は経っているが、搭乗者が得て
いる空調制御の満足感は今一つ不十分であって、しか
も、空調に伴う騒音が或る程度気になり始めているもの
と判定され得る。
【0067】そこで、風量制限値演算手段(G)として
のCPUは、ステップs6の判別処理で特定された内外
気切替ダンパ3の揺動位置つまり外気導入側の揺動位置
と、設定値tと設定値tとの間にある空調制御開始
後の経過時間Tとに基いて、図3に示されるような複数
の関数f,f,g,gの内から、外気導入が選
択され、かつ、空調制御開始後に或る程度の時間が経過
した状況下で制限値を算出するために使用すべき関数f
を選択し、ステップs5の処理で読み込んだアクチュ
エータ18の揺動角度(d)の値を関数fに代入して
制限値f(d)を求め(ステップs11)、この制限
値f(d)を制限値記憶レジスタCRPに一時記憶する
(ステップs12)。
【0068】また、ステップs7およびステップs10
の判別結果が共に偽となった場合、つまり、空調制御開
始後の経過時間Tが設定値tに満たないと判定された
場合には、空調制御開始直後の段階にあって、空調に伴
う騒音は大きくとも構わないから強力な冷暖房効果を得
たいといった状況下にあるものと判定され得る。
【0069】この場合、CPUは、制限値記憶レジスタ
CRPに設定可能最大値Max.を一時記憶させ、ブロアファ
ン4を駆動するモータ12に対する回転速度の制限を解
除する(ステップs13)。
【0070】一方、前述したステップs6の判別処理に
よって内外気切替ダンパ3の揺動位置が内気導入側にな
っていると判定された場合、風量制限値演算手段(G)
としてのCPUは、更に、経過時間計測タイマTによっ
て計測されている空調制御開始後の経過時間Tの値が設
定値tを越えているのか、あるいは、設定値tと設
定値tとの間にあるのか、あるいは、設定値tに満
たないかどうかを判別する(ステップs14,ステップ
s17)。
【0071】ここで、ステップs14の判別結果が真と
なった場合、つまり、空調制御開始後の経過時間Tが設
定値tを越えていると判定された場合には、空調制御
開始後の経過時間が相当に長く、搭乗者が空調制御によ
る心理的な満足感を十分に得た状態にあって、しかも、
空調に伴う騒音が相当に耳障りになり始めているものと
判定され得る。
【0072】そこで、風量制限値演算手段(G)として
のCPUは、ステップs6の判別処理で特定された内外
気切替ダンパ3の揺動位置つまり内気導入側の揺動位置
と、設定値tを越えた空調制御開始後の経過時間Tと
に基いて、図3に示されるような複数の関数f
,g,gの内から、内気導入が選択され、か
つ、空調制御開始後に長い時間が経過した状況下で制限
値を算出するために使用すべき関数gを選択し、ステ
ップs5の処理で読み込んだアクチュエータ18の揺動
角度(d)の値を関数gに代入して制限値g(d)
を求め(ステップs15)、この制限値g(d)を制
限値記憶レジスタCRPに一時記憶する(ステップs1
6)。
【0073】また、ステップs14の判別結果が偽、か
つ、ステップs17の判別結果が真となった場合、つま
り、空調制御開始後の経過時間Tが設定値tと設定値
との間にあると判定された場合には、空調制御開始
後の経過時間が或る程度は経っているが、搭乗者が得て
いる空調制御の満足感は今一つ不十分であって、しか
も、空調に伴う騒音が或る程度気になり始めているもの
と判定され得る。
【0074】そこで、風量制限値演算手段(G)として
のCPUは、ステップs6の判別処理で特定された内外
気切替ダンパ3の揺動位置つまり内気導入側の揺動位置
と、設定値tと設定値tとの間にある空調制御開始
後の経過時間Tとに基いて、図3に示されるような複数
の関数f,f,g,gの内から、内気導入が選
択され、かつ、空調制御開始後に或る程度の時間が経過
した状況下で制限値を算出するために使用すべき関数g
を選択し、ステップs5の処理で読み込んだアクチュ
エータ18の揺動角度(d)の値を関数gに代入して
制限値g(d)を求め(ステップs18)、この制限
値g(d)を制限値記憶レジスタCRPに一時記憶する
(ステップs19)。
【0075】また、ステップs14およびステップs1
7の判別結果が共に偽となった場合、つまり、空調制御
開始後の経過時間Tが設定値tに満たないと判定され
た場合には、空調制御開始直後の段階にあって、空調に
伴う騒音は大きくとも構わないから強力な冷暖房効果を
得たいといった状況下にあるものと判定され得る。
【0076】この場合、CPUは、制限値記憶レジスタ
CRPに設定可能最大値Max.を一時記憶させ、ブロアファ
ン4を駆動するモータ12に対する回転速度の制限を解
除する(ステップs20)。
【0077】次いで、風量再演算手段(H)としてのC
PUは、風量演算手段(D)によって算出された風量と
風量制限値演算手段(G)によって求められた制限値CR
Pとの大小関係とを比較し(ステップs21)、風量演
算手段(D)で求められた風量が制限値CRPを越えてい
なければ、風量演算手段(D)で求められた風量を風量
の目標値としてそのままモータ駆動制御手段(E)に入
力する。
【0078】また、風量演算手段(D)で求められた風
量が制限値CRPを越えていれば、風量再演算手段(H)
としてのCPUは、風量演算手段(D)で求められた風
量に代えて制限値CRPの値を新たな風量の目標値として
設定し(ステップs22)、この値を風量の目標値とし
てモータ駆動制御手段(E)に入力する。
【0079】従って、ブロアファン4を駆動するモータ
12の回転速度つまり送風量の最大値は、常に、内外気
切替ダンパ3の揺動位置と空調制御開始後の経過時間と
モードダンパ8a,8b,8cの揺動位置の3つのパラ
メータを反映して、搭乗者が不快感を感じない程度の範
囲内に自動的に制限されることになる。
【0080】特に、制限値CRPの値は、内外気切替ダン
パ3やモードダンパ8a,8b,8cの揺動位置によっ
て変わる吹出口モードの選択状態に応じて自動的に演算
されるので、例えば、騒音の発生しにくいベントモード
やバイレベルモード等が選択されている状況下で必要以
上に送風量が制限されて冷暖房に支障を生じるといった
従来技術の問題や、騒音の発生し易いフットモードが選
択されている状況下でモータ12の回転速度の制限が不
十分となって耳障りな騒音が発生するといった従来技術
の問題を確実に解消することができる。
【0081】前述した関数f,f,g,gに必
要とされる特性は、ダクト2や各種ダンパ3,8a,8
b,8cの形状および構造や室内形状等によっても様々
に相違するので、予め、空調装置や自動車の構造を考慮
して適切な関数を設計し、コントロールユニット27の
不揮発性メモリに登録しておくようにする。
【0082】また、エアミックスダンパ7の揺動位置に
よって騒音の発生状態が変化するような構造の自動車用
空調装置の場合においては、前述した内外気切替ダンパ
3の揺動位置と空調制御開始後の経過時間およびモード
ダンパ8a,8b,8cの揺動位置に加え、エアミック
スダンパ7の揺動位置を第4のパラメータとして利用し
て制限値を求めるようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明の自動車用空調装置は、騒音なく
空調装置本体から送出できる風量の制限値を内外気切替
ダンパの揺動位置やモードダンパの揺動位置に対応して
求める風量制限値演算手段と、この制限値に基いて送風
量を規制する風量再演算手段とを設けることにより、内
外気切替ダンパやモードダンパの揺動位置に応じてブロ
アファンを駆動するモータの送風量を規制するようにし
たので、内外気切替ダンパやモードダンパの揺動位置が
切り替わって騒音の発生環境が変化した場合であって
も、快適な冷暖房効果を損なうことなく、ブロアファン
の回転による騒音の発生を防止することができる。ま
た、内外気切替ダンパやモードダンパが騒音の発生しに
くい位置にある状況下でブロアファンを駆動するモータ
の回転速度が必要以上に制限されて冷暖房効果に支障を
来たしたり、あるいは、内外気切替ダンパやモードダン
パが騒音の発生し易い位置にある状況下でブロアファン
を駆動するモータの回転速度の制限が不十分となって耳
障りな騒音を発生するといった問題も確実に防止するこ
とができる。
【0084】更に、風量制限値演算手段には、空調開始
後の時間経過に応じて制限値を徐々に減少させる制限値
最適化機能を配備しているので、静粛性よりも強力な冷
暖房効果が望まれる空調開始の初期段階で大風量の冷暖
房を行う一方、その後、冷暖房の欲求が満たされて静粛
性が重要視され始めるのに合わせてブロアファンの回転
速度を低下させ、不快な騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の自動車用空調装
置の要部を簡略化して示した機能ブロック図である。
【図2】コントロールユニットのCPUと各種センサに
よって構成される機能実現手段の概要を示した機能ブロ
ック図である。
【図3】コントロールユニットの不揮発性メモリ内に記
憶された関数を視覚化して示した概念図である。
【図4】コントロールユニットのCPUによって実施さ
れる空調制御処理の概略を示したフローチャートであ
る。
【図5】コントロールユニットのCPUによって実施さ
れる空調制御処理の概略を示したフローチャートの続き
である。
【符号の説明】
1 自動車用空調装置 2 ダクト 3 内外気切替ダンパ 4 ブロアファン 5 エバポレータ 6 ヒータコア 7 エアミックスダンパ 8a,8b,8c モードダンパ 9 外気取入れ口 10 内気取入れ口 11 アクチュエータ 12 モータ 13 アクチュエータ 14 デフロスタ吹出口(フットモード,デフ/フット
モードの空気吹出口の一部) 15 ベント吹出口(ベントモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 16 ヒート吹出口(フットモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 17 リンク機構 18 アクチュエータ 19 コンプレッサ 20 コンデンサ 21 リキッドタンク 22 エキスパンションバルブ 23 電磁クラッチ 24 エンジン 25 内気温センサ(環境条件検出手段の一部) 26 外気温センサ(環境条件検出手段の一部) 27 コントロールユニット 28 エアミックスダンパ位置検出センサ 29 モードダンパ位置検出センサ 30 エバポレータ温センサ 31 コントロールパネル(目標温度設定手段) 32 日射センサ(環境条件検出手段の一部) 33 エンジン水温センサ 34 イグニッションスイッチ (A) 内外気切替ダンパ制御手段 (B) 必要吹出温度演算手段 (C) エアミックスダンパ位置切替制御手段 (D) 風量演算手段 (E) モータ駆動制御手段 (F) モードダンパ位置切替制御手段 (G) 風量制限値演算手段 (H) 風量再演算手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外気切替ダンパを駆動して空調に用い
    る空気の取り込み先を車両の内外に切り替える内外気切
    替ダンパ制御手段と、取り込んだ空気をエバポレータと
    ヒータコアに振り分けて室内に送出する空気の温度を調
    整するエアミックスダンパと、空調制御に関連する環境
    条件を検出するための環境条件検出手段と、空調制御の
    目標値となる室内温度を設定するための目標温度設定手
    段と、前記環境条件検出手段によって検出された環境条
    件と前記目標温度設定手段で設定された室内温度とに基
    いて空調装置本体から室内に送出すべき空気の吹出温度
    を求める必要吹出温度演算手段と、該必要吹出温度演算
    手段によって求められた吹出温度に基いて前記エアミッ
    クスダンパの揺動位置を調整するエアミックスダンパ位
    置切替制御手段と、前記目標値となる室内温度と現在の
    室内温度との偏差に基いて空調装置本体から送出すべき
    空気の風量を求める風量演算手段と、前記風量演算手段
    によって求められた風量に基いてブロアファンのモータ
    を駆動制御するモータ駆動制御手段とを備えた自動車用
    空調装置であって、 前記内外気切替ダンパの揺動位置に対応して騒音なく空
    調装置本体から送出できる風量の制限値を求める風量制
    限値演算手段と、前記風量演算手段によって求められた
    風量と前記風量制限値演算手段によって求められた制限
    値との大小関係を比較し、前記風量演算手段で求められ
    た風量が前記風量制限値演算手段で求められた制限値を
    越えなければ前記風量演算手段で求められた風量を目標
    値としてそのまま前記モータ駆動制御手段に入力する一
    方、前記風量演算手段で求められた風量が前記風量制限
    値演算手段で求められた制限値を越えていれば前記風量
    演算手段で求められた風量に代えて前記風量制限値演算
    手段で求められた制限値を目標値として前記モータ駆動
    制御手段に入力する風量再演算手段とを備えたことを特
    徴とする自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 取り込んだ空気をエバポレータとヒータ
    コアに振り分けて室内に送出する空気の温度を調整する
    エアミックスダンパと、空調制御に関連する環境条件を
    検出するための環境条件検出手段と、空調制御の目標値
    となる室内温度を設定するための目標温度設定手段と、
    前記環境条件検出手段によって検出された環境条件と前
    記目標温度設定手段で設定された室内温度とに基いて空
    調装置本体から室内に送出すべき空気の吹出温度を求め
    る必要吹出温度演算手段と、該必要吹出温度演算手段に
    よって求められた吹出温度に基いて前記エアミックスダ
    ンパの揺動位置を調整するエアミックスダンパ位置切替
    制御手段と、前記目標値となる室内温度と現在の室内温
    度との偏差に基いて空調装置本体から送出すべき空気の
    風量を求める風量演算手段と、前記風量演算手段によっ
    て求められた風量に基いてブロアファンのモータを駆動
    制御するモータ駆動制御手段と、前記必要吹出温度演算
    手段により求められた吹出温度と切替基準となる判定値
    との大小関係に基いてモードダンパを駆動してフットモ
    ードの空気吹出口とバイレベルモードの空気吹出口とベ
    ントモードの空気吹出口との間で空気の吹き出し先を切
    り替えるモードダンパ位置切替制御手段とを備えた自動
    車用空調装置であって、 前記モードダンパの揺動位置に対応して騒音なく空調装
    置本体から送出できる風量の制限値を求める風量制限値
    演算手段と、前記風量演算手段によって求められた風量
    と前記風量制限値演算手段によって求められた制限値と
    の大小関係を比較し、前記風量演算手段で求められた風
    量が前記風量制限値演算手段で求められた制限値を越え
    なければ前記風量演算手段で求められた風量を目標値と
    してそのまま前記モータ駆動制御手段に入力する一方、
    前記風量演算手段で求められた風量が前記風量制限値演
    算手段で求められた制限値を越えていれば前記風量演算
    手段で求められた風量に代えて前記風量制限値演算手段
    で求められた制限値を目標値として前記モータ駆動制御
    手段に入力する風量再演算手段とを備えたことを特徴と
    する自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 内外気切替ダンパを駆動して空調に用い
    る空気の取り込み先を車両の内外に切り替える内外気切
    替ダンパ制御手段と、取り込んだ空気をエバポレータと
    ヒータコアに振り分けて室内に送出する空気の温度を調
    整するエアミックスダンパと、空調制御に関連する環境
    条件を検出するための環境条件検出手段と、空調制御の
    目標値となる室内温度を設定するための目標温度設定手
    段と、前記環境条件検出手段によって検出された環境条
    件と前記目標温度設定手段で設定された室内温度とに基
    いて空調装置本体から室内に送出すべき空気の吹出温度
    を求める必要吹出温度演算手段と、該必要吹出温度演算
    手段によって求められた吹出温度に基いて前記エアミッ
    クスダンパの揺動位置を調整するエアミックスダンパ位
    置切替制御手段と、前記目標値となる室内温度と現在の
    室内温度との偏差に基いて空調装置本体から送出すべき
    空気の風量を求める風量演算手段と、前記風量演算手段
    によって求められた風量に基いてブロアファンのモータ
    を駆動制御するモータ駆動制御手段と、前記必要吹出温
    度演算手段により求められた吹出温度と切替基準となる
    判定値との大小関係に基いてモードダンパを駆動してフ
    ットモードの空気吹出口とバイレベルモードの空気吹出
    口とベントモードの空気吹出口との間で空気の吹き出し
    先を切り替えるモードダンパ位置切替制御手段とを備え
    た自動車用空調装置であって、 前記内外気切替ダンパの揺動位置および前記モードダン
    パの揺動位置に対応して騒音なく空調装置本体から送出
    できる風量の制限値を求める風量制限値演算手段と、前
    記風量演算手段によって求められた風量と前記風量制限
    値演算手段によって求められた制限値との大小関係を比
    較し、前記風量演算手段で求められた風量が前記風量制
    限値演算手段で求められた制限値を越えなければ前記風
    量演算手段で求められた風量を目標値としてそのまま前
    記モータ駆動制御手段に入力する一方、前記風量演算手
    段で求められた風量が前記風量制限値演算手段で求めら
    れた制限値を越えていれば前記風量演算手段で求められ
    た風量に代えて前記風量制限値演算手段で求められた制
    限値を目標値として前記モータ駆動制御手段に入力する
    風量再演算手段とを備えたことを特徴とする自動車用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 前記風量制限値演算手段には、空調開始
    後の時間経過に応じて制限値を減少させる制限値最適化
    機能を配備したことを特徴とする請求項1,請求項2ま
    たは請求項3の何れか一項に記載の自動車用空調装置。
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