JP2002209105A - 画像処理装置および方法ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002209105A
JP2002209105A JP2001001370A JP2001001370A JP2002209105A JP 2002209105 A JP2002209105 A JP 2002209105A JP 2001001370 A JP2001001370 A JP 2001001370A JP 2001001370 A JP2001001370 A JP 2001001370A JP 2002209105 A JP2002209105 A JP 2002209105A
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Toshitsugu Yamamoto
敏嗣 山本
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差拡散処理を実行する画像処理装置の処理
速度を向上させる。 【解決手段】 入力された画素値が「0」でなければ、
通常の誤差拡散処理を行なう(S101)。入力された
画素値が「0」(白画素)であれば、「0」を自動的に
出力させ、その画素の誤差メモリをリセットし、誤差の
算出および分配は行なわない(S103)。また、誤差
拡散におけるしきい値を小さく設定することで、誤差メ
モリをリセットすることにより生じる影響やドットの遅
れを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像処理装置およ
び方法ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体
に関し、特に高速な処理を行なうことができる画像処理
装置および方法ならびに画像処理プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、誤差拡散処理を実行する画像
処理装置やプログラムが知られている。
【0003】図15は、従来の誤差拡散法を採用した画
像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0004】図を参照して、画像処理装置は、各画素の
濃度を表わす画像信号(入力値)を順次入力する入力部
501と、誤差メモリ513から当該画素に対応する誤
差値を読出し、入力値から減算する減算器503と、減
算器503の出力(修正入力)を所定のしきい値でしき
い値処理するしきい値処理部507と、しきい値処理結
果(たとえば0/1の値)を出力する出力部509と、
しきい値処理部507の出力から減算器503の出力を
減算する減算器511と、減算器511の出力を誤差と
して周辺の画素に分配し、記憶する誤差メモリ513と
を備えている。
【0005】このように構成された画像処理装置におい
ては、階調減少処理によって生じる画素濃度の誤差が拡
散されるため、画像全体としての濃度を保ちつつ、処理
対象となる画像の階調を減少させることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置は処理速度が遅いという問題があった。
【0007】そこでこの発明は、高速な画像処理が可能
な画像処理装置および方法ならびに画像処理プログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像処理装置は、各画素
を表わす画像信号を順次入力する入力手段と、入力され
た信号が白画素を表わすものであるか否かを判断する判
断手段と、入力された信号が白画素を表わすものである
場合と表わすものでない場合とで、異なる処理を行なう
誤差拡散処理手段とを備える。
【0009】好ましくは誤差拡散処理手段は、入力され
た信号が白画素を表わすものである場合、白画素を表わ
す信号を出力するとともに、誤差の算出と引続く画素へ
の誤差の分配とを行なわないことを特徴とする。
【0010】好ましくは誤差拡散処理手段は、画像信号
のとり得る値の中央値よりも小さなしきい値を使って誤
差拡散処理を行なう。
【0011】好ましくは誤差拡散処理手段は、入力手段
により入力された信号の大きさに連動してしきい値を変
化させる。
【0012】好ましくは誤差拡散処理手段は、算出した
誤差を分配する前に所定値を減算し、しきい値処理を行
なう前に所定値を加算する処理を行なう。
【0013】この発明の他の局面に従うと、画像処理装
置は、各画素を表わす画像信号を順次入力する入力手段
と、入力された信号が黒画素を表わすものであるか否か
を判断する判断手段と、入力された信号が黒画素を表わ
すものである場合と表わすものでない場合とで、異なる
処理を行なう誤差拡散処理手段とを備える。
【0014】好ましくは誤差拡散処理手段は、入力され
た信号が黒画素を表わすものである場合、黒画素を表わ
す信号を出力するとともに、誤差の算出と引続く画素へ
の誤差の分配とを行なわないことを特徴とする。
【0015】この発明の他の局面に従うと、画像処理方
法は、各画素を表わす画像信号を順次入力する入力ステ
ップと、入力された信号が白画素または黒画素を表わす
ものであるか否かを判断する判断ステップと、入力され
た信号が白画素または黒画素を表わすものである場合と
表わすものでない場合とで、異なる処理を行なう誤差拡
散処理ステップとを備える。
【0016】この発明の他の局面に従うと、画像処理プ
ログラムを記録した記録媒体は、上記方法を実現するた
めの画像処理プログラムを記録することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]大部分の画
像(特にビジネス文書などの画像)においては、白の画
素が大きな面積を占めている。誤差拡散法でハーフトー
ン処理を行なうとき、白の画素で誤差を分配することを
止めることができれば、画像処理の速度を大幅に上げる
ことができる。
【0018】したがって、本発明の実施の形態における
画像処理装置では、入力が「0」(白)以外のときには
通常の誤差拡散処理を行ない、入力が「0」であるとき
には誤差の拡散を行なわず、「0」を出力する。このよ
うな構成を採用することにより、画像処理速度を大幅に
向上させることができる。また、さらに以下に示すよう
な工夫を行なうことにより、画像の品質をも向上させる
ことができるようになる。
【0019】上記のように、入力が「0」以外のときに
通常の誤差拡散処理を行ない、入力が「0」であるとき
に誤差の拡散を行なわず、「0」を出力する構成を採用
すると、誤差メモリに蓄積されてきた誤差の扱いをどう
するかが問題となる。たとえば、白画素(入力値が
「0」となる画素)を含む画像を、従来の誤差拡散法で
処理する場合を想定する。
【0020】入力が「0」付近である場合、誤差値の平
均値はしきい値にほぼ等しくなるが、このとき、誤差メ
モリの当該画素の誤差値をクリアすると、他の画素との
関係において矛盾が生じることになる。一方、誤差メモ
リの当該画素の誤差値をそのまま放置しておくと、関係
のない画素(遠くはなれた画素など)に誤差が分配され
てしまう。
【0021】入力が「0」付近であったときに、どのよ
うなメカニズムで上記問題が発生するかを図面を参照し
てより詳しく説明する。
【0022】図16を参照して、入力が0〜1の範囲を
とり得るものとし、しきい値をthで表わす。そして、
画素(1)から順に画素値が画像処理装置に入力され、
2値化処理が行なわれるものとする。入力がε(「0」
ではない小さな値)であったときに、画素(1)〜
(4)の処理では、「0」が出力される。この間に、誤
差が蓄積されていくため、修正入力(図14の減算器5
03の出力)は、徐々に増加する。
【0023】そして、画素(5)で、修正入力がしきい
値thを超えるため、「1」が出力され、誤差は減少す
る。これを繰返すことにより、誤差メモリ内の誤差は、
しきい値th前後の値になって、安定状態となる。
【0024】この安定状態となった後で、図17(1
4)のように、入力が「0」に変化すると、入力=出力
=「0」となるため、蓄積されてきた誤差は、入力が変
化するまで(画素(18)まで)そのまま持ち越される
ことになる。
【0025】これは、入力が「0」の画素がどれだけ続
いても変わらない。入力が「0」でなくなったとき(画
素(18)以降)、修正入力は依然としてしきい値th
付近にある。このため、すぐに(画素(19))、ドッ
トが出力されることになる。
【0026】一方、図18の(14)以降に示されるよ
うに、入力が「0」になったときに、誤差の分配を止め
て、誤差メモリをクリアしてしまうと、誤差は「0」と
なり、入力=修正入力=出力=「0」となる。
【0027】そして、画素(18)に示されるように、
入力が再度εに戻ると、その状態からまた誤差の蓄積が
始まる。そして修正入力がしきい値thを超えるまで、
ドットは出力されない。これにより、ドットの発生が遅
れてしまう。
【0028】また、同様に図19に示されるように、入
力値が大きいが1ではない1−εであるとき、誤差メモ
リ内の誤差はしきい値th前後の値となり、安定状態と
なる。
【0029】ここで、図20に示されるように、入力が
「1」になったときに誤差メモリをクリアしてしまう
と、誤差は「0」になる。その後、再び入力が1−εと
なると、修正入力がしきい値を超える(しきい値以下と
なる)まで、「ドットなし」の状態にならない。これに
より、白画素の発生が遅れることになる。
【0030】以上のように、誤差メモリをクリアしてし
まうと、ドットの発生(または白画素の発生)が遅れる
ことになる。
【0031】このような問題を解決するためには、一見
誤差メモリをクリアしなければよいように考えられる。
しかしながら、誤差メモリをクリアしなければ、画素か
ら生じた誤差が全く無関係の画素に分配されてしまうこ
とになるため、やはり画像が乱れてしまう。
【0032】図21は、処理の対象となる画像サンプル
の具体例を示す図である。この画像には、左上から右下
に延びる複数のラインが含まれている。そして、このサ
ンプル画像の背景は上から下に行くほど濃くなるグラデ
ーションを有している。
【0033】図22は、図21のサンプル画像を従来の
誤差拡散処理により処理した結果を示す図である。この
例においては元の画像を比較的良好に再現することがで
きるが、サンプル画像中の白画素についても誤差拡散処
理を実行してしまうため画像処理の速度は遅い。
【0034】図23は、入力(画素値)が「0」のとき
誤差拡散を行なわず、誤差メモリをクリアした場合の図
21のサンプル画像の処理結果を示す図である。
【0035】図18で説明したように、入力が一度
「0」になるとそれからしばらくドットの出力がなされ
ないため、この例においては元画像の再現性が悪くなっ
ている。
【0036】図24は、入力(画素値)が「0」のとき
誤差拡散を行なわず、誤差メモリの値をそのまま保持し
た場合の画像処理結果を示す図である。この例において
は、誤差の拡散処理において全く無関係の画素の誤差が
分配されるため、やはり元画像のイメージが壊れてしま
うという問題がある。
【0037】本実施の形態においては、上述の問題点を
解決し、高速な画像処理を、画質を落とすことなく行な
うことができる画像処理装置を提供することとしてい
る。そのために、本実施の形態における画像処理装置
は、入力が「0」(白画素)であるか否かを判断し、
「0」である場合と「0」でない場合とで異なる処理を
行なうこととしている。
【0038】より詳しくは、入力が「0」でない場合に
は通常の誤差拡散処理を行なうが、入力が「0」である
場合には、そのまま「0」を出力し、誤差メモリをクリ
アすることで誤差の算出と引続く画素への誤差の分配を
行なわない。
【0039】さらに、入力信号のとり得る値の中央値
(通常の誤差拡散処理で用いられるしきい値)よりも小
さなしきい値を用いることで、誤差の分配を行なわない
ことによる不都合を防ぐことにしている。
【0040】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図で
ある。
【0041】図を参照して画像処理装置は、装置全体の
制御を行なうCPU301と、画像を出力するプリンタ
303と、画像を表示するディスプレイ305と、外部
装置との間で通信を行なうLANまたはモデムカード3
07と、キーボードやマウスなどにより構成される入力
装置309と、フロッピーディスクドライブ311と、
CD−ROMドライブ313と、ハードディスクドライ
ブ315と、RAM317と、ROM319とから構成
されている。
【0042】画像処理装置に画像処理方法を実行させる
ためのプログラムは、たとえばフロッピーディスクドラ
イブ311に挿入されるフロッピーディスクFや、CD
−ROMドライブ313に挿入されるCD−ROM31
3aなどにより提供することができる。また、そのよう
な画像処理プログラムはLANまたはモデムカード30
7を介して取得することもできる。
【0043】図2は、図1の画像処理装置の行なう処理
を示すフローチャートである。図を参照して、画像処理
装置は、入力(画素値)が「0」であるか「0」でない
かを判断し、「0」でなければ、ステップS101にお
いて、通常の誤差拡散法を用いた画像処理を行なう。
【0044】すなわち、ステップS101においては、
注目画素の誤差を誤差メモリから獲得し、これに応じて
注目画素の誤差メモリをリセットする処理が行なわれ
る。さらに、入力に獲得された誤差を加えた値(修正入
力)をしきい値処理し、0または1の出力を行なう。そ
の後、出力から修正入力を減算し、それを誤差として周
辺画素の誤差メモリに分配する。その後、次の画素の処
理を行なう。
【0045】一方、入力が「0」であれば、ステップS
103において出力を「0」(白画素)とする。そし
て、誤差の算出および分配は行なわず、注目画素の誤差
メモリをリセットする。
【0046】図3は、誤差メモリ(本実施の形態におい
ては図1のRAM317に相当)の動作を説明するため
の図である。
【0047】図を参照して、処理の対象となっている画
素に対応する誤差メモリ内の位置を*aとすると、図2
のステップS101の処理では、まず誤差メモリの*a
の位置に記録された誤差が読出される。そして、誤差メ
モリの*aの位置の内容はクリア(リセット)される。
【0048】そして、入力+読出された誤差(=修正し
きい値)が、しきい値thによりしきい値処理された
後、しきい値処理結果から修正しきい値を減算した値
が、当該画素の処理により生じた誤差とされ、所定の重
み付け係数に従って誤差メモリ内の周囲の画素の位置
(たとえばb〜m)に記録(既に記録されていた値に加
算)される。
【0049】なお、入力が「0」であるとき(図2のス
テップS103)においては、出力は「0」とされる。
そして、誤差メモリ内の処理の対象となっている画素に
対応する位置(*a)はクリアされ、誤差の伝播は行な
われない。
【0050】なお、図4を参照して、本実施の形態にお
いてしきい値thは従来の技術よりも小さく設定されて
いる。これにより、入力が小さい場合において誤差は小
さい値で安定する。したがって、誤差メモリをクリアし
ても、影響が少ない。
【0051】また、入力が小さい値εから0になると
(図4の画素(4))、誤差メモリがリセットされるが
(画素(5))、再度入力が0以外になったとき(画素
(8))においても、すぐに修正入力がしきい値thを
超える。これにより、ドットの遅れを解消させることが
できる。
【0052】また、しきい値thを小さく設定しても、
誤差拡散法においては正しく濃度の再現が行なわれる。
【0053】なお、入力が小さいとき(所定値以下であ
るとき)にのみ、しきい値を小さく設定するようにして
もよい。
【0054】図5は、しきい値th=0.2とした場合
の本実施の形態による図21の画像の処理結果を示す図
である。
【0055】図に示されるように、本実施の形態におい
ては、しきい値を小さく設定することにより、誤差メモ
リをクリアする場合の不都合(図23)を解決すること
ができる。
【0056】また、本実施の形態によると従来の誤差拡
散法による処理(図22)よりも、画像の周辺部のゆが
み(特に画像の上縁部分参照)を小さくすることができ
る。
【0057】[第2の実施の形態]図6は、本発明の第
2の実施の形態における画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0058】図を参照して、画像処理装置は図15の画
像処理装置の構成に加えて、誤差メモリ513から読出
した値に定数kを加算する加算器603と、誤差メモリ
513に格納する前の誤差から定数kを減算する減算器
605と、定数kを出力する出力部601とを備えてい
る。
【0059】本実施の形態においても、図2に示される
処理と同様に、入力が「0」以外のとき通常の誤差拡散
処理が行なわれ(S101)、入力が「0」のとき0が
出力され、注目画素の誤差メモリをリセットする処理が
行なわれる(S103)。
【0060】そして、入力が小さいとき、誤差メモリ5
13の中の値を小さい値で安定させるため、本実施の形
態においては誤差メモリに誤差が格納される前に、定数
kを減算している。これにより、誤差メモリに格納され
る値を小さくすることができる。
【0061】また、誤差を誤差メモリから取出して使用
する前に定数kが加えられているため、誤差拡散は正し
く行なわれる。
【0062】特に、入力が小さいときに、kの絶対値を
thよりやや小さい値に設定すると、図7に示されるよ
うに、入力が小さいときの誤差メモリ内の値を小さくす
ることが(ほぼ0にすることが)できる。このため、入
力が0のときに誤差を分配せず、メモリをクリアして
も、その影響を小さくすることができる。
【0063】図8は、本実施の形態において定数k=−
0.45、しきい値th=0.5とした場合の図21の
画像の処理結果を示す図である。本実施の形態において
も、誤差メモリ内の値を小さくすることができるため、
メモリ内の値をクリアしても、その場合に生じる不都合
を小さくすることができる。
【0064】また、本実施の形態においても従来の誤差
拡散法による処理(図22)と比較して、画像の周辺部
のゆがみを防ぐことができるという効果がある。
【0065】[第3の実施の形態]また、本発明は本願
出願人が特開2000−165669号公報で提案して
いる、しきい値拡散処理を用いた画像処理装置にも適用
することができる。
【0066】図9は、しきい値拡散処理を用いた画像処
理装置の構成を示すブロック図である。
【0067】図を参照して、画像処理装置は、画素値を
入力する入力部121と、0または1の2値化された値
を出力する出力部123と、入力部121により入力さ
れた値をしきい値に基づきしきい値処理するしきい値処
理部101とを備えている。
【0068】また、画像処理装置は、初期しきい値th
を出力する出力部107と、初期しきい値thから、重
み付け分配されたしきい値の誤差を減算する減算器10
3と、しきい値処理の結果を反転させる反転部105
と、反転部105の出力から減算器103の出力を減算
する減算器109と、減算器109の出力に係数βを掛
合せるβ乗算部111と、β乗算部111の出力を周囲
の画素に対応するしきい値に分散させるための重み付け
分散メモリ113とを備えている。
【0069】誤差拡散処理においては、修正入力と出力
との差が誤差として周囲の画素値に分配されるのに対
し、しきい値拡散処理においては出力の反転値と画素の
処理に用いたしきい値との差が周囲の画素を処理するた
めのしきい値に分散される。
【0070】図10は、本発明の第3の実施の形態にお
ける画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0071】図を参照して、本実施の形態においては図
9に示されるしきい値拡散法を採用した画像処理装置の
構成に加え、定数kを出力するk出力部201と、β乗
算部111の出力に定数kを加算する加算器205と、
重み付け分配メモリ113から値を読出すときに定数k
を減算する減算器203とを備えている。
【0072】本実施の形態においても、入力が「0」で
あるとき、自動的に「0」が出力され、メモリがクリア
されることで2値化処理における誤差は分配されない。
しかしながら、本実施の形態においては重み付け分配メ
モリ113に値を記録するときに定数kを加算し、重み
付け分配メモリ113から値を出力するときに定数kを
減算しているため、重み付け分配メモリ113内の値を
小さくすることができ、その内容をクリアすることによ
る影響を小さくすることができる。
【0073】[第4の実施の形態]第4の実施の形態に
おける画像処理装置のハードウェア構成は第1の実施の
形態と同じであるためここでの説明は繰返さない。
【0074】第4の実施の形態においては、図2のフロ
ーチャートで示される処理に代えて、図11のフローチ
ャートに示される処理が実行される。
【0075】すなわち、図11を参照して入力が「1」
でなければ通常の誤差拡散処理が行なわれるが、入力が
「1」(黒画素)であれば、自動的に「1」が出力さ
れ、注目画素の誤差メモリはリセットされる。これによ
り、入力が「1」であるときの誤差拡散処理を行なわな
くてもよくなるため、画像の処理速度が向上する。
【0076】また、本実施の形態においては図12に示
されるように、しきい値thを入力値の中央値よりも大
きく設定している。このようにしきい値を大きく設定す
ることにより、入力が「1」に近い状態から「1」なっ
たときに蓄積されてきた誤差をリセットしたとしても、
その影響(白画素の発生の遅れ)を最小限にすることが
できる。すなわち、入力が「1」から「1」ではない値
になったときにも、すぐに修正入力がしきい値thを超
える(しきい値th以下となる)ため、白画素の発生の
遅れを防ぐことができる。
【0077】[第5の実施の形態]第5の実施の形態に
おける画像処理装置のハードウェア構成は第1の実施の
形態における画像処理装置と同じであるためここでの説
明は繰返さない。
【0078】第5の実施の形態における画像処理装置で
は、図2に示される処理に代えて、図13のフローチャ
ートで示される処理が実行される。
【0079】すなわち、入力が「0」または「1」のい
ずれでもない場合、通常の誤差拡散処理が行なわれる。
これに対して、入力が「0」であれば第1の実施の形態
と同様に「0」を出力し、注目画素の誤差メモリをリセ
ットする処理が行なわれる。また、入力が「1」であれ
ば第4の実施の形態と同様に「1」が出力され、注目画
素の誤差メモリがリセットされる。
【0080】すなわち、本実施の形態においては入力が
「0」または「1」であれば、誤差拡散処理は行なわれ
ず、誤差メモリがリセットされる。
【0081】また、本実施の形態においては図14に示
されるように、入力としきい値との間に比例関係が成立
するように、入力に合わせてしきい値を変化させること
としている。これにより、入力が小さいときには、しき
い値をその分小さくすることができ、反対に入力が大き
いときにはしきい値を大きくすることができる。これに
より、入力が小さいとき、しきい値も小さくなるため、
入力が「0」になったとき誤差を分配せずにクリアして
も図4に示される処理と同様に大きな影響は出なくな
る。
【0082】逆に、入力が大きいときにはしきい値も大
きくなるため、入力が「1」になったとき誤差を分配せ
ずクリアしても、図12に示される例と同様に大きな影
響は出なくなる。
【0083】[実施の形態における効果]以上のよう
に、上述の実施の形態においては入力が「0」または
「1」付近のとき、分配される誤差値が小さくなるよう
に画像処理装置が構成されている。そして、入力が
「0」または「1」である場合に誤差拡散処理を行なわ
ないため、特に一般のビジネス文書など「0」の画素が
ほとんどを占める画像において、大幅に処理時間を短縮
することが可能となる。また、画像の輪郭が曲がる現象
も同時に解決することができる。
【0084】なお、上述の実施の形態における処理はソ
フトウェアにより行なってもよいし、ハードウェア回路
を用いて行なってもよい。
【0085】また、上述の実施の形態における処理を実
行するプログラムを別途提供することもできるし、その
プログラムをCD−ROM、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカー
ドのなどの記録媒体に記録してユーザに提供することに
してもよい。
【0086】また、本発明はネットワークに接続された
システムにおいても、ネットワーク環境に接続されてい
ないシステムにおいても適用することができる。
【0087】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における画像処理
装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態における処理を示すフロー
チャートである。
【図3】 誤差メモリの動作を説明するための図であ
る。
【図4】 第1の実施の形態における効果を説明するた
めの図である。
【図5】 第1の実施の形態における画像の処理結果を
示す図である。
【図6】 第2の実施の形態における画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】 第2の実施の形態における効果を示す図であ
る。
【図8】 第2の実施の形態における画像処理結果を示
す図である。
【図9】 しきい値拡散法を採用した画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】 第3の実施の形態における画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図11】 第4の実施の形態における画像処理装置の
処理を示すフローチャートである。
【図12】 第4の実施の形態における効果を説明する
ための図である。
【図13】 第5の実施の形態における画像処理装置の
行なう処理を示すフローチャートである。
【図14】 第5の実施の形態における画像処理装置が
行なうしきい値の制御方法を説明するための図である。
【図15】 従来の誤差拡散法を採用した画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図16】 入力が「0」付近である場合の誤差を説明
するための図である。
【図17】 入力が「0」からεに変化した場合の処理
を説明するための図である。
【図18】 誤差メモリをリセットする場合の問題点を
説明するための図である。
【図19】 入力が「1」に近いときの誤差を説明する
ための図である。
【図20】 誤差メモリをリセットする場合の問題を説
明するための図である。
【図21】 処理対象となる画像のサンプルを示す図で
ある。
【図22】 図21の画像を従来の誤差拡散法で処理し
た場合を示す図である。
【図23】 入力が「0」のとき誤差メモリをクリアし
た場合の画像処理結果を示す図である。
【図24】 入力が「0」のとき誤差メモリの値をその
まま保持した場合の画像処理結果を示す図である。
【符号の説明】
301 CPU、317 RAM、513 誤差メモ
リ、603 加算器、605 減算器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素を表わす画像信号を順次入力する
    入力手段と、 入力された信号が白画素を表わすものであるか否かを判
    断する判断手段と、 入力された信号が白画素を表わすものである場合と表わ
    すものでない場合とで、異なる処理を行なう誤差拡散処
    理手段とを備えた、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記誤差拡散処理手段は、入力された信
    号が白画素を表わすものである場合、白画素を表わす信
    号を出力するとともに、誤差の算出と引続く画素への誤
    差の分配とを行なわないことを特徴とする、請求項1に
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記誤差拡散処理手段は、前記画像信号
    のとり得る値の中央値よりも小さなしきい値を使って誤
    差拡散処理を行なう、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記誤差拡散処理手段は、前記入力手段
    により入力された信号の大きさに連動してしきい値を変
    化させる、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記誤差拡散処理手段は、算出した誤差
    を分配する前に所定値を減算し、しきい値処理を行なう
    前に所定値を加算する処理を行なう、請求項2に記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 各画素を表わす画像信号を順次入力する
    入力手段と、 入力された信号が黒画素を表わすものであるか否かを判
    断する判断手段と、 入力された信号が黒画素を表わすものである場合と表わ
    すものでない場合とで、異なる処理を行なう誤差拡散処
    理手段とを備えた、画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記誤差拡散処理手段は、入力された信
    号が黒画素を表わすものである場合、黒画素を表わす信
    号を出力するとともに、誤差の算出と引続く画素への誤
    差の分配とを行なわないことを特徴とする、請求項6に
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 各画素を表わす画像信号を順次入力する
    入力ステップと、 入力された信号が白画素または黒画素を表わすものであ
    るか否かを判断する判断ステップと、 入力された信号が白画素または黒画素を表わすものであ
    る場合と表わすものでない場合とで、異なる処理を行な
    う誤差拡散処理ステップとを備えた、画像処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像処理方法を実現す
    るための画像処理プログラムを記録した記録媒体。
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