JP2002208434A - 非水性電解液の再充電可能な電気化学電池のための有機カーボネート添加剤 - Google Patents
非水性電解液の再充電可能な電気化学電池のための有機カーボネート添加剤Info
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Abstract
し、しかも減少された第1サイクル不可逆容量を示すリ
チウムイオン電気化学電池を提供する。 【解決手段】 上記の利益は、エチレンカーボネート
と、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート
及びジエチルカーボネートから成る平衡混合物とを含む
溶媒混合物中に溶解されたアルカリ金属塩を含む電解液
に、少なくとも1種のカーボネート添加剤を添加するこ
とによって実現化される。好ましい添加剤は、カルボニ
ル基の両側に共有結合のO−X結合とO−Y結合を含ん
だ線形又は環状のカーボネートのいずれかであって(X
とYが同一または異種であり、XがNR1R2およびC
R3R4R5、YがNR′1R′2およびCR′3R′
4R′5から選択され、R1〜R′5が同一または異種
である。)、この際、O−X結合とO−Y結合の少なく
とも一つは、約80kcal/モルよりも小さな解離エ
ネルギーを有する。
Description
2日に提出された米国仮出願第60/105,280号
に基づく優先権主張を伴う、1999年4月30日に提
出された出願番号第09/302,773号の一部継続
出願である。
学電池、特に、再充電可能なアルカリ金属電池に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、高い充電/放電容量、
長いサイクル寿命を達成するとともに、第1サイクルの
不可逆容量を最少化することのできる添加剤を含む電解
液にて活性化されたリチウムイオン電気化学電池に関す
る。本発明によると、この活性化する電解液への好適な
添加材は、カーボネート化合物である。
般に、炭素質アノード電極とリチウム化されたカソード
電極とを含む。十分に充電されたリチウムイオン電池で
は、カソード材料のポテンシャルが高く(Li1-x Co
O2 の場合、Li/Li+ に対して4.3Vまで)、ま
た、炭素質アノード材料のポテンシャルが低い(グラフ
ァイトの場合、Li/Li+ に対して0.01V)た
め、電解液溶媒系の選択は限られる。カーボネート溶媒
は、一般的に使用されているリチウム化カソード材料に
対する高い酸化安定性と、カーボネートアノード材料に
対する良好な動的安定性とを有しているので、それら
は、リチウムイオン電池の電解液において一般的に使用
されている。最適な電池特性(高い速度容量および長い
サイクル寿命)を達成するために、環状カーボネート
(高い誘電率定数の溶媒)と線形カーボネート(低粘度
の溶媒)との混合物を含む溶媒系が、市販の二次電池に
おいて一般的に使用されている。カーボネートを基本と
する電解液を含む電池は、室温で1000回以上の充電
/放電サイクルを行えることが知られている。
のための溶媒系として、エチレンカーボネート(E
C)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチル
カーボネート(EMC)およびジエチルカーボネート
(DEC)の供給が含まれる。しかしながら、リチウム
イオン電池の設計は、一般的に、目的とする電池の適用
例に依存して、必要な改良のために1つの部分を他のも
のに交換できるようになっている。一般的に使用されて
いる2要素溶媒電解液(例えば、1.0モルLiPF6
/EC:DMC=30:70、v/vこれは−11℃で
凍る)の代わりに、上記の4要素溶媒電解液の使用によ
って低温度でのサイクル能を可能とするリチウムイオン
電池の達成は、初期充電(1.0モルLiPF6 /E
C:DMC:EMC:DEC=45:22:24.8:
8.2の場合には約65mAh/gグラファイト、一
方、1.0モルLiPF6 /EC:DMC=30:70
の場合では35mAh/gグラファイト)中の増加する
第1サクイルの不可逆容量を犠牲にして達成される。こ
の第1サイクルの不可逆容量が存在するために、リチウ
ムイオン電池は、一般的に、カソードが限定される。充
電中および放電中にアノードとカソードとの間を往復す
る全てのリチウイムイオンは、リチウム化されたカソー
ドを起源とするので、第1サイクルの不可逆容量が大き
くなればなるほど、次のサイクルにおける電池容量は低
くなり、しかも、電池効率は低くなる。すなわち、リチ
ウムイオン電池においては、この第1サイクルの不可逆
容量を最少化または排除するとともに、電池の低温での
サイクル能を維持することが望ましい。
の課題は、4要素溶媒電解液における有機カーボネート
を供給することによって達成できる。このような電解液
で活性化されたリチウムイオン電池は、カーボネート添
加剤を含まない同じ4要素溶媒電解液で活性化された電
池と比較して、より低い第1サイクル不可逆容量を示
す。結果として、カーボネート添加剤を含む電池では、
コントロール電池よりも、その後のサイクル容量が低く
なる。室温、並びに低温、例えば約−40℃以下におけ
る本発明の電池のサイクル能は、カーボネート添加剤を
含まない4要素電解液で活性化された電池と同じくらい
良好である。
アノードにて構成されたリチウムイオン電池に、当該電
池を充電するために最初に電気的ポテンシャルが印加さ
れると、アノード表面不動態膜の形成に起因して、ある
永久的な容量損失が生じることが知られている。この永
久的な容量損失は、第1サイクルの不可逆容量と呼ばれ
ている。しかしながら、この膜形成プロセスは、電池の
充電ポテンシャルにおける電解液成分の反応性に大きく
依存する。また、不動態膜の電気化学的特性は、表面膜
の化学的組成にも依存する。
ポテンシャルと高い反応性とに起因して、アルカリ金属
システム、特に、リチウム金属アノードおよびリチウム
をインターカレートしたカーボンアノードには、表面膜
の形成は避けられない。固体の電解液のインターフェー
ス(SEI)として知られる理想的な表面膜は、電気的
に絶縁性であり、しかも、イオン的に導電性でなければ
ならない。多くのアルカリ金属、特に、リチウム電気化
学システムは、第1の要求を満たすが、第2の要求は達
成するのが困難である。この膜の抵抗は無視できず、結
果として、インピーダンスがこの表面層の形成に起因し
て電池内部に発生し、これがリチウムイオン電池の充電
および放電中の許容できない分極を誘発する。一方、S
EI膜が電気的に導電性である場合、アノード表面にお
ける電解液の分解反応が、リチウム化されたカーボン電
極の低いポテンシャルに起因して、停止しない。
テムの放電効率、特に、二次電池の永久容量損失に関し
て重大な影響力を有している。例えば、1.0モルLi
PF6/EC:DMC=30:70を使用して二次電池
を活性化すると、第1サイクルの不可逆容量は、約35
mAh/gのグラファイトである。しかしながら、同じ
サイクル条件では、第1サクイルの不可逆容量は、1.
0モルLiPF6 /EC:DMC:EMC:DEC=4
5:22:24.8:8.2が電解液として使用される
場合、約65mAh/gのグラファイトであることが見
出されている。対照的に、エチレンカーボネートおよび
ジメチルカーボネートからなる2要素溶媒電解液で活性
化されたリチウムイオン電池は、−11℃よりも低い温
度でサイクルさせることができない。より低い温度でサ
イクルできるリチウムイオン電池を提供可能な、EC、
DMC、EMC及びDECから成る4要素溶媒電解液
は、許容できるサイクル効率を有するより幅広い温度で
の使用を可能とする点に関して妥協されたものである。
約−40℃程度の低い温度で操作でき、しかも、第1サ
イクルの不可逆容量を最少化できるリチウムイオン電池
の利点を有することが非常に望ましい。
要素溶媒電解液中にカーボネート添加剤を加えることに
よって達成される。さらに、本発明は、2要素溶媒系や
3要素溶媒系などの他の非水性有機溶媒系、並びに線形
または環状のカーボネートの混合物以外の溶媒を含む電
解液系にも広げることができる。例えば、線形または環
状のエーテルやエステルも、電解液成分として含まれ得
る。観測される改良点に対する正確な理由は明らかでは
ないが、カーボネート添加剤が、存在している電解液成
分と競合して、最初のリチウム化の際にカーボンアノー
ド表面上で反応して、有利なSEI膜を形成するという
仮説が設けられる。このようにして形成されたSEI膜
は、カーボネート添加剤が存在しない条件で形成された
膜よりも、より電気絶縁性であり、結果として、リチウ
ム化されたカーボン電極は、他の電解液成分との反応物
から良好に保護される。したがって、より低い第1サイ
クルの不可逆容量が達成される。
次の説明と添付図面を参照することによって当業者にさ
らに明らかとなるであろう。
気化学電池は、アルカリ金属のリチウム、ナトリウム、
カリウムなどの元素周期律表のIA、IIAまたはII
IB族から選択されるアノード活物質を含んでいる。好
適なアノード活物質はリチウムである。
ド電極は、アルカリ金属、好ましくは、リチウムをイン
ターカレートおよび脱インターカレートできる材料を含
んでいる。種々の形態のカーボン(例えば、コークス、
グラファイト、アセチレンブラック、カーボンブラッ
ク、ガラス状カーボンなど)を含む炭素質アノードは、
リチウム種を可逆的に保持できるので好ましい。グラフ
ァイトは、その比較的高いリチウム保持容量に起因して
特に好適である。カーボンの形態に係わらず、炭素質材
料の繊維は、特に有益である。なぜなら、繊維は、優れ
た機械的特性を有しており、繰り返される充電/放電サ
イクル中の劣化に耐え得る剛直な電極を作製できるから
である。さらに、高表面積の炭素繊維は、急速な充電/
放電速度を可能とする。二次電気化学電池のアノードの
ための好適な炭素質材料は、タケウチ等の米国特許第
5,443,928号に記載されており、この特許は、
本発明の譲受人に譲り受けられており、ここに参照とし
て組み込まれる。
7重量パーセントのグラファイトと約3〜10重量パー
セントのバインダー材料とを混合することによって作製
されれ、このバインダー材料は、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(P
VDF)、ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ET
FE)などのフッ素樹脂粉末、ポリアミドおよびポリイ
ミド、並びにこれらの混合物が好ましい。この電極活混
合物は、ニッケルやステンレス鋼や銅の箔やスクリーン
などからなる集電体に、活性混合物をキャストやプレス
やロールするなどして接触させることによって設けられ
る。
電体と同一材料、すなわち好ましくはニッケルからなる
延長タブまたはリードを有しており、これは、ケースが
負極の電気的配置にある導電性金属からなる電池ケース
に溶接することによって接触させて一体形成されてい
る。また、炭素質アノードは、他の幾何学的形状、例え
ば、ボビン型、円筒型またはペレット状に形成されて、
代替の低表面積の電池設計を達成していてもよい。
中で安定で容易に扱えるリチウム化された材料から構成
されている。そのような空気中で安定なリチウム化され
たカソード材料の例としては、バナジウム、チタン、ク
ロム、銅、モリブデン、ニオブ、鉄、ニッケル、コバル
トおよびマンガンなどの金属の酸化物、硫化物、セレン
化物およびテルル化物が挙げられる。好適な酸化物とし
ては、LiNiO2 、LiMn2 O4 、LiCoO2 、
LiCo0.92Sn0.08O2 およびLiCo1-x Nix O
2 が挙げられる。
する前に、リチウム化された活物質は、好ましくは、導
電性添加材と混合される。好適な導電性添加材として
は、アセチレンブラック、カーボンブラックおよび/ま
たはグラファイトが挙げられる。粉末状のニッケル、ア
ルミニウム、チタンおよびステンレス鋼などの金属も、
上記活物質と混合された場合には、導電性希釈材として
有用である。さらに、電極は、PTFE、PVDF、E
TFE、ポリアミドおよびポリイミド、並びにこれらの
混合物等の好ましくは粉末状のフッ素樹脂バインダーを
含んでいる。
ソードを構成するリチウムイオンは、外的発生の電気的
ポテンシャルを適用することによって炭素質アノードに
インターカレートされて、電池は充電される。この適用
される再充電するための電気的ポテンシャルは、アルカ
リ金属イオンをカソード材料から引き出して、電解液を
通って炭素質アノードに運んで、アノードを構成するカ
ーボンを飽和する役割を果たす。得られるLix C6 電
極は、0.1〜1.0の範囲のxを有している。そし
て、この電池は、電気的ポテンシャルを備え、通常方法
に従って放電される。
組み込む前に、炭素質材料を活性なアルカリ金属材料で
インターカレートする工程を含んでいる。この場合、カ
ソード体は固体であり、二酸化マンガン、酸化バナジウ
ム銀、酸化バナジウム銀銅、二硫化チタン、酸化銅、硫
化銅、硫化鉄、二硫化鉄、カーボンおよびフッ化炭素な
どの材料を含んでいる。しかしながら、このアプローチ
は、電池の外部でリチウム化されたカーボンを取り扱わ
なければならないという問題を有している。リチウム化
された炭素は、空気と接触すると反応し易い。
ードの電極間の物理的分離を行うためのセパレーターを
有している。このセパレーターは、電極間の内部電気的
短絡を防止するための電気的絶縁材料からなり、また、
このセパレーター材料は、アノードおよびカソード活物
質と化学的に不活性であり、しかも、電解液と反応せ
ず、しかも、電解液に不溶である。さらに、このセパレ
ーター材料は、電池の電気化学反応の際に、電解液の流
通を化膿にするのに十分な多孔度を有している。セパレ
ーターの形態は、一般にシート状であり、これはアノー
ドおよびカソードの電極間に配置される。例えば、アノ
ードは蛇状構造体に折り畳まれ、多数のカソードプレー
トが、アノードの折り畳み構造の間に配置されて、電池
ケースに受け入れられるか、または電極集合体が巻回さ
れるか、あるいは他の方法で円筒型の“ゼリーロール”
構造体に形成されてもよい。
リエチレンテトラフルオロエチレンおよびポリエチレン
クロロトリフルオロエチレンからなるフッ素ポリマー繊
維からなる織物を、単独使用したものか、またはこれを
フッ素ポリマー微孔性フィルムに積層したものが挙げら
れる。他の好適なセパレーター材料としては、不織ガラ
ス、ポリプロピレン、ポリエチレン、ガラス繊維材料、
セラミックス、商品名ZITEX(Chemplast Inc.)で
市販されているポリテトラフルオロエチレン膜、商品名
CELGARD(Celanese Plastic Company, Inc.)で
市販されているポリプロピレン膜および商品名DEXI
GLAS(C.H. Dexter, Div., Dexter Corp. )で市販
されている膜が挙げられる。
充電されたリチウムイオン電池を活性化するための電解
液溶媒系の選択は、カソード材料のポテンシャルが高く
(Li 1-x CoO2 の場合、Li/Li+ に対して4.
3Vまで)、アノード材料のポテンシャルが低いこと
(グラファイトの場合、Li/Li+ に対して0.01
V)に起因して非常に制限される。本発明によると、好
適な非水性電解液は、非水性溶媒に溶解された無機塩か
ら構成され、特に好ましくは、ジメチルカーボネート
(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロ
ピルカーボネート(DPC)、エチルメチルカーボネー
ト(EMC)、メチルプロピルカーボネート(MPC)
およびエチルプロピルカーボネート(EPC)、並びに
これらの混合物から選択されるジアルキル(非環状)カ
ーボネートと、プロピレンカーボネート(PC)、エチ
レンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(B
C)およびビニレンカーボネート(VC)、並びにこれ
らの混合物から選択される少なくとも1種類の環状カー
ボネートとからなる有機カーボネート溶媒の4要素混合
物中に溶解されたアルカリ金属塩が挙げられる。有機カ
ーボネートは、このような電池の電解液溶媒系に一般的
に使用される。なぜなら、それらは、カソード材料に対
する高い酸化安定性とアノード材料に対する良好な動的
安定性とを示すからである。
EMC:DECの溶媒混合物からなる。種々のカーボネ
ート溶媒に対する最も好適な体積パーセント範囲は、約
20〜約50%の範囲内のEC、約12〜約75%の範
囲内のDMC、約5〜約45%の範囲内のEMCおよび
約3〜約45%の範囲内のDECである。本発明の好ま
しい態様では、前記電池を活性化する電解液は、DM
C:EMC:DECの比率に関して平衡にある。このこ
とは、終始変わらずに、信頼できるサイクル特性を維持
するのに重要である。この理由は、充電された電池にお
ける低ポテンシャル(アノード)材料の存在により、リ
チウム化されたグラファイト(LiC6 〜0.01V対
Li/Li+ )が存在したDMC:DECの非平衡混合
物が、かなりの量で形成されるEMCを生じさせること
が知られているということである。DMC、DEC及び
EMCの濃度が変化した場合、電池のサイクル特性及び
温度評定もまた変化する。このような予測不能性は容認
できるものではない。このような現象は、2000年9
月26日に出願された米国特許出願第09/669,9
36号に詳細に記載されており、この出願は、本発明の
譲受人に譲り受けられており、ここに参照として組み込
まれる。本発明の4要素カーボネート混合物を含む電解
液は、−50℃よりも低い凝固点を有しており、このよ
うな混合物で活性化されたリチウムイオン電池は、室温
で非常に良好なサイクル挙動を示すとともに、−40℃
よりも低い温度で非常に良好な放電および充電/放電サ
イクル挙動を示す。
アルカリ金属イオンの輸送のための媒体として有用な公
知のリチウム塩としては、LiPF6 、LiBF4 、L
iAsF6 、LiSbF6 、LiClO4 、LiAlC
l4 、LiGaCl4 、LiC(SO2 CF3 )3 、L
iNO3 、LiN(SO2 CF3 )2 、LiSCN、L
iO3 SCF2 CF3 、LiC6 F5 SO3 、LiO2
CCF3 、LiSO3 F、LiB(C6 H5 )4 および
LiCF3 SO3 、並びにこれらの混合物が挙げられ
る。好適な塩濃度は、一般的に約0.8〜1.5モルの
間である。
カーボネート添加剤が、上述のアルカリ金属イオンまた
は再充電可能な電気化学電池の電解液の共同溶媒として
含まれている。特に、この有機添加剤は、カルボニル基
の両側に共有結合のO−X結合とO−Y結合とを有して
して、X−O−CO−O−Yの一般構造式を有してお
り、ここで、XおよびYは、同一または異種であり、X
はNR1 R2 およびCR3R4 R5 から選択され、Yは
NR’1 R’2 およびCR’3 R’4 R’5 から選択さ
れ、ここで、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R’1 、
R’2 、R’3 、R’4 およびR’5 は同一または異種
であり、少なくともR3 は、XがCR3 R4R5 で、か
つYがCR’3 R’4 R’5 の場合、不飽和の置換基で
ある。O−X結合およびO−Y結合の少なくとも一方
は、約80kcal/モル以下の解離エネルギーを有し
ている。
体例としては、次のものが挙げられる。X=Y=NR1
R2 の場合、
R4 R5 の場合、
基の場合、
飽和基で、Y=CR’3 R’4 R’5の場合、
ル)カーボネート(DSC)、ベンジル‐(N‐スクシ
ンイミジル)カーボネート(BSC)およびジベンジル
カーボネート(DBC)、並びにこれらの混合物が電解
液の添加剤として使用される場合に見い出される。
体例を示したものに過ぎず、これらに限定されるわけで
はない。当業者であれば、本発明に従って、高い充電/
放電容量と長いサイクル寿命を達成するとともに、第1
サイクルの不可逆容量を最少化する電解液のためのカー
ボネート溶媒として有用な化合物を、上記の一般式から
容易に認識することができる。
明の化合物中に、カルボニル基の両側に少なくとも1個
の共有結合のO−X結合およびO−Y結合が存在し、こ
れが約80kcal/モルよりも小さい解離エネルギー
を有していることは、アルカリ金属電池、特にリチウム
電池の特性を改良するのに重要である。。比較的弱いも
しくは低いO−X結合又はO−Y結合の解離エネルギー
に起因して、上記の1群の添加剤は、電解液または溶媒
と効率的に競合して、リチウムアノードと反応する。増
量したリチウムカーボネートは、アノード表面上に析出
すると考えられ、イオン導電性保護膜を形成する。その
結果として、アノード表面保護層の化学組成と、恐らく
形態は、電池の放電特性に対する付随する利点を伴って
変化されると考えられる。
素子電池の形態で作製される。すなわち、作製されたカ
ソード、アノードおよびセパレーターは、共に巻回され
て、“ゼリーロール”タイプの構造体または「巻回素子
電池スタック」にされて、アノードは、巻回体の外側に
位置し、ケースが負極の構造にある電池ケースと電気的
に接触される。好適な上部および底部の絶縁体を使用し
て、この巻回電池スタックは、好適な寸法の金属製ケー
スに挿入される。この金属製ケースは、例えば、ステン
レス鋼、軟鋼、ニッケルメッキを施した軟鋼、チタンま
たはアルミニウムなどの材料から成ってもよいが、金属
製材料が電池の構成要素と化学反応を起こさない限り、
これに限定されるわけではない。
端子ピンフィードスルーを収容するための第1の孔と、
電解液を充填するための第2の孔とを備えた金属製のデ
ィスク状体からなる。使用されるガラスは、CABAL
12、TA23、もしくはFUSITE425またはF
USITE435などの約50重量%までのシリコンを
含む耐腐食性のものである。好ましくは、正極端子ピン
フィートスルーは、チタンからなるが、モリブデン、ア
ルミニウム、ニッケル合金またはステンレス鋼も使用す
ることができる。電池のヘッダーは、電気化学電池の他
の部分と化学反応を起こさない元素からなり、耐腐食性
のものである。カソードリードは、ガラス金属シール内
の正極端子ピンに溶接され、ヘッダーは、電極スタック
を含むケースに溶接される。その後、ケースは、上述の
カーボネート添加剤の少なくとも1種類を含む電解液で
充填され、そして、充填孔上にステンレス鋼製ボールを
精密溶接するなどして密閉シールされるが、これに限定
されるものではない。
明したものであり、これは本発明の好ましい実施例の構
成である。しかしながら、当業者に周知のように、本発
明の実施例としての電気化学電池は、ケースが正極の電
池に作製されてもよい。
の様式及び製法を示すものであり、発明者が最良実施形
態であると考えるものであるが、これに限定されるわけ
ではない。
た。この電池は、4個の電池からなる3つのグループに
分けた。1つのグループの電池を、カーボネート添加剤
を含まない4要素カーボネート溶媒系の電解液を用いて
活性化する一方、残りの電池には、カーボネート添加剤
を含む点を除いては、これと同じ電解液を使用した。電
解液以外、これらの電池は同じである。特に、カソード
は、アルミニウム箔状にLiCoO2 のカソード混合物
をキャストすることによって調製した。このカソード混
合物は、91重量%のLiCoO2 、6重量%のグラフ
ァイト添加材および3重量%のPVDFバインダーを含
んでいる。アノードは、91.7重量%のグラファイト
および8.3重量%のPVDFバインダーを含むアノー
ド混合物を、銅箔状にキャストすることによって調製さ
れた。電極集合体は、カソードおよびアノード間に1層
のポリエチレンセパレーターを配置し、そして、この電
極を螺旋状に巻回して、AAサイズの円筒型ステンレス
鋼製の缶に嵌合することによって作製した。この電池
は、1.0モルLiAsF6 を含むEC:DMC:EM
C:DEC=45:22:24.8:8.2の電解液で
活性化した(グループ1)。この電解液は、DMC、D
EC及びEMCの濃度に関して平衡である。さらに、本
発明に従って作製されたグループ2の電池は、その中に
供給された0.05モルのジベンジルカーボネート(D
BC)を有しており、一方、グループ3の電池は、その
中に0.01モルのベンジル‐(N‐スクシンイミジ
ル)カーボネート(BSC)を備えている。最後に、こ
れらの電池を密閉シールした。
2.75Vの間でサイクルさせた。この充電サイクル
は、100mAの定電流下で実施し、電池を4.1Vに
到達させた。次に、充電サイクルを4.1Vで連続させ
て、電流を20mAに落とした。5分間放置した後、こ
れらの電池を100mAの定電流で放電させて2.75
Vにした。これら電池は、次のサイクルの前に、さらに
5分間放置させた。
び放電容量が表1に要約されている。この第1サイクル
の不可逆容量は、第1充電容量と第1放電容量の間の差
として計算した。
すべてが同様の第1のサイクル充電容量を有しているこ
とを明らかに示している。しかしながら、第1サイクル
の放電容量は、明らかに相違している。DBCおよびB
SCの添加剤を含む電解液で活性化されたグループ2お
よび3の電池は、グループ1の電池よりも著しく高い第
1サイクルの放電容量を有していた(グループ2の電池
の場合、約6.6%高く、グループ3の電池の場合、約
6.3%高い)。結果として、グループ2および3の電
池は、グループ1の電池よりそれぞれ約24%および2
8%低い第1サイクルの不可逆容量を有していた。
例Iで記載したのと同じサイクル条件で計10回続け
た。それぞれのサイクルの放電容量および容量保持が表
2に要約されている。容量保持は、第1サイクルの放電
容量と比較して、各放電サイクルの容量パーセントとし
て定義される。
C添加剤を含むグループ2および3の電池は、全てのサ
イクルにおいてより高い放電容量を一貫して示したこと
を表している。さらに、このより高い容量は、より短い
サイクル寿命を犠牲にして実現されていない。グループ
1、2および3の電池は、種々のサイクルにおいて同じ
サイクル容量を本質的に有していた。
らの電池は、実施例Iに記載した方法に従って充電され
た。次に、電池を1000mAの定電流で2.75Vに
放電した後、5分間の開回路放置を行い、そして、50
0mAの定電流放電で2.75Vにした後、5分間の開
回路放置を行い、そして、250mAの定電流放電で
2.75Vにした後、5分間の開回路放置を行い、最後
に、100mAの定電流放電で2.75Vにした後、5
分間の開回路放置を行った。各放電速度での平均総容量
が表3に要約されており、種々の定電流での平均放電効
率(これは、100mAの定電流放電のパーセント容量
として定義される)の比較が、表4に要約されている。
表3において、放電容量は、ある放電電流からその次ま
でに累積されたものである。
むグループ2および3の電池は、500mA(約1C速
度)と同じか、それより小さい放電速度でグループ1の
コントロール電池と比較して、増加した放電容量を放電
できることを示している。しかしながら、より高い放電
速度(1000mA、約2C速度)では、グループ1の
コントロール電池は、グループ2および3の電池よりも
わずかに高い容量を放電できる。同じ傾向は、表4にお
いても示されている。500mAまたはそれよりも低い
放電電流では、グループ2および3の電池は、グループ
1の電池と同様の放電効率を示していた。より高い放電
電流(すなわち、1000mA)では、グループ1のコ
ントロール電池は、グループ2および3の電池よりもよ
り高い放電効率を与える。
Iに記載した方法に従って十分に充電した。その後、1
2個のテスト電池を2週間、37℃で開回路電圧(OC
V)で貯蔵した。最後に、電池を放電させ、8回以上サ
イクルさせた。自己放電および容量保持のパーセントが
計算され、表5に示されている。
すべてが同様の自己放電率および同様の貯蔵後の保持率
を示したことを表している。しかしながら、グループ2
および3の電池は、グループ1の電池よりも高い放電容
量を有しているので、同様の自己放電率および容量保持
率を示しているにもかかわらず、グループ2および3の
電池の容量はグループ1の電池よりも高くなっている。
合計20サイクルが得られ、これらの結果が図1に要約
されている。特に、曲線10は、カーボネート添加剤を
含まないグループ1の電池の平均サイクルデータから作
成されたものであり、曲線12は、DBC添加剤を含む
グループ2の電池の平均から作成されたものであり、曲
線14は、BSC添加剤を含むグループ3の電池の平均
から作成されたものである。20回のサイクルにおける
増加した放電容量が明らかに示されている。
成物を含む電気的導電性のあるSEI層を生ずるため
に、カーボネート添加剤の還元反応は、アノード表面上
における他の電解液成分の反応と効率的に競合しなけれ
ばならない。この点に関して、一般式X−O−CO−O
−Yを有するカルボニル基の両側における共有結合のO
−X結合およびO−Y結合の少なくとも一方は、約80
kcal/モルよりも小さい解離エネルギーを有してい
なければならない。このことは、ガン等の米国特許第
5,753,389号に記載されており、この特許は、
本発明の譲受人に譲り受けられており、ここに参照とし
て組み込まれる。この出願において、カーボネート添加
剤が、例えば、ジ‐(N‐スクシンイミジル)カーボネ
ート、ベンジル‐(N‐スクシンイミジル)カーボネー
トおよびジベンジルカーボネートなどの比較的弱いO−
X結合またはO−Y結合を有しているとき、電圧遅延の
減少およびRdc成長の減少の点で、一次のリチウム/
酸化バナジウム銀電池の場合、有利な効果が観測される
ことが開示されている。同様の理由から、一次のリチウ
ム電気化学電池の放電特性に有利な同種類のカーボネー
ト添加剤が、カーボンアノード表面上の良好なSEI膜
の形成に起因して、リチウムイオン電池の第1サイクル
の不可逆容量およびサイクル効率にも有利に影響すると
考えられる。
リチウム化されたアノード表面上に析出したLi−O−
CO−O−Y、Li−O−CO−O−XまたはLi−O
−CO−O−Liの生成は、リチウムイオン電池の改良
した特性に影響していると考えられる。カルボニル基の
両側における共有結合のO−X結合およびO−Y結合の
少なくとも一方が、還元中において比較的弱い場合、そ
れは壊れてLi−O−CO−O−YまたはLi−O−C
O−O−X、Li−O−CO−O−Liの塩を含む生成
物を形成する。これは、実施例における添加剤を含む電
池で示されるように、リチウムイオン電池の観測される
改良点の理由であると考えられる。
界は、約0.001モル〜約0.40モルである。一般
的に、カーボネート添加剤の有利な効果は、添加剤濃度
が約0.001モルより低い場合には、明らかではな
い。一方、添加剤濃度が約0.40モルより大きい場合
には、添加剤の有利な効果は、アノード表面の膜形成が
厚くなるとともに電解液の導電性の低くなることに起因
して、より高い内部電池抵抗の不利な効果によって取り
消されることになる。
て種々の改良を加えることは、添付する請求の範囲によ
って規定される本発明の概念から離れることなく、当業
者に自明であることは明らかである。
20回のサイクルの平均放電容量を示すグラフであり、
1つのグループは、2つの同様に作製された電池グルー
プと比較して、カーボネート添加剤を含まない4要素カ
ーボネート溶媒混合物で活性化され、2つのグループの
うちの一方はジベンジルカーボネートを含み、他方は電
解液添加剤としてベンジル‐(N‐スクシンイミジル)
カーボネートを含んでいる。
の平均サイクルデータから作成された曲線である。 12 DBC添加剤を含むグループ2の電池の平均から
作成された曲線である。 14 BSC添加剤を含むグループ3の電池の平均から
作成された曲線である。
Claims (30)
- 【請求項1】 a)アルカリ金属とインターカレート及
び脱インターカレートする材料を含む負電極、 b)前記アルカリ金属とインターカレート及び脱インタ
ーカレートするリチウム化電極活物質を含む正電極、 c)前記負電極および前記正電極を活性化する非水性電
解液であって、当該電解液が、エチレンカーボネート、
ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよ
びジエチルカーボネートから成る4要素非水性カーボネ
ート混合物を含み、この際、前記電解液にて活性化され
る前に、前記負電極が前記アルカリ金属で脱インターカ
レートされ、かつ前記正電極が前記アルカリ金属でイン
ターカレートされ、前記ジメチルカーボネート、エチル
メチルカーボネートおよびジエチルカーボネートがこれ
らの平衡比率にて存在しているもの、および d)前記電解液に含まれるカーボネート添加剤であっ
て、当該添加剤が、線形または環状のいずれかであり、
カルボニル基の両側に共有結合のO−X結合およびO−
Y結合を有していて、X−O−CO−O−Yの一般構造
式を有していること、前記O−X結合および前記O−Y
結合の少なくとも一つが、約80kcal/モルよりも
小さい解離エネルギーを有していること、及び、XとY
が同一または異種であり、Xが、NR1 R2 およびCR
3 R4 R5 から選択され、かつYが、NR’1 R’2 お
よびCR’3 R’4 R’5 から選択され、R1 、R2 、
R3 、R4 、R5 、R’1 、R’2 、R’3 、R’4 お
よびR’5 が同一または異種であり、少なくともR3
は、XがCR3 R4 R5 でありYがCR’3 R’4 R’
5である場合には不飽和の置換基であるものからなる電
気化学電池で、前記電池が、平衡比率を保つ前記ジメチ
ルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよびジエ
チルカーボネートにより、放電状態と充電状態との間を
繰り返して循環可能であることを特徴とする電気化学電
池。 - 【請求項2】 前記カーボネート添加剤が、 a)X=Y=NR1 R2 、 b)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=CR3 R4 R
5 、 c)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=NR’1 R’
2 、 d)X=Y=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基、およ
び e)X≠Yで、X=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基
で、かつY=CR’3 R’4 R’5 、並びに上記の組み
合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求
項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項3】 前記カーボネート添加剤が、ジ‐(N‐
スクシンイミジル)カーボネート、ベンジル‐(N‐ス
クシンイミジル)カーボネート、ジ(1‐ベンゾトリア
ゾリル)カーボネート、N‐(ベンジルオキシカルボニ
ルオキシ)スクシンイミド、N‐ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ‐5‐ノルボーネン‐2,3‐ジカルボキシ
イミド、N‐(9‐フルオレニルメトキシカルボニルオ
キシ)スクシンイミド、2‐(4‐メトキシベンジルオ
キシカルボニルオキシイミノ)‐2‐フェニルアセトニ
トリル、1,5‐ビス(スクシンイミドオキシカルボニ
ルオキシ)ペンタン、スクシンイミジル‐2,2,2‐
トリクロロエチルカーボネート、ジアリルカーボネー
ト、アリルエチルカーボネート、4‐フェニル‐1,3
‐ジオキソラン‐2‐オンおよびジベンジルカーボネー
ト、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項4】 前記カーボネート添加剤が、約0.00
1モル〜約0.40モルの範囲内で前記電解液中に存在
することを特徴とする請求項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項5】 前記カーボネート添加剤が、約0.05
モルまでの濃度で前記電解液中に存在するジベンジルカ
ーボネートであることを特徴とする請求項1に記載の電
気化学電池。 - 【請求項6】 前記カーボネート添加剤が、約0.01
モルまでの濃度で前記電解液中に存在するベンジル‐
(N‐スクシンイミジル)カーボネートであることを特
徴とする請求項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項7】 前記エチレンカーボネートが約20〜約
50体積%の範囲であり、前記ジメチルカーボネートが
約12〜約75体積%の範囲であり、前記エチルメチル
カーボネートは約5〜約45体積%の範囲であり、前記
ジエチルカーボネートが約3〜約45体積%の範囲であ
ることを特徴とする請求項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項8】 前記電解液が、LiPF6 、LiBF
4 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiClO4 、Li
AlCl4 、LiGaCl4 、LiNO3 、LiC(S
O2 CF3 )3 、LiN(SO2 CF3 )2 、LiSC
N、LiO3 SCF 2 CF3 、LiC6 F5 SO3 、L
iO2 CCF3 、LiSO3 F、LiB(C 6 H5 )4
およびLiCF3 SO3 、並びにこれらの混合物からな
る群から選択されるアルカリ金属塩を含むことを特徴と
する請求項1に記載の電気化学電池。 - 【請求項9】 前記アルカリ金属がリチウムであること
を特徴とする請求項8に記載の電気化学電池。 - 【請求項10】 前記負電極の炭素質材料が、コーク
ス、カーボンブラック、グラファイト、アセチレンブラ
ック、炭素繊維、ガラス状炭素、並びにこれらの混合物
からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に
記載の電気化学電池。 - 【請求項11】 前記炭素質材料が、フッ素樹脂バイン
ダーと混合されていることを特徴とする請求項1に記載
の電気化学電池。 - 【請求項12】 前記正電極のリチウム化材料が、バナ
ジウム、チタン、クロム、銅、モリブデン、ニオブ、
鉄、ニッケル、コバルトおよびマンガン、並びにこれら
の混合物からなる群のリチウム化酸化物、リチウム化硫
化物、リチウム化セレン化物およびリチウム化テルル化
物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1
に記載の電気化学電池。 - 【請求項13】 前記のリチウム化材料が、フッ素樹脂
バインダーと混合されることを特徴とする請求項12に
記載の電気化学電池。 - 【請求項14】 前記のリチウム化材料が、アセチレン
ブラック、カーボンブラック、グラファイト、ニッケル
粉末、アルミニウム粉末、チタン粉末およびステレンス
鋼粉末、並びにこれらの混合物からなる群から選択され
る導電性添加材と混合されることを特徴とする請求項1
2に記載の電気化学電池。 - 【請求項15】 a)リチウムとインターカレート及び
脱インターカレートする炭素質材料を含む負電極、 b)酸化リチウムコバルトを含む正電極、 c)前記負電極および前記正電極を活性化する電解質溶
液であって、当該電解質が、エチレンカーボネート、ジ
メチルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよび
ジエチルカーボネートから成る4要素非水性カーボネー
ト混合物を含み、この際、前記電解質にて活性化される
前に、前記負電極が前記アルカリ金属で脱インターカレ
ートされ、かつ前記正電極が前記アルカリ金属でインタ
ーカレートされ、前記ジメチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネートおよびジエチルカーボネートがこれら
の平衡比率にて存在しているもの、および d)前記電解液に含まれるカーボネート添加剤であっ
て、当該添加剤が、線形または環状のいずれかであり、
カルボニル基の両側に共有結合のO−X結合およびO−
Y結合を有していて、X−O−CO−O−Yの一般構造
式を有していること、前記O−X結合および前記O−Y
結合の少なくとも一つが、約80kcal/モルよりも
小さい解離エネルギーを有していること、及び、XとY
が同一または異種であり、Xが、NR1 R2 およびCR
3 R4 R5 から選択され、かつYが、NR’1 R’2 お
よびCR’3 R’4 R’5 から選択され、R1 、R2 、
R3 、R4 、R5 、R’1 、R’2 、R’3 、R’4 お
よびR’5 が同一または異種であり、少なくともR3
は、XがCR3 R4 R5 でありYがCR’3 R’4 R’
5である場合には不飽和の置換基であるものからなる電
気化学電池で、前記電池が、平衡比率を保つ前記ジメチ
ルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよびジエ
チルカーボネートにより、放電状態と充電状態との間を
繰り返して循環可能であることを特徴とする電気化学電
池。 - 【請求項16】 前記カーボネート添加剤が、 a)X=Y=NR1 R2 、 b)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=CR3 R4 R
5 、 c)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=NR’1 R’
2 、 d)X=Y=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基、およ
び e)X≠Yで、X=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基
で、かつY=CR’3 R’4 R’5 、並びに上記の組み
合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求
項15に記載の電気化学電池。 - 【請求項17】 前記カーボネート添加剤が、ジ‐(N
‐スクシンイミジル)カーボネート、ベンジル‐(N‐
スクシンイミジル)カーボネート、ジ(1‐ベンゾトリ
アゾリル)カーボネート、N‐(ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ)スクシンイミド、N‐ベンジルオキシカル
ボニルオキシ‐5‐ノルボーネン‐2,3‐ジカルボキ
シイミド、N‐(9‐フルオレニルメトキシカルボニル
オキシ)スクシンイミド、2‐(4‐メトキシベンジル
オキシカルボニルオキシイミノ)‐2‐フェニルアセト
ニトリル、1,5‐ビス(スクシンイミドオキシカルボ
ニルオキシ)ペンタン、スクシンイミジル‐2,2,2
‐トリクロロエチルカーボネート、ジアリルカーボネー
ト、アリルエチルカーボネート、4‐フェニル‐1,3
‐ジオキソラン‐2‐オンおよびジベンジルカーボネー
ト、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるこ
とを特徴とする請求項15に記載の電気化学電池。 - 【請求項18】 前記エチレンカーボネートが約20〜
約50体積%の範囲であり、前記ジメチルカーボネート
が約12〜約75体積%の範囲であり、前記エチルメチ
ルカーボネートは約5〜約45体積%の範囲であり、前
記ジエチルカーボネートが約3〜約45体積%の範囲で
あることを特徴とする請求項15に記載の電気化学電
池。 - 【請求項19】 前記電解液が、LiPF6 、LiBF
4 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiClO4 、Li
AlCl4 、LiGaCl4 、LiNO3 、LiC(S
O2 CF3 )3 、LiN(SO2 CF3 )2 、LiSC
N、LiO3 SCF2 CF3 、LiC6 F5 SO3 、L
iO2 CCF3 、LiSO3 F、LiB(C6 H5 )4
およびLiCF3 SO3 、並びにこれらの混合物からな
る群から選択されるアルカリ金属塩を含むことを特徴と
する請求項15に記載の電気化学電池。 - 【請求項20】 電気化学電池を製造するための方法で
あって、当該方法が、下記の工程a)〜d): a)アルカリ金属とインターカレート及び脱インターカ
レートする炭素質材料を含む負電極を準備する工程、 b)前記アルカリ金属とインターカレート及び脱インタ
ーカレートするリチウム化電極活物質を含む正電極を準
備する工程、 c)エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートおよびジエチルカーボネートか
ら成る4要素非水性カーボネート混合物を含む非水性電
解液を用いて前記負電極および前記正電極を活性化し、
更に、前記ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネートおよびジエチルカーボネートをこれらの平衡比率
にて含む前記電解液を用いて前記負電極および前記正電
極を活性化する前に、前記アルカリ金属で脱インターカ
レートされた前記負電極と、前記アルカリ金属でインタ
ーカレートされた前記正電極を組み立てる工程、および
d)前記電解液にカーボネート添加剤を供給する工程
で、当該添加剤が、線形または環状のいずれかであり、
カルボニル基の両側に共有結合のO−X結合およびO−
Y結合を有していて、X−O−CO−O−Yの一般構造
式を有していること、前記O−X結合および前記O−Y
結合の少なくとも一つが、約80kcal/モルよりも
小さい解離エネルギーを有していること、及び、XとY
が同一または異種であり、Xが、NR1 R2 およびCR
3 R4 R5 から選択され、かつYが、NR’1 R’2 お
よびCR’3 R’4 R’5 から選択され、R1 、R2 、
R3 、R4 、R5 、R’1 、R’2 、R’3 、R’4 お
よびR’5 が同一または異種であり、少なくともR3
は、XがCR3 R4 R5 でありYがCR’3 R’4 R’
5である場合には不飽和の置換基であることを含み、前
記電池が、平衡比率を保つ前記ジメチルカーボネート、
エチルメチルカーボネートおよびジエチルカーボネート
により、放電状態と充電状態との間を繰り返して循環可
能であることを特徴とする電気化学電池の製造方法。 - 【請求項21】 a)X=Y=NR1 R2 、 b)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=CR3 R4 R
5 、 c)X≠Yで、X=NR1 R2 かつY=NR’1 R’
2 、 d)X=Y=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基、およ
び e)X≠Yで、X=CR3 R4 R5 で、R3 が不飽和基
で、かつY=CR’3 R’4 R’5 、並びに上記の組み
合わせからなる群からの前記カーボネート添加剤を選択
することを含むことを特徴とする請求項20に記載の方
法。 - 【請求項22】 ジ‐(N‐スクシンイミジル)カーボ
ネート、ベンジル‐(N‐スクシンイミジル)カーボネ
ート、ジ(1‐ベンゾトリアゾリル)カーボネート、N
‐(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミ
ド、N‐ベンジルオキシカルボニルオキシ‐5‐ノルボ
ーネン‐2,3‐ジカルボキシイミド、N‐(9‐フル
オレニルメトキシカルボニルオキシ)スクシンイミド、
2‐(4‐メトキシベンジルオキシカルボニルオキシイ
ミノ)‐2‐フェニルアセトニトリル、1,5‐ビス
(スクシンイミドオキシカルボニルオキシ)ペンタン、
スクシンイミジル‐2,2,2‐トリクロロエチルカー
ボネート、ジアリルカーボネート、アリルエチルカーボ
ネート、4‐フェニル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オ
ンおよびジベンジルカーボネート、並びにこれらの混合
物からなる群からの前記カーボネート添加剤を選択する
ことを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。 - 【請求項23】 前記カーボネート添加剤が、約0.0
01モル〜約0.40モルの範囲内で前記電解液中に存
在することを特徴とする請求項20に記載の方法。 - 【請求項24】 前記カーボネート添加剤が、約0.0
5モルまでの濃度で前記電解液中に存在するジベンジル
カーボネートであることを特徴とする請求項20に記載
の方法。 - 【請求項25】 前記カーボネート添加剤が、約0.0
1モルまでの濃度で前記電解液中に存在するベンジル‐
(N‐スクシンイミジル)カーボネートであることを特
徴とする請求項20に記載の方法。 - 【請求項26】 前記エチレンカーボネートが約20〜
約50体積%の範囲であり、前記ジメチルカーボネート
が約12〜約75体積%の範囲であり、前記エチルメチ
ルカーボネートは約5〜約45体積%の範囲であり、前
記ジエチルカーボネートが約3〜約45体積%の範囲で
あることを特徴とする請求項20に記載の方法。 - 【請求項27】 前記電解液が、LiPF6 、LiBF
4 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiClO4 、Li
AlCl4 、LiGaCl4 、LiNO3 、LiC(S
O2 CF3 )3 、LiN(SO2 CF3 )2 、LiSC
N、LiO3 SCF2 CF3 、LiC6 F5 SO3 、L
iO2 CCF3 、LiSO3 F、LiB(C6 H5 )4
およびLiCF3 SO3 、並びにこれらの混合物からな
る群から選択されるアルカリ金属塩を含むことを特徴と
する請求項20に記載の方法。 - 【請求項28】 前記アルカリ金属としてリチウムを準
備することを含むことを特徴とする請求項20に記載の
方法。 - 【請求項29】 バナジウム、チタン、クロム、銅、モ
リブデン、ニオブ、鉄、ニッケル、コバルトおよびマン
ガン、並びにこれらの混合物からなる群のリチウム化酸
化物、リチウム化硫化物、リチウム化セレン化物および
リチウム化テルル化物からなる群からの、前記正電極の
リチウム化材料を選択することを含むことを特徴とする
請求項20に記載の方法。 - 【請求項30】 コークス、カーボンブラック、グラフ
ァイト、アセチレンブラック、炭素繊維、ガラス状炭
素、並びにこれらの混合物からなる群からの、前記負電
極の炭素質材料を選択することを含むことを特徴とする
請求項20に記載の方法。
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