JP2002208321A - シールドケーブル - Google Patents
シールドケーブルInfo
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Abstract
子・電気機器に十分対応しうるシールドケーブルを提供
する。 【解決手段】 複数の絶縁被覆付信号線11とドレイン
線12とを内包し、これらの周りをシールド層13及び
絶縁性シース14で順次被覆してなるシールドケーブル
10であって、該信号線11の外径が1.3mm、該信
号線11の導線11aの断面積が0.03〜0.22m
m2であり、該信号線11の絶縁被覆11bが誘電率
1.7〜2.8の絶縁材料から構成され、かつ該信号線
11の特性インピーダンスが75Ω(±10%)である
ことを特徴とするシールドケーブル。
Description
電装品の電気的接続に用いるシールドケーブルに関する
ものである。
電気的接続のため、シールドケーブルが使用されてい
る。従来のシールドケーブルとして、複数の信号線とド
レイン線を撚合わせたものの周りをシールド層で被覆
し、さらにその周りを絶縁性シースで被覆した構造のも
のが知られている。信号線は導線とその周りを被覆する
絶縁被覆から構成されている。
ールド層により遮蔽され、その遮蔽されたノイズはドレ
イン線を通じて外部のアースへ落とされる。そして各種
電装品には信号線を介して良好な信号が供給されるよう
になっている。
ーブルで一般に用いられているものの仕様は、信号線の
断面積が0.3mm2、信号線の導線の外径が1.4m
mφ、絶縁被覆の材料がポリ塩化ビニル(PVC)、シ
ールド層の材料が銅又はアルミニウム、絶縁シースの材
料がポリ塩化ビニル、ポリエチレン等であった。
D機器の急速な開発により、自動車においてもモニター
やDVDユニット等が搭載されてきている。しかしなが
ら、自動車に新しく搭載されるこれらの電気・電子機器
は画像、音声等がより高精細、高品質になっているた
め、例えばカーナビゲーションのモニターでは、道路地
図等の拡大画像においてにじみが生じる現象がでてきて
おり、何らかの対策を講じることが望まれている。
子機器のコネクタの規格のため、信号線の外径は1.3
mmφであることが要求され、従来のコネクタ規格は信
号線外径1.4〜1.6mmφが主流であった。従っ
て、新たに搭載される機器のコネクタには不適合なこと
から信号線外径を細くせざるを得なかった。
従来技術の問題点を解消し、新たに自動車等の車両に搭
載される最新の電子・電気機器に十分対応しうるシール
ドケーブルを提供することをその課題とする。
術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、次のよ
うな知見を得て、本発明を完成するに至った。自動車に
おいて新たに搭載された上記電子・電気機器における不
具合は、信号線の特性インピーダンスが大きく関与して
おり、従来のものの値は50Ω程度であった。DVDユ
ニットや、モニター等の機器に従来のシールドケーブル
を使用して接続した場合、インピーダンスのアンマッチ
ングにより、信号供給側と機器側との間で反射が起こ
り、上記のような不具合が生じると考えられる。そこ
で、信号線の特性インピーダンスを75Ω(±10%)
程度まで大きくすればマッチングがとれ、上記のような
不具合が解消できることを確認した。一方、新たな電子
・電気機器のコネクタとの規格との関係から信号線の外
径は1.3mmφとする必要がある。これらのことを考
慮して、信号線の導線の断面積のサイズと信号線の絶縁
被覆の誘電率を調整することにより所要の特性インピー
ダンスが得られることを確認した。ちなみに従来の信号
線の絶縁被覆に使用されているポリ塩化ビニルの誘電率
は5.0程度であった。
め、複数の絶縁被覆付信号線とドレイン線とを内包し、
これらの周りをシールド層及び絶縁性シースで順次被覆
してなるシールドケーブルであって、該信号線の外径が
1.3mm、該信号線の導線の断面積が0.03〜0.
22mm2であり、該信号線の絶縁被覆が誘電率1.7
〜2.8の絶縁材料から構成され、かつ該信号線の特性
インピーダンスが75Ω(±10%)であることを特徴
とするシールドケーブルが提供される。また、本発明に
よれば、上記構成において、該信号線の絶縁被覆が、発
泡ポリエチレンであることを特徴とするシールドケーブ
ルが提供される。さらに、本発明によれば、上記構成に
おいて、該ドレイン線の断面積が0.22〜0.5mm
2であることを特徴とするシールドケーブルが提供され
る。
施例により説明する。図1において、参照符号10は本
発明に従うシールドケーブルを示す。このシールドケー
ブル10は、複数の信号線11とドレイン線12とを内
包し、これらの周りをシールド層13で被覆し、さらに
その周りを絶縁シース14で被覆して構成される。信号
線11は導線11aとその絶縁被覆11bから構成され
る。
mmφに設定されるが、これは公称誤差を含んでいても
よい。本発明では信号線11の特性インピーダンスは7
5Ω(±10%)、すなわち67.5〜82.5Ωに設
定される。この特性インピーダンスが上記範囲からはず
れると、アンマッチングが発生する場合がある。信号線
11の導線11aの断面積(以下、導体サイズとも称す
る)は0.03〜0.22m2である。導体サイズが上
記範囲より小さいと、良好な信号伝達が行えず、また信
号線11の強度が不足する。また、導体サイズが上記範
囲より大きいと、所要の特性インピーダンスを得ること
が困難になる。導線11aとしては、軟銅撚線(圧縮撚
線を含む)、軟銅単芯線、錫メッキ軟銅撚線等を用いる
ことができる。信号線11の絶縁被覆11bは、誘電率
1.7〜2.8の絶縁材料から構成される。このような
材料としては、発泡ポリエチレン、テトラフロロエチレ
ン等を挙げることができるが、コスト、耐久性等の点か
ら特に発泡ポリエチレンが好ましい。発泡ポリエチレン
はその発泡倍率を調整することにより、上記の範囲の誘
電率をとりうる。絶縁被覆11bの誘電率が1.7未満
であると電線製造が極めて困難であり、誘電率が大きす
ぎると所要の特性インピーダンスを得ることが困難とな
る。絶縁被覆11bの厚さは導線11aの導体サイズに
応じて設定される(信号線11の外径が決められている
ため)。内包する信号線11の本数は用途に応じて任意
に設定することができる。
線等の材料で構成される。ドレイン線12の導体サイズ
は0.22〜0.5mm2であることが好ましい。導体
サイズが上記範囲より小さいと信号線11の強度不足を
補うことができず、導体サイズが上記範囲より大きいと
コネクタの端子寸法の不適合となる。
材料が使用され、具体的にはSnメッキ銅箔PETテー
プ、Snメッキ銅箔/PETテープ、アルミニウムPE
Tテープ等が使用でき、その厚さは10〜30μm程度
である。
耐薬品性を有するものが使用され、具体的にはポリ塩化
ビニルや、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂など
の絶縁性材料が使用でき、その厚さは0.3mm程度で
ある。
の一例を述べる。導線11aとしてSnメッキ付軟銅撚
線(導体サイズ0.22mm2)、絶縁被覆11bとし
て発泡ポリエチレン(誘電率1.7、厚さ0.375m
m)、ドレイン線12としてSnメッキ付軟銅撚線(導
体サイズ0.22mm2)、シールド層13としてCu
−PETテープ(厚さ21μm)、絶縁性シース14と
してハロゲンフリー材(厚さ0.75mm)を用い、信
号線数5本として図1の構造のシールドケーブル10を
作製したところ、その特性インピーダンスは71Ωであ
った。
で、自動車に搭載されるDVDユニット、モニター等の
機器への適用が可能となり、かつこれら機器とのインピ
ーダンスのマッチングがとれるため、モニター画像のに
じみ等の不具合の発生がなくなる。また、本発明のフラ
ットケーブルは、従来のものより軽量化される。
示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の絶縁被覆付信号線とドレイン線と
を内包し、これらの周りをシールド層及び絶縁性シース
で順次被覆してなるシールドケーブルであって、該信号
線の外径が1.3mm、該信号線の導線の断面積が0.
03〜0.22mm2であり、該信号線の絶縁被覆が誘
電率1.7〜2.8の絶縁材料から構成され、かつ該信
号線の特性インピーダンスが75Ω(±10%)である
ことを特徴とするシールドケーブル。 - 【請求項2】 該信号線の絶縁被覆が、発泡ポリエチレ
ンであることを特徴とする請求項1に記載のシールドケ
ーブル。 - 【請求項3】 該ドレイン線の断面積が0.22〜0.
5mm2であることを特徴とする請求項1又は2に記載
のシールドケーブル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001004156A JP2002208321A (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | シールドケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002208321A true JP2002208321A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18872386
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001004156A Pending JP2002208321A (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | シールドケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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2001
- 2001-01-11 JP JP2001004156A patent/JP2002208321A/ja active Pending
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