JP2002206645A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2002206645A
JP2002206645A JP2001004635A JP2001004635A JP2002206645A JP 2002206645 A JP2002206645 A JP 2002206645A JP 2001004635 A JP2001004635 A JP 2001004635A JP 2001004635 A JP2001004635 A JP 2001004635A JP 2002206645 A JP2002206645 A JP 2002206645A
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JP
Japan
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seal lip
guide blade
lip
sealing device
pump
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JP2001004635A
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English (en)
Inventor
Hideo Tamaru
英雄 田丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シールリップの摺動面摩耗時においても案内羽
根部の案内羽根ポンプ作用によるポンプ量を維持する信
頼性に優れた密封装置を提供する。 【解決手段】シールリップの大気側傾斜面に、シールリ
ップの先端縁にまくれあがり現象を起こさないだけのシ
ールリップの先端縁に接触しないで一定距離を明けた位
置から、シールリップの先端縁に対して傾斜する複数の
案内羽根突起を従来よりもポンプ量の増量を図るためよ
り高く備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種装置の回転軸
封部等に用いられる密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置としては、例え
ば図2(a)に示すものがある。即ち、密封装置100
は互いに同心的に相対回転自在に組み付けられるハウジ
ング101と回転軸102間に装着されている。
【0003】密封装置100はハウジング101の軸孔
103内に嵌着固定される環状のシール本体104と、
このシール本体104の内周側に一体的に設けられるシ
ールリップ106とダストリップ107とを有するリッ
プ部105と、から構成されている。
【0004】そして、図2(b)に拡大して示すよう
に、シールリップ106の回転軸102との摺動面に
は、回転軸102との相対回転によって案内羽根ポンプ
作用を成す案内羽根部108が設けられ、シール性の向
上が図られていた。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、シールリップ106の摩耗が進行す
ると、案内羽根部108も摩耗してしまい、案内羽根ポ
ンプ作用によるポンプ量が初期状態に比べて大きく低下
する。また、案内羽根部108の案内羽根突起109の
高さを高くすれば、案内羽根ポンプ作用によるポンプ量
が増量されるが、これより高くするとシールリップの先
端縁にまくれあがり現象が起こり液体側から大気側への
密封液体の漏れが生じる。
【0006】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、シー
ルリップの摺動面摩耗時においても案内羽根部の案内羽
根ポンプ作用によるポンプ量を維持する信頼性に優れた
密封装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、互いに同心的に相対回転する2部
材の環状隙間をシールするもので、一方の部材に対して
摺動自在に密封接触するシールリップを備えた密封装置
において、前記シールリップの大気側傾斜面に、シール
リップの先端縁にまくれあがり現象を起こさないだけの
シールリップの先端縁に接触しないで一定距離を明けた
位置から、シールリップの先端縁に対して傾斜する複数
の案内羽根突起を従来よりもポンプ量の増量を図るため
より高く備えたことを特徴とする。
【0008】従って、案内羽根突起がシールリップの先
端縁に接していないで案内羽根ポンプ作用が劣る分を案
内羽根突起の高さを高くして案内羽根ポンプ作用による
ポンプ量の増量が図られている。そして、シールリップ
の摺動面に案内羽根突起が無いので摺動面の摩耗時にお
いても案内羽根ポンプ作用によるポンプ量は変化なく維
持できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0010】本実施の形態に係わる密封装置は互いに同
心的に相対回転自在に組み付けられるハウジングと一方
の部材としての回転軸間に装着されている。
【0011】密封装置は、従来技術と同様に、ハウジン
グの軸孔内に嵌着固定される環状のシール本体と、この
シール本体の内周側に一体的に設けられるリップ部と、
から構成されている。
【0012】次に、本発明の特徴部分であるリップ部の
シールリップについて図1を用いて詳しく説明する。
【0013】図1(a)は本発明の実施の形態に係わる
密封装置のリップ部を拡大して示す拡大図であり、図1
(b)はシールリップの大気側傾斜面の案内羽根部を拡
大して示す図である。
【0014】図1(a)において、リップ部1は、回転
軸に摺動しながら密封液体の漏れを防ぐシールリップ2
と、外部のダストの侵入を防ぐダストリップ3と、から
構成されている。
【0015】また、シールリップ2外周にはシールリッ
プ2を回転軸に押し付ける力を高めるためのスプリング
4が備えられている。
【0016】本実施の形態においては、ダストリップ3
が設けられた下側が非密封対象大気側Aであり、シール
リップ2の設けられている上側に例えば油、水、薬品等
の密封対象液体を密封する密封対象液体側Oである。
【0017】そして、シールリップ2の回転軸との摺動
面には、回転軸との相対回転によって案内羽根ポンプ作
用を成す案内羽根部5が設けられている。
【0018】案内羽根部5を拡大した図1(b)に示す
ように、複数の案内羽根突起6の設定には、前述されて
いる、シールリップ2の先端縁にまくれあがり現象を
起こさないだけのシールリップ2の先端縁に接触しない
で一定距離を明けた位置、シールリップ2の先端縁に
対して傾斜する、従来よりもポンプ量の増量を図るた
めより高くした、の三つの条件を満足させていることで
ある。
【0019】上記三つの条件を満足させる数値は、従来
技術の案内羽根突起109の実施例から考察すると、
明けるべき一定距離は0.4mm以上、傾斜する角度
は、20°〜70°の範囲内、高さは、0.6mm以
上、が考えられる数値であるがあくまでも参考値であ
る。
【0020】以上のような案内羽根部5を有するシール
リップでは、シールリップ2の摩耗がしてもポンプ量に
変化は起こらない。そして、明けるべき一定距離への摩
耗が進行するとシールリップ2の摩耗と共に案内羽根突
起6も摩耗が始まるが、この時にはシールリップ2の先
端縁は摩耗して摺動幅は広がっており先端縁のまくれあ
がり現象は起こらない状態に至っているので案内羽根突
起6が続いてポンプ作用を行うのでポンプ量が増量され
る形態になり初期状態より好ましいポンプ量を確保維持
することができる。
【0021】尚、本実施の形態の案内羽根部5を有する
シールリップ2を備える密封装置であれば、密封装置の
形状は種々のものが適用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、シールリップの大気側傾斜面
に、シールリップの先端縁にまくれあがり現象を起こさ
ないだけのシールリップの先端縁に接触しないで一定距
離を明けた位置から、シールリップの先端縁に対して傾
斜する案内羽根突起を従来よりもポンプ量の増量を図る
ためより高くした複数の案内羽根突起を有する案内羽根
部を備えたことで、シールリップの摩耗時においても案
内羽根部の案内羽根ポンプ作用によるポンプ量を初期状
態よりも好ましく確保維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は実施の形態に係わる密封装置のリ
ップ部を示す図であり、図1(b)はシールリップの大
気側傾斜面の案内羽根部を示す図である。
【図2】図2(a)は従来の密封装置を示す図であり、
図2(b)は従来の密封装置のリップ部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1. 105 リップ部 2. 106 シールリップ 3. 107 ダストリップ 4 スプリング 5. 108 案内羽根部 6. 109 案内羽根突起 100 密封装置 101 ハウジング 102 回転軸 103 軸孔 104 シール本体 一定距離 傾斜角度 高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相対回転自在に組み付けられる2部
    材の内一方の部材に摺動自在に密封接触する内周面に、
    互いに反対方向に傾斜した大気側傾斜面及び液体側傾斜
    面を有する断面くさび状の環状シールリップを備えた密
    封装置において、前記シールリップの大気側傾斜面に、
    シールリップの先端縁にまくれあがり現象を起こさない
    だけのシールリップの先端縁に接触しないで一定距離を
    明けた位置から、シールリップの先端縁に対して傾斜す
    る案内羽根突起を従来よりもポンプ量の増量を図るため
    より高くした複数の案内羽根突起を有する案内羽根部を
    備えたことを特徴とする密封装置。
JP2001004635A 2001-01-12 2001-01-12 密封装置 Pending JP2002206645A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013253669A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Nok Corp 密封装置
JP2014009753A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Nok Corp 密封装置
WO2016158211A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 Nok株式会社 密封装置

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