JP2002206584A - 油圧緩衝器のバルブ構造 - Google Patents

油圧緩衝器のバルブ構造

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JP2002206584A
JP2002206584A JP2001058989A JP2001058989A JP2002206584A JP 2002206584 A JP2002206584 A JP 2002206584A JP 2001058989 A JP2001058989 A JP 2001058989A JP 2001058989 A JP2001058989 A JP 2001058989A JP 2002206584 A JP2002206584 A JP 2002206584A
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piston
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damping
outer peripheral
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JP2001058989A
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Koichi Uda
幸一 宇田
Toshihiko Hidaka
俊彦 日高
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧緩衝器の各弁を耐圧強度を維持したまま
遅滞なく滑らかに開弁させ、減衰力の不連続に起因する
異音の発生を抑制すること。 【解決手段】 シリンダ21内を上部室Aと下部室Bと
に区画するピストン5に配設した逆止弁CV及び伸側減
衰弁PVの基端側背面に、外縁が各弁の撓みの支持部と
なる環座を配設して各弁を担持し、ピストンロッド1が
伸長する際の伸側減衰力を制御する一方、下部室と底部
室Cとを区画するバルブケース15に配設した吸込み弁
DV及び圧側減衰弁BVの基端側背面に外縁が当該各弁
の撓みの支持部となる環座を配設して各弁を担持し、ピ
ストンロッドが下降する際の圧側減衰力を制御する油圧
緩衝器において、ピストンに配設した逆止弁及び伸側減
衰弁の各基端側背面に配設した環座107又はバルブケ
ースに配設した吸込み弁及び圧側減衰弁の各基端側背面
に配設した環座117のいずれか或いは全てを、内径か
ら外縁に至る径方向の距離を滑らかに変化させて上記各
弁の円周方向の撓み剛性を変化させ、撓み剛性の小さい
部分から順次開弁するように構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の懸架装
置など車体の振動を抑制する油圧緩衝器に関し、特に減
衰力発生構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧緩衝器としては、例えば図
4に示すようなものが知られている。まず構造の概要を
図面に基づいて説明する。油圧緩衝器を車両に取り付け
た状態では図4と上下関係が同じであるので、以下、図
4の上下関係で部材の位置或いは部位を説明する。
【0003】車体と車輪との間に結合部材を介して取付
けられる油圧緩衝器は、車体側に取り付けられるピスト
ンロッド1にピストン5と伸側減衰力を制御するピスト
ンバルブを組み付けそれを摺動自在に収容するととも
に、下端部に圧側減衰力を制御するベースバルブを装着
したシリンダ21を車輪側に取り付けられる外筒22に
収容し、外気を遮断するシール24とロッドガイド23
とを収容したパッキンケース25を外筒22の上部から
嵌挿した後、外筒22の上端部を全周溶接等により密封
して形成されている。そして、シリンダ21と外筒22
の間にはタンク室Dが形成される。
【0004】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が上昇する際には、密閉された上部室Aの作
動油は、ピストンロッド1の下端部に組み付けられたピ
ストンバルブを介して下部室Bに流出し、この際の通路
抵抗が伸側減衰力となる。ピストンロッド1の上昇によ
って不足するピストンロッド退出体積分の作動油は、シ
リンダ21の下端部に組み付けられたベースバルブを介
してタンク室Dに連なる底部室Cより補充される。
【0005】つぎに、伸側減衰力を制御するピストンバ
ルブについて説明する。ピストンロッド1の下端部には
上部よりも小径のインロー部1Aが設けられ、ここにリ
ーフバルブ3と切欠きリーフバルブ4からなる逆止弁C
Vの最大撓みを規制するバルブストッパ2,外周縁が逆
止弁CVの撓みの支持点となる環座7,リーフバルブ
3,当該リーフバルブ3の下側に重畳され外周側に作動
油の通路となる切欠き4Aを設けた切欠きリーフバルブ
4,上面が切欠きリーフバルブ4に対向するピストン5
を順次嵌挿する。
【0006】シリンダ21内を上部室Aと下部室Bに区
画し外周側にガイド5Sを巻着したピストン5には、上
面側にリーフバルブ3の通孔3A及び切欠きリーフバル
ブ4の通孔4Bを介して上部室Aに連通する円環状の上
側開口窓5Dと、外周ポート5Aを介して下部室Bに連
通する円環状の外側開口窓5Eとが設けられ、下面側に
は内周ポート5Bを介して上側開口窓5Dに連通する円
環状の下側開口窓5Cが設けられている。
【0007】続いて、下側開口窓5Cに対向するリーフ
バルブ6からなる伸側減衰弁PV,外周縁が伸側減衰弁
PVの撓みの支持点となる環座7,伸側減衰弁PVの最
大撓みを規制するバルブストッパ8を順次組み付け、最
後にピストンナット9をインロー部1Aのねじ部に螺着
し、締付け工具により締結することによりピストンバル
ブが構成される。
【0008】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が上昇する所謂伸長工程において、ピストン
速度が小さくピストン5の下側開口窓5Cと下部室B間
の圧力差が小さい所謂低速域においては、伸側減衰弁P
Vは下側開口窓5Cを覆窓している。このため上部室A
の圧油は、切欠きリーフバルブ4の切欠き4Aを通り、
ピストン5の外側開口窓5E及び外周ポート5Aを介し
て下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により、ピスト
ン速度のほぼ2乗に比例する低速域の伸側減衰力を発生
する。
【0009】ピストン速度が増大するのに伴い、切欠き
リーフバルブ4の切欠き4Aを通過する流量が増え切欠
き前後の圧力差が増大するとともに、内周ポート5Bを
介して上部室Aに連通するピストン5の下側開口窓5C
と下部室B間の圧力差も大きくなる。
【0010】ピストン速度が中速域に近づくにつれ、下
側開口窓5Cに対向して配設されている伸側減衰弁PV
の外周側が、その合成された撓み剛性に打ち勝って下側
開口窓5Cの外側シート部から押し開かれ、作動油が下
部室Bに流出し、この際の通路抵抗と内周ポート5Bの
通路抵抗とにより中速域以降の伸側減衰力を発生する。
リーフバルブ6からなる伸側減衰弁PVの撓み剛性と内
周ポート5Bの通路面積を適当に選択することにより、
所要の減衰力特性を得ることができる。
【0011】つぎに、圧側減衰力を制御するベースバル
ブについて説明する。まずガイド11の軸部11Aに、
外周縁がリーフバルブ13と切欠きリーフバルブ14か
らなる吸込み弁DVの撓みの支持点となる環座17,リ
ーフバルブ13,当該リーフバルブ13の下側に重畳さ
れ外周側に作動油の通路となる切欠き14Aを設けた切
欠きリーフバルブ14,上面が切欠きリーフバルブ14
に対向するバルブケース15を順次嵌挿する。
【0012】シリンダ21の下端部に嵌着され下部室B
と底部室Cとを区画するバルブケース15には、上面側
にリーフバルブ13の通孔13A及び切欠きリーフバル
ブ14の通孔14Bを介して下部室Bに連通する円環状
の上側開口窓15Dと、外周ポート15Aを介して底部
室Cに連通する円環状の外側開口窓15Eとが設けら
れ、下面側には内周ポート15Bを介して上側開口窓1
5Dに連通する円環状の下側開口窓15Cが設けられて
いる。
【0013】続いて、ガイド11の軸部11Aに、上記
バルブケース15の下側開口窓15Cに対向するリーフ
バルブ16からなる圧側減衰弁BV,更に、外周縁が圧
側減衰弁BVの撓みの支持点となる環座17,圧側減衰
弁BVの最大撓みを規制するバルブストッパ18を順次
組み付け、最後に、ガイド11の軸部11Aの下端部を
工具により加締めることによりベースバルブが構成され
る。
【0014】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が下降する所謂収縮工程において、ピストン
速度が小さくバルブケース15の下側開口窓15Cと底
部室C間の圧力差が小さい所謂低速域においては、圧側
減衰弁BVは下側開口窓15Cを覆窓している。このた
めピストン5を介して容積の拡大する上部室Aに補充さ
れる分を除いた下部室Bの圧油は、切欠きリーフバルブ
14の切欠き14A,バルブケース15の外側開口窓1
5E,外周ポート15Aを介して底部室Cに開放され、
この際の通路抵抗により、ピストン速度のほぼ2乗に比
例する低速域の圧側ベース減衰力を発生する。
【0015】ここで、ピストン5を介して容積の拡大す
る上部室Aに補充される下部室Bの圧油は、ピストン速
度が小さくピストン5の外側開口窓5Eと上部室A間の
圧力差が小さい所謂低速域においては、リーフバルブ3
と切欠きリーフバルブ4からなる逆止弁CVは外側開口
窓5Eを覆窓している。このため、下部室Bの圧油はピ
ストン5の外周ポート5Aを通り、切欠きリーフバルブ
4の切欠き4Aを介して上部室Aに流出し、この際の通
路抵抗により、ピストン速度のほぼ2乗に比例する低速
域の圧側背面減衰力を発生する。当該圧側背面減衰力を
上記圧側ベース減衰力に付加したものが低速域の圧側減
衰力となる。
【0016】ピストン速度が増大するのに伴い、切欠き
14Aを通過する流量が増え切欠き前後の圧力差が増大
するとともに、リーフバルブ13の通孔13A,当該通
孔13Aと連通する切欠きリーフバルブ14の開口部1
4B,バルブケース15の上側開口窓15D,内周ポー
ト15Bを介して下部室Bに連通するバルブケース15
の下側開口窓15Cと、底部室C間との圧力差も大きく
なる。
【0017】このため、ピストン速度が中速域に近づく
につれ、下側開口窓15Cに対向して配設されているリ
ーフバルブ16からなる圧側減衰弁BVの外周側が、そ
の合成された撓み剛性に打ち勝って下側開口窓15Cの
外側シート部から押し開かれ、作動油が底部室Cに流出
し、この際の通路抵抗と内周ポート15Bの通路抵抗と
により中速域以降の圧側ベース減衰力を発生する。リー
フバルブ16からなる圧側減衰弁BVの撓み剛性と内周
ポート15Bの通路面積を適当に選択することにより、
所要の減衰力特性を得ることができる。
【0018】ここで、容積の拡大する上部室Aには、ピ
ストン5の外周ポート5Aを通り、リーフバルブ3と切
欠きリーフバルブ4からなる逆止弁CVの合成された撓
み剛性に打ち勝って、逆止弁CVが外側開口窓5Eの外
側シート部5Fから押し開かれ、下部室Bから作動油が
補充され、この際の通路抵抗により中速域以降の圧側背
面減衰力を発生する。当該圧側背面減衰力を上記圧側ベ
ース減衰力に付加したものが中速域以降の圧側減衰力と
なる。
【0019】逆に、ピストンロッド1が上昇する際に
は、底部室Cの作動油は、バルブケース15の外周ポー
ト15Aを通り、リーフバルブ13と切欠きリーフバル
ブ14からなる吸込み弁DVの撓み剛性に打ち勝って、
吸込み弁DVを外側開口窓15Eの外側シート部15F
から押し開き、ピストンロッド1の退出体積分の作動油
が下部室Bに補充される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】油圧緩衝器が伸長行程
から収縮行程に切り替わる際には、下部室Bの圧力が圧
側減衰力によって増大するので、逆止弁CVは下部室B
と圧力が減少する上部室A間の差圧によって速やかに開
弁するとともに、吸込み弁DVは、圧力が増大する下部
室Bと底部室C間の差圧によって速やかに閉弁する。一
方、収縮行程から伸長行程に切り替わる際には、上部室
Aの圧力が伸側減衰力によって速やかに増大するので、
逆止弁CVは上部室Aと下部室B間の差圧によって速や
かに閉弁する。しかし、底部室Cの圧力はタンク室D内
に封入されたガスの圧力(標準型:1bar,低圧ガス
型:3bar)と同一で、底部室Cと下部室B間の差圧
は上記封入ガス圧を越えることができないので、この小
さな差圧で吸込み弁DVを遅滞なく滑らかに開弁させる
ことは難しい。
【0021】このため収縮行程から伸長行程に切り替わ
る際に、ピストン速度の低速域においては下部室Bへの
吸い込み不足を生じ、下部室Bの圧力が一時的に低下す
るので、ピストンロッドにはピストンバルブ側で発生す
る本来の伸側減衰力に、上記下部室Bの圧力低下に起因
する下部室B側への吸引力が加わるため、図5(B)の
L部で示すように、伸側減衰力の立ち上がり勾配が急に
なり、減衰力の不連続を生じてしまう。
【0022】吸込み弁DVを滑らかに開弁させる方法と
しては、その撓み剛性を小さくするか、或いは、外側開
口窓15Eの受圧面積を増加することが考えられるが、
吸込み弁DVは収縮行程時の圧側減衰力に対応する下部
室Bの圧力に耐える必要があるため、耐圧強度を維持し
たまま撓み剛性を低減するのには限界がある。一方、外
側開口窓15Eの受圧面積の増加にはスペース上の制約
がある。
【0023】吸込み弁DVの開弁圧力は、上記吸込み弁
自身の撓み剛性と、上側開口窓15Eを形成する環状の
外周シート部15F及び中間シート部15Gからなる2
条のシート部と吸込み弁DVとの当接面の吸着力によっ
て決まることが知られている。底部室Cと下部室B間の
差圧は、タンク室D内に封入されたガスの封入ガス圧を
越えることができないので、小さな差圧で作動しなけれ
ばならない吸込み弁DVの開弁圧力に占める吸着力の影
響は大きい。
【0024】ここで上記吸込み弁DVは、内周側が固定
されており外周側から徐々に開弁するので、吸込み弁D
Vの開弁圧力に占める吸着力の大きさは、まず外周シー
ト部15F、次に中間シート部15Gの順になる。本発
明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、特にベースバルブ側の吸込み弁
DVを耐圧強度を維持したまま遅滞なく滑らかに開弁さ
せ、減衰力の不連続に起因する異音の発生を抑制するこ
とのできる油圧緩衝器を提供することである。
【0025】
【問題を解決するための手段】第1,第2実施形態に係
わる発明は、「シリンダ内をピストンロッドに締結され
たピストンを介して上部室と下部室とに区画するととも
に、シリンダの下部に設けたバルブケースを介して下部
室とタンク室に連通する底部室とを区画し、ピストンに
配設した逆止弁及び伸側減衰弁の基端側背面に外周縁が
当該各弁の撓みの支持点となる環座を配設して各弁を担
持し、ピストンロッドが伸長する際の伸側減衰力を制御
する一方、バルブケースに配設した吸込み弁及び圧側減
衰弁の基端側背面に外周縁が当該各弁の撓みの支持点と
なる環座を配設して各弁を担持し、ピストンロッドが下
降する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器」を前提と
する。
【0026】課題を解決するため第1実施形態に係わる
発明の採った手段は、「上記ピストンに配設した逆止弁
又はバルブケースに配設した吸込み弁の各基端側背面に
配設した環座のいずれか一方或いは双方を、内径の軸心
から外周縁に至る半径方向の距離を滑らかに変化させて
上記各弁の円周方向の撓み剛性を変化させ、撓み剛性の
小さい部分から順次開弁するように構成したこと」であ
る。
【0027】続いて、第2実施形態に係わる発明の採っ
た手段は、「上記ピストンに配設した伸側減衰弁又はバ
ルブケースに配設した圧側減衰弁の各基端側背面に配設
した環座のいずれか一方或いは双方を、内径の軸心から
外周縁に至る半径方向の距離を滑らかに変化させて上記
各弁の円周方向の撓み剛性を変化させ、撓み剛性の小さ
い部分から順次開弁するように構成したこと」である。
上記環座の外周縁は、内径に対して偏芯させた円形,内
径と同心の略楕円形又は略多角形のいずれでもよい。
【0028】つぎに、第3実施形態に係わる発明は、
「シリンダ内をピストンロッドに締結されたピストンを
介して上部室と下部室とに区画するとともに、シリンダ
の下部に設けたバルブケースを介して下部室とタンク室
に連通する底部室とを区画し、上部室又は下部室に連通
させたピストン又はバルブケースの各下側開口窓に低速
域減衰弁を対向させ、当該低速域減衰弁の基端側背面に
は外周縁が低速域減衰弁の撓みの支持点となる環座を介
在させ、更に環座の背面側には環座の厚さ分の隙間を設
けながら補助リーフバルブを配設し、ピストン速度の低
速域では、他方の油室から各下側開口窓に導かれた圧油
が低速域減衰弁のみを環座の外周縁を支持点として撓ま
せながら一方の油室へ流出し、ピストン速度の中速域以
上では、低速域減衰弁と補助リーフバルブとが重なって
撓みながら伸側減衰力又は圧側減衰力を制御する油圧緩
衝器」を前提とする。
【0029】そして、第3実施形態係わる発明の採った
手段は、「上記リーフバルブの各基端側背面に配設した
環座を、内径の軸心から外周縁に至る半径方向の距離を
滑らかに変化させて上記リーフバルブの撓み剛性を変化
させ、撓み剛性の小さい部分から順次開弁するように構
成したこと」である。上記環座の外周縁は、内径に対し
て偏芯させた円形,内径と同心の略楕円形又は略多角形
のいずれでもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係わる油圧緩衝器は、図
4の従来技術と同じ基本構造を備え、ピストンロッド1
がその下端部に装着されたピストン5を介して、シリン
ダ21内に移動自在に挿入されるとともに、上部室Aと
下部室Bを区画する。また、シリンダ21の下端部には
バルブケース15が嵌着され、同じく下部室Bとタンク
室Dに連通する底部室Cを区画している。
【0031】本発明の第1実施形態は逆止弁CV又は吸
込み弁DVの吸着力を低減する構造に関するものであ
る。各弁とシート部間の吸着力の低減効果は、特にベー
スバルブ側の吸込み弁DVにおいて顕著であるが、ピス
トンバルブ側の逆止弁CVについても同様な効果があ
る。本発明に係わるピストンバルブ側の逆止弁CV及び
伸側減衰弁PVとベースバルブ側の吸込み弁DV及び圧
側減衰弁BVは、部品の内径が異なる程度で作用効果が
類似しているため、以下、本発明の内容をピストンバル
ブ側(ベースバルブ側)の形式で一緒に説明する。
【0032】まず、本発明の第1実施形態を、図1に示
す要部断面図及び図2に示す関連部品図に基づいて説明
する。本実施形態の第1実施例は、ピストン5(バルブ
ケース15)の上面側に、図2(B)に示す従来と同じ
リーフバルブ3(13)と切欠きリーフバルブ4(1
4)からなる逆止弁CV(吸込み弁DV)を対向させ、
当該逆止弁CV(吸込み弁DV)の基端側背面に重畳さ
れ撓みの支持部材となる環座107(117)の外周縁
107A(117A)を、図2(A)に示すように内径
107B(117B)に対してWだけ偏芯させたもので
ある。この結果、内径107B(117B)の軸心Zか
ら外周縁107A(117A)に至る半径方向の距離を
滑らかに変化させることができる。
【0033】つぎに、図2(D)に示すように、環座の
外周縁を楕円形にした第2実施例について説明する。本
実施例では、逆止弁CV(吸込み弁DV)の基端側背面
に重畳され撓みの支持部材となる環座207(217)
の外周縁207A(217A)を、内径207B(21
7B)に対して同心の楕円形とし、内径207B(21
7B)の軸心Zから外周縁207A(217A)に至る
半径方向の距離を滑らかに変化させている。環座の外周
縁は半径方向の距離が滑らかに変化すればよいので、楕
円形に限らず小判状の略楕円形としてもよい。
【0034】続いて、図2(E)に示すように、環座の
外周縁を略3角形(おむすび形)にした第3実施例につ
いて説明する。本実施例では、逆止弁CV(吸込み弁D
V)の基端側背面に重畳され撓みの支持部材となる環座
307(317)の外周縁307A(317A)を、内
径307B(317B)と同心の略3角形(おむすび
形)とし、内径307B(317B)の軸心Zから外周
縁に至る半径方向の距離を滑らかに変化させている。環
座の外周縁は半径方向の距離が滑らかに変化すればよい
ので、略多角形(4,5,6…)としてもよい。
【0035】いずれの実施例においても、逆止弁CV
(吸込み弁DV)の撓みの支持部材となる環座107,
207,307(117,217,317)の外周縁1
07A,207A,307A(117A,217A,3
17A)は、中心Zからの距離が最短となるX部から最
長となるY部にかけて連続的に変化する。
【0036】上記環座の外周縁は、中心Zからの距離が
遠いほど逆止弁CV(吸込み弁DV)の支持点が外側に
なるので、環座の外周縁で支持される逆止弁CV(吸込
み弁DV)の撓み剛性は、X側からY側にかけて連続的
に大きくなる。このためピストン速度の低速域では、ま
ず、各弁は撓み剛性の小さいX側から開弁し、ピストン
速度の増大に伴う差圧の増加に従って、撓み剛性の大き
いY側に向かって徐々に且つ滑らかに開弁する。
【0037】逆止弁CV(吸込み弁DV)のピストン背
面(バルブケース背面)側シート部に対する吸着力は、
一気に開弁するよりも徐々に開弁した方が小さいので、
上記X側から開弁する際の差圧は小さいため、特に圧側
から伸側に切り替わる際に、吸込み弁DVを介する底部
室Cから下部室Bへの吸い込み不足を改善することがで
きる。この結果、図5(B)のL部に示すような吸い込
み不足に基づく減衰力の不連続が、図5(A)に示すよ
うに滑らかに改善され、減衰力の不連続に起因するコト
コト音の発生を抑制することができる。
【0038】以上、本発明をピストン上面側の逆止弁C
V(バルブケース上面側の吸込み弁DV)に適用する第
1実施形態について説明したが、ピストン(バルブケー
ス)下面側の下側開口窓5C(15C)に対向して配設
されたリーフバルブ6(16)からなる伸側減衰弁PV
(圧側減衰弁BV)に適用する第2実施形態について
も、背面側と同様に実施することができる。この実施形
態においても上述した各実施例と同様に、リーフバルブ
6(リーフバルブ16)の基端側背面に重ねて配設され
た従来構造の環座7(17)を、本発明に係わる環座1
07,207,307(117,217,317)に置
換する。
【0039】この場合も、各環座107,207,30
7(117,217,317)の外周縁は、中心Zから
の距離が長いほど伸側減衰弁PV(圧側減衰弁BV)の
支持点が外側になるので、各環座107,207,30
7(117,217,317)の外周縁で基端側背面を
支持される伸側減衰弁PV(圧側減衰弁BV)の撓み剛
性は、X側からY側にかけて連続的に大きくなる。この
ためピストン速度の低速域では、まず撓み剛性の小さい
X側から開弁し、ピストン速度の増大に伴う差圧の増加
に従って、撓み剛性の大きいY側に向かって徐々に且つ
滑らかに開弁する。
【0040】つぎに、上記各環座107,207,30
7(117,217,317)を、ピストン速度の微低
速域から高速域に亘る全速度域の減衰力をリーフバルブ
で制御できる図3に示すバルブ構造に適用する第3実施
形態について説明する。本実施形態に係わるピストン5
側の伸側低速域減衰弁LPVとバルブケース15側の圧
側低速域減衰弁LBVは、部品の内径が異なる程度で作
用効果が類似しているため、以下、本発明の内容をピス
トン側(バルブケース側)の形式で一緒に説明する。
【0041】このバルブ構造は図3の右半断面図を利用
して例示する実開昭60−101242号公報に開示さ
れているように、ピストン5(バルブケース15)下面
側の下側開口窓5C(15C)に、リーフバルブ6(1
6)からなる伸側低速域減衰弁LPV(圧側低速域減衰
弁LBV)を対向させ、各低速域減衰弁LPV(LB
V)の基端側背面に、内外径が同心で外周縁が各低速域
減衰弁LPV(LBV)の撓みの支持点となる環座7
(17){図3の右半断面図では( )付きで表示}を
重ねて配設するとともに、環座7(17)の基端側背面
に補助リーフバルブ106(116)を配設している。
【0042】上記補助リーフバルブ106(116)
は、リーフバルブ6(16)からなる伸側低速域減衰弁
LPV(圧側低速域減衰弁LBV)と内外径が同じ場合
を例示しているが、補助リーフバルブ106(116)
の外径は必ずしもリーフバルブ6(16)の外径と同じ
である必要はなく、外径を小さくするか或いは外径を段
階的に小さくして撓み剛性を調整することもできる。
【0043】ピストン速度の微低速〜低速域では、上部
室A(下部室B)から下側開口窓5C(15C)に導か
れた圧油が、リーフバルブ6(16)からなる伸側低速
域減衰弁LPV(圧側低速域減衰弁LBV)の撓み剛性
に打ち勝ち、その外周側を下側開口窓5C(15C)か
ら押し開いて下部室B(底部室C)に流出し、その際の
通路抵抗により微低速〜低速域の減衰力を発生する。リ
ーフバルブ6(16)の板厚と枚数の組み合わせを適当
に選択することによりその撓み剛性を変化させ、微低速
〜低速域の減衰力を制御することができる。
【0044】ピストン速度が増加するにつれて、伸側低
速域減衰弁LPV(圧側低速域減衰弁LBV)の撓みが
増えるので、各低速域減衰弁LPV(LBV)の外周側
が補助リーフバルブ106(116)に当接してから
は、各低速域減衰弁LPV(LBV)は補助リーフバル
ブ106(116)を押し倒しながら、両者の合成され
た撓み剛性に打ち勝って撓むことになる。
【0045】従って、ピストン速度の微低速〜低速域で
は、各低速域減衰弁LPV(LBV)だけの撓み剛性に
より減衰力を制御することができるとともに、ピストン
速度の中速域以上では、各低速域減衰弁LPV(LB
V)と補助リーフバルブ106(116)の合成された
撓み剛性により、減衰力を制御することができる。
【0046】ところでピストン5(バルブケース15)
の下側開口窓5C(15C)には、伸側低速域減衰弁L
PV(圧側低速域減衰弁LBV)を対向させているの
で、両者の当接部には油膜を介して吸着力が作用してい
る。ピストン速度の微低速〜低速域では、伸側低速域減
衰弁LPV(圧側低速域減衰弁LBV)前後の差圧は小
さいため、微低速〜低速域の減衰力に対する吸着力の影
響は大きい。
【0047】そこで本発明の第3実施形態では、図3に
示すように、上記環座7(17)を前記第1実施形態で
説明した環座107,207,307(117,21
7,317)のいずれかに置き換え、その外周縁107
A,207A,307A(117A,217A,317
A)を、中心Zからの距離が最短となるX部から最長と
なるY部にかけて連続的に変化させるものである。
【0048】上記環座の外周縁は、中心Zからの距離が
遠いほど伸側低速域減衰弁LPV(圧側低速域減衰弁L
BV)の支持点が外側になるので、基端側背面を環座の
外周縁で支持される伸側低速域減衰弁LPV(圧側低速
域減衰弁LBV)の撓み剛性は、X側からY側にかけて
連続的に大きくなる。このためピストン速度の微低速〜
低速域では、まず、各弁は撓み剛性の小さいX側から開
弁し、ピストン速度の増大に伴う差圧の増加に従って、
撓み剛性の大きいY側に向かって徐々に且つ滑らかに開
弁する。
【0049】ピストン5(バルブケース15)の下側開
口窓5C(15C)に対する伸側低速域減衰弁LPV
(圧側低速域減衰弁LBV)の吸着力は、一気に開弁す
るよりも徐々に開弁した方が小さいので、上記X側から
開弁する際の差圧が小さくなるため、微低速〜低速域の
減衰力を滑らかに立ち上げることができる。この結果、
図5(B)のL部に示すような減衰力の不連続が、図5
(A)に示すように滑らかに改善され、当該減衰力の不
連続に起因するコトコト音の発生を抑制することができ
る。
【0050】本発明によれば、いずれの実施形態におい
ても、環座107,207,307(117,217,
317)の外周縁107A,207A,307A(11
7A,217A,317A)で支持される逆止弁CV
(吸込み弁DV)或いは伸側減衰弁PV(圧側減衰弁B
V)又は伸側低速域減衰弁LPV(圧側低速域減衰弁L
BV)の撓み剛性は、外周縁が内径の軸心に近いX側か
ら軸心から遠いY側にかけて連続的に大きくなる。
【0051】このためピストン速度の低速域では、まず
撓み剛性の小さいX側から開弁し、ピストン速度の増大
に伴う差圧の増加に従って、撓み剛性の大きいY側に向
かって徐々に且つ滑らかに開弁するので、各弁とシート
部間の吸着力を低減することができる。この結果、図5
(A)に示すように減衰力の不連続がほぼ解消され、減
衰力の不連続に起因する異音の発生を抑制することがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、環座
の外周縁で支持される逆止弁(吸込み弁)或いは伸側減
衰弁(圧側減衰弁)又は伸側低速域減衰弁(圧側低速域
減衰弁)の撓み剛性は、上記外周縁が内径の軸心に近い
方から軸心から遠い方にかけて連続的に大きくなる。こ
のためピストン速度の低速域では、まず撓み剛性の小さ
い方から開弁し、ピストン速度の増大に伴う差圧の増加
に従って、撓み剛性の大きい方に向かって徐々に且つ滑
らかに開弁するので、各弁とシート部間の吸着力を低減
することができる。この結果、減衰力の不連続がほぼ解
消され、減衰力の不連続に起因する異音の発生を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2実施形態に係わる油圧緩衝
器の要部断面図である。
【図2】(A) 各実施形態の第1実施例に係わる環座
の平面図である。 (B) 第1実施形態に係わるリーフバルブの平面図で
ある。 (C) 第2,第3実施形態に係わるリーフバルブの平
面図である。 (D) 各実施形態の第2実施例に係わる環座の平面図
である。 (E) 各実施形態の第3実施例に係わる環座の平面図
である
【図3】本発明の第3実施形態に係わる油圧緩衝器の要
部断面図である。
【図4】従来技術に係る油圧緩衝器の縦断面図である。
【図5】(A) 本発明に係わる油圧緩衝器の減衰力特
性の一例である。 (B) 従来技術に係る油圧緩衝器の減衰力特性の一例
である。
【符号の説明】
A 上部室 B 下部室 C 底部室 D タンク室 BV 圧側減衰弁 CV 逆止弁 DV 吸込み弁 PV 伸側減衰弁 LPV 伸側低速域減衰弁 LBV 圧側低速域減衰弁 1 ピストンロッド 5 ピストン 5C 下側開口窓(ピストン側) 15 バルブケース 15C 下側開口窓(バルブケース側) 21 シリンダ 106 補助リーフバルブ(伸側) 107,207,307 環座 107B,207B,307B 上記環座の内径 107A,207A,307A 上記環座の外周縁 116 補助リーフバルブ(圧側) 117,217,317 環座(バルブケース側の第
1,第2,第3実施例) 117B,217B,317B 上記環座の内径 117A,217A,317A 上記環座の外周縁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内をピストンロッドに締結された
    ピストンを介して上部室と下部室とに区画するととも
    に、シリンダの下部に設けたバルブケースを介して下部
    室とタンク室に連通する底部室とを区画し、ピストンに
    配設した逆止弁及び伸側減衰弁の基端側背面に外周縁が
    当該各弁の撓みの支持点となる環座を配設して各弁を担
    持し、ピストンロッドが伸長する際の伸側減衰力を制御
    する一方、バルブケースに配設した吸込み弁及び圧側減
    衰弁の基端側背面に外周縁が当該各弁の撓みの支持点と
    なる環座を配設して各弁を担持し、ピストンロッドが下
    降する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器において、 上記ピストンに配設した逆止弁又はバルブケースに配設
    した吸込み弁の各基端側背面に配設した環座のいずれか
    一方或いは双方を、内径の軸心から外周縁に至る半径方
    向の距離を滑らかに変化させて上記各弁の円周方向の撓
    み剛性を変化させ、撓み剛性の小さい部分から順次開弁
    するように構成したことを特徴とする油圧緩衝器のバル
    ブ構造。
  2. 【請求項2】シリンダ内をピストンロッドに締結された
    ピストンを介して上部室と下部室とに区画するととも
    に、シリンダの下部に設けたバルブケースを介して下部
    室とタンク室に連通する底部室とを区画し、ピストンに
    配設した逆止弁及び伸側減衰弁の基端側背面に外周縁が
    当該各弁の撓みの支持点となる環座を配設して各弁を担
    持し、ピストンロッドが伸長する際の伸側減衰力を制御
    する一方、バルブケースに配設した吸込み弁及び圧側減
    衰弁の基端側背面に外周縁が当該各弁の撓みの支持点と
    なる環座を配設して各弁を担持し、ピストンロッドが下
    降する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器において、 上記ピストンに配設した伸側減衰弁又はバルブケースに
    配設した圧側減衰弁の各基端側背面に配設した環座のい
    ずれか一方或いは双方を、内径の軸心から外周縁に至る
    半径方向の距離を滑らかに変化させて上記各弁の円周方
    向の撓み剛性を変化させ、撓み剛性の小さい部分から順
    次開弁するように構成したことを特徴とする油圧緩衝器
    のバルブ構造。
  3. 【請求項3】シリンダ内をピストンロッドに締結された
    ピストンを介して上部室と下部室とに区画するととも
    に、シリンダの下部に設けたバルブケースを介して下部
    室とタンク室に連通する底部室とを区画し、上部室又は
    下部室に連通させたピストン又はバルブケースの各下側
    開口窓に低速域減衰弁を対向させ、当該低速域減衰弁の
    基端側背面には外周縁が低速域減衰弁の撓みの支持点と
    なる環座を介在させ、更に環座の背面側には環座の厚さ
    分の隙間を設けながら補助リーフバルブを配設し、ピス
    トン速度の低速域では、他方の油室から各下側開口窓に
    導かれた圧油が低速域減衰弁のみを環座の外周縁を支持
    点として撓ませながら一方の油室へ流出し、ピストン速
    度の中速域以上では、低速域減衰弁と補助リーフバルブ
    とが重なって撓みながら伸側減衰力又は圧側減衰力を制
    御する油圧緩衝器において、 上記低速域減衰弁の各基端側背面に配設した環座を、内
    径の軸心から外周縁に至る半径方向の距離を滑らかに変
    化させて上記低速域減衰弁の撓み剛性を変化させ、撓み
    剛性の小さい部分から順次開弁するように構成したこと
    を特徴とする油圧緩衝器のバルブ構造。
  4. 【請求項4】上記環座の外周縁は、内径に対して偏芯さ
    せた円形であることを特徴とする請求項1,2又は3に
    記載の油圧緩衝器のバルブ構造。
  5. 【請求項5】上記環座の外周縁は、略楕円形であること
    を特徴とする請求項1,2又は3に記載の油圧緩衝器の
    バルブ構造。
  6. 【請求項6】上記環座の外周縁は、略多角形であること
    を特徴とする請求項1,2又は3に記載の油圧緩衝器の
    バルブ構造。
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