JP2002206367A - 蓋を備えた容器において、蝶番の役割を果たし、当該部分で分離可能な、蓋と容器本体の接合部分に関する機具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を備えた容器において、蝶番の役割を果た
し、当該部分で分離可能な蓋と容器本体の接合部分に関
する機具を提供する。 【解決手段】 蓋と容器本体の接合部分に、蓋円周部
５、容器本体円周部６、容器本体ガイド部７を設け、蝶
番の役割と分離可能な構造の両方を兼ね備えることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、蓋を備えた容器におい
て、蓋を開放する際、蝶番の役割を果たし、なおかつ当
該蝶番部分を分離可能にした、蓋を備えた容器の蓋と容
器本体の接合部分に使用する機具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、蝶番のついた蓋を備えた容器にお
いて、蓋を開放する際、蓋を開放する方向は蓋と容器本
体を接合した蝶番部分を中心として開放され、蝶番部分
での分離は、不可能なものが多かった。そのため、蓋を
開放する方向は一方向で、逆方向から開放することがで
きず、設置場所の制約を受けるなど不便な点があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】蓋を備えた容器におい
て、次のような欠点があった。蓋を片側からしか開放で
きないため、設置場所に制約を受ける。両側から開放で
きるようにした場合、蓋が容器から脱落してしまう。本
発明は、これらの欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】蓋を備えた容器の概形図
を図１に示す。また、図１のａ−ａ´線で切断した断面
図を、図２に示す。図２に示すように、蓋を開放する
時、蓋円周部５は容器本体円周部６と容器本体ガイド部
７の間を走行する。図３および図４に示すように、蓋円
周部内径Ｒ１および容器本体円周部外径R２の間には、R
2≦R1の長さ関係、蓋円周部外径R1′および容器本体ガ
イド円周部内径R３の間には、R１′≦R３の長さ関係を
有する。図３および図４に示すように、容器本体円周部
１１は、鉛直方向に対して１８０°以上、蓋本体円周部
９は鉛直方向に対して９０°以上の角度を有する。図５
に示すように、容器本体ガイド部は、円周部１３および
直線部１４からなり、円周部１３は鉛直方向に対して９
０°の角度を有する。蓋を開放した直後、容器本体ガイ
ド直線部１４により蓋が容器本体より脱落分離すること
を防止する構造を有する。図２に示すように、蓋を開放
する側にも、同様の構造を有し、蓋を開放する際、解放
側の当該構造部位は、蓋の開放に影響を与えず、蓋と容
器本体が容易に分離する構造を有する。また、図３およ
び図４の蓋円周部内径R1および容器本体円周部外径R2に
おいて、R１＝R２とし、蓋円周部９を鉛直方向から９０
°より大きくし、蓋に伸縮性素材を使用すれば、蓋自身
の固定性、蓋と容器本体の密着性をより増加させる効果
を有する。

【０００５】

【発明の効果】以上のような構造を備えた容器は、両側
から開放できる利点を有し、蓋を脱落させず、設置場所
の制約を受ける場合などに、効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】蓋を備えた容器の斜視図である。

【図２】図１をａ−ａ´線で切断した断面図である。

【図３】図１をａ−ａ´線で切断した蓋の断面図であ
る。

【図４】図１をａ−ａ´線で切断した容器本体の断面図
である。

【図５】図１をａ−ａ´線で切断した容器本体ガイド部
の詳細図である。

【符号の説明】

１ 蓋 ２ 容器本体 ３ 蓋 ４ 容器本体 ５ 蓋円周部 ６ 容器本体円周部 ７ 容器本体ガイド部 ８ 蓋 ９ 蓋円周部 １０ 容器本体 １１ 容器本体円周部 １２ 容器本体ガイド部 １３ 容器本体ガイド円周部 １４ 容器本体ガイド直線部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 蓋と容器本体の接合部分に、蓋円周
   部５、容器本体円周部６、容器本体ガイド部７を設け、
   蝶番の役割と分離可能な構造の両方を兼ね備えた機具