JP2002205366A - 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材 - Google Patents

耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材

Info

Publication number
JP2002205366A
JP2002205366A JP2001001912A JP2001001912A JP2002205366A JP 2002205366 A JP2002205366 A JP 2002205366A JP 2001001912 A JP2001001912 A JP 2001001912A JP 2001001912 A JP2001001912 A JP 2001001912A JP 2002205366 A JP2002205366 A JP 2002205366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
weight
card base
card
biodegradable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001001912A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Morikawa
陽 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2001001912A priority Critical patent/JP2002205366A/ja
Publication of JP2002205366A publication Critical patent/JP2002205366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズボンのポケットなどに携帯しても折れ曲が
ったり、割れたりすることのない生分解性カード基材を
提供すること。 【解決手段】 脂肪族ポリエステル系樹脂を含むスキン
層(A)と脂肪族ポリエステル系樹脂を含むコア層
(B)とが(A)/(B)/(B)/(A)または
(A)/(B)/(A)の構成をとる生分解性カード基
材において、下記の測定方法によりストレスクラック耐
久回数が500回以上であるカード基材とする。 [ストレスクラック耐久回数測定方法]:JIS P8
115に準拠し、荷重250g、折り曲げ角度135
゜、折れ曲げ速度175cpmにて、カード基材が割れ
るまでの回数を測定。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性カード基
材に関する。更には、耐折れ曲げ性に優れた生分解性カ
ード基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード、キャッシュカ
ード、診察券、会員証等のカード基材としては、強度、
剛性、熱圧着性を付与するため、両表面あるいは一方面
に印刷を施したポリ塩化ビニル等のプラスチックからな
るコア層(A)と、表面に磁気ストライプを熱圧着させた
ポリ塩化ビニル等のプラスチックからなるスキン層
(B)とを積層してなるカード基材が使用されてきた。
【0003】ポリ塩化ビニル等の樹脂からなり、その使
用目的が完了したカードや、カードを製造する工程、例
えばカード状にカッティングする工程で発生する成形ロ
ス等はゴミ等と共に焼却処理、あるいは埋立処理されて
いる。
【0004】しかしながら焼却処理の場合、ポリ塩化ビ
ニル等のプラスチックスからなる使用済みのカードや成
形ロスのカード基材等は燃焼カロリーが高く焼却炉等を
傷め、またダイオキシンの発生の可能性を危惧される傾
向があり問題になっている。また、埋立処理の場合、ポ
リ塩化ビニル等のプラスチック類は土中等では難分解性
であるため分解されず土中等に残留するという問題があ
る。
【0005】近年、前記の問題を解決する一手段とし
て、優れた生分解性を有するプラスチック、例えばポリ
−3−ヒドロキシ酪酸、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸
等からなる生分解性カード基材をカードに成形すること
が提案されている。しかしながら、これらの基材からな
るカードは財布などに入れ、ズボンのポケットに携帯す
ると、しばらくすると割れてしまうという問題があっ
た。また、特に高温多湿な環境で連続的に携帯している
と、短期間で割れてしまうという問題があった。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前
記の従来の問題点を解決した、耐折れ曲げ性に優れた生
分解性カード基材を提供することにある。更には高温多
湿な環境下で携帯しても耐折れ曲げ性に優れた生分解性
カード基材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、脂肪族ポリエステル系樹脂を含むスキン
層(A)と脂肪族ポリエステル系樹脂を含むコア層
(B)とが(A)/(B)/(B)/(A)または
(A)/(B)/(A)の構成をとる生分解性カード基
材において、下記の測定方法によるストレスクラック耐
久回数が500回以上である生分解性カード基材である
ことを特徴とする。 [ストレスクラック耐久回数測定方法]:JIS P8
115に準拠し、荷重250g、折り曲げ角度135
゜、折れ曲げ速度175cpmにて、カード基材が割れ
るまでの回数を測定。また、40℃90%RHで60日
間保管後のストレスクラック耐久回数が500回以上で
ある生分解性カード基材であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生分解性カード基
材の実施の形態を説明する。本発明は、従来の問題点で
あった、ズボンのポケットなど折れ曲がり易いところに
携帯した時に割れたりすることのない生分解性カード基
材に関するものである。即ち、ストレスクラック耐久回
数が500回以上であるように設計することにより初め
て、ズボンのポケットなどカードが折れ曲がり易いとこ
ろに携帯しても折れ曲がったり割れたりすることのない
ものとなる。
【0009】ストレスクラック耐久回数が500回未満
の場合、ズボンのポケットなどカードが折れ曲がり易い
ところに携帯すると割れたりするため好ましくない。ま
た、40℃90%RHの環境に60日保管後のストレス
クラック耐久回数が500回未満の場合、高温多湿な環
境で連続的に携帯していると短期間で割れたりする傾向
にある。
【0010】次に、本発明の特性値を満足し、更にカー
ドとしての他の特性値、即ち、静的曲げ強さ、難燃性、
無毒性、耐薬品性、寸法安定性、耐光性、耐温湿度性、
光遮断性および耐反り性を満足し、その上、生分解性カ
ード基材としての重要な特性値、生分解性を満足するた
めの組成および製造方法について具体的に説明する。
【0011】本発明の生分解性カード基材は、脂肪族ポ
リエステル系樹脂を含むスキン層(A)と脂肪族ポリエ
ステル系樹脂を含むコア層(B)とが、(A)/(B)
/(B)/(A)または(A)/(B)/(A)の順序
で積層されているものを指す。スキン層(A)およびコ
ア層(B)に用いる脂肪族ポリエステル系樹脂とは、例
えば、グリコール成分と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重
縮合してなる高分子量脂肪族ポリエステル、ポリ乳酸、
ポリー3―ヒドロキシ酪酸、ポリーε-カプロラクト
ン、ポリ−3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシ酪酸
と3−ヒドロキシプロピオネートとの共重合体、3−ヒ
ドロキシ酪酸と4−ヒドロキシ酪酸との共重合体、ポリ
−3−ヒドロキシアルカノエート等を指す。前記特性を
満足するものであれば、特に限定されないが、その中で
も特に、スキン層(A)はポリ乳酸と、グリコール成分
と脂肪族ジカルボン酸とを脱水重縮合してなる高分子量
脂肪族ポリエステルと、カルボジイミド化合物との組成
物からなり、コア層(B)はポリー3―ヒドロキシ酪酸
と、ポリ乳酸と、グリコール成分と脂肪族ジカルボン酸
との脱水重縮合により得られる高分子量脂肪族ポリエス
テルと、カルボジイミド化合物との組成物からなるのが
好ましい。
【0012】本発明の生分解性カード基材のスキン層
(A)およびコア層(B)に用いられるポリ乳酸として
は、L−乳酸、D−乳酸およびD,L−乳酸のいずれか
を直接脱水重縮合してなる重合体、または、これら乳酸
のいずれかと、他のヒドロキシカルボン酸(例えばグル
コール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、
3−ヒドロキシ吉草酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒ
ドロキシカプロン酸等)とを脱水重縮合してなる共重合
体、前記乳酸の環状2量体であるラクチドを開環重合し
てなる重合体、または前記ラクチドとヒドロキシカルボ
ン酸の環状エステル中間体(例えばグリコール酸の2量
体(グリコライド)、6−ヒドロキシカプロン酸の環状
エステルであるカプロラクトン等)の共重合可能な単量
体とを適宜に用いて開環重縮合してなる共重合体を指す
が、特にD,L−乳酸の共重合体が好ましい。
【0013】高分子量のポリ乳酸を直接脱水重縮合によ
り得る場合、前記乳酸または乳酸と他のヒドロキシカル
ボン酸とを、例えば有機溶媒、特にフェニールエーテル
系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、共沸により留出した
溶媒から水を除き実質的に無水の状態にした溶媒を反応
系に戻す方法によって得られるが、前記方法に制限され
ない。この際、本発明のポリ乳酸の数平均分子量(M
n)は、特に限定されないが、数平均分子量(Mn)が
5万〜100万程度が好ましい。数平均分子量(Mn)
が5万未満では強度が弱くなる傾向があり、100万を
越えると成形性が劣る傾向がある。
【0014】本発明でいう高分子量脂肪族ポリエステル
としては、グリコール成分とジカルボン酸(またはその
酸無水物)との2成分、あるいは必要に応じて、これに
第3成分として、3官能または4官能の多価アルコー
ル、オキシカルボン酸および多価カルボン酸(またはそ
の酸無水物)から選ばれる少なくとも1種の多官能成分
を加えて脱水重縮合反応でエステル化させて得られるポ
リエステルを主成分とするものであり、分子の末端にヒ
ドロキシ基を有する比較的高分子量のポリエステルプレ
ポリマーをカップリング剤(例えばジイソシアナート)
により、さらに高分子量化させたもので有り、化1の一
般式で示されるものを例示できる。この際、x/y≧
1.0,m,nはメチレン鎖の長さを示す。
【0015】
【化1】 特に制限はないが、具体的には、ポリエチレンサクシネ
ート(m=2,n=2)、ポリブチレンサクシネート
(m=4,n=2)、ポリブチレンサクシネート・アジ
ペート(m=4,n=2,4)を好ましいものとして挙
げることができる。
【0016】前記の高分子量脂肪族ポリエステルの数平
均分子量(Mn)は、好ましくは5,000以上20
0,000以下、より好ましくは10,000以上10
0,000以下であり、融点は好ましくは60℃以上1
90℃以下のものである。数平均分子量が5,000未
満であると、本発明で数平均分子量を高めるために用い
られるカップリング剤が少量(例えば0.1〜5重量
%)の場合、良好な物性を有するポリエステルを得るこ
とができない傾向にある。数平均分子量5,000以上
200,000以下のポリエステルプレポリマーは、溶
融状態といった過酷な条件下でも、反応中にゲルを生ず
ることがないので、良好な高分子量脂肪族ポリエステル
を合成できる。
【0017】更に、本発明において、数平均分子量(M
n)が好ましくは5,000以上200,000以下、
より好ましくは10,000以上100,000以下の
ポリエステルプレポリマーとしては、ポリエステルプレ
ポリマーが例えばカップリング剤としてのジイソシアナ
ートに由来するウレタン結合を介して連鎖した構造、ま
たは、前記のポリエステルプレポリマーが、多官能成分
に由来する長鎖分岐を有し、例えばカップリング剤とし
てのジイソシアナートに由来するウレタン結合を介して
連鎖した構造、またはカップリング剤としてオキサゾリ
ン、ジエポキシ化合物、無水物を使用した場合、ポリエ
ステルプレポリマーがエステル結合を介して連鎖構造を
取るものを例示できる。
【0018】高分子量脂肪族ポリエステルを構成するグ
リコール類としては、特に制限はなく、エチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、デカメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げら
れ、更に、これらのグルコール類を併用してもよい。そ
の中で特に、1,4−ブタンジオールを好ましいものと
して挙げることができる。
【0019】本発明において、前記記載のグリコール類
と反応して高分子量脂肪族ポリエステルを構成するジカ
ルボン酸(酸無水物を含む)としては、琥珀酸、アジピ
ン酸、スペリン酸、セバシン酸、ドデカン酸、無水琥珀
酸、無水アジピン酸等が挙げられ、更に、これらのジカ
ルボン酸を併用してもよい。その中で特に、琥珀酸、ア
ジピン酸を好ましいものとしてあげることができる。
【0020】前記のグリコール類およびジカルボン酸の
他に、必要ならば、第三成分として、3官能の多価アル
コール成分(例えばトリメチロールプロパン、グリセリ
ンまたはその無水物等)、4官能の多価アルコール成分
(例えばペンタエリット)、3官能の多価オキシカルボ
ン酸成分(例えばリンゴ酸)、4官能の多価オキシカル
ボン酸成分(例えばクエン酸並びに酒石酸)、3官能の
多価カルボン酸(その酸無水物を含む)成分(例えばト
リメシン酸、プロパントリカルボン酸等)および4官能
の多価カルボン酸(その酸無水物を含む)成分(例え
ば、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸無水物
等)から選ばれる少なくとも一種の多価官能成分を添加
して高分子量脂肪族ポリエステルを合成してもよい。
【0021】第三成分を加えることにより、分子に長鎖
の枝分かれを生じ、分子量が高くなると共に分子量分布
が広くなる傾向があり、フィルム成形等に好ましい性質
を付与することが期待できる。この際、第三成分の添加
量は、ゲル化が生じない様に、脂肪族ジカルボン酸(酸
無水物を含む)の成分全体100モル%に対し、3官能
成分では0.1〜5モル%、4官能成分では0.1〜3
モル%を例示できる。更に、本発明の高分子量脂肪族ポ
リエステルの融点は60〜190℃、より好ましくは7
0〜150℃であり、更に好ましくは80〜135℃で
ある。60℃未満では耐熱性が不十分であり、190℃
を越えると製造が難しい傾向がある。また60℃以上の
融点を有するポリエステルを得るためのポリエステルプ
レポリマ−の融点は特に制限はないが、60℃以上であ
ることが好ましい。
【0022】また、本発明に使用される高分子量脂肪族
ポリエステル中に含まれるウレタン結合量は、好ましく
は0.03〜3.0重量%、より好ましくは0.05〜
2.0重量%、更に好ましくは0.1〜1.0重量%で
ある。0.03重量%未満ではウレタン結合による高分
子化の効果が少なく成形加工性が劣る傾向があり、3.
0重量%を越えるとゲルが発生する傾向がある。
【0023】本発明のコア層(B)に用いられるポリ−
3−ヒドロキシ酪酸としては、ポリ−3−ヒドロキシ酪
酸のホモポリマーおよび/または3−ヒドロキシ酪酸と
3−ヒドロキシ吉草酸との共重合体が望ましい。ポリ−
3−ヒドロキシ酪酸のホモポリマーおよび3−ヒドロキ
シ酪酸と3−ヒドロキシ吉草酸との共重合体は、微生
物、例えば水素細菌Alcaligenes eutr
ophus等によって産出される融点100〜180℃
の脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂を例示できる。前
記3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシ吉草酸との共重
合体は、加工性を考慮して、3−ヒドロキシ吉草酸の含
有率が20モル%以下が好ましい。3−ヒドロキシ吉草
酸の含有率が、20モル%を越えると結晶性、融点が低
下し軟化する傾向にある。
【0024】本発明のカルボジイミド化合物とは、分子
中に1個以上のカルボジイミド基を有する化合物を指
し、ポリカルボジイミド化合物も含む。カルボジイミド
化合物は公知の方法で合成されたものを使用することが
でき、例えば触媒として有機リン系化合物又は有機金属
化合物を用い、各種ポリイソシアネートを約70℃以上
の温度で、無溶媒又は不活性溶媒中で、脱炭酸縮合反応
に付することにより合成することができるものも挙げる
ことができる。
【0025】上記カルボジイミド化合物に含まれるモノ
カルボジイミド化合物としては、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、ジメチル
カルボジイミド、ジイソブチルカルボジイミド、ジオク
チルカルボジイミド、t―ブチルイソプロピルカルボジ
イミド、ジフェニルカルボジイミド、ジーβ―ナフチル
カルボジイミド等を例示することができ、これらの中で
は、特に工業的に入手容易であるという点から、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド或いはジイソプロピルカルボ
ジイミドが好ましい。
【0026】また、前記カルボジイミド化合物に含まれ
るポリカルボジイミド化合物としては、種々の方法で製
造したものを使用することができるが、基本的には従来
のポリカルボジイミドの製造方法(特公昭47-332
79号公報)により製造したものを用いることができ
る。
【0027】前記カルボジイミドの製造における合成原
料である有機ジイソシアネートとしては、例えば芳香族
ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジ
イソシアネートやこれらの混合物を挙げることができ、
具体的には、1,5ーナフタレンジイソシアネート、
4,4’ージフェニルメタンジイソシアネート、4,
4’ージフェニルジメチルメタンジイソシアネート、
1,3ーフェニレンジイソシアネート、1,4ーフェニ
レンジイソシアネート、2,4ートリレンジイソシアネ
ート、2,6ートリレンジイソシアネート、2,4ート
リレンジイソシアネートと2,6ートリレンジイソシア
ネートの混合物、ヘキサメチレンジイソシアネート、シ
クロヘキサンー1,4ージイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタンー4,4’ージイソシアネート、メ
チルシクロヘキサンジイソシアネート、テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート、2,6ージイソプロピルフ
ェニルイソシアネート、1,3,5ートリイソプロピル
ベンゼンー2,4ージイソシアネート等を例示すること
ができる。
【0028】又、上記ポリカルボジイミド化合物の場合
は、モノイソシアネート等の、ポリカルボジイミド化合
物の末端イソシアネートと反応する化合物を用いて、適
当な重合度に制御することもできる。
【0029】このようなポリカルボジイミド化合物の末
端を封止してその重合度を制御するためのモノイソシア
ネートとしては、例えば、フェニルイソシアネート、ト
リルイソシアネート、ジメチルフェニルイソシアネー
ト、シクロヘキシルイソシアネート、ブチルイソシアネ
ート、ナフチルイソシアネート等を例示することができ
る。
【0030】又、ポリカルボジイミド化合物の末端を封
止してその重合度を制御する末端封止剤としては、上記
モノイソシアネートに限定されることはなくイソシアネ
ートと反応し得る活性水素化合物、例えば、脂肪族、芳
香族又は脂環族化合物であってーOH基を有する、メタ
ノール、エタノール、フェノール、シクロヘキサノー
ル、Nーメチルエタノールアミン、ポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル;=NH基を有するジエチルアミン、
ジシクロヘキシルアミン;=NH2基を有するブチルア
ミン、シクロヘキシルアミン;ーCOOH基を有するコ
ハク酸、安息香酸、シクロヘキサン酸;ーSH基を持つ
エチルメルカプタン、アリルメルカプタン、チオフェノ
ール;エポキシ基を有する化合物等を例示することがで
きる。
【0031】前記有機ジイソシアネートの脱炭酸縮合反
応は、適当なカルボジイミド化触媒の存在下で行うもの
であり、使用し得るカルボジイミド化触媒としては、有
機リン系化合物、有機金属化合物(一般式M―(OR)
4[Mはチタン(Ti)、ナトリウム(Na)、カリウ
ム(K)、バナジウム(V)、タングステン(W)、ハ
フニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、鉛(P
b)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、カルシウ
ム(Ca)やバリウム(Ba)等を、Rは炭素数1〜2
0までのアルキル基又はアリール基を示す。]で表され
るもの)が好適であり、特に活性の面から、有機リン系
化合物ではフォスフォレンオキシド類が、又、有機金属
化合物ではチタン、ハフニウム、ジルコニウムのアルコ
キシド類が好ましい。
【0032】前記フォスフォレンオキシド類としては、
具体的には、3ーメチルー1ーフェニルー2ーフォスフ
ォレンー1ーオキシド、3ーメチルー1ーエチルー2ー
フォスフォレンー1ーオキシド、1,3ージメチルー2
ーフォスフォレンー1ーオキシド、1ーフェニルー2ー
フォスフォレンー1ーオキシド、1ーエチルー2ーフォ
スフォレンー1ーオキシド、1ーメチルー2ーフォスフ
ォレンー1ーオキシド及びこれらの二重結合異性体を例
示することができ、中でも工業的に入手の容易な3ーメ
チルー1ーフェニルー2ーフォスフォレンー1ーオキシ
ドが特に好ましい。
【0033】本発明の生分解性カード基材のスキン層
(A)はポリ乳酸99〜50重量%、好ましくは99〜
67重量%と、グリコール成分と脂肪族ジカルボン酸と
を脱水重縮合してなる高分子量脂肪族ポリエステル1〜
50重量%、好ましくは1〜33重量%との組成物10
0重量部に対しカルボジイミド化合物を0.1〜5重量
部含有させたものからなるのが好ましい。
【0034】この際、ポリ乳酸が50%未満の場合、透
明性が低下し、コア層(B)施された印刷がスキン層
(A)を通して識別しにくくなる傾向にある。一方、9
9重量%を越える場合、衝撃強度が低下し、カードとし
ての物性を保持できなくなる傾向にある。
【0035】また、高分子量脂肪族ポリエステルの配合
量が1重量%未満では脆くなり、コア層(B)との熱圧
着性が十分でなくなる傾向がある。一方、50重量%を
超える場合も同様に、コア層(B)との熱圧着性が十分
でなくなる傾向がある。更に、カルボジイミド化合物が
0.1重量部未満の場合、および5重量部を越える場
合、共に、ストレスクラック耐久回数が500回未満に
なる傾向がある。
【0036】本発明の生分解性カード基材は、コア層
(B)が、ポリ−3−ヒドロキシ酪酸10〜65重量
%、好ましくは10〜40重量%と、ポリ乳酸80〜2
5重量%およびグリコール成分と脂肪族ジカルボン酸と
の脱水重縮合により得られる高分子量脂肪族ポリエステ
ル10〜35重量%との組成物100重量部に対しカル
ボジイミド化合物を0.1〜5重量部含有させたものか
らなるのが好ましい。
【0037】ポリ−3−ヒドロキシ酪酸が10重量%未
満であると耐溶剤が劣り、印刷性が低下する傾向があ
り、ポリ−3−ヒドロキシ酪酸が65重量%を超える
と、引張強度、剛性、衝撃強度等が低下する傾向があ
る。
【0038】ポリ乳酸が25重量%未満の場合、引張強
度、剛性が低下し、カードとしての物性を保持できなく
なる傾向にある。一方、80重量%を越える場合、衝撃
強度が低下し、カードとしての物性を保持できなくなる
傾向にある。
【0039】また、高分子量脂肪族ポリエステルが10
重量%未満では、コア層(B)の印刷性、(A)層と
(B)層または(B)層と(B)層との層間接着性の向
上が期待できない傾向があり、35重量%を越えると、
剛性が低下する傾向がある。更に、カルボジイミド化合
物が0.1重量部未満の場合、および5重量部を越える
場合、共に、ストレスクラック耐久回数が500回未満
になる傾向がある。スキン層(A)およびコア層(B)
をこのような組成からなる層とすることにより、ストレ
スクラック耐久回数が500回以上のものが容易に得ら
れるのみならず、カードとしての特性である静的曲げ強
さ、層間接着性、反り、外観寸法安定性、積層保管性、
無毒性、耐薬品性、耐光性、耐温湿度性に優れ、しかも
自然界で微生物等によって生分解可能なものになる。
【0040】なお、スキン層(A)および、コア層
(B)には、合目的に、添加剤、充填剤等、例えば耐熱
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑
剤、抗菌剤、ワックス、顔料または染料、酸化チタン、
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、マ
イカ、タルク等公知のものを添加してもよい。
【0041】スキン層(A)およびコア層(B)を構成
する組成物の調製方法は、特に限定されるものでなく、
従来のポリオレフィン系樹脂等の組成物の製法で慣用さ
れている方法、例えばリボンブレンダ−、ヘンセルミキ
サー、タンブラーでブレンドする方法、ニーダー、バン
バリーミキサー、ロール等の混練機を用いて混練する方
法、1軸または2軸押出機等を用いて加熱溶融混練する
方法を例示できる。
【0042】次に、スキン層(A)およびコア層(B)
の製膜方法は、特に限定されるものではなく、公知のい
かなる方法を用いて製膜してもよいが、残留溶剤の問題
もなく、自然環境に配慮する観点から溶融押出法が好ま
しい。その際、押出機中での分解による分子量低下を考
慮し、前記組成物は事前に十分乾燥し水分を除去した
後、押出機で溶融する。溶融押出温度は、組成物中の融
解温度および組成を考慮して適宜選択すればよいが、通
常100〜250℃の範囲から選ばれる。押出機よりシ
ート状に溶融成形された組成物は、回転するキャスティ
ングドラムと接触させて冷却し、スキン層(A)または
コア層(B)を得る。
【0043】コア層(B)の厚さは、特に制限はない
が、カード基材としての特性(静的曲げ強さ、層間接着
性、反り、外観寸法、積層保管性、無毒性、耐薬品性、
耐光性、耐温湿度性)を有するには(B)層が1枚から
構成される場合、720〜480μm、2枚から構成さ
れる場合、360〜240μm、スキン層(A)の厚さ
は、20〜140μmが好ましい。
【0044】本発明の生分解性カード基材には、必要に
応じて印刷層、感熱記録層を設けることができる。印刷
層、感熱記録層は、スキン層(A)の表面またはスキン
層(A)とコア層(B)の層間に設けることができる
が、スキン層(A)とコア層(B)の層間に設けるのが
好ましい。即ち、各層を積層する前に、2枚のコア層
(B)各々の片面に、例えばオフセット方式、あるい
は、シルクスクリーン方式等で画像、文字等を印刷す
る。印刷が完了した2枚のコア層(B)は、1枚のコア
層(B)の印刷面が1枚のスキン層(A)に、他の1枚
のコア層(B)の印刷面が他のスキン層(A)に接する
ように配し、しかる後、2枚のコア層(B)の非印刷面
同志を対向させ、(A)/(B)/(B)/(A)とな
るようにコア層(B)/(B)をスキン層(A)でサン
ドイッチして、未接着状態の生分解性カ−ド基材を作成
する。
【0045】(A)/(B)/(A)の3層構成の場合
は、コア層(B)の両面または片面に印刷層、感熱記録
層を設け、コア層(B)の両面をスキン層(A)でサン
ドイッチし、以下4層構成のものと同様の工程により得
られる。本発明の生分解性カード基材の接着方法は、公
知の方法であればいずれの方法であっても良いが、溶剤
を使用しないなど環境への配慮から、熱圧着法がより好
ましい。この際、加工できる条件であれば特に制限はな
いが、圧力は0.3〜4MPa、加熱温度は100〜1
70℃、加熱加圧時間は30秒〜30分を例示できる。
【0046】更に、前記の工程により得られた生分解性
カード基材をカッティングすることにより生分解性カー
ドが得られる。
【0047】磁気カードの場合、磁気ストライプの形成
はスキン層(A)またはコア層(B)の表面にカッティ
ングの前または後に適宜な方法によって行うのが好まし
く、更に、カード状にカッティングした後、必要に応じ
て、カードの表面にエンボス文字(符号、記号等を含
む)を適宜な方法で刻印を施すこともできる。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。但し、本発明は以下の実施例に限定されるものでな
い。尚、実施例において、各項目の測定、評価は以下の
方法により行った。
【0049】[静的曲げ強さ]:JIS X−6301
号に準じ、荷重変形が13〜35mmの範囲、再現性が
1.5mm以内のものを良好とした。 [層間接着性]:JIS X−6301号の8.1.8
層間剥離の評価に準じて、層間接着強度を測定し、6
N/cm以上を良好とした。 [反り]: (非エンボスカードの場合)JIS X−6301号に
準じ、定盤の平面からの最大値が1.5mm以下(カー
ドの厚みを含む)を良好とした。 (エンボスカードの場合)JIS X−6301号に準
じ、定盤の平面からの凸側の表面の中でエンボスされて
いないあらゆる部分までの最大値が2.5mm以下(カ
ードの厚みを含む)を良好とした。
【0050】[外観寸法安定性]:カード寸法が後記範
囲内であるものを良好とした。 長辺 85.47〜85.72mm 短辺 53.92〜54.03mm 厚み 0.68〜0.84mm [積層保管性]: JIS X−6301号の8.1.
9 接着性又は粘着性の評価に準じた。 [無毒性]:食品・添加物等の規格基準(昭和34年厚
生省告示第370号)の第3のDの2、合成樹脂製の器
具又は容器包装に準じて試験した。(使用温度100゜C
以下)その結果、ポリエチレンテレフタレートの規格値
に適合するものを無毒と判断した。
【0051】[耐薬品性]:JIS X−6305号に
準じ、以下の処理を行なった後、静的曲げ強さ、層間接
着性、外観寸法を測定し、処理前と変化の無いものを良
好とした。 a)5%の食塩水 b)5%の酢酸水 c)5%の炭酸ナトリウム水溶液 d)60%のエチルアルコール水溶液 e)10%の砂糖水 f)B液(ISO1817準拠) g)50%のエチレングリコール水溶液 h)塩水噴霧 i)アルカリ性溶液 j)酸性溶液 a)〜g)は、各溶液を20〜25℃に保持しカード基
材を1分間浸積する。h)は、噴霧後そのままの状態で
24時間保持する。i)〜j)は、カード基材を24時
間浸積する。
【0052】[耐光性]:JIS X−6301号に準
じ、照度5000Luxの蛍光灯を96時間照射し、静
的曲げ強さ、層間接着強度、外観寸法を測定し、照射前
と変化の無いものを良好とした。 [耐温湿度性]:JIS X−6305号の5.10
カードの温度および湿度に対する寸法安定性と反りの評
価に準じた。外観寸法が保管前と変化なく、非エンボス
カードの場合は、反りが1.5mm以下、エンボスカー
ドの場合は、反りが2.5mm以下であるものを良好と
した。
【0053】[ストレスクラック耐久回数]:株式会社
東洋精機製、ストレスクラック測定装置 MIT−Dに
て、JIS P8115に準拠し、荷重250g、折り
曲げ角度135゜、折れ曲げ速度175cpmにて、カ
ード基材が割れるまでの回数を測定した。 [生分解性]:大きさ85.5×54mmの生分解性カ
ード基材を、浄化センター(滋賀県下水道公社湖南中部
事務所)で採集、処理された返送汚泥に浸漬(保持温度
25℃)し、3ヶ月後に取り出し重量減少率を測定し評
価した。重量減少率は、次式のように定義し、算出し
た。 (数式1)
【0054】(実施例1) (A)層/(B)層/(B)層/(A)層からなる生分
解性カード基材において、コア層(B)として、3―ヒ
ドロキシ酪酸/3―ヒドロキシ吉草酸(3―ヒドロキシ
吉草酸8モル%)共重合体(モンサント株式会社製、バ
イオポールD411GWT)39重量%と、ポリ乳酸
(株式会社島津製作所製、ラクティ9010融点148
℃)33重量%、タルク30重量%含有ポリブチレンサ
クシネート(PBS)(昭和高分子株式会社製、ビオノ
ーレ1020X30)17重量%、ポリブチレンサクシ
ネートーアジペート共重合体(PBSA)(昭和高分子
株式会社製、ビオノーレ3003)8重量%、酸化チタ
ン3重量%とからなる組成物100重量部とポリカルボ
ジイミド樹脂(日清紡績株式会社製、カルボジライトH
MV−8CA)1重量部とを、シリンダー温度190
℃、ダイス温度170℃に設定されたTダイ押出機を用
いて溶融混練後、表面温度60℃の冷却ロール上に押出
し、厚さ280μmのシ−トを得た。
【0055】スキン層(A)として、ポリ乳酸(株式会
社島津製作所製、ラクティ9010融点148℃)80
重量%と、ポリブチレンサクシネートーアジペート共重
合体(PBSA)(昭和高分子株式会社製、ビオノーレ
3003)20重量%とからなる組成物100重量部と
ポリカルボジイミド樹脂(日清紡績株式会社製、カルボ
ジライトHMV―8CA)1重量部とを、シリンダー温
度210℃、ダイス温度200℃に設定されたTダイ押
出機に供給し、溶融混練後、表面温度40℃の冷却ロー
ル上に押出し、厚さ100μmのシートを得た。前記で
得たコア層(B)とスキン層(A)を(A)/(B)/
(B)/(A)となるように4枚をサンドイッチ状に重
ね合わせ、2枚の金属製の鏡面板に挟み、ホットプレス
機(株式会社名機製作所製、MHPC−V−50−45
0)にて(圧力)0.98MPa、(温度)50℃から
120℃まで昇温した後120℃で5分間保持し、その
後20分で50℃まで冷却することにより熱圧着加工を
行い、良好な生分解性カードを得た。この生分解性カ−
ドの特性を表1に示した。
【0056】次にこの生分解性カードのストレスクラッ
ク耐久回数と40℃90%RHの環境に60日保管後の
ストレスクラック耐久回数を測定した。これを表2に示
した。また、生分解性カードを前記記載の返送汚泥中に
25℃で3ヶ月浸漬した後の重量減少率は約5%以下で
あった。更に浸漬を続けると、最終的には水と炭酸ガス
に分解されるものと推察される。(タルク、チタンおよ
び印刷成分は除く。)
【0057】(実施例2)スキン層(A)が、ポリ乳酸
(株式会社島津製作所製、ラクティ9010 融点14
8℃)80重量%と、ポリブチレンサクシネート(PB
S)(昭和高分子株式会社製、ビオノーレ1003)2
0重量%とからなる組成物100重量部とポリカルボジ
イミド樹脂(日清紡績格式会社製、カルボジライトHM
V−8CA)1重量部とからなること以外は実施例1と
同様に各シートを得、熱圧着加工し、良好な生分解性カ
ードを得た。その特性を表1に示した。
【0058】次にこの生分解性カードのストレスクラッ
ク耐久回数と40℃90%RHの環境に60日保管後の
ストレスクラック耐久回数を測定した。これを表2に示
した。更に、生分解性カードを前記記載の返送汚泥中に
25℃で3ヶ月浸漬した後の重量減少率は約5%以下で
あった。更に浸漬を続けると、最終的には水と炭酸ガス
に分解されるものと推察される。
【0059】(比較例1)スキン層(A)およびコア層
(B)にポリカルボジイミド樹脂を含まないこと以外は
実施例1と同様にして、生分解性カードを得た。実施例
1と同様にストレスクラック耐久回数と40℃90%R
Hの環境に60日保管後のストレスクラック耐久回数を
測定し、これを表2に示した。
【0060】(表1)
【0061】(表2)
【0062】実施例1、2の生分解性カード基材からな
る生分解性カードは、カードとしての特性に優れ、耐折
れ曲げ性および高温多湿環境での耐折れ曲げ性に優れる
ものであり、ズボンのポケットなどに携帯しても折れ曲
がったり、割れたりするものでなかった。これに対し
て、比較例1で得られるカードは、カードとしての特性
は優れるものの、耐折れ曲げ性および高温多湿での耐折
り曲げ性に劣り、ズボンのポケットなどに携帯すると折
れ曲がったり、割れたりした。
【0063】
【発明の効果】本発明の生分解性カード基材からなるカ
ードは、ズボンのポケットなどに携帯しても折れ曲がっ
たり、割れたりすることのないものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪族ポリエステル系樹脂を含むスキン層
    (A)と脂肪族ポリエステル系樹脂を含むコア層(B)
    とが(A)/(B)/(B)/(A)または(A)/
    (B)/(A)の構成をとる生分解性カード基材におい
    て、下記の測定方法によるストレスクラック耐久回数が
    500回以上である生分解性カード基材。 [ストレスクラック耐久回数測定方法]:JIS P8
    115に準拠し、荷重250g、折り曲げ角度135
    ゜、折れ曲げ速度175cpmにて、カード基材が割れ
    るまでの回数を測定。
  2. 【請求項2】40℃90%RHで60日間保管後のスト
    レスクラック耐久回数が500回以上であることを特徴
    とする請求項1記載の生分解性カード基材。
JP2001001912A 2001-01-09 2001-01-09 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材 Pending JP2002205366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001001912A JP2002205366A (ja) 2001-01-09 2001-01-09 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001001912A JP2002205366A (ja) 2001-01-09 2001-01-09 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002205366A true JP2002205366A (ja) 2002-07-23

Family

ID=18870493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001001912A Pending JP2002205366A (ja) 2001-01-09 2001-01-09 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002205366A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303286A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Tosoh Corp ポリ3−ヒドロキシブチレート系重合体樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303286A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Tosoh Corp ポリ3−ヒドロキシブチレート系重合体樹脂組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100895233B1 (ko) 폴리락트산계 카드 기재 및 카드
EP2130674B1 (en) Core sheet for card
WO1997035922A1 (fr) Base de carte biodegradable
WO2005032818A1 (ja) 生分解性積層シ−ト
WO1999062710A1 (fr) Carte biodegradable
WO2004007197A1 (ja) 生分解性積層シート、及びこの生分解性積層シートを用いた成形体
JP2002205367A (ja) 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材
JP2005280361A (ja) 成形体の製造方法
JP4356372B2 (ja) ポリエステル系樹脂組成物及びその成形体
JP2002205366A (ja) 耐折れ曲げ性に優れた生分解性カード基材
JP4602742B2 (ja) ポリ乳酸系組成物及びポリ乳酸系フィルム
JP2000136259A (ja) Icカード用生分解性発泡シート、非接触式icカードおよびその製造方法
JP3378156B2 (ja) 生分解性カード基材
JP2008195784A (ja) ポリエステル系樹脂組成物及びその成形体
JP3149356B2 (ja) 生分解性カード基材
JP2002160476A (ja) 生分解性カード基材
JP3280927B2 (ja) 分解性記録シートおよび記録カード
JP2001162977A (ja) 生分解性カード基材
JP2007126596A (ja) ポリエステル樹脂組成物、それよりなる延伸フィルム・シート及びそれを用いた包装材料
JP3817164B2 (ja) 折り曲げ罫線入りシート
JP3953773B2 (ja) 生分解性複合シート及びそれを用いた成形体
JPH09123358A (ja) 生分解性カード基材
JP2003080655A (ja) 熱収縮性フィルム
JP2005219487A (ja) 積層フィルム
JP2001064414A (ja) 生分解性フィルム