JP2002204814A - 車両の車椅子乗降リフト装置 - Google Patents

車両の車椅子乗降リフト装置

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JP2002204814A
JP2002204814A JP2001002898A JP2001002898A JP2002204814A JP 2002204814 A JP2002204814 A JP 2002204814A JP 2001002898 A JP2001002898 A JP 2001002898A JP 2001002898 A JP2001002898 A JP 2001002898A JP 2002204814 A JP2002204814 A JP 2002204814A
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Mikio Aoki
幹雄 青木
Takehiko Sumi
武彦 須見
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力源を備えたリフト設備は車椅子使用者の
乗降車に便利であるが、動力系の故障によりリフト設備
が機能しなくなった場合であっても、車椅子使用者がス
ムーズに降車できるようにする対策が必要である。 【解決手段】 車両の車椅子乗降リフト装置は、車椅子
WLをその使用者とともに載置できるデッキ4を備えて
いる。通常時にはデッキ4が電動モータ12を用いた自
動送りユニットにより乗降口2を通じてスライドされ、
また油圧機器を用いた自動昇降ユニットにより乗降口2
と地上との間を昇降される。これに対し電動モータ12
の動力系統に故障が生じた場合は、ボールねじ8を手動
操作により回転させることによりデッキ4を車室外へ張
り出させる。この状態でデッキ4から地上に車輪ガイド
レール34を架け渡し、車椅子WLの脱出スロープを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子使用者の車
両への乗降を自動で手助けするための車両の車椅子乗降
リフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車椅子乗降リフト装置に関する
従来技術としては、例えば特開平10−67271号公
報に記載された車椅子リフターや特開平5−22125
9号公報に記載された荷役運搬装置ユニットが挙げられ
る。前者の車椅子リフターは車両の後端開口の近傍に配
置された支持フレームを有し、この支持フレームにはプ
ラットホームがスライド自在に支持されている。支持フ
レームおよびプラットホームは車両に設けられた油圧機
器により昇降することができ、またプラットホームは電
動モータにより支持フレームに対してスライドすること
ができる。車椅子リフターはプラットホームに車椅子を
載置した状態で支持フレームを昇降させ、またプラット
ホームを前後にスライドさせることにより油圧装置や電
動モータの動力を用いて車椅子使用者を乗降車させるこ
とができる。
【0003】また後者の荷役運搬装置ユニットは車体側
面の乗降口を通じて水平方向に伸縮可能な伸縮アームを
有し、この伸縮アームの先端に荷受け台が設けられてい
る。荷受け台はマストにより昇降可能であり、これら伸
縮アームおよびマストは電動モータにより直動すること
ができる。それゆえ荷役運搬装置ユニットは伸縮アーム
とマストとの協働により、荷受け台に車椅子とその使用
者を載置した状態でその乗降車を電動により行うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知の車椅子
リフターや荷役運搬装置ユニットは、その通常使用時に
おいて一定の利便性が発揮されると考えられるものの、
油圧機器や電動モータ等の動力系に異常が生じた場合の
対策については何ら考慮されていない。具体的には、車
椅子使用者を乗車させた後でこれらの動力系に故障が発
生すると、上述した昇降の機能を全く果たすことができ
なくなる。このような状況にあっては、車椅子使用者を
車両から降ろすには相当の人的労力が必要となる。
【0005】この点、動力系の故障時に例えば車両の乗
降口から地上に延びるスロープ板を架け渡しすれば、と
りあえずは人力だけでも車椅子使用者を降車させること
は可能であると考えられる。しかしながら、前者の車椅
子リフターの場合は車両の後方へ車椅子使用者を降ろす
必要があるため、車両が幹線道路の途上にある場合は車
椅子使用者がスロープ板を下って一旦は車道に降りなけ
ればならない。
【0006】これに対し、後者の荷役運搬装置ユニット
の場合は車両の側方に面した乗降口を用いているため、
車両が幹線道路の途上にあってもスロープ板を歩道に架
け渡すことができると思われる。しかしながら、スロー
プ板の全長に対して歩道の幅が狭い場所ではスロープ板
を使用できないため、車椅子使用者を降車させるのはや
はり困難となる。
【0007】更に、上述したスロープ板は車椅子が通行
できるだけの幅や強度を必要とし、また使用時の傾斜角
を緩やかにするため相当の全長が必要となる。このため
スロープ板は必然的に大型化や重量化を免れず、その車
両への搭載は容易でない。そこで本発明は動力系に故障
等のトラブルが発生した場合であっても、車内の車椅子
使用者を容易且つ安全に降車させることができる車両の
車椅子乗降リフト装置の提供を課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両の車椅子乗
降リフト装置(請求項1)は、車体側面に開口する乗降
口を通じて車椅子使用者を乗降させることができ、具体
的には車椅子をその使用者とともに載置できるデッキを
有している。このデッキは乗降口を通じて車幅方向にス
ライド自在に支持されており、通常時には動力源の動力
によりデッキが車室内と車室外との間を自動でスライド
される。またデッキは乗降口から車外に張り出した状態
となる上昇位置と地上との間で昇降可能であり、通常時
には動力源の動力を用いてデッキが支持部材とともに自
動で昇降される。そして本発明は動力系に異常が生じた
場合の対策として、デッキを動力源以外の手動操作によ
りスライド可能とし、またデッキと地上との間に架け渡
しできる車輪ガイドレールを備えたものである。
【0009】本発明の車椅子乗降リフト装置によれば、
車椅子使用者の乗車後に動力系に故障が生じた場合、デ
ッキを手動操作によりスライドさせて乗降口から車室外
へ張り出させることができる。また車輪ガイドレールは
車両に脱着可能にして装備されており、その使用時には
デッキの張り出し部分から車体側面に沿って地上に架け
渡すことができる。また車輪ガイドレールは車椅子の左
右輪に対応して左右一対で装備されており、これらは互
いに平行に架け渡されて車椅子の左右輪がそれぞれ転動
可能なスロープを形成する。これにより車両の乗降口か
ら車体の側方に沿って延びる車椅子の脱出経路が確保さ
れるため、例えば歩道の幅が狭い場所でも車椅子使用者
を降車させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
ては、例えば本発明を小型バスの車椅子乗降リフト装置
に適用した場合の例を挙げることができる。ただし、本
発明は小型バスのみに限られず、乗用車や大中型バスそ
の他の車椅子使用者が乗車する車両にも適用可能であ
る。
【0011】図1は車椅子乗降リフト装置の構成を概略
的に示している。小型バス1には、その車体側面に開口
した車椅子使用者用の乗降口2が形成されており、それ
ゆえ小型バス1が道路Tの途上で停車する場合であって
も、その側方を通る歩道Sを使って車椅子使用者が乗降
することができる。車椅子乗降リフト装置は車椅子WL
をその使用者(図示していない)とともに載置すること
ができるデッキ4を備えている。デッキ4は矩形の載置
面を有し、この載置面は小型バス1の側方からみて車椅
子WLの全長よりも幅広に設定されている。また乗降口
2の両側縁にはその内側に一対の支持アーム(支持部
材)6が立設されており、これら支持アーム6はデッキ
4を車幅方向にスライド自在に支持している。従ってデ
ッキ4は乗降口2を通じて車室内と車室外との間でスラ
イドすることができ、車室外にいっぱいまでスライドさ
れると、図示のように乗降口2から車室外に張り出した
状態となる。一方、デッキ4は車室の最も奥までスライ
ドされると、完全に車室内に引き込まれた状態となる。
【0012】上述したデッキ4のスライド動作は、例え
ばボールねじ8を用いた自動送りユニットにより実現す
ることができる。ボールねじ8は例えばデッキ4の載置
面よりも下方に配置され、デッキ4のスライド軸線に沿
って車幅方向に延びている。一方、デッキ4にはボール
ナット10が取り付けられており、このボールナット1
0はボールねじ8にねじ込んで組み合わされている。ボ
ールねじ8は図示しない軸受を介して車体に支持されて
おり、その回転に伴い、ボールナット10とともにデッ
キ4にスライド動作を与えることができる。また車両に
は動力源として例えば電動モータ12が装備されてお
り、この電動モータ12の出力軸にはドライブピニオン
(図1には示されていない)が取り付けられている。一
方、ボールねじ8の一端には減速ギヤ16が取り付けら
れており、この減速ギヤ16は上述したドライブピニオ
ンに噛み合わされている。特に図示していないが、電動
モータ12にはバッテリから電力が供給されており、そ
の給電回路にはデッキ4をスライドさせたり、あるいは
スライド方向を切り換えたりするためのスイッチが組み
込まれている。
【0013】またデッキ4の昇降は、例えば平行リンク
機構を用いた昇降ユニットにより実現されている。上述
した一対の支持アーム6はそれぞれ2本のリフトアーム
20(図中1点鎖線で示される)を介して車体に支持さ
れており、これらリフトアーム20は車体と支持アーム
6との間で平行リンクを形成する。具体的には、各リフ
トアーム20の基端は車体に対して回転自在にピン接合
されており、また先端は支持アーム6の上端部に回転自
在にピン接合されている。各リフトアーム20がその基
端を中心として車室外へ倒れ込みながら旋回することに
より、支持アーム6は車体に対して立設姿勢を保持した
まま乗降口2からせり出される。一方、デッキ4は支持
アーム6に支持されて水平姿勢を保持しており、支持ア
ーム6のせり出しに伴い円弧状の軌跡を描いて地上に下
降する。なお、このときボールナット10はボールねじ
8の先端から外れる。これとは逆方向に支持アーム6が
車室内へ起き上がりながら旋回すると、デッキ4は地上
からもとの上昇位置、つまり乗降口2から張り出した状
態となる位置まで上昇する。そして、このときボールナ
ット10はボールねじ8の先端に嵌め合わされる。
【0014】このようなデッキ4の昇降動作には、例え
ば油圧シリンダ22が動力源として利用されている。各
支持アーム6に接続される2本のリフトアーム20のう
ち、その一方には油圧シリンダ22のピストンロッドが
ピン接合されており、また油圧シリンダ22の後端は車
体に対して回転自在に支持されている。特に図示しない
が、油圧シリンダ22には油圧源から作動油圧が供給さ
れており、そのピストンロッドを伸縮させてリフトアー
ム20を旋回させることができる。作動油圧の供給経路
にはデッキ4の上昇・下降を開始し、あるいはその昇降
方向を切り換えるための電磁制御弁や油圧源等の油圧機
器が組み込まれており、またこれらの作動はスイッチ操
作により電気的に制御することができる。
【0015】上述のように本発明の車椅子乗降リフト装
置は、その電動モータ12や油圧シリンダ22等の動力
系が通常に使用できる場合には、各スイッチの操作のみ
により車椅子使用者を容易に乗降させることができる。
スイッチ操作は例えば介添人が行うことが好ましく、車
椅子使用者は地上に降ろされたデッキ4の載置面上に乗
るだけで、あとは動力機器の作動により乗降口2の高さ
まで上昇し、そのまま車室内に進入することができる。
また逆に、降車する場合は車室内でデッキ4の載置面上
まで移動するだけで、あとは同様に動力機器の作動によ
り乗降口2を通じて車室外へ退出し、そのまま地上に降
りることができる。
【0016】これに対し、図2は動力系に故障が生じた
場合の車室内から車室外への車椅子WLの脱出経路を具
体的に示している。小型バス1に車椅子使用者が乗車し
た後、デッキ4は図中に2点鎖線で示されるように車室
内に完全に引き込まれた状態にある。このとき、例えば
電動モータ12の動力系に故障(例えばスイッチ類の故
障や電源供給の不能等を含む)が生じている場合、デッ
キ4を自動でスライドさせることはできない。このよう
な故障時の対策として、本発明の車椅子乗降リフト装置
は上述したボールねじ8を手動操作により動かすことが
できる手動送り機構を備える。
【0017】図3は手動送り機構を具体的に示してい
る。手動送り機構は例えばギヤ列を用いて構成され、ギ
ヤ列は上述したドライブピニオン14とは別にボールね
じ8の減速ギヤ16に噛み合っている。ギヤ列はそのマ
ニュアルピニオン24により減速ギヤ16に噛み合わさ
れ、その同軸上にベベルギヤ26が配設されている。こ
れらマニュアルピニオン24およびベベルギヤ26は軸
27を介して一体的に回転することができ、そして、ベ
ベルギヤ26はもう一つのベベルギヤ28に噛み合わさ
れている。このベベルギヤ28は例えば下向きに伏せた
状態で配置されており、その軸29にはハンドル30を
取り付けることができる。ハンドル30はその先端に例
えば差し込みジョイント32を有しており、車室フロア
Fの上方から差し込みジョイント32を軸29の穴に差
し込むと、ハンドル30と軸29とを相互に噛み合わせ
ることができる。そしてこの状態でハンドル30を手回
しすると、ギヤ列を通じてボールねじ8を回転させるこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、車輪ガイドレール34の使用方法につ
いて具体的な実施例を挙げて説明する。図2に加えて図
4は、車輪ガイドレール34の使用例を具体的に示して
いる。上述した電動モータ12の動力系の故障に加え
て、油圧シリンダ22につながる油圧系統にも故障が生
じた場合、デッキ4の昇降もまた不能となる。
【0019】このような場合、バス乗員や車椅子使用者
の介添人等はデッキ4を手動操作により乗降口2から張
り出させる。そして、張り出したデッキ4と地上との間
に車輪ガイドレール34を架け渡しすることにより、車
椅子WLのための車外への脱出経路を確保する。なお油
圧系統だけが故障している場合は、デッキ4のスライド
を電動で行ってもよい。
【0020】上述した手動操作用のハンドル30は、通
常時には車載ツールとして格納されている。従って、デ
ッキ4を手動でスライドさせる場合は介添人等がハンド
ル30を格納場所から取り出し、ギヤ列の軸29に取り
付けて手回しする。なお車室フロアFには予め、軸29
に通じる差し込み口が形成されていることが好ましい。
【0021】また車輪ガイドレール34は車両に脱着可
能にして装備されており、車両1台あたり左右一対の車
輪ガイドレール34が例えば車室内やそのフロア下に車
載されている。車輪ガイドレール34は例えば断面溝形
をなし、それぞれ車椅子WLの左右の車輪およびキャス
タ等が同時に転動可能な溝幅Bを有している。車輪ガイ
ドレール34を使用する場合は、これらをバス乗員や介
添人等が車室外へ運び出してデッキ4に架け渡す。
【0022】図5は車輪ガイドレール34のデッキ4へ
の架け渡しの状態をより具体的に示している。車輪ガイ
ドレール34はその一端にフック36を有しており、一
方、車両の後方に位置するデッキ4の一側縁部にはフッ
ク36を受け入れるためのフック穴38が形成されてい
る。実際に2本の車輪ガイドレール34をデッキ4に架
け渡しするとき、これらの間隔L(図2参照)は車椅子
WLの左右輪幅によって異なる。このため、フック穴3
8はフック36に対して幅方向に多少の余裕をもって成
形されていることが好ましい。なおフック穴38は図示
の例のように2個所だけでなく、複数個所(デッキ4の
他の縁部を含む)に配置されていてもよいし、またフッ
ク穴38は連続した溝状に形成されていてもよい。また
実際に車輪ガイドレール34上に車椅子WLを通行させ
る場合、左右の車輪ガイドレール34の離間を防止する
ため車輪ガイドレール34を例えば連結棒(タイロッド
等)を介して互いに連結しておくことが好ましい。
【0023】図2および図4に示されているように、車
輪ガイドレール34はデッキ4を車室外に張り出させた
状態で使用できるため、これらを車体の側面に沿って道
路と平行に架け渡しすることができる。従って、例えば
歩道Sの道幅が十分でない場所であっても車輪ガイドレ
ール34の使用が可能であるし、またデッキ4の地上高
が高くても車輪ガイドレール34の傾斜角θは十分緩や
かなものとなる。
【0024】更に車輪ガイドレール34はスロープ板と
異なり左右輪毎に分割されており、その軽量化・小型化
が容易である。このため車室内に持ち込んだとしてもそ
の省スペース化が図られる。車輪ガイドレール34の使
用方法は上述した実施例に限られず、他の方法で使用す
ることができる。例えば実施例ではデッキ4から車両の
後方に向けて車輪ガイドレール34を架け渡している
が、特に必要があれば車両の前方に向けて架け渡しても
よい。この場合、デッキ4の他方の側縁部にも予めフッ
ク穴38が形成されている。また実施例では車輪ガイド
レール34を長尺な1本ものとしているが、車輪ガイド
レール34は長手方向に折り畳み可能な構造であっても
よいし、また2〜3本に分割されたものを相互に継ぎ合
わせる構造であってもよい。
【0025】手動送り機構はギヤ列を用いたものだけで
なく、例えばチェーンとスプロケットを用いたものやベ
ルトとプーリを用いたものに置き換えてもよいし、その
他の均等手段にて置き換え可能である。またデッキ4の
自動送りユニットや自動昇降ユニットは上述の実施形態
だけに限られず、これらの双方が油圧機器または電動機
器の何れか一方だけにより構成されていてもよい。
【0026】その他、本発明においてデッキ4をスライ
ドさせたり、あるいは昇降させたりする具体的な機構は
一実施形態の制約を受けることなく、何れも適宜に変更
して実施可能であることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明の車両の車椅子乗降リフト装置
(請求項1)によれば、動力源による動作が不能となっ
た状況にあっても、簡単な作業のみで車椅子使用者を安
全且つスムーズに降車させることができる。また大がか
りな設備を必要としないため、車輪ガイドレール等の必
要な装備品は普段からコンパクトに車載しておくことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型バスに適用された車椅子乗降リフト装置の
概略図である。
【図2】車椅子乗降リフト装置の実施例を表す平面図で
ある。
【図3】図2中III−III線に沿う断面により、手動送り
機構の具体的な構造を表した図である。
【図4】図2とともに車椅子乗降リフト装置の実施例を
表す斜視図である。
【図5】図2中V−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 乗降口 4 デッキ 6 支持アーム(支持部材) 8 ボールねじ(自動送りユニット) 10 ボールナット(自動送りユニット) 12 電動モータ(動力源) 20 リフトアーム(自動昇降ユニット) 22 油圧シリンダ(動力源) 24 マニュアルピニオン(手動送り機構) 26,28 ベベルギヤ(手動送り機構) 30 ハンドル(手動送り機構) 34 車輪ガイドレール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側面に開口する乗降口と、 車椅子をその使用者とともに載置可能なデッキと、 前記乗降口を通じて前記デッキを車幅方向にスライド自
    在に支持する支持部材と、 動力源から動力の供給を受け、前記デッキを車室内と車
    室外との間でスライドさせる自動送りユニットと、 前記デッキが前記支持部材に支持されて前記乗降口から
    車室外に張り出した状態となる上昇位置を有し、動力源
    から動力の供給を受けて前記上昇位置と地上との間で前
    記支持部材とともに前記デッキを昇降させる自動昇降ユ
    ニットと、 前記自動送りユニットに対し、前記動力源以外の手動操
    作により前記デッキのスライドを可能とする手動送り機
    構と、 車両に着脱可能にして装備され、前記上昇位置にある前
    記デッキと地上との間に前記車体側面に沿って架け渡さ
    れることにより、前記車椅子の左右輪がそれぞれ転動可
    能なスロープを形成する左右一対の車輪ガイドレールと
    を具備したことを特徴とする車両の車椅子乗降リフト装
    置。
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Cited By (4)

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