JP2002203141A - 入札価格管理方法および入札価格管理装置 - Google Patents
入札価格管理方法および入札価格管理装置Info
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Abstract
意図的な駆け込み入札が行いにくいオークション環境を
実現する。 【解決手段】 入札時点のあった時点が入札期限の2日
前であれば(SA2でYES、SA3でNO)、その時
点における最高値に対する最低上乗せ価格である入札単
位(A)を、それ以前の所定の入札単位(N)の2倍に
設定する(SA4)。さらに、入札時点のあった時点が
入札期限の1日前になったら(SA2,SA3がYE
S)、その時点の入札単位(A)を、所定の入札単位
(N)の3倍に設定する(SA5)。入札期限の間際だ
けの入札を不利とし、意図的な駆け込み入札による利点
を半減させる。
Description
の通信回線を介して参加するオークションの運営に際し
て入札価格を管理する入札価格管理方法および入札価格
管理装置に関する。
bサイトでは各種のオークションが開催されており、パ
ーソナルコンピュータ等を所定のWebサイトへ接続す
れば、誰もが家庭に居ながらにして参加できる環境が実
現されている。
各商品等にオークション期間(入札期限)が決められて
おり、また、入札に際しては、決められた入札単位(最
小の上乗せ価格)で、その時点の最高価格よりも高い金
額を付けるシステムが多い。また、オークションの開催
者によっては、参加者に対して、高値更新通知(ほかの
入札者が参加者の入札金額より高い価格を付けたときに
電子メールで通知する)や最高額入札者(低落札価格が
設定されているオークションにおいて、終了24時間前
に参加者が最高額入札者となったとき電子メールで通知
する)などの通知サービスや、入札期限5分以内に高値
更新された場合は5分間の期限延長をする延長サービス
等の各種サービスを行っているところもある。
オークションにおいては、入札期限ぎりぎりに、その時
点の最高価格に最小価格である入札単位分だけを上乗せ
して入札し、落札することにより、自己の落札価格の上
昇を操作するという入札手法(以下、「意図的な駆け込
み入札」という)が存在している。これは参加者全員が
同時に参加する従来型のオークションでは有り得ない、
インターネット・オークション特有の問題点であって、
前述した通知サービスによっても、他の参加者が故意に
入札期限ぎりぎりに入札するとそれらの通知も間に合わ
ず、また、延長サービスがあっても、入札期限に他の参
加者の入札状況を監視していないと分からなかった。
り他の参加者の再入札の機会が少なくなり、またフェア
ではないことから、公平な価格形成を阻害する要因とな
っており、かかる意図的な駆け込み入札をいかにして排
除するかが問題となっていた。
れたものであり、意図的な駆け込み入札が行いにくいオ
ークション環境が実現可能となる入札価格管理方法およ
び入札価格管理装置を提供することを目的とする。
に請求項1の入札価格管理方法にあっては、通信回線を
介して参加するオークションの運営に際して入札価格を
管理する方法であって、入札期間の残りが所定期間に達
した後、直前の途中価格に加算又は減算可能な最小の価
格幅、すなわち通常のオークションにおける入札直前ま
での最高値に上乗せ可能な最小価格や、いわゆる逆オー
クションにおける入札直前までの最安値から差し引き可
能な最小価格の幅を、それ以前よりも増加させるものと
した。
札を不利とすることによって、入札期限の直前に行われ
る意図的な駆け込み入札による利点を半減させることが
できる。
間の残りが所定期間に達した後、前記最小の価格幅を漸
次増加させるものとした。
われる意図的な駆け込み入札による利点をより一層減少
させることができる。
に、前記最小の価格幅を、最高値が入札されてから所定
期間が経過した後にも、それ以前よりも増加させるもの
とした。
直前に行われる意図的な駆け込み入札による利点をより
一層減少させることができる。
に、直前の途中価格が入札されてから所定期間が経過し
た直後の1回目の入札に適用する前記最小の価格幅を、
それ以前よりも増加させるものとした。
直前に行われる意図的な駆け込み入札による利点をより
一層減少させることができる。
線を介して参加するオークションの運営に際して入札価
格を管理する方法であって、途中価格が入札されてから
所定期間が経過した後、直前の途中価格に加算又は減算
可能な最小の価格幅を、それ以前よりも増加させるもの
とした。
維持された後の入札が不利になるため、入札期限の直前
に行われる意図的な駆け込み入札による利点を減少させ
ることができる。
線を介して参加するオークションの運営に際して入札価
格を管理する方法であって、直前の途中価格が入札され
てから所定期間が経過した直後の1回目の入札に適用す
る、直前の途中価格に加算又は減算可能な最小の価格幅
を、それ以前よりも増加させるものとした。
維持された直後の入札が不利になるため、入札期限の直
前に行われる意図的な駆け込み入札による利点を減少さ
せることができる。
ては、通信回線を介して参加するオークションの運営に
用いられるとともに入札価格を管理する装置であって、
入札期限に関する期限情報を記憶する記憶手段と、この
記憶手段が記憶する期限情報に基づき入札期限までの残
存期間を演算する演算手段と、この演算手段による演算
結果が所定期間となることに伴い、直前の途中価格に加
算又は減算可能な最小の価格幅を、それ以前より大きな
価格幅に設定する設定手段とを備えたものとした。
け、直前の途中価格、すなわち通常のオークションにお
ける入札直前までの最高値に上乗せ可能な最小価格や、
いわゆる逆オークションにおける入札直前までの最安値
から差し引き可能な最小価格の幅が増加する。したがっ
て、入札期限の間際の入札を不利とすることによって、
入札期限の直前に行われる意図的な駆け込み入札による
利点を半減させることができる。
線を介して参加するオークションの運営に用いられると
ともに入札価格を管理する装置であって、入札期限に関
する期限情報を記憶する記憶手段と、途中価格が入札さ
れてからの経過期間を取得する取得手段と、この取得手
段により取得された経過期間が所定期間に達することに
伴い、直前の途中価格に加算又は減算可能な最小の価格
幅を、それ以前よりも大きな価格幅に設定する設定手段
とを備えたものとした。
れてから所定期間が経過した後、直前の途中価格に加算
又は減算可能な最小の価格幅が、それ以前よりも増加す
る。したがって、途中価格が継続して維持された後の入
札が不利になるため、入札期限の直前に行われる意図的
な駆け込み入札による利点を減少させることができる。
線を介して参加するオークションの運営に用いられると
ともに入札価格を管理する装置であって、入札期限に関
する期限情報を記憶する記憶手段と、途中価格が入札さ
れてからの経過期間を取得する取得手段と、この取得手
段により取得された経過期間が所定期間に達した直後の
1回目の入札に適用する、直前の途中価格に加算又は減
算可能な最小の価格幅を、それ以前よりも大きな価格幅
に設定する設定手段とを備えたものとした。
入札されてから所定期間が経過した直後の1回目の入札
に適用する、直前の途中価格に加算又は減算可能な最小
の価格幅が、それ以前よりも増加する。したがって、途
中価格が継続して維持された直後の入札だけが不利にな
るため、入札期限の直前に行われる意図的な駆け込み入
札による利点を減少させることができる。
にしたがって説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明に係るネットワー
ク・オークション・システムの全体を示す構成図であ
る。このシステムは、Web上でオークション・サイト
を運営するオークション開催者が有するオークションサ
ーバ1と、インターネット2を介してオークションサー
バ1へ接続された出品者端末3、及び入札者端末4・・
・とから構成される。出品者端末3は、オークション・
サイトへの出品者が、出品する商品の内容及び価格等の
商品情報の情報をオークションサーバ1へ送るためのク
ライアント端末であり、入札者端末4・・・は、オーク
ションへ参加する入札参加者が、希望商品や入札価格を
オークションサーバ1へ送るためのクライアント端末で
ある。なお、出品者端末3及び入札者端末4は、例えば
電話回線を介してインターネット2への接続を可能とす
るモデム等の通信機器を備えるとともに、Web閲覧機
能を有するパーソナルコンピュータである。また、出品
者が他の出品者の商品に対する入札に参加する場合に
は、同一のパーソナルコンピュータによって出品者端末
3及び入札者端末4が構成される。
札価格管理装置であり、図2に示すように、CPU11
と、CPU11に接続された入力手段12、出力手段1
3、RAM14、記憶手段15、通信手段16、時計手
段17とを備えている。入力手段12はキーボードやマ
ウス等の装置であり、出力手段13はCRTやLCD等
の表示装置やプリンタ等であって、入力手段12及び出
力手段13は、主として管理者がオークションサーバ1
の管理や保守を行う場合に使用される。通信手段16
は、インターネット2との間で大量のデータを送受信す
るための通信インターフェイスであり、電話回線等の公
衆回線や、専用の通信回線を介してインターネット2と
接続されている。前記時計手段17はカレンダー機能を
有する時計装置からなり、CPU11に対して現在の日
付及び時刻データを供給する。
可能なハードディスク等をはじめとする各種の記憶装置
によって構成されている。記憶手段15には、オークシ
ョンサーバ1の制御プログラムが記憶されており、CP
U11がその制御プログラムに基づき動作し上記各部の
制御を行うことにより、オークションサーバ1によるオ
ークション・サイトの運営が可能となる。また、CPU
11は、RAM14を作業用のメモリとして使用すると
ともに、記憶手段15に記憶されている後述するデータ
や、時計手段17から送られる日付及び時刻データに基
づき各種のデータ処理を行うことにより本発明の演算手
段、設定手段、取得手段として機能する。また、記憶手
段15には、前記制御プログラムと共に、図3に示した
入札基本データファイル15aと、入札管理ファイル1
5bとが記憶されている。
ル15aは、前記出品者端末3を介して出品者から依頼
された各商品について出品時に設定された基本項目、す
なわち商品番号、及びそれに対応する入札期限、入札初
期時における開始価格、入札単位の各データ101〜1
04によって構成されている。なお、入札期限データに
は、出品者が当該商品の出品申し込み時に設定した入札
期間に対応して自動的に計算した入札期限(時刻を含
む)である。入札単位データ104は入札参加者が入札
を行うとき上乗せ可能な最小価格であると同時に、入札
価格の単位であり、出品申し込み時において出品者の希
望により、或いはオークション開催者が所定の基準に従
い設定された価格である。
bは、入札期間中の管理に使用するデータ、すなわち商
品番号、及びそれと対応する最高値、最高値の入札日時
(最終入札日)、管理入札単位の各データ101,10
5〜107によって構成されている。最高値データ10
5は、入札期間中には途中価格を、入期間の終了時点で
は落札価格のデータであって、入札日時データ106と
共に逐次更新される。管理入札単位データ107には、
入札基本データファイル15aの入札単位データ104
と同様の金額が初期データとして記憶されている。
オークション・システムにおいて、オークションの開催
中に前記オークションサーバ1のCPU11により行わ
れる入札価格管理動作を図4のフローチャートに従って
説明する。
れた後、いずれかの入札者端末4から入札があると(ス
テップSA1でYES)、その時点が入札基本データフ
ァイル15aに記憶されている入札期限の2日以内であ
るか否かを判別する(ステップSA2)。ここで、2日
以内でないときには、入札価格が、その時点の最高値
に、入札管理ファイル15bに記憶されている管理入札
単位(A)を加算した価格以上であるか否かを引き続き
判別する(ステップSA6)。なお、入札が開始当初に
おける管理入札単位(A)は、入札基本データファイル
15aに記憶されている入札単位と同一である。そし
て、ここで入札価格が上記の条件を満たしていれば、そ
の入札価格を有効として登録する。つまり入札管理ファ
イル15bの最高値データ105を更新する(ステップ
SA7)。また、ステップSA6の判別結果がNOであ
って、入札価格が、その時点の最高値に管理入札単位
(A)を加算した価格に満たないときには、入札価格を
無効とし(ステップSA8)、その時点の最高値を維持
する。
がYESであって、入札があった時点が入札期限の2日
以内であったときには、さらに、その時点が入札期限の
1日以内であるか否かを判別する(ステップSA3)。
ここで、1日以内でなかったとき、つまり入札期限の2
日前であったときには、管理入札単位(A)を前記入札
単位(N)の2倍に設定した後(ステップSA4)、前
述したステップSA6へ進む。また、1日以内であった
とき、つまり入札期限の1日前であったときには、管理
入札単位(A)を入札単位(N)を3倍に設定した後
(ステップSA5)、前述したステップSA6へ進む。
そして、以上の動作を入札期限まで継続する。
クションサーバ1においては、入札期限があと2日とな
った時点、及びあと1日となった時点においては、別
途、Web上に、その時点の最高値と共に、管理入札単
位(A)をその時点の入札単位(最低上乗せ価格)とし
て表示する。
のように入札価格が以下のように管理される。例えばあ
る商品が、開始価格1,000円、入札単位100円、
入札期間10日で登録(出品)された場合について考え
ると、入札参加者は、従来と同様に、入札が可能な10
日間の期間中、8日目までは入札単位の100円ずつ高
額に価格を設定して入札が可能となる。一方、9日目に
入った時点で入札単位は200円に設定され、それまで
の最高入札価格が1800円であったとすると、9日目
では1,800円+200円となり2,000円が有効
な入札価格となる。さらに10日目(最終日)に入った
時点では、入札単位は300円に設定され、それまでの
最高入札価格が2,000円であったとすると、10日
目では2,000円+300円となり、2,300円が
有効な入札価格となる。
入札参加者に知らせることにより、最高値が更新されて
から一定期間その最高値が維持され、最高値がほぼ決定
した状態となる10日目(入札期限)まで入札に参加せ
ず、故意に終了直前に100円という入札単位分だけを
その時点の最高値に上乗せして落札権を獲得する、すな
わち自己の落札価格の上昇を操作することの利点が半減
することとなる。よって、意図的な駆け込み入札を極力
排除することができる。その結果、入札参加者が不公平
感を生じさせない公平な価格形成が維持できるオークシ
ョン環境を実現することが可能となる。
前の時点から入札単位を増額し、1日前の時点で入札単
位をさらに増額する、すなわち入札期限の直前の一定期
間に入札単位を漸次増加させる場合を示したが、入札期
限の直前の一定期間における入札単位を、それ以前の金
額よりも1度だけ高く設定するようにしてもよい。その
場合であっても、意図的な駆け込み入札を極力排除する
ことができる。
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、前述
したオークションサーバ1の前記記憶手段15に、以下
の動作に関する制御プログラムが記憶されているもので
ある。
11が実行する他の入札価格管理動作を図5のフローチ
ャートに従って説明する。
れた後、いずれかの入札者端末4から入札があると(ス
テップSB1でYES)、その時点が、入札管理ファイ
ル15bに記憶されている最終入札日、つまりその時点
の最高値が登録された日時から2日以上経過しているか
否かを判別する(ステップSB2)。ここで、2日以上
経過していないときには、入札価格が、その時点の最高
値に、入札管理ファイル15bに記憶されている管理入
札単位(A)を加算した価格以上であるか否かを引き続
き判別する(ステップSB6)。なお、入札が開始当初
における管理入札単位(A)は、入札基本データファイ
ル15aに記憶されている入札単位と同一である。そし
て、ここで入札価格が上記の条件を満たしていれば、そ
の入札価格を有効として登録する。つまり入札管理ファ
イル15bの最高値データ105を更新し(ステップS
B7)、さらに高値更新日時データ106を更新する
(ステップSB8)。また、ステップSB6の判別結果
がNOであって、入札価格が、その時点の最高値に入札
単位(N)を加算した価格に満たないときには、入札価
格を無効とし(ステップSB9)、その時点の最高値を
維持する。
がYESであって、入札があった時点が最終入札日から
2日以上経過しているときには、さらに、最終入札日か
ら3日以上経過しているか否かを判別する(ステップS
B3)。ここで、3日以上経過していなかったとき、つ
まり最終入札日から2日経過していたときには、管理入
札単位(A)を、入札管理ファイル15bに記憶されて
いる入札単位(N)の2倍に予め設定し(ステップSB
4)、3日以上経過しているときに、入札単位(N)を
3倍に設定した後(ステップSB5)、前述したステッ
プSB6へ進む。そして、以上の動作を入札期限まで継
続する。
クションサーバ1においては、最終入札日から2日経過
した時点、及び3日経過した時点においては、別途、W
eb上に、その時点の最高値と共に、管理入札単位
(A)をその時点の入札単位(最低上乗せ価格)として
表示する。
のように入札価格が以下のように管理される。例えばあ
る商品が、開始価格1,000円、入札単位100円、
入札期間10日で登録(出品)された場合について考え
ると、入札参加者は、従来と同様に、入札が可能な10
日間の期間中、8日目までは入札単位の100円ずつ高
額に価格を設定して入札が可能となる。一方、ある時点
でいずれかの入札参加者が最高値である1,800円を
入札した後に、2日間、他の有効な入札がない場合、そ
の時点で入札単位が200円に増加し、それ以後は、最
高値1,800+200である2,000円が有効な入
札価格となる。さらに、その後1日(都合3日間)、他
の有効な入札がない場合、その時点で最低入札単位はさ
らに300円に増加し、それまでの最高入札価格が2,
000円であったとすると、4日目からは2,000円
+300で2,300円が有効な入札価格となる。
図的な駆け込み入札を行うことの利点を半減させること
ができ、意図的な駆け込み入札を極力排除することがで
きる。その結果、入札参加者が不公平感を生じさせない
公平な価格形成が維持できるオークション環境を実現す
ることが可能となる。
2日経過した時点から入札単位を増額し、3日経過した
時点から入札単位をさらに増額する、すなわち最高値が
更新された後に一定期間が経過したら入札単位を漸次増
加させる場合を示したが、最高値が更新された後に一定
期間が経過したら、その後の入札単位を、それ以前の金
額よりも1度だけ高く設定するようにしてもよい。その
場合であっても、意図的な駆け込み入札を極力排除する
ことができる。
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、前述
したオークションサーバ1の前記記憶手段15に、以下
の動作に関する制御プログラムが記憶されているもので
ある。
11が実行する他の入札価格管理動作を図6のフローチ
ャートに従って説明する。
れた後、いずれかの入札者端末4から入札があると(ス
テップSC1でYES)、その時点が、入札管理ファイ
ル15bに記憶されている最終入札日、つまりその時点
の最高値が登録された日時から2日以上経過しているか
否かを判別する(ステップSC2)。ここで、2日以上
経過していないときには、入札価格が、その時点の最高
値に、入札管理ファイル15bに記憶されている管理入
札単位(A)を加算した価格以上であるか否かを引き続
き判別する(ステップSC4)。なお、入札が開始当初
における管理入札単位(A)は、入札基本データファイ
ル15aに記憶されている入札単位(N)と同一であ
る。そして、入札価格が上記条件を満たしていれば、そ
の入札価格を有効として登録する。つまり入札管理ファ
イル15bの最高値データ105を更新し(ステップS
C5)、高値更新日時データ106を更新した後(ステ
ップSC6)、管理入札単位(A)として入札単位
(N)を再設定する。
がYESであって、入札があった時点が最終入札日から
2日以上経過しているときには、管理入札単位(A)に
入札単位(N)の2倍に設定した後(ステップSC
3)、前述したステップSC4以降の処理を行う。その
後、当該入札価格が有効であったときには、ステップS
C5〜SC7の処理が行われるとともに、ステップSC
7において管理入札単位(A)が入札単位(N)に戻さ
れ、当該入札価格が無効であったときには、管理入札単
位(A)が入札単位(N)の2倍の状態が維持される。
そして、以上の動作を入札期限まで継続する。
クションサーバ1においては、最終入札日から2日経過
した後、次のいずれかの有効な入札があるまで間は、W
eb上に、その時点の最高値と共に、管理入札単位
(A)をその時点の入札単位(最低上乗せ価格)として
別途、表示する。
時点でいずれかの入札参加者が最高値である1,800
円を入札した後 2日間、他の有効な入札がない場合に
は、その時点で入札単位は200円に設定され、次の入
札参加者の入札単位だけが200円に設定される。つま
り次の入札参加者は、最高値1,800+200である
2,000円が有効な入札価格となる。
図的な駆け込み入札を行うことの利点を半減させること
ができ、意図的な駆け込み入札を極力排除することがで
きる。その結果、入札参加者が不公平感を生じさせない
公平な価格形成が維持できるオークション環境を実現す
ることが可能となる。
第2及び第3の実施の形態に示した入札価格管理方法
は、それぞれが第3の実施の形態で示した入札価格管理
方法と組み合わせて実施するようにしてもよい。一例を
上げると、第1の実施の形態におけるステップSA2〜
SA5(図4)の処理を、第2の実施の形態において
は、図5に示したステップSB2、又はステップSB6
の直前で行わせ、第3の実施の形態においては、図6に
示したステップSC2、又はステップSC4の直前で行
わせればよい。
の形態における、前述した入札単位に対する管理入札単
位の増加幅や、管理入札単位(実際に適用される入札単
位)における入札単位からの変更時点(適用開始時期)
及びその適用期間の設定は、適宜設定すればよい。ま
た、前記変更時点及びその適用期間を日にち単位で設定
した場合についてのみ示したが、それらを時間単位で設
定してもよい。また、前記増加幅を、それに設定された
入札の開始価格に対応して商品毎に決めたり、前記変更
時点及びその適用期間を、出品申し込み時に設定した入
札期間に対応して商品毎に決めるようにしてもよい。
が出品された商品の価格を競り上げる一般的なオークシ
ョンを例に上げたが、これ以外にも本発明は、入札参加
者が例えば買い入れ希望がある商品について、複数の入
札参加者が当該商品の販売価格を競り下げる、いわゆる
逆オークションにも採用可能であり、その場合であって
も、意図的な駆け込み入札を行うことの利点を半減させ
ることができ、それをを極力排除することができる。そ
の結果、入札参加者が不公平感を生じさせない公平な価
格形成が維持できるオークション環境を実現することが
可能となる。
入札期限の間際だけの入札を不利とすることによって、
入札期限の直前に行われる意図的な駆け込み入札による
利点を半減させることができるようにした。よって、意
図的な駆け込み入札が行いにくくなり、公平な価格形成
が維持できるオークション環境を実現することが可能と
なる。
継続して維持された後の入札を不利とすることにより、
入札期限の直前に行われる意図的な駆け込み入札による
利点を減少させることができる。よって、意図的な駆け
込み入札が行いにくくなり、公平な価格形成が維持でき
るオークション環境を実現することが可能となる。
継続して維持された直後の入札だけを不利とすることに
より、入札期限の直前に行われる意図的な駆け込み入札
による利点を減少させることができる。よって、意図的
な駆け込み入札が行いにくくなり、公平な価格形成が維
持できるオークション環境を実現することが可能とな
る。
ークション・システムの構成図である。
ータファイル、(b)は同記憶手段に記憶されている入
札管理用ファイルのデータ構成を示す模式図である。
価格管理動作を示すフローチャートである。
入札価格管理動作を示すフローチャートである。
入札価格管理動作を示すフローチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に際して入札価格を管理する方法であって、 入札期間の残りが所定期間に達した後、直前の途中価格
に加算又は減算可能な最小の価格幅を、それ以前よりも
増加させることを特徴とする入札価格管理方法。 - 【請求項2】 入札期間の残りが所定期間に達した後、
前記最小の価格幅を漸次増加させることを特徴とする請
求項1記載の入札価格管理方法。 - 【請求項3】 さらに、前記最小の価格幅を、最高値が
入札されてから所定期間が経過した後にも、それ以前よ
りも増加させることを特徴とする請求項1又は2記載の
入札価格管理方法。 - 【請求項4】 さらに、直前の途中価格が入札されてか
ら所定期間が経過した直後の1回目の入札に適用する前
記最小の価格幅を、それ以前よりも増加させることを特
徴とする請求項1又は2記載の入札価格管理方法。 - 【請求項5】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に際して入札価格を管理する方法であって、 途中価格が入札されてから所定期間が経過した後、直前
の途中価格に加算又は減算可能な最小の価格幅を、それ
以前よりも増加させることを特徴とする入札価格管理方
法。 - 【請求項6】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に際して入札価格を管理する方法であって、 直前の途中価格が入札されてから所定期間が経過した直
後の1回目の入札に適用する、直前の途中価格に加算又
は減算可能な最小の価格幅を、それ以前よりも増加させ
ることを特徴とする入札価格管理方法。 - 【請求項7】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に用いられるとともに入札価格を管理する装置で
あって、 入札期限に関する期限情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段が記憶する期限情報に基づき入札期限まで
の残存期間を演算する演算手段と、 この演算手段による演算結果が所定期間となることに伴
い、直前の途中価格に加算又は減算可能な最小の価格幅
を、それ以前より大きな価格幅に設定する設定手段とを
備えたことを特徴とする入札価格管理装置。 - 【請求項8】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に用いられるとともに入札価格を管理する装置で
あって、 入札期限に関する期限情報を記憶する記憶手段と、 途中価格が入札されてからの経過期間を取得する取得手
段と、 この取得手段により取得された経過期間が所定期間に達
することに伴い、直前の途中価格に加算又は減算可能な
最小の価格幅を、それ以前よりも大きな価格幅に設定す
る設定手段とを備えたことを特徴とする入札価格管理装
置。 - 【請求項9】 通信回線を介して参加するオークション
の運営に用いられるとともに入札価格を管理する装置で
あって、 入札期限に関する期限情報を記憶する記憶手段と、 途中価格が入札されてからの経過期間を取得する取得手
段と、 この取得手段により取得された経過期間が所定期間に達
した直後の1回目の入札に適用する、直前の途中価格に
加算又は減算可能な最小の価格幅を、それ以前よりも大
きな価格幅に設定する設定手段とを備えたことを特徴と
する入札価格管理装置。
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---|---|---|---|
JP2000400048A JP4608780B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 入札価格管理方法および入札価格管理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-12-28 JP JP2000400048A patent/JP4608780B2/ja not_active Expired - Fee Related
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