JP2002199150A - インターネットファクシミリ通信システム及びインターネットファクシミリ装置 - Google Patents

インターネットファクシミリ通信システム及びインターネットファクシミリ装置

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JP2002199150A
JP2002199150A JP2000394468A JP2000394468A JP2002199150A JP 2002199150 A JP2002199150 A JP 2002199150A JP 2000394468 A JP2000394468 A JP 2000394468A JP 2000394468 A JP2000394468 A JP 2000394468A JP 2002199150 A JP2002199150 A JP 2002199150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各インターネットファクシミリ装置が互いの
電子メールアドレスを知ることができインターネットを
介して安価なファクシミリ通信を行う。 【解決手段】 メールサーバ装置30は、各インターネ
ットファクシミリ装置20の電子メールアドレスを含む
メーリングリストテーブル30maと、各インターネッ
トファクシミリ装置20の電子メールアドレス及び電話
番号を含む装置情報のINTFAX情報テーブル30m
bとを格納する処理メモリ30mを備え、各インターネ
ットファクシミリ装置20から装置情報を受信した後、
メーリングリストテーブル30maに含まれる電子メー
ルアドレスの各インターネットファクシミリ装置20に
対して転送する。メールサーバ装置30から転送される
装置情報はINTFAX情報テーブル8aに格納され、
主制御部1はこれに基づいて電子メールを利用して他の
インターネットファクシミリ装置20とファクシミリ通
信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを利用
してインターネットを介して画像データを送受信するイ
ンターネットファクシミリ通信システム及びインターネ
ットファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールを利用してインターネ
ットを介して画像データを送受信するインターネットフ
ァクシミリ装置を用いたインターネットファクシミリ通
信システムが、ITU−T勧告T.37において提案さ
れている。このインターネットファクシミリ装置では、
画像データを含む電子メールを送信側のメールサーバ装
置(ゲートウェイ装置)及びインターネットを介して受
信側のメールサーバ装置(ゲートウェイ装置)にSMT
P方式で送信し、受信側のインターネットファクシミリ
装置は、POP3方式で受信側のメールサーバ装置にア
クセスして、画像データを含む電子メールを受信して、
受信された画像データを画像記録部を用いて印字する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のインターネ
ットファクシミリ通信システムにおいて、ファクシミリ
通信したいインターネットファクシミリ装置が宛先のイ
ンターネットファクシミリ装置にファクシミリ送信する
ときにその電話番号を知っているが、電子メールアドレ
スを知らないときは、インターネットを介してファクシ
ミリ通信を行うことができず、ITU−勧告T.30の
通信手順に従う公衆電話網を介したファクシミリ通信と
なり、その通信料は高価なものとなる。また、ファクシ
ミリ通信したいインターネットファクシミリ装置が、あ
るインターネットファクシミリ装置を介して、インター
ネットファクシミリ装置でない(すなわち、ITU−T
勧告T.37の通信手順をサポートしない)一般のファ
クシミリ装置(以下、ファクシミリ装置という。)に送
信するときには、やはり公衆電話網を介したファクシミ
リ通信も必要となり、その通信料は高価なものとなる。
【0004】本発明の目的は以上の問題点を解決し、イ
ンターネットファクシミリ通信システムにおいて、各イ
ンターネットファクシミリ装置が互いの電子メールアド
レスを知ることができ、インターネットを介して、従来
例に比較して安価なファクシミリ通信を行うことができ
るインターネットファクシミリ通信システム及びインタ
ーネットファクシミリ装置を提供することにある。
【0005】本発明のもう1つの目的は、インターネッ
トファクシミリ通信システムにおいて、インターネット
ファクシミリ装置が別のインターネットファクシミリ装
置を介して宛先のファクシミリ装置に対して、従来例に
比較して安価なファクシミリ通信を行うことができるイ
ンターネットファクシミリ通信システム及びインターネ
ットファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】本発明のさらに別の目的は、インターネッ
トファクシミリ通信システムにおいて、ファクシミリ装
置がインターネットを介して宛先のファクシミリ装置に
対して、従来例に比較して安価なファクシミリ通信を行
うことができるインターネットファクシミリ通信システ
ム及びインターネットファクシミリ装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインターネ
ットファクシミリ通信システムは、電子メールを利用し
てインターネットを介してファクシミリ通信を行う複数
のインターネットファクシミリ装置と、上記各インター
ネットファクシミリ装置の電子メールアドレスを含むメ
ーリングリストテーブルと、上記各インターネットファ
クシミリ装置の電子メールアドレス及び電話番号を含む
装置情報の情報テーブルとを格納し、上記各インターネ
ットファクシミリ装置から送信される装置情報を受信し
た後、当該装置情報を上記情報テーブルに格納し、当該
受信した装置情報を上記メーリングリストテーブルに含
まれる電子メールアドレスの各インターネットファクシ
ミリ装置に対して上記インターネットを介して転送する
メールサーバ装置とを備えたインターネットファクシミ
リ通信システムであって、上記各インターネットファク
シミリ装置は、上記メールサーバ装置から転送される装
置情報を情報テーブルに格納する記憶装置と、上記記憶
装置に格納された情報テーブルに基づいて、電子メール
を利用してインターネットを介して、他のインターネッ
トファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシ
ミリ通信手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記インターネットファクシミリ通信シス
テムにおいて、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、所定の通信網に接続され、画像データを、上記通信
網に接続された少なくとも1つの宛先のファクシミリ装
置にファクシミリ送信するときに、上記記憶装置に格納
された情報テーブルに基づいて、上記宛先のファクシミ
リ装置に近接するインターネットファクシミリ装置を選
択し、上記画像データを電子メールを利用してインター
ネットを介して上記選択されたインターネットファクシ
ミリ装置にファクシミリ送信し、これに応答して、上記
選択されたインターネットファクシミリ装置は受信した
画像データを上記通信網又は別の通信網を介して上記宛
先のファクシミリ装置にファクシミリ送信することを特
徴とする。
【0009】また、上記インターネットファクシミリ通
信システムにおいて、上記ファクシミリ通信手段は、好
ましくは、所定の通信網に接続され、上記通信網に接続
された少なくとも1つの別のファクシミリ装置から転送
要求の画像データを宛先のファクシミリ装置の情報とと
もに受信したとき、上記記憶装置に格納された情報テー
ブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近接す
るインターネットファクシミリ装置を選択し、上記画像
データを電子メールを利用してインターネットを介して
上記選択されたインターネットファクシミリ装置にファ
クシミリ送信し、これに応答して、上記選択されたイン
ターネットファクシミリ装置は受信した画像データを上
記通信網又は別の通信網を介して上記宛先のファクシミ
リ装置にファクシミリ送信することを特徴とする。
【0010】さらに、上記インターネットファクシミリ
通信システムにおいて、上記メーリングリストテーブル
は、好ましくは、各電子メールアドレスに対応して、各
インターネットファクシミリ装置の識別子とパスワード
のうちの少なくとも一方をさらに格納し、上記メールサ
ーバ装置は、当該メールサーバ装置に対してアクセスす
るインターネットファクシミリ装置から送信される識別
子とパスワードのうちの少なくとも一方を受信して、上
記メーリングリストテーブルに格納された識別子とパス
ワードのうちの少なくとも一方とを照合し、一致すると
き当該インターネットファクシミリ装置に対してアクセ
ス権の認証を与える一方、一致しないとき当該インター
ネットファクシミリ装置に対してアクセス権の認証を与
えない認証手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】また、上記インターネットファクシミリ通
信システムにおいて、上記ファクシミリ通信手段又は上
記メールサーバ装置は、好ましくは、インターネットを
介して電子メールを送信する前に、当該電子メールを暗
号化することを特徴とする。
【0012】さらに、上記インターネットファクシミリ
通信システムにおいて、好ましくは、上記複数のインタ
ーネットファクシミリ装置のうちのいずれか1つは、上
記メーリングリストテーブルを格納するメールサーバ装
置を備えたことを特徴とする。
【0013】またさらに、上記インターネットファクシ
ミリ通信システムにおいて、上記各インターネットファ
クシミリ装置は、好ましくは、画像データを含む電子メ
ールを送信しかつ受信するメールサーバ装置を内部に備
えたことを特徴とする。とって代わって、上記インター
ネットファクシミリ装置において、上記各インターネッ
トファクシミリ装置は、好ましくは、所定のローカル通
信網を介して接続され、画像データを含む電子メールを
送信しかつ受信するメールサーバ装置を備えたことを特
徴とする。
【0014】本発明に係るインターネットファクシミリ
装置は、電子メールを利用してインターネットを介して
ファクシミリ通信を行う複数のインターネットファクシ
ミリ装置と、上記各インターネットファクシミリ装置の
電子メールアドレスを含むメーリングリストテーブル
と、上記各インターネットファクシミリ装置の電子メー
ルアドレス及び電話番号を含む装置情報の情報テーブル
とを格納し、上記各インターネットファクシミリ装置か
ら送信される装置情報を受信した後、当該装置情報を上
記情報テーブルに格納し、当該受信した装置情報を上記
メーリングリストテーブルに含まれる電子メールアドレ
スの各インターネットファクシミリ装置に対して上記イ
ンターネットを介して転送するメールサーバ装置とを備
えたインターネットファクシミリ通信システムのための
インターネットファクシミリ装置であって、上記メール
サーバ装置から転送される装置情報を情報テーブルに格
納する記憶装置と、上記記憶装置に格納された情報テー
ブルに基づいて、電子メールを利用してインターネット
を介して、他のインターネットファクシミリ装置とファ
クシミリ通信を行うファクシミリ通信手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】上記インターネットファクシミリ装置にお
いて、上記ファクシミリ通信手段は、好ましくは、所定
の通信網に接続され、画像データを、上記通信網に接続
された少なくとも1つの宛先のファクシミリ装置にファ
クシミリ送信するときに、上記記憶装置に格納された情
報テーブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に
近接するインターネットファクシミリ装置を選択し、上
記画像データを電子メールを利用してインターネットを
介して上記選択されたインターネットファクシミリ装置
にファクシミリ送信することを特徴とする。
【0016】また、上記インターネットファクシミリ装
置において、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、所定の通信網に接続され、上記通信網に接続された
少なくとも1つの別のファクシミリ装置から転送要求の
画像データを宛先のファクシミリ装置の情報とともに受
信したとき、上記記憶装置に格納された情報テーブルに
基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近接するイン
ターネットファクシミリ装置を選択し、上記画像データ
を電子メールを利用してインターネットを介して上記選
択されたインターネットファクシミリ装置にファクシミ
リ送信することを特徴とする。
【0017】さらに、上記インターネットファクシミリ
装置において、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、インターネットを介して電子メールを送信する前
に、当該電子メールを暗号化することを特徴とする。
【0018】またさらに、上記インターネットファクシ
ミリ装置は、好ましくは、上記メーリングリストテーブ
ルを格納するメールサーバ装置をさらに備えたことを特
徴とする。
【0019】またさらに、上記インターネットファクシ
ミリ装置において、好ましくは、電子メールを送信しか
つ受信するメールサーバ装置を内部に備えたことを特徴
とする。とって代わって、上記インターネットファクシ
ミリ装置において、好ましくは、所定のローカル通信網
を介して接続され、電子メールを送信しかつ受信するメ
ールサーバ装置を備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0021】<第1の実施形態>図1は、本発明に係る
第1の実施形態であるインターネットファクシミリ通信
システムの構成を示すブロック図であり、図2は、図1
のインターネットファクシミリ装置20及びその周辺装
置の詳細な構成を示すブロック図であり、図3は、図1
のファクシミリ装置60の詳細な構成を示すブロック図
である。
【0022】この実施形態に係るインターネットファク
シミリ通信システムにおいては、図1に示すように、各
インターネットファクシミリ装置20A,20B,20
C(以下、総称して符号20を付す。)はそれぞれ、イ
ンターネット40及び公衆電話網50に接続され、メー
ルサーバ部31を備えてメールサーバ機能を有し、IT
U−T勧告T.37及びT.30の通信手順をサポート
しそれらに従うファクシミリ通信を行うことができるフ
ァクシミリ装置である。また、メールサーバ装置30
は、インターネット40に接続され、処理メモリ30m
を備えることにより、いわゆるインターネットのメール
サーバ機能に加えて、メーリングリスト機能を有する。
さらに、各ファクシミリ装置60A,60B,60C,
60D,60E(以下、総称して符号60を付す。)
は、公衆電話網50に接続され、ITU−T勧告T.3
7の通信手順をサポートしないが、T.30の通信手順
をサポートしこれに従う公衆電話網50を介したファク
シミリ通信を行うことができるファクシミリ装置であ
る。
【0023】以下の実施形態においては、以上のファク
シミリ装置60のうち、ファクシミリ装置60A,60
Bは、他のインターネットファクシミリ装置20A,2
0Cに比較してインターネットファクシミリ装置20B
に近接したところに設置され、ファクシミリ装置60
C,60Dは、他のインターネットファクシミリ装置2
0A,20Bに比較してインターネットファクシミリ装
置20Cに近接したところに設置され、ファクシミリ装
置60Eは、他のインターネットファクシミリ装置20
B,20Cに比較してインターネットファクシミリ装置
20Aに近接したところに設置されていると仮定する。
ここで、近接していることは、公衆電話網50を介した
通信料金がより安価であることを意味する。
【0024】まず、本実施形態に係るインターネットフ
ァクシミリ通信システムの特徴について概説する。当該
インターネットファクシミリ通信システムは、図1に示
すように、電子メールを利用してインターネットを介し
てファクシミリ通信を行う3個のインターネットファク
シミリ装置20と、インターネット40に接続されたメ
ールサーバ装置30とを備えて構成される。メールサー
バ装置30は、図4乃至図6に示すように、各インター
ネットファクシミリ装置20の電子メールアドレス、I
D(識別子)及びパスワードを含むメーリングリストテ
ーブル30maと、上記各インターネットファクシミリ
装置20の電子メールアドレス、電話番号及び受信能力
を含む装置情報(本実施形態において、装置情報とは、
各インターネットファクシミリ装置20の電子メールア
ドレスと、電話番号と、受信能力とをいう。)のINT
FAX情報テーブル30mbとを格納する処理メモリ3
0mを内部に備え、各インターネットファクシミリ装置
20から送信される装置情報を含む登録情報を受信した
後、当該受信した装置情報を上記メーリングリストテー
ブル30maに含まれる電子メールアドレスの各インタ
ーネットファクシミリ装置20に対してインターネット
40を介して転送する。一方、各インターネットファク
シミリ装置20においては、図2に示すように、メール
サーバ装置30から転送される装置情報はコンパクトフ
ラッシュ(登録商標)8内のINTFAX情報テーブル
8aに格納され、主制御部1は、当該INTFAX情報
テーブル8aに基づいて、電子メールを利用してインタ
ーネットを介して、他のインターネットファクシミリ装
置20とファクシミリ通信を行うことを特徴としてい
る。なお、本願明細書において、INTFAXはインタ
ーネットファクシミリ装置20を意味する。
【0025】また、インターネットファクシミリ装置2
0は、公衆電話網50に接続されており、主制御部1
は、送信すべき画像データを、公衆電話網50に接続さ
れた少なくとも1つの宛先のファクシミリ装置60にフ
ァクシミリ送信するときに、コンパクトフラッシュ8内
のINTFAX情報テーブル8に基づいて、当該宛先の
ファクシミリ装置60に最も近接する他のインターネッ
トファクシミリ装置20を選択し、上記画像データを、
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて
電子メールを利用してインターネットを介して上記選択
されたインターネットファクシミリ装置20にファクシ
ミリ送信し、これに応答して、上記選択されたインター
ネットファクシミリ装置20は受信した画像データを公
衆電話網50を介して宛先の上記ファクシミリ装置60
にファクシミリ送信することを特徴としている。
【0026】さらに、メールサーバ装置30は、当該メ
ールサーバ装置30に対してアクセスするインターネッ
トファクシミリ装置20から送信されるIDとパスワー
ドを受信して、メーリングリストテーブル30maに格
納されたIDとパスワードとをそれぞれ照合し、一致す
るとき当該インターネットファクシミリ装置20に対し
てアクセス権の認証を与える一方、一致しないとき当該
インターネットファクシミリ装置20に対してアクセス
権の認証を与えないことを特徴としている。
【0027】また、各インターネットファクシミリ装置
20の主制御部1、並びにメールサーバ装置30は、イ
ンターネット40を介して電子メールを送信する前に、
当該電子メールを所定の暗号化方式で暗号化する一方、
暗号化された電子メールを受信したときは当該電子メー
ルを上記暗号化方式に対応する復号化方式で復号化する
ことを特徴としている。さらに、各インターネットファ
クシミリ装置20は、画像データを含む電子メールを送
信しかつ受信するメールサーバ装置であるメールサーバ
部31を内部に備えたことを特徴としている。
【0028】図2は、図1のインターネットファクシミ
リ装置20の詳細な構成を示すブロック図である。
【0029】第1の実施形態に係るインターネットファ
クシミリ通信システムは、電子メールを利用してインタ
ーネットを介して画像データを送受信するインターネッ
トファクシミリ装置20を利用し、電子メールのプロト
コルであるSMTP(SimpleMail Transfer Protocol)
を用いてファクシミリ通信を行う。なお、インターネッ
トファクシミリ装置20はメールサーバ部31を備えて
いるので、POP3(Post Office Protocol 3)を用い
て外部にアクセスする必要はない。すなわち、電子メー
ルを送信するときは、主制御部1は、電子メールをメー
ルサーバ部31に転送し、これに応答して、メールサー
バ部31は電子メールをSMTPを用いてローカルエリ
アネットワーク(以下、LANという。)33、ルータ
装置32及びインターネット40を介して宛先のインタ
ーネットファクシミリ装置20に送信する。一方、電子
メールを受信するときは、宛先のインターネットファク
シミリ装置20からインターネット40、ルータ装置3
2及びLAN33を介してメールサーバ部31で電子メ
ールが受信され、これに応答して、メールサーバ部31
は電子メールの受信を主制御部1に通知する。従って、
POP3(Post Office Protocol 3)を用いて外部にア
クセスする必要はない。
【0030】図1において、インターネットファクシミ
リ装置20は、従来のITU−T勧告T.30を用いた
G3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、
ITU−T勧告T.37を用いて電子メールを利用した
ファクシミリ通信機能を備えている。主制御部1は具体
的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下
のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御する
ほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。
画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を
読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを
出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装
置であり、他のインターネットファクシミリ装置20又
はファクシミリ装置60からファクシミリ通信により受
信したイメージデータをハードコピーとしてプリントア
ウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LC
D)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該
インターネットファクシミリ装置20の動作状態を表示
したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信し
たイメージデータの表示を行う。
【0031】操作部5は、当該インターネットファクシ
ミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤ
ル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤル
キー、及び各種のファンクションキー等を備える。な
お、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることによ
り、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用
するように構成してもよい。
【0032】ROM6は、当該インターネットファクシ
ミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって
実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納
する。また、これらのプログラムは、例えば、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、MO、DVD−RAMなどの
記録媒体に記録して、必要に応じてそのドライブ装置を
介してRAM7にロードして当該プログラムを実行して
もよい。RAM7は、SRAMで構成され、主制御部1
のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行
時に発生する一時的なデータを記憶する。コンパクトフ
ラッシュ8は、いわゆる画像メモリと、プログラム記録
媒体としてのメモリとの役割を有し、INTFAX情報
テーブル8aと、画像データファイル8bとを含む。ま
た、クロック回路9は、現在日時を計時して、必要に応
じて主制御部1に対して現在日時のデータを出力する。
【0033】ファックスモデム10は、公衆電話回線L
1を介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシ
ミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムで
あり、FSK信号として受信される発信電話番号情報の
データを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネッ
トワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナ
ログの公衆電話回線L1の直流ループなどの閉結及び開
放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウ
ェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を
公衆電話回線L1に接続する。ここで、NCU11は、
発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信
号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に
応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号
及び2次応答信号を発信することができる。なお、NC
U11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者
線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベース
バンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回
線)に接続するようにしてもよい。
【0034】メールサーバ部31はLAN33を介して
ルータ装置32に接続される。さらに、ルータ装置32
はインターネット40を介して宛先のメールサーバ装置
(図示せず。)に接続される。当該インターネットファ
クシミリ装置20から画像データをメール本文等に添付
してメール送信するときは、メールサーバ部31は、当
該インターネットメールを、LAN33、ルータ装置3
2、インターネット40、及び宛先のメールサーバ装置
(図示せず。)を介して送信先のインターネットファク
シミリ装置20にパケット送信する。一方、電子メール
をパケット受信するときは、宛先のインターネットファ
クシミリ装置20からインターネット40、ルータ装置
32及びLAN33を介してメールサーバ部31で電子
メールが受信され、これに応答して、メールサーバ部3
1は電子メールの受信を主制御部1に通知する。なお、
インターネット40への回線接続は、専用回線などに限
らず、公衆電話回線L1を用いたダイヤルアップ接続で
もよい。
【0035】以上のように構成された本実施形態のイン
ターネットファクシミリ装置20は、通常のG3方式等
のファクシミリ通信機能に加えて、電子メールを用いた
ファクシミリ通信機能及び電子メールを用いたファクシ
ミリ中継機能を有している。前者のファクシミリ通信機
能において、画像読取部2により読み取られたドットイ
メージデータはファクシミリ通信の規格で定められてい
るMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウ
ェアにより符号化された後、宛先のインターネットファ
クシミリ装置20又はファクシミリ装置60に送信され
る一方、逆に宛先のインターネットファクシミリ装置2
0又はファクシミリ装置60から受信した符号化データ
もソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画
像記録部3からハードコピーとして出力される。
【0036】また、後者の電子メールを用いたファクシ
ミリ通信機能においては、画像データはTIFF形式、
もしくは、MH形式、MMR形式、JBIG形式又はJ
PEG形式などで符号化した後、MIME変換して電子
メールの添付ファイル(又は本文に挿入してもよい。)
として送信する。また、他のインターネットファクシミ
リ装置20から画像データが添付された電子メールを受
信したときは、MIMEの逆変換を行った後、ファクシ
ミリの復号化を行って自端末の画像記録部3を用いて記
録紙に印字する。さらに、他のファクシミリ装置60に
対して中継転送するときは、メール本文にはMail及
び宛先の電話番号を挿入しておく。
【0037】さらに、後者の電子メールを用いたファク
シミリ通信機能においては、他のインターネットファク
シミリ装置20からファクシミリ装置60への転送中継
指示の電子メール(画像データが添付された)を受信し
たときは、MIMEの逆変換を行った後、符号化された
画像データを、指定されるファクシミリ装置60に対し
て、公衆電話網50を介して、T.30の通信手順を用
いてファクシミリ送信する。これに応答して、ファクシ
ミリ装置60はファクシミリの画像データを受信した
後、ファクシミリの符号化処理を実行し、自端末の画像
記録部103を用いて記録紙に印字する。
【0038】図3は、図1のファクシミリ装置60の詳
細な構成を示すブロック図である。図3において、ファ
クシミリ装置60は、従来のITU−T勧告T.30を
用いたG3方式等のファクシミリ通信機能を備えてい
る。主制御部101は具体的にはCPUで構成されてお
り、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続
されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフ
トウェアの機能を実行する。バス113にそれぞれ接続
される、主制御部101、画像読取部102、画像記録
部103、表示部104、操作部105、ROM10
6、RAM107、コンパクトフラッシュ108、クロ
ック回路109、ファックスモデム110、及びNCU
111はそれぞれ、図2の主制御部1、画像読取部2、
画像記録部3、表示部4、操作部5、ROM6、RAM
7、コンパクトフラッシュ8、クロック回路9、ファッ
クスモデム10、及びNCU11と、以下の点を除いて
同様の構成及び動作を有する。 (1)主制御部101は、電子メールを利用したファク
シミリ通信を行わない。 (2)コンパクトフラッシュ108は、図3の画像デー
タファイル108aを備える。 (3)NCU111は公衆電話回線L2を介して公衆電
話網50に接続される。
【0039】図4は、図1のメールサーバ装置30の処
理メモリ30mの構成を示すブロック図である。図4に
おいて、メールサーバ装置30は、CPUなどのディジ
タル計算機及び通信インターフェース回路、図4の処理
メモリ30mなどを備えて構成される。処理メモリ30
mは、メーリングリストテーブル30maと、INTF
AX情報テーブル30mbとを格納する。
【0040】図5は、図1のメールサーバ装置30の処
理メモリ30mに格納されるメーリングリストテーブル
30maの一例を示す図である。図5に示すように、メ
ーリングリストテーブル30maは、当該メーリングリ
スト機能を実施するために必要な情報テーブルであっ
て、当該メーリングリストに登録認証された各インター
ネットファクシミリ装置20に対する電子メールアドレ
スと、IDと、パスワードとを含む。これらの情報は、
例えば、メールサーバ装置30においてローカルで予め
手入力される。
【0041】図6は、図1のメールサーバ装置30の処
理メモリ30mに格納されるINTFAX情報テーブル
30mb及び及び図1の各インターネットファクシミリ
装置20のコンパクトフラッシュ8内のINTFAX情
報テーブル8aの一例を示す図である。
【0042】図6から明らかなように、INTFAX情
報テーブル30mb又は8aは、当該メーリングリスト
に登録された各インターネットファクシミリ装置20に
関する装置情報を含むテーブルであり、電子メールアド
レスと、電話番号と、受信能力とを含む。ここで、受信
能力は、宛先のインターネットファクシミリ装置20に
対して送信する画像データを生成するときに用いられ、
例えば、記録紙の最大サイズ(A4,B4,A3な
ど)、サポートする高レベルの圧縮方式(MH,MR、
MMRなど)、画像読取部2の最大解像度(dpi)を
含む。
【0043】このINTFAX情報テーブル30mb及
び8aは、当該メーリングリストに登録された各インタ
ーネットファクシミリ装置20からの登録情報により登
録され、再度、同一のインターネットファクシミリ装置
20からの登録情報を受信したときは、上書きでINT
FAX情報テーブル30mb及び8aに登録される。従
って、メールサーバ装置30及び各インターネットファ
クシミリ装置20はそれぞれ、同一のINTFAX情報
テーブル30mb及び8aを有していることになり、宛
先のインターネットファクシミリ装置20に送信すると
き、もしくは、インターネットファクシミリ装置20を
介して宛先のファクシミリ装置60に送信するときに、
宛先のファクシミリ装置60に最も近接したインターネ
ットファクシミリ装置20を検索するときに、INTF
AX情報テーブル8a内の電話番号内の市外番号(エリ
アコード)や国番号を見て判断することができる。
【0044】さらに、メールサーバ装置30は、当該メ
ールサーバ装置30に対してアクセスするインターネッ
トファクシミリ装置20から送信されるIDとパスワー
ドを受信して、メーリングリストテーブル30maに格
納されたIDとパスワードとをそれぞれ照合し、一致す
るとき当該インターネットファクシミリ装置20に対し
てアクセス権の認証を与える一方、一致しないとき当該
インターネットファクシミリ装置20に対してアクセス
権の認証を与えないという認証機能を有する。これによ
り、インターネットファクシミリ装置20に対して、認
証されていないインターネットファクシミリ装置からの
アクセスを防止することができる。なお、認証のための
照合は、IDとパスワードのうちのいずれか1つでもよ
い。
【0045】またさらに、各インターネットファクシミ
リ装置20の主制御部1、並びにメールサーバ装置30
は、インターネット40を介して電子メールを送信する
前に、当該電子メールを、例えば、ID−NIKSなど
の所定の暗号化方式で暗号化する一方、暗号化された電
子メールを受信したときは当該電子メールを上記暗号化
方式に対応する復号化方式で復号化する。これにより、
通信のセキュリティを向上することができる。
【0046】以上のように構成されたインターネットフ
ァクシミリ通信システムにおいては、1台のSMTPメ
ールサーバ機能を有するメールサーバ装置30をセンタ
ー装置としてメーリングリストの機能を持たせている。
各インターネットファクシミリ装置20はこのメーリン
グリストに参加し、自身の電子メールアドレス、電話番
号及び受信能力を記述した装置情報に関する登録情報の
電子メールをメールサーバ装置30のメーリングリスト
の電子メールアドレスに送信する。メーリングリストな
ので、これらの情報を含む電子メールは、メールサーバ
装置30から各インターネットファクシミリ装置20に
配信され、メーリングリストに参加するすべてのインタ
ーネットファクシミリ装置20の電子メールアドレス、
電話番号及び受信能力を含む装置情報を知ることがで
き、これらの装置情報はINTFAX情報テーブル8a
に格納され、登録情報の電子メールを受信するたびに、
該当するインターネットファクシミリ装置20に対応す
る装置情報を上書き保存することにより更新する(ただ
し、新規設置時は保存する)。
【0047】図7は、図1のインターネットファクシミ
リ通信システムにおいて実行される登録処理を示すタイ
ミングチャートである。図7において、例えば、インタ
ーネットファクシミリ装置20Aが、201に示すよう
に、表1に示す登録情報の電子メールをメールサーバ装
置30に送信したとき、メールサーバ装置30はこれを
受信し、これに応答して、受信した登録情報を含む、表
2、表3、表4に示す登録情報の電子メールをそれぞ
れ、メーリングリストテーブル30maに登録された対
応するすべてのインターネットファクシミリ装置20
A,20B,20Cに転送して配信する。
【0048】
【表1】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject:ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:03-3123-1234 受信能力:A3, MMR, 400dpi ―――――――――――――――――――――
【0049】
【表2】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject:ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:03-3123-1234 受信能力:A3, MMR, 400dpi ―――――――――――――――――――――
【0050】
【表3】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject:ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:03-3123-1234 受信能力:A3, MMR, 400dpi ―――――――――――――――――――――
【0051】
【表4】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject:ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:03-3123-1234 受信能力:A3, MMR, 400dpi ―――――――――――――――――――――
【0052】また、図7において、例えば、インターネ
ットファクシミリ装置20Bが、202に示すように、
表5に示す登録情報の電子メールをメールサーバ装置3
0に送信したとき、メールサーバ装置30はこれを受信
し、これに応答して、受信した登録情報の電子メールを
それぞれ、メーリングリストテーブル30maに登録さ
れた対応するすべてのインターネットファクシミリ装置
20A,20B,20Cに転送して配信する。
【0053】
【表5】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject:ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:075-672-8242 受信能力:B4, MMR, 400dpi ―――――――――――――――――――――
【0054】さらに、図7において、例えば、インター
ネットファクシミリ装置20Cが、203に示すよう
に、表6に示す登録情報の電子メールをメールサーバ装
置30に送信したとき、メールサーバ装置30はこれを
受信し、これに応答して、受信した登録情報の電子メー
ルをそれぞれ、メーリングリストテーブル30maに登
録された対応するすべてのインターネットファクシミリ
装置20A,20B,20Cに転送して配信する。
【0055】
【表6】 ――――――――――――――――――――― From:[email protected] To:[email protected] Subject: ifax info 電子メールアドレス:[email protected] 電話番号:06-6123-4568 受信能力:A3, MMR, 600dpi ―――――――――――――――――――――
【0056】図7に示した登録処理により、メーリング
リストの機能を利用しお互いのインターネットファクシ
ミリ装置20の装置情報を共有し、その装置情報に基づ
いて効果的な電子メールを用いた画像データのファクシ
ミリ通信の中継を行うことができる。これについては、
詳細後述する。
【0057】また、各インターネットファクシミリ装置
20は、新規設置時や自身の装置情報が変更されたとき
に、このメーリングリストに、自身の装置情報を記述し
た登録情報の電子メールを送信する。メーリングリスト
なので、メールサーバ装置30から各インターネットフ
ァクシミリ装置20にその電子メールは配信される。こ
れに応答して、他の各インターネットファクシミリ装置
20もそれぞれ同じように自身の装置情報を記述した電
子メールを送信する。このようにして、各インターネッ
トファクシミリ装置20は、メーリングリストに属する
すべてのインターネットファクシミリ装置20の装置情
報を把握できる。なお、新規設置時には、後者の他の各
インターネットファクシミリ装置20からの送信は必須
であるが、装置情報が変更されたときには、後者の他の
各インターネットファクシミリ装置20からの送信は必
須ではなく、実行しなくてもよい。
【0058】図8は、図1のインターネットファクシミ
リ通信システムにおいて実行されるINTFAX送信処
理を示すタイミングチャートである。このINTFAX
送信処理においては、あるインターネットファクシミリ
装置20Aにおいて図8のようにファクシミリ装置60
Cに対してファクシミリ送信の指示があった場合に、イ
ンターネットファクシミリ装置20Aは、メーリングリ
ストによって得たINTFAX情報テーブル8aの電話
番号の市外電話番号情報から、宛先のファクシミリ装置
60Cに最も近接する最寄のインターネットファクシミ
リ装置20Cを選択し、表7に示すように送信情報を含
む、画像データが添付された中継転送指示の電子メール
を、図8の204に示すように、インターネットファク
シミリ装置20Cに送信する。
【0059】
【表7】 ――――――――――――――――――――― Mail FAX=0774-20-1234 ――――――――――――――――――――― 添付ファイル:画像データ ―――――――――――――――――――――
【0060】これに応答して、インターネットファクシ
ミリ装置20Cは、この電子メールを受信し、添付され
た画像データをMIME逆変換して符号化された画像デ
ータを取り出した後、符号化された画像データを、公衆
電話網50を介して、T.30の通信手順を用いて宛先
のファクシミリ装置60Cに対してファクシミリ送信す
る。そして、ファクシミリ装置60Cは、当該画像デー
タを受信した後、ファクシミリの復号化処理を実行し、
符号化後の画像データの画像を画像記録部103を用い
て記録紙に印字する。これにより、宛先のファクシミリ
装置60Cに近接した最寄のインターネットファクシミ
リ装置20Cまでインターネット40を介してファクシ
ミリ送信することにより、インターネットファクシミリ
装置20Aからファクシミリ装置60Cまでの通信料を
大幅に削減できる。なお、宛先のファクシミリ装置60
が、自端末に最寄のファクシミリ装置60Eであるとき
は、インターネットファクシミリ装置20Aは符号化画
像データを、公衆電話網50を介して、T.30の通信
手順を用いて宛先のファクシミリ装置60Eに対してフ
ァクシミリ送信する。
【0061】図9は、図1のインターネットファクシミ
リ通信システムにおいて実行されるINTFAX同報送
信処理を示すタイミングチャートである。表8に示すよ
うに、あるインターネットファクシミリ装置20Aにお
いて同報送信の指示があった場合に、メーリングリスト
によって得たINTFAX情報テーブル8aの装置情報
から、同報送信に指定されている宛先のファクシミリ装
置60A,60B,60C,60D,60E毎に最寄の
インターネットファクシミリ装置20を決定する。当
然、宛先のファクシミリ装置60Eが自端末の最寄のフ
ァクシミリ装置であるときは、自端末からファクシミリ
送信する。
【0062】
【表8】同報送信の電話番号 ――――――――――――――――――――― 075-672-1234(ファクシミリ装置60A) 075-672-2345(ファクシミリ装置60B) 0774-20-1234(ファクシミリ装置60C) 06-6752-5524(ファクシミリ装置60D) 03-3123-4568(ファクシミリ装置60E) ―――――――――――――――――――――
【0063】この場合においては、インターネットファ
クシミリ装置20Aは、075-672-1234(ファクシミリ装
置60A)及び075-672-2345(ファクシミリ装置60
B)に対してインターネットファクシミリ装置20Bが
最寄のインターネットファクシミリ装置であると判断
し、0774-20-1234(ファクシミリ装置60C)及び06-6
752-5524(ファクシミリ装置60D)に対してインター
ネットファクシミリ装置20Cが最寄のインターネット
ファクシミリ装置であると判断し、03-3123-4568(ファ
クシミリ装置60E)は自端末が最寄のインターネット
ファクシミリ装置であると判断する。そして、インター
ネットファクシミリ装置20Aは、表8に示すように送
信情報をメール本文に含み、画像データが添付された中
継転送指示の電子メールを、図9の205に示すよう
に、インターネットファクシミリ装置20Bに送信す
る。これに応答して、インターネットファクシミリ装置
20Bは、受信した画像データを、上述と同様に、公衆
電話網50を介して、T.30の通信手順を用いてファ
クシミリ装置60A及び60Bに対してファクシミリ送
信する。
【0064】
【表9】 ――――――――――――――――――――― Mail FAX=075-672-1234; 075-672-2345 ――――――――――――――――――――― 添付ファイル:画像データ ―――――――――――――――――――――
【0065】また、インターネットファクシミリ装置2
0Aは、表9に示すように送信情報をメール本文に含
み、画像データが添付された中継転送指示の電子メール
を、図9の206に示すように、インターネットファク
シミリ装置20Bに送信する。これに応答して、インタ
ーネットファクシミリ装置20Bは、受信した画像デー
タを、上述と同様に、公衆電話網50を介して、T.3
0の通信手順を用いてファクシミリ装置60C及び60
Dに対してファクシミリ送信する。
【0066】
【表10】 ――――――――――――――――――――― Mail FAX=0774-20-1234; 06-6752-5324 ――――――――――――――――――――― 添付ファイル:画像データ ―――――――――――――――――――――
【0067】さらに、インターネットファクシミリ装置
20Aは、図9の207に示すように、送信すべき画像
データを、公衆電話網50を介して、T.30の通信手
順を用いて最寄のファクシミリ装置60Eに対してファ
クシミリ送信する。
【0068】以上説明したように、図9のINTFAX
同報送信処理では、各インターネットファクシミリ装置
20B及び20Cに対して、転送させる宛先のファクシ
ミリ装置60の電話番号を記述し、画像データを添付フ
ァイルとした電子メールを作成し送信した後、各インタ
ーネットファクシミリ装置20B及び20Cから最終宛
先のファクシミリ装置60にそれぞれファクシミリ送信
することにより効率的に同報送信を処理できるとととも
に、通信費用の節約にもなる。
【0069】以上の実施形態において、発信元又は宛先
のファクシミリ装置60に応じて、他のインターネット
ファクシミリ装置20を介しての中継を行ってよいかど
うかについて、中継を許可する発信元又は宛先の電話番
号に記述したテーブルを予め格納してもよい。また、他
のインターネットファクシミリ装置20を介しての中継
を行ってよいかどうかについて、通信毎に設定してもよ
い。
【0070】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、各インターネットファクシミリ装置20において
は、図2に示すように、メールサーバ装置30から転送
される装置情報はコンパクトフラッシュ8内のINTF
AX情報テーブル8aに格納され、主制御部1は、当該
INTFAX情報テーブル8aに基づいて、電子メール
を利用してインターネットを介して、他のインターネッ
トファクシミリ装置20とファクシミリ通信を行うこと
ができる。従って、各インターネットファクシミリ装置
20が互いの電子メールアドレスを知ることができ、イ
ンターネットを介して、従来例に比較して安価なファク
シミリ通信を行うことができる。
【0071】また、インターネットファクシミリ装置2
0の主制御部1は、送信すべき画像データを、公衆電話
網50に接続された少なくとも1つの宛先のファクシミ
リ装置60にファクシミリ送信するときに、INTFA
X情報テーブル8に基づいて、当該宛先のファクシミリ
装置60に最も近接する他のインターネットファクシミ
リ装置20を選択し、上記画像データを電子メールを利
用してインターネットを介して上記選択されたインター
ネットファクシミリ装置20にファクシミリ送信し、こ
れに応答して、上記選択されたインターネットファクシ
ミリ装置20は受信した画像データを公衆電話網50を
介して宛先の上記ファクシミリ装置60にファクシミリ
送信する。すなわち、インターネット40を介して送信
することができ、しかも着信側のファクシミリ装置20
に対して近接したインターネットファクシミリ装置20
を選択することができる。従って、インターネットファ
クシミリ装置20が別のインターネットファクシミリ装
置20を介して宛先の一般のファクシミリ装置に対し
て、従来例に比較して安価なファクシミリ通信を行うこ
とができる。すなわち、少なくとも受信側のファクシミ
リ装置は、T.37の通信手順をサポートしない一般の
ファクシミリ装置でよく、これにより、安価なファクシ
ミリ通信を実現できる。
【0072】<第2の実施形態>図10は、本発明に係
る第2の実施形態であるインターネットファクシミリ通
信システムの構成を示すブロック図である。この第2の
実施形態に係るインターネットファクシミリ通信システ
ムにおいては、図1のシステムに比較して、インターネ
ットファクシミリ装置20Aに近接しかつ公衆電話網5
0に接続されたファクシミリ装置60Zをさらに備え、
ファクシミリ装置60Zからインターネットファクシミ
リ装置20Aに対して転送指示情報を送信することを特
徴としている。
【0073】すなわち、インターネットファクシミリ装
置20の主制御部1は、ファクシミリ装置60Zから転
送要求の画像データを宛先のファクシミリ装置60の情
報とともに受信したとき、INTFAX情報テーブル8
aに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置60に近接
するインターネットファクシミリ装置20を選択し、上
記画像データを電子メールを利用してインターネットを
介して上記選択されたインターネットファクシミリ装置
20にファクシミリ送信し、これに応答して、上記選択
されたインターネットファクシミリ装置20は受信した
画像データを公衆電話網50を介して上記宛先のファク
シミリ装置60にファクシミリ送信することを特徴とし
ている。
【0074】第2の実施形態が第1の実施形態と異なる
のは、上述のように、(1)インターネットファクシミ
リ装置20Aに近接するファクシミリ装置60Zをさら
に備えたこと、(2)インターネットファクシミリ装置
20がファクシミリ装置60からの転送指示情報に基づ
いて他のファクシミリ装置60にファクシミリ通信の画
像データを転送する機能を有することに加えて、(3)
ファックスモデム10は、呼び出し信号を検出した後、
第2のダイヤル信号として発信側のファクシミリ装置6
0から送信されてくるDTMF信号の電話番号情報を検
出して受信し、この情報を主制御部1に出力することで
ある。なお、発信側のファクシミリ装置60は発信側の
呼び出し信号が停止した後の極性反転を検出したとき
に、例えば最終宛先のファクシミリ装置60の電話番号
情報をDTMF信号を用いて送信する。
【0075】図11は、図10のインターネットファク
シミリ通信システムにおいて実行されるINTFAX転
送及び同報送信処理を示すタイミングチャートである。
図11のINTFAX転送及び同報送信処理において、
例えば、インターネットファクシミリ装置20Aに近接
するファクシミリ装置60Zは、図11の208に示す
ように、インターネットファクシミリ装置20Aにダイ
ヤルして発信した後、発信側の呼び出し信号が停止した
後の極性反転を検出したときに、例えば表10に示す転
送指示情報として、最終宛先のファクシミリ装置60の
電話番号情報をDTMF信号を用いて送信する。
【0076】
【表11】転送指示情報 ――――――――――――――――――――― 075-672-1234 075-672-2345 0774-20-1234 06-6752-5524 03-3123-4568 ―――――――――――――――――――――
【0077】これに応答して、インターネットファクシ
ミリ装置20Aは、075-672-1234(ファクシミリ装置6
0A)及び075-672-2345(ファクシミリ装置60B)に
対してインターネットファクシミリ装置20Bが最寄の
インターネットファクシミリ装置であると判断し、0774
-20-1234(ファクシミリ装置60C)及び06-6752-5524
(ファクシミリ装置60D)に対してインターネットフ
ァクシミリ装置20Cが最寄のインターネットファクシ
ミリ装置であると判断し、03-3123-4568(ファクシミリ
装置60E)は自端末が最寄のインターネットファクシ
ミリ装置であると判断する。そして、インターネットフ
ァクシミリ装置20Aは、第1の実施形態に係る図9の
205、206及び207と同様の処理を実行する。こ
れにより、発信側のファクシミリ装置60Zから送信さ
れた画像データが、最終宛先のファクシミリ装置60A
−60Eに同報送信される。
【0078】以上の図11の例では、同報送信している
が、1つのファクシミリ装置20への送信でも同様であ
る。
【0079】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、第1の実施形態の作用効果に加えて、一般のファ
クシミリ装置60から一般の他のファクシミリ装置60
に対して、インターネット40を介して送信することが
でき、発信側のファクシミリ装置60は同報送信であっ
ても1つのインターネットファクシミリ装置20に送信
すればよく、しかも発信側と着信側のファクシミリ装置
60はそれぞれ近接したインターネットファクシミリ装
置20を選択することができるので、効率的に同報送信
を処理できると共に、通信費用の節約にもなる。
【0080】以上の第2の実施形態において、発信側の
ファクシミリ装置60は、それに近接するインターネッ
トファクシミリ装置20にダイヤルして発信した後、発
信側の呼び出し信号が停止した後の極性反転を検出した
ときに、転送指示情報として、最終宛先のファクシミリ
装置60の電話番号情報をDTMF信号を用いて送信し
ているが、本発明はこれに限らず、以下の方法を用い
て、転送指示情報の最終宛先の電話番号をインターネッ
トファクシミリ装置20に対して送信してもよい。 (1)ファクシミリ通信手順の非標準信号であるNSS
信号フレームに、転送指示情報の最終宛先の電話番号を
格納して送信する。 (2)ファクシミリ通信の画像データの1ページに、転
送指示情報の最終宛先の電話番号を、ワードプロセッサ
のプリンタで所定の大きさ以上のフォントで印字して送
信し、インターネットファクシミリ装置20内のOCR
機能で判読する。 (3)画像データの1ページに最終宛先の電話番号をコ
ードデータで格納する。
【0081】以上の第2の実施形態において、インター
ネットファクシミリ装置20は、送信元のファクシミリ
装置60に対して、DTMF信号によってユーザーI
D、パスワードなどを送信させ認証を取ってもよい。も
しくは、ファクシミリ通信の非標準信号であるNSS信
号やSUB(サブアドレス)信号又は発信元電話番号
(発信電話番号通知サービスなどを利用する。)などに
より認証をとってもよい。これらの場合、インターネッ
トファクシミリ装置20において、認証を与えるファク
シミリ装置60についての電話番号、ID、パスワード
などの認証テーブルをコンパクトフラッシュ8に格納す
る必要がある。
【0082】<変形例>以上の実施形態においては、イ
ンターネットファクシミリ装置20と、メールサーバ装
置30とは別の装置で構成しているが、本発明はこれに
限らず、複数のインターネットファクシミリ装置20の
うちいずれか1つは、メールサーバ装置30の機能を備
えるように構成してもよい。
【0083】以上の実施形態においては、インターネッ
ト40を介して電子メールを送信しかつ受信するメール
サーバ部31を内部に備えている。これにより、受信側
では、POP3プロトコルを使用する必要が無くなり、
SMTPプロトコルだけで通信ができるので、より通信
時間を短縮することができる。しかしながら、本発明は
これに限らず、変形例に係る図12のインターネットフ
ァクシミリ装置20aに示すように、外部にメールサー
バ装置31aを備えてもよい。図12において、インタ
ーネットファクシミリ装置20aのバス13には、信号
やデータの信号変換やプロトコル変換を行うLANイン
ターフェース12を介してLAN33が接続され、この
LAN33にメールサーバ装置31aが接続される。こ
こで、LAN33は、例えばWANなどでもよくインタ
ーネットファクシミリ装置20aに接続された所定のロ
ーカル通信網であってもよい。
【0084】図12の変形例において、主制御部1は、
電子メールを送信するときは、SMTPを用いて電子メ
ールをLANインターフェース12を介して送信し、こ
れに応答して、メールサーバ装置31aは受信した電子
メールをLAN33、ルータ装置32及びインターフェ
ース40を介して宛先のメールサーバ装置又はインター
ネットファクシミリ装置20に送信する。一方、電子メ
ールを受信するときは、主制御部1は、POP3(Post
Office Protocol 3)を用いて、例えば30秒などの所
定の周期で周期的に、LANインターフェース12及び
LAN33を介してメールサーバ装置31aにアクセス
してメールサーバ装置31a内に格納された電子メール
をダウンロードすることにより、電子メールを受信す
る。
【0085】以上の実施形態に係るインターネットファ
クシミリ通信システムにおいては、インターネット40
に3個のインターネットファクシミリ装置20が接続さ
れているが、本発明はこれに限らず、少なくとも複数の
インターネットファクシミリ装置20が接続されていれ
ばよい。
【0086】以上の実施形態に係るインターネットファ
クシミリ通信システムにおいては、公衆電話網50に5
個のファクシミリ装置60が接続されているが、インタ
ーネットファクシミリ装置20の相互間でファクシミリ
通信を行う場合は、ファクシミリ装置60は不必要であ
る。また、ファクシミリ装置60が発信又は着信すると
きは、少なくとも1つのファクシミリ装置60があれば
よい。さらに、ファクシミリ装置60が発信して別のフ
ァクシミリ装置60で着信するときは、少なくとも2つ
のファクシミリ装置60があればよい。
【0087】以上の実施形態に係るインターネットファ
クシミリ通信システムにおいては、公衆電話網50に5
個のファクシミリ装置60が接続されているが、実施形
態の例でいえば、インターネットファクシミリ装置20
Aが第1の回線交換網を介してファクシミリ装置60E
に接続され、インターネットファクシミリ装置20Bが
第2の回線交換網を介してファクシミリ装置60A,6
0Bに接続され、インターネットファクシミリ装置20
Cが第3の回線交換網を介してファクシミリ装置60
C,60Dに接続されてもよい。ここで、第1、第2、
第3の回線交換網は異なるものであってもよいし、同一
でもよい。すなわち、各インターネットファクシミリ装
置20と各ファクシミリ装置60との間は通信を行う装
置間で所定の回線交換網などの通信網で接続されていれ
ばよい。
【0088】以上の実施形態においては、各インターネ
ットファクシミリ装置20が他のインターネットファク
シミリ装置20に対して電子メールを用いてファクシミ
リの画像データの転送指示(送信情報信号)を行うとき
は、表7乃至表9に示すように、転送指示(Mail)
をメール本文に記載しているが、本発明はこれに限ら
ず、電子メールのヘッダに記述してもよい。例えば、電
子メールのヘッダのSubjectや専用のヘッダ(例
えば、X−ifaxなど)を用いてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るインタ
ーネットファクシミリ通信システムによれば、電子メー
ルを利用してインターネットを介してファクシミリ通信
を行う複数のインターネットファクシミリ装置と、上記
各インターネットファクシミリ装置の電子メールアドレ
スを含むメーリングリストテーブルと、上記各インター
ネットファクシミリ装置の電子メールアドレス及び電話
番号を含む装置情報の情報テーブルとを格納し、上記各
インターネットファクシミリ装置から送信される装置情
報を受信した後、当該装置情報を上記情報テーブルに格
納し、当該受信した装置情報を上記メーリングリストテ
ーブルに含まれる電子メールアドレスの各インターネッ
トファクシミリ装置に対して上記インターネットを介し
て転送するメールサーバ装置とを備えたインターネット
ファクシミリ通信システムであって、上記各インターネ
ットファクシミリ装置は、上記メールサーバ装置から転
送される装置情報を情報テーブルに格納する記憶装置
と、上記記憶装置に格納された情報テーブルに基づい
て、電子メールを利用してインターネットを介して、他
のインターネットファクシミリ装置とファクシミリ通信
を行うファクシミリ通信手段とを備える。従って、本発
明によれば、インターネットファクシミリ通信システム
において、各インターネットファクシミリ装置が互いの
電子メールアドレスを知ることができ、インターネット
を介して、従来例に比較して安価なファクシミリ通信を
行うことができる。
【0090】上記インターネットファクシミリ通信シス
テムにおいて、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、所定の通信網に接続され、画像データを、上記通信
網に接続された少なくとも1つの宛先のファクシミリ装
置にファクシミリ送信するときに、上記記憶装置に格納
された情報テーブルに基づいて、上記宛先のファクシミ
リ装置に近接するインターネットファクシミリ装置を選
択し、上記画像データを電子メールを利用してインター
ネットを介して上記選択されたインターネットファクシ
ミリ装置にファクシミリ送信し、これに応答して、上記
選択されたインターネットファクシミリ装置は受信した
画像データを上記通信網又は別の通信網を介して上記宛
先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する。従っ
て、本発明によれば、インターネットファクシミリ通信
システムにおいて、インターネットファクシミリ装置が
別のインターネットファクシミリ装置を介して宛先の一
般のファクシミリ装置に対して、従来例に比較して安価
なファクシミリ通信を行うことができる。すなわち、少
なくとも受信側のファクシミリ装置は、T.37の通信
手順をサポートしない一般のファクシミリ装置でよく、
これにより、安価なファクシミリ通信を実現できる。
【0091】また、上記インターネットファクシミリ通
信システムにおいて、上記ファクシミリ通信手段は、好
ましくは、所定の通信網に接続され、上記通信網に接続
された少なくとも1つの別のファクシミリ装置から転送
要求の画像データを宛先のファクシミリ装置の情報とと
もに受信したとき、上記記憶装置に格納された情報テー
ブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近接す
るインターネットファクシミリ装置を選択し、上記画像
データを電子メールを利用してインターネットを介して
上記選択されたインターネットファクシミリ装置にファ
クシミリ送信し、これに応答して、上記選択されたイン
ターネットファクシミリ装置は受信した画像データを上
記通信網又は別の通信網を介して上記宛先のファクシミ
リ装置にファクシミリ送信する。従って、本発明によれ
ば、インターネットファクシミリ通信システムにおい
て、一般のファクシミリ装置がインターネットを介して
宛先の一般のファクシミリ装置に対して、従来例に比較
して安価なファクシミリ通信を行うことができる。すな
わち、送信側及び受信側のファクシミリ装置は、T.3
7の通信手順をサポートしない一般のファクシミリ装置
でよく、これにより、安価なファクシミリ通信を実現で
きる。
【0092】さらに、上記インターネットファクシミリ
通信システムにおいて、上記メーリングリストテーブル
は、好ましくは、各電子メールアドレスに対応して、各
インターネットファクシミリ装置の識別子とパスワード
のうちの少なくとも一方をさらに格納し、上記メールサ
ーバ装置は、当該メールサーバ装置に対してアクセスす
るインターネットファクシミリ装置から送信される識別
子とパスワードのうちの少なくとも一方を受信して、上
記メーリングリストテーブルに格納された識別子とパス
ワードのうちの少なくとも一方とを照合し、一致すると
き当該インターネットファクシミリ装置に対してアクセ
ス権の認証を与える一方、一致しないとき当該インター
ネットファクシミリ装置に対してアクセス権の認証を与
えない認証手段をさらに備える。従って、本発明によれ
ば、上述の効果に加えて、インターネットファクシミリ
装置に対して、認証されていないインターネットファク
シミリ装置からのアクセスを防止することができる。
【0093】また、上記インターネットファクシミリ通
信システムにおいて、上記ファクシミリ通信手段又は上
記メールサーバ装置は、好ましくは、インターネットを
介して電子メールを送信する前に、当該電子メールを暗
号化する。従って、本発明によれば、上述の効果に加え
て、インターネットを介して送受信される電子メールの
ファクシミリ通信が暗号化され、当該通信のセキュリテ
ィを強化できる。
【0094】さらに、上記インターネットファクシミリ
通信システムにおいて、上記複数のインターネットファ
クシミリ装置のうちのいずれか1つは、上記メーリング
リストテーブルを格納するメールサーバ装置を備える。
従って、本発明によれば、上述の効果に加えて、メール
サーバ装置を別装置として備える必要がないので、当該
インターネットファクシミリ通信システムの構成を簡単
にすることができる。
【0095】本発明に係るインターネットファクシミリ
装置は、電子メールを利用してインターネットを介して
ファクシミリ通信を行う複数のインターネットファクシ
ミリ装置と、上記各インターネットファクシミリ装置の
電子メールアドレスを含むメーリングリストテーブル
と、上記各インターネットファクシミリ装置の電子メー
ルアドレス及び電話番号を含む装置情報の情報テーブル
とを格納し、上記各インターネットファクシミリ装置か
ら送信される装置情報を受信した後、当該装置情報を上
記情報テーブルに格納し、当該受信した装置情報を上記
メーリングリストテーブルに含まれる電子メールアドレ
スの各インターネットファクシミリ装置に対して上記イ
ンターネットを介して転送するメールサーバ装置とを備
えたインターネットファクシミリ通信システムのための
インターネットファクシミリ装置であって、上記メール
サーバ装置から転送される装置情報を情報テーブルに格
納する記憶装置と、上記記憶装置に格納された情報テー
ブルに基づいて、電子メールを利用してインターネット
を介して、他のインターネットファクシミリ装置とファ
クシミリ通信を行うファクシミリ通信手段とを備える。
従って、本発明によれば、インターネットファクシミリ
通信システムにおいて、各インターネットファクシミリ
装置が互いの電子メールアドレスを知ることができ、イ
ンターネットを介して、従来例に比較して安価なファク
シミリ通信を行うことができる。
【0096】上記インターネットファクシミリ装置にお
いて、上記ファクシミリ通信手段は、好ましくは、所定
の通信網に接続され、画像データを、上記通信網に接続
された少なくとも1つの宛先のファクシミリ装置にファ
クシミリ送信するときに、上記記憶装置に格納された情
報テーブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に
近接するインターネットファクシミリ装置を選択し、上
記画像データを電子メールを利用してインターネットを
介して上記選択されたインターネットファクシミリ装置
にファクシミリ送信する。従って、本発明によれば、イ
ンターネットファクシミリ通信システムにおいて、イン
ターネットファクシミリ装置が別のインターネットファ
クシミリ装置を介して宛先の一般のファクシミリ装置に
対して、従来例に比較して安価なファクシミリ通信を行
うことができる。すなわち、少なくとも受信側のファク
シミリ装置は、T.37の通信手順をサポートしない一
般のファクシミリ装置でよく、これにより、安価なファ
クシミリ通信を実現できる。
【0097】また、上記インターネットファクシミリ装
置において、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、所定の通信網に接続され、上記通信網に接続された
少なくとも1つの別のファクシミリ装置から転送要求の
画像データを宛先のファクシミリ装置の情報とともに受
信したとき、上記記憶装置に格納された情報テーブルに
基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近接するイン
ターネットファクシミリ装置を選択し、上記画像データ
を電子メールを利用してインターネットを介して上記選
択されたインターネットファクシミリ装置にファクシミ
リ送信する。従って、本発明によれば、インターネット
ファクシミリ通信システムにおいて、一般のファクシミ
リ装置がインターネットを介して宛先の一般のファクシ
ミリ装置に対して、従来例に比較して安価なファクシミ
リ通信を行うことができる。すなわち、送信側及び受信
側のファクシミリ装置は、T.37の通信手順をサポー
トしない一般のファクシミリ装置でよく、これにより、
安価なファクシミリ通信を実現できる。
【0098】さらに、上記インターネットファクシミリ
装置において、上記ファクシミリ通信手段は、好ましく
は、インターネットを介して電子メールを送信する前
に、当該電子メールを暗号化する。従って、本発明によ
れば、上述の効果に加えて、インターネットを介して送
受信される電子メールのファクシミリ通信が暗号化さ
れ、当該通信のセキュリティを強化できる。
【0099】またさらに、上記インターネットファクシ
ミリ装置は、好ましくは、上記メーリングリストテーブ
ルを格納するメールサーバ装置をさらに備える。従っ
て、本発明によれば、上述の効果に加えて、メールサー
バ装置を別装置として備える必要がないので、当該イン
ターネットファクシミリ通信システムの構成を簡単にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態であるインター
ネットファクシミリ通信システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】 図1のインターネットファクシミリ装置20
及びその周辺装置の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 図1のファクシミリ装置60の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図4】 図1のメールサーバ装置30の処理メモリ3
0mの構成を示すブロック図である。
【図5】 図1のメールサーバ装置30の処理メモリ3
0mに格納されるメーリングリストテーブル30maの
一例を示す図である。
【図6】 図1のメールサーバ装置30の処理メモリ3
0mに格納されるINTFAX情報テーブル30mb及
び及び図1の各インターネットファクシミリ装置20の
コンパクトフラッシュ8内のINTFAX情報テーブル
8aの一例を示す図である。
【図7】 図1のインターネットファクシミリ通信シス
テムにおいて実行される登録処理を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】 図1のインターネットファクシミリ通信シス
テムにおいて実行されるINTFAX送信処理を示すタ
イミングチャートである。
【図9】 図1のインターネットファクシミリ通信シス
テムにおいて実行されるINTFAX同報送信処理を示
すタイミングチャートである。
【図10】 本発明に係る第2の実施形態であるインタ
ーネットファクシミリ通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 図10のインターネットファクシミリ通信
システムにおいて実行されるINTFAX転送及び同報
送信処理を示すタイミングチャートである。
【図12】 変形例であるインターネットファクシミリ
装置20a及びその周辺装置の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…主制御部、 2…画像読取部、 3…画像記録部、 4…表示部、 5…操作部、 6…ROM、 7…RAM、 8…コンパクトフラッシュ、 8a…INTFAX情報テーブル、 8b…画像データファイル、 9…クロック回路、 10…ファックスモデム、 11…NCU、 12…LANインターフェース、 13…バス、 20,20A,20B,20C…インターネットファク
シミリ装置、 30…メールサーバ装置、 30m…処理メモリ、 30ma…メーリングリストテーブル、 30mb…INTFAX情報テーブル、 31…メールサーバ部、 31a…メールサーバ装置、 32…ルータ装置、 33…LAN、 40…インターネット、 50…公衆電話網、 60,60A,60B,60C,60D,60E,60
Z…ファクシミリ装置、 101…主制御部、 102…画像読取部、 103…画像記録部、 104…表示部、 105…操作部、 106…ROM、 107…RAM、 108…コンパクトフラッシュ、 108a…画像データファイル、 109…クロック回路、 110…ファックスモデム、 111…NCU、 113…バス、 L1,L2…公衆電話回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 12/58 100 H04L 12/58 100C Fターム(参考) 5C062 AA01 AA02 AA29 AA30 AA35 AB38 AB42 AC02 AC22 AC29 AC43 AC51 AE02 AE08 AF02 AF03 AF14 BA00 BD09 5C075 AB90 BA08 CA14 CA90 CD90 CF90 FF90 GG09 5K030 GA15 GA19 HA01 HA08 HB04 HC01 HC02 HD03 HD06 JT05 KA01 KA03 KA13 KA19 LD11 LD19 MB18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを利用してインターネットを
    介してファクシミリ通信を行う複数のインターネットフ
    ァクシミリ装置と、 上記各インターネットファクシミリ装置の電子メールア
    ドレスを含むメーリングリストテーブルと、上記各イン
    ターネットファクシミリ装置の電子メールアドレス及び
    電話番号を含む装置情報の情報テーブルとを格納し、上
    記各インターネットファクシミリ装置から送信される装
    置情報を受信した後、当該装置情報を上記情報テーブル
    に格納し、当該受信した装置情報を上記メーリングリス
    トテーブルに含まれる電子メールアドレスの各インター
    ネットファクシミリ装置に対して上記インターネットを
    介して転送するメールサーバ装置とを備えたインターネ
    ットファクシミリ通信システムであって、 上記各インターネットファクシミリ装置は、 上記メールサーバ装置から転送される装置情報を情報テ
    ーブルに格納する記憶装置と、 上記記憶装置に格納された情報テーブルに基づいて、電
    子メールを利用してインターネットを介して、他のイン
    ターネットファクシミリ装置とファクシミリ通信を行う
    ファクシミリ通信手段とを備えたことを特徴とするイン
    ターネットファクシミリ通信システム。
  2. 【請求項2】 上記ファクシミリ通信手段は、所定の通
    信網に接続され、画像データを、上記通信網に接続され
    た少なくとも1つの宛先のファクシミリ装置にファクシ
    ミリ送信するときに、上記記憶装置に格納された情報テ
    ーブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近接
    するインターネットファクシミリ装置を選択し、上記画
    像データを電子メールを利用してインターネットを介し
    て上記選択されたインターネットファクシミリ装置にフ
    ァクシミリ送信し、これに応答して、上記選択されたイ
    ンターネットファクシミリ装置は受信した画像データを
    上記通信網又は別の通信網を介して上記宛先のファクシ
    ミリ装置にファクシミリ送信することを特徴とする請求
    項1記載のインターネットファクシミリ通信システム。
  3. 【請求項3】 上記ファクシミリ通信手段は、所定の通
    信網に接続され、上記通信網に接続された少なくとも1
    つの別のファクシミリ装置から転送要求の画像データを
    宛先のファクシミリ装置の情報とともに受信したとき、
    上記記憶装置に格納された情報テーブルに基づいて、上
    記宛先のファクシミリ装置に近接するインターネットフ
    ァクシミリ装置を選択し、上記画像データを電子メール
    を利用してインターネットを介して上記選択されたイン
    ターネットファクシミリ装置にファクシミリ送信し、こ
    れに応答して、上記選択されたインターネットファクシ
    ミリ装置は受信した画像データを上記通信網又は別の通
    信網を介して上記宛先のファクシミリ装置にファクシミ
    リ送信することを特徴とする請求項1記載のインターネ
    ットファクシミリ通信システム。
  4. 【請求項4】 上記メーリングリストテーブルは、各電
    子メールアドレスに対応して、各インターネットファク
    シミリ装置の識別子とパスワードのうちの少なくとも一
    方をさらに格納し、 上記メールサーバ装置は、当該メールサーバ装置に対し
    てアクセスするインターネットファクシミリ装置から送
    信される識別子とパスワードのうちの少なくとも一方を
    受信して、上記メーリングリストテーブルに格納された
    識別子とパスワードのうちの少なくとも一方とを照合
    し、一致するとき当該インターネットファクシミリ装置
    に対してアクセス権の認証を与える一方、一致しないと
    き当該インターネットファクシミリ装置に対してアクセ
    ス権の認証を与えない認証手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の
    インターネットファクシミリ通信システム。
  5. 【請求項5】 上記ファクシミリ通信手段又は上記メー
    ルサーバ装置は、インターネットを介して電子メールを
    送信する前に、当該電子メールを暗号化することを特徴
    とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載のイ
    ンターネットファクシミリ通信システム。
  6. 【請求項6】 上記複数のインターネットファクシミリ
    装置のうちのいずれか1つは、上記メーリングリストテ
    ーブルを格納するメールサーバ装置を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載のイ
    ンターネットファクシミリ通信システム。
  7. 【請求項7】 上記各インターネットファクシミリ装置
    は、画像データを含む電子メールを送信しかつ受信する
    メールサーバ手段を内部に備えたことを特徴とする請求
    項1乃至6のうちのいずれか1つに記載のインターネッ
    トファクシミリ通信システム。
  8. 【請求項8】 上記各インターネットファクシミリ装置
    は、所定のローカル通信網を介して接続され、画像デー
    タを含む電子メールを送信しかつ受信するメールサーバ
    手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの
    いずれか1つに記載のインターネットファクシミリ通信
    システム。
  9. 【請求項9】 電子メールを利用してインターネットを
    介してファクシミリ通信を行う複数のインターネットフ
    ァクシミリ装置と、 上記各インターネットファクシミリ装置の電子メールア
    ドレスを含むメーリングリストテーブルと、上記各イン
    ターネットファクシミリ装置の電子メールアドレス及び
    電話番号を含む装置情報の情報テーブルとを格納し、上
    記各インターネットファクシミリ装置から送信される装
    置情報を受信した後、当該装置情報を上記情報テーブル
    に格納し、当該受信した装置情報を上記メーリングリス
    トテーブルに含まれる電子メールアドレスの各インター
    ネットファクシミリ装置に対して上記インターネットを
    介して転送するメールサーバ装置とを備えたインターネ
    ットファクシミリ通信システムのためのインターネット
    ファクシミリ装置であって、 上記メールサーバ装置から転送される装置情報を情報テ
    ーブルに格納する記憶装置と、 上記記憶装置に格納された情報テーブルに基づいて、電
    子メールを利用してインターネットを介して、他のイン
    ターネットファクシミリ装置とファクシミリ通信を行う
    ファクシミリ通信手段とを備えたことを特徴とするイン
    ターネットファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 上記ファクシミリ通信手段は、所定の
    通信網に接続され、画像データを、上記通信網に接続さ
    れた少なくとも1つの宛先のファクシミリ装置にファク
    シミリ送信するときに、上記記憶装置に格納された情報
    テーブルに基づいて、上記宛先のファクシミリ装置に近
    接するインターネットファクシミリ装置を選択し、上記
    画像データを電子メールを利用してインターネットを介
    して上記選択されたインターネットファクシミリ装置に
    ファクシミリ送信することを特徴とする請求項9記載の
    インターネットファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 上記ファクシミリ通信手段は、所定の
    通信網に接続され、上記通信網に接続された少なくとも
    1つの別のファクシミリ装置から転送要求の画像データ
    を宛先のファクシミリ装置の情報とともに受信したと
    き、上記記憶装置に格納された情報テーブルに基づい
    て、上記宛先のファクシミリ装置に近接するインターネ
    ットファクシミリ装置を選択し、上記画像データを電子
    メールを利用してインターネットを介して上記選択され
    たインターネットファクシミリ装置にファクシミリ送信
    することを特徴とする請求項9記載のインターネットフ
    ァクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 上記ファクシミリ通信手段は、インタ
    ーネットを介して電子メールを送信する前に、当該電子
    メールを暗号化することを特徴とする請求項9乃至11
    のうちのいずれか1つに記載のインターネットファクシ
    ミリ装置。
  13. 【請求項13】 上記メーリングリストテーブルを格納
    するメールサーバ装置をさらに備えたことを特徴とする
    請求項9乃至12のうちのいずれか1つに記載のインタ
    ーネットファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 画像データを含む電子メールを送信し
    かつ受信するメールサーバ手段を内部に備えたことを特
    徴とする請求項9乃至13のうちのいずれか1つに記載
    のインターネットファクシミリ装置。
  15. 【請求項15】 所定のローカル通信網を介して接続さ
    れ、画像データを含む電子メールを送信しかつ受信する
    メールサーバ手段を備えたことを特徴とする請求項9乃
    至13のうちのいずれか1つに記載のインターネットフ
    ァクシミリ装置。
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