JP2002199092A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2002199092A
JP2002199092A JP2000390690A JP2000390690A JP2002199092A JP 2002199092 A JP2002199092 A JP 2002199092A JP 2000390690 A JP2000390690 A JP 2000390690A JP 2000390690 A JP2000390690 A JP 2000390690A JP 2002199092 A JP2002199092 A JP 2002199092A
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Japan
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unit
battery
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mobile phone
incoming call
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Application number
JP2000390690A
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English (en)
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Masaharu Matsui
正治 松井
Yasutoku Yamada
泰徳 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機のバッテリの残量が少なくなって
も着呼および発呼等の外部との通信のみを規制し、それ
以外の動作を継続して行なうことができる携帯電話機を
提供する。 【解決手段】 携帯電話機10,11の残量検出部11
1は、バッテリ109の残量を検出し、その検出した残
量を制御回路104へ出力する。制御回路104は、残
量検出部111からのバッテリ残量が設定値以下のと
き、メモリ112から着信規制情報を読出し、その読出
した着信規制情報をRF部101およびアンテナ100
を介してサービス制御局へ送信し、メモリ112に記憶
されたプログラムを読出し、その読出したプログラムに
キーボード103から入力された発信指示を拒否するた
めの設定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリの残量
が少なくなっても通話以外の機能を維持できる携帯電話
機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話機が広く普及している。
そして、IT(Information Techno
logy)技術の発達によって、携帯電話機は、本来の
通話機能の他にメール、画像データ、および音楽データ
等を送受信する機能を持つに至っており、情報端末装置
としての役割が増している。
【0003】かかる携帯電話機は、充電可能なバッテリ
を搭載し、携帯電話機を構成する回路を駆動している。
そして、バッテリの残量が少なくなると、通話できなく
なることから、バッテリの残量を検出することが行なわ
れている。
【0004】たとえば、特開平6−6306号公報に
は、バッテリ(電池)の残量を検出し、その残量が一定
値以下になると警告音を発するようにした携帯電話機が
開示されている。すなわち、図9を参照して、携帯電話
機は、携帯電話機本体500と、電池パック300とか
ら成る。携帯電話機本体500は、変換回路501と、
記憶回路502と、演算回路503と、制御回路504
と、表示部505とを備える。また、電池パック300
は、二次電池301と、検出回路302と、端子30
3,304とを備える。
【0005】電池パック300は、携帯電話機本体50
0を動作させるための電圧を供給するものである。検出
回路302は、二次電池301の残容量を検出する。電
源端子303は、二次電池301から携帯電話機本体5
00へ電圧を供給する端子であある。残量出力端子30
4は、検出回路302で検出された二次電池301の残
量を出力するための端子である。
【0006】携帯電話機本体500の変換回路501
は、残量出力端子304から出力される残量を処理の容
易なデジタル信号に変換する回路である。記憶回路50
2は、電源を切った場合でも記憶された内容が消失する
ことのない不揮発性の記憶回路である。演算回路503
は、記憶回路502に予め記憶されているデジタル値と
変換回路501からの出力値とを演算する回路である。
制御回路504は、変換回路501と、記憶回路502
と、演算回路503との動作制御を行なう回路である。
表示部505は、制御回路504からの出力を文字情報
あるいは数値情報として表示する。また、記憶回路50
2は、待受け時および通話時における消費電流を記憶し
ている。
【0007】図9に示す従来の携帯電話機においては、
電池パック300の検出回路302は二次電池301の
残量を検出し、検出した残量を残量出力端子304を介
して携帯電話機本体500の変換回路501へ出力す
る。変換回路501は、受取った残量をデジタル値に変
換して演算回路503へ出力する。そうすると、演算回
路503は、記憶回路502に記憶された待受時消費電
流と、変換回路501からのデジタル値とに基づいて残
りの通話時間を演算して制御回路504へ出力する。そ
して、制御回路504は、演算回路503からの残り通
話時間を文字情報として表示部505に表示する。
【0008】したがって、特開平6−6306号公報に
は、電池の残量を検出し、その検出した残量から残りの
通話可能時間を演算して表示する技術が開示されてい
る。
【0009】また、特開平2000−196714号公
報には、電池の残量を検出し、その検出した残量から通
話可能時間を演算し、その通話可能時間を過去の平均通
話時間と比較して通話が可能か否かをユーザに知らせる
携帯電話機が開示されている。すなわち、図10を参照
して、携帯電話機は、携帯電話機本体600と電池パッ
ク700とから成る。携帯電話機本体600は、タイマ
設定部601と、残容量検出部602と、通話可能時間
算出部603と、通話時間算出部604と、平均通話時
間算出部605と、RAM606と、ROM607と、
制御部608と、報知部609と、LCD10と、スピ
ーカ611とを備える。また、電池パック700は、充
電可能な二次電池701から構成される。
【0010】タイマ設定部601は、制御部608によ
って設定された時間毎に残容量検出部602に対して二
次電池701の残り容量を検出する指示を送出する。残
容量検出部602は、タイマ設定部601からの指示に
基づいて二次電池701の残量を検出する。通話可能時
間算出部603は、残容量検出部602により検出され
た二次電池701の残量から通話可能時間を算出し、算
出した通話可能時間を制御部608へ出力する。通話時
間算出部604は、一通話ごとの通話時間を算出する。
平均通話時間算出部605は、通話時間算出部604に
て算出された通話時間とRAM606に記憶されている
平均通話時間とに基づいて、新たな平均通話時間を算出
する。RAM606は、平均通話時間算出部605によ
って算出された平均通話時間を記憶する。制御部608
は、通話可能時間算出部603から送られる通話可能時
間のデータをRAM606から読出した平均通話時間の
データと比較し、その比較結果を報知部609へ出力す
る。報知部609は、接続されたLCD610およびス
ピーカ611のいずれかを動作させることにより、また
は双方を同時に動作させることにより電池残量による携
帯電話機本体600の状態を報知する。
【0011】したがって、特開兵2000−19671
4号公報には、電池の残量から残り通話可能時間を算出
し、その算出した通話可能時間を過去の平均通話時間と
比較することにより、電池の残量で通話が可能か否かを
ユーザに知らせる技術が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の携帯電話機においては、電池の残量を検出し、その検
出した残量から通話可能時間を算出し、その算出した通
話可能時間を表示することが記載されているのみであ
る。そして、通常は、通話可能時間がなくなったときは
携帯電話機としての機能を停止する。
【0013】そうすると、最近の携帯電話機のように本
来の通話機能に加え、メール等を送受信する機能が付加
された携帯電話機では、既に受信したメールを見たり、
メモリに記憶された通話相手の電話番号を検索したする
ことができないという問題が生じる。
【0014】最近では、携帯電話機は、電話番号帳とし
ての機能も果たしており、本来の通話が不可能になった
とき、携帯電話機全体を停止すると、携帯電話機に登録
された電話番号から、電話を掛けたい相手の電話番号を
検索して公衆電話からその相手に電話を掛けることがで
きないという問題が生じる。
【0015】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、携帯電話機の
バッテリの残量が少なくなっても着呼および発呼等の外
部との通信のみを規制し、それ以外の動作を継続して行
なうことができる携帯電話機を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による携帯電話機は、外部との通信を行なうための送
受信部と、各部を駆動するために必要な電力を蓄積する
バッテリと、バッテリから電力を受け、各部を駆動する
ために必要な電源電圧を生成し、その生成した電源電圧
を各部へ供給する電源部と、バッテリの残量を検出する
残量検出部と、指示を受付けるためのキー入力部と、制
御部とを備え、制御部は、残量検出部からバッテリの残
量を受取り、その受取った残量を基準値と比較し、残量
が基準値に達したとき、送受信部を介した外部との通信
を禁止し、キー入力部を介して外部との通信以外の動作
を行なうための指示が入力されると、その入力された指
示に従って外部との通信以外の動作を実行する。そし
て、基準値は、外部との通信以外の動作を実行可能な電
力量である。
【0017】この発明による携帯電話機においては、携
帯電話機を構成する各部を駆動するための電力を蓄積す
るバッテリの残量を基準値と比較し、残量が基準値に達
したとき外部との通信を禁止することにより、バッテリ
の消費を抑えるとともに、外部との通信以外の動作を継
続して実行する。
【0018】したがって、この発明によれば、バッテリ
の残量が少なくなっても携帯電話機における情報処理等
の動作を継続して行なうことができる。
【0019】好ましくは、携帯電話機の制御部は、バッ
テリの残量が基準値に達したとき、送受信部への電源電
圧の供給を停止するように電源部を制御し、電源部は、
送受信部への電源電圧の供給を停止する。
【0020】バッテリの残量が少なくなったとき、送受
信部の駆動を停止することによって外部との通信を禁止
する。
【0021】したがって、この発明によれば、バッテリ
の残量の低下に伴って外部との通信を確実に停止でき
る。
【0022】好ましくは、携帯電話機は、着信を規制す
るための着信規制情報を記憶する記憶部をさらに備え、
制御部は、バッテリの残量が基準値に達したとき、着信
規制情報を記憶部から読出し、その読出した着信規制情
報を送受信部を介してサービス制御局へ送信し、キー入
力部を介して入力された発信指示を拒否する。
【0023】バッテリの残量が基準値に達したとき、携
帯電話機のサービスを制御するサービス制御局によっ
て、着信規制情報を送信した携帯電話機への着信が規制
される。また、携帯電話機においては、入力された発信
指示が拒否されることによって外部との通信が禁止され
る。
【0024】したがって、この発明によれば、ソフトウ
エアによって外部との通信を禁止できる。
【0025】好ましくは、携帯電話機は、着信を規制す
るための着信規制情報を記憶する第1の記憶部と、着信
規制通知の有無を記憶する第2の記憶部とをさらに備
え、制御部は、バッテリの残量が基準値に達し、かつ、
着信規制通知が第2の記憶部に記憶されているとき、着
信規制情報を第1の記憶部から読出し、その読出した着
信規制情報を送受信部を介してサービス制御局へ送信
し、キー入力部を介して入力された発信指示を拒否す
る。
【0026】したがって、この発明によれば、ソフトウ
ェアによって外部との通信を禁止できる。
【0027】好ましくは、携帯電話機は、各種の情報を
表示する表示部と、通話相手の電話番号を記憶するもう
1つの記憶部とをさらに備え、制御部は、キー入力部を
介して電話番号の検索指示が入力されると、もう1つの
記憶部から電話番号を検索し、その検索した電話番号を
前記表示部に表示する。
【0028】バッテリの残量が基準値に達してときで
も、登録された電話番号の検索を行ない、その検索した
電話番号を表示する。
【0029】したがって、この発明によれば、バッテリ
の残量が少なくなっても、携帯電話機を電話番号帳とし
て使用できる。
【0030】好ましくは、もう1つの記憶部は、送受信
部を介して外部から受信されたメールをさらに記憶し、
制御部は、キー入力部を介して入力されたメール表示指
示に応じて、もう1つの記憶部からメールを検索し、そ
の検索したメールを表示部にさらに表示する。
【0031】バッテリの残量が基準値に達したときで
も、既に受信したメールを記憶部から読出して表示す
る。
【0032】したがって、この発明によれば、バッテリ
の残量が少なくなっても、ユーザは既に受信したメール
の内容を知ることができる。
【0033】好ましくは、携帯電話機の制御部は、バッ
テリの残量が基準値に達したとき、バッテリの充電を促
すメッセージを表示部に表示する。
【0034】したがって、この発明によれば、携帯電話
機のユーザは、バッテリの残量が少なくなったことを知
ることができ、直ぐにバッテリを充電できる。
【0035】好ましくは、携帯電話機の制御部は、バッ
テリの残量が基準値に達したとき、さらに、バッテリ残
量の低下を示す残量低下表示をもう1つの記憶部から読
出し、表示部に表示する。
【0036】したがって、この発明によれば、携帯電話
機のユーザは、バッテリの残量が通話をできない残量に
なったことを確実に知ることができる。
【0037】好ましくは、携帯電話機は、音信号を外部
へ出力するための外部出力部と、警告音を発生する音発
生部とをさらに備え、制御部は、バッテリの残量が基準
値に達したとき、さらに、警告音を発生するように音発
生部を制御し、音発生部によって発生された警告音を外
部出力部へ与え、外部出力部は、警告音を外部へ出力す
る。
【0038】バッテリの残量が基準値に達すると、携帯
電話機は警告音を発する。したがって、この発明によれ
ば、バッテリの残量が基準値に達すると、携帯電話機が
警告音を発することにより、携帯電話機のユーザはバッ
テリの容量が少なくなったことを聴覚で知ることができ
る。
【0039】好ましくは、携帯電話機のバッテリは、通
常動作時に各部を駆動するのに必要な電力を蓄積する主
バッテリと、外部との通信以外の動作を行なうための補
助バッテリとを含み、制御部は、主バッテリの残量が基
準値に達したとき、主バッテリを電源部と切断し、補助
バッテリを電源部に接続するように電源部を制御する。
【0040】主バッテリは、通常動作時、各部を駆動す
るための電力を蓄積し、電源は主バッテリから電力を供
給されて各部へ電源電圧を供給する。そして、主バッテ
リの残量が基準値に達したとき、主バッテリに代えて補
助バッテリから外部との通信以外の動作を行なうための
電力が電源へ供給される。
【0041】したがって、この発明によれば、主バッテ
リと補助バッテリとの切換えによって外部との通信以外
の動作を継続して実行できる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0043】図1を参照して、本発明による携帯電話機
が接続されたネットワークについて説明する。携帯電話
機(PHS(Personal Handyphone
System))10は、無線基地局20を介してデ
ジタル網50と接続され、携帯電話機(PHS)11
は、無線基地局21を介してデジタル網50と接続され
る。また、固定電話機40,41もデジタル網50に接
続される。固定電話機41はエリア32内で無線により
子機42と通信を行なう。
【0044】デジタル網50は、携帯電話機用接続装置
51,52と、交換機53〜56と、共通線信号網57
と、サービス制御局58とから成る。無線基地局20
は、エリア30内の携帯電話機10と無線により回線を
成立する。そして、無線基地局20は、携帯電話機10
からの信号を携帯電話機用接続装置51へ送信し、携帯
電話機用接続装置51からの信号に基づいて携帯電話機
10を呼出す。また、無線基地局21は、エリア31内
の携帯電話機11と無線により回線を成立する。そし
て、無線基地局21は、携帯電話機11からの信号を携
帯電話機用接続装置52へ送信し、携帯電話機用接続装
置52からの信号に基づいて携帯電話機11を呼出す。
携帯電話機用接続装置51は、無線基地局20からの信
号を受取り、その受取った信号を交換機53へ送信して
無線基地局20と交換機53とを接続する。また、携帯
電話機用接続装置51は、交換機53からの信号を無線
基地局20へ送信して交換機53と無線基地局20とを
接続する。
【0045】携帯電話機用接続装置52は、携帯電話機
用接続装置51と同様にして無線基地局21と交換機5
4とを接続する。交換機53は、携帯電話機10からの
発呼を受取ると、相手先の電話番号を共通線信号網57
を介してサービス制御局58へ問合わせ、相手先の電話
機が携帯電話機であれば、その携帯電話機が接続されて
いる交換機の情報をサービス制御局から受取り、その交
換機へ接続し、相手先の電話機が固定電話機であれば、
その固定電話機が接続された交換機の情報をサービス制
御局から受取り、その交換機へ接続する。また、交換機
53は、サービス制御局58から共通線信号網57を介
して携帯電話機10を呼出すための信号を受取ると、そ
の信号を携帯電話機用接続装置51へ送信し、サービス
制御局58から固定電話機40を呼出すための信号を受
取ると固定電話機40を呼出す。交換機54は、交換機
53と同じようにして携帯電話機11または固定電話機
41(または子機42)を相手先の電話機が接続された
交換機に接続する。サービス制御局58は、携帯電話機
10,11の、電話番号、および位置情報等を保持す
る。
【0046】このようにして、携帯電話機10,11、
および固定電話機40,41(または子機42)は、デ
ジタル網50を介して相手先に電話を掛けることが可能
である。
【0047】また、携帯電話機10,11は、デジタル
網50を介してインターネットによってメール、画像デ
ータ、および音楽データ等の各種の情報を送受信でき
る。
【0048】図2を参照して、本発明による携帯電話機
10,11の構成について説明する。携帯電話機10,
11は、アンテナ100と、RF部101と、表示部1
02と、キーボード103と、制御回路104と、変復
調部/チャネルコーデック部105と、音声処理部10
6と、通話マイク107と、通話スピーカ108と、バ
ッテリ109と、電源部110と、残量検出部111
と、メモリ112と、音発生部113と、スピーカ11
4とを備える。
【0049】アンテナ100は、無線基地局20,21
との間で無線によって信号を送受信する。RF部101
は、アンテナ100を介して受信した信号をベースバン
ド信号に復調するとともに、送信するための信号を変調
してアンテナ100に与える。表示部102は、各種の
情報をユーザに視覚情報として与える。キーボード10
3は、電話番号、文字情報、および各種の指示を入力す
るためのキー入力手段である。制御回路104は、各構
成部を制御する。
【0050】変復調部/チャネルコーデック105は、
π/4シフトQPSK(Quadrature Pha
se Shift Keying)方式による変調処理
および復調処理を行なうとともに、PHSのチャネル処
理を行なう。すなわち、変復調部/チャネルコーデック
105は、マイク107から入力され、かつ、音声処理
部106によって符号化された携帯電話機10,11の
ユーザの音声信号を、その音声信号の位相をπ/4ずつ
離散的に分散させることによって変調を行ない、その変
調した信号をRF部101へ出力する。つまり、変復調
部/チャネルコーデック105は、0相に(0,0)、
π/2相に(0,1)、π相に(1,0)、3π/2相
に(1,1)を対応させて変調を行なうQPSK変調方
式において、各位相をさらにπ/4ずつシフトさせて、
π/4相に(0,0)、3π/4相に(0,1)、5π
/4相に(1,0)、7π/4相に(1,1)を対応さ
せて変調を行なう。
【0051】また、変復調部/チャネルコーデック10
5は、アンテナ100が受信したπ/4シフトQPSK
方式によって変調された音声信号をRF部101を介し
て受取り、その変調された信号を復調して音声処理部1
06へ出力する。さらに、変復調部/チャネルコーデッ
ク105は、PHSのチャネル処理としてリンクチャネ
ル確立とサービスチャネル確立とを行なう。リンクチャ
ネル確立とは、着信制御チャネルと発信制御チャネルと
から成る制御チャネルの機能を用いて、各サービスの呼
接続に必要な品質、容量のチャネルを選択し、次フェー
ズの呼接続に必要なプロトコルの種別を選択することを
言う。また、サービスチャネル確立とは、リンクチャネ
ル確立によって得られたリンクチャネル機能を用いて、
サービスを提供するために必要な容量のチャネルを選択
し、通信フェーズに必要なプロトコルの種別を選択する
ことを言う。
【0052】音声処理部106は、PCM(Pulse
Code Modulation)方式によってアナ
ログ信号を符号化してデジタル信号に変換し、その変換
したデジタル信号をさらにADPCM(Adaptiv
e Differential Pulse Code
Modulation)方式によって符号化する。ま
た、音声処理部106は、PCM方式およびADPCM
方式によって変調されたデジタル信号を復号してアナロ
グ信号に変換する。このPCM方式とは、アナログ信号
をサンプリングし、サンプルごとに標本化、量子化を行
ないデジタル信号に符号化する方式である。また、AD
PCM方式とは、過去の入力信号から現在の入力信号の
値を予測し、その差分を求めて量子化を行ない、入力信
号が大きく変化しても効果的に量子化を行なうことがで
きるように、適応時に量子化のレベルを増減して符号化
を行なうものである。
【0053】したがって、音声処理部106は、通話マ
イク107からのアナログの音声信号をPCM方式およ
びADPCM方式によって符号化してデジタル信号に変
換し、変復調部/チャネルコーデック部105へ出力す
る。また、音声処理部106は、変復調部/チャネルコ
ーデック部105からのデジタル信号を復号してアナロ
グ信号に変換してスピーカ108へ出力する。
【0054】通話マイク107は、携帯電話機10,1
1のユーザが発した音声信号を入力し、その音声信号を
音声処理部106へ出力する。通話スピーカ108は、
音声処理部106によって復号された音声信号を外部へ
出力するとともに、音発生部113によって発生された
警告音または着信音を外部へ出力する。スピーカ114
は、音発生部113によって発生された警告音または着
信音を外部へ出力する。
【0055】バッテリ109は、各部を駆動するために
必要な電力を蓄積し、電源部110へ電力を供給する。
そして、バッテリ109は、携帯電話機10,11から
着脱可能である。電源部110は、バッテリ109から
の電力に基づいて各部を駆動するのに必要な電源電圧を
生成し、その生成した電源電圧を各部へ供給する。ま
た、電源部110は、バッテリ109を充電するための
バッテリ充電回路(図示せず)を含む。
【0056】残量検出部111は、バッテリ109の残
量を検出し、その検出した残量を制御回路104へ出力
する。メモリ112は、携帯電話機10,11の各種の
機能を実行するためのプログラム、各種の設定情報、お
よび相手先の電話番号を登録した電話帳等を記憶保持す
る。音発生部113は、制御回路104からの制御によ
ってバッテリ109の残量が基準値に達したとき警告音
を発生させ、また、制御回路104が着信を認識すると
着信音を発生させ、警告音または着信音をスピーカ11
4へ出力する。
【0057】図3を参照して、携帯電話機10,11に
おける全体的な動作フローについて説明する。携帯電話
機10,11は、通常、待受け状態からスタートし(ス
テップS1)、制御回路104は、着信があったか否か
を判別する(ステップS2)。そして、着信があったと
き、携帯電話機10,11は、後述する着信処理のモー
ドへ移行する(ステップS3)。ステップS2におい
て、着信がなかったと判断されたとき、制御回路104
は、キーボード103を介して発信指示が入力されたか
否かを判別する(ステップS4)。制御回路104は、
発信指示が入力されたと判別したとき、携帯電話機1
0,11は、後述する発信処理のモードへ移行する(ス
テップS5)。制御回路104は、ステップS4におい
て発信指示がなかったと判別したとき、携帯電話機1
0,11は、後述するバッテリ残量チェックのモード
(ステップS6)へ移行する。その後、待受け状態(ス
テップS1)へ戻り、ステップS2〜S6が繰返され
る。
【0058】図4を参照して、図3のステップS3にお
ける着信処理のモードにおける携帯電話機10,11の
動作について説明する。着信処理がスタートすると、無
線基地局20,21との間でリンクチャネルを確立し
(ステップS20)、続いて、サービスチャネルを確立
する(ステップS21)。制御回路104は、メモリ1
12に記憶されているバッテリ残量のフラグ(FLG)
が「1」か「0」かを判別する(ステップS22)。後
述するように、残量検出部111が検出したバッテリの
残量が基準値に達したとき、バッテリ残量のフラグFL
G=1がメモリ112に記憶され、バッテリの残量が基
準値に達していないとき、バッテリ残量のフラグFLG
=0がメモリ112に記憶されている。
【0059】制御回路104は、ステップS22におい
てバッテリ残量のフラグFLG=1を検出すると、着信
を規制する。すなわち、制御回路104は、アンテナ1
00およびRF部101を介して受信した発信者の電話
番号情報を表示部102に表示すると(ステップS2
3)、ステップS25へ移行する。また、制御回路10
4は、発信者の電話番号情報を表示(ステップS23)
した後、着信を拒否する理由を発信者に通知し(ステッ
プS24)、ステップS25へ移行する。この場合、制
御回路104は、メモリ112に記憶された着信拒否理
由を読出し、その読出した着信拒否理由をRF部101
およびアンテナ100を介して発信者へ送信する。そし
て、制御回路104は、着信規制情報をRF部101お
よびアンテナ100を介してサービス制御局58へ送信
し(ステップS25)、着信処理を終了する。このよう
に、携帯電話機10,11へのサービスを制御するサー
ビス制御局58へ着信を規制するための着信規制情報を
送信することによって、サービス制御局58は、どの電
話番号の携帯電話機が着信を規制しているのかを認識で
き、他の携帯電話機や固定電話機から着信規制中の携帯
電話機への着信要求があったときは、サービス制御局5
8は、着信先の電話番号が着信規制登録されているかを
検索し、着信先の電話番号が着信規制登録されていると
き、サービス制御局58は、その電話番号の携帯電話機
への接続を拒否する。これによって、携帯電話機への着
信を禁止できる。
【0060】ステップS20において、制御回路104
は、バッテリ残量のフラグFLG=0を検出すると、通
常の通話モードに入る。すなわち、制御回路104は、
アンテナ100およびRF部101を介して受信した情
報に基づいて、発信者を特定し、発信者の電話番号や氏
名等を表示部102に表示するとともに、着信音を発生
させるように音発生部113を制御する。そして、音発
生部113は、着信音を発生させ、その発生させた着信
音をスピーカ114へ送信し、スピーカ114は、着信
音を外部へ出力する(ステップS26)。これによっ
て、携帯電話機10,11のユーザが着信および発信者
を認識できる。
【0061】制御回路104は、キーボード103を介
して、着信を受付けるためのキーが入力されたか否かを
判別し(ステップS27)、キーが入力されなかったと
きは、キー入力されるまでステップS27を繰返す。ス
テップS27において、制御回路104は、キーが入力
されたと判別したとき、通話接続され、通常の通話が行
なわれる(ステップS28)。そして、通話が終了する
と着信処理が終了する(ステップS29)。
【0062】図5を参照して、図3の発信モードにおけ
る携帯電話機10,11の動作について説明する。発信
処理がスタートすると、制御回路104は、メモリ11
2に記憶されたバッテリ残量のフラグFLGが「1」か
「0」かを判別する(ステップS40)。制御回路10
4は、バッテリ残量のフラグFLG=1を検出すると、
警告音を発し、警告表示を行なうように制御する(ステ
ップS41)。すなわち、制御回路104は、警告音を
発生するように音発生部113を制御するとともに、メ
モリ112に記憶された警告表示を読出し、その読出し
た警告表示を表示部102に表示する。音発生部113
は、警告音を発生させ、スピーカ114へ出力し、スピ
ーカ114は警告音を外部へ出力する(ステップS4
1)。そして、制御回路104は、キーボード103を
介して入力される発信指示を無視して処理を終了する
(S45)。
【0063】制御回路104は、ステップS40におい
てバッテリ残量のフラグFLG=0を検出すると、通常
の発信動作を行なう。すなわち、制御回路104は、無
線基地局20,21との間でリンクチャネルを確立し
(ステップS42)、続いて、サービスチャネルを確立
する(ステップS43)。制御回路104は、キーボー
ド103を介して入力された相手先電話番号をRF部1
01およびアンテナ100を介して発信する(ステップ
S44)。そして、発信処理は終了する(ステップS4
5)。
【0064】図6を参照して、バッテリ残量チェックの
モードにおける携帯電話機10,11の動作について説
明する。残量チェックがスタートすると、制御回路10
4は、残量検出部111から入力されたバッテリの残量
が設定値以下か否かを判別する(ステップS50)。こ
の場合、制御回路104は、設定値を予め保持してい
る。制御回路104は、バッテリ残量が設定値以下であ
ると判別したとき、メモリ112に記憶されたバッテリ
残量のフラグFLGが「1」か「0」かを判別する(ス
テップS51)。バッテリ残量のフラグFLGが「1」
であれば、処理を終了する(ステップS51)。バッテ
リ残量のフラグFLGが「0」であれば、制御回路10
4は、警告音を発し、警告メッセージを表示するように
制御する(ステップS52)。すなわち、制御回路10
4は、警告音を発生するように音発生部113を制御す
るとともに、メモリ112に記憶された警告メッセージ
を読出し、その読出した警告メッセージを表示部102
に表示する。音発生部113は、警告音を発生させ、ス
ピーカ114へ出力し、スピーカ114は警告音を外部
へ出力する(ステップS52)。そして、制御回路10
4は、電源供給を制御する(ステップS53)ととも
に、バッテリ残量のフラグFLGを「1」に設定し、バ
ッテリ残量のフラグFLG=1をメモリ112に記憶す
る(ステップS54)。
【0065】次に、制御回路104は、着信規制通知の
設定の有無を判別し(ステップS55)、着信規制通知
の設定が有れば、着信規制情報を通知する。すなわち、
制御回路104は、メモリ112に記憶されている着信
規制情報をRF部101およびアンテナ100を介して
サービス制御局58へ送信する(ステップS56)。こ
れによって、携帯電話機10,11への着信および携帯
電話機10,11からの発信が規制される。その後、ス
テップS62へ移行し、バッテリ残量チェックが終了す
る。ステップS51,S62の経路は、既に、バッテリ
残量が設定値以下になりバッテリ残量のフラグFLGが
「1」に設定されている場合の経路である。また、ステ
ップS51〜S56の経路は、バッテリ残量が設定値以
下になったことが始めて検出された場合の経路である。
この場合は、バッテリ残量が設定値以下になったことが
始めて検出されたので、警告音および警告メッセージを
発する(ステップS52)ようにしている。
【0066】ステップS50において、バッテリ残量が
設定値以下でなかったときは、制御回路104はメモリ
112に記憶されたバッテリ残量のフラグFLGが
「1」か「0」かを判別する(ステップS57)。バッ
テリ残量のフラグFLGが「0」であれば、制御回路1
04は処理を終了する(ステップS62)。バッテリ残
量のフラグFLGが「1」であれば、制御回路104
は、警告メッセージを消去する(ステップS58)。そ
して、制御回路104は、着信規制通知の設定の有無を
判別し(ステップS59)、着信規制通知の設定が有れ
ば、RF部101およびアンテナ100を介してサービ
ス制御局58へ着信規制解除を送信する(ステップS6
0)。そして、制御回路104は、バッテリ残量のフラ
グFLGを「0」に設定し、バッテリ残量のフラグFL
G=0をメモリ112に記憶する(ステップS61)。
バッテリ残量のフラグFLGが「1」であれば、バッテ
リ残量のフラグを「0」に設定し、バッテリ残量のフラ
グFLG=0をメモリ112に記憶する。そして、バッ
テリ残量のチェックが終了する(ステップS62)。
【0067】図7を参照して、待受け状態においてキー
入力があったときの携帯電話機10,11の動作につい
て説明する。キーボード103からキーが入力される
と、制御回路104は、キー入力を判定する(ステップ
S70)。つまり、制御回路104は、キー入力が発信
指示等の外部との通信を行なうためのキー入力かを判定
する。キー入力がメモリ112に記憶された電話番号帳
から電話番号を検索する動作や、メモリ112に記憶さ
れたメールを表示部102に表示させる動作等の携帯電
話機10,11における動作を行なうためのキー入力で
あるとき、その動作を行なうための電力量は外部との通
信を行なうための電力量に比べ小さいので、制御回路1
04は、バッテリ残量が設定値以下か否かの判別を行な
わずに、そのキー入力に応じて処理を継続する。したが
って、図7においては、外部との通信を行なうためのキ
ー入力がなされた場合を前提としている。
【0068】制御回路104は、外部との通信を行なう
ためのキー入力がなされたと判別したとき、メモリ11
2に記憶されたバッテリ残量のフラグFLGが「1」か
「0」かを判別する(ステップS71)。バッテリ残量
のフラグFLG=1であるとき、制御回路104は、キ
ー入力によって指示された動作が規制対象処理を必要と
する動作か否かを判別する(ステップS72)。つま
り、制御回路104は、キー入力によって指示された動
作が設定値以下のバッテリ残量では継続して実行できな
い動作か否かを判別する。
【0069】設定値以下のバッテリ残量で行なえない動
作であるとき、制御回路104は、警告音を発し、警告
メッセージを発するように制御する(ステップS7
3)。すなわち、制御回路104は、警告音を発するよ
うに音発生部113を制御するとともに、メモリ112
から警告メッセージを読出し、その読出した警告メッセ
ージを表示部102に表示する。また、音発生部113
は、警告音を発生させ、スピーカ114へ出力し、スピ
ーカ114は警告音を外部へ出力する(ステップS7
3)。その後、ステップS75へ移行してキー入力処理
が終了する。
【0070】ステップS71において、バッテリ残量の
フラグFLGが「0」であるとき、またはステップS7
2において、設定値以下のバッテリ残量で行なえる動作
であると判別されたとき、ステップS74へ移行する。
そして、キー入力によって指示された処理が継続して実
行され(ステップS74)、キー入力処理が終了する
(ステップS75)。
【0071】上記においては、携帯電話機10,11が
外部との通信を規制する手段は、着信規制情報をサービ
ス制御局58へ送信すること、および発信指示の拒否を
プログラムに設定することであるとして説明したが、本
発明においては、これに限らず、残量検出部111が検
出したバッテリ残量が設定値以下であるときは、電源部
110がRF部101へ供給する電源電圧を停止するよ
うにしても良い。これにより、携帯電話機10,11は
ハード的に外部との通信が禁止される。
【0072】また、上記においては、バッテリ残量が設
定値以下になったとき、警告音および警告メッセージを
発すると説明したが、この警告メッセージには、バッテ
リ残量が設定値以下になったことの他に、バッテリの充
電を促すメッセージも含まれる。
【0073】さらに、上記においては、バッテリ残量が
設定値以下になったとき、着信および発信を規制すると
して説明したが、本発明においては、バッテリ残量が設
定値以下になったとき、外部とのメールの送受信も規制
される。つまり、本発明においては、バッテリ残量が設
定値以下になったとき、外部との通信自体を禁止するこ
とを特徴とする。そして、メモリ112に記憶された電
話番号帳から電話番号を検索して表示部102に表示し
たり、既に受信してメモリ112に記憶されたメールを
表示部102に表示したりする携帯電話機10,11の
みにおいて処理可能な動作だけを継続して実行する。
【0074】この場合、外部との通信を行なうには、通
常、200〜300mA程度の電流が必要であるのに対
して、電話番号の検索等の動作を行なうためには10〜
20mA程度の電流で十分である。したがって、制御回
路104が基準値として設定する設定値は、バッテリの
満充電時の電圧の90%程度の電圧である。
【0075】バッテリ残量が設定値以下になった後に、
キーボード103から電話番号検索の指示が入力される
と、制御回路104は、メモリ112に記憶された電話
番号帳を読出し、その読出した電話番号帳から検索指示
された電話番号を検索し、その検索した電話番号を表示
部102に表示する。したがって、携帯電話機10,1
1のユーザは、バッテリ109の残量が少なくなって
も、携帯電話機10,11に登録された電話番号を検索
することができ、表示部102に表示された電話番号を
見て公衆電話機を用いて相手に電話を掛けることができ
る。その結果、ユーザの利便性は向上する。
【0076】また、バッテリ残量が設定値以下になった
後に、キーボード103から既に受信したメールを表示
部102に表示するよう指示が入力されると、メモリ1
12に記憶されたメールを検索し、その検索したメール
を表示部102に表示する。したがって、携帯電話機1
0,11のユーザは、バッテリ109の残量が少なくな
っても過去に受信したメールや送信したメールを見るこ
とができ、ユーザの利便性が向上する。
【0077】本発明による携帯電話機は、図2に示す携
帯電話機10,11に限らず、図8に示す携帯電話機1
0A,11Aであっても良い。携帯電話機10A,11
Aは、携帯電話機10,11のバッテリ109をバッテ
リ1090に代えたものであり、その他は携帯電話機1
0,11と同じである。
【0078】バッテリ1090は、主バッテリ1091
と補助バッテリ1092とからなる。主バッテリ109
1は、通常動作時に、携帯電話機10A,11Aの各部
を駆動するための電力を蓄積し、その蓄積した電力を電
源部110へ供給する。また、補助バッテリ1092
は、電話番号の検索等の携帯電話機10A,11Aにお
いてのみ行なわれる動作を継続して実行するために必要
な電力を少なくとも蓄積する。
【0079】そして、残量検出部111は、主バッテリ
1091の残量を検出し、制御回路104は、残量検出
部111によって検出された主バッテリの残量が設定値
以下になったとき、電力供給を主バッテリ1091から
補助バッテリ1092に切換えるように電源部110を
制御する。これによって、主バッテリ1091と補助バ
ッテリ1092との切換えによって電話番号の検索や既
に受信したメールの表示等の動作をスムーズに行なうこ
とができる。その他については、上述した説明と同じで
ある。
【0080】上記においては、携帯電話機においてのみ
行なう動作として電話番号の検索や、メールの表示につ
いて説明したが、本発明においては、これらに限らず、
画像データの表示や、音楽データの再生、ゲームソフト
の実行等を行なうようにしても良い。
【0081】本発明の実施の形態によれば、携帯電話機
は、内蔵するバッテリ残量が設定値以下になったとき、
外部との通信を禁止し、携帯電話機に登録された電話番
号の検索や、すでに受信したメールの表示等を行なうの
で、バッテリ残量が少なくなっても携帯電話機を電話帳
等として使用できる。
【0082】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による携帯電話機が接続されるデジタ
ル網を説明するための概略図である。
【図2】 本発明による携帯電話機の構成を説明するた
めの概略ブロック図である。
【図3】 図2に示す携帯電話機の全体動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートにおける着信処理を説
明するためのフローチャートである。
【図5】 図3のフローチャートにおける発信処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】 図3のフローチャートにおけるバッテリ残量
チェックを説明するためのフローチャートである。
【図7】 図2に示す携帯電話機におけるキー入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本発明による携帯電話機の構成を説明するた
めの他の概略ブロック図である。
【図9】 従来の携帯電話機の構成を説明するための概
略ブロック図である。
【図10】 従来の携帯電話機の構成を説明するための
他の概略ブロック図である。
【符号の説明】
10,10A,11,11A 携帯電話機、20,21
無線基地局、30〜32 エリア、40,41 固定
電話機、42 子機、50 デジタル網、51,52
携帯電話機用接続装置、53〜56 交換機、57 共
通線信号網、58 サービス制御局、100 アンテ
ナ、101 RF部、102,505 表示部、103
キーボード、104,504 制御回路、105 変
復調部/チャネルコーデック、106 音声処理部、1
07 通話マイク、108 通話スピーカ、114 ス
ピーカ、109,1090 バッテリ、110 電源
部、111 残量検出部、112 メモリ、113 音
発生部、300,700 電池パック、301,701
二次電池、302 検出回路、303,304 端
子、500,600 携帯電話機本体、501 変換回
路、502 記憶回路、503 演算回路、601 タ
イマ設定部、602 残容量検出部、603 通話可能
時間算出部、604 通話時間算出部、605 平均通
話時間算出部、606 RAM、607 ROM、60
8 制御部、609 報知部、610 LCD、611
スピーカ、1091 主バッテリ、1092 補助バ
ッテリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/2745 H04B 7/26 109K H04Q 7/04 D Fターム(参考) 5K027 AA11 BB04 BB17 FF14 FF22 GG04 GG08 HH11 HH14 MM17 5K036 AA07 BB11 DD16 DD25 DD46 JJ03 JJ07 JJ12 KK03 KK06 KK18 5K067 EE02 EE10 EE16 FF07 FF19 FF23 FF25 GG01 GG11 HH12 HH22 HH23 KK05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部との通信を行なうための送受信部
    と、 各部を駆動するために必要な電力を蓄積するバッテリ
    と、 前記バッテリから電力を受け、各部を駆動するために必
    要な電源電圧を生成し、その生成した電源電圧を各部へ
    供給する電源部と、 前記バッテリの残量を検出する残量検出部と、 指示を受付けるためのキー入力部と、 制御部とを備え、 前記制御部は、前記残量検出部から前記バッテリの残量
    を受取り、その受取った残量を基準値と比較し、前記残
    量が基準値に達したとき、前記送受信部を介した外部と
    の通信を禁止し、前記キー入力部を介して前記外部との
    通信以外の動作を行なうための指示が入力されると、そ
    の入力された指示に従って前記外部との通信以外の動作
    を実行し、 前記基準値は、前記外部との通信以外の動作を実行可能
    な電力量である、携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記バッテリの残量が前
    記基準値に達したとき、前記送受信部への前記電源電圧
    の供給を停止するように前記電源部を制御し、 前記電源部は、前記送受信部への前記電源電圧の供給を
    停止する、請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 着信を規制するための着信規制情報を記
    憶する記憶部をさらに備え、 前記制御部は、前記バッテリの残量が前記基準値に達し
    たとき、前記着信規制情報を前記記憶部から読出し、そ
    の読出した着信規制情報を前記送受信部を介してサービ
    ス制御局へ送信し、前記キー入力部を介して入力された
    発信指示を拒否する、請求項1に記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 着信を規制するための着信規制情報を記
    憶する第1の記憶部と、 着信規制通知の有無を記憶する第2の記憶部とをさらに
    備え、 前記制御部は、前記バッテリの残量が前記基準値に達
    し、かつ、前記着信規制通知が前記第2の記憶部に記憶
    されているとき、前記着信規制情報を前記第1の記憶部
    から読出し、その読出した着信規制情報を前記送受信部
    を介してサービス制御局へ送信し、前記キー入力部を介
    して入力された発信指示を拒否する、請求項1に記載の
    携帯電話機。
  5. 【請求項5】 各種の情報を表示する表示部と、 通話相手の電話番号を記憶するもう1つの記憶部とをさ
    らに備え、 前記制御部は、前記キー入力部を介して電話番号の検索
    指示が入力されると、前記もう1つの記憶部から前記電
    話番号を検索し、その検索した電話番号を前記表示部に
    表示する、請求項2または請求項3に記載の携帯電話
    機。
  6. 【請求項6】 前記もう1つの記憶部は、前記送受信部
    を介して外部から受信されたメールをさらに記憶し、 前記制御部は、前記キー入力部を介して入力されたメー
    ル表示指示に応じて、前記もう1つの記憶部からメール
    を検索し、その検索したメールを前記表示部にさらに表
    示する、請求項5に記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、前記バッテリの残量が前
    記基準値に達したとき、前記バッテリの充電を促すメッ
    セージを前記表示部に表示する、請求項1から請求項6
    のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記制御部は、前記バッテリの残量が前
    記基準値に達したとき、さらに、バッテリ残量の低下を
    示す残量低下表示を前記もう1つの記憶部から読出し、
    前記表示部に表示する、請求項7に記載の携帯電話機。
  9. 【請求項9】 音信号を外部へ出力するための外部出力
    部と、 警告音を発生する音発生部とをさらに備え、 前記制御部は、前記バッテリの残量が前記基準値に達し
    たとき、さらに、前記警告音を発生するように前記音発
    生部を制御し、前記音発生部によって発生された警告音
    を前記外部出力部へ与え、 前記外部出力部は、前記警告音を外部へ出力する、請求
    項7または請求項8に記載の携帯電話機。
  10. 【請求項10】 前記バッテリは、 通常動作時に各部を駆動するのに必要な電力を蓄積する
    主バッテリと、 前記外部との通信以外の動作を行なうための補助バッテ
    リとを含み、 前記制御部は、前記主バッテリの残量が前記基準値に達
    したとき、前記主バッテリを前記電源部と切断し、前記
    補助バッテリを前記電源部に接続するように前記電源部
    を制御する、請求項1に記載の携帯電話機。
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