JP2002196227A - 測距センサ及び測距装置 - Google Patents

測距センサ及び測距装置

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JP2002196227A
JP2002196227A JP2000395879A JP2000395879A JP2002196227A JP 2002196227 A JP2002196227 A JP 2002196227A JP 2000395879 A JP2000395879 A JP 2000395879A JP 2000395879 A JP2000395879 A JP 2000395879A JP 2002196227 A JP2002196227 A JP 2002196227A
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light receiving
distance measuring
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distance
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Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラの小型化の要求に伴い測距装置の測距セ
ンサにおいても小型が要求されるが、半導体製造技術に
最新のプロセスを用いて微細化することは大きなコスト
アップに繋がり高価となる。 【解決手段】本発明は、複数段に設けられるラインセン
サ(L1〜L5)において、1つの処理部列18を2つ
の受光部列11a,18aで兼用し切り換えて使用する
ように構成して、処理部数を少なくして小型化と低コス
ト化を図った測距センサ及び測距装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムカメラ、
デジタルカメラ等の撮像装置に搭載されるオートフォー
カス機能に用いられる測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりカメラに搭載される測距装置と
して、被写体の測距を確実に行うことができるように、
複数対のラインセンサを設けた測距センサを利用した測
距装置がある。これは測距エリアを複数ラインとして撮
影画面内に配置して、広い範囲の測距を実施して撮影画
面内の被写体を確実に捉え、測距精度が向上させるもの
である。
【0003】このような測距装置をズームレンズを有す
るフィルムカメラ等に適用した場合には、撮影レンズの
撮影倍率の低い(ワイド)側では測距エリアが撮影画面
内の広範囲に配置されていたとしても、撮影倍率が高く
なった(テレ側)時には、撮影画角が狭くなるに従い撮
影画面に対して測距エリアの間隔が広がり、一部の測距
エリアが撮影画面からはみ出してしまうという問題があ
った。
【0004】このような問題を解決するために、例えば
特開平11−153751号公報には、ラインセンサの
画素毎に受光部と処理部がL字状パターンを形成すると
ともに、隣接画素の前記パターンがそれに噛み合うよう
に配列して、受光部列と処理部列を構成する技術が開示
されている。これは、上下対称となるような測距エリア
の配置とするときには、その対称軸となるところに、上
記パターンが配列されたラインセンサの受光部を設ける
ことにより、両隣から接するラインセンサの受光部との
間隔を小さくしているものである。
【0005】また特開平11−153749号公報で
は、ラインセンサが仮想線に対して線対称に配置され、
受光部列が処理部列よりも仮想線に近くなるように配置
することにより受光部の間隔を小さくさせる技術が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年のフィルム
カメラやデジタルカメラ等はより小型化が要求されてお
り、それに伴って測距装置においても小型化が要求され
ている。測距光学系を小型化するために、その焦点距離
を小さくして、同一の受光部間隔の測距センサに適用す
ると測距エリアの間隔は拡大されてしまう。その結果、
特開平11−153749号公報によるラインセンサの
構成を採用しても、受光部の間には処理部が介在するた
め測距エリアの間隔は大きくなりすぎる問題がある。受
光部の間隔をさらに狭くするためには、処理回路部を小
さくしなければならず、測距センサにおいても小型化す
る必要がある。その方法として、製作するための半導体
製造技術に最新のプロセスを用いて微細化することが考
えられるが、新たなプロセスを導入するためには、製造
装置においてもそのプロセスを実現する性能が求められ
るため、場合によっては新たな設備が必要となり、ま
た、歩留まり等においても解決しなければならない問題
を含むこととなり、大きなコストアップに繋がり、高価
となる測距センサを低価格の汎用的なカメラには採用で
きない。
【0007】また、前述した特開平11−153749
号公報に開示される技術よるラインセンサの構成では、
逆に受光部が近づきすぎたり、その他の測距エリアとの
間隔が大きくなり、測距エリアの配置としてはバランス
が悪いという問題がある。
【0008】そこで本発明は、複数対のラインセンサを
有する測距センサを備えた測距装置において、撮影倍率
が上昇した場合や、測距光学系が小型化された場合でも
測距エリアの密度を十分に維持するとともに適切な配置
として、確実に被写体の測距を行うことができるととも
に低コストな測距センサ及び測距装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、被写体像を分割して結像する光学系の路結
像面に配置された複数対のラインセンサを有する測距セ
ンサにおいて、前記複数のラインセンサは、それぞれ前
記光学系を通過した前記被写体像を受光して電荷を発生
する複数の画素よりなる受光部列及びこの受光部列で発
生した電荷を処理して出力する処理部列とからなり、複
数のラインセンサにそれぞれ対応する複数の受光部列
が、1個の処理部列を挟んで配置され、少なくとも前記
処理部の一部を前記複数の受光部に対して切り換えて兼
用する測距センサを提供する。
【0010】また、被写体像を分割して結像する光学系
と、前記光学系の略結像面に配置された複数のラインセ
ンサを有する測距センサとを備えた測距装置において、
前記ラインセンサは前記光学系を通過した前記被写体像
を受光する複数の画素よりなる受光部列及びこの受光部
列で発生した電荷を処理して出力する処理部列とからな
り、複数のラインセンサにそれぞれ対応する複数の受光
部列が、1個の処理部列を挟んで配置され、少なくとも
前記処理部の一部を前記複数の受光部に対して切り換え
て兼用する測距装置を提供する。
【0011】以上のような構成の測距センサ及び測距装
置では、被写体像を分割して結像する光学系の路結像面
に配置された複数対のラインセンサを有する測距センサ
において、前記複数のラインセンサは、それぞれ前記光
学系を通過した前記被写体像を受光する複数の画素より
なる受光部列及びこの受光部列で発生した電荷を処理し
て出力する処理部列とからなり、複数のラインセンサに
それぞれ対応する複数の受光部列が、1個の処理部列を
挟んで配置され、少なくとも前記処理部の一部を前記複
数の受光部を切り換えて兼用する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は第1の実施形態
に係る測距装置をフィルムカメラ等の撮像装置に搭載し
た構成例を示すブロック図である。この撮像装置1は、
図1(a)に示すように、ズーム機能を有し被写体を結
像する撮像光学系5と、結像された被写体像を図示しな
い銀塩フィルム(以下、フィルムと称する)等に露光す
る撮像部7と、被写体までの距離を検出する測距装置8
と、測距装置8が検出した被写体距離により撮像光学系
5のピント合わせを行うためのモータを備える駆動部6
と、測距時の補正データ等が予め記憶されている不揮発
性メモリ、例えばEEPROM9とで構成される。
【0013】この測距装置8は、図1(b)に示すよう
に並列に配置されている1対の測距光学系2a、2b
と、これらの測距光学系2a、2bの略結像面に配置さ
れた複数対のラインセンサ群3a、3bを有する測距セ
ンサ3と、測距センサ3から出力された信号により被写
体距離を求める演算を行う制御部(CPU)4とから構
成される。CPU4は、検出した被写体距離に基づいて
駆動部6を制御して撮像光学系5をその光軸方向に移動
させてオートフォーカスを行う。
【0014】このように構成された測距装置は、例えば
図2に示すように、撮影画面10(ラインセンサ3a、
3bの受光面に相当する)の中央に測距エリアL3を配
置し、上方に測距エリアL1、L2と、下方に測距エリ
アL4、L5との5個のラインが配列されている。この
配列において、撮影光学系5のズーム位置に応じて、こ
れらの測距エリアの中から選択して測距を行う。即ち、
ズーム位置がワイド側にある場合は、測距エリアL1、
L3、L5を採用し、テレ側にある場合は、測距エリア
L2、L3、L4を採用する。これは、ワイド側の場合
に測距エリアL2、L4は、測距エリアL3に近くほぼ
同一位置を測距することになり、検出結果にあまり重要
性がないため採用しない。また、テレ側の場合に測距エ
リアL1、L5は、撮影画面の端になり主要被写体では
ない雑被写体を測距する可能性が高くなったり、測距エ
リアが撮影画面外になったりする可能性があるために採
用しない。
【0015】本実施形態の測距センサ3としては、例え
ば図3に示すようなCMOSセンサを採用する。この構
成においては分かり易くするために、図2に示した測距
エリアL1〜L5の配置に合わせて示しており、実際は
上下が逆向きとなっている。この測距センサ3では、測
距エリアL1〜L5の対応しており、同じ構成と仕様を
持つ5対のラインセンサ11(L1)〜15(L5)か
らなるラインセンサ3a、3bと、これらのラインセン
サ3a、3bの間には、制御回路20(3C)が設けら
れている。これらのラインセンサ11〜15は、いずれ
も被写体像を受光する複数の画素よりなる受光部列11
a、12a、13a、14a、15aと、これらの受光
部列で発生した電荷を処理して出力する処理部列16、
17、18、19とから構成されている。これらの受光
部列11a〜15aには、各画素に対応して複数の受光
素子(フォトダイオード)が設けられている。
【0016】本実施形態のラインセンサは受光部列と処
理部列の対からなり、これらのが交互に配置されてお
り、図3に示すように、受光部列13aを中心として、
その両側に処理部列16、17が配置され、さらに外側
に向かって、受光部列12a、14a、処理部列16、
17、受光部列11a、15aが配置される。このよう
な配列において、処理部列18は受光部11aと受光部
12aとで兼用して使用され、処理部列19は受光部1
4aと受光部15aとで兼用して使用される。
【0017】このようにラインセンサ3a、3bは、処
理列が兼用されるように配置されているためフォトダイ
オードに対応する処理部の数を減少させることができ、
全体的に受光部列の間隔を小さい間隔に設定することに
より測距センサ3のチップサイズを小型化することが可
能である。また測距エリアの配置についてもバランス的
に適切に位置させることができる。
【0018】図4は、前述したラインセンサ11〜15
における受光部列と処理部列の詳細な構成を示してい
る。ここでは、ラインセンサ13の受光部列13a及び
処理部列16、17を例として説明する。処理部列1
6、17のうちの1つの処理部(画素)21は、増幅回
路22とスイッチ23とシフトレジスタ24とで構成さ
れ、この増幅回路22は増幅器25及び蓄積部26を有
している。受光部列21は、複数のフォトダイオード2
7により構成される。このラインセンサ13は、画素毎
に受光部列13aの複数のフォトダイオード27と処理
部列16、17の複数の処理部21は、L字状パターン
Lを形成するとともに、隣接画素のパターンと合うよう
に配列される。
【0019】このような構成において、受光部列13a
では、フォトダイオード27の受光により電荷が発生
し、発生した電荷は蓄積部26に画素毎に蓄積される。
そして、制御回路20から読み出しクロックCLKがシ
フトレジスタ24に入力されると、シフトレジスタ24
により画素毎にスイッチ23が順次オンされ、蓄積電荷
がそれぞれの増幅回路22から電圧信号として出力回路
30へ順次出力される。その結果、距離センサ3の出力
回路30は、CPU4へ画素毎からの蓄積信号を信号電
圧Voとして出力する。
【0020】図5は、ラインセンサ11の受光部11
a、ラインセンサ12の受光部12a及びこれらの受光
部で兼用する処理部列18の詳細な構成例を示してい
る。ここでは、1画素分を例として説明し、処理部列1
8の処理部31の構成は、基本的には前述した処理部列
16、17と同一であり相違点のみ説明する。受光部1
1aのフォトダイオード32はスイッチ33を介して、
増幅回路34の入力端に接続され、この増幅回路34の
出力端は、スイッチ35介して出力回路36に接続され
る。このスイッチ35は、シフトレジスタ37からの読
み出しクロックCLKによりオン・オフ動作が行われ
る。また受光部12aのフォトダイオード38は、スイ
ッチ39を介して増幅回路34の入力端に接続される。
これらのスイッチ35、39は、どちらか一方のフォト
ダイオードの電荷が増幅回路34へ入力させるために、
オン・オフが反転して動作させるために制御回路20か
らの信号SELECTにより制御されるインバータ40
が設けられている。また、増幅回路34は、電荷を蓄積
するための蓄積部41と、蓄積電荷を電圧信号として出
力するための増幅器42とで構成される。
【0021】このような構成において、受光したフォト
ダイオード32、38ではそれぞれ電荷が発生する。そ
して信号SELECTの制御により、インバータ40を
介してスイッチ33がオンすると、フォトダイオード3
2の電荷が蓄積部41に蓄積される。この時、スイッチ
39はオフされている。反対に、スイッチ39がオンす
ると、フォトダイオード38の電荷が蓄積部41に蓄積
される。この時、スイッチ33はオフされている。そし
て制御回路20より読み出しクロックCLKがシフトレ
ジスタ37に入力して、画素毎にスイッチ35が順次に
オンされて、増幅回路34の出力が出力回路36に順次
入力される。出力回路36より画素毎の蓄積信号が信号
電圧Voとして、順に測距センサ3から出力され、図1
に示したCPU4に入力される。ラインセンサ14の受
光部列14aとラインセンサ15の受光部列15aと両
者で兼用する処理部列19についても上記と同様であ
る。
【0022】前述した図1において、CPU4では、測
距センサ3からの信号に基づいて被写体までの距離を三
角測量の原理に基づく演算で求めている。図6に示すよ
うに、測距光学系2a、2bの間隔である基線長をB、
測距光学系2a、2bの焦点距離をf、被写体距離を
L、一対のラインセンサ上における被写体像の間隔をB
+xとすると、以下の関係が成立する。 L=Bf/x CPU4は複数ラインセンサの信号より1個のラインセ
ンサを選び出し、左右の対となってラインセンサでの測
距センサ3上での被写体像の間隔を求める。被写体距離
と被写体像間隔との関係は、測距装置毎に調整され、予
めEEPROM9に記憶されている。そして、CPU4
は測距の時にEEPROM9に記憶されている関係を読
み出し、これに基づいて被写体距離を求める。また、複
数ラインから被写体像が得られている場合には、各ライ
ンで被写体までの距離を求めた後、これらの演算結果を
所定のアルゴリズムに基づいて処理することにより最終
的な被写体距離を得る。
【0023】図7に示すフローチャートを参照して、C
PU4の測距動作について説明する。まず、撮影光学系
5の焦点距離fを検出して予め設定された判定値fthと
比較する(ステップS1)。この比較において、f>f
thの場合は(YES)、ズームレンズがテレ側にあるも
のとして測距エリアL2、L3、L4(ラインセンサ1
2、13、14)において測距を行う(ステップS
2)。一方、f>fthではなかった場合は(NO)、ワ
イド側にあるものとして測距エリアL1、L3、L5
(ラインセンサ11、13、15)において測距を行う
(ステップS3)。次に、CPU4は、得られた測距デ
ータより最至近選択や平均処理等によって最終的な測距
データを作成する(ステップS4)。
【0024】以上のことから兼用する部分を設けて受光
部列と処理部列を1組のユニットとしてラインセンサを
構成した測距エリアを設けた場合、本実施形態による測
距センサ3は、図8(a)に示すような構成となり、図
8(b)に示すような従来の構成の測距センサ45に比
べて、2つの処理部を少なくすることができる。よっ
て、測距センサ3のICチップサイズを小型化でき、低
コスト化することができる。また従来と同一のICチッ
プサイズであれば、より多くのラインセンサを形成する
ことができるので、受光部をより高密度に配置すること
ができる。
【0025】次に、第2の実施形態について説明する。
【0026】この第2の実施形態は、図1及び図3に示
した第1の実施形態と同等のブロック構成及び測距エリ
アを有しており、測距センサに撮像素子CCDを用いた
例である。図9には、測距センサ3のラインセンサ13
に対応する受光部列51及び処理部列52を示す。この
受光部列51は、複数の受光部53を有し、処理部列5
2は複数の処理部54を有している。この処理部54
は、ラインセンサ13に接続するスイッチ55と、スイ
ッチ55を介して入力された電荷を増幅器58に転送す
る所謂CCDシフトレジスタからなるシフトレジスタ5
6により構成される。このスイッチ55は、制御回路2
0より転送信号TGによりオフ・オン制御されている。
また、シフトレジスタ56から増幅器58へのライン途
中に浮遊拡散容量57が設けられている。
【0027】これらのうち1画素に対応する受光部53
を例として説明する。まず、受光部53では受光により
発生した光電荷が蓄積される。そして、制御回路20か
らスイッチ55へ転送信号TGが入力されることにより
オンされ、受光部54から蓄積電荷信号として蓄積電荷
がスイッチ55を介して、シフトレジスタ56に転送さ
れる。次に制御回路20からの電荷転送用の2相クロッ
クCK1、CK2がシフトレジスタ56に供給され、上
記蓄積電荷信号は各画素ごとに順番に転送される。そし
て、転送される蓄積電荷は出力部の浮遊拡散容量57及
び増幅器58によって信号電圧Voに変換されて測距セ
ンサ3から出力される。
【0028】次に図10(a)に示す測距センサは、シ
フトレジスタを兼用する構成であって、1列のシフトレ
ジスタの両側にスイッチ列と受光部列が配置されたもの
である。この測距センサのラインセンサ群(3a若しく
は3b)は、それぞれ受光部列61、62を有し、処理
部63のシフトレジスタ66部分を兼用して使用する構
成となっている。即ち、この処理部63は、スイッチ6
5、68及びシフトレジスタ66とを有し、シフトレジ
スタ66を中央にして、その両側にスイッチ65、68
が配置され、これらのスイッチの両側には受光部64、
67を接続した構成である。スイッチ65、68は、図
3に示した制御回路20からの転送信号TG1、TG2
によりオン・オフの切り換えが行われる。
【0029】この構成において、制御回路20は転送信
号TG1またはTG2を発生してラインセンサ61、6
2を切り換えて動作させる。ここでは、ラインセンサ6
1が選択された場合について説明する。まず、1画素に
対応する受光部64では受光により発生した光電荷が画
素ごとに蓄積される。処理部63に転送信号TG1が入
力され、スイッチ65はオン状態となり、ラインセンサ
内の全受光部(全画素)について蓄積された電荷が順
次、シフトレジスタ66へ転送される。この時、スイッ
チ68はオフ状態である。そして、制御回路20からの
転送用の2相クロックCK1、CK2がシフトレジスタ
66に供給され、各画素毎の蓄積電荷信号が順次に転送
される。そして、転送される蓄積電荷は、出力部の浮遊
拡散容量69及び増幅器70によって、信号電圧Voに
変換されて測距センサから出力される。
【0030】一方、ラインセンサ62において測距を行
う場合、転送信号TG2が入力されてスイッチ58がオ
ン状態となり、ラインセンサ62内の全受光部から蓄積
電荷がスイッチ68を介してシフトレジスタ66に転送
され、ラインセンサ61側と同様にして測距センサから
出力される。
【0031】尚、図10(b)に示すように、このライ
ンセンサ61(L1)、62(L2)を図3に示すライ
ンセンサに相当させた場合に、ラインセンサ72(L
4)、73(L5)は、ラインセンサ61、62と同等
な構成であり、同様にラインセンサ72とラインセンサ
73を切り換えて動作させる。
【0032】測距エリアは、画面10の中央部のライン
センサ70(測距エリアL3)に対して、上部より測距
エリアL1、L2と、下部に測距エリアL4、L5とが
配置されている。そして、撮影光学系5のズーム位置に
応じて、測距エリアを切り換えて測距を行う。
【0033】ズーム位置がワイド側にある場合は測距エ
リアL1、L3、L5を採用し、ラ0インセンサ61、
71、73について測距動作を行う。一方、テレ側にあ
る場合は、測距エリアL2、L3、L4を採用してライ
ンセンサ62、71、72について測距動作を行う。こ
れは、第1の実施形態と同様に理由であり、ワイド側の
場合に測距エリアL2、L4は測距エリアL3に近くほ
ぼ同一位置を測距することになり、あまり意味がないた
め採用しない。またテレ側の場合に測距エリアL1、L
5は、撮影画面の端になり主要被写体ではない雑被写体
を測距する可能性が高くなったり、測距エリアが撮影画
面外になったりするために採用しない。
【0034】以上説明したように本実施形態の測距セン
サによれば、第1の実施形態と同様に、従来の構成の測
距センサに比べて、2つの処理部を少なくすることがで
きる。よって、測距センサ3のICチップサイズを小型
化でき、低コスト化することができる。また従来と同一
のICチップサイズであれば、より多くのラインセンサ
を形成することができるので、受光部をより高密度に配
置することができる。
【0035】次に第3の実施形態の測距センサについて
説明する。この測距センサは、図1、図3に示した第1
の実施形態と同等のブロック構成及び測距エリアを有し
た構成である。尚、測距センサに撮像素子CCDを用い
た例とする。本実施形態においては、図2に示したよう
な測距エリアL1〜L5を有し、それぞれに対応した5
対のラインセンサ11〜15が設けられている。ライン
センサ11〜15は、いずれも被写体像を受光する複数
の画素よりなる受光部列とこの受光部列で発生した電荷
を処理して出力する処理部列とから構成されている。前
記受光素子はフォトダイオードであり、受光部列には各
画素に対応して複数の受光素子が設けられている。
【0036】このうち測距エリアL1となるラインセン
サ13は、第1の実施形態と同一であり、図4に示した
ように、受光部列13aの両側に処理部列16、17が
配置され、各画素毎に受光部23と処理部21がL字状
パターンを形成するとともに、隣接画素の前記パターン
がそれに噛み合うように配列されている。ラインセンサ
13の処理部列16、17に隣接して、ラインセンサ1
2の受光部列12aが配置されている。ラインセンサ1
1の受光部11aとラインセンサ12の受光部12aの
間には、処理部列18が配置されている。
【0037】また、ラインセンサ13の処理部列17に
隣接して、ラインセンサ14の受光部14aが配置され
ている。ラインセンサ14の受光部134aとラインセ
ンサ15の受光部15aの間には、処理部列17が配置
されている。処理部列17は、その一部を受光部14a
と受光部15aとで兼用される。
【0038】そして図3に示したように、本実施形態に
おいても5対のラインセンサ11〜15の間には制御回
路20が配置されている。5個のラインセンサの受光部
列は上記のように配置されているので、受光部列の間隔
は所望の小さい間隔に設定することができる。また、測
距エリアの配置についてもバランス的に適切に位置させ
ることができる。さらに、受光部に対する処理部の数を
減少させることができ、測距センサ3のチップサイズの
小型化が可能である。
【0039】図11は、本実施形態の例として、ライン
センサ11の受光部11a、ラインセンサ12の受光部
12a、そして両者で一部兼用する処理部列18につい
て示している。この測距センサは、前述したように、実
際には上下逆向きに設けられているが測距エリアとの対
応がわかり易いように上下反転して図示している。この
構成部位で図5に示した構成部位と同等の部位には同じ
参照符号を付して、説明を省略する。また1画素分につ
いて代表して説明する。
【0040】このラインセンサにおける処理部18の構
成は、図5に示した増幅回路34をそれぞれの受光部側
に設けて、1つのシフトレジスタを兼用して使用する構
成であり、図3に示した制御回路20に制御される。即
ち、処理部18は、フォトダイオードからなる受光部3
2、38に蓄積された光電荷をそれぞれに増幅するため
の増幅回路34a、34bと、スイッチ35a、35b
と、兼用して使用される1つのシフトレジスタ24とで
構成される。増幅回路34a、34bは、それぞれ増幅
器42a、42bと蓄積部41a、41bとより構成さ
れる。
【0041】このような構成において、受光部32、3
8では受光により発生した光電荷が画素ごとに蓄積され
る。まず、制御回路20は、シフトレジスタ24に読み
出しクロックCLKを入力して、スイッチ35aを画素
毎に順にオンさせる。このスイッチ35aのオンによ
り、増幅回路34aに光電荷が入力され、信号電圧とし
て出力回路36に送出される。次に、制御回路20は、
CPU4の命令により信号SELECTを出力して処理
部18のシフトレジスタ24に入力する。この信号SE
LECTが”H”の場合は、増幅回路34a及びスイッ
チ35aが選択され、すなわち受光部列32を含むライ
ンセンサ11(測距エリアL1)が選択される。
【0042】次に、信号SELECTが“L”となった
場合は、増幅回路34b及びスイッチ35bが選択さ
れ、即ち受光部列38を含むラインセンサ12(測距エ
リアL2)側が選択され、同様に受光部38に蓄積され
た光電荷が読み出されて、出力回路36に送出される。
尚、測距エリアの選択は前述した第1、第2の実施形態
と同様であり、撮影光学系5のズーム位置に応じて、測
距エリアを切り換えて測距を行う。ズーム位置がワイド
側にある場合は測距エリアL1、L3、L5を採用し、
ラインセンサ11、13、15について測距動作を行
う。一方、テレ側にある場合は、測距エリアL2、L
3、L4を採用してラインセンサ12、13、14につ
いて測距動作を行う。
【0043】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、第3の実施形態におけるCPU4の測距動作につ
いて説明する。まず、撮影光学系の焦点距離fを検出し
て判定値fthよりも大きいか否かを判定する(ステップ
S11)。この判定において、f>fthであった場合は
(YES)、ワイド側の測距エリアL2、L3、L4
(ラインセンサ12、13、14)において測距を行う
(ステップS12)。一方、f>fthでなかった場合は
(NO)、テレ側の測距エリアL1、L3、L5(ライ
ンセンサ11、13、15)において測距を行う(ステ
ップS13)。
【0044】そして、測距エリアL1、L3、L5にお
いて、すべて測距不能か否か判別する(ステップS1
4)。この判定で、すべての測距エリアで測距不能の場
合は(YES)、測距エリアL2、L4において測距を
行う(ステップS15)。これは、たまたま測距エリア
内の被写体像にコントラストがなかった場合を想定し
て、少しずれた測距位置で測距することによりコントラ
ストのある被写体像を得て測距可能にしようとするもの
である。
【0045】次に、ステップS12における測距(測距
エリアL2、L3、L4)、ステップS13における測
距(測距エリアL1、L3、L5)、ステップS15に
おける測距(測距エリアL2、L4)のいずれかで得ら
れた測距データより最至近選択や平均処理等によって最
終的な測距データを作成する(ステップS16)。
【0046】以上説明したように本実施形態の測距セン
サによれば、第1の実施形態と同様に、従来の構成の測
距センサに比べて、2つの処理部を少なくすることがで
きる。よって、測距センサ3のICチップサイズを小型
化でき、低コスト化することができる。また従来と同一
のICチップサイズであれば、より多くのラインセンサ
を形成することができるので、受光部をより高密度に配
置することができる。また、各フォトダイオードに対し
て増幅回路を個々に設けるとともに近接配置させている
ので、ノイズ等の影響を軽減でき測距精度を向上させる
ことができる。さらに所定の測距エリアで検出できない
時は、より密度の高い配置の測距エリアでも測距を行う
ので被写体の検出率がより高まる。
【0047】次に、第4の実施形態の測距センサについ
て説明する。この測距センサは、図1、図3に示した第
1の実施形態と同等のブロック構成及び測距エリアを有
した構成である。尚、測距センサに撮像素子CCDを用
いた例とする。図13(a)、(b)、(c)には、本
実施形態における測距エリア群の配置例を示す。この撮
影画面10内には9個の測距エリア(ラインセンサ)L
10〜L18が配置される。図13(a)は、撮影光学
系5のズーム位置がワイド付近、図13(b)は、スタ
ンダード付近、図13(c)は、テレ付近における場合
の測距エリアの位置を示している。また点線で示す測距
エリアは、測距エリアが画面に対してはみ出したり、端
に位置する場合や、測距エリア同志が近づきすぎる等の
理由で採用されていない状態を示している。
【0048】図14は、この測距センサの具体的な構成
例を示している。測距エリア群80a(測距エリアL1
0a〜L18a)に対応する9個のラインセンサ80〜
88が配置され、制御回路20を挟んで左右一対に配置
される測距エリア群79b(測距エリアL10b〜L1
8b)に対応する9個のラインセンサ89〜97が配置
されて構成される。これらのラインセンサは、それぞれ
に受光部列と処理列を有している。ここでは、測距エリ
ア群79aを例として説明する。
【0049】ラインセンサL10aは、受光部列80a
を中央にして、その両側に処理部列98、99が配置さ
れている。その他のラインセンサL11a〜L18aは
2つの受光部列が1つの処理部列を兼用して使用するよ
うに構成されている。具体的には、ラインセンサL11
aは受光部列81aと処理部列100とで構成され、以
下同様に、ラインセンサL12aは受光部列82aと処
理部列100と、ラインセンサL13aは受光部列83
aと処理部列101と、ラインセンサL14aは受光部
列84aと処理部列101と、ラインセンサL15aは
受光部列85aと処理部列102と、ラインセンサL1
6aは受光部列86aと処理部列102と、ラインセン
サL17aは受光部列87aと処理部列103と、ライ
ンセンサL18aは受光部列88aと処理部列104と
で構成される。
【0050】即ち、ラインセンサL11aとL12aは
処理部列100を、ラインセンサL13aとL14aは
処理部列101を、ラインセンサL15aとL16aは
処理部列102を、ラインセンサL17aとL18aは
処理部列103をそれぞれ受光部列の間に配置して兼用
し、それぞれ切り換えて使用する。これらの処理部列の
構成は、第1の実施形態乃至第3の実施形態の処理列の
構成を適用する。
【0051】図15に示すフローチャートを参照してC
PU4の測距動作について説明する。ここでは、測距エ
リア群79aを例として説明する。まず、検出された撮
影光学系の焦点距離fが判定値fth1よりも大きいか否
かを判定する(ステップS21)。この判定でf>fth
1の場合には(YES)、次に、この焦点距離fが判定
値fth2よりも大きいか否かを判定する(ステップS2
2)。ここで、f>fth2の場合には(YES)、撮影
光学系5のズーム位置が図13(b)に示すテレ付近に
おける場合の測距エリアが選択され、ラインセンサL1
0a、L11a、L13a、L15a、L17aによる
測距を行う(ステップS23)。一方、f>fth2では
ない場合には(NO)、図13(b)に示すスタンダー
ド付近における場合の測距エリアが選択され、ラインセ
ンサL10a、L12a、L13a、L16a、L17
aによる測距を行う(ステップS24)。
【0052】また、上記ステップS21の判定でf>f
th1でない場合には(NO)、図13(a)に示すワイ
ド付近における場合の測距エリアが選択され、ラインセ
ンサL10a、L12a、L14a、L16a、L18
aによる測距を行う(ステップS25)。そして、上記
ステップS24の測距後、ラインセンサL10a、L1
2a、L13a、L16a、L17aのすべてが測距不
能か否かを判別する(ステップS26)。この判別で、
すべての測距エリアで測距不能であった場合には(YE
S)、測距エリアL14a、L18aにおいて測距を行
う(ステップS27)。これは、たまたま測距エリア内
の被写体像にコントラストがなかった場合を想定して、
少しずれた測距位置で測距することによりコントラスト
のある被写体像を得て測距可能にしようとするものであ
る。
【0053】次に、ステップS23、S24、S25、
S27において得られたいずれかの測距データより最至
近選択や平均処理等によって最終的な測距データを作成
する(ステップS28)。尚、測距エリア群79bにお
いても、測距エリア群79aと同じに構成され、同等の
測距動作を行う。
【0054】以上説明したように本実施形態の測距セン
サによれば、第1の実施形態と同様に、従来の構成の測
距センサに比べて、2つの処理部を少なくすることがで
きる。よって、測距センサ3のICチップサイズを小型
化でき、低コスト化することができる。また従来と同一
のICチップサイズであれば、より多くのラインセンサ
を形成することができるので、受光部をより高密度に配
置することができる。
【0055】また、所定の測距エリアで検出できない時
は、より密度の高い配置の測距エリアでも測距を行うの
で被写体の検出率がより高まる。さらにズーム領域の分
割を3段階にしたので、よりきめ細かい測距エリア配置
を設定することができる。
【0056】次に、第5の実施形態について説明する。
図16(a)は、前述した各実施形態のうちのいずれか
の測距センサを備える測距装置をフィルムカメラ等の撮
像装置に搭載した構成例を示すブロック図である。図1
6(b)は、撮像光学系や測距装置の光学系を概念的に
示す図である。本実施形態においては、前述した第1の
実施形態の構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付
して、詳細な説明は省略する。
【0057】本実施形態は、図1に示したカメラに、投
光光学系111と被写体へ投光光束を投光するための発
光ダイオード(LED)112とをさらに備えた構成で
ある。この測距装置8は、図17に示すように撮影画面
(撮像面)10に対して5個のラインの測距エリアL1
〜L5を備えている。測距センサ3は入射光に応じて発
生する電荷のうち定常光成分を除去して積分動作を行う
ことにより、投光光による被写体からの反射光成分のみ
を積分することができる。従って、定常光成分の影響を
受けずに、反射光成分の大きさによって近距離の被写体
を識別し測距することができる。画面10の中央部の測
距エリアL3に対して、上部より測距エリアL1、L2
と、下部に測距エリアL4、L5とが配置される。本実
施形態の測距センサは、CMOSセンサを採用する。
【0058】図18は、この測距センサの具体的な構成
例を示している。この構成においては分かり易くするた
めに、図17に示した測距エリアL1〜L5に合わせて
示しており、実際は上下が逆向きとなっている。この測
距センサ3は、定常光除去機能を有し、測距エリア群1
20a(測距エリアL1a〜L5a)に対応する5個の
ラインセンサ121〜125が配置され、制御回路13
0を挟んで左右一対に配置される測距エリア群120b
(測距エリアL1b〜L5b)に対応する5個のライン
センサが配置されて構成される。これらのラインセンサ
は、それぞれに受光部列と処理列を有している。ここで
は、測距エリア群120aを例として説明する。
【0059】これらのラインセンサ121〜125は、
いずれも被写体像を受光する複数の画素よりなる受光部
列121a〜125aと、これらの受部列で発生した電
荷を処理して出力する処理部列126〜129とから構
成されている。これらの受光部列121a〜125aに
は、各画素に対応して複数の受光素子(フォトダイオー
ド)が設けられている。
【0060】本実施形態のラインセンサは、受光部列と
処理部列の対からなり、これらが交互に配置されてお
り、図18に示すように、受光部列123aを中央とし
て、その両側に処理部列126、127が配置され、さ
らに外側に向かって、受光部列122a、124a、処
理部列128、129受光部列121a、125aが配
置される。このような配列において、処理部列128は
受光部121aと受光部122aとで兼用して使用さ
れ、処理部列129は受光部124aと受光部125a
とで兼用して使用される。
【0061】このようにラインセンサ群120a、12
0bは、処理列が兼用されるように配置されているため
フォトダイオードに対応する処理部の数を減少させるこ
とができ、全体的に受光部列の間隔を小さい間隔に設定
することにより測距センサ3のチップサイズを小型化す
ることが可能である。また測距エリアの配置についても
バランス的に適切に位置させることができる。図19
は、ラインセンサ121の受光部121a、ラインセン
サ122の受光部122a及びこれらの受光部で兼用す
る処理部列128の詳細な構成例を示している。ここで
は、1画素分を例として説明する。
【0062】この構成において、受光部(フォトダイオ
ード)131aは、スイッチ134を介して、増幅回路
135の入力端及び定常光除去回路139に接続され
る。この増幅回路135の出力端は、スイッチ136及
びシフトレジスタ137を介して出力回路138に接続
される。このスイッチ136は、シフトレジスタ137
からの読み出しクロックCLKによりオン・オフ動作が
行われる。また受光部122aのフォトダイオード13
2は、スイッチ140を介して増幅回路135の入力端
に接続される。これらのスイッチ134、140は、ど
ちらか一方のフォトダイオードの電荷が増幅回路135
へ入力させるために、オン・オフが反転して動作させる
ために制御回路130からの信号SELECTにより制
御されるインバータ141が設けられている。また、増
幅回路135は、電荷を蓄積するための蓄積部142
と、蓄積電荷を電圧信号として出力するための増幅器1
43とで構成される。
【0063】このような構成において、例えば、受光部
131で発生した電荷はスイッチ134を通じて、増幅
回路135の蓄積部142に蓄積される。この時、電荷
から定常光成分は定常光除去回路139により除去され
る。そして図16に示したLED112からの投光光束
による被写体からの反射光成分のみが増幅回路135に
入力される。そして積分動作が終了すると、制御回路1
30より読み出しクロックCLKがシフトレジスタ13
7に入力して画素毎にスイッチ136が順にオンされ
て、各増幅回路135の出力が出力回路138に順次に
出力される。この出力信号は、出力回路138により、
画素毎の蓄積信号が信号電圧Voとして測距センサ3か
らCPU4へ出力される。また、ラインセンサ124、
125においては、処理部列129を受光部124a、
125aで兼用して使用し同等な動作が行われる。ま
た、ラインセンサ123については、第1の実施形態の
ラインセンサ13に定常光除去回路139を追加した構
成であり、詳細な説明は省略する。
【0064】このように本実施形態は、前述した第1の
実施形態へ定常光除去回路139が付加されるため、処
理部列の大きさが拡大しているが、従来のように受光部
列毎に処理部列を設けた場合に比べて、ICチップサイ
ズは大きくならない。従って、本実施形態のように、複
数の受光部列に対して処理部列を切り換えて兼用するこ
とにより、ICチップサイズの縮小化はさらに効果的な
ものとなる。
【0065】図20に示すフローチャート及び図21に
示すタイムチャートを参照して、第5の実施形態の測距
装置の動作について詳細に説明する。まず、図21
(a)に示すように、制御回路130からの信号SEL
ECTを「H」として、受光部121aと125aで発
生した電荷をそれぞれ処理部列128と129に入力さ
せる(ステップS31)。次に図21(a)に示すよう
に、LED112を間欠的に発光させて被写体に投光を
開始させる(ステップS32)。そして、図21(c)
に示すように、ラインセンサ121、123、125に
おいて、定常光成分を除去しながら、投光中のタイミン
グで積分動作を実行させる(ステップS33)。
【0066】また、図21(a)に示すように、制御回
路130からの信号SELECTを「L」として受光部
122a、123aで発生した電荷をそれぞれ処理部列
128と129に入力させる(ステップS34)。同様
に図21(d)に示すように、LED112を間欠的に
発光させて被写体に投光を開始させて(ステップS3
5)、LED112を間欠的に発光させて被写体に投光
しながら、ラインセンサ122、124により定常光を
除去しながら投光中のタイミングで積分動作が行われる
(ステップS36)。
【0067】そして図21(a)に示すように、ライン
センサ121、123、125より蓄積データを読み出
し測距演算を実行し(ステップS37)、またラインセ
ンサ122、124より蓄積データを読み出し、測距演
算を実行する(ステップS38)。これらの測距演算に
基づき、主要被写体判定を行い、測距結果を決定する
(ステップS39)。尚、ステップS37による測距結
果を決定する処理は、ステップS33による積分動作を
実行した後に行ってもよい。
【0068】図22は、図23(図17)に示すような
撮影シーンで得られた測距センサ3による蓄積データの
一例を示す図である。
【0069】前述した図20のステップS39におい
て、CPU4は図20の蓄積データより主要被写体判別
を行い、被写体の位置や幅(a〜c)の情報に基づいて人
物等の判別を行っている。例えば、主要被写体と判定し
た領域内(図22)における測距データを採用する。
【0070】以上のように本実施形態によれば、前述し
た第1の実施形態に比べて定常光除去回路が付加された
ため、処理部列の大きさがより拡大する場合であって
も、複数の受光部列に対して処理部列を切り換えて兼用
することにより、ICチップサイズの縮小化を図ること
ができる。
【0071】次に、第6の実施形態について説明する。
図24は、図19に示した第5の実施形態の変形例であ
り、スイッチ134、140、234及び240の制御
に関して異なっている。ここでは、異なる部分のみにつ
いて説明し、それ以外は前述した第5の実施形態と同等
であるものとする。第5の実施形態では、ラインセンサ
121aと122aとで全画素に対して、一斉に切り換
えられているが、本実施形態では、1画素毎に有効とな
るように設定されている。つまり、ラインセンサ121
aでは、画素131は有効、画素231は無効というよ
うに、以下、1画素毎に有効・無効が繰り返されて設定
される。また、ラインセンサ122aでは、画素132
は無効、画素232は有効というように、以下、1画素
毎に繰り返し設定される。
【0072】このように、ラインセンサ121aと12
2aが1画素毎に間引かれた状態でそれぞれ動作が可能
である(ラインセンサ124aと125aにおいても同
様である)。尚、前述した第5の実施形態の切り換え動
作を行うことも可能である。
【0073】図25に示すフローチャート及び図26に
示すタイミングチャートを参照して、この第6の実施形
態における測距動作について説明する。尚、図24及び
図25は、図20及び図21に対応している。まず、制
御回路130より主要被写体検出モードが設定され、ラ
インセンサ121a、122a、124a、125aに
ついては図19に示す状態から図25に示す状態に移行
する(ステップS51)。そして、発光ダイオード(L
ED)112による投光を開始する(ステップS52) 次に、ラインセンサ121〜125により定常光除去積
分が実行される(ステップS53)。この時、ラインセ
ンサ121a、122a、124a及び125aについ
ては、前述したように1画素毎の動作となる。この動作
は、投光回数を通常より減じて実行する。
【0074】次に、ラインセンサ121〜125からセ
ンサデータをそれぞれ読み出す(ステップS54)。そ
して、主要被写体検出を行う(ステップS55)。これ
は、図27に示すように、近距離側に存在する主要被写
体からの反射光量が多いエリアL4、L5を例えば抽出
する(ステップS55)。以下の処理では、主要被写体
として抽出されエリアを考慮して、測距を行うラインセ
ンサ(エリア)を選択する。まず、エリアL2が抽出さ
れているか否かを判断する(ステップS56)。この判
断で、エリアL2が抽出されていれば(YES)、ライ
ンセンサ122を選択する(ステップS57)。一方、
エリアL2が抽出されていなければ(NO)、エリアL
1が抽出されているか否かを判断する(ステップS5
8)。この判断でエリアL1が抽出されていれば(YE
S)、ラインセンサ121を選択する(ステップS5
9)。
【0075】このように、構図の中央よりを重視して、
ラインセンサ122をラインセンサ121よりも優先さ
せて選択する。しかし、エリアL1が抽出されていなけ
れば(NO)、若しくはラインセンサ121、122が
選択された後には、エリアL4が抽出されているか否か
を判断する(ステップS60)。この判断で、エリアL
4が抽出されていれば(YES)、ラインセンサ124
を選択する(ステップS61)。一方、エリアL4が抽
出されていなければ(NO)、エリアL5が抽出されて
いるか否かを判断する(ステップS62)。
【0076】このステップS62の判断でエリアL5が
抽出されていれば(YES)、ラインセンサ125を選
択する(ステップS63)。ここでも同様に、構図の中
央よりを重視して、ラインセンサ124をラインセンサ
125よりも優先させて選択する。しかし、エリアL5
が抽出されていなければ(NO)若しくは、ラインセン
サ124、125が選択された後、エリアL3が抽出さ
れているか否かを判断する(ステップS64)。この判
断で、エリアL3が抽出されていれば(YES)、ライ
ンセンサ121を選択し(ステップS65)、しかしエ
リアL3が抽出されていなければ(NO)、若しくはラ
インセンサ121が選択された後、これまでに抽出され
たエリアがないか否かを判断する(ステップS66)。
この判断で、抽出されたエリアがなければ(YES)、
ラインセンサ121を選択する(ステップS67)。こ
れは、主要被写体が検出できない場合、中央エリアのみ
の測距を行うためである。しかしエリアが抽出されてい
たならば(YES)、若しくはラインセンサ121が選
択された後、LED112の投光を開始する(ステップ
S68)。そして、これまでの処理で選択されたライン
センサによって、定常光除去積分を行い(ステップS6
9)、選択されたラインセンサからセンサデータを読み
出す(ステップS70)。このセンサデータに基づい
て、測距演算を行う(ステップS71)。
【0077】以上のようにもラインセンサ121、12
2、124及び125については、1画素毎に画素を有
効にして積分動作を行うので、画像情報としては、間引
かれたピッチの粗いものとなるが、主要被写体検出のた
めには、問題のない情報量である。また、ラインセンサ
121、122のいずれか一方、及びラインセンサ12
4、125のいずれか一方を選択して、積分動作を行う
ので、測距演算に適した細かいピッチの画像情報により
測距演算を行うことが可能である。このように主要被写
体検出時にラインセンサ121、122と、ラインセン
サ124、125の同時性が達成できるため、前述した
第5の実施形態の効果に加えて、さらに正確な主要被写
体検出を実現することができる。
【0078】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0079】(1)被写体像を分割して結像する光学系
の略結像面に配置された複数のラインセンサを有する測
距センサにおいて、前記複数のラインセンサは、それぞ
れ前記光学系を通過した前記被写体像を受光して電荷を
発生する複数の画素よりなる受光部列と、及び前記発生
した電荷を処理して出力信号を生成する処理部列とを備
え、前記受光部列と前記処理部列が交互に配列され、1
つの処理部列が挟んで配置される複数の前記受光部列か
ら発生した前記電荷を切り換えにより入力して、それぞ
れに処理すること特徴とする測距センサ。
【0080】(2)受光して電荷を発生する複数の画素
よりなる受光部列と、前記発生した電荷を処理して出力
信号を生成する処理部列との対からなるラインセンサを
複数配列された測距センサにおいて、撮影画面の中央を
測距するための1つの受光部列とその両側に配置された
2つの処理部列とからなる中央測距用ラインセンサと、
前記中央測距用ラインセンサに対して、撮影画面の上下
方向にそれぞれ配置され、1つの処理部列とその両側に
配置された2つの受光部列とからなる周辺測距用ライン
センサとを具備し、前記周辺測距用ラインセンサが、前
記1つの処理部列が前記2つの受光部列のいずれかを切
り換えて、接続された受光部列側に発生した電荷を処理
を行う、兼用して使用される処理部列であることを特徴
とする測距センサ。
【0081】(3)受光して電荷を発生する複数の画素
よりなる受光部列と、前記発生した電荷を処理して出力
信号を生成する処理部列との対からなるラインセンサを
複数配列された測距センサにおいて、撮影画面の中央を
測距するための1つの受光部列とその両側に配置された
2つの処理部列とからなる中央測距用ラインセンサと、
前記中央測距用ラインセンサの画面横方向で複数に分割
して、撮影画面の上下方向に中央測距用ラインセンサか
らの距離が異なるように段違いに配置される、1つの処
理部列とその両側に配置された2つの受光部列とからな
る周辺測距用分割ラインセンサとを具備し、前記周辺測
距用分割ラインセンサのそれぞれが、前記1つの処理部
列が前記2つの受光部列のいずれかを切り換えて、接続
された受光部列側に発生した電荷を処理を行う、兼用し
て使用される処理部列であることを特徴とする測距セン
サ。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数対のラインセンサを有する測距センサを備えた測距装
置において、撮影倍率が上昇した場合や、測距光学系が
小型化された場合でも測距エリアの密度を十分に維持す
るとともに適切な配置として、確実に被写体の測距を行
うことができるとともに低コストな測距センサ及び測距
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る測距装置の構成例を示す
図である。
【図2】第1の実施形態の測距センサの測距エリアの配
置例を示す図である。
【図3】第1の実施形態の測距センサの構成例を示す図
である。
【図4】第1の実施形態の測距センサにおける受光部列
と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図5】第1の実施形態の測距センサにおける受光部列
と処理部列の具体的な他の構成例を示す図である。
【図6】測距センサの三角測量の原理を説明するための
図である。
【図7】第1の実施形態に係る測距装置の測距動作につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図8】第1の実施形態に係る測距装置の効果について
説明するための図である。
【図9】第2の実施形態の測距センサにおける受光部列
と処理部列の原理的な構成例を示す図である。
【図10】第2の実施形態の測距センサにおける受光部
列と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図11】第3の実施形態の測距センサにおける受光部
列と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図12】第3の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのフローチャートである。
【図13】第4の実施形態の測距センサの測距エリアの
配置例を示す図である。
【図14】第4の実施形態の測距センサにおける受光部
列と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図15】第4の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのフローチャートである。
【図16】第5の実施形態に係る測距装置の構成例を示
す図である。
【図17】第5の実施形態の測距センサの測距エリアの
配置例を示す図である。
【図18】第5の実施形態の測距センサの構成例を示す
図である。
【図19】第5の実施形態の測距センサにおける受光部
列と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図20】第5の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのフローチャートである。
【図21】第5の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのタイムチャートである。
【図22】第5の実施形態に係る測距装置の測距動作で
得られた測距センサによる蓄積データの一例を示す図で
ある。
【図23】測距エリアにおける撮影シーンの例を示す図
である。
【図24】第6の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのタイムチャートである。
【図25】第6の実施形態の測距センサにおける受光部
列と処理部列の具体的な構成例を示す図である。
【図26】第6の実施形態に係る測距装置の測距動作に
ついて説明するためのタイムチャートである。
【図27】第6の実施形態の測距センサの測距エリアの
配置例を示す図である。
【符号の説明】
1…撮像装置 2a、2b…測距光学系 3…測距センサ 3a、3b…ラインセンサ 3c…制御回路 4…制御部(CPU) 5…撮像光学系 6…駆動部 7…撮像部 8…測距装置 9…不揮発性メモリ(EEPROM) 10…撮影画面 L1、L2、L3、L4、L5…測距エリア
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 BB05 CC16 FF09 FF42 GG07 HH02 JJ02 JJ05 JJ18 JJ25 LL06 QQ12 QQ29 2F112 AD06 CA02 CA12 DA26 DA28 FA03 FA12 FA21 FA45 2H011 AA01 BA05 BB02 CA01 2H051 BB07 CB20 CB25 CB27 CB29 DA03 DA05 DA10 EB13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を分割して結像する光学系の路
    結像面に配置された複数対のラインセンサを有する測距
    センサにおいて、 前記複数のラインセンサは、それぞれ前記光学系を通過
    した前記被写体像を受光して電荷を発生する複数の画素
    よりなる受光部列及びこの受光部列で発生した電荷を処
    理して出力する処理部列とからなり、 複数のラインセンサにそれぞれ対応する複数の受光部列
    が、1個の処理部列を挟んで配置され、少なくとも前記
    処理部の一部を前記複数の受光部に対して切り換えて兼
    用することを特徴とする測距センサ。
  2. 【請求項2】 前記複数のラインセンサにそれぞれ対応
    する複数の受光部列を1個の処理部列を挟んで配置し、
    少なくとも前記処理部の一部を前記複数の受光部に対し
    て切り換えて兼用するユニットを複数有することを特徴
    とする請求項1に記載の測距センサ。
  3. 【請求項3】 被写体像を分割して結像する光学系と、 前記光学系の略結像面に配置された複数のラインセンサ
    を有する測距センサと、を備えた測距装置において、 前記ラインセンサは前記光学系を通過した前記被写体像
    を受光する複数の画素よりなる受光部列及びこの受光部
    列で発生した電荷を処理して出力する処理部列とからな
    り、複数のラインセンサにそれぞれ対応する複数の受光
    部列が、1個の処理部列を挟んで配置され、少なくとも
    前記処理部の一部を前記複数の受光部に対して切り換え
    て兼用することを特徴とする測距装置。
  4. 【請求項4】 さらに上記測距装置を有するカメラにお
    いて、 撮影光学系はズーム機能を有し、ズーム位置に応じて前
    記複数の受光部を切り換えることを特徴とするカメラ。
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