JP2002194385A - 高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物 - Google Patents
高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物Info
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- JP2002194385A JP2002194385A JP2000396773A JP2000396773A JP2002194385A JP 2002194385 A JP2002194385 A JP 2002194385A JP 2000396773 A JP2000396773 A JP 2000396773A JP 2000396773 A JP2000396773 A JP 2000396773A JP 2002194385 A JP2002194385 A JP 2002194385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた酸化安定性を有する高度不飽和脂
肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を含有する食品を提供すること。 【解決手段】 本発明は、ココナッツ由来物を配合す
ることを特徴とする高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物及
び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を含有する食品で
ある。
肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を含有する食品を提供すること。 【解決手段】 本発明は、ココナッツ由来物を配合す
ることを特徴とする高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物及
び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を含有する食品で
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高度不飽和脂肪酸含
有油脂組成物に関する。詳しくは、ココナッツ由来物を
配合することにより、優れた酸化安定性を有する高度不
飽和脂肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物を含有する食品に関する。
有油脂組成物に関する。詳しくは、ココナッツ由来物を
配合することにより、優れた酸化安定性を有する高度不
飽和脂肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物を含有する食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】高度不飽和脂肪酸は魚の油に多く含まれ
ており、とくにＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）やＥＰＡ
（エイコサペンタエン酸）は、様々な生理機能が明らか
にされている。たとえばＤＨＡは、人間の脳に多く含ま
れており、脳細胞を形成する重要な任務を果たしてい
る。ＤＨＡが不足すると、脳の中での情報伝達が行われ
なくなり、記憶力の低下や老人性痴呆の原因に関係する
と言われており、その他、ＤＨＡには、学習機能の向
上、抗腫瘍、抗アレルギー作用などが報告されている。
このように重要な栄養素でありながら、生体内では大豆
等に含まれるα−リノレン酸から変換されるのみであ
り、直接的な摂取の重要性から必須脂肪酸とされてい
る。
ており、とくにＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）やＥＰＡ
（エイコサペンタエン酸）は、様々な生理機能が明らか
にされている。たとえばＤＨＡは、人間の脳に多く含ま
れており、脳細胞を形成する重要な任務を果たしてい
る。ＤＨＡが不足すると、脳の中での情報伝達が行われ
なくなり、記憶力の低下や老人性痴呆の原因に関係する
と言われており、その他、ＤＨＡには、学習機能の向
上、抗腫瘍、抗アレルギー作用などが報告されている。
このように重要な栄養素でありながら、生体内では大豆
等に含まれるα−リノレン酸から変換されるのみであ
り、直接的な摂取の重要性から必須脂肪酸とされてい
る。
【０００３】ＤＨＡやＥＰＡの摂取を増やすには、魚介
類の摂取（魚油）がもっとも有効であるため、サプリメ
ント、健康食品、一般食品、医薬品等に利用されてい
る。
類の摂取（魚油）がもっとも有効であるため、サプリメ
ント、健康食品、一般食品、医薬品等に利用されてい
る。
【０００４】しかしながら、高度不飽和脂肪酸は酸化さ
れやすく、酸化によって生じたアルデヒド等が不快臭を
発生させる点が問題となっている。これまで、魚臭成分
の除去と安定化技術として、分子蒸留法、真空水蒸気蒸
留処理等の脱臭方法の開発や、シリカカラムによる魚油
の精製、各種抗酸化剤（トコフェロール、レシチン、ア
スコルビン酸、アスコルビン酸エステル、たんぱく質加
水分解物、２−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、有機
リン酸系化合物、グルタチオン、オイゲノール、茶抽出
物、ＳＯＤ等）の添加、大豆たんぱくや小麦グリアジ
ン、ゼラチン、カゼイン、ホエー、脱脂粉乳、サイクロ
デキストリン、アラビアガム、デキストリン等の糖質を
バインダーとしスプレードライにより粉末油脂化する方
法、香料でのマスキング等が研究報告されてきたが、酸
化の進行を食い止めることは殆ど不可能であり、保存期
間中の魚臭の発生を十分に抑制できる効果は得られてい
ない（特開昭６２−１８１３９８号公報、特開昭６４−
６７１５２号公報、特開平６−１２４２９８号公報、特
開平３−２６３４９９号公報、特開平６−２４０２８７
号公報、特開平６−１３３７０７号公報等）。したがっ
て、高度不飽和脂肪酸の使用量が制限されたり、保管や
流通に関しても特別な配慮が必要とされることなどが問
題となっていた。
れやすく、酸化によって生じたアルデヒド等が不快臭を
発生させる点が問題となっている。これまで、魚臭成分
の除去と安定化技術として、分子蒸留法、真空水蒸気蒸
留処理等の脱臭方法の開発や、シリカカラムによる魚油
の精製、各種抗酸化剤（トコフェロール、レシチン、ア
スコルビン酸、アスコルビン酸エステル、たんぱく質加
水分解物、２−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、有機
リン酸系化合物、グルタチオン、オイゲノール、茶抽出
物、ＳＯＤ等）の添加、大豆たんぱくや小麦グリアジ
ン、ゼラチン、カゼイン、ホエー、脱脂粉乳、サイクロ
デキストリン、アラビアガム、デキストリン等の糖質を
バインダーとしスプレードライにより粉末油脂化する方
法、香料でのマスキング等が研究報告されてきたが、酸
化の進行を食い止めることは殆ど不可能であり、保存期
間中の魚臭の発生を十分に抑制できる効果は得られてい
ない（特開昭６２−１８１３９８号公報、特開昭６４−
６７１５２号公報、特開平６−１２４２９８号公報、特
開平３−２６３４９９号公報、特開平６−２４０２８７
号公報、特開平６−１３３７０７号公報等）。したがっ
て、高度不飽和脂肪酸の使用量が制限されたり、保管や
流通に関しても特別な配慮が必要とされることなどが問
題となっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高度
不飽和脂肪酸を高濃度に含有し、長時間の保存において
も酸化に対して安定で、臭いの発生がない高度不飽和脂
肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を含有する食品を提供することにある。
不飽和脂肪酸を高濃度に含有し、長時間の保存において
も酸化に対して安定で、臭いの発生がない高度不飽和脂
肪酸含有油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を含有する食品を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、高度不飽和脂肪酸を含有する油脂に、コ
コナッツ由来物を配合することにより、酸化安定性が著
しく向上し、不快臭の発生のない高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
を重ねた結果、高度不飽和脂肪酸を含有する油脂に、コ
コナッツ由来物を配合することにより、酸化安定性が著
しく向上し、不快臭の発生のない高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【０００７】すなわち本発明は、高度不飽和脂肪酸を含
有する油脂とココナッツ由来物を配合することを特徴と
する高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を提供するもので
ある。
有する油脂とココナッツ由来物を配合することを特徴と
する高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を提供するもので
ある。
【０００８】また本発明は、高度不飽和脂肪酸がドコサ
ヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエ
ン酸、α−リノレン酸、共役リノール酸およびアラキド
ン酸からなる群から選ばれる１種または２種以上である
前記高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を提供するもので
ある。
ヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエ
ン酸、α−リノレン酸、共役リノール酸およびアラキド
ン酸からなる群から選ばれる１種または２種以上である
前記高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を提供するもので
ある。
【０００９】また本発明は、高度不飽和脂肪酸を含有す
る油脂が、魚油である前記高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を提供するものである。
る油脂が、魚油である前記高度不飽和脂肪酸含有油脂組
成物を提供するものである。
【００１０】また本発明は、ココナッツ由来物が、ココ
ナッツ、ココナッツミルク、ココナッツジュース、ココ
ナッツミルクパウダ、ココナッツ抽出物、ココナッツ抽
出物残渣及びローストしたココナッツ抽出物からなる群
から選ばれる１種または２種以上である前記高度不飽和
脂肪酸含有油脂組成物を提供するものである。
ナッツ、ココナッツミルク、ココナッツジュース、ココ
ナッツミルクパウダ、ココナッツ抽出物、ココナッツ抽
出物残渣及びローストしたココナッツ抽出物からなる群
から選ばれる１種または２種以上である前記高度不飽和
脂肪酸含有油脂組成物を提供するものである。
【００１１】また本発明は、前記高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物を含有することを特徴とする食品を提供する
ものである。
油脂組成物を含有することを特徴とする食品を提供する
ものである。
【００１２】また本発明は、食品が、焼き菓子、クリー
ム、パンまたはビスケットである前記食品を提供するも
のである。
ム、パンまたはビスケットである前記食品を提供するも
のである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
する。
【００１４】本発明の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物
に用いられる高度不飽和脂肪酸とは、ドコサヘキサエン
酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸、α−
リノレン酸、共役リノール酸、アラキドン酸等の１種ま
たは２種以上があげられる。これら高度不飽和脂肪酸
は、脂肪酸の形態、ナトリウム、カリウム等の塩の形
態、高度不飽和脂肪酸グリセリド等のエステルの形態、
いずれでもよい。また、これら高度不飽和脂肪酸を含有
する油脂をそのまま、あるいは精製、濃縮処理をして用
いてもよい。高度不飽和脂肪酸を含有する油脂の例とし
ては、イワシ油、マグロ油、サバ油、ニシン油、カツオ
油、タラ肝油、アンチョビー油等の魚油、またシソ油、
エゴマ油、大豆油、ナタネ油、サフラワー油等があげら
れ、これらの油脂を単独または複数組み合わせて使用で
きる。高度不飽和脂肪酸の含有量の点から、魚油が好ま
しい。また、これらの油脂を常法により、アルカリ共役
化したものも使用できる。
に用いられる高度不飽和脂肪酸とは、ドコサヘキサエン
酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸、α−
リノレン酸、共役リノール酸、アラキドン酸等の１種ま
たは２種以上があげられる。これら高度不飽和脂肪酸
は、脂肪酸の形態、ナトリウム、カリウム等の塩の形
態、高度不飽和脂肪酸グリセリド等のエステルの形態、
いずれでもよい。また、これら高度不飽和脂肪酸を含有
する油脂をそのまま、あるいは精製、濃縮処理をして用
いてもよい。高度不飽和脂肪酸を含有する油脂の例とし
ては、イワシ油、マグロ油、サバ油、ニシン油、カツオ
油、タラ肝油、アンチョビー油等の魚油、またシソ油、
エゴマ油、大豆油、ナタネ油、サフラワー油等があげら
れ、これらの油脂を単独または複数組み合わせて使用で
きる。高度不飽和脂肪酸の含有量の点から、魚油が好ま
しい。また、これらの油脂を常法により、アルカリ共役
化したものも使用できる。
【００１５】本発明の、高度不飽和脂肪酸の使用量は特
に限定されないが、油脂組成物中の総脂肪酸含量の内
０．１〜１００重量％、好ましくは１〜１００重量％で
ある。含量が０．１重量％未満では食品として、目的と
しない脂肪酸の摂取量が増加し、添加量が制限されてし
まう場合がある。
に限定されないが、油脂組成物中の総脂肪酸含量の内
０．１〜１００重量％、好ましくは１〜１００重量％で
ある。含量が０．１重量％未満では食品として、目的と
しない脂肪酸の摂取量が増加し、添加量が制限されてし
まう場合がある。
【００１６】本発明のココナッツ由来物とは、ココナッ
ツ、ココナッツミルク、ココナッツジュース、ココナッ
ツミルクパウダ、ココナッツ抽出物、ココナッツ抽出物
残渣、ローストしたココナッツ抽出物等のココヤシの果
実の胚乳、または胚乳から得られるものをいい、これら
を単独または複数組み合わせて使用できる。ココナッツ
はココヤシの果実の胚乳から得られ、ココナッツ抽出物
は、水、ヘキサン、アセトン、エタノール等の有機溶媒
でココナッツから抽出した成分であり、抽出物残渣とは
抽出残渣であり、更に該抽出物をローストしたものを使
用してもよい。本発明のココナッツ由来物は、使用され
る食品形態により適宜選択すればよい。例えば焼き菓子
やパンなどには、ココナッツ（食品素材）として、マー
ガリン等の加工油脂製品には、ココナッツ抽出物やココ
ナツミルクパウダ等、使用される食品により適宜選択す
ればよい。
ツ、ココナッツミルク、ココナッツジュース、ココナッ
ツミルクパウダ、ココナッツ抽出物、ココナッツ抽出物
残渣、ローストしたココナッツ抽出物等のココヤシの果
実の胚乳、または胚乳から得られるものをいい、これら
を単独または複数組み合わせて使用できる。ココナッツ
はココヤシの果実の胚乳から得られ、ココナッツ抽出物
は、水、ヘキサン、アセトン、エタノール等の有機溶媒
でココナッツから抽出した成分であり、抽出物残渣とは
抽出残渣であり、更に該抽出物をローストしたものを使
用してもよい。本発明のココナッツ由来物は、使用され
る食品形態により適宜選択すればよい。例えば焼き菓子
やパンなどには、ココナッツ（食品素材）として、マー
ガリン等の加工油脂製品には、ココナッツ抽出物やココ
ナツミルクパウダ等、使用される食品により適宜選択す
ればよい。
【００１７】また、ココナッツ抽出物をローストする場
合は、例えば、１５０〜２１０℃のオーブンで８〜１６
分程度、またはキツネ色になるまでローストするのが好
ましい。
合は、例えば、１５０〜２１０℃のオーブンで８〜１６
分程度、またはキツネ色になるまでローストするのが好
ましい。
【００１８】本発明のココナッツ由来物の配合量は、特
に限定されないが、高度不飽和脂肪酸含有油脂に対し
て、ココナッツ由来物それぞれを、ココナッツに換算し
て、０．０１〜９０重量％配合することが好ましく、１
〜５０重量％がより好ましい。
に限定されないが、高度不飽和脂肪酸含有油脂に対し
て、ココナッツ由来物それぞれを、ココナッツに換算し
て、０．０１〜９０重量％配合することが好ましく、１
〜５０重量％がより好ましい。
【００１９】本発明の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物
は、本発明の効果を損なわない範囲で、高度不飽和脂肪
酸以外の油脂、トコフェロール、レシチン、アスコルビ
ン酸、アスコルビン酸エステル、たんぱく質加水分解
物、２−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、有機リン酸
系化合物、グルタチオン、オイゲノール、茶抽出物、Ｓ
ＯＤ（スーパーオキシドディスムターゼ）等の各種抗酸
化剤、大豆たんぱく、小麦グリアジン、ゼラチン、カゼ
イン、ホエー、脱脂粉乳、サイクロデキストリン、アラ
ビアガム、デキストリン等の糖質、グリセリン脂肪酸エ
ステル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル、レシチン、酵素分解レシチン、酵素改質
レシチン等の乳化剤、カロチン等の着色料、香料等を配
合することもできる。
は、本発明の効果を損なわない範囲で、高度不飽和脂肪
酸以外の油脂、トコフェロール、レシチン、アスコルビ
ン酸、アスコルビン酸エステル、たんぱく質加水分解
物、２−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、有機リン酸
系化合物、グルタチオン、オイゲノール、茶抽出物、Ｓ
ＯＤ（スーパーオキシドディスムターゼ）等の各種抗酸
化剤、大豆たんぱく、小麦グリアジン、ゼラチン、カゼ
イン、ホエー、脱脂粉乳、サイクロデキストリン、アラ
ビアガム、デキストリン等の糖質、グリセリン脂肪酸エ
ステル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル、レシチン、酵素分解レシチン、酵素改質
レシチン等の乳化剤、カロチン等の着色料、香料等を配
合することもできる。
【００２０】本発明の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物
は、単独もしくは、他の食用油脂と配合して、パン、デ
ニッシュ、ペーストリー、パイ、クッキー、ケーキ用の
ショートニング、マーガリン、ファットスプレッドの原
料油脂として、また、ホイップクリーム、マヨネーズ、
ドレッシング、チョコレート用の原料油脂として、ま
た、クッキングオイル、調理用油脂、フライ用油脂等々
に用いることができ、各種食品に使用することができ
る。
は、単独もしくは、他の食用油脂と配合して、パン、デ
ニッシュ、ペーストリー、パイ、クッキー、ケーキ用の
ショートニング、マーガリン、ファットスプレッドの原
料油脂として、また、ホイップクリーム、マヨネーズ、
ドレッシング、チョコレート用の原料油脂として、ま
た、クッキングオイル、調理用油脂、フライ用油脂等々
に用いることができ、各種食品に使用することができ
る。
【００２１】本発明の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物
は、一般の脂質含有食品であれば、いずれにも使用で
き、その食品の例としては、クッキー、ビスケット、パ
イ等の焼き菓子；ゼリー、飴、チョコレート、キャンデ
ー等の菓子類；マヨネーズ、ドレッシング等の調味料；
アイスクリーム等の冷菓；清涼飲料水等の飲料；ゼラチ
ンソフトカプセル等の健康食品；クリーム、ホイップク
リーム、コーヒー用クリーム、パン、デニッシュ、ペー
ストリー、ケーキ、洋菓子、マーガリン、ファットスプ
レッド、クッキングオイル、フライ油、調理用油脂、等
々を挙げることができる。各食品中の、本発明の高度不
飽和脂肪酸含有油脂組成物の配合量は、特に制限はな
く、適宜使用することができる。
は、一般の脂質含有食品であれば、いずれにも使用で
き、その食品の例としては、クッキー、ビスケット、パ
イ等の焼き菓子；ゼリー、飴、チョコレート、キャンデ
ー等の菓子類；マヨネーズ、ドレッシング等の調味料；
アイスクリーム等の冷菓；清涼飲料水等の飲料；ゼラチ
ンソフトカプセル等の健康食品；クリーム、ホイップク
リーム、コーヒー用クリーム、パン、デニッシュ、ペー
ストリー、ケーキ、洋菓子、マーガリン、ファットスプ
レッド、クッキングオイル、フライ油、調理用油脂、等
々を挙げることができる。各食品中の、本発明の高度不
飽和脂肪酸含有油脂組成物の配合量は、特に制限はな
く、適宜使用することができる。
【００２２】本発明は、ココナッツ由来物を配合するこ
とで、高度不飽和脂肪酸の酸化安定性を向上させてい
る。ココナッツ由来物の酸化安定機構は定かではない
が、ココナッツ中の抗酸化成分が作用しているものと推
測される。ココナッツはそのものが特有の香気成分をも
っているが、本発明においての魚臭抑制効果は、ココナ
ッツの臭気によるマスキングだけではなく、むしろ、油
脂の酸化を抑制することによる効果であることが明らか
であった。また、ココナッツは油分を多く（０．１〜７
０％）含んでいるが、これらの油分により高度不飽和脂
肪酸含有油脂が希釈されたことによる効果でもない。該
ココナッツ由来物の抗酸化作用は、食品用途のみなら
ず、化粧品、医薬等の用途にも使用可能である。
とで、高度不飽和脂肪酸の酸化安定性を向上させてい
る。ココナッツ由来物の酸化安定機構は定かではない
が、ココナッツ中の抗酸化成分が作用しているものと推
測される。ココナッツはそのものが特有の香気成分をも
っているが、本発明においての魚臭抑制効果は、ココナ
ッツの臭気によるマスキングだけではなく、むしろ、油
脂の酸化を抑制することによる効果であることが明らか
であった。また、ココナッツは油分を多く（０．１〜７
０％）含んでいるが、これらの油分により高度不飽和脂
肪酸含有油脂が希釈されたことによる効果でもない。該
ココナッツ由来物の抗酸化作用は、食品用途のみなら
ず、化粧品、医薬等の用途にも使用可能である。
【００２３】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。なお、以下の実施例中、％は特に記載がない限り
重量基準である。
する。なお、以下の実施例中、％は特に記載がない限り
重量基準である。
【００２４】＜試料調製＞ココナッツ２００ｇにイオン
交換水２０Ｌを加え、４分攪拌抽出して得られた水層
を、ココナッツ水抽出物、残渣をココナッツ水抽出物残
渣とした。ココナッツ２００ｇにヘキサン１．５Ｌを加
え攪拌し、溶媒を除去して得られたものをココナッツヘ
キサン抽出物、残渣をココナッツヘキサン抽出物残渣と
した。同様にアセトンで得られたものを、ココナッツア
セトン抽出物、ココナッツアセトン抽出物残渣とした。
ココナッツを１８０℃のオーブンで８分焼成して得られ
たものを、ローストココナッツとした。
交換水２０Ｌを加え、４分攪拌抽出して得られた水層
を、ココナッツ水抽出物、残渣をココナッツ水抽出物残
渣とした。ココナッツ２００ｇにヘキサン１．５Ｌを加
え攪拌し、溶媒を除去して得られたものをココナッツヘ
キサン抽出物、残渣をココナッツヘキサン抽出物残渣と
した。同様にアセトンで得られたものを、ココナッツア
セトン抽出物、ココナッツアセトン抽出物残渣とした。
ココナッツを１８０℃のオーブンで８分焼成して得られ
たものを、ローストココナッツとした。
【００２５】実施例１ ツナ油（日本化学飼料（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ
２３重量%、ＥＰＡ７重量％））２ｇにそれぞれココナ
ッツ、ココナッツミルクパウダ、上記ヘキサン抽出物、
ヘキサン抽出物残渣、アセトン抽出物、アセトン抽出物
残渣、ローストココナッツを５％添加し、５０℃、暗所
で保存した。経日的にサンプリングを行い、過酸化物価
を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表１に
示す。比較として、ツナ油のみを入れ、５０℃、暗所に
て保存したものを同様に評価した。
２３重量%、ＥＰＡ７重量％））２ｇにそれぞれココナ
ッツ、ココナッツミルクパウダ、上記ヘキサン抽出物、
ヘキサン抽出物残渣、アセトン抽出物、アセトン抽出物
残渣、ローストココナッツを５％添加し、５０℃、暗所
で保存した。経日的にサンプリングを行い、過酸化物価
を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表１に
示す。比較として、ツナ油のみを入れ、５０℃、暗所に
て保存したものを同様に評価した。
【００２６】
【表１】表１
【００２７】実施例2 ５０ｍＬ容三角フラスコに、ツナ油（日本化学飼料
（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重量％、ＥＰＡ７
重量％））４ｇ、イオン交換水６ｍＬとそれぞれココナ
ッツ、ココナッツミルク（市販品）、上記ヘキサン抽出
物、ヘキサン抽出物残渣、水抽出物、水抽出物残渣、ア
セトン抽出物、アセトン抽出物残渣、ローストココナッ
ツ、を５％添加し、５０℃、１００ｒｐｍで振とうし
た。経時的にサンプリングを行い、過酸化物価を測定
（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表２に示す。
比較として、５０ｍＬ容三角フラスコに、ツナ油４ｇ、
イオン交換水６ｍＬを入れ、５０℃、１００ｒｐｍで振
とうしたものを同様に評価した。
（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重量％、ＥＰＡ７
重量％））４ｇ、イオン交換水６ｍＬとそれぞれココナ
ッツ、ココナッツミルク（市販品）、上記ヘキサン抽出
物、ヘキサン抽出物残渣、水抽出物、水抽出物残渣、ア
セトン抽出物、アセトン抽出物残渣、ローストココナッ
ツ、を５％添加し、５０℃、１００ｒｐｍで振とうし
た。経時的にサンプリングを行い、過酸化物価を測定
（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表２に示す。
比較として、５０ｍＬ容三角フラスコに、ツナ油４ｇ、
イオン交換水６ｍＬを入れ、５０℃、１００ｒｐｍで振
とうしたものを同様に評価した。
【００２８】
【表２】表２
【００２９】実施例3 ＜マーガリンの調製＞食用大豆油（融点３５℃）１７
％、食用魚硬化油（融点３４℃）４９．２％、ツナ油
（日本化学飼料（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重
量％、ＥＰＡ７重量％））１６．４％、水１５％、モノ
グリセライド（乳化剤）０．３％、レシチン（乳化剤）
０．１％、ココナッツミルクパウダ２％、カロチン（植
物性着色料）及び香料適宜、を原料とし、常法に従いマ
ーガリンを調製した。調製したマーガリンを１５℃、暗
所にて保存し、ここから油分を抽出して、経日的に臭気
についての官能試験と過酸化物価（基準油脂分析試験法
準拠）を測定した。結果を表３、表４に示す。
％、食用魚硬化油（融点３４℃）４９．２％、ツナ油
（日本化学飼料（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重
量％、ＥＰＡ７重量％））１６．４％、水１５％、モノ
グリセライド（乳化剤）０．３％、レシチン（乳化剤）
０．１％、ココナッツミルクパウダ２％、カロチン（植
物性着色料）及び香料適宜、を原料とし、常法に従いマ
ーガリンを調製した。調製したマーガリンを１５℃、暗
所にて保存し、ここから油分を抽出して、経日的に臭気
についての官能試験と過酸化物価（基準油脂分析試験法
準拠）を測定した。結果を表３、表４に示す。
【００３０】実施例4 ＜マーガリンの調製＞食用大豆油（融点３５℃）１６
％、食用魚硬化油（融点３４℃）４９．２％、ツナ油
（日本化学飼料（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重
量％、ＥＰＡ７重量％））１６．４％、ココナッツヘキ
サン抽出物１％、水１５％、モノグリセライド（乳化
剤）０．３％、レシチン（乳化剤）０．１％、脱脂粉乳
２％、カロチン（植物性着色料）及び香料適宜、を原料
とし、常法に従いマーガリンを調製した。調製したマー
ガリンを１５℃、暗所にて保存し、ここから油分を抽出
して、経日的に臭気についての官能試験と過酸化物価
（基準油脂分析試験法準拠）を測定した。結果を表３、
表４に示す。
％、食用魚硬化油（融点３４℃）４９．２％、ツナ油
（日本化学飼料（株）ＤＨＡツナオイル（ＤＨＡ２３重
量％、ＥＰＡ７重量％））１６．４％、ココナッツヘキ
サン抽出物１％、水１５％、モノグリセライド（乳化
剤）０．３％、レシチン（乳化剤）０．１％、脱脂粉乳
２％、カロチン（植物性着色料）及び香料適宜、を原料
とし、常法に従いマーガリンを調製した。調製したマー
ガリンを１５℃、暗所にて保存し、ここから油分を抽出
して、経日的に臭気についての官能試験と過酸化物価
（基準油脂分析試験法準拠）を測定した。結果を表３、
表４に示す。
【００３１】比較例3 食用大豆油（融点３５℃）１７％、食用魚硬化油（融点
３４℃）４９．２％、ツナ油（日本化学飼料（株）ＤＨ
Ａツナオイル（ＤＨＡ２３重量％、ＥＰＡ７重量％））
１６．４％、水１５％、モノグリセライド（乳化剤）
０．３％、レシチン（乳化剤）０．１％、脱脂粉乳２
％、カロチン（植物性着色料）及び香料適宜、を原料と
し、常法に従いマーガリンを調製した。調製したマーガ
リンを１５℃、暗所にて保存し、ここから油分を抽出し
て、経日的に臭気についての官能試験と過酸化物価（基
準油脂分析試験法準拠）を測定した。結果を表３、表４
に示す。
３４℃）４９．２％、ツナ油（日本化学飼料（株）ＤＨ
Ａツナオイル（ＤＨＡ２３重量％、ＥＰＡ７重量％））
１６．４％、水１５％、モノグリセライド（乳化剤）
０．３％、レシチン（乳化剤）０．１％、脱脂粉乳２
％、カロチン（植物性着色料）及び香料適宜、を原料と
し、常法に従いマーガリンを調製した。調製したマーガ
リンを１５℃、暗所にて保存し、ここから油分を抽出し
て、経日的に臭気についての官能試験と過酸化物価（基
準油脂分析試験法準拠）を測定した。結果を表３、表４
に示す。
【００３２】
【表３】表３（官能試験）
【００３３】
【表４】表４（過酸化物価）
【００３４】実施例5 ＜クッキーの焼成＞薄力粉１００ｇ、上白糖３６ｇ、バ
ター２７．５ｇ、比較例3のツナ油配合マーガリン２
７．５ｇ、全卵１０ｇ、重曹０．５ｇ、炭酸アンモニウ
ム０．５ｇ、食塩０．５ｇを原料とし、シュガーバッタ
ー法によりクッキー生地を調製した。生地にココナッツ
３０ｇを混ぜ合わせ、型抜き後、１８０℃のオーブンで
１２分焼成した。クッキーは５０℃暗所保存し、ここか
ら油分を抽出して、臭気についての官能試験と過酸化物
価を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表
５、表６に示す。
ター２７．５ｇ、比較例3のツナ油配合マーガリン２
７．５ｇ、全卵１０ｇ、重曹０．５ｇ、炭酸アンモニウ
ム０．５ｇ、食塩０．５ｇを原料とし、シュガーバッタ
ー法によりクッキー生地を調製した。生地にココナッツ
３０ｇを混ぜ合わせ、型抜き後、１８０℃のオーブンで
１２分焼成した。クッキーは５０℃暗所保存し、ここか
ら油分を抽出して、臭気についての官能試験と過酸化物
価を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表
５、表６に示す。
【００３５】比較例4 薄力粉１００ｇ、上白糖３６ｇ、バター２７．５ｇ、比
較例3のツナ油配合マーガリン２７．５ｇ 、全卵１０
ｇ、重曹０．５ｇ、炭酸アンモニウム０．５ｇ、食塩
０．５ｇを原料とし、シュガーバッター法によりクッキ
ー生地を調製した。型抜き後、１８０℃のオーブンで１
２分焼成した。クッキーは５０℃暗所保存し、ここから
油分を抽出して、臭気についての官能試験と過酸化物価
を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表５、
表６に示す。
較例3のツナ油配合マーガリン２７．５ｇ 、全卵１０
ｇ、重曹０．５ｇ、炭酸アンモニウム０．５ｇ、食塩
０．５ｇを原料とし、シュガーバッター法によりクッキ
ー生地を調製した。型抜き後、１８０℃のオーブンで１
２分焼成した。クッキーは５０℃暗所保存し、ここから
油分を抽出して、臭気についての官能試験と過酸化物価
を測定（基準油脂分析試験法準拠）した。結果を表５、
表６に示す。
【００３６】
【表５】表５（官能試験）
【００３７】
【表６】表６（過酸化物価）
【００３８】
【発明の効果】以上のように、高度不飽和脂肪酸を含有
する油脂にココナッツ由来物を添加するだけで、特有の
風味を改善し、酸化に対しても長期間安定に保つことが
でき、優れた酸化安定性を有する高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を含
有する食品を提供することができる。
する油脂にココナッツ由来物を添加するだけで、特有の
風味を改善し、酸化に対しても長期間安定に保つことが
でき、優れた酸化安定性を有する高度不飽和脂肪酸含有
油脂組成物及び該高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を含
有する食品を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ２３Ｄ 9/00 ５０２ Ａ２３Ｄ 9/00 ５０２ ４Ｈ０５９ ５０６ ５０６ 9/007 Ａ２３Ｇ 3/00 １０２ Ａ２３Ｇ 3/00 １０２ １０５ １０５ Ａ２３Ｌ 1/19 Ａ２３Ｌ 1/19 1/30 Ｚ 1/30 Ｃ１１Ｂ 5/00 Ｃ１１Ｂ 5/00 Ａ２３Ｄ 9/00 ５１６ ５１８ Ｆターム(参考） 4B014 GK12 GL04 GL07 4B018 LB01 MD10 MD11 MD12 MD13 MD17 MD52 MD57 ME07 ME08 ME14 4B025 LB20 LG23 LG41 LG54 LK07 4B026 DC04 DC05 DG14 DH05 DL02 DL05 4B032 DB01 DB21 DK18 DK31 DL08 4H059 BA33 BB05 BB06 BC06 BC44 CA11 CA51 EA03
Claims (6)
- 【請求項１】高度不飽和脂肪酸を含有する油脂とココナ
ッツ由来物を配合することを特徴とする高度不飽和脂肪
酸含有油脂組成物。 - 【請求項２】高度不飽和脂肪酸がドコサヘキサエン酸、
ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸、α−リノ
レン酸、共役リノール酸およびアラキドン酸からなる群
から選ばれる１種または２種以上である請求項１記載の
高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物。 - 【請求項３】高度不飽和脂肪酸を含有する油脂が、魚油
である請求項１記載の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成
物。 - 【請求項４】ココナッツ由来物が、ココナッツ、ココナ
ッツミルク、ココナッツジュース、ココナッツミルクパ
ウダ、ココナッツ抽出物、ココナッツ抽出物残渣及びロ
ーストしたココナッツ抽出物からなる群から選ばれる１
種または２種以上である請求項１ないし３のいずれか１
項記載の高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物。 - 【請求項５】請求項１ないし４のいずれか１項記載の高
度不飽和脂肪酸含有油脂組成物を含有することを特徴と
する食品。 - 【請求項６】食品が、焼き菓子、クリーム、パンまたは
ビスケットである請求項５記載の食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000396773A JP2002194385A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000396773A JP2002194385A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002194385A true JP2002194385A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18862009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000396773A Pending JP2002194385A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 高度不飽和脂肪酸含有油脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002194385A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007023800A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Yasuyuki Yamada | 食品 |
| WO2015141645A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | 高砂香料工業株式会社 | ヤシの実抽出物の製造方法、ヤシの実抽出物、このヤシの実抽出物を含有する風味改善剤、及びこの風味改善剤を含む飲食品 |
| WO2016136688A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油脂及び油脂含有食品 |
| CN112080341A (zh) * | 2020-09-18 | 2020-12-15 | 湖南新金浩茶油股份有限公司 | 一种高不饱和脂肪酸茶油的制备方法 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000396773A patent/JP2002194385A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007023800A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Yasuyuki Yamada | 食品 |
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| JP2015181354A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 高砂香料工業株式会社 | ヤシの実抽出物の製造方法 |
| EP3120713A4 (en) * | 2014-03-20 | 2017-10-25 | Takasago International Corporation | Method for producing palm fruit extract, palm fruit extract, flavor improving agent comprising palm fruit extract, and foods and drinks containing flavor improving agent |
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| JPWO2016136688A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2017-04-27 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油脂及び油脂含有食品 |
| CN112080341A (zh) * | 2020-09-18 | 2020-12-15 | 湖南新金浩茶油股份有限公司 | 一种高不饱和脂肪酸茶油的制备方法 |
| CN112080341B (zh) * | 2020-09-18 | 2023-05-12 | 湖南新金浩茶油股份有限公司 | 一种高不饱和脂肪酸茶油的制备方法 |
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